JP7326917B2 - 異常検知装置、異常検知方法およびプログラム - Google Patents
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Description
§1 適用例
図1は本発明の一実施形態に係る異常検知装置100を備えたシステム1の構成の一例を示す図であり、図2はシステム1の圧力センサ201による異常検知の原理を説明するためのグラフである。まず、図1および図2を用いて実施形態の異常検知装置100を備えるシステム1の適用例について説明する。
ΔP=R×ΔQ
つまり、圧力差ΔPと流量差ΔQは比例するため、流量差が増えれば、圧力差も増加する。
(異常検知装置100を含むシステム1の構成)
図3は、異常検知装置100を含むシステム1の構成を示したブロック図である。以下に、図3を参照して異常検知装置100を含むシステム1の構成について説明する。
図4は、実施形態1に係る異常検知装置100を備えたシステム1における、PLC106から電磁弁202への開閉指示、およびそれに伴うエアオペレートバルブ203の開閉動作のタイミングを示すタイムチャートである。また、図5は、図4の一部に対応する、圧力センサ201で検知される圧力の値の推移を示すグラフである。図5の前半(左)が開状態で、後半(右)が閉状態での圧力を示している。
上述したように本実施形態では、異常検知部103は、エアオペレートバルブ203が第1(開)状態であるときの圧力の第1代表値P1と、エアオペレートバルブ203が第2(閉)状態であるときの圧力の第2代表値P2との比(以下、特徴量と呼ぶこともある)に基づいて、エアオペレートバルブ203の異常を検知する。例えば、異常検知部103は、圧力の第1代表値P1と圧力の第2代表値P2との比と閾値を比較することによってエアオペレートバルブ203の異常を検知する。
上述したように、バルブが開状態である間も、閉状態である間も、圧力は一定ではなく、変動する。したがって、上記特徴量(圧力の第1代表値と圧力の第2代表値の比率)を算出する場合に、変動する値のうち様々な値を選択することができる。変動する圧力の値のうち、バルブが開状態であるときの圧力の第1代表値およびバルブが閉状態であるときの圧力の第2代表値の選択の例を図7から図9を参照して例示する。
§3 動作例
図10は、本発明の一側面の異常検知装置100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。以下に、図10を用いて、異常検知装置100における異常検知処理の流れについて説明する。
まず、ステップS10において、正常のエアオペレートバルブ203を動作させる。
続いて、ステップS12において、圧力センサ201が、正常状態でのエアオペレートバルブ203の上流側の圧力を測定し、圧力のデータを収集する。収集されたデータは、PLC106を介して、異常検知装置100の圧力取得部101に送信される。これにより、異常検知装置100の圧力取得部101は、エアオペレートバルブの上流側の圧力を取得する。なお、圧力取得部101は、生の圧力データを直接圧力センサから取得してもよいが、外部サーバ等で算出された第1代表値、第2代表値を取得してもよい。圧力取得部101で取得された圧力の値は、特徴量演算部102に供給される。
ステップS14では、特徴量演算部102が、圧力取得部101から取得した圧力の値を基にして、前記エアオペレートバルブ203が開状態であるときの圧力の第1代表値と、エアバルブが閉状態であるときの前記圧力の第2代表値、およびこれらの比(特徴量)を算出する。
ステップS16では、特徴量演算部102が、圧力の第1代表値および第2代表値の比に基づいて閾値を設定する。
続いて、ステップS18では、PLC106が、エアオペレートバルブ203を通常通り動作させ、動作の監視を開始する。具体的には、圧力センサ201が圧力測定を行い、圧力データをPLC106を介して、異常検知装置100の圧力取得部101に送信する。
圧力取得部101は、取得した圧力データを、特徴量演算部102に送信する。
ステップS20では、特徴量演算部102が、取得した圧力データを基にエアオペレートバルブ203の開閉のサイクルごとの特徴量(圧力の第2代表値P2/圧力の第1代表値P1)を取得(算出)する。その後、特徴量の算出結果を異常検知部103に送信する。
ステップS22では、異常検知部103は、特徴量とステップS16で設定された閾値を比較して、エアオペレートバルブ203に異常があるか否かを判定する。異常検知部103は、特徴量(圧力の第2代表値P2/圧力の第1代表値P1)が閾値より大きければ、エアオペレートバルブ203が正常であると判定し、特徴量が閾値以下であれば、エアオペレートバルブ203が異常であると判定する。異常検知部103は、判定結果を、異常通知部104に送信する。
ステップS24では、異常通知部104がモニタ105にエアオペレートバルブ203の異常を示す信号を送る。この場合、PLC106が、モニタ105に、エアオペレートバルブ203の異常を示すアラート表示をさせる。なお、エアオペレートバルブ203の異常を報知するには、モニタ105への表示に限られず、アラート音を発生させてもよい。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。上記実施形態1では、エアオペレートバルブ203を1つのみを備えるシステム1の異常を検知する異常検知装置100について説明した。本発明の異常検知装置は、これに限られず、複数のエアオペレートバルブが上流側で接続されているシステムにおいても、適用することができる。以下の実施形態2では、3つのエアオペレートバルブ、異常検知装置および異常検知方法について説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
以上の実施形態では、エアオペレートバルブ203を例にして説明したが、本発明の異常検知装置は、これに限定されず、バルブのパッキンの摩耗等により流体漏れが生じ得るバルブならば、あらゆるバルブに適用することができる。例えば、ソレノイドバルブ、フィンガーバルブなどにも適用可能である。
異常検知装置100の制御ブロック(特に圧力取得部101および異常検知部103)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
101・・圧力取得部
102・・特徴量演算部
103・・異常検知部
104・・異常通知部
105・・モニタ
106・・PLC
200・・空圧装置
201・・圧力センサ
202・・電磁弁
203・・エアオペレートバルブ
Claims (13)
- エアバルブの上流側の圧力を取得する圧力取得部と、
前記エアバルブが開状態であるときの前記圧力の第1代表値P1と、前記エアバルブが閉状態であるときの前記圧力の第2代表値P2との比P2/P1の値に基づいて、前記エアバルブの異常を検知する異常検知部とを備え、
前記異常検知部は、前記比P2/P1の値が所定の閾値以下である場合には、前記エアバルブが異常であると判定する、異常検知装置。 - 前記第1代表値P1は、前記エアバルブが開状態であるときの前記圧力の平均値である、請求項1に記載の異常検知装置。
- 前記第1代表値P1は、前記エアバルブが開いてから所定時間経過後の前記圧力の値である、請求項1に記載の異常検知装置。
- 前記第1代表値P1は、前記エアバルブが閉じる直前の前記圧力の値である、請求項1に記載の異常検知装置。
- 前記第1代表値P1は、前記エアバルブが開状態であるときの前記圧力の最大値である、請求項1に記載の異常検知装置。
- 前記第2代表値P2は、前記エアバルブが閉状態であるときの前記圧力の平均値である、請求項1から5の何れか1項に記載の異常検知装置。
- 前記第2代表値P2は、前記エアバルブが閉じてから所定時間経過後の前記圧力の値である、請求項1から5の何れか1項に記載の異常検知装置。
- 前記第2代表値P2は、前記エアバルブが開く直前の前記圧力の値である、請求項1から5の何れか1項に記載の異常検知装置。
- 前記第2代表値P2は、前記エアバルブが閉状態であるときの前記圧力の最大値である、請求項1から5の何れか1項に記載の異常検知装置。
- 前記エアバルブを対象エアバルブとして含む複数のエアバルブであって、上流側が互いに接続されている前記複数のエアバルブを有する装置について、
前記圧力取得部は、前記対象エアバルブの上流側の圧力を取得し、
前記異常検知部は、前記複数のエアバルブのうち1つの前記対象エアバルブのみが開いているときの上流側の圧力の第1代表値P3と、前記複数のエアバルブの全てが閉じているときの前記対象エアバルブの上流側の圧力の第2代表値P4の比P4/P3の値に基づいて、前記対象エアバルブの異常を検知し、前記P4/P3の値が所定の閾値以下である場合には、前記エアバルブが異常であると判定する、請求項1に記載の異常検知装置。 - エアバルブの上流側の圧力を取得する圧力取得工程と、
前記エアバルブが開状態であるときの前記圧力の第1代表値P1と、前記エアバルブが閉状態であるときの前記圧力の第2代表値P2との比P2/P1の値に基づいて、前記エアバルブの異常を検知する異常検知工程とを含み、
前記比P2/P1の値が所定の閾値以下である場合には、前記エアバルブが異常であると判定する、異常検知方法。 - 前記エアバルブを対象エアバルブとして含む複数のエアバルブであって、上流側が互いに接続されている前記複数のエアバルブを有する装置について、
前記圧力取得工程は、前記対象エアバルブの上流側の圧力を取得し、
異常検知工程は、前記複数のエアバルブのうち1つの前記対象エアバルブのみが開いているときの上流側の圧力の第1代表値P3と、前記複数のエアバルブの全てが閉じているときの前記対象エアバルブの上流側の圧力の第2代表値P4の比P4/P3の値に基づいて、前記対象エアバルブの異常を検知し、前記P4/P3の値が所定の閾値以下である場合には、前記エアバルブが異常であると判定する、請求項11に記載の異常検知方法。 - 請求項1に記載の異常検知装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、上記圧力取得部および上記異常検知部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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