JP4687431B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Description
元するときには、該吸蔵還元型NOx触媒に流入する排気の空燃比を比較的短い周期でスパイク的(短時間)にリッチとする、所謂リッチスパイク制御が実行される。このリッチスパイク制御は、たとえば排気通路に燃料添加弁を取り付けて、該燃料添加弁より燃料を噴射させて行われる。ところで、燃料添加弁により噴射された燃料は、排気通路の壁面に付着した後に蒸発してNOx触媒に到達する場合や、排気通路の壁面に付着しないまま排気の流れに乗ってNOx触媒に到達する場合がある。これらの燃料がNOx触媒に到達するまでの時間は、排気の流量や排気通路の壁面温度等により変わる。燃料がNOx触媒に到達するまでの時間が長くなると、燃料が排気中を拡散して排気の空燃比が大きくなってしまう。そのため、NOx触媒における排気の空燃比も排気の流量や排気通路の壁面温度等によって変わってしまう。そして、NOx触媒における排気の空燃比が高くなると、NOx触媒においてNOxの還元が困難となる。
排気通路中へ燃料を添加する燃料添加手段と、
吸蔵していたNOxが前記燃料添加手段により添加される燃料により還元される吸蔵還元型NOx触媒と、
前記燃料添加手段により添加された燃料が前記吸蔵還元型NOx触媒に到達するまでの時間に基づいて、前記排気通路の壁面に付着させる燃料量を可変制御する燃料付着量可変制御手段と、
を備えることを特徴とする。
の壁面には付着せずにそのまま排気と共に流れる場合とがある。排気通路の壁面に付着した燃料は、排気通路の壁面温度が高いほど早く蒸発して、吸蔵還元型NOx触媒までの到達時間が短くなる。また、排気の流速が速いほど燃料が排気の流れに乗りやすく、吸蔵還元型NOx触媒までの到達時間が短くなる。そして、添加された燃料が吸蔵還元型NOx触媒に到達するまでの時間が短いほど該吸蔵還元型NOx触媒における空燃比の制御がしやすい。
に応じた信号を出力する排気温度センサ92が取り付けられている。この排気温度センサ92により排気の温度を検出することができる。なお、排気の温度は、内燃機関の運転状態から推定してもよい。
ユニットであるECU10が併設されている。このECU10は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。ECU10には、エアフローメータ3および壁面温度センサ91のほか、運転者がアクセルを踏み込んだ量に応じた電気信号を出力し車両の負荷状態を検出可能なアクセル開度センサ93、内燃機関1の回転数を検出するクランクポジションセンサ94が電気配線を介して接続され、これらセンサの出力信号が入力されるようになっている。一方、ECU10には、第1燃料添加弁61および第2燃料添加弁62が電気配線を介して接続され、これら第1燃料添加弁61および第2燃料添加弁62はECU10により制御される。
析の結果により、排気通路付着率Xex、排気温度および排気流量との間には図3に示すような相関関係があることを導き出すことができた。これにより、ある時点における排気温度および排気流量からその時点の排気通路付着率Xexを推定することができる。
燃料量(M−Mex)として求めることができる。ゆえに、式「N=M−Mex」に、S102で推定したMexを代入することにより推定する。
量N)に、S103にて推定された排気通路4から蒸発する燃料量を加算することにより到達燃料量Qを算出するものである。
添加弁62の夫々について求めることができる。かかる場合には、予め、排気温度、排気流量などの、排気通路4の付着率および蒸発率に及ぼす因子の影響を解析し、図3および図4に示すような相関関係を第1燃料添加弁61および第2燃料添加弁62の夫々について導き出しておく。
がより短いとしている。
ルホルダ14の中心軸上に備わる。第1ニードル12の先端の円錐面はノズルホルダ14の内壁に接している。第2ニードル13は、円筒形状で第1ニードル12よりも大きく、内部に第1ニードル12を摺動可能に格納している。第2ニードル13も先端は円錐形状となっているが中心軸周りに第1ニードル12を収める穴が開けられている。第2ニードル13の先端の円錐面は、ノズルホルダ14の内壁に接している。そして、第1ニードル12と第2ニードル13とは別々に作動可能である。また、第1ニードル12と第2ニードル13との間、および第2ニードル13とノズルホルダ14との間には、加圧された燃料が供給されている。
ができる。
択することができる。なお、燃料圧力を複数設定できるようにして、その中で燃料がより早くNOx触媒5へ到達するものを選択するようにしてもよい。
2 吸気通路
3 エアフローメータ
4 排気通路
5 吸蔵還元型NOx触媒
6 燃料添加装置
10 ECU
11 燃料添加弁
12 第1ニードル
13 第2ニードル
14 ノズルホルダ
15 第1噴射口
16 第2噴射口
17 燃料添加装置
18 燃料添加弁
19 燃料供給管
20 レギュレータ
21 燃料ポンプ
61 第1燃料添加弁
62 第2燃料添加弁
91 壁面温度センサ
92 排気温度センサ
93 アクセル開度センサ
94 クランクポジションセンサ
Claims (5)
- 排気通路中へ燃料を添加する燃料添加手段と、
吸蔵していたNOxが前記燃料添加手段により添加される燃料により還元される吸蔵還元型NOx触媒と、
前記燃料添加手段により添加された燃料が前記吸蔵還元型NOx触媒に到達するまでの時間に基づいて、前記排気通路の壁面に付着させる燃料量を可変制御する燃料付着量可変制御手段と、
を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 前記燃料付着量可変制御手段は、排気通路の壁面に付着する燃料量、この付着した燃料の蒸発量、および排気の流量に基づいて、前記吸蔵還元型NOx触媒に燃料が到達するまでの時間が一番短くなるように、燃料を主に排気通路に付着させるか、または主に排気の流れに乗せるかを決定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記燃料添加手段は複数の噴射口を備え、この噴射口は夫々異なる方向に開口し、前記燃料付着量可変制御手段は、何れかの噴射口から燃料を噴射させることにより前記排気通路の壁面に付着させる燃料量を可変制御することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記燃料添加手段は複数の燃料添加弁からなり、この燃料添加弁は夫々異なる方向に燃料が噴射され、前記燃料付着量可変制御手段は、何れかの燃料添加弁から燃料を噴射させることにより前記排気通路の壁面に付着する燃料量を可変制御することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
- 前記燃料添加手段は燃料噴射圧を調整可能な燃料添加弁を備え、前記燃料付着量可変制御手段は、燃料添加弁の燃料噴射圧を変更することにより前記排気通路の壁面に付着させる燃料量を可変制御することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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