JP6085170B2 - 内燃機関の排気通路の構造 - Google Patents

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Description

本発明は、触媒を備えた内燃機関の排気通路の構造に関するものである。
一般に、内燃機関の排気通路に配される排気浄化用の触媒の下流側には、排気ガス中の酸素濃度等のガス成分や空燃比、温度等を検出する排気センサを設けてある。
特許文献1に記載のものは、排気センサの上流側の部位に、棒状部材を取り付けている。この棒状部材は、排気の流れを横切る方向に伸びるもので、排気の乱れを促進する。排気通路の内部を流れる排気は、棒状部材の近傍を通過するときに乱流となり、下流側の排気センサに至る。これにより、排気を撹拌した上で排気センサの表面の広い面積にわたって接触させることができるので、排気センサによる酸素濃度等の検出精度が高く保たれる。
しかし、上述したものでは、触媒を保持する排気管と排気センサを支持する排気管との間に、棒状部材を配置するスペースを確保するための別の排気管を介在させており、その中間の排気管に棒状部材を挿入して固定している。
このため、触媒から排気センサまでの距離が長くなり、排気センサを活性化させるための温度上昇が遅れる。また、排気通路全体も長くなることから、エンジンルーム内のより多くのスペースを占拠することとなる。加えて、中間の排気管を接合する工数や部品点数の増加を招き、コスト面での不利を招く。
さらに、上述したものは、中間の排気管に孔をあけて棒状部材を挿入するものであるため、棒状部材の大きさや形状に自由度がない。そのため、排気の遮り方、換言すれば、排気の乱し方に自由度がないという不具合もある。
特開2012−77615号公報
本発明は、排気センサの上流側における排気の乱れを促進し、排気センサに対するガス当たり性を向上させながら、排気通路を短縮することを所期の目的としている。
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような構成を採用したものである。すなわち、本発明に係る内燃機関の排気通路の構造は、排気を浄化するための触媒が内部に設けられる第1の排気管と、この第1の排気管の下流側に直接接続され排気センサが取り付けられる第2の排気管とを備えたものであって、前記第1の排気管が、前記触媒が配される保持部と、保持部の下流側に設けられ保持部よりも小径であり前記第2の排気管と接続される接続部と、保持部と接続部とを連接する縮径部とを有しており、前記排気センサの上流側であって前記第1の排気管の接続部の下流側の端を折り曲げ加工することで、管内に突出する突起部を設けたことを特徴とする。
このようなものであれば、排気通路の内部を流れる排気は、突起部の近傍を通過するときに乱流となり、下流側の排気センサに至るので、排気を撹拌した上で排気センサの表面の広い面積にわたって接触させることができ、排気センサによる酸素濃度等の検出精度が高く保たれる。しかも、従来のような棒状部材を設けるためのスペースが不要となるため、排気通路を短くすることも可能となり、エンジンルーム内の省スペース化に寄与する。
加えて、前記第1の排気管における縮径部と突起部との間の部位を、前記第2の排気管に溶接することが好ましい。
本発明は、以上のような構成であるから、排気センサの上流側における排気の乱れを促進し、排気センサに対するガス当たり性を向上させながら、排気通路を短縮できる。
本発明の第1実施形態における内燃機関の概略構成を示す図。 同実施形態の排気通路の要部の構成を示す図。 同実施形態の排気通路の第1の排気管を下方から示す斜視図。 本発明の第2実施形態における排気通路の要部の構成を示す図。 本発明の第3実施形態における排気通路の要部の構成を示す図。 本発明に関連する参考例の排気通路の要部の構成を示す図。 本発明に関連する参考例の排気通路の要部の構成を示す図。 本発明に関連する参考例の排気通路の要部の構成を示す図。 本発明の第実施形態における排気通路の第1の排気管を下方から示す斜視図。 本発明に関連する参考例の排気通路の要部の構成を示す図。 参考例の排気通路の第1の排気管を下方から示す斜視図。 本発明の変形例にかかる突起部を模式的に示す図。 本発明の変形例にかかる突起部を模式的に示す図。 本発明の変形例にかかる突起部を模式的に示す図。 本発明の変形例にかかる突起部を模式的に示す図。
以下、本発明の第1実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明の第1実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。図1に、本実施形態における車両用内燃機関の概要を示す。本実施形態における内燃機関は、火花点火式ガソリンエンジンであり、複数の気筒1(図1には、そのうち一つを図示している)を具備している。各気筒1の吸気ポート近傍には、燃料を噴射するインジェクタ11を設けている。また、各気筒1の燃焼室の天井部に、点火プラグ12を取り付けてある。点火プラグ12は、点火コイルにて発生した誘導電圧の印加を受けて、中心電極と接地電極との間で火花放電を惹起するものである。
吸気を供給するための吸気通路3は、外部から空気を取り入れて各気筒1の吸気ポートへと導く。吸気通路3上には、エアクリーナ31、電子スロットルバルブ32、サージタンク33、吸気マニホルド34を、上流からこの順序に配置している。
排気を排出するための排気通路4は、気筒1内で燃料を燃焼させた結果発生した排気を各気筒1の排気ポートから外部へと導く。この排気通路4上には、フロントO2センサ(図示せず)、三元触媒41、リアO2センサ43を、上流からこの順序に配置している。
フロントO2センサは、排気中の酸素濃度等のガス成分や空燃比等を検出するものであり、三元触媒41の上流側の部位に配されている。リアO2センサ43は、排気中の酸素濃度等のガス成分や空燃比等を検出するものであり、三元触媒41の下流側の部位に配されている。リアO2センサ43は、本実施形態における排気センサであり、排気通路4の内部に突出するように、第2の排気管44の上流側の端部47に装着されている。フロントO2センサ及びリアO2センサ43は、排気ガスに接触して反応することにより、排気中の酸素濃度に応じた電圧信号を出力する通常のものである。
三元触媒41は、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の貴金属をアルミナ等の担体に担持させたものである。排気に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOX)等の有害物質は、三元触媒41を通過することにより、炭化水素を水と二酸化炭素に、一酸化炭素を二酸化炭素に、窒素酸化物を窒素に、それぞれ酸化または還元される。
本実施形態の制御装置たるECU0は、プロセッサ、メモリ、入力インタフェース、出力インタフェース等を有したマイクロコンピュータシステムである。
入力インタフェースには、車両の実車速を検出する車速センサから出力される車速信号a、クランクシャフトの回転角度及びエンジン回転数を検出するエンジン回転センサから出力されるクランク角信号b、アクセルペダルの踏込量またはスロットルバルブ32の開度をアクセル開度(運転者が要求する機関出力、いわば要求負荷)として検出するセンサから出力されるアクセル開度信号c、シフトレバーのレンジを知得するためのセンサ(シフトポジションスイッチ)から出力されるシフトレンジ信号d、吸気通路3(特に、サージタンク33)内の吸気温及び吸気圧を検出する温度・圧力センサから出力される吸気温・吸気圧信号e、内燃機関の温度を示唆する冷却水温を検出する水温センサから出力される冷却水温信号f、吸気カムシャフトまたは排気カムシャフトの複数のカム角にてカム角センサから出力されるカム角信号g、フロントO2センサから出力される上流側空燃比信号h、リアO2センサ43から出力される下流側空燃比信号m等が入力される。
出力インタフェースからは、点火プラグ12のイグナイタに対して点火信号i、インジェクタ11に対して燃料噴射信号j、スロットルバルブ32に対して開度操作信号k等を出力する。
ECU0のプロセッサは、予めメモリに格納されているプログラムを解釈、実行し、運転パラメータを演算して内燃機関の運転を制御する。ECU0は、内燃機関の運転制御に必要な各種情報a、b、c、d、e、f、g、h、mを入力インタフェースを介して取得し、エンジン回転数を知得するとともに気筒1に充填される吸気量を推算する。そして、それらエンジン回転数及び吸気量等に基づき、要求される燃料噴射量、燃料噴射タイミング(一度の燃焼に対する燃料噴射の回数を含む)、燃料噴射圧、点火タイミングといった各種運転パラメータを決定する。運転パラメータの決定手法自体は、既知のものを採用することが可能である。ECU0は、運転パラメータに対応した各種制御信号i、j、kを出力インタフェースを介して印加する。
しかして、本実施形態では、排気通路4における触媒41と、排気センサたるリアO2センサ43との間に、管内に突出する突起部49を設けている。
突起部49は、排気の流れを横切る方向に伸びるもので、排気の乱れを促進する。排気通路4の内部を流れる排気は、突起部49の近傍を通過するときに乱流となり、下流側のリアO2センサ43に至る。これにより、排気を撹拌した上でリアO2センサ43の表面の広い面積にわたって接触させることができるので、リアO2センサ43による酸素濃度等の検出精度が高く保たれる。
図2に、排気通路4の触媒41より下流の部位の構造を示す。
排気通路4は、排気を浄化するための三元触媒41が内部に設けられる第1の排気管42と、この第1の排気管42の下流側に直接接続されリアO2センサ43が取り付けられる第2の排気管44とを備えたものである。
第1の排気管42は、図3に示すように、三元触媒41の配される保持部45と、この保持部45の下流側に設けられ前記第2の排気管44と接続される接続部46とを備えている。この第1の排気管42は、薄肉構造をなす金属製のパイプであり、前記接続部46が前記保持部45よりも小径なもので、前記第2の排気管44の上流側の端部47の内側に嵌り込むようになっている。
本実施形態の第1の排気管42には、リアO2センサ43の上流側であって下流側の端部48に管内に突出する複数の突起部49が設けられている。各突起部49は、第1の排気管42の下流側を折り曲げ加工して当該第1の排気管42と一体に形成されたものである。
突起部49の成形方法を詳述すれば、第1の排気管42と第2の排気管44とを接続する前に、まず、第1の排気管42の下流側に前記接続部46を延長した形状をなす突起部形成用の管を一体に形成する。そして、突起部形成用の管を円周方向に間欠的に複数箇所切り欠いて、突起部形成用の突出片を複数形成する。その後、各突出片の先端部分が前記第1の排気管42の軸心方向に向くように第1の排気管42の端縁を境界にしてプレス加工することで、前記突起部49が第1の排気管42の下流側の端部48に形成される。したがって、この突起部49は、前記第1の排気管42と同様に、薄肉構造をなす金属製の板状のものである。本実施形態においては、突起部49が接続部46に対してほぼ直角になるようにプレス加工されている。
第2の排気管44は、上流側の端部47が前記第1の排気管42の下流側の端部48の外側に密着して溶接等によって固定されるもので、第1の排気管42の接続部46よりも大径な薄肉構造をなす金属製のパイプである。
第1の排気管42と第2の排気管44とを接続して内燃機関を運転させると、排気が突起部49の上流側の表面近傍で撹拌され、各突起部49の先端部分に囲まれた空間及び隣接する突起部49間に形成される隙間を通り、下流側のリアO2センサ43へと流れ得るようになっている。なお、突起部49間に形成される隙間は、プレス加工後に溶接等により埋めるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態の排気通路4は、排気を浄化するための三元触媒41が内部に設けられる第1の排気管42と、この第1の排気管42の下流側に直接接続されリアO2センサ43が取り付けられる第2の排気管44とを備えたものであって、前記リアO2センサ43の上流側であって前記第1の排気管42の下流側の端部48に管内に突出する突起部49を設けたものである。この突起部49が、排気通路4内における排気の流れを横切る方向に伸びるもので、排気の流れを促進する。換言すれば、排気通路4の内部を流れる排気は、突起部49の近傍を通過するときに乱流となり、突起部49の下流側に設けられたリアO2センサ43に至る。これにより、排気を撹拌した上でリアO2センサ43の表面の広い面積にわたって接触させることができるので、リアO2センサ43による酸素濃度等の検出精度が高く保たれる。
特に、本実施形態のようなものであれば、従来のような棒状部材挿入用の排気管等を介在させる必要がなくなり、設計の自由度が低くなってしまうという問題を解消することができる。換言すれば、中間の排気管等が不要となるため、三元触媒41からリアO2センサ43までの距離を短くでき、リアO2センサ43を活性化させるための温度上昇を適切に行うことができる。また、排気通路4を短縮できるので、エンジンルーム内のより多くのスペースを占拠するという不都合が生じない。すなわち、排気通路4の外観上の変化なしに突起部49を設けることができるので、車両搭載上において格別の制約を受けることなく実施できる。また、従来生じていた中間の排気管を接合するための工数や部品点数の増加を抑制することができ、コストを低減させることができる。
また、本実施形態の突起部49は、第1の排気管42の下流側を折り曲げ加工して当該第1の排気管42と一体に形成されたものであるので、比較的簡単にかつ低コストで突起部49を形成できる。
ところで、三元触媒41で炭化水素が酸化された際に発生する水は、内燃機関の運転時には、三元触媒41が高温に保たれているため水蒸気(気体)となるが、内燃機関の停止時には、内燃機関が低温になるとともに三元触媒41も低温となるため、前述した水蒸気が凝縮して水(液体)となり、第1の排気管42の壁を伝って下流へ流れ込むことがある。本実施形態の突起部49は、リアO2センサ43の上流側に屋根状に形成されるものであるので、突起部49の上流側で発生した水を突起部49で溜めて高温で蒸発させる等して、リアO2センサ43に水がかかるのを抑制することもでき、リアO2センサ43の損傷を抑制できる。
次に、本発明の第2実施形態を図4を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一またはこれに準じている部分には、符号の前に「A」を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態の排気通路A4は、図4に示すように、排気を浄化するための三元触媒が内部に設けられる第1の排気管A42と、この第1の排気管A42の下流側に直接接続され排気センサであるリアO2センサA43が取り付けられる第2の排気管A44とを備えたものである。なお、図4では、三元触媒の図示を省略している。
本実施形態の第1の排気管A42には、下流側の端部A48に管内に突出する単一の突起部A49が設けられている。突起部A49は、第1の排気管A42の下流側を折り曲げ加工して当該第1の排気管A42と一体に形成されたものである。
突起部A49の成形方法を詳述すれば、第1の排気管A42と第2の排気管A44とを接続する前に、まず、第1の排気管A42の下流側の一部分に例えば長方形状をなす突起部形成用の突出片を一体に形成する。その後、この突出片の先端部分が前記第1の排気管A42の軸心方向に向くように第1の排気管A42の端縁を境界にしてプレス加工することで、前記突起部A49が第1の排気管A42の下流側の端部A48に形成される。本実施形態においては、突起部A49が接続部A46に対してほぼ直角になるようにプレス加工されている。
第1の排気管A42と第2の排気管A44とを接続して内燃機関を運転させると、排気が突起部A49の上流側の表面近傍で撹拌され、下流側のリアO2センサA43へと流れ得るようになっている。このようなものであれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明の第3実施形態を図5を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一またはこれに準じている部分には、符号の前に「B」を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態の排気通路B4は、図5に示すように、排気を浄化するための三元触媒が内部に設けられる第1の排気管B42と、この第1の排気管B42の下流側に直接接続され排気センサであるリアO2センサB43が取り付けられる第2の排気管B44とを備えたものである。なお、図5では、三元触媒の図示を省略している。
本実施形態の第1の排気管B42には、下流側の端部B48に管内に突出する単一の突起部B49が設けられている。突起部B49は、第1の排気管B42の下流側の端部B48を折り曲げ加工して当該第1の排気管B42と一体に形成されたものである。
突起部B49の成形方法は、第2実施形態の突起部A49の成形方法に準ずる。本実施形態においては、突起部B49が接続部B46に対して鈍角になるようにプレス加工されている。
第1の排気管B42と第2の排気管B44とを接続して内燃機関を運転させると、排気が突起部B49の上流側の表面近傍で撹拌され、下流側のリアO2センサB43へと流れ得るようになっている。このようなものであれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。また、第1実施形態のものよりも、排気の流路抵抗を小さくすることができる。
次に、本発明に関連する参考例を図6を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一またはこれに準じている部分には、符号の前に「C」を付して、詳細な説明を省略する。
参考例の排気通路C4は、図6に示すように、排気を浄化するための三元触媒が内部に設けられる第1の排気管C42と、この第1の排気管C42の下流側に直接接続され排気センサであるリアO2センサC43が取り付けられる第2の排気管C44とを備えたものである。なお、図6では、三元触媒の図示を省略している。
参考例の第1の排気管C42には、下流側の端部C48に管内に突出する単一の突起C49が設けられている。突起部C49は、第1の排気管C42の下流側の端部C48に別体の突起形成用の突起片を取り付けたものである。
突起部C49は、側断面視L字形をなすもので、突起部C49の先端部分が前記第1の排気管C42の軸心方向に向くように第1の排気管C42の内壁面に溶接等により取り付けられている。本参考例においては、突起部C49が接続部C46に対してほぼ直角になるように固定されている。
第1の排気管C42と第2の排気管C44とを接続して内燃機関を運転させると、排気が突起部C49の上流側の表面近傍で撹拌され、下流側のリアO2センサC43へと流れ得るようになっている。このようなものであれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
次に、本発明に関連する別の参考例を図7を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一またはこれに準じている部分には、符号の前に「D」を付して、詳細な説明を省略する。
参考例の排気通路D4は、図7に示すように、排気を浄化するための三元触媒が内部に設けられる第1の排気管D42と、この第1の排気管D42の下流側に直接接続され排気センサであるリアO2センサD43が取り付けられる第2の排気管D44とを備えたものである。なお、図7では、三元触媒の図示を省略している。
参考例の第2の排気管D44には、上流側の端部D47に管内に突出する単一の突起部D49が設けられている。突起部D49は、第2の排気管D44の上流側の端部D47に別体の突起形成用の突起片を設けたものである。
突起部D49は、側断面視L字形をなすもので、突起部D49の先端部分が前記第2の排気管D44の軸心方向に向くように第2の排気管D44の内壁面に溶接等により取り付けられている。本参考例においては、突起部D49が第2の排気管D44に対してほぼ直角になるように固定されている。
第1の排気管D42と第2の排気管D44とを接続して内燃機関を運転させると、排気が突起部D49の上流側の表面近傍で撹拌され、下流側のリアO2センサD43へと流れ得るようになっている。このようなものであれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、本参考例のように突起部D49を第2の排気管D44に設けるようにしたものであってもよく、第2の排気管D44と第1の排気管D42の接続方法によっては突起部D49を第2の排気管D44に一体に形成するものであってもよい。
第1の排気管と第2の排気管との接続関係は、第1〜第実施形態に示したような第2の排気管の内側に第1の排気管が嵌り込む構造のものには限られず、第1の排気管の内側に第2の排気管が嵌り込む構造のものや、第1の排気管の下流側の端部に設けられた第1のフランジ部と第2の排気管の上流側の端部に設けられたフランジ部とを接続するようなものであってもよい。後者の一例として図8を参照して説明する。なお、第1実施形態と同一またはこれに準じている部分には、符号の前に「E」を付して、詳細な説明を省略する。
参考例の排気通路E4は、図8に示すように、排気を浄化するための三元触媒が内部に設けられる第1の排気管E42と、この第1の排気管E42の下流側に直接接続され排気センサであるリアO2センサE43が取り付けられる第2の排気管E44とを備えたものである。なお、図8では、三元触媒の図示を省略している。
参考例の第1の排気管E42は、下流側の端部E48に管の外側に突出するフランジ部E481を備えている。第1の排気管E42には、下流側の端部E48に管内に突出する単一の突起E49が設けられている。突起部E49は、第3実施形態の突起部C49と同様のものであるため説明を省略する。
第2の排気管E44は、上流側の端部E47に管の外側に突出するフランジ部E471を備えている。この第2の排気管E44は、上流側の端部E47に形成されたフランジ部E471を前記第1の排気管E42の下流側の端部E48に形成されたフランジ部E481に接続することによって固定されるものである。
このようなものであれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
突起部は、第1実施形態に示したような第1の排気管の全周にわたって設けられるものの他に、以下の第実施形態に示すようなものであってもよい。
すなわち、図9に示す本発明の第実施形態の排気通路F4は、第1の排気管F42に、リアO2センサの上流側であって当該第1の排気管F42の下流側の端部F48に管内に突出する突起部F49が設けられている。突起部F49は、第1の排気管F42の下流側を折り曲げ加工して当該第1の排気管42と一体に形成されたものである。本実施形態の突起部F49は、第1の排気管F42の全周にわたって設けられるものであり、第1の実施形態の突起部49と異なり、突起部形成用の管を切り欠いていないものである。すなわち、突起部F49は、第1の排気管F42の下流側の端部F48の全周から第1の排気管F42の内側に向かって伸びているもので、突起部F49の先端部分に囲まれた孔F40の形状が円形状のものである。このようなものであれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、図10及び図11に示す参考例の排気通路G4は、図10及び図11に示すように、排気を浄化するための三元触媒が内部に設けられる第1の排気管G42と、この第1の排気管G42の下流側に直接接続され排気センサであるリアO2センサG43が取り付けられる第2の排気管G44とを備えたものである。なお、図10及び図11では、三元触媒の図示を省略している。本参考例の第1の排気管G42には、下流側の端部G48に管内に突出する突起G49が設けられている。突起部G49は、第1の排気管G42の全周にわたって設けられるものであり、第1の排気管G42の下流側の端部G48に別体の突起形成用の突起片を取り付けたものである。すなわち、突起部G49は、第1の排気管G42の全周から第1の排気管G42の内側に向かって伸びているもので、突起部G49の先端部分に囲まれた孔G40の形状が円形状のものである。このようなものであれば、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
突起部は第1または第2の排気管の全周にわたって設けられるものに限られず第1または第2の排気管の一部分に設けられるものであってよい。また、突起部の第1または第2の排気管の壁に対する角度や、その突出長さ寸法は上述した実施形態のものに限られず種々変更可能である。このように、突起部の設けられる角度や、突起部の先端部分により形成される排気通過用の孔の形状によって、排気センサへのガス当たりを調整することが可能となる。突起部の他の変形例としては、例えば、図12〜図15に示すものが挙げられる。なお、図12〜図15は、第1の排気管の底面図を模式的に示したものであり、これら突起部の形状を第2の排気管に適用したり、突起部を排気管とは別の部材で形成したりしてもよいのはもちろんである。
図12に示す突起部H49は、第1の排気管H42の下流側の端部F48の全周から第1の排気管H42の内側に向かって伸びているもので、突起部H49の先端部分に囲まれた孔H40の位置が偏心している。すなわち、この突起部H49は、前記孔H40の形状が円形状のものであり、前記孔H40の中心が第1の排気管H42の中心と異なるように形成されたものである。
図13に示す突起部J49は、第1の排気管J42の下流側の端部J48の全周から第1の排気管J42の内側に向かって伸びているもので、突起部J49の先端部分に囲まれた孔J40の形状が楕円形状のものである。
図14に示す突起部K49は、第1の排気管K42の下流側の端部K48の全周から第1の排気管K42の内側に向かって伸びているもので、突起部K49の先端部分に囲まれた孔K40の形状が四角形状のものである。なお、孔K40の形状は正方形状のものを図示しているが、長方形状のものや、他の多角形状のものであってもよいのはもちろんである。
図15に示す突起部L49は、第1の排気管L42の下流側の端部L48の全周から第1の排気管L42の内側に向かって伸びているもので、突起部L49の先端部分に囲まれた孔L40の形状が凹形状のものである。すなわち、この突起部L49は、周方向の一部分の突出寸法が他の部分の突出寸法と比べて大きく設定されているものである。
また、突起部の突出長さ寸法は、複数の突起部で相互に異ならせてもよい。さらに、突起部は排気通路の1箇所のみに設けられるものに限られず、複数箇所に設けられるものであってもよい。
突起部の設けられる場所も種々変更可能であり、例えば、排気通路に複数の触媒を直列に接続する、いわゆるタンデム触媒を採用した場合、排気センサとして上流側触媒の下流かつ下流側触媒の上流に排気センサが設けられることがあるが、この排気センサの上流側に突起部を形成してもよい。また、突起部は、触媒の上流側に設けられるものであってもよい。すなわち、内燃機関が、排気を浄化するための触媒が内部に設けられる排気管を備えたものであって、前記触媒の上流側に管内に突出する突起部を設けたものであってもよい。このようなものであれば、排気を触媒へ効率的に当てることが可能となり、排気性能を促進させることができる。
排気センサは、排気ガスの空燃比に対して非線形な出力特性を有するO2センサや、排気ガスの空燃比に比例した信号を出力するリニアA/Fセンサ等の空燃比センサ、または、排気温度センサ等であってもよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、車両等に搭載される内燃機関に適用することができる。
41…触媒
42、A42、B42、C42、D42、E42、F42、G42、H42、J42、K42、L42…第1の排気管
44、A44、B44、C44、D44、E44…第2の排気管
47、A47、B47、C47、D47、E47…上流側の端部
48、A48、B48、C48、D48、E48、F48、G48、H48、J48、K48、L48…下流側の端部
49、A49、B49、C49、D49、E49、F49、G49、H49、J49、K49、L49…突起部

Claims (2)

  1. 排気を浄化するための触媒が内部に設けられる第1の排気管と、この第1の排気管の下流側に直接接続され排気センサが取り付けられる第2の排気管とを備えたものであって、
    前記第1の排気管が、前記触媒が配される保持部と、保持部の下流側に設けられ保持部よりも小径であり前記第2の排気管と接続される接続部と、保持部と接続部とを連接する縮径部とを有しており、
    前記排気センサの上流側であって前記第1の排気管の接続部の下流側の端を折り曲げ加工することで、管内に突出する突起部を設けた内燃機関の排気通路の構造。
  2. 前記第1の排気管における縮径部と突起部との間の部位を、前記第2の排気管に溶接する請求項1記載の内燃機関の排気通路の構造。
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