JP5807579B2 - 電源回路 - Google Patents

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本発明は、バッテリの電圧を一定に保って負荷に出力する電源回路に関する。
近年、燃料消費量の節減と排ガスの低減を目的として、アイドルストップ車が実用化されている。アイドルストップ車は、信号待ち等で車両の停止動作を検知するとエンジンを自動的に停止(アイドルストップ)し、その後車両の発進動作を検知するとエンジンを自動的に再始動するようにした車両である。
このようなアイドルストップ車では、エンジン始動時やアイドルストップ後のエンジン再始動時において、エンジン始動用のスタータモータに大電流が流れることから、バッテリの電圧が一時的に低下する。これに伴って、バッテリに接続されるスタータモータ以外の電装機器などの負荷に供給される電圧も一時的に低下する。そのため、負荷によっては、供給される電圧が動作に必要な電圧の範囲から外れてしまい、一時的に正常に動作しなくなるおそれがある。例えば、カーナビゲーションやオーディオにおいてはリセットが行われたり、さらにオーディオにおいては音飛びが発生したりと、運転者の意図せぬ動作が行われるおそれがある。
そこで、このようなアイドルストップ車では、バッテリの電圧が一時的に低下した場合であっても負荷への必要な電圧の供給を維持することができるように、バッテリと負荷との間に電源回路を備えるようにしている。
例えば、既存の電源回路として、エンジン始動時やアイドルストップ後のエンジン再始動時において、バイパスリレーを常時オフさせるとともに昇圧回路を動作させることによりバッテリの電圧を昇圧させて負荷に出力し、エンジン始動時やエンジン再始動時以外の通常時において、バイパスリレーを常時オンさせるとともに昇圧回路を停止させることよりバッテリの電圧をバイパスリレーを介して負荷へ出力するものがある(例えば、特許文献1参照)。
これにより、エンジン始動に伴いバッテリの電圧が一時的に低下した場合であっても負荷への必要な電力供給を維持することができる。また、エンジン始動時以外の通常時において、バッテリの電圧が昇圧回路内の素子により電圧降下することなく負荷へ出力されるため、負荷への必要な電力供給を維持することができる。
特開2005−112250号公報
しかしながら、上述の電源回路では、バイパスリレーを駆動するための素子の故障によりバイパスリレーが常時開状態になってしまうと、バッテリの電圧が常に昇圧回路を介して負荷に出力されてしまう。そのため、エンジン始動時以外の通常時において、バッテリの電圧が昇圧回路内の素子により降下して負荷に出力されてしまう。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、アイドルストップ車に搭載される負荷に安定した電圧を出力することである。
本発明の電源回路は、昇圧用スイッチング素子と、バッテリと前記昇圧用スイッチング素子との間に設けられるコイルと、前記コイルと負荷との間に設けられる整流用素子とを有する昇圧回路と、励磁コイルと、前記昇圧回路に並列接続され前記励磁コイルに電流が流れると開状態になるスイッチとを有する複数のバイパスリレーと、前記励磁コイルに電流を流す複数のリレー駆動用スイッチング素子と、エンジン始動時又はアイドルストップ後のエンジン再始動時以外の通常時、前記各スイッチを閉状態にさせ、エンジン始動時又はアイドルストップ後のエンジン再始動時、前記各スイッチを開状態にさせるとともに、前記バッテリの電圧が昇圧されて前記負荷に出力されるように、前記昇圧用スイッチング素子の駆動を制御する制御回路とを備える。
これにより、複数のリレー駆動用スイッチング素子のうちの何れかのリレー駆動用スイッチング素子の故障によって、そのリレー駆動用スイッチング素子により駆動されるバイパスリレーが常時開状態になってしまっても、エンジン始動時やアイドリングストップ後のエンジン再始動時以外の通常時において、バッテリの電圧を他方のバイパスリレーを介して負荷へ継続して出力することができる。すなわち、アイドルストップ車に搭載される負荷に安定した電圧を常時出力することができる。
また、前記制御回路は、前記複数のリレー駆動用スイッチング素子にかかる各電圧に基づいて、前記各スイッチの少なくとも1つのスイッチが開状態であると判断するように構成してもよい。
本発明によれば、アイドルストップ車に搭載される負荷に安定した電圧を出力することができる。
本発明の実施形態の電源回路を示す図である。 制御回路の動作を示すフローチャートである。 電源回路の変形例(その1)を示す図である。 電源回路の変形例(その2)を示す図である。
図1は、本発明の実施形態の電源回路を示す図である。
図1に示す電源回路1は、アイドルストップ車に搭載されるバッテリ2の電圧を一定に保って負荷3に出力するものであり、昇圧回路4と、バイパスリレー5,6と、リレー駆動用スイッチング素子7,8と、ドライブ回路9と、制御回路10とを備える。
昇圧回路4は、昇圧用スイッチング素子11と、コイル12と、整流用スイッチング素子13(整流用素子)と、ドライブ回路14,15と、コンデンサ16,17とを備える。
昇圧用スイッチング素子11は、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、又は、ダイオードが並列接続されるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などとする。
コイル12は、バッテリ2と昇圧用スイッチング素子11との間に設けられる。
整流用スイッチング素子13は、コイル12と負荷3との間に設けられる。例えば、整流用スイッチング素子13は、MOSFET、又は、ダイオードが並列接続されるIGBTなどとする。
コンデンサ16は、昇圧回路4の入力段に設けられる。
コンデンサ17は、昇圧回路4の出力段に設けられる。
バイパスリレー5は、スイッチ5−1と、励磁コイル5−2とを有する。また、バイパスリレー6は、スイッチ6−1と、励磁コイル6−2とを有する。
スイッチ5−1及びスイッチ6−1はそれぞれ昇圧回路4に並列接続される。また、励磁コイル5−2は一方の端子がリレー5の外部においてスイッチ5−1と負荷3との接続点に接続され他方の端子がリレー5の外部においてリレー駆動用スイッチング素子7のドレイン又はコレクタに接続される。また、励磁コイル6−2は一方の端子がリレー6の外部においてスイッチ6−1と負荷3との接続点に接続され他方の端子がリレー6の外部においてリレー駆動用スイッチング素子8のドレイン又はコレクタに接続される。
リレー駆動用スイッチング素子7,8が共にオフしているとき、励磁コイル5−1,6−1にそれぞれ電流が流れず、スイッチ5−1、6−1がそれぞれ閉状態であり、バッテリ2と負荷3とが電気的に接続されている。なお、このとき、バイパスリレー5とリレー駆動用スイッチング素子7との接続点であるA点にかかる電圧Va及びバイパスリレー6とリレー駆動用スイッチング素子8との接続点であるB点にかかる電圧Vbをそれぞれハイレベルとする。
また、リレー駆動用スイッチング素子7,8が共にオンしているとき、励磁コイル5−2,6−2それぞれに電流が流れ、それら励磁コイル5−2,6−2の電磁力によりスイッチ5−1,6−1がそれぞれ開状態になり、バイパスリレー5,6によるバッテリ2と負荷3との電気的なつながりがなくなる。なお、このときの電圧Va,Vbをそれぞれローレベルとする。
制御回路10は、ソフトウェア又はハードウェアによって実現される。ソフトウェアによって実現される場合、制御回路10や上位制御回路18はCPUやメモリを含み、CPUがメモリに格納されているプログラムを読み出し実行することによって実現される。
また、制御回路10は、例えば、車両全体の動作を制御する上位制御回路18から送られてくる各種通知に基づいて、リレー駆動用スイッチング素子7,8の駆動を制御するための制御信号S1、昇圧用スイッチング素子11の駆動を制御するための制御信号S2、及び整流用スイッチング素子13の駆動を制御するための制御信号S3を出力する。なお、ドライブ回路9は、制御信号S1に基づいてリレー駆動用スイッチング素子7,8をそれぞれ駆動する。また、ドライブ回路14は、制御信号S2に基づいて昇圧用スイッチング素子11を駆動する。また、ドライブ回路15は、制御信号S3に基づいて整流用スイッチング素子13を駆動する。
例えば、制御回路10は、エンジン始動時やアイドリングストップ後のエンジン再始動時以外の通常時において、リレー駆動用スイッチング素子7,8をそれぞれ常時オフさせる制御信号S1を出力するとともに、昇圧用スイッチング素子11及び整流用スイッチング素子13をそれぞれ常時オフさせる制御信号S2,S3を出力する。これにより、バッテリ2と負荷3とがバイパスリレー5,6を介して電気的に接続され、かつ、昇圧回路4がバッテリ2の電圧に対して昇圧動作を行わないため、バッテリ2の電圧とほぼ同じ電圧が負荷3にかかる。すなわち、バッテリ2の電圧が昇圧回路4内のコイル12や整流用スイッチング素子13などにより電圧降下することなく負荷3へ出力され、負荷3への必要な電圧の供給を維持することができる。なお、このときの制御回路10の動作制御を、以下、「バイパスモード」という。
また、例えば、制御回路10は、エンジン始動時やアイドリングストップ後のエンジン再始動時において、リレー駆動用スイッチング素子7,8をそれぞれ常時オンさせる制御信号S1を出力するとともに、昇圧用スイッチング素子11がオンのとき、整流用スイッチング素子13がオフし、昇圧用スイッチング素子11がオフのとき、整流用スイッチング素子13がオンすることが繰り返されるように、制御信号S2、S3を出力する。これにより、バイパスリレー5,6によるバッテリ2と負荷3との電気的なつながりがなくなり、かつ、昇圧回路4がバッテリ2の電圧に対して昇圧動作を行うため、バッテリ2の電圧が昇圧されて負荷3へ出力される。すなわち、エンジン始動時やアイドリングストップ後のエンジン再始動時においてスタータモータの駆動によりバッテリ2の電圧が一時的に低下しても負荷3への必要な電圧の供給を維持することができる。なお、このときの制御回路10の動作制御を、以下、「昇圧モード」という。
また、制御回路10は、リレー駆動用スイッチング素子7をオフさせる制御信号S1を出力しているにもかかわらず、電圧Vaがローレベルであると判断すると、リレー駆動用スイッチング素子7のドレイン−ソース間又はコレクタ−エミッタ間がショート故障して励磁コイル5−2に電流が流れスイッチ5−1が開状態であると判断し、そのショート故障と判断したリレー駆動用スイッチング素子7に対応するバイパスリレー5を駆動することができない旨を上位制御回路18(出力手段)に通知する。上位制御回路18は、バイパスリレー5を駆動することができない旨の通知を受け取ると、例えば、バイパスリレー5を駆動することができない旨のメッセージをディスプレイ19(出力手段)に表示させたり、バイパスリレー5を駆動することができない旨の音声をスピーカ20(出力手段)から出力させる。
また、制御回路10は、リレー駆動用スイッチング素子8をオフさせる制御信号S1を出力しているにもかかわらず、電圧Vbがローレベルであると判断すると、リレー駆動用スイッチング素子8のドレイン−ソース間又はコレクタ−エミッタ間がショート故障して励磁コイル6−2に電流が流れスイッチ6−1が開状態であると判断し、そのショート故障と判断したリレー駆動用スイッチング素子8に対応するバイパスリレー6を駆動することができない旨を上位制御回路18に通知する。上位制御回路18は、バイパスリレー6を駆動することができない旨の通知を受け取ると、例えば、バイパスリレー6を駆動することができない旨のメッセージをディスプレイ19に表示させたり、バイパスリレー6を駆動することができない旨の音声をスピーカ20から出力させる。
図2は、制御回路10の動作を示すフローチャートである。なお、初期状態(例えば、エンジン始動前の駐車時)において、リレー駆動用スイッチング素子7,8はそれぞれ常時オフしており、スイッチ5−1,6−1はそれぞれ閉状態とする。すなわち、「バイパスモード」と同じ状態であるものとする。
まず、制御回路10は、リレー駆動用スイッチング素子7をオフさせる制御信号S1を出力しているにもかかわらず電圧Vaがローレベルであるか否かを判断するとともに(S10)、リレー駆動用スイッチング素子8をオフさせる制御信号S1を出力しているにもかかわらず電圧Vbがローレベルであるか否かを判断する(S11)。
制御回路10は、電圧Vaがローレベルであると判断すると(S10がYes)、バイパスリレー5を駆動することができない旨を上位制御回路18に通知する(S12)。
また、制御回路10は、電圧Vbがローレベルであると判断すると(S11がYes)、バイパスリレー6を駆動することができない旨を上位制御回路18に通知する(S13)。
次に、制御回路10は、イグニッションスイッチがオフした旨の通知を上位制御回路18から受け取ると(S14がYes)、自己停止する(S15)。
また、制御回路10は、イグニッションスイッチがオフした旨の通知がなく(S14がNo)、かつ、クランク信号がハイレベルである旨の通知もない場合(S16がNo)、S10の動作に戻る。なお、スタータモータによりエンジンの駆動が開始されると、クランク角センサーから出力されるクランク信号がハイレベルになり、エンジンが停止すると、クランク信号がローレベルになるものとする。
一方、制御回路10は、クランク信号がハイレベルである旨の通知を上位制御回路18から受け取ると(S16がYes)、スタータモータが駆動していると判断して、リレー駆動用スイッチング素子7,8、昇圧用スイッチング素子11、及び整流用スイッチング素子13をそれぞれ「昇圧モード」で駆動する(S17)。
そして、制御回路10は、クランク信号がハイレベルである旨の通知を上位制御回路18から受け取っている間(S18がNo)、リレー駆動用スイッチング素子7,8、昇圧用スイッチング素子11、及び整流用スイッチング素子13をそれぞれ「昇圧モード」で駆動し(S17)、クランク信号がローレベルである旨の通知を上位制御回路18から受け取ると(S18がYes)、リレー駆動用スイッチング素子7,8、昇圧用スイッチング素子11、及び整流用スイッチング素子13をそれぞれ「バイパスモード」で駆動し(S19)、S10の動作に戻る。
その後、アイドリングストップ後のアイドリングストップ後のエンジン再始動時において、制御回路10は、クランク信号がハイレベルである旨の通知を上位制御回路18から受け取ってから(S16がYes)クランク信号がハイレベルである旨の通知を上位制御回路18から受け取っている間(S18がNo)、リレー駆動用スイッチング素子7,8、昇圧用スイッチング素子11、及び整流用スイッチング素子13をそれぞれ「昇圧モード」で駆動し(S17)、クランク信号がローレベルである旨を上位制御回路18から受け取ると(S18がYes)、リレー駆動用スイッチング素子7,8、昇圧用スイッチング素子11、及び整流用スイッチング素子13をそれぞれ「バイパスモード」で駆動し(S19)、S10の動作に戻る。
このように、本実施形態の電源回路1では、バイパスリレー5、6を備えているため、リレー駆動用スイッチング素子7又はリレー駆動用スイッチング素子8のショート故障によって、一方のバイパスリレーが使用不可能になっても、エンジン始動時やアイドリングストップ後のエンジン再始動時以外の通常時において、他方のバイパスリレーを使用してバッテリ2の電圧を負荷3へ継続して出力することができる。すなわち、アイドルストップ車に搭載される負荷3に安定した電圧を常時出力することができる。また、一方のバイパスリレーが使用できなくなっても他方のバイパスリレーを使用してバッテリ2の電圧を負荷3へ継続して出力することができるため、バッテリ2から昇圧回路4へ電流が常時流れて昇圧回路4のコイル12や整流用スイッチング素子13などが自身の発熱により破損することを防止することができる。
これにより、供給電圧が規定範囲から外れないようにすることが望まれる電子機器、例えば、走る、曲がる、止まるといった車両の基本性能に関係する電子機器を負荷3とすることができる。また、通常時において、バッテリ2から昇圧回路4を介して負荷3へ電流が流れないようにすることができるため、昇圧回路4を構成する素子(例えば、コイル12や整流用スイッチング素子13など)として高耐圧の素子を採用しなくてもよく、コストの増大を抑えることができる。
また、本実施形態の電源回路1では、バイパスリレー5、6を駆動することができない旨がディスプレイ19やスピーカ20から出力される構成であるため、運転者などがバイパスリレー5、6を駆動することができなくなったことをすぐに認識することができ、使用不可能となったバイパスリレー5、6の早期回復を図ることができる。
なお、本実施形態の電源回路1では、昇圧回路4内の整流用素子として整流用スイッチング素子13を採用しているが、図3に示すように、昇圧回路4内の整流用素子としてダイオード21を採用してもよい。このように構成する場合は、ドライブ回路15や制御信号S3を用意する必要がなくなるため、回路構成を簡単にすることができる。
また、本実施形態の電源回路1では、2つのバイパスリレー5、6がそれぞれ昇圧回路4に並列接続される構成であるが、3つ以上のバイパスリレーがそれぞれ昇圧回路4に並列接続されるように構成してもよい。例えば、図4に示す電源回路1のように、バイパスリレー5、6、22がそれぞれ昇圧回路4に並列接続されてもよい。図4に示す電源回路1では、ドライブ回路9が制御信号S1に基づいてリレー駆動用スイッチング素子23を駆動する。リレー駆動用スイッチング素子7,8,23が共にオフしているとき、励磁コイル5−1,6−1,22−1にそれぞれ電流が流れず、スイッチ5−1,6−1,22−1がそれぞれ閉状態であり、バイパスリレー5,6,22を介してバッテリ2と負荷3とが電気的に接続される。なお、このとき、バイパスリレー22とリレー駆動用スイッチング素子23との接続点であるC点にかかる電圧Vcをハイレベルとする。また、リレー駆動用スイッチング素子7,8,23が共にオンしているとき、励磁コイル5−2,6−2,22−2それぞれに電流が流れ、それら励磁コイル5−2,6−2,22−2の電磁力によりスイッチ5−1,6−1,22−1がそれぞれ開状態になり、バイパスリレー5,6,22によるバッテリ2と負荷3との電気的なつながりがなくなる。なお、このとき、C点にかかる電圧Vcをローレベルとする。制御回路10は、リレー駆動用スイッチング素子23をオフさせる制御信号S1を出力しているにもかかわらず、電圧Vcがローレベルであると判断すると、リレー駆動用スイッチング素子23のドレイン−ソース間又はコレクタ−エミッタ間がショート故障して励磁コイル22−2に電流が流れスイッチ22−1が開状態であると判断し、そのショート故障と判断したリレー駆動用スイッチング素子23に対応するバイパスリレー22を駆動することができない旨を上位制御回路18(出力手段)に通知する。上位制御回路18は、バイパスリレー22を駆動することができない旨の通知を受け取ると、例えば、バイパスリレー22を駆動することができない旨のメッセージをディスプレイ19(出力手段)に表示させたり、バイパスリレー22を駆動することができない旨の音声をスピーカ20(出力手段)から出力させる。このようにバイパスリレーの数を増やすことにより、エンジン始動時やアイドリングストップ後のエンジン再始動時以外の通常時におけるバイパスリレーの使用不能状態の発生確率を低減することができるため、バッテリ2の電圧をより安定して負荷3に出力することができる。
1 電源回路
2 バッテリ
3 負荷
4 昇圧回路
5 バイパスリレー
6 バイパスリレー
7 リレー駆動用スイッチング素子
8 リレー駆動用スイッチング素子
9 ドライブ回路
10 制御回路
11 昇圧用スイッチング素子
12 コイル
13 整流用スイッチング素子
14 ドライブ回路
15 ドライブ回路
16 コンデンサ
17 コンデンサ
18 上位制御回路
19 ディスプレイ
20 スピーカ
21 ダイオード
22 バイパスリレー
23 リレー駆動用スイッチング素子

Claims (3)

  1. 昇圧用スイッチング素子と、バッテリと前記昇圧用スイッチング素子との間に設けられるコイルと、前記コイルと負荷との間に設けられる整流用素子とを有する昇圧回路と、
    励磁コイルと、前記昇圧回路に並列接続され前記励磁コイルに電流が流れないと閉状態になり前記励磁コイルに電流が流れると開状態になるスイッチとを有する複数のバイパスリレーと、
    自身がオフすると前記励磁コイルに電流が流れず、自身がオンすると前記励磁コイルに電流が流れる複数のリレー駆動用スイッチング素子と、
    エンジン始動時又はアイドルストップ後のエンジン再始動時以外の通常時、前記複数のリレー駆動用スイッチング素子を常時オフさせ、エンジン始動時又はアイドルストップ後のエンジン再始動時、前記複数のリレー駆動用スイッチング素子を常時オンさせるとともに、前記バッテリの電圧が昇圧されて前記負荷に出力されるように、前記昇圧用スイッチング素子の駆動を制御する制御回路と、
    を備えることを特徴とする電源回路。
  2. 請求項1に記載の電源回路であって、
    前記制御回路は、前記複数のリレー駆動用スイッチング素子のうちの少なくとも1つのリレー駆動用スイッチング素子が故障していると判断すると、その故障と判断したリレー駆動用スイッチング素子に対応するバイパスリレーを駆動することができない旨を出力手段から出力させる
    ことを特徴とする電源回路。
  3. 請求項1に記載の電源回路であって、
    前記制御回路は、前記複数のリレー駆動用スイッチング素子にかかる各電圧に基づいて、前記各スイッチの少なくとも1つのスイッチが開状態であると判断する
    ことを特徴とする電源回路。
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