JP4033117B2 - 二次空気供給装置 - Google Patents
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すなわち2番目の発明においては、上流側および下流側の開閉手段を閉鎖してポンプを駆動させたとしても、圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に配置されているのであるから、本来ならば圧力は上昇しない筈である。このため、圧力が第一の圧力値よりも大きくなった場合には、二次空気が上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間まで流入して圧力が上昇したものと判定でき、これにより、上流側の開閉手段が開固着しているものと判定できる。第一の圧力値としては、例えば閉塞クライテリアを採用することができる。さらに、2番目の発明においては、開閉手段が閉鎖されているので、二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
すなわち3番目の発明においては、ポンプが駆動していて下流側の開閉手段が閉鎖しているときに上流側の開閉手段を閉鎖すると、圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に配置されているのであるから、本来ならば圧力は低下する筈である。このため、圧力が第一の圧力値よりも大きい場合には、二次空気が上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間まで流入して圧力が上昇したものと判定でき、これにより、上流側の開閉手段が開固着しているものと判定できる。第一の圧力値としては、例えば閉塞クライテリアを採用することができる。また、2番目の発明と併用することにより、上流側の開閉手段に関する開固着判定の精度を高めることができる。さらに、3番目の発明においては、下流側の開閉手段が閉鎖されているので、二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
すなわち4番目の発明においては、ポンプが駆動していて下流側の開閉手段が閉鎖しているときに上流側の開閉手段を開放すると、圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に配置されているのであるから、本来ならば圧力は比較的大きくなる筈である。このため、圧力が第二の圧力値よりも小さい程度にしか上昇しない場合には、二次空気は上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間まで流入しなかったために圧力がそれほど上昇しなかったものと判定でき、これにより、上流側の開閉手段が閉固着しているものと判定できる。なお、第二の圧力値は第一の圧力値よりも小さくて二次空気供給装置停止時の圧力値よりも大きい値である。さらに、4番目の発明においては、下流側の開閉手段が閉鎖されているので、二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
すなわち5番目の発明においては、ポンプが駆動していて上流側の開閉手段が開放しているときに下流側の開閉手段を閉鎖すると、圧力センサは上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間に配置されているのであるから、圧力は比較的大きくなる筈である。このため、圧力が第二の圧力値よりも小さい程度にしか上昇しない場合には、二次空気は上流側の開閉手段と下流側の開閉手段との間まで流入しなかったために圧力がそれほど上昇しなかったものと判定でき、これにより、上流側の開閉手段が閉固着しているものと判定できる。第二の圧力値は第一の圧力値よりも小さくて二次空気供給装置停止時の圧力値よりも大きい値である。また、4番目の発明と併用することにより、上流側の開閉手段に関する閉固着判定の精度を高めることができる。さらに、5番目の発明においては、上流側の開閉手段が閉鎖されているので二次空気は二次空気供給通路に供給されず、従って、エミッションへの影響を少なくすることが可能である。
すなわち6番目の発明において、下流側の開閉手段が第一および第二の分岐通路開閉手段を含む場合であって二次空気を通過させた後に第一の分岐通路開閉手段のみを閉鎖する場合には、二次空気通路内の圧力は二次空気供給時の圧力よりも上昇する筈である。従って、このときの圧力変化値が所定の圧力変化値よりも小さい場合には、二次空気は第一および第二の分岐通路の両方に流れているために圧力変化が小さかったものと判定でき、これにより、第一の分岐通路開閉手段が開固着しているものと判定できる。なお、この場合には単に圧力変化値が所定の圧力変化値よりも大きいか否かで異常判定できるので、極めて短期間、例えば0.1秒程度で異常判定を完了することができ、このためエミッションへの悪影響を避けることができる。
すなわち7番目の発明において、二次空気を通過させた後に第一の分岐通路開閉手段のみを閉鎖する場合には、二次空気通路内の圧力は二次空気供給時の圧力よりも上昇するものの、第一および第二の分岐通路開閉手段の両方を閉鎖したときの圧力よりも小さい筈である。従って、このときの圧力が第一の圧力値よりも大きい場合には、二次空気は第二の分岐通路には流れていないために圧力が上昇したものと判断でき、これにより、第二の分岐通路開閉手段が閉固着しているものと判定できる。なお、この場合には単に圧力値が所定の値よりも大きいか否かで異常判定できるので、極めて短期間、例えば0.1秒程度で異常判定を完了することができ、このためエミッションへの悪影響を避けることができる。
さらに、2番目の発明によれば、上流側の開閉手段が開固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、3番目の発明によれば、上流側の開閉手段が開固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、4番目の発明によれば、上流側の開閉手段が閉固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、5番目の発明によれば、上流側の開閉手段が閉固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、6番目の発明によれば、下流側の開閉手段のうちの第一の分岐通路開閉手段が開固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
さらに、7番目の発明によれば、下流側の開閉手段のうちの第二の分岐通路開閉手段が閉固着しているものと判定することができるという効果を奏しうる。
図1は、本発明に基づく二次空気供給装置を示す概略図である。本発明の二次空気供給装置30は内燃機関1、例えば多気筒V型ガソリンエンジンに取付られている。図1に示されるように内燃機関1の左右両バンクの気筒は相互に独立した排気マニホルド4a、4bを介して排気管7a、7bにそれぞれ連結されている。また、排気管7a、7bには酸化機能を有する触媒を担持した触媒コンバータ5a、5bがそれぞれ設けられている。これら触媒コンバータ5a、5bは排気浄化装置としての役目を果たす。さらに、排気管7a、7bの触媒コンバータ5a、5bの上流側には二次空気供給口8a、8bがそれぞれ設けられている。これら二次空気供給口8a、8bは後述する二つの分岐管23a、23bにそれぞれ接続されている。さらに、排気管7a、7bにおいてはO2センサ6a、6bが触媒コンバータ5a、5bの上流にそれぞれ設けられると共に、O2センサ16a、16bが触媒コンバータ5a、5bの下流にそれぞれ設けられている。従って、触媒コンバータ5a、5bの上流および下流のO2濃度を測定することによって、触媒コンバータ5a、5bにおいて消費されたO2量を算出することが可能となる。一方、内燃機関の左右両バンクの気筒に吸気ガスを供給する吸気管3にはスロットル弁3aが設けられており、この吸気管3はエアクリーナ2に接続されている。エアクリーナ2とスロットル弁3aとの間には空気量(一次空気量)を測定するためのエアフロメータ3bが設けられている。さらに、吸気温度を測定するための温度センサ3cが吸気管3に設けられている。
3a…スロットル弁
4a、4b…排気マニホルド
5、5a、5b…触媒コンバータ
7、7a、7b…排気管
9…エアポンプ
21…空気取入管
22…二次空気供給管
23a、23b…分岐管
30、30’…二次空気供給装置
33、34…圧力センサ
V0…上流側の制御弁
V1、V2、V3…下流側の制御弁
Claims (7)
- 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化装置よりも上流側に二次空気を供給する二次空気通路と、
前記二次空気通路に設けられていて二次空気を供給するポンプと、
前記ポンプの下流に設けられていて前記二次空気通路を開閉する上流側の開閉手段と、
該上流側の開閉手段の下流に設けられていて前記二次空気通路を開閉する下流側の開閉手段と、
前記上流側の開閉手段と前記下流側の開閉手段との間に設けられていて前記二次空気通路の圧力を測定する圧力センサとを具備し、前記圧力センサにより検出される圧力値と圧力変化値とに基づいて前記ポンプ、前記上流側および下流側の開閉手段の異常を検出するようになっている二次空気供給装置。 - 前記上流側および下流側の開閉手段が閉鎖している状態において前記ポンプを駆動させるときにおける前記二次空気通路内の圧力が第一の圧力値よりも大きくなる場合には、前記上流側の開閉手段が開固着であると判定するようにした請求項1に記載の二次空気供給装置。
- 前記ポンプが駆動していると共に前記上流側の開閉手段が開放していて前記下流側の開閉手段が閉鎖している状態において前記上流側の開閉手段を開放状態から閉鎖するときにおける前記二次空気通路内の圧力が第一の圧力値よりも大きい場合には、前記上流側の開閉手段が開固着であると判定するようにした請求項1または2に記載の二次空気供給装置。
- 前記ポンプが駆動していると共に前記上流側および前記下流側の開閉手段が閉鎖している状態において前記上流側の開閉手段を閉鎖状態から開放するときにおける前記二次空気通路内の圧力が前記第一の圧力値よりも小さい第二の圧力値よりもさらに小さい場合には、前記上流側の開閉手段が閉固着であると判定するようにした請求項1から3のいずれか一項に記載の二次空気供給装置。
- 前記ポンプが駆動していると共に前記上流側および前記下流側の開閉手段が開放している状態において前記下流側の開閉手段を開放状態から閉鎖するときにおける前記二次空気通路内の圧力が前記第一の圧力値よりも小さい第二の圧力値よりもさらに小さい場合には、前記上流側の開閉手段が閉固着であると判定するようにした請求項1から4のいずれか一項に記載の二次空気供給装置。
- 前記二次空気通路が、内燃機関からそれぞれ延びる第一および第二の排気通路にそれぞれ設けられた排気浄化装置よりも上流側にそれぞれ接続されていて分岐点から分岐する第一および第二の分岐通路を含んでおり、前記下流側の開閉手段が前記第一および第二の分岐通路にそれぞれ設けられた第一および第二の分岐通路開閉手段を含んでおり、前記圧力センサは前記上流側の開閉手段と前記分岐点との間に配置されており、
前記ポンプが駆動していると共に前記上流側の開閉手段ならびに前記第一および第二の分岐通路開閉手段を開放している状態において前記第一の分岐通路開閉手段を閉鎖するときに、該第一の分岐通路開閉手段の閉鎖前後における前記二次空気通路内の圧力の圧力変化値が所定の圧力変化値よりも小さい場合には、前記第一の分岐通路開閉手段が開固着であると判定するようにした請求項1から5のいずれか一項に記載の二次空気供給装置。 - 前記ポンプが駆動していると共に前記上流側の開閉手段ならびに前記第一および第二の分岐通路開閉手段を開放している状態において前記第一の分岐通路開閉手段を閉鎖するときにおける前記二次空気通路内の圧力が前記第一の圧力値よりも大きい場合には、前記第二の分岐通路開閉手段が閉固着であると判定するようにした請求項6に記載の二次空気供給装置。
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