JP6085657B1 - テント - Google Patents

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Abstract

【課題】畳みやすいテントを提供すること。【解決手段】展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された立体骨組であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組を有するテントは、前記立体骨組は、屈曲を有する、または他の部分と比べて剛性の低い複数のきっかけ部を有し、前記立体骨組上に、基準点と、前記基準点に対向する対向点と、前記基準点および前記対向点の中点とを仮想的に設定したときに、前記きっかけ部は、前記立体骨組上において前記中点よりも前記基準点に近い第1位置と、前記立体骨組上において前記中点よりも前記対向点に近い第2位置とに設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された立体骨組であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組を有するテントに関する。
従来、展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された立体骨組であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組を有するテントが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。この立体骨組では、支持材が交差して8の字状をなしている。展開状態において、立体骨組の交差点は、テントの頂点に位置し、交差点に対向する辺部はテントの底辺となる。8の字状の立体骨組が展開状態から畳み状態に変更される際、まず、8の字状の立体骨組みを二重の環状部の偏平な状態に畳む。
図15は、二重の環状部に畳まれた立体骨組を破線で示し、該二重の環状部から三重の小型円状部を形成するように畳まれた立体骨組を実線で示している。二重の環状部に畳まれた立体骨組の各円状部は、三重の小型円状部を形成した偏平な畳み状態になることができる。つまり、立体骨組は、全体で六重の小型円状部が形成された偏平状に畳まれる。
実開平1−143859号公報 実開平4−41059号公報
ところで、立体骨組を構成する支持材は、展開されたテントの立体形状が容易に崩れることがないように、容易に曲がらないように構成されている。そのため、立体骨組を展開状態から畳み状態に移行させる際には、立体骨組の適切な位置に力を加える必要があるなど、ある種のコツを必要としていた。そのため、テントを容易に畳むことができない場合があった。
そこで、本発明は、畳みやすいテントを提供することを目的とする。
本発明に係るテントは、展開状態と畳み状態とを変更可能に構成され、重ね合わせ可能に連結された少なくとも2つの環状部を有する立体骨組であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組を有するテントにおいて、前記立体骨組は、屈曲を有する、または他の部分と比べて剛性の低い複数のきっかけ部であって、前記立体骨組を前記展開状態から前記畳み状態に移行させるためのきっかけ部を有し、前記立体骨組上に、前記環状部同士を連結する部分に位置する基準点と、前記基準点に対向する対向点と、前記基準点および前記対向点の中点とを設し、前記きっかけ部は、前記立体骨組上において前記中点よりも前記基準点に近い第1位置と、前記立体骨組上において前記中点よりも前記対向点に近い第2位置とに設けられている。
また、本発明に係るテントは、展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された8の字状の立体骨組であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組を有するテントにおいて、前記立体骨組は、屈曲を有する、または他の部分と比べて剛性の低い複数のきっかけ部であって、前記立体骨組を前記展開状態から前記畳み状態に移行させるためのきっかけ部を有し、前記立体骨組上に、前記8の字状の前記立体骨組みの交差点に位置する基準点と、前記基準点に対向する対向点と、前記基準点および前記対向点の中点とを設定し、前記きっかけ部は、前記立体骨組上において前記中点よりも前記基準点に近い第1位置と、前記立体骨組上において前記中点よりも前記対向点に近い第2位置とに設けられている。
また、本発明に係るテントは、展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された立体骨組であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組を有するテントにおいて、前記支持材は、前記展開状態で水平面と平行な面内に位置する下支持材と、前記展開状態で前記下支持材から上方に突出するように位置する上支持材と、を有し、前記立体骨組は、屈曲を有する、または他の部分と比べて剛性の低い複数のきっかけ部であって、前記立体骨組を前記展開状態から前記畳み状態に移行させるためのきっかけ部を有し、前記立体骨組上に、前記展開状態で前記上支持材と前記下支持材とが最も接近した位置に位置する基準点と、前記基準点に対向する対向点と、前記基準点および前記対向点の中点とを設定し、前記きっかけ部は、前記立体骨組上において前記中点よりも前記基準点に近い第1位置と、前記立体骨組上において前記中点よりも前記対向点に近い第2位置とに設けられている。
かかる構成によれば、以下の作用がある。ここで、展開状態において基準点と対向点とを結ぶ軸を縦軸とし、展開状態において一対の中点を結ぶ軸を横軸とする。
テントの状態が展開状態から畳み状態に変更される際、第1段階として、縦軸に沿った方向から見て、立体骨組がC字形状を描くように曲がった状態とし、基準点と対向点とが近づくことで一方の中点の周辺部と他方の中点の周辺部とが接触して接触点が形成される。また、このとき、横軸に沿った方向から見て、立体骨組は、基準点および対向点を両端とするU字形状を描くように曲がる。ここで、きっかけ部が第1位置にあるので、立体骨組における基準点から第1位置までの部分が、立体骨組における第1位置から中点までの部分に対して曲がりやすい。そのため、第1段階において、立体骨組が上述のC字形状およびU字形状を描くように容易に曲げることができる。
次に、第2段階として、上述の接触点での立体骨組の接触を維持しながら、基準点の周辺部が横軸周りに巻き込まれるように曲げられ、横軸に沿った方向から見て、基準点が対向点と中点との間に到達する。ここで、きっかけ部が第1位置および第2位置にあるので、基準点の周辺部が横軸周りに巻き込まれるように立体骨組が曲げられるときに、立体骨組が第1位置および第2位置で曲がって、全体的に湾曲しやすい。そのため、第2段階において、基準点の周辺部を横軸周りに容易に巻き込まれた状態にできる。
第2段階の終了時に、立体骨組は、三つの小型円状部を形成した状態になる。三つの小型円状部は、対向点の周辺部を含む円状の第1小型円状部と、一方の中点の周辺部を含む円状の第2小型円状部と、他方の中点の周辺部を含む円状の第3小型円状部とである。
さらに、第3段階として、第1小型円状部に、第2小型円状部および第3小型円状部が交互に近付けられて重ねられる。このようにして、立体骨組は、三重の小型円状部を形成した偏平な畳み状態になる。以上に示したように、展開状態から畳み状態に移行させる各段階で、立体骨組を容易に曲げることができる。したがって、本発明に係るテントは、畳みやすい。
前記テントにおいて、前記基準点から前記対向点までの前記立体骨組上の長さを三等分する2つの均等位置であって、前記基準点に近い第1均等位置と、前記対向点に近い第2均等位置とを仮想的に設定したときに、前記第1位置は、前記第1均等位置またはその近傍にあり、前記第2位置は、前記第2均等位置またはその近傍にあってもよい。
かかる構成によれば、きっかけ部が立体骨組上の均等な位置にあって、立体骨組が均等な位置で曲げられるので、立体骨組が畳まれるときに形成される三重の小型円状部の大きさが全てほぼ同じ大きさとなる。したがって、本発明に係るテントは、コンパクトに畳むことができる。
本発明は、畳みやすいテントを提供できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るテントの全体斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る立体骨組の全体斜視図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る立体骨組の斜視図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る立体骨組のきっかけ部の周辺における斜視図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る立体骨組において、2つの環状部が重ねられた状態を示す図である。 図6は、本発明の第1実施形態に係る立体骨組において、環状部がC字状に曲げられた状態を示す図である。 図7は、本発明の第1実施形態に係る立体骨組において、接触点が形成された状態を示す図である。 図8は、本発明の第1実施形態に係る立体骨組において、天辺部が側辺部に対して曲がった状態を示す図である。 図9は、本発明の第1実施形態に係る立体骨組において、2つの側辺部が底辺部に対して曲がった状態を示す図である。 図10は、本発明の第1実施形態に係る立体骨組における、三重の小型円状部を形成した偏平な畳み状態を示す図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係る立体骨組の全体斜視図である。 図12は、本発明の第3実施形態に係るテントの全体斜視図である。 図13は、本発明の第3実施形態に係る立体骨組の全体斜視図である。 図14は、本発明の第3実施形態に係る立体骨組において、接触点が形成された状態を示す図である。 図15は、従来の立体骨組における、三重の小型円状部を形成した偏平な畳み状態を示す図である。
図1から図10を参照して、本発明の第1実施形態に係るテント1を説明する。なお、以下の各実施形態において同一または対応する部分には同一の参照符号を付しており、これらの部分の構成についての説明は、基本的には繰り返さない。
図1に示されるように、テント1は、展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された立体骨組2と、立体骨組2を被覆する筒部3と、筒部3に張られた一対の側面シート4、底面シート5、背面シート6、および正面シート7と、を備える。立体骨組2は、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成されている。テント1が展開状態にあるとき、立体骨組2は展開状態にあり、テント1が畳み状態にあるとき、立体骨組2は畳み状態にある。よって、以下では、テント1の展開状態および畳み状態と、立体骨組2の展開状態および畳み状態とを、区別することなく、説明を行う。
展開状態において、立体骨組2は、平面視において中央部分で交差した8の字を形成する。展開状態において、筒部3も、平面視において中央部分で交差した8の字を形成する。一対の側面シート4は、筒部3の内側を埋めるように張られており、展開状態において、テント1の両側面を形成する。底面シート5、背面シート6、および正面シート7は、筒部3の外側で張られており、展開状態において、それぞれ、テント1の底面、背面、および正面を形成する。
図2は、展開状態における立体骨組2を示している。8の字状の立体骨組2は、必ず一点で交差する。そのため、この交差点を基準点Pbとして、立体骨組2に仮想的に設定できる。この基準点Pbは、展開状態において、立体骨組2の頂点となる。また、基準点Pbの設定に伴って、立体骨組2に、基準点Pbに対向する対向点Pcと、基準点Pbおよび対向点Pcの中点Pmと、を仮想的に設定できる。立体骨組2は8の字状であるので、1つの基準点Pbに対して、2つの対向点Pcと、4つの中点Pmとが存在する。また、展開状態における立体骨組2について、基準点Pbと対向点Pcとを結ぶ軸を縦軸Avとし、一対の中点Pmを結ぶ軸を横軸Ahとし、縦軸Avに沿った方向を縦方向Dvとし、横軸Ahに沿った方向を横方向Dhとする。
立体骨組2は、交差点(基準点Pb)を頂点とする四角錐状形状において、頂点から互いに対向する2つの底辺側に垂下した立体形状を有する。この立体骨組2は、交差点である基準点Pbを境界とする2つの環状部20を有する。1つの環状部20上に、1つの基準点Pb、1つの対向点Pc、および2つの中点Pmが存在する。環状部20は、基準点Pbおよび対向点Pcにおいて、二等分される。展開状態において、基準点Pbは、対向点Pcの上方に位置する。環状部20は、基準点Pbの周辺部である天辺部21と、対向点Pcの周辺部である底辺部22と、中点Pmの周辺部であって天辺部21と底辺部22とを連結する側辺部23と、を備える。筒部3によって案内される環状部20の形状は、涙滴状である。そのため、天辺部21の形状および側辺部23の形状は、概ね円弧状であり、底辺部22の形状は、概ね直線状である。
立体骨組2は、屈曲を有する複数のきっかけ部24、25を有する。第1実施形態では、複数のきっかけ部は、立体骨組2上において中点Pmよりも基準点Pbに近い第1位置M1に設けられた第1きっかけ部24と、立体骨組2上において中点Pmよりも対向点Pcに近い第2位置M2に設けられた第2きっかけ部25と、を含む。環状部20の曲率は、第1位置M1および第2位置M2を境界として、比較的大きく変化している。そのため、第1位置M1は、天辺部21と側辺部23との境界位置であり、第2位置M2は、側辺部23と底辺部22との境界位置である。きっかけ部24、25の構成を、次に説明する。
図3に示されるように、立体骨組2を構成する支持材は、帯状の金属または樹脂材料である。所定長さを有する帯状の支持材をその弾性範囲内で変形させ、その支持材の両端部を連結することによって、立体骨組2は、環状の立体形状に構成されている。ここで、所定長さの支持材は、一ひねりした上で連結されているので、支持材の各部は、支持材の長さ方向の軸周りに、比較的容易に旋回できる。
帯状の支持材の横断面は、矩形であるため、図4に示されるように、支持材は、その長さ方向に沿って一対の幅広面2aと一対の幅狭面2bとを有する。一対の幅広面2a同士が対向する方向を支持材の厚み方向、一対の幅狭面2b同士が対向する方向を支持材の幅方向とする。上述のきっかけ部24、25は、支持材において屈曲した部位であり、支持材の幅方向から見て、屈曲している。そのため、立体骨組2は、きっかけ部24、25において、他の部分と比べて、曲がりやすくなっている。また、基準点Pbと対向点Pcの間に位置するきっかけ部24、25同士は、厚み方向の同じ側に屈曲している。そのため、基準点Pbから対向点Pcまでの部分全体が、より小さな円弧形状を形成するように屈曲しやすい。
次に、図5から図10を参照して、立体骨組2の展開状態から畳み状態への変更を説明する。
図5に示されるように、まず、対向点Pc同士が近づくように、2つの環状部20が重ねられる。上述したように、立体骨組2において支持材は一ひねりされているので、2つの環状部20を重ねるときに交差点(基準点Pb)の周辺で支持材を屈曲させる必要がなく、2つの環状部20を接近させて重ねることができる。2つの環状部20が重ねられると、対向点Pc同士、中点Pm同士、第1位置M1同士、および第2位置M2同士がそれぞれ、ほぼ同じ位置で接する。なお、以下の図6から図10では、図示の煩雑化を避けるために、重ねられた環状部20を一体として、つまり2本の並んだ支持材を1本の支持材として図示している。
次に、図6に示されるように、第1段階として、一対の中点Pm同士を近づけるように立体骨組2が曲げられる。そうすると、縦方向Dvから見て、立体骨組2がC字形状を描くように曲がる。立体骨組2の上部では、一対の中点Pmを両端とし基準点Pbを含むC字形状が形成され、立体骨組2の下部では、一対の中点Pmを両端とし対向点Pcを含むC字形状が形成される。これに伴って、基準点Pbおよび対向点Pcが近づくように、天辺部21および底辺部22が横軸Ah回りで互いに巻き込まれるように曲がる。このとき、横方向Dhから見て、立体骨組2は、基準点Pbおよび対向点Pcを両端とするU字形状を描くように曲がる。さらに、一対の中点Pm同士が近付けられると、図7に示されるように、一方の中点Pmの周辺部と他方の中点Pmの周辺部とが接触して、立体骨組2に接触点Tが形成される。ここで、第1きっかけ部24が第1位置M1にあるので、立体骨組2における基準点Pbから第1位置M1までの部分が、立体骨組2における第1位置M1から中点Pmまでの部分に対して曲がりやすい。つまり、一対の中点Pm同士を近づけるように立体骨組2に力が加えられた際に、立体骨組2は、一対の中点Pm同士が近づくように、かつ、基準点Pbが対向点Pcに近づくように、曲がりやすい。そのため、第1段階において、立体骨組2が上述のC字形状およびU字形状を描くように容易に曲げることができる。
次に、図8に示されるように、第2段階として、上述の接触点Tでの立体骨組2の接触を維持しながら、天辺部21(基準点Pbの周辺部)が横軸Ah(図6)周りに巻き込まれるように、接触点Tの周辺部(中点Pmの周辺部)が横軸Ah周りに対向点Pcの方に押し出される。このようにして、横方向Dhから見て、基準点Pbが対向点Pcと中点Pmとの間に到達する。ここで、第1きっかけ部24が第1位置M1にあり、第2きっかけ部25が第2位置M2にあって、きっかけ部24、25は支持材の厚み方向で同じ側に屈曲している。そのため、天辺部21が横軸Ah周りに巻き込まれるように立体骨組2が曲げられるときに、立体骨組2が第1位置M1および第2位置M2で曲がって、全体的に湾曲しやすい。そのため、第2段階において、天辺部21を側辺部23に対して容易に曲げることができる。
第2段階の終了時に、環状部20は、三つの小型円状部C1、C2、C3を形成した状態になる。三つの小型円状部C1、C2、C3は、底辺部22を含む円状の第1小型円状部C1と、一方の側辺部23を含む円状の第2小型円状部C2と、他方の側辺部23を含む円状の第3小型円状部C3とである。
さらに、図9に示されるように、第3段階として、第1小型円状部C1に、第2小型円状部C2および第3小型円状部C3が交互に近付けられて重ねられる。このようにして、図10に示されるように、環状部20は、三重の小型円状部C1、C2、C3を形成した偏平な畳み状態になる。立体骨組2は、重ねられた2つの環状部20を有するので、立体骨組2は、全体で六重の小型円状部C1、C2、C3が形成された偏平状に畳まれる。
次に、図11を参照して、第2実施形態に係るテント1を説明する。第2実施形態では、きっかけ部24、25が、以下で説明する均等位置E1、E2に設けられている。
図11は、第2実施形態に係るテント1の立体骨組2を示している。図11に示されるように、基準点Pbおよび対向点Pcの設定に伴って、基準点Pbから対向点Pcまでの立体骨組2上における長さを三等分する2つの均等位置E1、E2を設定できる。2つの均等位置E1、E2は、基準点に近い方の第1均等位置E1と、対向点に近い方の第2均等位置E2とである。なお、第1均等位置E1は、中点Pmと基準点Pbとの間にあり、第2均等位置E2は、中点Pmと対向点Pcとの間にある。第2実施形態に係る立体骨組2も、第1実施形態に係る立体骨組1と同様の方法で、畳むことができる。
次に、図12から図14を参照して、第3実施形態に係るテント1を説明する。
図12に示されるように、第3実施形態に係るテント1は、展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された立体骨組2と、立体骨組2を被覆する筒部3と、筒部3に張られた複数のシート8とを備える。
図13は、展開状態における第3実施形態に係る立体骨組2を示している。立体骨組2は、2つの支持材によって立体的に形成されている。2つの支持材は、弾性を有する環状の下支持材11および上支持材12である。下支持材11は、概ね、水平面と平行な面内に位置する。上支持材12は、下支持材から上方に突出するように位置する。
下支持材11上に、基準点Pbと、基準点Pbに対向する対向点Pcと、基準点Pbおよび対向点Pcの中点Pmと、を仮想的に設定できる。同様に、上支持材12上に、基準点Pbと、基準点Pbに対向する対向点Pcと、基準点Pbおよび対向点Pcの中点Pmと、を仮想的に設定できる。ここで、上支持材12の基準点Pbは、上支持材12の最下位置であって、下支持材11の基準点Pbに最も接近する位置に設定できる。同じく、上支持材12の対向点Pcは、上支持材12の最下位置であって、下支持材11の対向点Pcに最も接近する位置に設定できる。図13において、下支持材11の基準点Pbおよび対向点Pcは、上支持材12の基準点Pbおよび対向点Pcに一致させている。上支持材12の2つの中点Pmは、上支持材12の最上位置となる。
上支持材12は、中点Pmの周辺部である天辺部121と、基準点Pbの周辺部である底辺部122と、対向点Pcの周辺部である底辺部122と、天辺部121と底辺部122とを連結する側辺部123と、を備える。
第3実施形態に係る立体骨組2も、複数のきっかけ部24、25を有する。複数のきっかけ部は、立体骨組2上において中点Pmよりも基準点Pbに近い第1位置M1に設けられた第1きっかけ部24と、立体骨組2上において中点Pmよりも対向点Pcに近い第2位置M2に設けられた第2きっかけ部25と、を含む。
次に、立体骨組2の展開状態から畳み状態への変更を説明する。
図14に示されるように、まず、下支持材11の一対の中点Pmが接近するように下支持材11が曲げられ、さらに、曲げられた下支持材11に重なるように上支持材12が曲げられる。このようにして、下支持材11の一対の中点Pmの周辺部と、上支持材12の一対の中点Pmの周辺部とが接触して、接触点Tが形成される。
上述の接触点Tでの立体骨組2の接触を維持しながら、基準点Pbの下方に対向点Pcが位置するように、立体骨組2が約90度回転させられると、第3実施形態に係る立体骨組2の状態は、図7に示される第1実施形態に係る立体骨組2の状態に概ね等しくなる。そのため、この後、図6から図10を参照して示した第1実施形態に係る手順に従って、第3実施形態に係る立体骨組2を畳み状態に移行させることができる。
第1から第3実施形態のそれぞれに係るテント1は、展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された立体骨組2であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組2を有する。前記立体骨組2は、屈曲を有する複数のきっかけ部24、25を有する。前記立体骨組2上に、基準点Pbと、前記基準点Pbに対向する対向点Pcと、前記基準点Pbおよび前記対向点Pcの中点Pmとを仮想的に設定したときに、前記きっかけ部24、25は、前記立体骨組2上において前記中点Pmよりも前記基準点Pbに近い第1位置M1と、前記立体骨組2上において前記中点Pmよりも前記対向点Pcに近い第2位置M2とに設けられている。
かかる構成によれば、立体骨組2における基準点Pbから第1位置M1までの部分が、立体骨組2における第1位置M1から中点Pmまでの部分に対して曲がりやすい。そのため、基準点Pbと対向点Pcとが近づくことで一方の側辺部23と他方の側辺部23とが接触して接触点Tが形成されるように、立体骨組2が曲げられるときに、天辺部21を側辺部23に対して容易に曲げることができる。また、第2きっかけ部25が第2位置M2にあるので、立体骨組2における中点Pmから第2位置M2までの部分が、立体骨組2における第2位置M2から対向点Pcまでの部分に対して曲がりやすい。そのため、天辺部21が横軸Ah周りに巻き込まれるように曲げられるときに、立体骨組が第1位置および第2位置で曲がって、全体的に湾曲しやすく、天辺部21を横軸Ah周りに容易に巻き込まれた状態にできる。以上に示したように、展開状態から畳み状態に移行させる各段階で、立体骨組2を容易に曲げることができる。したがって、テント1は、畳みやすい。
第2実施形態に係るテント1において、前記基準点Pbから前記対向点Pcまでの前記立体骨組2上の長さを三等分する2つの均等位置E1、E2であって、前記基準点Pbに近い第1均等位置E1と、前記対向点Pcに近い第2均等位置E2とを仮想的に設定したときに、前記第1位置M1は、前記第1均等位置E1またはその近傍にあり、前記第2位置M2は、前記第2均等位置E2またはその近傍にある。
かかる構成によれば、2つのきっかけ部が立体骨組2上の均等な位置にあって、立体骨組2が均等な位置で曲げられるので、立体骨組2が畳まれるときに形成される三重の小型円状部C1、C2、C3の大きさが全てほぼ同じ大きさとなる。したがって、本発明に係るテント1は、コンパクトに畳むことができる。
なお、本発明に係るテントは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
第1および第2実施形態では、立体骨組2は1つの環状の支持材によって構成され、第3実施形態では、立体骨組2は2つの環状の支持材によって構成されているが、これらの構成に限定されない。本発明に係る立体骨組2は、3以上の環状の支持材によって構成されてもよい。第1から第3実施形態では、環状の支持材は、横断面が矩形である帯状の弾性材料で形成されているが、この構成に限定されない。支持材の横断面は、円状であってもよい。また、支持材は、ワイヤーロープであってもよい。
第1および第2実施形態では、基準点は、8の字状の立体骨組2における交差点であり、第3実施形態では、基準点は、立体骨組2において下支持材11および上支持材12が最も接近する位置である。基準点は、これらの位置に限定されない。本発明に係る基準点は、立体骨組上の任意の位置に設定できる。
第1から第3実施形態では、きっかけ部は、支持材において屈曲を有する部位であるが、この構成に限定されない。本発明に係るきっかけ部は、支持材において屈曲を有する部位だけでなく、支持材において他の部分と比べて剛性の低い部分であってもよい。きっかけ部は、例えば、帯状の支持材において他の部分よりも薄く形成された部位であってもよい。
第1から第3実施形態では、立体骨組は、第1位置M1および第2位置M2に設けられた2つのきっかけ部を備えている。本発明に係る立体骨組は、第1位置M1および第2位置M2に設けられた2つのきっかけ部の他に、他の位置に設けられた1以上のきっかけ部を備えてもよい。このようにきっかけ部の数を多くすることによって、立体骨組をより畳みやすくすることができる。
1…テント、2…立体骨組、2a…幅広面、2b…幅狭面、3…筒部、4…側面シート、5…底面シート、6…背面シート、7…正面シート、8…シート、11…下支持材、12…上支持材、20…環状部、21…天辺部、22…底辺部、23…側辺部、24…きっかけ部、25…きっかけ部、121…天辺部、122…底辺部、123…側辺部、Ah…横軸、Av…縦軸、C1…第1小型円状部、C2…第2小型円状部、C3…第3小型円状部、Dh…横方向、Dv…縦方向、E1…第1均等位置、E2…第2均等位置、M1…第1位置、M2…第2位置、Pb…基準点、Pc…対向点、Pm…中点、T…接触点

Claims (3)

  1. 展開状態と畳み状態とを変更可能に構成され、重ね合わせ可能に連結された少なくとも2つの環状部を有する立体骨組であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組を有するテントにおいて、
    前記立体骨組は、屈曲を有する、または他の部分と比べて剛性の低い複数のきっかけ部であって、前記立体骨組を前記展開状態から前記畳み状態に移行させるためのきっかけ部を有し、
    前記立体骨組上に、前記環状部同士を連結する部分に位置する基準点と、前記基準点に対向する対向点と、前記基準点および前記対向点の中点とを設し、前記きっかけ部は、前記立体骨組上において前記中点よりも前記基準点に近い第1位置と、前記立体骨組上において前記中点よりも前記対向点に近い第2位置とに設けられている、テント。
  2. 展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された8の字状の立体骨組であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組を有するテントにおいて、
    前記立体骨組は、屈曲を有する、または他の部分と比べて剛性の低い複数のきっかけ部であって、前記立体骨組を前記展開状態から前記畳み状態に移行させるためのきっかけ部を有し、
    前記立体骨組上に、前記8の字状の前記立体骨組みの交差点に位置する基準点と、前記基準点に対向する対向点と、前記基準点および前記対向点の中点とを設し、前記きっかけ部は、前記立体骨組上において前記中点よりも前記基準点に近い第1位置と、前記立体骨組上において前記中点よりも前記対向点に近い第2位置とに設けられている、テント。
  3. 展開状態と畳み状態とを変更可能に構成された立体骨組であって、弾性を有する環状の支持材によって立体的に形成された立体骨組を有するテントにおいて、
    前記支持材は、前記展開状態で水平面と平行な面内に位置する下支持材と、前記展開状態で前記下支持材から上方に突出するように位置する上支持材と、を有し、
    前記立体骨組は、屈曲を有する、または他の部分と比べて剛性の低い複数のきっかけ部であって、前記立体骨組を前記展開状態から前記畳み状態に移行させるためのきっかけ部を有し、
    前記立体骨組上に、前記展開状態で前記上支持材と前記下支持材とが最も接近した位置に位置する基準点と、前記基準点に対向する対向点と、前記基準点および前記対向点の中点とを設し、前記きっかけ部は、前記立体骨組上において前記中点よりも前記基準点に近い第1位置と、前記立体骨組上において前記中点よりも前記対向点に近い第2位置とに設けられている、テント。
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