JP4363655B2 - 酸化触媒の温度制御方法及び内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、酸化触媒の温度制御方法及び内燃機関の排気浄化装置に関する。特に、小型かつ簡易な構成で、酸化触媒の温度を制御して、排気浄化部材を熱により破損させてしまうことを防止することができる酸化触媒の温度制御方法及び内燃機関の排気浄化装置に関する。
従来、ディーゼルエンジン等の内燃機関から排出される排気ガス中には、粒子状物質(以下、PMと称する)や窒素酸化物(以下、NOXと称する)等が含まれている。そのために、内燃機関の後処理装置として、ディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFと称する)やNOX吸蔵触媒等を設けて、排気ガスを浄化する対策がとられている。
このうち、後処理装置としてDPFを備えた場合には、時間の経過に伴い、捕集したPMによって目詰まりを生じるために、PMを定期的に燃焼させて、DPFを再生させる必要がある。そのため、DPFの上流側にPMを燃焼させる手段を配置することが一般的に行われているが、その際に、かかる燃焼手段によって、DPFが過熱され破損しないように留意する必要がある。
そこで、DPFに吸着されたPMに着火するとともに、再生用ガスを流入させて、DPFを再生する方法において、DPFの温度が過度に上昇しないように、流入させる再生用ガスの量を調整する手段を備えた内燃機関の排気浄化装置が開示されている。より詳細には、図6に示すように、DPFの温度を検出する温度検出手段と、PM着火初期温度域における単位時間当たりの温度上昇速度を検出する温度変化速度検出手段と、検出温度値が所定値以上の場合に再生用ガスを減量する再生ガス流量調整手段とを設けた内燃機関の排気浄化装置である(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−156928号公報 (特許請求の範囲 図1)
しかしながら、特許文献1に開示された排気浄化装置は、DPFを再生する際に、排気ガスを、DPFをバイパスさせながら行うものであり、その間の排気ガスにおいては、PMを捕集することができないという問題があった。また、排気ガスをバイパスさせるためのバイパス管を備える必要があり、装置が大型かつ複雑化してしまう場合があった。
そこで、別のDPFの再生方法として、DPFの上流側に酸化触媒を配置して、排気ガスの温度を昇温させた上でDPFに流入させることにより、捕集されたPMを燃焼させる方法も実施されている。かかるDPFの再生方法においては、酸化触媒における排気ガスの昇温効率を高めるために、エンジンにおける燃料の噴射タイミングを遅らせて、排気ガス中に多量の未燃焼の燃料(生ガス:HC)を含ませたり、あるいは、酸化触媒に対して、直接生ガスを吹き付けたりしている。すなわち、このように酸化触媒に生ガスを供給することにより、多量の生ガスが酸化反応し、酸化熱の発生が促進されるため、効率的に排気ガスの温度を昇温させることができる。
しかしながら、酸化触媒の温度が活性化温度に達していない状態で、当該酸化触媒に生ガスを供給した場合や、排気ガスの温度が、燃料が気化する程に十分に上昇していない場合には、未燃焼の燃料がそのまま酸化触媒に付着して残ってしまう場合があった。また、未燃焼の燃料と併せて、排気ガスに含まれるPMや高沸点成分についても、酸化触媒に付着して残ってしまう場合があった。このように酸化触媒に燃料等が付着している状態で、エンジンを高負荷運転させて酸化触媒の温度が活性化温度を超えた時に、減速やアイドリング状態の低負荷運転に変化させると、排気ガス中の酸素濃度が急激に上昇することとなる。そのため、酸化触媒に付着している燃料等が燃焼し、酸化触媒の温度が急激に上昇して、排気ガスの温度も急激に上昇し始める。そして、かかる低負荷運転状態では、排気ガスの流量が減少しており、DPFに多量の熱量が滞留してしまうために、DPFの温度も急激に上昇し、損傷する場合が見られた。
そこで、本発明の発明者らは鋭意努力し、排気通路の途中に酸化触媒を備える排気浄化装置において、所定の流路制御手段により酸化触媒を通過させる排気ガスの流路を変えて、排気ガスを、酸化触媒の一部を通過させることにより、DPF等に流入する排気ガスの温度を容易に制御することができることを見出し、本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明の目的は、内燃機関の運転状態が変化した場合であっても、排気ガスの温度の急激な上昇を防いで、下流側に配置された排気浄化部材の損傷を防止することができる酸化触媒の温度制御方法及び内燃機関の排気浄化装置を提供することである。
本発明によれば、内燃機関の排気浄化装置に備えられる酸化触媒の温度制御方法であって、酸化触媒の上流側及び下流側における排気ガスの温度を測定するとともに、排気ガスの温度をもとに、酸化触媒に流入する排気ガスの流路を変更することにより、内燃機関から排出される排気ガスの全量を、酸化触媒の一部又は全部の領域を選択的に通過させることを特徴とする酸化触媒の温度制御方法が提供され上述した問題を解決することができる。
また、本発明の酸化触媒の温度制御方法を実施するにあたり、排気ガスを、酸化触媒の一部を通過させる場合に、酸化触媒における排気ガスの通過位置を切り換えながら、排気ガスを通過させることが好ましい。
また、本発明の酸化触媒の温度制御方法を実施するにあたり、酸化触媒の下流側における排気ガスの温度を測定する際に、酸化触媒を通過した排気ガスを、穴開き部材を通過させて拡散させることにより、排気ガスの温度を均一化した状態で測定することが好ましい。
また、本発明の酸化触媒の温度制御方法を実施するにあたり、排気ガスの流路を、酸化触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度にさらに対応させて変更することが好ましい。
また、本発明の別の態様は、内燃機関の排気通路中に備えられ、排気ガスを浄化するための排気浄化装置であって、酸化触媒と、当該酸化触媒の下流側に配置された排気浄化部材と、を含む内燃機関の排気浄化装置であって、排気ガスの温度の温度を測定するための温度センサと、温度センサによって測定される温度をもとに、内燃機関から排出され酸化触媒に流入する排気ガスの全量を、当該酸化触媒の一部又は全部の領域を選択的に通過させるための流路制御手段と、を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置である。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置を構成するにあたり、温度センサを、酸化触媒の上流側及び下流側に配置することが好ましい。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置を構成するにあたり、酸化触媒の下流側に、酸化触媒を通過した排気ガスを拡散させるための穴開き部材を備えることが好ましい。
本発明の酸化触媒の温度制御方法によれば、酸化触媒が高温状態にある場合に、排気ガスを、酸化触媒を部分的に通過させることにより、当該排気ガスが通過する領域においては、排気ガスの通過速度が速くなって酸化反応を抑止できるために、酸化触媒の温度を低下させることができる。一方、排気ガスが通過しない領域においても、自然放熱するとともに、冷却されつつある、排気ガスが通過する領域における酸化触媒の温度の影響を受けるために、温度を低下させることができる。したがって、例えば、エンジンの運転状態が高負荷運転から低負荷運転に変化した場合であっても、酸化触媒の温度が急激に上昇して、排気ガスの温度が過度に上昇することを防止することができる。よって、酸化触媒の下流側に配置されたDPF等の排気浄化部材が熱損傷することを有効に防止することができる。
また、かかる酸化触媒の温度制御方法によれば、酸化触媒が活性化状態に達していない状態にある場合に、酸化触媒を部分的に通過させることにより、排気ガスが通過する領域においては、集中的に酸化反応を生じさせて、酸化触媒の温度を上昇させることができる。一方、排気ガスが通過しない領域においても、上昇しつつある排気ガスが通過する領域における酸化触媒の温度の影響によって、温度を上昇させることができる。したがって、エンジン始動時等の、酸化触媒が低温状態にある場合には、酸化触媒全体として、効率的に活性化温度まで上昇させることができる。
また、本発明の酸化触媒の温度制御方法において、酸化触媒における排気ガスの通過路を切り換えながら、酸化触媒の一部を通過させることにより、酸化触媒の温度を、全体として均一かつ効率的に低下又は上昇させることができる。
また、本発明の酸化触媒の温度制御方法において、酸化触媒の下流側に穴開き部材を配置して、それを通過した排気ガスの温度を測定することにより、排気ガスの温度にばらつきがある場合であっても、均一化させた状態で、温度を測定することができる。したがって、酸化触媒の温度制御をより精度良く実施することができる。
また、本発明の酸化触媒の温度制御方法において、排気ガス中の酸素濃度にさらに対応させて、排気ガスの流路を変えることにより、酸化触媒の温度をさらに精度良く制御することができる。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置において、酸化触媒と、所定の温度センサと、流路制御手段とを備えることにより、排気ガスの温度に対応させて、酸化触媒の温度を精度良く制御することができる排気浄化装置を提供することができる。したがって、排気ガスの温度が過度に上昇して、下流側にあるDPF等の排気浄化部材が熱損傷することを防いだり、低温始動時において、酸化触媒を迅速に活性化温度まで上昇させたりすることができる。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置において、所定箇所に温度センサを配置することにより、酸化触媒の通過前後における排気ガスの温度変化を含めて、排気ガスの温度を正確に測定できるために、酸化触媒の温度をより精度良く制御することができる。
また、本発明の内燃機関の排気浄化装置において、所定の穴開き部材を備えることにより、酸化触媒を部分的に通過してきた排気ガスの温度にばらつきがある場合であっても、攪拌して、温度を均一な状態にしたうえで、測定することができる。したがって、排気ガスの温度をより正確に測定することができるために、酸化触媒の温度をさらに精度良く制御することができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置、及び酸化触媒の温度制御方法に関する実施形態について具体的に説明する。ただし、かかる実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
1.排気浄化装置
(1)基本的構成
本発明にかかる内燃機関の排気浄化装置は、図1(a)及び(b)に示すように、内燃機関51の排気通路20中に備えられ、排気ガスDを浄化するための排気浄化装置10であって、酸化触媒11と、当該酸化触媒11の下流側に配置された排気浄化部材12と、を含む内燃機関の排気浄化装置10である。
かかる排気浄化装置10は、排気ガスの温度の温度を測定するための温度センサ14と、温度センサ14によって測定される温度をもとに、酸化触媒11に流入する排気ガスDを、当該酸化触媒11の一部又は全部を選択的に通過させるための流路制御手段13と、を備えることを特徴とする。
ここで、図1(a)は、本発明の排気浄化装置を概略的に示す図であり、図1(b)は、図1(a)中の矢印方向から排気浄化装置を眺めた場合の概略図である。
かかる排気浄化装置10は、主として、内燃機関51から排出される排気ガスD中に含まれる粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOX)を除去して、排気ガスを浄化するための装置である。
すなわち、排気浄化部材12としてディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)を備える場合には、排気ガスD中のPMを捕集するとともに、捕集されたPMを、酸化触媒11によって高温状態にされた排気ガスDによって燃焼し、排出することができる。また、排気浄化部材12としてSCR触媒を備える場合には、酸化触媒11によって排気ガスD中の一酸化窒素(NO)から二酸化窒素(NO2)を生成し、当該NOとNO2との比率を、還元速度が速くなるような比率に近づけた上で、アンモニア(NH3)を供給することにより、NOXを効率的に還元除去することができる。
(2)内燃機関
図1中、矢印Dで示される排気ガスを排出する内燃機関51としては、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンが典型的であるが、排気浄化装置10の取り付けが必須であるばかりか、その再生が必須のディーゼルエンジンを対象とすることが適している。
(3)排気通路
また、排気通路20は、内燃機関の排気口22に接続されており、その途中に、酸化触媒11やDPF等の排気浄化部材12が配設される。かかる排気通路20の断面形状は、円形、楕円、あるいは角柱の排気通路20であれば特にその形態は特に制限されるものではない。
(4)酸化触媒
また、酸化触媒11は、排気ガス中に含まれるCOやHCを酸化させて、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)に分解したり、排気ガス中に含まれるNOを酸化させて、NO2を生成したりするとともに、その反応熱によって排気ガスDの温度を昇温させるための部材である。
すなわち、排気浄化部材12としてDPFを備える場合には、排気ガス中に含まれるCOやHCが発熱剤として働き、酸化反応による酸化熱が発生するために、排気ガスの温度を迅速に昇温させて、DPFに捕集されたPMを効率的に燃焼させることができる。また、排気浄化部材12としてSCR触媒を備える場合には、NOからNO2を効率的に生成し、NOとNO2との比率を、NOXの還元速度が速くなるような比率に制御することにより、SCR触媒における還元効率を著しく向上させることができる。
かかる酸化触媒11としては、特に制限されるものではなく、公知のもの、例えば、アルミナに白金を担持させたものに、所定量のセリウム等の希土類元素を添加したものを用いることができる。
また、酸化触媒11は、排気ガスDの流れ方向を回転軸として回転可能であったり、排気ガスDの流れ方向に対して前後方向に移動可能であったり等、配置位置が可変であることが好ましい。すなわち、排気ガスの流路を一定にした状態で、酸化触媒11における排気ガスの流路を切り換えたり、後述する流路制御手段13と酸化触媒11との距離を変えたりできるように構成されていることが好ましい。
この理由は、後述する流路制御手段13による排気ガスの通過位置の切換えと合わせて、酸化触媒11の配置位置を変えることにより、酸化触媒11における排気ガスの通過位置や通過面積等を容易に制御することができるためである。
したがって、酸化触媒11の温度をよりきめ細かく制御することができるために、排気浄化部材12を損傷させることを防止して、排気ガスの浄化を効率的に行うことができる。
(5)排気浄化部材
また、酸化触媒11の下流側に備えられる排気浄化部材12としては、例えば、DPFや、SCR触媒等が挙げられる。
一例としてのDPFは、排気ガス中に含まれるPMを捕集するとともに燃焼させて、排気ガスを浄化するためのフィルタである。かかるDPFの種類は特に制限されるものではなく、公知のものを好適に使用することができる。
また、SCR触媒は、NOX触媒とアンモニア(NH3)供給手段とを備え、NOX触媒で吸着したNOXに対して、アンモニア(NH3)を還元剤として噴射して、窒素(N2)と水(H2O)とに分解して排出する触媒ユニットである。かかるSCR触媒においてNOやNO2に対して噴射される還元剤としての尿素の態様についても、特に制限されるものではなく、尿素水、尿素粉末、アンモニアガス、アンモニウム塩等を好適に使用することができる。さらに、これらの尿素を、上述のSCR触媒に対して噴射する際の噴射手段についても、インジェクタ等、公知のものを使用することができる。
(6)温度センサ
また、排気通路20の途中における、酸化触媒11の上流側及び下流側には、排気ガスの温度を測定するための温度センサ14を備えている。かかる温度センサ14によって測定される排気ガスの温度をもとに酸化触媒11の活性化状態を推定することにより、酸化触媒11の温度を制御して、排気浄化部材12の損傷を防止するためである。
かかる温度センサ14は、酸化触媒11中に備えて、酸化触媒11の温度を直接的に測定することが最も好ましい態様であるが、現実には、酸化触媒11中に温度センサ14を備えることは困難であるために、酸化触媒11の上流側及び下流側に備えられる。また、酸化触媒の上流側で測定される温度と、下流側で測定される温度との差が所定値を超える場合に、酸化触媒11が異常な状態にあることを検知することができる。
(7)流路制御手段
また、排気通路20における酸化触媒11の上流側には、酸化触媒11に流入する排気ガスを、酸化触媒11の一部を選択的に通過させるための流路制御手段13が備えられている。すなわち、酸化触媒11における一部の領域にのみ大部分の排気ガスを通過させて、酸化触媒11の温度が高温状態にある場合には、効率的に温度を低下させて、排気浄化部材12の損傷を防ぐ一方、酸化触媒11の温度が低温状態にある場合には、効率的に温度を上昇させて、酸化触媒11を活性化させることができる。
かかる流路制御手段13としては、例えば、図2(a)に示すように、回転軸18を中心に回転可能な扇体部材17を含む流路制御弁13とすることが好ましい。この理由は、かかる流路制御弁13であれば、比較的簡易な構成で、排気ガスの流路を容易に制御することができるためである。
より具体的には、内燃機関が通常の運転状態にあり、酸化触媒が活性化されて機能している通常の状態においては、図2(b)に示すように、流路制御弁13を排気ガスDの流れ方向と平行に配置する。そうすると、酸化触媒11の全面に対して排気ガスDが流れ込むために、排気ガス中のCOやHC、あるいはNOの酸化反応を効率的に行うとともに、排気ガスを効率的に昇温させることができる。したがって、この場合には、DPFに付着したPMの燃焼や、SCR触媒におけるNOXの還元除去を効率的に行うことができる。
一方、内燃機関の運転状態が、高負荷運転から低負荷運転に変化する場合には、図2(c)に示すように、流路制御弁13を排気ガスDの流れ方向に対して斜め方向に傾斜させて配置する。そうすると、大部分の排気ガスDは酸化触媒11における一部の領域Aを選択的に通過するようになるため、排気ガスDが通過する領域Aにおいては、通過面積は小さくなって、酸化触媒11を通過する排気ガスの流速が速められる。したがって、排気ガス中のCOやHC等が十分に酸化反応する前に酸化触媒11を通過してしまうために、酸化反応熱もほとんど発生することなく、酸化触媒11を冷却させることができる。また、排気ガスが通過しない領域Bにおいても、酸素が供給されず、酸化反応が生じることがないために、自然放熱により徐々に温度が低下するとともに、排気ガスが通過する領域Aにおける温度の低下の影響をも受けて、さらに温度が低下する。
このように、かかる流路制御手段13を備えることにより、内燃機関の運転状態が変化した場合であっても、酸化触媒11の温度が過度に高温状態になることを防いで、排気浄化部材12が損傷することを有効に防止することができる。
また、内燃機関の運転始動時等、酸化触媒の温度が著しく低い状態にある場合においても、図2(c)に示すように、流路制御弁13を排気ガスDの流れ方向に対して斜め方向に傾斜させて配置する。そうすると、大部分の排気ガスDは、酸化触媒11における一部の領域Aを選択的に通過するようになるため、排気ガスDが通過する領域Aを集中的に、所定温度まで迅速に昇温させることができる。また、排気ガスが通過しない領域Bにおいても、領域Aにおける温度上昇の影響を受けて、徐々に昇温する。
このように、かかる流路制御手段13を備えることにより、内燃機関の冷間始動時等において、酸化触媒11の温度を効率的に昇温活性化させることができる。
なお、具体的な酸化触媒11の温度制御方法については、後述する。
(8)制御手段
また、図示しないものの、流路制御手段13の位置を決定するための制御手段が備えられていることが好ましい。この理由は、例えば、排気ガスの温度から酸化触媒11の温度を推定して、流路制御手段13の位置を決定することはもちろんのこと、酸化触媒11の一部に対して排気ガスを通過させる場合であっても、その通過位置を所定のタイミングで切り換えるように制御するためである。
したがって、酸化触媒11の全面を均一に温度制御することができる。また、エンジンの運転時間の変化にしたがって、所定タイミングで酸化触媒11の温度制御をすることができるために、排気浄化部材12における排気ガスの浄化効率を向上させることができる。
(9)穴開き部材
また、酸化触媒11の下流側に、酸化触媒11を通過した排気ガスを拡散させるための穴開き部材15を備えることが好ましい。
この理由は、温度センサ14による排気ガスの温度測定の精度を向上させるためである。より具体的には、排気ガスが、流路制御弁13によって酸化触媒11の一部を通過するようにされた状態においては、酸化触媒11を通過した排気ガスが層流となって、測定位置によって、排気ガスの温度がばらつく場合がある。そこで、図3に示すように、かかる穴開き部材15によって排気ガスを拡散させることにより、排気ガスの温度を均一化して、酸化触媒の下流側における温度の測定を精度良くすることができるようになる。
かかる穴開き部材15としては、例えば、耐熱性に優れたパンチングメタルやスワーラー等を使用することができる。
2.酸化触媒の温度制御方法
次に、図4〜図5を参照して、上述した構成の排気浄化装置10における、酸化触媒11の温度制御方法について詳細に説明する。なお、以下の説明においては、内燃機関51としてディーゼルエンジンを用いるとともに、排気浄化部材12としてDPFを備えた例を説明する。
まず、気温が低い場合にエンジンを始動させる時など、酸化触媒の温度が著しく低い状態においては、流路制御手段を制御して、酸化触媒の一部を排気ガスが通過するようにする。例えば、流路制御手段として、回転可能な扇体部材を含む流路制御弁を用いた場合には、図4(a)に示すように、排気ガスの流れ方向に対して傾斜させるように流路制御弁13を配置する。
これにより、排気ガスが、酸化触媒11の一部の領域Aに集中的に流入するため、排気ガスに含まれるCOやHC、NO等が酸化反応することによって発生する反応熱によって、当該領域Aの酸化触媒11の温度を効率的に上昇させることができる。また、排気ガスが通過しない領域Bにおいても、当該昇温される領域Aからの影響を受け、温度を徐々に上昇させることができる。
また、このとき同時に、酸化触媒11の上流側及び下流側に配置した温度センサ14のうち、酸化触媒11の下流側における排気ガスの温度を測定する。そして、測定される排気ガスの温度が所定温度、例えば、300℃を超える場合には、酸化触媒の活性化状態が所定のレベルに達していると推定できるために、流路制御手段を制御して、排気ガスの通過位置を変える。例えば、流路制御手段として上述の流路制御弁を用いた場合には、図4(b)に示すように、流路制御弁13を配置する。これにより、未だ十分に温度が上昇していない領域A´の酸化触媒11の温度を上昇させることができる。
このように、排気ガスの通過位置を所定タイミングでくり返し切り換えることにより、酸化触媒11全体を均一にかつ効率的に昇温させることができる。したがって、酸化触媒11の温度が著しく低い場合であっても、効率的に昇温させて活性化状態とすることができる。
次いで、酸化触媒が活性化状態に到達した後、通常運転状態においては、流路制御手段によって排気ガスの流路を制御して、酸化触媒の全面を排気ガスが通過するようする。この状態においては、酸化触媒の全面を用いて、排気ガス中のCOやHC等を効率的に酸化させることができるために、排気ガスを効率的に昇温させて、下流側に配置されたDPFによる排気ガス中のPMを効率的に燃焼させることができる。
例えば、流路制御手段として、上述の流路制御弁を用いた場合には、図4(c)に示すように、排気ガスDの流れ方向に平行となるように流路制御弁13を配置することにより、流路制御弁13によって排気ガスの流れを変えることなく、酸化触媒11の全面に対して排気ガスDを流入させることができる。
また、かかる場合においても、引き続き、酸化触媒11の上流側及び下流側に配置した温度センサ14により、酸化触媒11を通過する排気ガスの温度を測定する。かかる温度を測定することにより、酸化触媒の下流側で測定される温度が所定値、例えば、300℃を越える場合などに、上流側と下流側とで測定される温度の差から酸化触媒11の活性化状態を検知し、後述の流路制御手段による制御の要否を判定するためである。このとき、酸化触媒11の温度を直接的に測定することが最も好ましい態様であるが、現実的に、酸化触媒11中に温度センサ14を配置することが困難である。したがって、酸化触媒11の下流側、あるいは、上流側及び下流側に温度センサ14を配置することにより、酸化触媒11を通過する排気ガスの温度を測定して、酸化触媒11の活性化状態を推定することが好ましい。
また、酸化触媒11の下流側で温度を測定する際に、酸化触媒11を通過した排気ガスを、パンチングメタルやスワーラー等の穴開き部材15を通過させて拡散させることにより、排気ガスの温度を均一化した状態で測定することが好ましい。
この理由は、酸化触媒11を通過した排気ガスが層流となって、測定箇所によってばらつきが生じる場合があるためである。したがって、より正確に排ガスの温度を測定できるために、流路の変更を精度良く行うことができるためである。
そして、上流側及び下流側で測定される排気ガスの温度の差が所定値を超えるような場合には、流路制御手段を制御して、酸化触媒に流入する排気ガスの流路を変更することにより、排気ガスを、酸化触媒の一部を通過させる。
より詳細には、酸化触媒により排気ガスの温度を昇温させて下流側のDPFに流入させるために、エンジンにおける燃料の噴射タイミングを遅らせる、いわゆるポストインジェクションを行ったり、酸化触媒の上流側で排気通路中に直接燃料ガス(HC)を含む生ガスを噴射したりする場合がある。例えば、このような場合に、酸化触媒の温度が低かったり、燃料が気化するほどに排気温度が上昇していなかったりすると、未燃焼の燃料(HC)が酸化触媒にそのまま付着してしまう。このような状態において、高負荷運転等で触媒温度が上昇し活性温度を超えた時に、減速したりアイドリング状態にしたりすると、排気中の酸素濃度が急激に上昇し、酸化触媒に付着した未燃焼の燃料やPMが急激に燃焼し始める。そうすると、かかる条件の下では、排気ガスの流量が減少している状態であるために、排気ガスが酸化触媒の温度上昇による熱エネルギを持ち去ることができず、さらに酸化触媒の温度が上昇し続け、排気ガスの温度も、例えば、1200℃を超えるほどになる。したがって、酸化触媒の下流側に配置されたDPFが熱により破損してしまう。
そこで、このような場合には、図4(a)に示すように、再び、流路制御手段としての流路制御弁13を排気ガスの流れ方向に対して斜め方向に傾斜するように配置して、排気ガスが酸化触媒11の一部の領域Aを通過するようにする。そうすると、酸化触媒11を通過する排気ガスの流速が速くなるために、排気ガスDと酸化触媒11との接触時間が少なくなる。したがって、排気ガス中のCOやHC等が十分に酸化反応する前に酸化触媒11を通過してしまい、酸化熱の発生量が著しく減少して、領域Aにおける酸化触媒11の温度を低下させることができる。
一方、酸化触媒11における排気ガスが通過しない領域Bにおいても、酸素が供給されないために酸化反応がほとんど起こらず、自然放熱によって、酸化触媒11の温度を低下させることができる。
次いで、先に排気ガスを通過させていた酸化触媒の一部の領域Aに対して、今度は、排気ガスを通過させないように、すなわち、先に排気ガスを通過させないようにしていた酸化触媒の領域Bに対して、今度は、排気ガスを通過させるように、流路制御手段を切り換える。例えば、流路制御手段として上述の流路制御弁を用いた場合には、図4(b)に示すように流路制御弁13を配置することにより、排気ガスを通過させないようにしていた酸化触媒11の一部の領域A´を、排気ガスが通過するようにすることができる。そうすると、上述したのと同様にして、排気ガスが通過する領域A´においても、通過しない領域B´においても、ともに酸化触媒11の温度が低下する。
その後、さらに、酸化触媒11における排気ガスの通過位置を、所定タイミングでくり返し切り換えることにより、酸化触媒11全体として温度のばらつきが生じることを防ぎつつ、酸化触媒11の温度を効率的に低下させることができる。
次いで、酸化触媒の下流側で測定される温度が、所定値を下回った場合には、もはや酸化触媒11の温度を低下させる必要がないばかりか、活性化温度よりも著しく低い温度となって、酸化触媒11における活性化効率が著しく低下してしまうために、図4(c)に示すように、再び流路制御手段を通常の状態に復帰させて、通常運転状態とする。
そして、再度、測定温度が所定値を上回った場合には、上述した流路制御手段の制御を繰り返すこととなる。
以下、これまで説明した酸化触媒の温度制御方法を用いた酸化触媒の温度制御の一例として、エンジン始動後、一旦、エンジンが通常運転状態になった後における酸化触媒の温度制御の例を、図5に示すフローを参照しつつ説明する。
まず、温度センサにより、酸化触媒の上流側及び下流側の温度を測定する(S1)。このとき、酸化触媒の下流側における排気ガスの温度が所定値未満、例えば、300℃未満の場合には、エンジンは通常運転状態にあると判断されるため、上述の流路制御弁を排気ガスの流れ方向と平行に配置する。一方、かかる排気ガスの温度が例えば300℃以上の場合には、エンジンに備えられた運転状態の検知手段により、エンジン回転数を検知する(S2)。
ここで、検知されるエンジンの回転数が所定値を超える場合、例えば、1000rpmを超えている場合には、エンジンは未だ通常運転状態にあると判断することができるため、やはり、上述の流路制御弁を排気ガスの流れ方向と平行に配置する。一方、エンジンの回転数が例えば1000rpm以下の場合には、ラムダセンサにより、排気ガス中の酸素濃度(ラムダ値)を測定する(S3)。
また、測定されるラムダ値が所定値未満、例えば、5未満である場合には、エンジンは未だ通常運転状態にあると判断することができるため、やはり、上述の流路制御弁を排気ガスの流れ方向と平行に配置する。一方、かかるラムダ値が5以上の場合には、酸化触媒が異常に昇温される熱暴走への遷移状態にあると判断し、当該熱暴走回避モードへ移行する。
そして、上述の流路制御弁の配置を制御して、例えば、排気ガスの流れ方向に対して60度の傾斜角となるように配置して、排気ガスを、酸化触媒の一部を通過させるように設定する(S4)。また、酸化触媒の上流側及び下流側における排気ガスの温度を、所定タイミングで測定し、下流側で測定される温度の値から上流側で測定される温度の値を引いた差を算出する(S5)。
ここで、かかる温度の差が所定値未満、例えば、50℃未満となった場合には、酸化触媒における熱暴走が回避されたと判断できるため、再び、上述の流路制御弁を排気ガスの流れ方向と平行に配置する。一方、かかる温度の差が50℃以上の場合には、さらに、熱暴走回避モードを継続する必要があるため、今度は、上述の流路制御弁を、排気ガスの流れ方向に対して−60度の傾斜角となるように配置して、排気ガスを、酸化触媒の一部を通過させるように設定する(S6)。また、上述したのと同様に、酸化触媒の上流側と下流側とにおける排気ガスの温度差を算出する(S7)。
そして、かかる温度の差が所定値未満、例えば、50℃未満となった場合には、酸化触媒における熱暴走が回避されたと判断できるため、再び、上述の流路制御弁を排気ガスの流れ方向と平行に配置する。一方、かかる温度の差が未だ50℃以上の場合には、さらに、熱暴走回避モードを継続する必要があるため、S4工程に戻り、上述の流路制御弁を、排気ガスの流れ方向に対して60度の傾斜角となるように配置する(S4)。
かかる流路制御弁の配置の変更を、酸化触媒の上流側と下流側とで測定される排気ガスの温度が所定値未満となるまで、くり返し行う(S4〜S7)。その結果、酸化触媒の熱暴走が回避されたと判断される場合には、流路制御弁を排気ガスの流れ方向と平行な方向に復帰させるとともに、再びS1工程に戻り、温度制御を行う。
このように、本発明の酸化触媒の温度制御方法によれば、酸化触媒の温度をきめ細かく制御できるために、酸化触媒の熱暴走を防ぎつつ、排気ガスを効率的に浄化することができる。したがって、下流側に備えられたDPF等の排気浄化部材の破損等を有効に防止することができる。
(a)及び(b)は、それぞれ本発明に係る排気浄化装置を示す側面図及び平面図である。 (a)〜(c)は、本発明に係る流路制御手段を説明するために供する図である。 穴開き部材を備えた場合の排気ガスの拡散状態を説明するために供する図である。 (a)〜(c)は、それぞれ本発明に係る酸化触媒の温度制御方法を説明するために供する図である。 本発明の酸化触媒の温度制御方法の実施態様の一例としてのフロー図である。 従来の排気浄化装置の構成を説明するために供する図である。
符号の説明
10:排気浄化装置、11:酸化触媒、12:排気浄化部材、13:流路制御手段、14:温度センサ、15:穴開き部材、17:扇体部材、18:回転軸、20:排気通路、51:内燃機関

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気浄化装置に備えられる酸化触媒の温度制御方法であって、
    前記酸化触媒の上流側及び下流側における排気ガスの温度を測定するとともに、前記排気ガスの温度をもとに、前記酸化触媒に流入する排気ガスの流路を変更することにより、前記内燃機関から排出される排気ガスの全量を、前記酸化触媒の一部又は全部の領域を選択的に通過させることを特徴とする酸化触媒の温度制御方法。
  2. 内燃機関の排気浄化装置に備えられる酸化触媒の温度制御方法であって、
    前記酸化触媒の上流側及び下流側における排気ガスの温度を測定するとともに、前記排気ガスの温度をもとに、前記酸化触媒に流入する排気ガスの流路を変更することにより、前記内燃機関から排出される排気ガスの全量を、前記酸化触媒の一部又は全部の領域を選択的に通過させ、
    前記排気ガスの全量を、前記酸化触媒の一部の領域を通過させる場合に、前記酸化触媒における前記排気ガスの通過位置を切り換えながら、前記排気ガスを通過させることを特徴とする酸化触媒の温度制御方法。
  3. 前記酸化触媒の下流側における前記排気ガスの温度を測定する際に、前記酸化触媒を通過した排気ガスを、穴開き部材を通過させて拡散させることにより、前記排気ガスの温度を均一化した状態で測定することを特徴とする請求項1又は2に記載の酸化触媒の温度制御方法。
  4. 前記排気ガスの流路を、前記酸化触媒に流入する排気ガス中の酸素濃度にさらに対応させて変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の酸化触媒の温度制御方法。
  5. 内燃機関の排気通路中に備えられ、排気ガスを浄化するための排気浄化装置であって、酸化触媒と、当該酸化触媒の下流側に配置された排気浄化部材と、を含む内燃機関の排気浄化装置において、
    前記排気ガスの温度の温度を測定するための温度センサと、
    前記温度センサによって測定される温度をもとに、前記内燃機関から排出され前記酸化触媒に流入する前記排気ガスの全量を、当該酸化触媒の一部又は全部の領域を選択的に通過させるための流路制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記温度センサを、前記酸化触媒の上流側及び下流側に配置することを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  7. 前記酸化触媒の下流側に、前記酸化触媒を通過した排気ガスを拡散させるための穴開き部材を備えることを特徴とする請求項5又は6に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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