JP6086946B2 - 陳列棚 - Google Patents

陳列棚 Download PDF

Info

Publication number
JP6086946B2
JP6086946B2 JP2015124809A JP2015124809A JP6086946B2 JP 6086946 B2 JP6086946 B2 JP 6086946B2 JP 2015124809 A JP2015124809 A JP 2015124809A JP 2015124809 A JP2015124809 A JP 2015124809A JP 6086946 B2 JP6086946 B2 JP 6086946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
shelf
plate
display
board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015124809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017006366A (ja
Inventor
正喜 柳澤
正喜 柳澤
Original Assignee
株式会社クラウン・パッケージ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クラウン・パッケージ filed Critical 株式会社クラウン・パッケージ
Priority to JP2015124809A priority Critical patent/JP6086946B2/ja
Publication of JP2017006366A publication Critical patent/JP2017006366A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6086946B2 publication Critical patent/JP6086946B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)
  • Display Racks (AREA)
  • Cartons (AREA)

Description

本明細書は、折り畳み可能な陳列棚に関する技術を開示する。
特許文献1に、ダンボール等の厚紙で構成され、扁平に折り畳み可能な組立棚が開示されている。組立棚は、背板、左側板、右側板及び棚板を備える。背板は、上下方向に走る中央折線で、折り曲げることが可能である。棚板は、下棚板と上棚板の二重構造になっている。下棚板は、左右方向の中央の中央折線で折れ曲がるように構成されており、下棚板の左右は、それぞれ左側板と右側板に接着されている。下棚板は、右半分の下棚板固定部が上棚板に接着されている一方、左半分の下棚板回動部は上棚板に接着されていない。
扁平な折畳状態では、中央折線で折り曲げられた背板が、左右側板に挟まれている。そして、扁平な折畳状態から左側板と右側板とを離反するように広げることによって、背板と下棚板が展開され、下棚板に接着されている上棚板が垂直方向から倒れこみ、水平状態になることによって組立棚が組み立てられる。
特開2013−255631号公報
上記の組立棚では、棚板を支持するために、少なくとも互いに離間して対向する左右の側板が必須の構成であり、棚の外形は立方体となる。例えば、店舗で棚に商品を陳列する場合、限られたスペースを有効利用して商品を陳列することが求められる場合がある。
本明細書では、スペースを有効利用し得る陳列棚を提供する。
本明細書で開示される技術は、折り畳み可能な陳列棚に関する。陳列棚は、第1側板と、第2側板と、第1棚板と、を備える。第2側板は、第1の側板上で上下方向に延びる第1回転軸において第1側板に対して回動可能に連結されている。第1棚板は、一端が第1側板に回動可能に連結されるとともに他端が第2側板に回動可能に連結されている。また、第1棚板は、一端と他端との間で第1回転軸から延びる第1折曲線において折り曲げ可能である。第1側板と第2側板とが第1折曲線で折り曲げられている第1棚板を挟んで閉じられている折畳状態から第2側板が第1側板に対して回動して、第1側板と第2側板とが展開される展開状態に遷移すると、第1の棚板が、第1側板及び第2側板に対して回動することによって展開される。
この構成では、回動可能に連結されている第1側板と第2側板とによって、棚板が支持される。そして、第1側板に対して第2側板を回動させることによって、陳列棚を組み立てることができる。陳列棚は、少なくとも第1側板と第2側板とを備えていれば棚板を支持することができ、互いに離間して対向する左右の側板を備える必要がない。このため、例えば外形が三角柱形状の陳列棚を構成することができる。また、上記の陳列棚を2個以上組み合わせることによって、様々な形状の棚を構成することができる。この構成によれば、立方体形状の棚では設置しづらいスペース(例えば、店舗内の角のスペース)に好適に配置することができる棚を構成することができる。これにより、スペースに合わせて陳列棚を構成することができる。
第1実施例の陳列棚の斜視図を示す。 第1実施例の陳列棚を上方から見た図を示す。 第1実施例の陳列棚の棚部を下方から見た図を示す。 第1実施例の陳列棚を構成する平板の展開図を示す。 第1実施例の棚板の展開図を示す。 第1実施例の折畳状態の陳列棚の正面図を示す。 第1実施例の折畳状態から展開状態に遷移する途中の陳列棚の斜視図を示す。 第1実施例の折畳状態から展開状態に遷移する途中の陳列棚の棚板の動作を説明するための図を示す。 第1実施例の陳列棚を組み合わせて構成した陳列棚を上方から見た図を示す。 第2実施例の陳列棚の斜視図を示す。 第2実施例の陳列棚の分解斜視図を示す。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)本明細書で開示される陳列棚は、第1側板上において、第1回転軸と離間した位置で上下方向に延びる第2回転軸において第1側板に対して回動可能に連結されるとともに、第2側板上において、第1回転軸と離間した位置で上下方向に延びる第3回転軸において第2側板に対して回動可能に連結されている第3側板を備えていてもよい。第2側板は、第1回転軸と第3回転軸との中央で上下方向に延びる第2折曲線で折り曲げ可能であってもよい。第1棚板の他端は、第2折曲線より第1回転軸側で第2側板に連結されていてもよい。第2側板は、折畳状態では第2折曲線で折り曲げられており、折畳状態から展開状態に遷移すると、第1側板及び第3側板に対して回動することによって展開されてもよい。この構成によれば、第3側板を配置することによって、陳列棚を補強することができる。
(特徴2)本明細書で開示される陳列棚は、一端が第1側板に回動可能に連結されており、第1棚板の第1折曲線よりも第1側板側で第1棚板に固定されている第2棚板を備えていてもよい。第2棚板は、折畳状態から展開状態に遷移する際に、第1棚板が第1側板に対して回動するのに伴って、第1側板に対して回動してもよい。この構成によれば、棚板を複数枚構造にすることによって、棚板を補強することができる。また、第2棚板を第1棚板の展開に伴って、第1側板に対して回動させることができる。これにより、第2側板を第1側板に対して回動させることによって、陳列棚を組み立てることができる。
(特徴3)本明細書で開示される陳列棚では、第1側板は、第2棚板を収容する収容穴を有していてもよい。第2棚板は、折畳状態で、収容穴に収容されて、第1側板と同一板上に配置されていてもよい。この構成によれば、一枚の板から第1側板と第2棚板とを作製することができる。
(特徴4)本明細書で開示される陳列棚では、第1棚板は、展開状態において、第1側板、第2側板及び第3側板で画定される領域のうちの一部の領域を開けて閉塞していてもよい。第2棚板は、展開状態において、一部の領域を閉塞してもよい。この構成によれば、第1棚板と第2棚板とによって、第1側板から第3側板で画定される領域の全体を閉塞することができる。これにより、陳列棚に載置される物品が落下することを抑制することができる。
(特徴5)本明細書で開示される陳列棚では、第1棚板は、第1回転軸に向かって下方に傾斜していてもよい。この構成によれば、第1棚板に載置された物品が第1棚板上を第1回転軸から離れる方向に移動することを抑制することができる。これにより、第1棚板に載置された物品が、第1回転軸と反対側に位置する第1棚板の端部から第1側板と第2側板との間を通過して落下することを抑制することができる。
(第1実施例)
図1に示す陳列棚10は、例えばスーパーマーケットやドラッグストア等の小売店舗において、商品を陳列するために利用される。陳列棚10は、段ボール等の厚紙で作製されている。なお、陳列棚10は、プラスチック、樹脂等の紙以外の材料で作製されていてもよい。陳列棚10は、折り畳み可能に構成されている。
陳列棚10は、水平に広がる3段の棚部12,14,16を有する。棚部12,14,16は、鉛直方向に等間隔に配置されている。なお、棚の段数は2段以下であってもよいし、4段以上であってもよい。また、棚部の間隔は、等間隔でなくてもよく、例えば、棚部14と棚部16との間隔が、棚部12と棚部14との間隔よりも大きくてもよい。
陳列棚10は、棚部12,14,16以外に、側板22,24,26を備える。側板22は、長方形の平板形状を有する。側板22の鉛直方向の長辺30には、側板24が連結されている。側板24は、2枚の部分板24a,24bを有する。部分板24aと部分板24bは、それぞれ、長方形の平板形状を有する。部分板24aは、一方の長辺において、長辺30を回転軸として、側板22に対して回動可能に接続されている。部分板24aの側板22と反対側の長辺には、部分板24bが連結されている。部分板24bは、部分板24aの長手方向の全長に亘って配置される接着部24cにおいて、部分板24aに接着されている。部分板24bは、接着部24cの一方の端辺を回転軸として、部分板24aに対して回動可能に配置されている。
部分板24bの部分板24aと反対側の長辺32には、側板26が連結されている。側板26は、長方形の平板形状を有する。側板26は、一方の長辺において、長辺32を回転軸として、部分板24aに対して回動可能に接続されている。側板26は、他方の長辺において、側板22の長辺34を回転軸として、側板22に回動可能に接続されている。側板26は、側板22、24とともに正三角形の筒形状を構成している。なお、側板22〜26は、正三角形の筒形状に限られず、二等辺三角形や直角三角形の筒形状であってもよい。
側板26は、2個の貫通孔26aと1個の切欠き26bを有する。切欠き26bは、側板26の上端に配置されている。切欠き26bの下方には、2個の貫通孔26aが、鉛直方向に並んで配置されている。
切欠き26bの下辺26cには、棚部12が配置されている。棚部12は、棚板12a,12bを備える。棚板12bは、切欠き26bの下辺26cに連結されている。棚板12bは、下辺26cを回転軸として、側板26に回動可能に接続されている。棚板12bの下辺26c側の一部は、切欠き26bと同一形状を有する。棚板16bは、側板26を構成する平板100(図4参照)から貫通孔26aを形成する際に切り抜かれた部分によって構成されている。
図2に示すように、棚板12bは、下辺26cから側板22,24のそれぞれまで延びており、側板22,24のそれぞれに当接している。棚板12bは、側板22,24のそれぞれに当接する当接部12d,12dを有する。当接部12dは、側板22,24のそれぞれに平行に折れ曲がって、全面に亘って側板22,24に当接している。当接部12dは、側板22,24に固定されていない。当接部12dは、側板22,24の変形や位置関係に応じて、折れ曲がる角度が変化する。これにより、棚板12bと側板22,24との当接位置で、寸法誤差等によって棚板12bと側板22,24との間に隙間が生じることを防止することができる。
棚板12bの下方には、棚板12aが配置されている。図3は、棚部12を下方から見た図を示す。棚板12aは、側板22,24,26で画定される領域(即ち正三角形の領域)のうち、一部の領域50を除いて、閉塞する形状を有する。棚板12aは、一方の端辺で側板24に接着されており、他方の端辺で側板26に接着されている。棚板12aは、両端辺の間に位置する折曲線12cによって、折り曲げ可能である。棚板12aのうち、折曲線12cよりも側板26側の上面には、棚板12bが接着されている。棚板12aは、水平に位置する状態から、側板22及び側板24に対して下方に回動することによって、2つに折れ曲がる。
領域50は、棚板12bによって閉塞されている。これにより、棚板12a,12bは、側板22,24,26で画定される領域の全体を閉塞する。
上方の貫通孔26aの下辺には、棚部14が配置されている。棚部14は、棚板14a,14bを有する。棚板14bは、下方の貫通孔26aの下辺26cに連結されている。棚板14bは、貫通孔26aと同一形状を有する。棚板14bは、側板26を構成する平板から貫通孔26aを形成する際に切り抜かれた部分によって構成されている。棚板14bの下方には、棚板14aが配置されている。棚板14aは、棚板12aと同様の構成を有する。
下方の貫通孔26aの下辺には、棚部16が配置されている。棚部16は、棚板16a,16bを有する。棚板16bは、棚板14bと同様に、下辺26cを回転軸として、側板26に回動可能に接続されている。棚板16bは、貫通孔26aと同一形状を有する。棚板16bは、側板26を構成する平板から貫通孔26aを形成する際に切り抜かれた部分によって構成されている。棚板16bの下方には、棚板16aが配置されている。棚板16aは、棚板12aと同様の構成を有する。
図4、図5に示すように、陳列棚10は、1枚の平板100(図4)と、棚板12a,14a,16a(図5)と、で構成されている。図4に示すように、平板100には、側板22,24,26と、棚板12b,14b,16bと、が含まれる。この構成によれば、平板の厚紙を例えばプレス加工等によって成形することによって、陳列棚10の各部12b,14b,16b,22,24,26を含む平板100を作製することができる。
図5に示すように、棚板12a(14a,16a)は、棚板12b(14b,16b)との接着部AD1と、側板26との接着部AD2と、部分板24aとの接着部AD3と、を有する。接着部AD1は、斜線で表されるように、折曲線12c(14c,16c)よりも側板26側に位置する。接着部AD2は、斜線で表されるように、側板26に全面に亘って接着される。接着部AD3は、斜線で表されるように、部分板24bと接触する部分が部分板24bに接着される。
平板100と棚板12aとを用いて陳列棚10を作製する場合、平板100に対して、側板22を側板26に対して長辺34回りに回動させるとともに、部分板24bを側板26に対して長辺32回りに回動させる。そして、棚板12a(14a,16a)を、部分板24b、側板26及び棚板12b(14b,16b)のそれぞれに接着させる。さらに、部分板24aを、側板22に対して長辺30回りに回動させて、接着部24cを部分板24bに接着する。さらに、棚板12aのこれにより接着部AD1に棚板12bを接着することによって、図1に示す陳列棚10が作製される。
陳列棚10は、図1に示す展開状態と図6に示す折畳状態との間を遷移することができる。図6に示す折畳状態の陳列棚10では、側板24の部分板24aと部分板24bとが2つに折り畳まれており、展開状態での部分板24aの外側面と部分板24bの外側面とが接触している。これにより、側板22と側板26とは、側板24及び棚板12aを挟んで折り畳まれている。棚板12aは、展開状態の下側面同士が互いに接触するように(即ち上方から見て山折りに)折曲線12cで2つに折り畳まれている。棚板12bは、平板100と同様に、側板26と同一板上に配置されている。
折畳状態の陳列棚10から、長辺34を回転軸に側板22を側板26に対して回動させる。これに伴って、図7に示すように、側板24の部分板24aは、接着部24cを回転軸に部分板24bに対して回動して側板24が展開される。さらに、部分板24bが長辺32を回転軸として、側板26に対して回動される。
図8は、折畳状態から展開状態に移行する途中の棚部12近傍の状態を示す。図8では、側板22がとり外れた状態の陳列棚10が示されている。側板22を側板26に対して回動させると、部分板24bが側板26に対して回動する。この結果、両端が部分板24aと側板26とのそれぞれに接着されている棚板12aは、折曲線12cより部分板24a側の部分が部分板24aに対して下方に向かって回動し、折曲線12cより側板26側の部分が側板26に対して下方に向かって回動する。これに伴って、折曲線12cより側板26側の部分に接着されている棚板12bが、側板26に対して下辺26cを回転軸として下方に回動する。側板24が展開されると、棚板12a,12bは、水平位置まで移動される。これにより、陳列棚10は、折畳状態から展開状態に移行される。
陳列棚10では、使用者は、側板22を側板26に対して回動させることによって、陳列棚10を、折畳状態から展開状態に移行することができる。このため、陳列棚10を搬送する際や保管する際には折畳状態にしておき、使用するタイミングで、容易に折畳状態から展開状態に遷移させて陳列棚10を使用することができる。
また、陳列棚10は、外形が三角柱形状を有する。この構成によれば、例えば、店舗内の角のスペースのように、立方体形状の棚を配置したのでは、棚上の商品が店舗内の中央部に向くように配置することが難しい状況でも、陳列棚10を用いることによって、商品を店舗の中央に向けて陳列することができる。
また、陳列棚10では、例えば、図9に示すように、2個の陳列棚10の側板22の外側面同士を接触させて、四角柱状に配置することも可能である。この場合、側板22を取り外して、2個の陳列棚10の棚部12,14,16のそれぞれを連結してもよい。同様に、6個の陳列棚10を用いて、六角柱状の棚を構成してもよい。陳列棚10が、三角柱形状を有するために、複数個の陳列棚10を様々に組み合わせることによって、様々な形状の陳列棚を構成することができる。
(対応関係)
本実施例の側板26が「第1側板」の一例であり、側板24が「第2側板」の一例であり、側板22が「第3側板」の一例である。棚板12a,14a,16aのそれぞれが、「第1棚板」の一例であり、棚板12b,14b,16bのそれぞれが、「第2棚板」の一例である。長辺32が「第1回転軸」の一例であり、長辺34が「第2回転軸」の一例であり、長辺30が「第3回転軸」の一例である。折曲線12cが「第1折曲線」の一例であり、接着部24cが「第2折曲線」の一例である。貫通孔26aが「収容穴」の一例である。
(第2実施例)
図10、図11を参照して、第2実施例の陳列棚110を説明する。陳列棚110は、鉛直方向に互いに等間隔に配置される3段の棚部112,114,116を有する。なお、棚の段数は2段以下であってもよいし、4段以上であってもよい。また、棚部の間隔は、等間隔でなくてもよい。
陳列棚110は、棚部112,114,116以外に、側板124,126を備える。側板126は、長方形の平板形状を有する。側板126の鉛直方向の長辺132には、側板124が、長辺132を回転軸として回動可能に連結されている。側板124は、側板126と同一形状を有する。展開状態の陳列棚110では、側板124は、側板126に対して垂直に配置されている。
側板124と側板126との間には、3個の棚部112,114,116が配置されている。図11は、棚部112を分解した分解斜視図を示す。図11に示すように、棚部112は、棚板112a,112bを備える。棚板112a,112bは、水平面に対して長辺132に向けて下方に傾斜している。この構成によれば、棚部112に載置された物品が、棚部112上を長辺132から離れる方向に移動することを抑制することができる。これにより、棚部112上の物品が、長辺132と反対側に位置する棚部112の端辺、即ち後述する補強部112d側の端辺から側板124,126の間を通過して落下することを抑制することができる。
棚板112aは、一方の端に位置する接着部AD12と、他方の端に位置する接着部AD13と、を有する。接着部AD12は、図11に示す状態から下方に折り曲げられて側板124と平行に配置され、側板124に接着される。接着部AD13は、図11に示す状態から下方に折り曲げられて側板126と平行に配置され、側板126に接着される。棚板112aは、両端辺の間に位置する折曲線112cにおいて、2つに折り曲げ可能である。棚板112aのうち、折曲線112cよりも側板26側の接着部AD11には、棚板112bが接着されている。棚板112aは、展開状態から折畳状態に遷移する際に、側板124及び側板126に対して上方に回動することによって、2つに折り畳まれる。
棚板112bは、展開状態で棚板112a上に配置される。棚板112bは、折曲線112eにおいて、2つに折り曲げ可能である。折曲線112eは、折曲線112cに平行に配置されており、折曲線112cよりも側板126側に位置する。棚板112bは、折曲線112eよりも側板124側で、棚板112aの接着部AD11に接着している。
棚板112bは、側板124,126の間に位置する補強部112dを有する。補強部112dは、棚板112bの上面に対して鋭角に傾斜するように、図11に示す状態から下方に折り曲げられる。なお、図示省略するが、側板124,126は、補強部112dの端に係合して、補強部112dを位置決めする。
棚部114,116は、棚部112と同様の構成を有する。即ち、棚部114,116は、二重に重なる棚板を有する。
陳列棚110の折畳状態では、第1実施例と同様に、側板124,126が2つに折り畳まれた棚板112a,112b及び棚部114,116の棚板を挟んだ状態で、折り畳まれている。このとき、各棚板112a・・・は、第1実施例の棚板12a・・・と同様に、上方から見て山折りに折り畳まれている。陳列棚110では、第1実施例の陳列棚10を折畳状態から展開状態に遷移されるのと同様にすることによって、折畳状態から展開状態に遷移されることができる。具体的には、折畳状態の陳列棚110の側板124を、長辺132を回転軸として側板126に対して回動させる。これにより、各棚部112,114,116の下側の棚板112a・・・が、側板124,126の展開に合わせて、側板124,126に対して下方に回動する。そして、各棚部112,114,116の上側の棚板112b・・・は、各棚部112,114,116の下側の棚板112a・・・の回動に追従して展開される。この結果、図10に示す陳列棚110が展開状態に遷移される。なお、棚板112bの補強部112dは、棚板112bが平板状に展開された後で下方に折り曲げられる。これにより、棚板112bが補強される。
陳列棚110では、第1実施例の陳列棚10と同様に側板124,126を回動させることによって、陳列棚110を構成することができる。この構成によれば、第1実施例の陳列棚10と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(変形例)
(1)上記の各実施例では、棚部12,112等は、2枚の棚板12a,12b等が重なり合って配置されている。しかしながら、棚板の枚数は、2枚に限られず、棚板12a,112a等の一枚であってもよいし、3枚以上の棚板を有していてもよい。
(2)上記の各実施例では、棚板12aと側板24とは、接着されている。しかしながら、棚板12aと側板24との固定構造は接着に限られず、様々な固定構造を利用することが可能である。例えば、棚板12aの端部が側板24に形成された切欠きに挿入されることによって、棚板12aと側板24とが固定されていてもよいし、テープ等の固形の接着部材を用いて、棚板12aと側板24とが固定されていてもよい。他の部材同士の固定構造も同様である。
(3)上記の第1実施例では、側板22,24,26及び棚板12bが一枚の平板100で構成されている。しかしながら、側板22,24,26及び棚板12bの一部は、別の平板で構成されていてもよい。この場合、分離された各部を接着等によって一体的に構成してもよい。
(4)上記の第1実施例では、側板24は、側板26の長辺32に接続されている。しかしながら、側板24は、側板26の長辺32,34の中間位置に接続されていてもよい。このとき、側板24は、両端の長辺の中間位置で側板26に接続されていてもよい。例えば、展開状態の側板24,26を上方から見たときに、側板24と側板26とが十字状に配置されていてもよい。このとき、棚部12等は、側板24と側板26との交差位置を挟んだ両側に配置されていてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:陳列棚、12,14,16:棚部、12a,12b,14a,14b,16a,16b:棚板、12c:折曲線、12d:当接部、14:棚部、22,24,26:側板、24a,24b:部分板、24c:接着部

Claims (4)

  1. 折り畳み可能な陳列棚であって、
    第1側板と、
    前記第1側板上で上下方向に延びる第1回転軸において前記第1側板に対して回動可能に連結されている第2側板と、
    前記第1側板上において、前記第1回転軸と離間した位置で上下方向に延びる第2回転軸において前記第1側板に対して回動可能に連結されるとともに、前記第2側板上において、前記第1回転軸と離間した位置で上下方向に延びる第3回転軸において前記第2側板に対して回動可能に連結されている第3側板と、
    一端が前記第1側板に回動可能に連結されるとともに他端が前記第2側板に回動可能に連結されており、前記一端と前記他端との間で前記第1回転軸から延びる第1折曲線において折り曲げ可能な第1棚板と、を備え、
    前記第1側板と前記第2側板とが前記第1折曲線で折り曲げられている前記第1棚板を挟んで閉じられている折畳状態から前記第2側板が前記第1側板に対して回動して、前記第1側板と前記第2側板とが展開される展開状態に遷移すると、前記第1棚板が、前記第1側板及び前記第2側板に対して回動することによって展開され
    前記第2側板は、前記第1回転軸と前記第3回転軸との中央で上下方向に延びる第2折曲線で折り曲げ可能であり、
    前記第1棚板の前記他端は、前記第2折曲線より前記第1回転軸側で前記第2側板に連結されており、
    前記第2側板は、前記折畳状態では前記第2折曲線で折り曲げられており、前記折畳状態から前記展開状態に遷移すると、前記第1側板及び前記第3側板に対して回動することによって展開される、陳列棚。
  2. 一端が前記第1側板に回動可能に連結されており、前記第1棚板の前記第1折曲線よりも前記第1側板側で前記第1棚板に固定されている第2棚板をさらに備え、
    前記第2棚板は、前記折畳状態から前記展開状態に遷移する際に、前記第1棚板が前記第1側板に対して回動するのに伴って、前記第1側板に対して回動する、請求項1に記載の陳列棚。
  3. 前記第1側板は、前記第2棚板を収容する収容穴を有しており、
    前記第2棚板は、前記折畳状態で、前記収容穴に収容されて、前記第1側板と同一板上に配置されている、請求項に記載の陳列棚。
  4. 前記第1棚板は、前記展開状態において、前記第1側板、前記第2側板及び前記第3側板で画定される領域のうちの一部の領域を開けて閉塞し、
    前記第2棚板は、前記展開状態において、前記一部の領域を閉塞する、請求項2又は3に記載の陳列棚。
JP2015124809A 2015-06-22 2015-06-22 陳列棚 Expired - Fee Related JP6086946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015124809A JP6086946B2 (ja) 2015-06-22 2015-06-22 陳列棚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015124809A JP6086946B2 (ja) 2015-06-22 2015-06-22 陳列棚

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017006366A JP2017006366A (ja) 2017-01-12
JP6086946B2 true JP6086946B2 (ja) 2017-03-01

Family

ID=57760552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015124809A Expired - Fee Related JP6086946B2 (ja) 2015-06-22 2015-06-22 陳列棚

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6086946B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022109202A (ja) * 2021-01-14 2022-07-27 クモノスコーポレーション株式会社 飲食物を飛沫から防護する防護カバー及びその型

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0240253U (ja) * 1988-09-13 1990-03-19
JPH0355763U (ja) * 1989-05-19 1991-05-29
US5183166A (en) * 1991-01-07 1993-02-02 Belokin Jr Paul Foldable shelf display
US7007615B2 (en) * 2000-12-13 2006-03-07 Menasha Corporation Collapsible shelf unit
EP2255703B1 (de) * 2009-05-29 2012-07-11 STI-Gustav Stabernack GmbH Auffaltbarer Warenaufsteller
ES2372076B1 (es) * 2010-06-08 2012-11-19 Ferrán Mestres Armengol Estantería plegable de cartón o material similar.
JP5950703B2 (ja) * 2012-06-12 2016-07-13 日本トーカンパッケージ株式会社 組立棚及び棚板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017006366A (ja) 2017-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6260089B2 (ja)
GB2461310A (en) Shelf made from a folded sheet
JP7136692B2 (ja) 最適化された折り畳みディスプレイ
JP6086946B2 (ja) 陳列棚
JP2008250271A (ja) 表示板
JP5552579B1 (ja) 折り畳み式陳列棚
JP2019134900A (ja) 折畳み構造と紙製陳列棚
TWM382771U (en) Supporting structures of rack
JP7396091B2 (ja) 折り畳み式陳列具
JP3188454U (ja) 折畳式支持構造
US20060273083A1 (en) Modular bin system and bin
JP5950703B2 (ja) 組立棚及び棚板
JP5964761B2 (ja) 簡易組み立て棚
JP3205143U (ja) 表示パネル
JP6672709B2 (ja) 陳列装置、連続陳列装置、陳列装置の板材
JP2967053B2 (ja) 商品陳列台
KR20170120625A (ko) 절첩식 진열장
JP6340883B2 (ja) 陳列棚
JP3248027U (ja) ディスク用アルバムケース
JP6990389B2 (ja) 商品陳列台
JP5426184B2 (ja) 陳列棚
JP7096960B2 (ja) 組立式スタンド
KR200400669Y1 (ko) 물품 진열대
JP6976055B2 (ja) 商品陳列ユニット
JP3050403U (ja) 商品陳列台

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6086946

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees