JP4661626B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
のNOxを吸蔵し、流入する排気の酸素濃度が低下し且つ還元剤が存在するときに吸蔵し
ていたNOxを還元する。
ため、排気通路に吸蔵還元型NOx触媒を備えることがある(例えば、特許文献1参照。
)。
を行う時期を決定することがある。この場合、NOx吸蔵量の推定が不正確であると、N
Oxの還元処理が必要な時期にこの処理が行われずにNOx浄化率が低下したり、NOxの
還元処理が必要ない時期にこの処理が行われて燃費が悪化したりする。
複数の燃料を混合して用いる内燃機関の排気通路に備わる吸蔵還元型NOx触媒のNOx吸蔵量が所定量以上となったときにNOx還元処理を行う内燃機関の排気浄化装置であっ
て、
前記内燃機関に供給される燃料中の所定の種類の燃料の濃度を検出する燃料濃度検出手段と、
前記燃料濃度検出手段により検出される濃度に基づいて、前記吸蔵還元型NOx触媒に
吸蔵されるNOx量を推定するNOx吸蔵量推定手段と、
を具備することを特徴とする。
吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されるNOx量を推定する。そして、NOx排出量が多くなる
燃料の割合が多いほど、吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されるNOx量が多いと推定される。これにより、NOx吸蔵量をより正確に推定することができるので、NOx還元処理をより適正な時期に行うことができる。
前記燃料濃度検出手段は、前記内燃機関に供給される燃料中のアルコールの濃度を検出し、
前記NOx吸蔵量推定手段は、前記燃料濃度検出手段により検出されるアルコールの濃
度が高いほど、前記吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されるNOx量が少ないと推定することができる。
行う内燃機関では、一般に、アルコール濃度が高いほど、よりリーン空燃比での燃焼が可能となる。さらに、アルコール濃度が高いほど、リーン空燃比で運転可能な領域がより広くなる。ここで、空燃比がリーンとなるほどNOxの排出量は少なくなるので、アルコー
ル濃度が高いほどNOx排出量を減少させることができる。すなわち、アルコール濃度が
高いほど吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されるNOx量は少なくなるので、NOx吸蔵量推定
手段は燃料濃度検出手段により検出されるアルコールの濃度が高いほど、吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されるNOx量が少ないと推定することができる。
Ox浄化率の低下を抑制したり、燃費の向上を図ったりすることができる。
料供給管61内には燃料が流れている。また、燃料供給管61には、該燃料供給管61内を流れる燃料のアルコール濃度を検出するアルコール濃度センサ62が取り付けられている。なお、本実施例ではアルコール濃度センサ62が、本発明における燃料濃度検出手段に相当する。
を有する。
る。この三元触媒12は、ストイキ若しくはリッチ空燃比でNOxを還元浄化することが
できる。一方、ストイキ若しくはリーン空燃比のときには酸化作用が活発となり、炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)等を酸化させ浄化させることができる。この三元触媒12よりも上流の排気通路7には、該排気通路7を流通する排気の空燃比に対応した電気信号を出力する空燃比センサ9が取り付けられている。
は、アルコール濃度が高いほどリーン空燃比で燃焼可能な運転領域が広がるため、NOx
の排出量が少なくなる。さらに、アルコール濃度が高いほど、よりリーンの空燃比での運転が可能となるため、よりリーンの空燃比で運転することによりNOxの排出量が少なく
なる。
れるNOx量が少なくなる。そのため、NOx還元処理を行う間隔を広くすることができる。そこで本実施例では、混合燃料中のアルコール濃度に基づいて、NOx触媒8に吸蔵さ
れるNOx量を推定し、この推定値が所定値以上となったときに、NOxの還元処理を行なう。
係るNOx還元処理のフローを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間
毎に繰り返し実行される。
、内燃機関1がリッチまたはストイキ空燃比で運転されている場合には、三元触媒12によりNOxを浄化することが可能なため、NOx触媒8に吸蔵されるNOx量は増加しない
。そこで本ルーチンでは、内燃機関1がリーン空燃比で運転中の場合にだけ、NOx触媒
8に吸蔵されるNOx量を算出する。ステップS102で肯定判定がなされた場合にはス
テップS103へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
れる。
3(A)はアルコール濃度0%のとき、図3(B)はアルコール濃度50%のとき、図3(C)はアルコール濃度100%のときを夫々示している。なお、実際には例えばアルコール濃度10%毎にマップを持っている。
0(r.p.m.)の場合、アルコール濃度が0%のときは単位時間あたりのNOx排出
量が4(g/h)であるが、アルコール濃度が50%のときは3(g/h)となり、さらにアルコール濃度が100%のときは1(g/h)となる。
るか否か判定される。所定値は、NOx還元処理が必要な値として予め設定しておく。すなわち、本ステップでは、NOx触媒8のNOx還元処理が必要となっているか否か判定
される。ここで、NOx還元処理は内燃機関1の燃焼状態の変更を伴うため、多少のトルク変動等がある。そのため、NOx還元処理をあまり頻繁に行わないように前記所定値が決定される。ステップS104で肯定判定がなされた場合にはステップS105へ進み、一方否定判定がなされた場合には本ルーチンを一旦終了させる。
添加弁を取り付けて、該燃料添加弁から還元剤たる燃料を添加することにより排気の空燃比をリッチとする。
い。その後本ルーチンを一旦終了させる。
正確に推定することができるので、NOx還元処理をより適正な時期に行うことができる。これにより、NOxの浄化率を向上させることができる。また、燃費を向上させること
ができる。
2 燃焼室
3 吸気通路
4 エアフローメータ
5 スロットル
6 燃料噴射弁
7 排気通路
8 吸蔵還元型NOx触媒
9 空燃比センサ
10 ECU
11 クランクポジションセンサ
12 三元触媒
51 スロットル開度センサ
61 燃料供給管
62 アルコール濃度センサ
Claims (2)
- 複数の燃料を混合して用いる内燃機関の排気通路に備わる吸蔵還元型NOx触媒のNOx吸蔵量が所定量以上となったときにNOx還元処理を行う内燃機関の排気浄化装置であっ
て、
前記内燃機関に供給される燃料中の所定の種類の燃料の濃度を検出する燃料濃度検出手段と、
前記燃料濃度検出手段により検出される濃度に基づいて、前記吸蔵還元型NOx触媒に
吸蔵されるNOx量を推定するNOx吸蔵量推定手段と、
を具備することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記内燃機関は、少なくともアルコールを含む複数の燃料を混合して用い、
前記燃料濃度検出手段は、前記内燃機関に供給される燃料中のアルコールの濃度を検出し、
前記NOx吸蔵量推定手段は、前記燃料濃度検出手段により検出されるアルコールの濃
度が高いほど、前記吸蔵還元型NOx触媒に吸蔵されるNOx量が少ないと推定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006044070A JP4661626B2 (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006044070A JP4661626B2 (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007224751A JP2007224751A (ja) | 2007-09-06 |
JP4661626B2 true JP4661626B2 (ja) | 2011-03-30 |
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ID=38546795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006044070A Expired - Fee Related JP4661626B2 (ja) | 2006-02-21 | 2006-02-21 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4661626B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05106498A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-04-27 | Hitachi Ltd | エンジン制御システム |
JPH05272383A (ja) * | 1992-03-25 | 1993-10-19 | Mazda Motor Corp | アルコールエンジンの空燃比制御装置 |
JP2005180222A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Toyota Motor Corp | アルコール混合燃料エンジン |
-
2006
- 2006-02-21 JP JP2006044070A patent/JP4661626B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005180222A (ja) * | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Toyota Motor Corp | アルコール混合燃料エンジン |
Also Published As
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---|---|
JP2007224751A (ja) | 2007-09-06 |
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