JP4033117B2 - 二次空気供給装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化装置よりも上流側に二次空気を供給すると共に構成部品の異常を検出できるようになっている二次空気供給装置に関する。
内燃機関においては、排気通路に酸化機能を有する触媒を配置し、排気ガス中の一酸化炭素(以下、「CO」と称する)、ハイドロカーボン(以下、「HC」と称する)、窒素酸化物(以下、「NOx」と称する)成分を低減して浄化を図るようにした排気浄化装置を設けることが知られている。さらに、排気通路に接続された開閉弁を有する二次空気供給通路にエアポンプから空気を圧送することによって、排気管内に二次空気を供給して酸素濃度を高くし、これにより、排気ガス中のHC、COを酸化させて排気ガスの浄化を促進する二次空気供給装置が知られている。このような二次空気供給装置においてエアポンプまたは開閉弁などの構成部品に異常が生じる場合には、排気ガスの浄化効率が低下してエミッションが悪化するので、二次空気供給通路に圧力センサを配置し、圧力センサにより計測された圧力値等に基づいて構成部品の異常を検出している(例えば、特許文献1および特許文献2を参照されたい。)。
特開2003−83048号公報 特許第3444458号明細書
ところで、特許文献1に記載の二次空気供給装置においては圧力センサが開閉弁および逆止弁よりも上流に設けられている。逆止弁は開閉制御不能であるが、ここで逆止弁の代わりに別の開閉弁が下流側に設けられている場合、つまり、上流側および下流側に開閉弁が設けられていて圧力センサがこれら開閉弁のさらに上流に設けられている場合を考える。このような場合に下流側の開閉弁の異常判定に使用する圧力値等を検出するためには、上流側の開閉弁を開放する必要がある。従って、上流側の開閉弁を開放することによって圧力値がその影響を受け、下流側の開閉弁の異常判定が比較的困難となると共に異常判定の精度も低下する事態が生じうる。
また、このような二次空気供給装置を備えた内燃機関において、内燃機関の排気通路から伝達される排気脈動を検出することにより異常判定を行う場合には、排気脈動は下流側および上流側の開閉弁の両方を通過して圧力センサにより検出されることになるので、これら開閉弁を通過する際に排気脈動が減衰し、排気脈動の値に影響を与えることに加えて排気脈動を検出すること自体が困難となる可能性もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、下流側の開閉弁についても比較的容易に異常判定することが可能であると共に排気脈動を容易に検出することのできる二次空気供給装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目に記載の発明によれば、内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化装置よりも上流側に二次空気を供給する二次空気通路と、前記二次空気通路に設けられていて二次空気を供給するポンプと、前記ポンプの下流に設けられていて前記二次空気通路を開閉する上流側の開閉手段と、該上流側の開閉手段の下流に設けられていて前記二次空気通路を開閉する下流側の開閉手段と、前記上流側の開閉手段と前記下流側の開閉手段との間に設けられていて前記二次空気通路の圧力を測定する圧力センサとを具備し、前記圧力センサにより検出される圧力値と圧力変化値とに基づいて前記ポンプ、前記上流側および下流側の開閉手段の異常を検出するようになっている二次空気供給装置が提供される。
すなわち1番目の発明においては、圧力センサが上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に設けられている。つまり、圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との両方に隣接していることになるので、上流側の開閉手段の状態に影響されることなしに下流側の開閉弁の異常判定に使用する圧力変動等を検出することができ、それにより、下流側の開閉弁についても比較的容易に異常判定できると共に異常判定の精度も向上させることができる。また、内燃機関の排気通路からの排気脈動を検出する場合には、排気脈動は下流側の開閉手段のみを通過して圧力センサにより計測されることになるので、排気脈動の減衰を少なくして排気脈動を容易に検出することが可能になる。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記上流側および下流側の開閉手段が閉鎖している状態において前記ポンプを駆動させるときにおける前記二次空気通路内の圧力が第一の圧力値よりも大きくなる場合には、前記上流側の開閉手段が開固着であると判定するようにした。
すなわち2番目の発明においては、上流側および下流側の開閉手段を閉鎖してポンプを駆動させたとしても、圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に配置されているのであるから、本来ならば圧力は上昇しない筈である。このため、圧力が第一の圧力値よりも大きくなった場合には、二次空気が上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間まで流入して圧力が上昇したものと判定でき、これにより、上流側の開閉手段が開固着しているものと判定できる。第一の圧力値としては、例えば閉塞クライテリアを採用することができる。さらに、2番目の発明においては、開閉手段が閉鎖されているので、二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記ポンプが駆動していると共に前記上流側の開閉手段が開放していて前記下流側の開閉手段が閉鎖している状態において前記上流側の開閉手段を開放状態から閉鎖するときにおける前記二次空気通路内の圧力が第一の圧力値よりも大きい場合には、前記上流側の開閉手段が開固着であると判定するようにした。
すなわち3番目の発明においては、ポンプが駆動していて下流側の開閉手段が閉鎖しているときに上流側の開閉手段を閉鎖すると、圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に配置されているのであるから、本来ならば圧力は低下する筈である。このため、圧力が第一の圧力値よりも大きい場合には、二次空気が上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間まで流入して圧力が上昇したものと判定でき、これにより、上流側の開閉手段が開固着しているものと判定できる。第一の圧力値としては、例えば閉塞クライテリアを採用することができる。また、2番目の発明と併用することにより、上流側の開閉手段に関する開固着判定の精度を高めることができる。さらに、3番目の発明においては、下流側の開閉手段が閉鎖されているので、二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記ポンプが駆動していると共に前記上流側および前記下流側の開閉手段が閉鎖している状態において前記上流側の開閉手段を閉鎖状態から開放するときにおける前記二次空気通路内の圧力が前記第一の圧力値よりも小さい第二の圧力値よりもさらに小さい場合には、前記上流側の開閉手段が閉固着であると判定するようにした。
すなわち4番目の発明においては、ポンプが駆動していて下流側の開閉手段が閉鎖しているときに上流側の開閉手段を開放すると、圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に配置されているのであるから、本来ならば圧力は比較的大きくなる筈である。このため、圧力が第二の圧力値よりも小さい程度にしか上昇しない場合には、二次空気は上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間まで流入しなかったために圧力がそれほど上昇しなかったものと判定でき、これにより、上流側の開閉手段が閉固着しているものと判定できる。なお、第二の圧力値は第一の圧力値よりも小さくて二次空気供給装置停止時の圧力値よりも大きい値である。さらに、4番目の発明においては、下流側の開閉手段が閉鎖されているので、二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記ポンプが駆動していると共に前記上流側および前記下流側の開閉手段が開放している状態において前記下流側の開閉手段を開放状態から閉鎖するときにおける前記二次空気通路内の圧力が前記第一の圧力値よりも小さい第二の圧力値よりもさらに小さい場合には、前記上流側の開閉手段が閉固着であると判定するようにした。
すなわち5番目の発明においては、ポンプが駆動していて上流側の開閉手段が開放しているときに下流側の開閉手段を閉鎖すると、圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に配置されているのであるから、圧力は比較的大きくなる筈である。このため、圧力が第二の圧力値よりも小さい程度にしか上昇しない場合には、二次空気は上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間まで流入しなかったために圧力がそれほど上昇しなかったものと判定でき、これにより、上流側の開閉手段が閉固着しているものと判定できる。第二の圧力値は第一の圧力値よりも小さくて二次空気供給装置停止時の圧力値よりも大きい値である。また、4番目の発明と併用することにより、上流側の開閉手段に関する閉固着判定の精度を高めることができる。さらに、5番目の発明においては、上流側の開閉手段が閉鎖されているので二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記二次空気通路が、内燃機関からそれぞれ延びる第一および第二の排気通路にそれぞれ設けられた排気浄化装置よりも上流側にそれぞれ接続されていて分岐点から分岐する第一および第二の分岐通路を含んでおり、前記下流側の開閉手段が前記第一および第二の分岐通路にそれぞれ設けられた第一および第二の分岐通路開閉手段を含んでおり、前記圧力センサは前記上流側の開閉手段と前記分岐点との間に配置されており、前記ポンプが駆動していると共に前記上流側の開閉手段ならびに前記第一および第二の分岐通路開閉手段を開放している状態において前記第一の分岐通路開閉手段を閉鎖するときに、該第一の分岐通路開閉手段の閉鎖前後における前記二次空気通路内の圧力の圧力変化値が所定の圧力変化値よりも小さい場合には、前記第一の分岐通路開閉手段が開固着であると判定するようにした。
すなわち6番目の発明において、下流側の開閉手段が第一および第二の分岐通路開閉手段を含む場合であって二次空気を通過させた後に第一の分岐通路開閉手段のみを閉鎖する場合には、二次空気通路内の圧力は二次空気供給時の圧力よりも上昇する筈である。従って、このときの圧力変化値が所定の圧力変化値よりも小さい場合には、二次空気は第一および第二の分岐通路の両方に流れているために圧力変化が小さかったものと判定でき、これにより、第一の分岐通路開閉手段が開固着しているものと判定できる。なお、この場合には単に圧力変化値が所定の圧力変化値よりも大きいか否かで異常判定できるので、極めて短期間、例えば0.1秒程度で異常判定を完了することができ、このためエミッションへの悪影響を避けることができる。
7番目の発明によれば、6番目の発明において、前記ポンプが駆動していると共に前記上流側の開閉手段ならびに前記第一および第二の分岐通路開閉手段を開放している状態において前記第一の分岐通路開閉手段を閉鎖するときにおける前記二次空気通路内の圧力が前記第一の圧力値よりも大きい場合には、前記第二の分岐通路開閉手段が閉固着であると判定するようにした。
すなわち7番目の発明において、二次空気を通過させた後に第一の分岐通路開閉手段のみを閉鎖する場合には、二次空気通路内の圧力は二次空気供給時の圧力よりも上昇するものの、第一および第二の分岐通路開閉手段の両方を閉鎖したときの圧力よりも小さい筈である。従って、このときの圧力が第一の圧力値よりも大きい場合には、二次空気は第二の分岐通路には流れていないために圧力が上昇したものと判断でき、これにより、第二の分岐通路開閉手段が閉固着しているものと判定できる。なお、この場合には単に圧力値が所定の値よりも大きいか否かで異常判定できるので、極めて短期間、例えば0.1秒程度で異常判定を完了することができ、このためエミッションへの悪影響を避けることができる。
各発明によれば、下流側の開閉弁についても比較的容易に異常判定することが可能であると共に排気脈動を容易に検出することができるという共通の効果を奏しうる。
さらに、2番目の発明によれば、上流側の開閉手段が開固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、3番目の発明によれば、上流側の開閉手段が開固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、4番目の発明によれば、上流側の開閉手段が閉固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、5番目の発明によれば、上流側の開閉手段が閉固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、6番目の発明によれば、下流側の開閉手段のうちの第一の分岐通路開閉手段が開固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、7番目の発明によれば、下流側の開閉手段のうちの第二の分岐通路開閉手段が閉固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明に基づく二次空気供給装置を示す概略図である。本発明の二次空気供給装置30は内燃機関1、例えば多気筒V型ガソリンエンジンに取付られている。図1に示されるように内燃機関1の左右両バンクの気筒は相互に独立した排気マニホルド4a、4bを介して排気管7a、7bにそれぞれ連結されている。また、排気管7a、7bには酸化機能を有する触媒を担持した触媒コンバータ5a、5bがそれぞれ設けられている。これら触媒コンバータ5a、5bは排気浄化装置としての役目を果たす。さらに、排気管7a、7bの触媒コンバータ5a、5bの上流側には二次空気供給口8a、8bがそれぞれ設けられている。これら二次空気供給口8a、8bは後述する二つの分岐管23a、23bにそれぞれ接続されている。さらに、排気管7a、7bにおいてはOセンサ6a、6bが触媒コンバータ5a、5bの上流にそれぞれ設けられると共に、Oセンサ16a、16bが触媒コンバータ5a、5bの下流にそれぞれ設けられている。従って、触媒コンバータ5a、5bの上流および下流のO濃度を測定することによって、触媒コンバータ5a、5bにおいて消費されたO量を算出することが可能となる。一方、内燃機関の左右両バンクの気筒に吸気ガスを供給する吸気管3にはスロットル弁3aが設けられており、この吸気管3はエアクリーナ2に接続されている。エアクリーナ2とスロットル弁3aとの間には空気量(一次空気量)を測定するためのエアフロメータ3bが設けられている。さらに、吸気温度を測定するための温度センサ3cが吸気管3に設けられている。
二次空気供給装置30は吸気管3のスロットル弁3aとエアクリーナ2との間の位置から延びる空気取入管21を有している。空気取入管21は電動エアポンプ9に接続されており、二次空気供給管22が電動エアポンプ9から延びている。図示されるように二次空気供給管22は二つの分岐管23a、23bに分岐しており、これら分岐管23a、23bは排気管7a、7bの二次空気供給口8a、8bにそれぞれ接続している。図1に示されるように分岐管23aには制御弁V1が設けられており、また分岐管23bには制御弁V2が設けられている。さらに、二次空気供給管22にも制御弁V0が設けられている。これら制御弁V0、V1、V2はエアスイッチングバルブ(ASV)またはバキュームスイッチングバルブ(VSV)であり、後述するECU40によって分岐管23a、23bおよび二次空気供給管22内を流れる二次空気量を制御するよう開閉する。さらに、圧力センサ33が二次空気供給管22において、分岐管23a、23bの分岐点と制御弁V0との間に設けられている。つまり、図示されるように、圧力センサ33は上流側の制御弁V0と下流側の制御弁V1、V2との間に配置されている。なお、二次空気は大気から直接的に取り入れるようにしてもよい。
電子制御ユニット40はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス41によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ランダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセッサ)44、入力ポート45および出力ポート46を具備する。図1に示されるように触媒コンバータ5a、5bの上流に設けられたOセンサ6a、6bおよび触媒コンバータ5a、5bの下流に設けられたOセンサ16a、16bの出力信号は対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。また、エアフロメータ3bの出力信号も、対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。さらに、二次空気供給管22に設けられた圧力センサ33の出力信号も、対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。さらに、吸気通路に設けられた温度センサ3c、および機関冷却水の温度センサ(図示しない)からの出力信号も、対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。アクセルペダル50にはアクセルペダル50の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ51が接続され、負荷センサ51の出力電圧は対応するAD変換器47を介して入力ポート45に入力される。また、入力ポート45にはクランクシャフトが例えば30°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ52が接続される。さらに、入力ポート45には車速を表す車速センサ53からの出力パルスが入力される。一方、出力ポート46は対応する駆動回路48を介して内燃機関1の燃料噴射弁(図示しない)、スロットル弁3aを制御するためのステップモータ(図示しない)、二次空気供給管22の制御弁V0、分岐管23a、23bの制御弁V1、V2および電動エアポンプ9に接続される。
触媒コンバータ5a、5b内に配置されていて酸化機能を有する触媒としては、酸化触媒、三元触媒、または吸蔵されたNOxを放出し還元浄化する吸蔵還元型NOx触媒を用いることができる。なお、NOx触媒は燃焼室における平均空燃比がリッチになるとNOxを放出する機能を有する。NOx触媒は例えばアルミナを担体とし、この担体上に例えばカリウムK、リチウムLi、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つと、白金Ptのような貴金属とが担持されている。
この二次空気供給装置30は、主に冷間始動時等の燃料濃度が高く、空燃比が小さく、かつ排気浄化装置としての触媒コンバータ5a、5bが十分に昇温しておらず、その機能が十分に発揮されにくい状況において使用される。そして、二次空気を触媒コンバータ5a、5bに供給することにより触媒コンバータ5a、5bにおける酸素濃度が高くなるので、排気ガス中のCO、HC、NOx等を浄化することができるようになる。
図2は本発明の二次空気供給装置の異常判定動作を示すタイムチャートである。以下、図2を参照しつつ、本発明の二次空気供給装置30に備えられていて異常判別される構成部品の異常判定について説明する。なお、二次空気供給装置30に備えられた構成部品とは、エアポンプ9、上流側の制御弁V0、下流側の第一の制御弁V1および下流側の第二の制御弁V2のことを意味している。
図2の左方に示されるように、エアポンプ9が停止していると共に上流側の制御弁V0ならびに下流側の第一および第二の制御弁V1、V2が閉鎖している状態、つまり二次空気が二次空気供給管22に流れていない場合に、二次空気供給装置30の構成部品の異常判別が開始される。そして、図2に示されるように構成部品の異常判別をする際には、はじめにエアポンプ9を駆動する。次いで、所定の期間A1経過した後に上流側の制御弁V0のみを開放する。そして、所定の期間A2経過した後に下流側の二つの制御弁、つまり分岐管23a、23bにそれぞれ設けられた制御弁V1、V2の両方を開放する。次いで所定の期間B経過した後に下流側の一方の制御弁、例えば分岐管23aに設けられた制御弁V1のみを閉鎖する。次いで、所定の期間C経過した後に、下流側の他方の制御弁、例えば分岐管23bに設けられた制御弁V2を閉鎖する。さらに、所定の期間D1経過後に上流側の制御弁V0を閉鎖する。そして、さらに所定の期間D2経過後にエアポンプ9を停止する。これにより、エアポンプ9が停止すると共に、上流側の制御弁V0ならびに下流側の制御弁V1、V2の全てが閉鎖する状態が形成される。所定の期間E経過後に再び上流側の制御弁V0のみを開放し、さらに所定の期間F経過後にこの制御弁V0を閉鎖するようにする。前述した期間A1〜期間Fについては圧力センサ33により二次空気供給管22の圧力を計測しており、これにより得られた圧力値または圧力変化値より各構成部品の異常判断を行うようにする。
はじめに、異常が検出されない場合、つまり二次空気供給装置30の各構成部品が正常動作している場合について説明する。図2の下方には、図2の上方に示される異常判定動作をした際に圧力センサ33により検出される圧力(縦軸)と時間(横軸)との間における正常状態時の関係が示されている。また、表1は異常判定の結果を示す表であり、各期間における圧力Pまたは圧力差ΔPの状態および圧力挙動パターンが示されている。なお、表1の「0」欄には正常状態の場合の結果が示されている。
Figure 0004033117
以下、表1を適宜参照しつつ、二次空気供給装置30が正常状態にあるときに際に圧力センサ33により検出される圧力Pについて説明する。図2に示されるように、エアポンプ9を駆動した期間A1後の期間A2において上流側の制御弁V0を開放すると、圧力Pは所定の値である圧力P1および他の所定の値である閉塞クライテリアを越えて上昇する。次いで、期間A2経過後に下流側の制御弁V1、V2の両方を開放すると、圧力Pは図示される圧力P1よりもやや高いところまで低下する。ここで、圧力P1は、圧力Pがこの圧力P1よりも小さいときには二次空気が流れないものと判断できる圧力である。また、期間Bにおいては、エアポンプ9が駆動していると共に上流側の制御弁V0ならびに下流側の制御弁V1、V2の両方が開放しているので、二次空気は空気取入管21、二次空気供給管22および分岐管23a、23bを流れて触媒コンバータ5a、5bに供給されるようになる。また、期間Bにおいては下流側の制御弁V1、V2の両方が開放しているので、圧力脈動が内燃機関の排気通路から分岐管23aおよび分岐管23bを通って二次空気供給管22まで伝達されて、二次空気供給管22において圧力センサ33により検出される。従って、圧力脈動と共に検出される圧力Pは図2および図3に示される圧力挙動パターンのような波形の挙動を示すようになる。二次空気供給装置30が正常状態にあるときの期間Bにおける圧力Pは、圧力P1よりも大きくてかつ内燃機関の排気系からの圧力脈動も含んでいる。従って、図2の期間Bにおける圧力Pの圧力挙動パターンは図3に示されるパターン1−1、または圧力Pが閉塞クライテリアよりも大きい場合にはパターン1−2のようになる。
次いで、期間Cにおいて下流側の一方の制御弁V1のみを閉鎖すると、圧力Pは閉塞クライテリアを越えない程度にまで上昇する。つまり期間Bと期間Cとの間においては圧力差ΔPが存在していることになる(表1を参照されたい)。このとき、二次空気は他方の分岐管23bのみに流れる。期間Cにおいても一方の制御弁V2が開放しているので、圧力脈動が内燃機関の排気通路から分岐管23bに伝達されて、圧力センサ33により検出される。ただし、一方の制御弁V1は閉鎖されているので、圧力値自体は期間Bの場合の圧力Pよりも小さくなる。つまり、期間Cにおける圧力Pは閉塞クライテリアと圧力P1との間にあるようになるので、期間Cにおける圧力Pの圧力挙動パターンは図3に示されるパターン1−1のようになる。
そして、期間D1において下流側の他方の制御弁V2を閉鎖すると二次空気は分岐管23a、23bに流れなくなるので、圧力Pは圧力P1および閉塞クライテリアを越えて上昇するようになる。次いで、制御弁V0を閉鎖した期間D2においては圧力Pは圧力P1よりも低い位置まで低下する。さらに、期間Eにおいてエアポンプ9を停止しているので、期間Fにおいて上流側の制御弁V0を開放したとしても圧力Pは変化しない。正常状態での期間Eにおいては圧力Pは所定の値の圧力P1よりも小さく、また下流側の制御弁V1、V2が閉鎖しているために圧力脈動も検出されない。このため、期間Eにおける圧力挙動パターンは図3のパターン4のようになる。
二次空気供給装置30の各構成部品が正常状態にある場合には圧力Pは図2の下方に示されるような挙動を示す。なお、実際には上流側の制御弁V0等の開閉作用等から圧力Pが変化し終えるまでの間に或る程度のタイムラグがあるので、圧力Pは縦軸に対して鋭角をなすように変化するのであるが、理解を容易にするために、図2の下方および図4から図8においては圧力Pは上流側の制御弁V0等の開閉作用等に応じて瞬時に変化したように示されている。そして、二次空気供給装置30の構成部品のいずれかに異常がある場合には図2の下方に示される圧力挙動とは異なる挙動を示す。以下、異常判定の結果を示す表1を適宜参照しつつ、図4から図8において二次空気供給装置30の各構成部品の異常検出作用について説明する。
図4(a)は、エアポンプに関するON固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図4(a)に示される圧力挙動を参照しつつ、エアポンプが駆動したままで停止できない状態、つまりON固着している場合について説明する。図4(a)に示される圧力挙動においては、エアポンプ9を停止すると共に上流側の制御弁V0および下流側の制御弁V1、V2を閉鎖した後に上流側の制御弁V0を開放する期間Fにおいては圧力Pが再び圧力P1(およびこの場合には閉塞クライテリア)を越える(P≧P1)よう上昇している。つまり、図4(a)に示される圧力挙動においては、エアポンプ9は期間A1において停止状態から正常に駆動されたものの、その後、期間A1から期間Eのいずれかの期間においてON固着となったために駆動状態のまま停止することができなくなっている。そして、期間Eにおいてエアポンプ9を停止するよう操作したものの実際にはエアポンプ9は停止せず、これにより、期間Fにおいて圧力Pが再び上昇している。このため、図4(a)に示されるような圧力挙動を示した場合には、期間A1において駆動した後のいずれかの期間においてエアポンプ9は駆動状態のままで固着、つまりON固着したものと判定することができる。なお、他の期間における圧力挙動は図2に示される正常状態の場合と同様である。
図4(b)は、エアポンプに関するOFF固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図4(b)に示される圧力挙動を参照しつつ、エアポンプ9が停止状態のまま駆動することができない状態、つまりOFF固着している場合について説明する。図4(b)に示される圧力挙動においては期間A1にてエアポンプ9を駆動すると共に期間A2にて上流側の制御弁V0を開放している。これら期間A1、A2においては下流側の制御弁V1、V2は閉鎖しているので、本来であれば圧力Pは上昇する筈である。ところが、圧力Pは圧力P1よりも小さい初期状態のまま変化しておらず、期間A2においてもP<P1となっている。つまり、エアポンプ9は停止状態のまま固着、つまりOFF固着しており、駆動状態への切替ができなくなっているために圧力値は上昇しない。以降、期間Fまで圧力値は上昇せず、図4(b)においては圧力Pは常に圧力P1よりも小さくなっており、P<P1である。このため、図4(b)に示されるような圧力挙動を示した場合にはエアポンプ9はOFF固着したものと判定することができる。なお、期間Bおよび期間Cにおいては下流側の制御弁V1、V2のうちの少なくとも一方を開放しているので、内燃機関の排気系からの圧力脈動が分岐管23aまたは分岐管23bを通じて圧力センサ33まで伝達される。つまり、期間Bおよび期間Cにおいては圧力値自体は小さいものの圧力脈動が生じている。従って、期間Bおよび期間Cにおける圧力挙動パターンは図3のパターン2のようになる。
次いで、図5(a)は、上流側の制御弁に関する開固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図5(a)に示される圧力挙動を参照しつつ、上流側の制御弁V0が開放したまま固着している開固着状態にある場合について説明する。図5(a)に示される圧力挙動においては期間A1においてエアポンプ9を駆動した直後から圧力Pが圧力P1および閉塞クライテリアを越えて上昇しており、P≧P1となっている。ここで、圧力センサ33は上流側の制御弁V0と下流側の制御弁V1、V2との間に配置されているので、上流側および下流側の制御弁を閉鎖してエアポンプ9を駆動させたとしても、本来ならば期間A1においては圧力変化は生じない筈である。しかしながら、圧力Pは図示されるように圧力P1および閉塞クライテリアを越えて上昇している。つまり、期間A1において圧力Pが上昇したのは、上流側の制御弁V0が開固着していることにより二次空気が上流側の制御弁V0を越えて下流側の制御弁V1、V2まで到達したためであると判断できる。その後の期間A2から期間D1にかけては図2に示した正常状態時の圧力挙動と同様な挙動を示している。さらに、期間D2においては上流側の制御弁V0を閉鎖しているので圧力Pは本来であれば低下する筈であるが、圧力Pは期間D1時の圧力Pからほとんど低下しておらず、期間D2における圧力Pは圧力P1および閉塞クライテリアよりも大きい。つまり、期間D2時の圧力Pが所定の圧力P1および閉塞クライテリアよりも大きいままとなっているのは、上流側の制御弁V0が開固着していることにより二次空気が上流側の制御弁V0を越えて下流側の制御弁V1、V2まで到達しているためであると判断できる。なお、期間Eおよび期間Fにおいては図2に示した正常状態時の圧力挙動と同様な圧力挙動を示している。このように、図5(a)においては図2に示される一回の異常検出動作により上流側の制御弁V0に関する開固着の判定を期間A1と期間D2との両方において行うことができ、これにより上流側の制御弁V0に関する開固着判定の精度を高めることができる。当然のことながら、このような上流側の制御弁V0に関する開固着判定の一方のみを行うようにしてもよい。なお、図5(a)の期間A1および期間D2においては下流側の制御弁V1、V2が閉鎖されているので、二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
図5(b)は、上流側の制御弁に関する閉固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図5(b)に示される圧力挙動を参照しつつ、上流側の制御弁V0が閉鎖したまま固着している閉固着状態にある場合について説明する。図5(b)に示される圧力挙動においては期間A1にてエアポンプ9を駆動すると共に期間A2にて上流側の制御弁V0を開放していて下流側の制御弁V1、V2は閉鎖しているので、本来であれば期間A2においては圧力Pは上昇する筈である。ところが、圧力Pは図示されるように圧力P1よりも小さい初期状態のまま変化しておらず、期間A2においてもP<P1となっている。つまり、この場合には上流側の制御弁V0は閉じたまま閉固着しているために二次空気が上流側の制御弁V0を越えて下流側の制御弁V1、V2まで到達しないことにより圧力Pが上昇していないものと判断できる。また、図5(b)において下流側の一方の制御弁V1を閉鎖した後に下流側の他方の制御弁V2を閉鎖する期間D1においては、二次空気が流れなくなるので圧力Pは比較的大きくなる筈である。しかしながら、期間D1においても圧力Pは圧力P1よりも小さくなっている。従って、このような場合には、二次空気が上流側の制御弁V0を越えて下流側の制御弁V1、V2まで到達しないために圧力Pが上昇していないものと判断できるので、上流側の制御弁V0が閉固着しているものと判定することができる。このように、図5(a)に示される異常検出作用においては期間A2と期間D1との両方において上流側の制御弁V0に関する閉固着の判定を行うことができ、これにより上流側の制御弁V0に関する閉固着判定の精度を高めることができる。当然のことながら、この閉固着判定の一方のみを行うようにしてもよい。なお、図4(b)に示した場合と同様の理由により、期間Bおよび期間Cにおける圧力挙動パターンは図3のパターン2のようになっている。さらに、図5(b)における期間A2および期間D1においては、下流側の制御弁V1、V2が閉鎖されているので、二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
次いで、図6(a)は、最初に閉鎖される下流側の制御弁に関する開固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図6(a)に示される圧力挙動を参照しつつ、下方側の一方の制御弁V1が開固着している場合について説明する。この場合には、制御弁V1が開放しているので、期間全体にわたって内燃機関の排気系からの圧力脈動が分岐管23aを通じて圧力センサ33により検出される。このため、図6(a)に示されるように全ての期間において波形の圧力脈動が検出されている。図6(a)の期間A2において上流側の制御弁V0を開放するときには圧力Pは圧力P1を越えて上昇するものの、下流側の一方の制御弁V1が開放していて二次空気が流れているので閉塞クライテリアまで到達することはない。次いで、期間Cにおいて一方の制御弁V1を閉鎖すると、その分だけ圧力Pは上昇する筈であるが、この場合には一方の制御弁V1が開固着しているので、期間Cにおける圧力Pは期間Bの場合とほぼ同じまま上昇しない。従って、図6(a)の期間Cにおける圧力Pと期間Bにおける圧力Pとの間の圧力差ΔPが所定の値よりも小さい場合には、先に閉鎖した一方の制御弁V1が開固着しているものと判断することができる。なお、この場合には単に圧力変化値が所定の圧力変化値よりも大きいか否かで異常判定できるので、極めて短期間、例えば0.1秒程度で異常判定を完了することができ、このためエミッションへの悪影響を避けることができる。次いで、期間D1において下流側の他方の制御弁V2を閉鎖すると、圧力Pは圧力P1を越えて上昇して圧力差ΔPがわずかながら発生するが、この場合にも一方の下流側の制御弁V1が開放しているために圧力Pは閉塞クライテリアを越えることはない。そして、期間D2において上流側の制御弁V0を閉鎖すると圧力Pは圧力P1を下回るようになる。なお、期間Eにおいてはエアポンプ9を停止しているが、制御弁V1が開固着しているので排気系の圧力脈動が分岐管23aを通じて伝達される。つまり、期間Eにおける圧力Pは圧力P1よりも小さく、また圧力脈動が検出されているので、期間Eにおける圧力挙動パターンは図3に示されるパターン2のようになる。なお、他の期間における圧力挙動は、図2に示される正常状態の場合と同様である。
図6(b)は、先に閉鎖される下流側の制御弁に関する閉固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図6(b)に示される圧力挙動を参照しつつ、先に閉鎖される下流側の制御弁V1が閉鎖したまま固着、つまり閉固着している場合について説明する。この場合には期間Bにおいて下流側の制御弁V1、V2の両方を開放するときに圧力Pが閉塞クライテリアと圧力P1との間まで低下する。ただし、実際には一方の制御弁V1が閉固着しているために比較的少量の二次空気が流れているので、期間Bにおける圧力Pは正常状態の場合の期間Bにおける圧力P(図2を参照されたい)よりも大きくなっている。次いで、期間Cにおいて一方の制御弁V1を閉鎖するが、この制御弁V1はもともと閉固着しているので、期間Bと期間Cとで二次空気供給装置30の状態は変わっておらず、期間Bにおける圧力Pおよび期間Cにおける圧力Pは同一の圧力挙動を示している。つまり、期間Bにおける圧力Pと期間Bと期間Cとの間の圧力差ΔPとに基づいて、先に閉鎖される下流側の制御弁V1の閉固着を判定することができる。なお、他の期間における圧力挙動は正常状態の場合の圧力挙動と同様である。
次いで、図7(a)は、後に閉鎖される下流側の制御弁に関する開固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図7(a)に示される圧力挙動を参照しつつ、後に閉鎖される下流側の制御弁V2が開放したまま固着、つまり開固着している場合について説明する。この場合には、後に閉鎖される下流側の制御弁V2が開固着しているので、内燃機関の排気系からの圧力脈動が分岐管23bを通じて期間全体にわたって圧力センサ33により検出される。このため、図7(a)に示されるように全ての期間において波形の圧力脈動が検出されている。そして、図7(a)においては期間A2において上流側の制御弁V0を開放するときには圧力Pは圧力P1を越えて上昇するものの、下流側の他方の制御弁V2が開放していて二次空気が流れているので圧力Pは閉塞クライテリアまで到達することはない。そして、図7(a)の期間D1において下流側の他方の制御弁V2を閉鎖すると、その分だけ圧力Pは上昇する筈である。ところが、下流側の他方の制御弁V2はもともと開固着しているので、期間D1における圧力Pは、制御弁V1のみを閉鎖している期間Cの場合の圧力Pとほぼ同じまま上昇することはない。従って、図7(a)の期間Cにおける圧力Pと期間Bにおける圧力Pとの間の圧力差ΔPが所定の値よりも小さい場合には、後に閉鎖される下流側の他方の制御弁V2が開固着しているものと判断することができる。そして、期間D2において上流側の制御弁V0を閉鎖すると圧力Pは圧力P1を下回るようになる。なお、期間Eにおいてはエアポンプ9を停止しているが、制御弁V1が開固着しているので排気系の圧力脈動が分岐管23aを通じて伝達される。つまり、期間Eにおける圧力Pは圧力P1よりも小さく、また圧力脈動が検出されているので、期間Eにおける圧力挙動パターンは図3に示されるパターン2のようになる。なお、他の期間における圧力挙動は図2に示される正常状態の場合と同様である。
図7(b)は、後に閉鎖される下流側の制御弁に関する閉固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図7(b)に示される圧力挙動を参照しつつ、後に閉鎖される下流側の制御弁V2が閉鎖したまま固着、つまり閉固着している場合について説明する。図7(b)の期間Cにおいて下流側の一方の制御弁V1を閉鎖するときには、他方の制御弁V2がもともと閉固着しているので下流側の制御弁V1、V2の両方が閉鎖したことになり、圧力Pは圧力P1および閉塞クライテリアを越えるよう上昇する。これに対し、図2に示される正常状態においては期間Cにおける圧力Pは期間Bのときの圧力よりも大きいものの、図示される最大圧力よりは小さくなっている。つまり、図7(b)に示されるように期間Cにおいて圧力Pが閉塞クライテリアを越える場合には、下流側の制御弁V1、V2の両方が閉鎖しているために二次空気が分岐管23bに流れなくなって圧力変化が大きくなったのであるから、制御弁V2が閉固着しているものと判定できる。なお、この場合には単に圧力値が所定の値よりも大きいか否かで異常判定できるので、極めて短期間、例えば0.1秒程度で異常判定を完了することができ、このためエミッションへの悪影響を避けることができる。なお、図7(b)の期間Cにおける圧力Pは閉塞クライテリアよりも大きく、また期間Cにおいては下流側の制御弁V1、V2の両方が閉鎖しているので、内燃機関の排気系からの圧力脈動は検出されない。このため、図7(b)の期間Cにおける圧力挙動パターンは図3のパターン3−2のようになる。また、他の期間における圧力挙動は正常状態の場合の圧力挙動と同様である。
図8(a)は、上流側および下流側の制御弁に関する開固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図8(a)に示される圧力挙動を参照しつつ、下流側の一方の制御弁V1および下流側の他方の制御弁V2の両方が開放したまま固着、つまり開固着している場合について説明する。この場合には、下流側の制御弁V1、V2が開固着しているために、内燃機関の排気系からの圧力脈動が分岐管23a、23bを通じて期間全体にわたって圧力センサ33により検出される。つまり、本来であれば圧力脈動が検出されない期間においても圧力脈動が検出される。そして、期間A2において上流側の制御弁V0を開放したときには、下流側の制御弁V1、V2の両方が開放しているので圧力Pは圧力P1を越える程度、つまり正常状態における二次空気供給時の圧力P程度までしか上昇しない(図2の期間Bにおける圧力Pを参照されたい)。そして、下流側の一方の制御弁V1を閉鎖する期間C、下流側の他方の制御弁V2を閉鎖する期間D1においてもこれら下流側の制御弁V1、V2が開固着しているために圧力Pの変化は見られず、期間D2において上流側の制御弁V0を閉鎖したときに圧力Pは圧力P1を下回るようになる。つまり、図8(a)においては期間Cの圧力Pと期間D1における圧力Pとが等しくなっており、期間Cと期間D1との間で圧力差ΔPは存在していない。これに対し、期間Cと期間D1との間で圧力差ΔPが発生している場合には、先に閉鎖される下流側の一方の制御弁V1が開固着していると判断できる(図6(a)を参照されたい)。そして、図8(a)に示されるような期間Cと期間D1との間で圧力差ΔPが存在している圧力挙動が得られた場合には下流側の制御弁V1、V2の両方が開固着しているものと判定することができる。また、図示される期間Eにおける圧力Pは、上流側の制御弁V0が閉鎖されているので圧力P1よりも下回っており、また下流側の制御弁V1、V2が開放しているために内燃機関の排気系からの圧力脈動は分岐管23a、23bを通じて検出されている。従って、図8(a)の期間Eにおける圧力挙動パターンは図3に示されるパターン2のようになる。なお、他の期間における圧力挙動は図2に示される正常状態の場合と同様である。
最終的に図8(b)は、上流側および下流側の制御弁に関する閉固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。図8(b)に示される圧力挙動を参照しつつ、下流側の制御弁V1および下流側の制御弁V2の両方が閉鎖したまま固着、つまり閉固着している場合について説明する。この場合には、下流側の制御弁V1、V2が閉固着しているので、内燃機関の排気系からの圧力脈動は圧力センサ33まで伝達されず、従って、圧力脈動は期間全体にわたって検出されない。図示されるように、期間Bにおいて下流側の制御弁V1、V2を開放したとしても、実際にはこれら下流側の制御弁V1、V2が閉鎖しているために、圧力は閉塞クライテリアよりも低下することはない。ここで、期間Bにおいては圧力Pは閉塞クライテリアよりも大きく、また下流側の制御弁V1、V2が閉鎖しているので圧力脈動は検出されないのであるから、図8(b)の期間Bにおける圧力挙動パターンは図3のパターン3−2になる(圧力Pが閉塞クライテリアよりも小さい場合には圧力挙動パターンはパターン3−1になる)。そして、下流側の一方の制御弁V1を閉鎖する期間C、下流側の他方の制御弁V2を閉鎖する期間D1においても圧力Pの変化は見られない。そして、期間D2において上流側の制御弁V0を閉鎖したときに圧力Pは圧力P1を下回るよう低下する。従って、図8(b)に示されるような圧力挙動が得られた場合には下流側の制御弁V1、V2の両方が閉固着しているものと判定することができる。
このように本発明においては、圧力センサにより検出される圧力Pと圧力変化値ΔPとに基づいてエアポンプ9、上流側の制御弁V0、および下流側の制御弁V1、V2の異常を検出することができる。特に、図1に示したように圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に設けられているので、圧力センサは上流側の制御弁V0と下流側の制御弁V1、V2との両方に隣接している。このため本発明においては、上流側の制御弁V0の開閉状態に影響されることなしに下流側の制御弁V1、V2の異常判定に使用する圧力変動等を検出することができ、それにより、下流側の制御弁V1、V2についても比較的容易に異常判定できると共に異常判定の精度も向上させられる。さらに、内燃機関の排気通路からの排気脈動を検出する場合には、排気脈動は下流側の制御弁V1、V2のみを通過して圧力センサ33により計測されることになるので、排気脈動の減衰を少なくして排気脈動を容易に検出することも可能になる。
なお、図1を参照して説明した内燃機関1は二つのバンクを備えており、分岐管23a、23bはこれらバンクから延びる排気管7a、7bにそれぞれ接続されている。しかしながら、気筒数が比較的多い内燃機関においては単一のバンクのみしか備えていない場合(図示しない)であっても、一つのバンクに対して二つの排気管が設けられる場合もあり、このような場合にも図5(a)から図8(b)を参照して前述した本発明の異常検出作用を行うことができるのは明らかである。
さらに、図5(a)から図8(b)を参照して前述した本発明の異常検出作用の一部は、図1に示されるような左右両バンクに分けられる多気筒V型ガソリンエンジンでなくても行うことができる。図9は、本発明の異常検出作用の一部を行うことのできる他の内燃機関を示す図である。図9に示されるように、この場合の内燃機関1は単一のバンクとなる構成であり、吸気管3から延びる吸気マニホルド3dが内燃機関1の一側に接続されていると共に排気マニホルド4が内燃機関1の他側に接続されている。図9における二次空気供給装置30’は空気取入管21と電動エアポンプ9と二次空気供給管22とを備えており、二次空気供給管22には制御弁V0と圧力センサ34とが上流側から順番に設けられている。さらに、二次空気供給管22には制御弁V3が圧力センサ33の下流に設けられており、二次空気供給管22は内燃機関1の排気管7に接続している。つまり、図9においては下流側の制御弁V3が単一となっている。図示されるように排気管7には酸化機能を有する触媒を担持した触媒コンバータ5が設けられており、Oセンサ6、16が触媒コンバータ5の上流および下流に設けられている。なお、図9においては理解を容易にするためにECU40を省略している。
ここで、図5(a)を再び参照して分かるように、図5(a)の期間A1および期間D2で行われる上流側の制御弁V0の開固着判定を行う際には、下流側の制御弁V1、V2の両方が閉鎖した状態となっている。従って、上流側の制御弁V0の開固着判定をするためには、下流側の二つの制御弁V1、V2が設けられている必要はなく、単一の下流側制御弁V3を備える図9に示されるような内燃機関であっても、図2に示される動作を図5(a)を参照しつつ行うことにより上流側の制御弁V0の開固着判定を比較的容易に行うことができるのは明らかである。すなわち、前述したのと同様な理由から期間A1における圧力Pが閉塞クライテリアよりも大きくなっている場合および期間D2における圧力Pが閉塞クライテリアよりも大きくなっている場合には、上流側の制御弁V0が開固着しているものと判定することができる。
同様に、図5(b)を再び参照して分かるように、図5(b)の期間A2および期間D1で行われる上流側の制御弁V0の閉固着判定を行う際には、下流側の制御弁V1、V2の両方が閉鎖した状態となっている。従って、上流側の制御弁V0の閉固着判定をするためには、下流側の二つの制御弁V1、V2が設けられている必要はなく、単一の下流側制御弁V3を備える図9に示されるような内燃機関であっても、図2に示される動作を図5(b)を参照しつつ行うことにより上流側の制御弁V0の閉固着判定を行うことができるのは明らかである。すなわち前述したのと同様な理由から、期間A2における圧力Pが所定の圧力P1よりも小さい場合および期間D1における圧力Pが所定の圧力P1よりも小さい場合には、上流側の制御弁V0が閉固着しているものと判定することができる。
本発明に基づく二次空気供給装置を示す概略図である。 本発明の二次空気供給装置の異常判定動作を示すタイムチャートである。 圧力挙動パターンを示す図である。 (a)エアポンプに関するON固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。(b)エアポンプに関するOFF固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。 (a)上流側の制御弁に関する開固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。(b)上流側の制御弁に関する閉固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。 (a)先に閉鎖される下流側の制御弁に関する開固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。(b)先に閉鎖される下流側の制御弁に関する閉固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。 (a)後に閉鎖される下流側の制御弁に関する開固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。(b)後に閉鎖される下流側の制御弁に関する閉固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。 (a)上流側および下流側の制御弁に関する開固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。(b)上流側および下流側の制御弁に関する閉固着の異常検出作用時における図2と同様の圧力挙動を示す図である。 本発明に基づく他の二次空気供給装置を示す概略図である。
符号の説明
1…内燃機関
3a…スロットル弁
4a、4b…排気マニホルド
5、5a、5b…触媒コンバータ
7、7a、7b…排気管
9…エアポンプ
21…空気取入管
22…二次空気供給管
23a、23b…分岐管
30、30’…二次空気供給装置
33、34…圧力センサ
V0…上流側の制御弁
V1、V2、V3…下流側の制御弁

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化装置よりも上流側に二次空気を供給する二次空気通路と、
    前記二次空気通路に設けられていて二次空気を供給するポンプと、
    前記ポンプの下流に設けられていて前記二次空気通路を開閉する上流側の開閉手段と、
    該上流側の開閉手段の下流に設けられていて前記二次空気通路を開閉する下流側の開閉手段と、
    前記上流側の開閉手段と前記下流側の開閉手段との間に設けられていて前記二次空気通路の圧力を測定する圧力センサとを具備し、前記圧力センサにより検出される圧力値と圧力変化値とに基づいて前記ポンプ、前記上流側および下流側の開閉手段の異常を検出するようになっている二次空気供給装置。
  2. 前記上流側および下流側の開閉手段が閉鎖している状態において前記ポンプを駆動させるときにおける前記二次空気通路内の圧力が第一の圧力値よりも大きくなる場合には、前記上流側の開閉手段が開固着であると判定するようにした請求項1に記載の二次空気供給装置。
  3. 前記ポンプが駆動していると共に前記上流側の開閉手段が開放していて前記下流側の開閉手段が閉鎖している状態において前記上流側の開閉手段を開放状態から閉鎖するときにおける前記二次空気通路内の圧力が第一の圧力値よりも大きい場合には、前記上流側の開閉手段が開固着であると判定するようにした請求項1または2に記載の二次空気供給装置。
  4. 前記ポンプが駆動していると共に前記上流側および前記下流側の開閉手段が閉鎖している状態において前記上流側の開閉手段を閉鎖状態から開放するときにおける前記二次空気通路内の圧力が前記第一の圧力値よりも小さい第二の圧力値よりもさらに小さい場合には、前記上流側の開閉手段が閉固着であると判定するようにした請求項1から3のいずれか一項に記載の二次空気供給装置。
  5. 前記ポンプが駆動していると共に前記上流側および前記下流側の開閉手段が開放している状態において前記下流側の開閉手段を開放状態から閉鎖するときにおける前記二次空気通路内の圧力が前記第一の圧力値よりも小さい第二の圧力値よりもさらに小さい場合には、前記上流側の開閉手段が閉固着であると判定するようにした請求項1から4のいずれか一項に記載の二次空気供給装置。
  6. 前記二次空気通路が、内燃機関からそれぞれ延びる第一および第二の排気通路にそれぞれ設けられた排気浄化装置よりも上流側にそれぞれ接続されていて分岐点から分岐する第一および第二の分岐通路を含んでおり、前記下流側の開閉手段が前記第一および第二の分岐通路にそれぞれ設けられた第一および第二の分岐通路開閉手段を含んでおり、前記圧力センサは前記上流側の開閉手段と前記分岐点との間に配置されており、
    前記ポンプが駆動していると共に前記上流側の開閉手段ならびに前記第一および第二の分岐通路開閉手段を開放している状態において前記第一の分岐通路開閉手段を閉鎖するときに、該第一の分岐通路開閉手段の閉鎖前後における前記二次空気通路内の圧力の圧力変化値が所定の圧力変化値よりも小さい場合には、前記第一の分岐通路開閉手段が開固着であると判定するようにした請求項1から5のいずれか一項に記載の二次空気供給装置。
  7. 前記ポンプが駆動していると共に前記上流側の開閉手段ならびに前記第一および第二の分岐通路開閉手段を開放している状態において前記第一の分岐通路開閉手段を閉鎖するときにおける前記二次空気通路内の圧力が前記第一の圧力値よりも大きい場合には、前記第二の分岐通路開閉手段が閉固着であると判定するようにした請求項6に記載の二次空気供給装置。
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