JP6083721B2 - 流体関連機能装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、冷媒などの流体が流れる配管等に接続される圧力スイッチ、圧力センサなどの圧力感応装置、及び、当該配管等を流れる流体の流量を制御する弁装置などの流体に関わる機能を有する流体関連機能装置に関する。
従来、冷媒などの流体が流れる流体回路の配管に接続される流体関連機能装置として、例えば、特許文献1に開示された圧力スイッチがある。この従来の圧力スイッチ801は、図16に示すように、黄銅製の接手810とステンレス製の蓋部材820とを備えており、これら接手810と蓋部材820とはプロジェクション溶接(抵抗溶接)により拡散接合されている。そして、接手810が図示しない流体回路の配管に接続され、接手810の中央部の内部穴812と蓋部材820の貫通穴822を介して蓋部材820内に流体を導入するよう構成されている。
また、この圧力スイッチ801には、プロジェクション溶接用の外側突起部815(プロジェクション)と内側突起部816とが設けられている。そして、外側突起部815をプロジェクション溶接により蓋部材820に接合したときに生じるスパッタを、当該外側突起部815と内側突起部816との間に形成される空間に閉じ込める構造になっている。
この圧力スイッチ801は、プロジェクション溶接の際に外側突起部815とともに内側突起部816が溶接されてしまわないように、内側突起部816が外側突起部815より突出高さが低く形成されて内側突起部816と蓋部材820との間に隙間が設けられている。しかしながら、この隙間が大きいと上記空間内に閉じ込められるべきスパッタが配管内に流出してしまう恐れがあり、この隙間が小さいと内側突起部816が溶接されてしまいそのときに生じるスパッタが配管内に流出してしまう恐れがあり、当該隙間の調整が困難であるという問題があった。
このような問題を解決する構造として次のものが考えられる。
図17に示す圧力スイッチ901は、黄銅製の継手910とステンレス製のキャップ部材920とを備えている。継手910は、平坦面912に、導通路911bと連通された円筒部913と、この円筒部913と同心に配置され、キャップ部材920とプロジェクション溶接される円環状山形のプロジェクション917と、を有している。キャップ部材920は、その中心に上記円筒部913が挿通される内孔924が開口されている。
継手910とキャップ部材920とは次のように組付けられる。まず、キャップ部材920の内孔924に継手910の円筒部913を挿通した状態で、プロジェクション溶接により継手910のプロジェクション917とキャップ部材920とを接合する。そして、円筒部913の内孔914の周縁部分915に軸線Lを中心に外側に向けて荷重を加えて、当該周縁部分915がキャップ部材920の内孔924の周縁部分925に全周にわたり重ねるようにかしめる。
このようにすることにより、継手910とキャップ部材920とのプロジェクション溶接時に発生したスパッタは、環状のプロジェクション917の内側における継手910とキャップ部材920との間の空間β内に貯留されるとともに、円筒部913の周縁部分915が周縁部分925にかしめられることにより当該空間β内に閉じ込められる。そのため、この圧力スイッチ901を流体回路の配管に接続した場合の実運転時に、当該流体回路内へのスパッタの流出を抑制することができる。
特開2006−205231号公報
しかしながら、上述した圧力スイッチ901は、円筒部913の内孔914の周縁部分915をキャップ部材920の内孔924の周縁部分925に全周にわたり重ねるようにかしめたものであるので、これら周縁部分915と周縁部分925との間が完全に密封されているものではなく、そのため、図18に示すように、上記実運転時においてかしめ部分から流体Rが徐々に進入して空間β内に溜まってしまうことがある。そして空間β内に流体Rが溜まった状態で、例えば、流体回路の運転切換などにより配管内を流れる流体の温度が変化して急激に上昇すると、空間β内の流体Rが気化により膨張して当該空間β内の圧力が上昇し、継手910やキャップ部材920の変形を生じてしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形を抑制することができる流体関連機能装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、流体が流通する内孔が形成された金属製の接続部材と、前記内孔と重ねて配置される内孔が形成された金属製のケース部品とを備え、前記接続部材と前記ケース部品とが、それぞれの内孔を囲む環状に施された溶接によって接合された流体関連機能装置であって、前記溶接が施された箇所の内側において前記接続部材及び前記ケース部品の間に閉じた空間が形成されるように、これらのうちの一方における前記内孔の周縁部分が、全周にわたって他方にかしめられ、前記接続部材及び前記ケース部品の少なくとも一方に、前記空間の内外を連通する連通路が設けられ、前記連通路が、前記流体の通過を許容しかつプロジェクション溶接により生じるスパッタの通過を規制するように形成されていることを特徴とする流体関連機能装置である。
請求項2に記載された発明は、上記目的を達成するために、流体が流通する内孔が形成された金属製の接続部材と、前記内孔と重ねて配置される内孔が形成された金属製のケース部品とを備え、前記接続部材と前記ケース部品とが、それぞれの内孔を囲む環状に施された溶接によって接合された流体関連機能装置であって、前記溶接が施された箇所の内側において前記接続部材及び前記ケース部品の間に閉じた空間が形成されるように、これらのうちの一方における前記内孔の周縁部分が、全周にわたって他方にかしめられ、前記一方における前記内孔の周縁部分が前記他方にかしめられてなる前記接続部材と前記ケース部品との環状の接触領域を通過して前記空間の内外を連通する連通路が設けられ、前記連通路が、前記流体の通過を許容しかつプロジェクション溶接により生じるスパッタの通過を規制するように形成されていることを特徴とする流体関連機能装置である。
請求項3に記載された発明は、請求項2に記載された発明において、前記連通路が、前記接続部材又は前記ケース部品に形成された1又は複数の溝により構成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された発明において、前記溝が複数設けられ、これら溝が前記接触領域の周方向の全体に間隔をあけて配置されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項3に記載された発明において、前記溝が複数設けられ、これら溝が少なくとも前記接触領域の全体にわたり格子状に配置されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明は、請求項2に記載された発明において、前記連通路が、前記接続部材及び前記ケース部品のうちの少なくとも一方に施された粗面化加工による凹部が連なって構成されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載された発明は、請求項6に記載された発明において、前記粗面化加工が、少なくとも前記接触領域の全体にわたり施されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、流体が流通する内孔が形成された金属製の接続部材と、この接続部材の内孔と重ねて配置される内孔が形成された金属製のケース部品とを備えている。接続部材とケース部品とが、それぞれの内孔を囲む環状に施された溶接によって接合されている。前記溶接が施された箇所の内側において接続部材及びケース部品の間に閉じた空間が形成されるように、これらのうちの一方における内孔の周縁部分が、全周にわたって他方にかしめられている。接続部材及びケース部品の少なくとも一方に、接続部材及びケース部品の間の空間の内外を連通する連通路が設けられている。そして、この連通路が、流体の通過を許容しかつ抵抗溶接(プロジェクション溶接)により生じるスパッタの通過を規制するように形成されている。
このようにしたことから、接続部材及びケース部品との間に形成された空間に抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路を通じて流体が当該空間の内外を流通することが可能となる。これにより、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体が膨張して当該空間内の圧力が上昇した場合でも、当該圧力を連通路から逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形を抑制することができる。
請求項2に記載された発明によれば、流体が流通する内孔が形成された金属製の接続部材と、この接続部材の内孔と重ねて配置される内孔が形成された金属製のケース部品とを備えている。接続部材とケース部品とが、それぞれの内孔を囲む環状に施された溶接によって接合されている。前記溶接が施された箇所の内側において接続部材及びケース部品の間に閉じた空間が形成されるように、これらのうちの一方における内孔の周縁部分が、全周にわたって他方にかしめられている。接続部材及びケース部品うちの一方における内孔の周縁部分が他方にかしめられることにより接触してなる接続部材とケース部品との環状の接触領域を通過して、接続部材及びケース部品の間の空間の内外を連通する連通路が設けられている。そして、この連通路が、流体の通過を許容しかつ抵抗溶接(プロジェクション溶接)により生じるスパッタの通過を規制するように形成されている。
このようにしたことから、接続部材及びケース部品との間に形成された空間に抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路を通じて流体が当該空間の内外を流通することが可能となる。これにより、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体が膨張して当該空間内の圧力が上昇した場合でも、当該圧力を連通路から逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形を抑制することができる。
請求項3に記載された発明によれば、連通路が、接続部材又はケース部品に形成された1又は複数の溝により構成されている。このようにしたことから、例えば、プレス加工や切削加工、レーザ照射などにより容易に形成できる溝によって連通路を構成することができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形をより容易に抑制することができる。
請求項4に記載された発明によれば、連通路を構成する溝が複数設けられ、これら溝が接触領域の周方向全体に間隔をあけて配置されている。このようにしたことから、複数の連通路が、接続部材及びケース部品との間に形成された空間の周方向に概ね均等に配置されるので、当該空間内の圧力をその周方向について概ね均等に逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形をより抑制することができる。
請求項5に記載された発明によれば、連通路を構成する溝が複数設けられ、これら溝が少なくとも接触領域の全体にわたり格子状に配置されている。このようにしたことから、複数の連通路が、接続部材及びケース部品との間に形成された空間の周方向に概ね均等に配置されるので、当該空間内の圧力をその周方向について概ね均等に逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形をより抑制することができる。
請求項6に記載された発明によれば、連通路が、接続部材及びケース部品のうちの少なくとも一方に施された粗面化加工による凹部が連なって構成されている。このようにしたことから、例えば、サンドブラスト加工やエッチング加工、レーザ加工、スクラッチ加工などの容易にできる粗面化加工により形成される無数の凸部及び凹部のうちの凹部が複数連なることにより連通路を構成することができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形をより容易に抑制することができる。
請求項7に記載された発明によれば、粗面化加工が、少なくとも接触領域の全体にわたり施されている。このようにしたことから、連通路が、接触領域の全体に概ね網目状に形成され、即ち、複数の連通路が接続部材及びケース部品との間に形成された空間の周方向に概ね均等に配置された構成と同様の構成になるので、当該空間内の圧力をその周方向について概ね均等に逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形をより抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る圧力スイッチの縦断面図である。 (a)は、図1の圧力スイッチの継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は、接合後の断面図である。 (a)は、図1の圧力スイッチのキャップ部材の平面図であり、(b)は、(a)のX−X線に沿う断面図である。 図1の圧力スイッチにおける継手とキャップ部材との間の空間付近を拡大した断面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例1)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例2)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例3)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例4)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例5)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例6)の構成を示す図であって、(a)は銅管及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る開閉弁の縦断面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチが備えるキャップ部材の変形例(格子状に配置された複数の溝)の構成を示す平面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチが備えるキャップ部材の他の変形例(粗面化加工)の構成を示す平面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチの連通路の変形例の構成を示す断面図である。 第1の実施形態の圧力スイッチの連通路の他の変形例の構成を示す断面図である。 従来の圧力スイッチの縦断面図である。 従来の他の圧力スイッチの縦断面図である。 図17の圧力スイッチにおける継手とキャップ部材との間の空間付近を拡大した断面図である。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1の実施形態に係る圧力スイッチについて、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る圧力スイッチの縦断面図である。図2(a)は、図1の圧力スイッチの継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は、接合後の断面図である。図3(a)は、図1の圧力スイッチのキャップ部材の平面図であり、(b)は、(a)のX−X線に沿う断面図である。図4は、図1の圧力スイッチにおける継手とキャップ部材との間の空間付近を拡大した断面図である。
この圧力スイッチは圧力感応装置の一例であり、例えば、冷媒などの検出対象の流体が流れる配管に接続されて流体回路を構成し、当該流体の圧力に応じて開閉(オフ/オン)される。
図1に示すように、圧力スイッチ1は、接続部材としての銅系部材である黄銅製の継手10と、ケース部品としてのステンレス製のキャップ部材20と、円板30と、ストッパ40と、スイッチ部50と、ステンレス薄板からなる外カバー60とを有している。
継手10は、後述するキャップ部材20に対して平坦面12を対向させた本体部11を有している。この本体部11の内部には、図示しない配管にねじ込むための雌ねじ11aが形成されている。また、継手10の平坦面12には、円筒部13と、環状部分としてのプロジェクション17とが設けられている。
円筒部13は、軸心が軸線Lに重なる円筒形状に形成され、その内側に内孔14が開口して形成されている。この内孔14は、本体部11の導通路11bを介して当該本体部11のねじ室11Aに連通されている。
プロジェクション17は、軸線Lを中心とした円環状山型に突出して形成されている。このプロジェクション17は、円筒部13から離間した位置に当該円筒部13の周囲を囲むように配置されている。
キャップ部材20は、お椀形状の椀状部21と、その外周の円環状のフランジ部22とで構成されており、椀状部21の中心に円形の内孔24が開口して形成されている。内孔24の径は、上記円筒部13の外径より大きくかつ上記プロジェクション17の内径より小さくされている。
継手10とキャップ部材20は、プロジェクション溶接及びかしめにより接合されている。本実施形態において、溶接部分及びかしめの部分の近傍は軸線Lを回転軸とする回転対称な形状となっている。
図2(a)に示すように、キャップ部材20の内孔24内に継手10の円筒部13が挿通される。これにより、円筒部13の内孔14とキャップ部材20の内孔24とが同軸に重ねて配置され、ねじ室11Aとキャップ部材20の椀状部21内側とが連通される。また、椀状部21の継手10側の面(図中下方を向く面)における内孔24の周囲を囲みかつ当該内孔24と離間した位置の環状部分21aに上記プロジェクション17が当接されて、図2(b)に示すように、プロジェクション溶接により上記環状部分21aとプロジェクション17とが接合される。このプロジェクション溶接は、継手10の内孔14及びキャップ部材20の内孔24を囲む環状に施されている。
このプロジェクション溶接によって、プロジェクション17と環状部分21aとの間に溶接部αが形成される。また、プロジェクション17が平坦面12から突出して形成されているので、プロジェクション17の半径方向内側における継手10とキャップ部材20との間に、継手10の平坦面12、円筒部13及びプロジェクション17、並びに、キャップ部材20の椀状部21の継手10側の面に囲まれた空間βが形成される。
そして、円筒部13の内孔14の周縁部分15が、軸線Lを中心に外側に向けて荷重を加えられることにより、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25に重なるようにかしめられている。これにより、円筒部13の内孔14の周縁部分15がキャップ部材20の内孔24の周縁部分25に圧接され、上記空間βが閉空間となるように封止される。
これにより、継手10とキャップ部材20とのプロジェクション溶接時に発生したスパッタは上記空間β内に貯留される。そして、円筒部13の内孔14の周縁部分15のかしめにより空間βが封止され、スパッタは空間β内に閉じ込められる。
図3(a)、(b)に示すように、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25には、当該周縁部分25の中心から放射状に延びる断面V字状の複数の溝27が形成されている。これら複数の溝27は、上述したかしめによる円筒部13の内孔14の周縁部分15とキャップ部材20の内孔24の周縁部分25との円環状の接触領域Tを半径方向に横切る(通過する)ように形成されている。また、本実施形態において、複数の溝27は、接触領域Tの周方向全体に等間隔で配置されている。このように、複数の溝27は、接触領域Tの周方向全体に等間隔で配置されることが好ましいが、接触領域Tの周方向全体に異なる間隔で配置された構成でもよい。又は、1つの溝27のみ設けられた構成であってもよい。
これら複数の溝27は、溝幅及び溝深さが上記プロジェクション溶接により生じるスパッタにおける配管への流出が許容される最大径(例えば、0.8mm)以下になるように形成されている。また、これら複数の溝27は、円筒部13の内孔14の周縁部分15がキャップ部材20の内孔24の周縁部分25に重ねられたときに、溝27の一端が椀状部21内側に露出する程度の長さに形成されている。本実施形態においては、溝幅及び溝深さともに0.2mmにされている。そして、図4に示すように、円筒部13の内孔14の周縁部分15がかしめられることによりキャップ部材20の内孔24の周縁部分25に重ねられると、複数の溝27の開口の一部が塞がれて、空間βの内外(具体的には、空間βと後述する圧力室29)を連通する複数の連通路65が形成される。
複数の連通路65は、空間β内に存在するプロジェクション溶接(抵抗溶接)により生じたスパッタの通過を規制する。具体的には、複数の連通路65は、上記複数の溝27により構成されているので、その太さ(内径)が圧力スイッチ1の接続された配管への流出が許容される最大径以下となって当該最大径を超えるスパッタの通過を規制する。
円板30は、例えば、薄膜状のステンレス等の金属で構成されており、その中央部分が大きな曲率半径の球面形状に形成され、外周部が平坦にされた円板状に形成されている。円板30は、その中央部分がキャップ部材20側に凸となるようにして、キャップ部材20の図中上側に重ねて配置されている。また、円板30がキャップ部材20に重ねられることにより、椀状部21と円板30との間に圧力室29が形成される。
ストッパ40は、例えば、ステンレスなどの金属を材料として構成されており、円板30と外径が略同一で中央に開口41が設けられた円環状に形成されている。ストッパ40は、円板30の図中上側に重ねて配置されている。
スイッチ部50は、中央に軸孔51aが形成されたガイド51と、ガイド51の軸孔51aに嵌挿された駆動軸52と、ガイド51の周囲に嵌合する円筒状の端子台53とを有している。端子台53には、第1端子54と第2端子55が固定され、第1端子54には接点板54aが取り付けられている。そして、接点板54aには第1接点54bが、第2端子55には第2接点55aが取り付けられている。本実施形態において、スイッチ部50は、予め設定された設定圧力未満の通常時において第1接点54bが第2接点55aに接した閉状態(ノーマルクローズ)となる。
外カバー60は、例えば、ステンレス製又は銅製の薄板からなり、キャップ部材20、円板30、ストッパ40及び端子台53のそれぞれの外周部をかしめにより固着している。
以上の構成により、配管を流れる流体が継手10を介してキャップ部材20の圧力室29内に導入され、流体の圧力に応じて円板30が変形して駆動軸52を押す。そして、圧力が予め設定された上記設定圧力以上になると、駆動軸52に連動して第1接点54bが第2接点55aから離間し、スイッチが開状態(オフ)となる。これにより、流体の圧力が設定圧力に達したことを検知できる。
次に、上述した圧力スイッチ1の本発明に係る作用について説明する。
圧力スイッチ1は、検出対象の流体が流れる配管に接続されることにより当該配管とともに流体回路を構成し、当該流体の圧力に応じて開閉(オフ/オン)される。そして、当該流体回路の実運転時に、継手10とキャップ部材20との間の空間βに複数の連通路65を通じて流体が流入又は流出する。このとき、複数の連通路65は、空間β内に存在するプロジェクション溶接時に生じたスパッタが通過することを規制して、空間β外にスパッタが流出することを抑制する。
また、例えば、流体回路の運転切換などにより配管内を流れる流体の温度が変化して急激に上昇した場合、空間β内の流体が気化により膨張する。この場合において、図4に矢印で模式的に示すように、流体Rの膨張分が複数の連通路65から空間β外に逃げることにより当該空間β内の圧力の上昇を抑制する。
以上より、本実施形態によれば、流体が流通する内孔14が形成された金属製の継手10と、この継手10の内孔14と同軸に重ねて配置される内孔24が形成された金属製のキャップ部材20とを備えている。接続部材10とキャップ部材20とが、それぞれの内孔14、24を囲む環状に施されたプロジェクション溶接によって接合されている。プロジェクション17の内側において継手10及びキャップ部材20との間に閉じた空間βが形成されるように、継手10の内孔14の周縁部分15が、全周にわたってキャップ部材20にかしめられている。継手10の内孔14の周縁部分15がキャップ部材20にかしめられることにより接触してなる継手10とキャップ部材20との環状の接触領域Tを通過して上記空間βの内外を連通する連通路65が設けられている。そして、この連通路65が、流体の通過を許容しかつ抵抗溶接により生じるスパッタの通過を規制するように形成されている。
このようにしたことから、継手10及びキャップ部材20との間に形成された空間βに抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路65を通じて流体が当該空間βの内外を流通することが可能となる。これにより、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間β内に溜まった流体が膨張して当該空間β内の圧力が上昇した場合でも、当該圧力を連通路65から空間β外に逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間β内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある継手10やキャップ部材20の変形を抑制することができる。
また、連通路65が、キャップ部材20に形成された複数の溝27により構成されている。このようにしたことから、例えば、プレス加工や切削加工、レーザ照射などにより容易に形成できる溝27によって連通路65を構成することができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間β内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形をより容易に抑制することができる。
また、連通路65を構成する溝27が複数設けられ、これら溝27が接触領域Tの周方向全体に間隔をあけて配置されている。このようにしたことから、複数の連通路65が、継手10及びキャップ部材20との間に形成された空間βの周方向に均等に配置されるので、当該空間β内の圧力をその周方向について均等に逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間β内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形をより抑制することができる。
(第1の実施形態の変形例)
次に、上述した第1の実施形態に係る圧力スイッチの変形例について、図5〜図10を参照して説明する。
以下の第1の実施形態の各変形例の説明では、第1の実施形態と同様の要素には第1の実施形態と同符号を付記して詳細な説明は省略する。以下の各変形例を説明する図では、継手及びキャップ部材のみ示しているが、これら各変形例においても図1と同様の構成要素を備えて圧力スイッチを構成するものである。また、以下の各変形例においても上述した第1の実施形態と同一の作用効果を奏する。
(変形例1)
図5は、第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例1)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。
この変形例1では、図5(a)に示すように、キャップ部材20の椀状部21に軸線Lを中心とする円筒形状の円筒部23が形成されている。そして、円筒部23の中心に内孔24が開口されている。キャップ部材20の円筒部23の内孔24には、継手10の円筒部13が挿通される。これにより、継手10の円筒部13の内孔14とキャップ部材20の円筒部23の内孔24とが同軸に重ねて配置され、ねじ室11Aとキャップ部材20の椀状部21内側とが連通される。また、継手10の円筒部13とキャップ部材20の円筒部23との間に空間βが形成されるように、円筒部23はその内径が円筒部13の外径より大きくされて椀状部21から突出して形成されている。そして、図5(b)に示すように、継手10の平坦面12におけるキャップ部材20の円筒部23の端面と当接する環状部分12aにおいて、本体部11と円筒部23とがプロジェクション溶接により接合されている。このプロジェクション溶接は、継手10の内孔14及びキャップ部材20の内孔24を囲む環状に施されている。これにより本体部11と円筒部23との間に溶接部αが形成されている。円筒部23は、キャップ部材20におけるプロジェクション溶接される環状部分に相当する。
そして、円筒部13の内孔14の周縁部分15が、軸線Lを中心に外側に向けて荷重を加えられることにより、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25に重なるようにかしめられている。これにより、円筒部13の内孔14の周縁部分15がキャップ部材20の内孔24の周縁部分25に圧接され、継手10の円筒部13とキャップ部材20円筒部23との間の空間βが閉空間となるように封止される。
また、キャップ部材20の周縁部分25には、上述した第1の実施形態と同様の複数の溝27が形成されている。そして、円筒部13の内孔14の周縁部分15がかしめられることによりキャップ部材20の内孔24の周縁部分25に重ねられると、複数の溝27の開口の一部が塞がれて、空間βの内外(具体的には、空間βと圧力室29)を連通する複数の連通路65が形成される。
この変形例1でも、上述した第1の実施形態と同様に、継手10及びキャップ部材20との間に形成された空間β内に抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路65を通じて流体が当該空間βの内外を流通することが可能となる。
(変形例2)
図6は、第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例2)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。
この変形例2では、図6(a)に示すように、継手10の円筒部13が、第1の実施形態のものより長さが短く形成されている。そして、図6(b)に示すように、継手10の円筒部13が軸線L方向に荷重を加えられることによりその長さ方向(図中上下方向)につぶれて、円筒部13の内孔14の周縁部分15がキャップ部材20の内孔24内で拡径して内孔24の周面24aに重なるようにかしめられている。これにより、円筒部13の内孔14の周縁部分15がキャップ部材20の内孔24の周面24aに圧接され、上記空間βが閉空間となるように封止される。
キャップ部材20の内孔24の周面24aには、当該内孔24の貫通方向(図中、上下方向)に延びる断面V字状の複数の溝27が形成されている。これら複数の溝27は、上述したかしめによる円筒部13の周縁部分15とキャップ部材20の内孔24の周面24aとの円環状の接触領域を軸線L方向に横切る(通過する)ように形成されている。また、複数の溝27は、接触領域の周方向全体に間隔をあけて配置されている。
これら複数の溝27は、溝幅及び溝深さは上述した第1の実施形態と同様に形成されている。そして、円筒部13の内孔14の周縁部分15がかしめられることによりキャップ部材20の内孔24の周面24aに重ねられると、複数の溝27の開口が塞がれて、空間βの内外(具体的には、空間βと圧力室29)を連通する複数の連通路65が形成される。
この変形例2でも、上述した第1の実施形態と同様に、継手10及びキャップ部材20との間に形成された空間βに抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路65を通じて流体が当該空間βの内外を流通することが可能となる。
(変形例3)
図7は、第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例3)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。
この変形例3では、図7(a)、(b)に示すように、上述した変形例2において円筒部13が軸線L方向に荷重をかけてかしめることに代えて、円筒部13の内孔14の周縁部分15に軸線Lを中心に外側に向けて荷重を加えることにより、当該周縁部分15が拡径してキャップ部材20の内孔24の周面24aに重なるようにかしめた以外は、変形例2と同一の構成である。
この変形例3でも、上述した第1の実施形態と同様に、継手10及びキャップ部材20との間に形成された空間βに抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路65を通じて流体が当該空間βの内外を流通することが可能となる。
(変形例4)
図8は、第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例4)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。
この変形例4では、図8(a)に示すように、継手10の本体部11にねじ室11Aから平坦面12まで貫通する内孔14が形成されている。また、キャップ部材20の椀状部21に軸線Lを中心とする円筒形状の円筒部23が形成されている。そして、円筒部23の中心に内孔24が開口されている。継手10の内孔24には、キャップ部材20の円筒部23の周縁部分25が挿入される。これにより、継手10の内孔14とキャップ部材20の円筒部23の内孔24とが同軸に重ねて配置され、ねじ室11Aとキャップ部材20の椀状部21内側とが連通される。
そして、図8(b)に示すように、キャップ部材20の円筒部23の内孔24の周縁部分25が軸線Lを中心に外側に向けて荷重を加えられることにより、当該周縁部分25が継手10の内孔14内で拡径して当該内孔14の周面14aに重なるようにかしめられている。これにより、キャップ部材20の円筒部23の内孔24の周縁部分25が継手10の内孔14の周面14aに圧接され、継手10とキャップ部材20との間の空間βが閉空間となるように封止される。
継手10の内孔14の周面14aには、当該内孔14の貫通方向(図中、上下方向)に延びる断面V字状の複数の溝19が形成されている。これら複数の溝19は、上述したかしめによる継手10の内孔14の周面14aとキャップ部材20の円筒部23の内孔24の周縁部分25との円環状の接触領域を軸線L方向に横切る(通過する)ように形成されている。また、複数の溝19は、接触領域の周方向全体に間隔をあけて配置されている。
これら複数の溝19は、溝幅及び溝深さは上述した第1の実施形態の複数の溝27と同様に形成されている。そして、円筒部23の内孔24の周縁部分25がかしめられることにより継手10の内孔14の周面14aに重ねられると、複数の溝19の開口の一部が塞がれて、空間βの内外(具体的には、空間βと内孔14)を連通する複数の連通路65が形成される。
この変形例4でも、上述した第1の実施形態と同様に、継手10及びキャップ部材20との間に形成された空間βに抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路65を通じて流体が当該空間βの内外を流通することが可能となる。
(変形例5)
図9は、第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例5)の構成を示す図であって、(a)は継手及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。
この変形例5では、図9(a)に示すように、継手10の平坦面12のプロジェクション17の内側に平面視円形の台座部18が形成されている。台座部18は内孔14を有している。そして、図9(b)に示すように、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25が軸線L方向に荷重を加えられることにより継手10の台座部18側に折れ曲がって変形して、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25が台座部18の周縁部分18aに重なるようにかしめられている。これにより、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25が台座部18の周縁部分18aに圧接され、継手10とキャップ部材20との間の空間βが閉空間となるように封止される。また、このとき、継手10の台座部18の内孔14とキャップ部材20の円筒部23の内孔24とが軸線L方向に重ねて配置され、ねじ室11Aとキャップ部材20の椀状部21内側とが連通される。
継手10の台座部18の周縁部分18aには、当該台座部18の半径方向に延びる断面V字状の複数の溝19が形成されている。これら複数の溝19は、上述したかしめによる継手10の台座部18の周縁部分18aとキャップ部材20の内孔24の周縁部分25との円環状の接触領域を半径方向に横切る(通過する)ように形成されている。また、複数の溝19は、接触領域の周方向全体に間隔をあけて配置されている。
これら複数の溝19は、溝幅及び溝深さは上述した第1の実施形態の複数の溝27と同様に形成されている。そして、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25がかしめられることにより継手10の台座部18の周縁部分18aに重ねられると、複数の溝19の開口の一部が塞がれて、空間βの内外(具体的には、空間βと圧力室29)を連通する複数の連通路65が形成される。
この変形例5でも、上述した第1の実施形態と同様に、継手10及びキャップ部材20との間に形成された空間βに抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路65を通じて流体が当該空間βの内外を流通することが可能となる。
(変形例6)
図10は、第1の実施形態の圧力スイッチの変形例(変形例6)の構成を示す図であって、(a)は銅管及びキャップ部材の接合前の断面図であり、(b)は接合後の断面図である。
この変形例6では、図10(a)、(b)に示すように、上述した第1の実施形態において、継手10に代えて、接続部材としての銅系部材である銅管10Aを備えていること以外は、第1の実施形態と同一の構成である。この銅管10Aは、キャップ部材20に平坦面12を対向させた本体部11を有し、本体部11の内部は管路11Bとなっている。銅管10Aの、円筒部13及びプロジェクション17は第1の実施形態と同一の構成である。
この変形例6でも、上述した第1の実施形態と同様に、銅管10A及びキャップ部材20との間に形成された空間βに抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路65を通じて流体が当該空間βの内外を流通することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る開閉弁について、図11を参照して説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る開閉弁の縦断面図である。
この開閉弁は弁装置の一例であり、冷媒などの流体が流れる配管に接続されて流体回路を構成し、弁体を開閉することにより当該流体の流動を許容し又は規制する。
図11に示すように、開閉弁2は、接続部材としての銅系部材である黄銅製のハウジング70と、ステンレス製のケース80と、を備えている。
ハウジング70は、後述するケース80に対して平坦面72を対向させた本体部71を有している。本体部71の内側には、弁室78及び当該弁室78に開口した弁ポート79が形成されている。ハウジング70は、第1の継手管X1と第2の継手管X2が取り付けられ、これら第1の継手管X1と第2の継手管X2とが弁室78及び弁ポート79を通じて連通される。また、弁室78内には図示しない弁体が配設され、この弁体を駆動する図示しない駆動機構等が後述するケース80のケース本体82内に配設される。ハウジング70の平坦面72には、円筒部73と、環状部分としてのプロジェクション77とが設けられている。
円筒部73は、軸心が軸線Lに重なる円筒形状に形成され、その内側に内孔74が開口して形成されている。この内孔74は、本体部71の弁室78に連通されている。
プロジェクション77は、軸線Lを中心とした円環状山型に突出して形成されている。このプロジェクション77は、円筒部73から離間した位置に当該円筒部73の周囲を囲むように配置されている。
ケース80は、円板状のケース部品81と円筒状のケース本体82とを有している。ケース80は、ハウジング70とケース部品81とをプロジェクション溶接及びかしめにより接合したのち、上記駆動機構等を収容したケース本体82をケース部品81に溶接等により固着している。ケース部品81の中心には、円形の内孔84が開口して形成されている。内孔84の径は、上記円筒部73の外径より大きくかつ上記プロジェクション77の内径より小さくされている。
ハウジング70とケース部品81とは、上述した第1の実施形態と同様に、プロジェクション溶接及びかしめにより接合されている。本実施形態においても、溶接部分及びかしめの部分の近傍は軸線Lを回転軸とする回転対称な形状となっている。
具体的には、ケース部品81の内孔84内にハウジング70の円筒部73が挿通される。これにより、円筒部73の内孔74とケース部品81の内孔84とが同軸に重ねて配置される。また、ケース部品81のハウジング70側の面(図中下方を向く面)における内孔84の周囲を囲みかつ当該内孔84と離間した位置の環状部分81aに上記プロジェクション77が当接されて、プロジェクション溶接により上記環状部分81aとプロジェクション77とが接合される。このプロジェクション溶接は、ハウジング70の内孔74及びケース部品81の内孔84を囲む環状に施されている。
このプロジェクション溶接によって、プロジェクション77と環状部分81aとの間に溶接部αが形成される。また、プロジェクション77が平坦面72から突出して形成されているので、プロジェクション77の半径方向内側におけるハウジング70とケース部品81との間に、ハウジング70の平坦面72、円筒部73及びプロジェクション77、並びに、ケース部品81のハウジング70側の面に囲まれた空間βが形成される。
そして、円筒部73の内孔74の周縁部分75が、軸線Lを中心に外側に向けて荷重を加えられることにより、ケース部品81の内孔84の周縁部分85に重なるようにかしめられている。これにより、円筒部73の内孔74の周縁部分75がケース部品81の内孔84の周縁部分85に圧接され、上記空間βが閉空間となるように封止される。
これにより、ハウジング70とケース部品81とのプロジェクション溶接時に発生したスパッタは上記空間β内に貯留される。そして、円筒部73の内孔74の周縁部分75のかしめにより空間βが封止され、スパッタは空間β内に閉じ込められる。
ケース部品81の内孔84の周縁部分85には、当該周縁部分85の中心から放射状に延びる断面V字状の複数の溝87が形成されている。これら複数の溝87は、上述した第1の実施形態と同様に、かしめによる円筒部73の内孔74の周縁部分75とケース部品81の内孔84の周縁部分85との円環状の接触領域を半径方向に横切る(通過する)ように形成されている。また、本実施形態において、複数の溝87は、接触領域の周方向全体に等間隔で配置されている。このように、複数の溝87は、接触領域の周方向全体に等間隔で配置されることが好ましいが、接触領域の周方向全体に異なる間隔で配置された構成でもよい。又は、1つの溝87のみ設けられた構成であってもよい。
これら複数の溝87は、溝幅及び溝深さが上記プロジェクション溶接により生じるスパッタにおける配管への流出が許容される最大径(例えば、0.8mm)以下になるように形成されている。また、これら複数の溝87は、円筒部73の内孔74の周縁部分75がケース部品81の内孔84の周縁部分85に重ねられたときに、溝87の一端がケース本体82内側に露出する程度の長さに形成されている。本実施形態においては、溝幅及び溝深さともに0.2mmにされている。そして、円筒部73の内孔74の周縁部分75がかしめられることによりケース部品81の内孔84の周縁部分85に重ねられると、複数の溝87の開口の一部が塞がれて、空間βの内外(具体的には、空間βとケース80内側)を連通する複数の連通路95が形成される。
複数の連通路95は、空間β内に存在するプロジェクション溶接(抵抗溶接)により生じたスパッタの通過を規制する。具体的には、複数の連通路95は、上記複数の溝87により構成されているので、その太さ(内径)が開閉弁2の接続された配管への流出が許容される最大径以下となって当該最大径を超えるスパッタの通過を規制する。
次に、上述した開閉弁2の本発明に係る作用について説明する。
開閉弁2は、流体が流れる配管に接続されることにより当該配管とともに流体回路を構成し、弁体の開閉により当該流体の流動を許容又は規制する。そして、当該流体回路の実運転時に、ハウジング70とケース部品81との間の空間βに複数の連通路95を通じて流体が流入又は流出する。このとき、複数の連通路95は、空間β内に存在するプロジェクション溶接時に生じたスパッタが通過することを規制して、空間β外にスパッタが流出することを抑制する。
また、例えば、流体回路の運転切換などにより配管内を流れる流体の温度が変化して急激に上昇した場合、空間β内の流体が気化により膨張する。この場合において、流体の膨張分が複数の連通路95から空間β外に逃げることにより当該空間β内の圧力の上昇を抑制する。
以上より、本実施形態によれば、流体が流通する内孔74が形成された金属製のハウジング70と、このハウジング70の内孔74と同軸に重ねて配置される内孔84が形成された金属製のケース部品81とを備えている。ハウジング70とケース部品81とが、それぞれの内孔74、84を囲む環状に施されたプロジェクション溶接によって接合されている。プロジェクション77の内側においてハウジング70及びケース部品81との間に閉じた空間βが形成されるように、ハウジング70の内孔74の周縁部分75が、全周にわたってケース部品81にかしめられている。ハウジング70の内孔74の周縁部分75がケース部品81にかしめられることにより接触してなるハウジング70とケース部品81との環状の接触領域を通過して上記空間βの内外を連通する連通路95が設けられている。そして、この連通路95が、流体の通過を許容しかつ抵抗溶接により生じるスパッタの通過を規制するように形成されている。
このようにしたことから、ハウジング70及びケース部品81との間に形成された空間βに抵抗溶接時に生じるスパッタが閉じ込められるとともに、連通路95を通じて流体が当該空間βの内外を流通することが可能となる。これにより、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間β内に溜まった流体が膨張して当該空間β内の圧力が上昇した場合でも、当該圧力を連通路95から空間β外に逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間β内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのあるハウジング70やケース部品81の変形を抑制することができる。
また、連通路95が、ケース部品81に形成された複数の溝87により構成されている。このようにしたことから、例えば、プレス加工や切削加工、レーザ照射などにより容易に形成できる溝87によって連通路95を構成することができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間β内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形をより容易に抑制することができる。
また、連通路95を構成する溝87が複数設けられ、これら溝87が接触領域の周方向全体に間隔をあけて配置されている。このようにしたことから、複数の連通路95が、ハウジング70及びケース部品81との間に形成された空間βの周方向に均等に配置されるので、当該空間β内の圧力をその周方向について均等に逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間β内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある接続部材やケース部品の変形をより抑制することができる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の流体関連機能装置は上記実施形態の構成に限定されるものではない。
上述した第1の実施形態では、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25には、当該周縁部分25の中心から放射状に延びる断面V字状の複数の溝27が形成されており、これら複数の溝27によって複数の連通路65を構成するものであったが、これに限定されるものではない。この変形例について、図12及び図13を参照して説明する。
図12は、第1の実施形態の圧力スイッチが備えるキャップ部材の変形例(格子状に配置された複数の溝)の構成を示す平面図である。図13は、第1の実施形態の圧力スイッチが備えるキャップ部材の他の変形例(粗面化加工)の構成を示す平面図である。
例えば、第1の実施形態において放射状に延びる複数の溝27に代えて、図12に模式的に示すように、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25に断面V字状の複数の溝28を格子状に配置することにより、これら格子状に配置された複数の溝28によって複数の連通路を構成するものであってもよい。これら格子状に配置された複数の溝28は、上述したかしめによる円筒部13の内孔14の周縁部分15とキャップ部材20の内孔24の周縁部分25との円環状の接触領域Tの全体を含むように配置されており、これら格子状に配置された複数の溝によって構成される複数の連通路は、当該接触領域Tを通過するように形成されている。
このようにすることで、複数の連通路が、継手10及びキャップ部材20との間に形成された空間βの周方向に概ね均等に配置されるので、当該空間β内の圧力をその周方向について概ね均等に逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間β内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある継手10やキャップ部材20の変形をより抑制することができる。
または、第1の実施形態において放射状に延びる複数の溝27に代えて、例えば、図13に模式的に示すように、キャップ部材20の内孔24の周縁部分25にサンドブラスト加工やエッチング加工、レーザ加工、スクラッチ加工などの粗面化加工により粗面化部Sを形成することにより、この粗面化部Sの凹部が連なることにより連通路を構成するものであってもよい。この粗面化加工は、それにより構成される上記連通路が流体の通過を許容しかつ抵抗溶接により生じるスパッタの通過を規制するように施されており、表面粗さの最大高さがRz100〜Rz800程度であることが好ましい。図13において、粗面化加工は、上述したかしめによる円筒部13の内孔14の周縁部分15とキャップ部材20の内孔24の周縁部分25との円環状の接触領域Tの全体を含むように施されている。
このようにすることで、連通路が、接触領域Tの全体に概ね網目状に形成され、即ち、複数の連通路が継手10及びキャップ部材20との間に形成された空間βの周方向に概ね均等に配置された構成と同様の構成になるので、当該空間β内の圧力をその周方向について概ね均等に逃がすことができる。そのため、抵抗溶接時のスパッタを閉じ込める空間内に溜まった流体の膨張により生じるおそれのある継手10やキャップ部材20の変形をより抑制することができる。
または、図13に示した構成において、粗面化加工が接触領域Tの周方向の一部のみに施された構成であってもよい。
または、上述した第1の実施形態及びその変形例では、複数の溝27、複数の溝28及び粗面化部Sをキャップ部材20に設けた構成であったが、これらと同様のものを継手10に設けた構成としてもよい。
また、上述した格子状に配置された複数の溝を有する構成及び粗面化加工を施した構成は、第1の実施形態の各変形例1〜6及び第2の実施形態に適用してもよい。
また、上述した第1の実施形態及びその変形例では、継手10とキャップ部材20との接触領域を通過して上記空間βの内外を連通する連通路65が設けられているものであったが、これに限定されるものではない。
例えば、図14に示すように、継手10の円筒部13を貫通して、空間βと継手10の内側(即ち、内孔14)とを連通する連通路66が設けられた構成であってもよい。または、図15に示すように、キャップ部材20の椀状部21を貫通して、空間βとキャップ部材20の内側とを連通する連通路66が設けられた構成であってもよい。これら構成の連通路66は、空間βと流体が流れる流路とを連通し、流体の通過を許容しかつ抵抗溶接により生じるスパッタの通過を規制する。これら連通路66は、継手10及びキャップ部材20の両方に設けられていてもよい。つまり、継手10及びキャップ部材20の少なくとも一方に、空間βの内外を連通する連通路66が設けられており、この連通路66が、流体の通過を許容しかつ抵抗溶接により生じるスパッタの通過を規制するように形成されている構成であれば、継手10又はキャップ部材20を貫通する連通路66であってもよく、その構成は任意である。また、第2の実施形態においても、同様である。
また、上述した第1の実施形態及びその変形例1〜6では、圧力感応装置である圧力スイッチを例に説明したが、継手10とキャップ部材20の構造は圧力センサでも同様な構造であり、本発明を圧力感応装置である圧力センサに適用してもよい。または、上述した第2の実施形態では、弁装置である開閉弁を例に説明したが、これ以外にも、弁装置である流量制御弁、電磁弁、電動弁、スライド弁などに適用してもよい。即ち、本発明は、圧力感応装置や弁装置その他の流体に関連する機能を備えた装置に適用することが可能である。
また、上述した各実施形態では、銅系部材を材料として構成された接続部材と、ステンレスを材料として構成されたケース部品と、を抵抗溶接するものであったが、これに限定されるものではなく、互いに抵抗溶接が可能であれば、本発明の目的に反しない限り、接続部材及びケース部品を構成する金属材料は任意である。
また、接続部材及びケース部品における互いにプロジェクション溶接が施される環状の箇所は、接続部材とケース部品とのうちの少なくとも一方の環状の箇所のみ突出した構成でもよく、又は、両方の環状の箇所が突出した構成でもよい。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の流体関連機能装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
(第1の実施形態)
1 圧力スイッチ(流体関連機能装置)
10 継手(接続部材)
13 円筒部
14 内孔
15 周縁部分
17 プロジェクション
19 複数の溝
20 キャップ部材(ケース部品)
21a 環状部分
24 内孔
25 周縁部分
27 複数の溝
29 圧力室
65 連通路
T 接触領域
(第2の実施形態)
2 開閉弁(流体関連機能装置)
70 ハウジング(接続部材)
73 円筒部
74 内孔
75 周縁部分
77 プロジェクション
80 ケース
81 ケース部品
81a 環状部分
82 ケース本体
84 内孔
85 周縁部分
87 複数の溝
95 連通路

Claims (7)

  1. 流体が流通する内孔が形成された金属製の接続部材と、前記内孔と重ねて配置される内孔が形成された金属製のケース部品とを備え、前記接続部材と前記ケース部品とが、それぞれの内孔を囲む環状に施された溶接によって接合された流体関連機能装置であって、
    記溶接が施された箇所の内側において前記接続部材及び前記ケース部品の間に閉じた空間が形成されるように、これらのうちの一方における前記内孔の周縁部分が、全周にわたって他方にかしめられ、
    前記接続部材及び前記ケース部品の少なくとも一方に、前記空間の内外を連通する連通路が設けられ、
    前記連通路が、前記流体の通過を許容しかつプロジェクション溶接により生じるスパッタの通過を規制するように形成されている
    ことを特徴とする流体関連機能装置。
  2. 流体が流通する内孔が形成された金属製の接続部材と、前記内孔と重ねて配置される内孔が形成された金属製のケース部品とを備え、前記接続部材と前記ケース部品とが、それぞれの内孔を囲む環状に施された溶接によって接合された流体関連機能装置であって、
    記溶接が施された箇所の内側において前記接続部材及び前記ケース部品の間に閉じた空間が形成されるように、これらのうちの一方における前記内孔の周縁部分が、全周にわたって他方にかしめられ、
    前記一方における前記内孔の周縁部分が前記他方にかしめられてなる前記接続部材と前記ケース部品との環状の接触領域を通過して前記空間の内外を連通する連通路が設けられ、
    前記連通路が、前記流体の通過を許容しかつプロジェクション溶接により生じるスパッタの通過を規制するように形成されている
    ことを特徴とする流体関連機能装置。
  3. 前記連通路が、前記接続部材又は前記ケース部品に形成された1又は複数の溝により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の流体関連機能装置。
  4. 前記溝が複数設けられ、これら溝が前記接触領域の周方向の全体に間隔をあけて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の流体関連機能装置。
  5. 前記溝が複数設けられ、これら溝が少なくとも前記接触領域の全体にわたり格子状に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の流体関連機能装置。
  6. 前記連通路が、前記接続部材及び前記ケース部品のうちの少なくとも一方に施された粗面化加工による凹部が連なって構成されていることを特徴とする請求項2に記載の流体関連機能装置。
  7. 前記粗面化加工が、少なくとも前記接触領域の全体にわたり施されていることを特徴とする請求項6に記載の流体関連機能装置。
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