JP6087292B2 - 表面部材付きディスプレイ及びニュートンリング防止シート - Google Patents

表面部材付きディスプレイ及びニュートンリング防止シート Download PDF

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Description

本発明は、表面部材をディスプレイ上に配置した表面部材付きディスプレイと、これに用いるニュートンリング防止シートとに関する。
透明フィルム上に硬化皮膜からなる凹凸層を形成した干渉縞解消(ニュートンリング防止)シートをアクリル板などに貼合して得られる板状物品(表面部材)を、画像表示装置(プラズマ表示装置又は液晶表示装置など)の前面に間隔をあけ、かつ凹凸層を対向させた状態で配置する技術(エアギャップタイプ)が知られている(特許文献1)。
特開平10−282312号公報
特許文献1の技術は、凹凸層中に、粒子が中心となって形成される凸部を複数形成する。その結果、表面部材の一部が撓んでも、複数形成した凸部によって凹凸層と画像表示装置の間隔を一定以上に保ち、これによってニュートンリングを防止するものである。
しかし、特許文献1技術の凹凸層では、前記凸部のレンズ作用によりRGBの発光点が拡大強調されるという、いわゆるスパークルが発生してしまい、視認性が十分でなかった。
本発明の一側面では、ニュートンリング防止性とスパークル防止性の両特性を同時に満足することができる技術を提供する。
本発明の表面部材付きディスプレイは、ディスプレイ上に間隔をあけて表面部材を配置してなり、該表面部材は前記ディスプレイと対向する面に、粒子とバインダー樹脂を含有する凹凸層を有する。本発明のニュートンリング防止シートは、粒子とバインダー樹脂を含有する凹凸層を有する。
そして両発明における、前記粒子は、そのアスペクト比が1.2以上2.0以下の異方性を有するものであり、長軸方向が前記凹凸層の厚み方向と交差する方向に沿って前記粒子を前記凹凸層内に存在させたことを特徴とする。
本発明は、以下の態様を含む。
本発明の表面部材付きディスプレイ及びニュートンリング防止シートは、表面に曲面部分を含み、該曲面部分が楕円形状である粒子を用いることができる。
本発明の表面部材付きディスプレイ及びニュートンリング防止シートは、凹凸層中での粒子の含有量を、バインダー樹脂100重量部に対して0.5重量部以上5.0重量部以下とすることができる。
本発明の表面部材付きディスプレイ及びニュートンリング防止シートは、平均粒子径が0.5μm以上8.0μm以下の粒子を用いることができる。
本発明の表面部材付きディスプレイ及びニュートンリング防止シートは、厚みが0.1μm以上3.0μm以下であって、かつ含有される粒子の平均粒子径の0.2倍以上0.8倍以下の凹凸層を用いることができる。
なお、「平均粒子径」とは、コールターカウンター法で測定される粒子体積を球に換算して算出したものとする。
本発明の表面部材付きディスプレイ及びニュートンリング防止シートは、バインダー樹脂部分と粒子部分の屈折率の差が0.2以内の凹凸層を用いることができる。
本発明の表面部材付きディスプレイは、表面部材としてタッチパネル又は保護板を用いることができる。
本発明のニュートンリング防止シートは、ディスプレイ上に間隔をあけて配置される表面部材の、前記ディスプレイと対向する面に凹凸層が配置される向きで使用することができる。
ディスプレイ上に間隔をあけて表面部材を配置して構成される本発明の表面部材付きディスプレイは、表面部材のディスプレイと対向する面に、特殊形状の粒子とバインダー樹脂を含有する凹凸層を有する。このため、表面部材の一部が撓んでも凹凸層とディスプレイの間隔を一定以上に保ち、これによってニュートンリングを防止する。これに加え、特殊形状の粒子を含有させて凹凸層を構成しているので、粒子を中心とする凸部を通過する際の屈折光の角度分布を狭くできる。その結果、屈折光の角度分布が広くなることによって発生する画素の乱れ、つまりスパークルの発生防止にも寄与する。
つまり本発明の表面部材付きディスプレイは、ニュートンリング防止性とスパークル防止性とを同時に満足することができる。
本発明のニュートンリング防止シートは、特殊粒子とバインダー樹脂を含有する凹凸層を有する。このため、本発明のニュートンリング防止シートを、ディスプレイ上に間隔をあけて配置される表面部材のディスプレイと対向する面に凹凸層が配置される向きで使用した場合に、表面部材の一部が撓んでも、上記同様の効果を奏することができる。つまり本発明のニュートンリング防止シートも、上記表面部材付きディスプレイと同様、ニュートンリング防止性とスパークル防止性とを同時に満足することができる。
図1は本発明の表面部材付きディスプレイの一例を示す断面図である。 図2は本発明の表面部材付きディスプレイの他の例を示す断面図である。 図3(a)及び図3(b)は粒子の違いによるスパークル発生の程度の違いを説明するための図である。
4,4a…表面部材付きディスプレイ、1…ディスプレイ、2…部材本体(表面部材)、21…凹凸層(表面部材)、3…ニュートンリング防止シート、31…凹凸層、32…透明基材、33…接着層。
図1及び図2に示すように、本例の表面部材付きディスプレイ4,4aは、ディスプレイ1上に間隔をあけて表面部材を配置することにより構成されている。ディスプレイ1としては、例えば、液晶表示装置、CRT表示装置、プラズマ表示装置、EL表示装置などが挙げられる。
本例の表面部材は、その構造に特別な限定はない。例えば図1に示すように、部材本体2の表面に直接形成された凹凸層21を有する積層構造でもよい。また例えば図2に示すように、透明基材32上に凹凸層31を有するニュートンリング防止シート3の透明基材32側を、接着層33を介して部材本体2の表面に貼り合わせた貼着構造であってもよい。つまり本例では、表面部材として、部材本体2及び凹凸層21の積層体(図1)と、部材本体2、接着層33及びニュートンリング防止シート3の貼合体(図2)とを例示する。以下、「表面部材」と言った場合、これら積層体及び貼合体のいずれかを意味するものとする。
透明基材32としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、トリアセチルセルロース、アクリルなどが挙げられる。これらの中でも、延伸加工、特に二軸延伸加工されたポリエチレンテレフタレートフィルムが、機械的強度や寸法安定性に優れる点で好ましい。また、透明基材32の表面にコロナ放電処理を施したり、易接着層を設けることによって凹凸層31との接着性を向上させたものを用いてもよい。透明基材32の厚みとしては、一般には25〜500μmであり、好ましくは50〜200μmである。
本例の表面部材をディスプレイ1上に間隔をあけて配置するには、例えば、表面部材の凹凸層21,31側周囲に両面テープや接着剤を介在させた状態でディスプレイ1と対向させて固定すればよい。表面部材とディスプレイ1の間隔は、ディスプレイ1の大きさや表面部材を構成する部材本体2の種類にもよるが、通常は50μm〜5mm程度である。
本例の部材本体2としては、保護板やタッチパネルなどが挙げられる。部材本体2の中でも可撓性を有するものは、指で触れた際などに部材本体2とディスプレイ1との間隔が部分的に狭くなり、間に挟まれた空気の薄層による光の干渉縞(ニュートンリング)が発生しやすい。このため本発明は、特に可撓性を有するタイプの部材本体2に対して顕著な効果を発揮する。
一例としての保護板は、例えばアクリル樹脂板に代表される透明樹脂板などで構成することができる。保護板の厚みは、通常0.1〜2.0mm程度である。
一例としてのタッチパネルの方式は特に限定されず、例えば、抵抗膜式タッチパネル、静電容量式タッチパネルなどで構成することができる。これらタッチパネルは、軽量化の要請からガラス基板からプラスチック基板に移行しつつある。このため、近年のタッチパネルは可撓性タイプの部材に属する。したがって操作時に撓みやすく、これを部材本体2に用いた場合、ディスプレイ1との間でニュートンリングを生じやすい。以上のことから、部材本体2としてタッチパネルを用い、その下部であるディスプレイ1の表示面側に、図1に示す凹凸層21を積層し、あるいは図2に示すように接着層33を介してニュートンリング防止シート3を下向き(凹凸層31がディスプレイ1の表示面側に対向する向き)で配置することは、タッチパネル操作時に発生しうるニュートンリングの防止に極めて有効である。
一例としての抵抗膜式タッチパネルは、例えば、透明基板の一方の面に透明導電層を有する上部電極と、透明基板の一方の面に透明導電層を有する下部電極とを有し、これら上部電極及び下部電極の両透明導電層同士を対向させ、かつ間にスペーサーを介在させて構成される。本例では、このような抵抗膜式タッチパネルに対し、凹凸層21を下部電極の透明基板に直接形成してもよい。あるいは、ニュートンリング防止シート3の透明基材32側を下部電極の透明基板に貼り合わせて形成することもできる。
一例としての静電容量式タッチパネルは、例えば、第一の次元に形成された透明抵抗体の複数のセンサートレースと、第二の次元に形成された透明抵抗体の複数のセンサートレースと、その間に形成されている透明な絶縁材料とを基本構成として備える。また両透明抵抗体のうち少なくともいずれかの透明抵抗体上には、絶縁体層を有することが好ましい。本例では、このような静電容量式タッチパネルに対し、凹凸層21を一方の次元の透明抵抗体上に直接形成してもよい。あるいは、凹凸層21を一方の次元の透明抵抗体上の絶縁体層上に直接形成してもよい。あるいは、ニュートンリング防止シート3の透明基材32側を一方の次元の透明抵抗体上や絶縁体層上に貼り合わせて形成することもできる。
本例の凹凸層21,31は、特殊形状の粒子とバインダー樹脂を含有する。
凹凸層21,31に含有させる粒子は、そのアスペクト比が1.2以上で、かつ2.0以下、好ましくは1.8以下の異方性を有するものであれば特に制限はない。例えば、ラグビーボール状、マッシュルーム(きのこ)状、扁平状、小判状、回転楕円体状などが挙げられる。本例で用いる粒子には、一次粒子のみならず、幾つかの粒子の凝集体(二次粒子)も含まれる。したがって上記アスペクト比の範囲は一次粒子または二次粒子をベースとする。
特殊形状の粒子に該当する市販品としては、例えば、商品名「テクポリマー」(積水化成品工業社)などが存在する。
なお、「異方性」とは、等方的ではなく粒子が物理的に方向性を有するという意味であり、つまり、本例で用いる粒子が上記所定範囲のアスペクト比になることを意味している。「アスペクト比」とは、外接長方形(粒子図形を長方形で囲んだときの最小長方形)の長さと幅の比を意味し、この値は例えば粒度分布画像解析装置などで測定することができる。
本例では、特殊形状の粒子を含有させて凹凸層21,31を構成することで、この凹凸層21,31を含む本例の表面部材をディスプレイ1上に間隔をあけて配置し、その後に表面部材に触れ、その結果、表面部材を構成する部材本体2とディスプレイ1の間隔が狭くなっても、ニュートンリングの発生防止とスパークルの発生防止を同時に満足することができる。
このように特殊形状の粒子を凹凸層21,31中に含有させた場合にニュートンリングとスパークルの両事象の発生を防止できる理由は次のように考えられる。
ディスプレイ1から発生する光は、通常、粒子を中心とする凸部を通過する際に屈折する。ここで、アスペクト比が1.2未満の球形に近い粒子(本発明の比較例相当)を利用した場合、図3(a)に示すように、凸部で屈折した光の角度分布は広くなる。一方、アスペクト比が1.2以上の粒子(本発明の実施例相当)を利用した場合、図3(b)に示すように、凸部で屈折した光の角度分布は狭くなる。この差はアスペクト比に起因する凸部の傾斜の違いが影響している。「スパークル」は凸部で光が屈折することにより生じる画素が乱れる現象であるが、アスペクト比が1.2以上の場合、屈折光の角度分布を狭くできるため、画素の乱れを少なくすることができる(スパークルを生じにくくすることができる)と考えられる。
一方、ニュートンリング防止性は、粒子により凸部を形成して、対向する面との間隔を保つことにより得られる効果である。このため、アスペクト比が1.2以上の粒子も当該効果を有している。ただし、アスペクト比が2.0を超える場合、粒子の向きによっては対向する面との間隔を十分保つことができず、ニュートンリング防止性が不十分になる。このため本例ではアスペクト比の上限を2.0としている。なお、比較的十分なニュートンリング防止性を得る観点から、アスペクト比の上限を1.8とすることが好ましい。
本例で用いる粒子は、無機系(無機粒子)、有機系(樹脂粒子)のいずれの材質で構成されたものも使用可能である。とりわけ樹脂粒子は、バインダー樹脂との屈折率差を小さくしやすく、それによって塗膜(凹凸層21,31)の白っぽさやスパークルを防止しやすくできる点で好適である。無機粒子としては、シリカ、アルミナ、タルク、クレイ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、二酸化チタン、酸化ジルコニウムなどが挙げられる。樹脂粒子としては、アクリル系樹脂粒子、シリコーン系樹脂粒子、ナイロン系樹脂粒子、スチレン系樹脂粒子、ポリエチレン系樹脂粒子、ベンゾグアナミン系樹脂粒子、ウレタン系樹脂粒子などが挙げられる。
本例で用いる粒子は、平均粒子径が、好ましくは0.5μm以上、より好ましくは0.8μm以上、さらに好ましくは1.5μm以上、特に好ましくは2.0μm以上、最も好ましくは2.5μm以上である。特殊形状(上記アスペクト比の範囲)であって平均粒子径が0.5μm以上の粒子を用いることで、凹凸層21,31にニュートンリングの防止作用を発現させやすい。平均粒子径は、好ましくは8.0μm以下、より好ましくは5.0μm以下、さらに好ましくは4.0μm以下、特に好ましくは3.0μm以下、最も好ましくは2.7μm以下である。特殊形状であって平均粒子径が8.0μm以下の粒子を用いることで、凹凸層21,31にスパークルの防止作用を発現させやすい。なお、「平均粒子径」とは、コールターカウンター法で測定される粒子体積を球に換算して算出したものとする。そのため、本例で用いる特殊形状の粒子は、長径側の値が平均粒子径の値より大きくなり、短径側が平均粒子径より小さくなる。
本例で用いる粒子は、その表面に曲面部分を含み、該曲面部分が楕円形状であることが好ましい。粒子の表面に曲面部分を含むことにより、凹凸層21,31に対向する部材本体2への傷つきを防止しやすくできる。また、曲面部分が楕円形状であると、曲面部分が真円形状である場合に比べて、凸部で屈折した光の角度分布を狭くして、スパークルを生じづらくすることができる。
なお、「粒子表面に曲面部分を含む」とは、粒子表面の少なくとも一部が曲面であれば良いことを意味する。粒子の表面に平坦部分を有していても、他に曲面部分を有していれば良い。
本例で用いる粒子の含有量は、バインダー樹脂100重量部に対して、好ましくは0.5重量部以上、より好ましくは1.0重量部以上であって、好ましくは5.0重量部以下、より好ましくは4.0重量部以下、さらに好ましくは3.0重量部以下、特に好ましくは2.5重量部以下とする。凹凸層21,31中の含有量を5.0重量部以下とすることによりスパークル防止性および透明性を良好にしやすくでき、含有量を0.5重量部以上とすることによりニュートンリングの発生を防止しやすくできる。
バインダー樹脂としては、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、ポリエステルアクリレート系樹脂、ポリウレタンアクリレート系樹脂、エポキシアクリレート系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、セルロース系樹脂、アセタール系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂などの、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂などが挙げられる。これらの中でも、表面硬度に優れる電離放射線硬化型樹脂が好ましい。
本例の凹凸層21,31には、さらに、レベリング剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤などの添加剤が配合してあってもよい。
本例の凹凸層21,31を形成するには、例えば、バインダー樹脂が溶解され、適宜の成分が配合された塗工液を部材本体2や透明基材32の表面に塗布した後、乾燥などで溶媒を除去し、樹脂を塗膜化させることにより行う。その際、上述した特殊形状の粒子は、樹脂の塗工液に分散されて塗工されてもよい。あるいはバインダー樹脂の塗工液とは異なる樹脂の塗工液を準備し、この塗工液を部材本体2や透明基材32の表面に塗布してもよい。塗工液に用いる溶媒としては、コーティング用の塗工液として使用できるものであればよく、任意のものを用いることができる。
凹凸層21,31の塗工方法としては、塗工液により部材本体2や透明基材32の表面をコーティングするための任意の方法を用いることができ、例えば、バーコータ、ダイコータ、ブレードコータ、スピンコータ、ロールコータ、グラビアコータ、フローコータ、スプレー、スクリーン印刷等を用いた方法が挙げられる。
本例では、凹凸層21,31中でのバインダー樹脂部分と粒子部分の屈折率の差が0.2以内となるように採択したバインダー樹脂と粒子を含む1つ以上の塗工液を用いて、凹凸層21,31を塗膜化することが好ましい。
こうした塗布液を部材本体2あるいは透明基材32に塗布し乾燥した後に形成される凹凸層21,31、あるいは塗布液を塗布し乾燥してから電離放射線を照射した後に形成される凹凸層21,31において、バインダー樹脂部分と粒子部分との屈折率の差が0.2以内である場合、塗膜の白っぽさやスパークルの両不都合を防止しやすくできる点が本発明者らにより確認された。
なお、バインダー樹脂に電離放射線硬化型樹脂を用いた場合の、その樹脂を硬化させる方法としては、任意の方法を用いることができる。中でも紫外線を照射して硬化させ塗膜化させるのが好ましく、その場合、高圧水銀灯、低圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、カーボンアーク、キセノンアーク等の光源を利用することができる。
以上の方法で形成される凹凸層21,31の内部において、本例で用いる粒子は、その長軸方向が凹凸層21,31の厚み方向と交差(好ましくは直交)する方向に沿って配置されることが好ましい。本例で用いる粒子形状の特殊性から、塗工液が塗布されて暫くしたら、自らが力学的により安定な状態になろうとし、その長軸方向が凹凸層21,31の厚み方向と交差する方向に沿って部材本体2又は透明基材32の表面に残る。凹凸層21,31内で粒子がこのように配置されることで、ニュートンリング発生を防止できるとともに、図3(b)に示すように、凸部で屈折した光の角度分布は狭くなり、その結果、画素の乱れを抑え、スパークルの防止に寄与することができる。すなわち、ニュートンリングとスパークルの両事象の発生防止を両立することができる。
凹凸層21,31の厚み(粒子を除くバインダー樹脂のみからなる部分の厚み)は、好ましくは0.1μm以上、より好ましくは0.5μm以上、さらに好ましくは0.8μm以上、特に好ましくは1.0μm以上であって、好ましくは3.0μm以下、より好ましくは2.5μm以下、さらに好ましくは2.2μm以下、特に好ましくは1.8μm以下とされる。特にニュートンリングの発生を防止する観点からは、上記粒子の平均粒子径を基準に、その0.8倍以下であることが好ましく、より好ましくは0.6倍以下、さらに好ましくは0.5倍以下とする。なお凹凸層21,31の厚みを上記粒子の平均粒子径の好ましくは0.2倍以上、より好ましくは0.3倍以上、さらに好ましくは0.4倍を超えるように(0.4倍超)に設計した場合、凹凸層21,31からの粒子の脱落を防止しやすくできる点で好適である。
以上説明してきたように、本例によれば、ディスプレイ1上に間隔をあけて表面部材(部材本体2+凹凸層21、又は、部材本体2+接着層33+ニュートンリング防止シート3)を配置して構成される表面部材付きディスプレイ4,4aは、表面部材のディスプレイ1と対向する面に本例の凹凸層21,31を有する。このため、表面部材の一部が撓んでも凹凸層21,31とディスプレイ1の間隔が一定以上に保持され、これによりニュートンリングを防止する。これに加え、特殊形状の粒子を含有させて凹凸層21,31を構成しているので、粒子を中心とする凸部を通過する際の屈折光の角度分布を狭くできる。その結果、屈折光の角度分布が広くなることによって発生する画素の乱れ(スパークル)の発生防止にも寄与する。すなわち本例の表面部材付きディスプレイ4,4aは、ニュートンリング防止性とスパークル防止性とを同時に満足することができる。
以下、本発明の実施形態をより具体化した実施例を挙げ、さらに詳細に説明する。なお、本実施例において「部」、「%」は、特に示さない限り重量基準である。
[実施例1]
厚み125μmの透明ポリエステルフィルム(コスモシャインA4350:東洋紡績社)の一方の面に、下記処方の塗布液aを塗布、乾燥、紫外線照射し、厚み1.2μmの凹凸層を形成し、本例のニュートンリング防止シートを得た。なお、本例の塗布液に配合した電離放射線硬化型樹脂と粒子の屈折率差は0.2以内であった。
<塗布液a>
・電離放射線硬化型樹脂(固形分80%) 42部
(ユニディック17−813:DIC社)
・光重合開始剤 1.34部
(イルガキュア651:チバ・ジャパン社)
・アクリル樹脂粒子 0.67部
(テクポリマー67BT:積水化成品工業社、ラグビーボール状)
(平均粒子径:2.64μm、屈折率:1.49、アスペクト比1.2〜1.8)
(楕円状の曲面部)
・希釈溶剤 245部
[実施例2]
塗布液aのアクリル樹脂粒子を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。なお、本例の塗布液に配合した電離放射線硬化型樹脂と粒子の屈折率差は0.2以内であった。
・アクリル樹脂粒子
(テクポリマー69BT:積水化成品工業社、マッシュルーム状)
(平均粒子径:2.53μm、屈折率:1.49、アスペクト比:約1.2〜1.6)
(マッシュルームの傘部分は楕円状の曲面部)
[実施例3]
塗布液aのアクリル樹脂粒子を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。なお、本例の塗布液に配合した電離放射線硬化型樹脂と粒子の屈折率差は0.2以内であった。
・アクリル樹脂粒子
(テクポリマー68BT:積水化成品工業社、半球状)
(平均粒子径:2.67μm、屈折率:1.49、アスペクト比2.0)
(真円状の曲面部)
[実施例4]
塗布液aのアクリル樹脂粒子を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。なお、本例の塗布液に配合した電離放射線硬化型樹脂と粒子の屈折率差は0.2を超えた。
・無機粒子(シリカ)
(ラグビーボール状)
(平均粒子径:2.65μm、屈折率:1.46、アスペクト比:約1.4〜1.8)
(楕円状の曲面部となるように設計した。)
[比較例1]
塗布液aのアクリル樹脂粒子を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。
・アクリル樹脂粒子
(MX−300:綜研化学工業社、真球状)
(平均粒子径:3.0μm、屈折率:1.49、アスペクト比1.0)
[比較例2]
塗布液aのアクリル樹脂粒子を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。
・アクリル−シリコーンハイブリッド樹脂粒子
(Silcurusta MK03:日興リカ社、金平糖状)
(平均粒子径:3.0μm、アスペクト比1.0)
[比較例3]
塗布液aのアクリル樹脂粒子を下記のものに変更した以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。
・アクリル樹脂粒子
(ラグビーボール状)
(平均粒子径:2.14μm、屈折率:1.49、アスペクト比3.0)
(楕円状の曲面部となるように設計した。)
[表面部材付きディスプレイの製作]
各例により得られたニュートンリング防止シートを、市販の接着剤(OCA:Optical Clear Adhesive)を介して静電容量式タッチパネルの背面にそれぞれ貼り合わせた。次に、液晶ディスプレイ上に、0.3mmのギャップを介在させた状態で、凹凸層が対向するようにして静電容量式タッチパネルを設置して、各例の表面部材付きディスプレイを得た。
[評 価]
各例により得られた、表面部材付きディスプレイまたはニュートンリング防止シートについて、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
1.ニュートンリング
表面部材付きディスプレイのタッチパネル表面を指で軽く触れた際のニュートンリングの発生状態を目視で観察した。その結果、ニュートンリングが見えなかったものを「○」、ニュートンリングが見えたものを「×」とした。
2.スパークル
表面部材付きディスプレイの液晶表示画面を全面グリーン表示にして、スパークルの発生状態を目視で観察した。その結果、スパークルが見えなかったものを「○」、スパークルがわずかに見えたが支障なかったものを「△」、スパークルが激しく見えたものを「×」とした。
Figure 0006087292
実施例1〜4のものは、アスペクト比が本発明範囲内の粒子を凹凸層に含有させたことから、ニュートンリング防止性を有しつつスパークルを十分に抑えることができた。特に実施例1,2のものは、凹凸層に含有させた粒子が表面に曲面部分を含み、当該部分が楕円形状であったことから、スパークルの抑制に特に優れるものであった。なお、実施例4のものは、アスペクト比が本発明範囲内で、かつ表面に曲面部分を含み、当該部分を楕円形状に設計した粒子を用いたが、粒子材質が無機系(シリカ)であったために、樹脂との屈折率差が0.2を超え、僅かにスパークルの発生が確認できたが、実用に支障はないと判断された。
なお、電子顕微鏡(SEM)を用いて凹凸層内の粒子の存在状態を観察したところ、実施例1〜4のものは、粒子の長軸方向が凹凸層の厚み方向と直交する方向(つまりフィルム面と平行な方向)に沿った配置で粒子が凹凸層内に存在していることが確認できた。
一方、比較例1,2のものは、凹凸層中の粒子のアスペクト比が1.0(本発明範囲の下限値未満)であったため、ニュートンリング防止性を有するものの、スパークルを抑えることはできなかった。比較例3のものは、凹凸層中の粒子のアスペクト比が3.0(本発明範囲の上限値超)であったため、スパークルを抑えることはできたが、ニュートンリング防止性を発揮できなかった。
[実施例5]
塗布液aのアクリル樹脂粒子の含有量(電離放射線硬化型樹脂の固形分100重量部に対する重量換算の含有量)を5.5重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。また上記同様に、表面部材付きディスプレイを製作した。次に、上記評価を行った。その結果、本例のものは、アスペクト比が本発明範囲内で、かつ表面に曲面部分を含み、当該部分を楕円形状に設計した粒子を用いたが、粒子の含有量が多すぎる傾向にあったため、僅かに透明性が劣化し、かつ僅かにスパークルの発生が確認できたが、実用に支障はないと判断された。
[実施例6]
塗布液aのアクリル樹脂粒子の含有量(電離放射線硬化型樹脂の固形分100重量部に対する重量換算の含有量)を0.4重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。また上記同様に、表面部材付きディスプレイを製作した。次に、上記評価を行った。その結果、本例のものは、アスペクト比が本発明範囲内で、かつ表面に曲面部分を含み、当該部分を楕円形状に設計した粒子を用いたが、粒子の含有量が少ない傾向にあったため、スパークルを抑えることはできたが、僅かにニュートンリングの発生が確認できた。しかしながらこの程度の発生に支障はないと判断された。
[実施例7]
塗布液aに配合するアクリル樹脂粒子として、平均粒子径が0.3μmで屈折率が1.49のもの(ただしアスペクト比は1.2〜2.0の範囲内)を準備し、これを用いた以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。また上記同様に、表面部材付きディスプレイを製作した。次に、上記評価を行った。その結果、本例のものは、アスペクト比が本発明範囲内であったが、粒子粒径が小さい傾向にあったため、スパークルを抑えることはできたが、僅かにニュートンリングの発生が確認できた。しかしながらこの程度の発生に支障はないと判断された。
[実施例8]
塗布液aに配合するアクリル樹脂粒子として、平均粒子径が8.5μmで屈折率が1.49のもの(ただしアスペクト比は1.2〜2.0の範囲内)を準備し、これを用いた以外は、実施例1と同様にして本例のニュートンリング防止シートを得た。また上記同様に、表面部材付きディスプレイを製作した。次に、上記評価を行った。その結果、本例のものは、アスペクト比が本発明範囲内であったが、粒子粒径が大きい傾向にあったため、ニュートンリングの発生を抑えることはできたが、僅かにスパークルの発生が確認できた。しかしながらこの程度の発生に支障はないと判断された。

Claims (14)

  1. 凹凸層を有する表面部材の前記凹凸層をディスプレイの上面に対向させた状態で、前記ディスプレイ上に間隔をあけて前記表面部材を配置した表面部材付きディスプレイにおいて
    前記凹凸層は、粒子とバインダー樹脂を含有し、その厚みが、含有される前記粒子の平均粒子径の0.2倍以上0.47倍以下であり、前記粒子は、そのアスペクト比が1.2以上2.0以下の異方性を有するものであり、長軸方向が前記凹凸層の厚み方向と交差する方向に沿って前記粒子を前記凹凸層内に存在させたことを特徴とする表面部材付きディスプレイ。
  2. 請求項1記載のディスプレイにおいて、粒子は、その表面に曲面部分を含み、該曲面部分が楕円形状であることを特徴とする表面部材付きディスプレイ。
  3. 請求項1又は2記載のディスプレイにおいて、凹凸層中での粒子の含有量は、バインダー樹脂100重量部に対して、0.5重量部以上5.0重量部以下である表面部材付きディスプレイ。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のディスプレイにおいて、粒子は、その平均粒子径が0.5μm以上8.0μm以下である表面部材付きディスプレイ。
  5. 請求項4記載のディスプレイにおいて、凹凸層は、その厚みが0.1μm以上3.0μm以下である表面部材付きディスプレイ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のディスプレイにおいて、凹凸層でのバインダー樹脂部分と粒子部分の屈折率の差が0.2以内である表面部材付きディスプレイ。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載のディスプレイにおいて、表面部材がタッチパネル又は保護板であることを特徴とする表面部材付きディスプレイ。
  8. ディスプレイ上に間隔をあけて配置するニュートンリング防止シートにおいて、
    前記ディスプレイの上面に対向する側の面に、粒子とバインダー樹脂を含有する凹凸層を有し、前記凹凸層は、その厚みが、含有される前記粒子の平均粒子径の0.2倍以上0.47倍以下であり、前記粒子は、そのアスペクト比が1.2以上2.0以下の異方性を有するものであり、長軸方向が前記凹凸層の厚み方向と交差する方向に沿って前記粒子を前記凹凸層内に存在させたことを特徴とするニュートンリング防止シート。
  9. 請求項8記載のニュートンリング防止シートにおいて、粒子は、その表面に曲面部分を含み、該曲面部分が楕円形状であることを特徴とするニュートンリング防止シート。
  10. 請求項8又は9記載のニュートンリング防止シートにおいて、凹凸層中での粒子の含有量は、バインダー樹脂100重量部に対して、0.5重量部以上5.0重量部以下であるニュートンリング防止シート。
  11. 請求項8〜10の何れかに記載のニュートンリング防止シートにおいて、粒子は、その平均粒子径が0.5μm以上8.0μm以下であるニュートンリング防止シート。
  12. 請求項11記載のニュートンリング防止シートにおいて、凹凸層は、その厚みが0.1μm以上3.0μm以下であるニュートンリング防止シート。
  13. 請求項8〜12の何れかに記載のニュートンリング防止シートにおいて、凹凸層でのバインダー樹脂部分と粒子部分の屈折率の差が0.2以内であるニュートンリング防止シート。
  14. 請求項8〜13の何れかに記載のニュートンリング防止シートにおいて、ディスプレイ上に間隔をあけて配置される表面部材の、前記ディスプレイと対向する面に凹凸層が配置される向きで使用されるニュートンリング防止シート。
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