JP6830081B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁駆動部のプランジャケース等に内挿されるプランジャで弁体を駆動する電磁弁に関する。
従来、この種の電磁弁として、例えば図8に示すものがある。この電磁弁は、電磁駆動部の筒状のプランジャチューブ91内にプランジャ92が内挿され、プランジャ92に保持された弁体93を弁本体94側の弁室94a内で移動して、弁座94cに設けられた弁ポート94bを開閉するものである。また、プランジャチューブ91の弁室94a側の端部91aが弁本体94にろう付けにて接合されている。さらに、プランジャ92の弁体保持部92a側の外周の当接部921を、弁本体94側のストッパ部材95に当接させることでプランジャ92の移動が規制されるよう構成されている。これと同様な電磁弁が特開2002−213635号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2002−213635号公報
従来の電磁弁は、プランジャチューブ91と弁本体94とをろう付けにて接合しているが、プランジャチューブ91のろう付け面はストッパ部材95と同じ面となっている。このため、例えば図9に示すように、ろう付けにより溶融固化したろう材Aがストッパ部材95の上にはみ出して、プランジャ92がこのろう材Aに乗り上げる虞があった。このため、ろう付け工程でのろう材の量やろう付け温度の管理を厳しくする必要があった。
また、繰り返し作動後に生じる摩耗粉や本体内部に異物が侵入すると、例えば図9に示すように、プランジャチューブ91の端部91aにおいて異物Bがストッパ部材95に堆積し易く、この堆積した異物Bにプランジャ92が乗り上げることによっても、ストッパ部材95に対してプランジャ92が傾いて当接する虞もあった。このように、ストッパ部材95に対してプランジャ92が傾いて当接すると弁体93が弁座94cに水平に着座できず弁漏れが生じたり、偏摩耗が生じやすくなる虞があった。
本発明は、プランジャチューブの弁本体側端部にろう材や異物が生じてもプランジャの作動性に影響を及ぼさない電磁弁を提供することを課題とする。
請求項1の電磁弁は、筒状のプランジャチューブ内に内挿されたプランジャを該プランジャチューブの軸線方向に駆動し、前記プランジャに保持された弁体を弁本体側の弁室内で前記軸線方向に移動して、前記弁室に連通する弁ポートを開閉する電磁弁であって、前記プランジャを前記弁本体側のストッパ手段に当接させることで前記プランジャの移動を規制するよう構成された電磁弁において、前記プランジャは、前記弁室側の端部に、前記弁室内に円筒状に突出して内部に前記弁体を保持する弁体保持部を有し、前記ストッパ手段に対する前記プランジャの当接部が、前記ストッパ手段と対向し、前記弁体保持部の外周壁側から前記軸線方向に対する垂直方向について前記プランジャの外周側へと延在した当該プランジャの端面からなり、前記プランジャの当接部が当接する前記ストッパ手段の当接部と、前記プランジャチューブとの間に、該当接部と該プランジャチューブとを離間させる余空間が設けられていることを特徴とする。
請求項2の電磁弁は、請求項1に記載の電磁弁であって、前記余空間が、前記プランジャの前記ストッパ手段に当接する当接部の外周の凹部により形成されていることを特徴とする。
請求項3の電磁弁は、筒状のプランジャチューブ内に内挿されたプランジャを該プランジャチューブの軸線方向に駆動し、前記プランジャに保持された弁体を弁本体側の弁室内で前記軸線方向に移動して、前記弁室に連通する弁ポートを開閉する電磁弁であって、前記プランジャを前記弁本体側のストッパ手段に当接させることで前記プランジャの移動を規制するよう構成された電磁弁において、前記プランジャの当接部が当接する前記ストッパ手段の当接部と、前記プランジャチューブとの間に、該当接部と該プランジャチューブとを離間させる余空間が設けられており、前記余空間が、前記プランジャチューブの弁本体側端部の内周の凹部により形成されていることを特徴とする。
請求項4の電磁弁は、筒状のプランジャチューブ内に内挿されたプランジャを該プランジャチューブの軸線方向に駆動し、前記プランジャに保持された弁体を弁本体側の弁室内で前記軸線方向に移動して、前記弁室に連通する弁ポートを開閉する電磁弁であって、前記プランジャを前記弁本体側のストッパ手段に当接させることで前記プランジャの移動を規制するよう構成された電磁弁において、前記プランジャの当接部が当接する前記ストッパ手段の当接部と、前記プランジャチューブとの間に、該当接部と該プランジャチューブとを離間させる余空間が設けられており、前記ストッパ手段の前記当接部、または、前記プランジャの前記ストッパ手段に当接する当接部の、少なくとも一方に溝を備えたことを特徴とする。
請求項5の電磁弁は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電磁弁であって、前記ストッパ手段は、前記プランジャに対して前記軸線方向に対向するように配置されたワッシャ状のストッパ部材であることを特徴とする。
請求項6の電磁弁は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電磁弁であって、前記ストッパ手段は、前記プランジャに対して前記軸線方向に対向する前記弁本体の一部であることを特徴とする。
請求項1乃至6の電磁弁によれば、プランジャが当接するストッパ手段の当接部とプランジャチューブとの間に、余空間があるので、例えばプランジャチューブの弁本体側端部に溶融固化したろう材や異物の堆積が生じても、このろう材や異物は、プランジャが当接するストッパ手段の当接部から離間した位置に生じ、このろう材や異物がプランジャと干渉することがない。したがって、プランジャの作動性に影響を及ぼすことがなく、プランジャの安定した作動性を確保することができる。
さらに、請求項4の電磁弁によれば、ストッパ手段の当接部とプランジャの当接部との、少なくとも一方に溝を備えているので、流体中に油分等が含まれていても、プランジャ22がストッパ部材3に吸着することもなく、安定した作動性を確保できる。また、ストッパ手段に異物が堆積しても、この溝内に、異物が溜まるようになり、プランジャの安定した作動性を確保することができる。
本発明の第1実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。 第1実施形態の電磁弁の要部拡大断面図である。 第1実施形態の電磁弁におけるストッパ部材の平面図及び側面図である。 本発明の第2実施形態の電磁弁の要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態の電磁弁の要部拡大断面図である。 本発明の第4実施形態の電磁弁の要部拡大断面図である。 本発明の実施形態の電磁弁の変形例の要部拡大断面図である。 従来の電磁弁の要部拡大断面図である。 従来の電磁弁の問題点を説明する図である。
次に、本発明の電磁弁の実施形態について図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図、図2は第1実施形態の電磁弁の要部拡大断面図、図3は第1実施形態の電磁弁におけるストッパ部材の平面図及び側面図である。なお、以下の説明における「上下」の概念は図1及び図2の図面における上下に対応する。この実施形態の電磁弁は、真鍮製の弁本体1と、この弁本体1の上部に設けられた電磁駆動部2とを有している。
弁本体1は切削加工等により形成されており、弁室11と、弁室11に連通するプランジャチューブ取付孔12と、弁室11に開口する弁ポート13と、弁室11の側部に開口する入口ポート14と、弁ポート13に連通する出口ポート15とが形成されている。プランジャチューブ取付孔12は軸線Lを中心とする円柱形状をしており、このプランジャチューブ取付孔12には、後述の電磁駆動部2のプランジャチューブ21が取り付けられている。弁ポート13は軸線Lを中心としてプランジャチューブ取付孔12と同軸に形成され、弁ポート13の周囲は弁座13aとなっている。また、弁本体1には、入口ポート14に連通する一次側継手10と、出口ポート15に連通する二次側継手20とが接続され、一次側継手10は入口ポート14を介して弁室11に連通され、二次側継手20は出口ポート15及び弁ポート13を介して弁室11に連通されている。
電磁駆動部2は、プランジャチューブ21、プランジャ22、吸引子23、プランジャばね24、電磁コイル部25及び外函26を有している。プランジャ22はステンレス製からなる略円柱形状であり、プランジャチューブ21に内挿されて軸線L方向(上下方向)に摺動可能に配設されている。プランジャばね24はプランジャ22と吸引子23との間に配設され、吸引子23はプランジャチューブ21の上端に嵌合されて溶接等により固着されている。電磁コイル部25は、図示しないボビンや電磁コイル及び樹脂モールド等から構成され、この電磁コイル部25は、外周を覆う外函26と一体にしてプランジャチューブ21の外周に嵌合されている。そして、外函26の上部からネジNにより吸引子23にねじ止めすることで、電磁コイル部25及び外函26がプランジャチューブ21に固定されている。
プランジャ22の弁室11側の端部には、弁室11内に円筒状に突出した弁体保持部22aが形成されている。弁体保持部22aの内側の円柱状の収納孔22b内には、略円柱状の弁体6が遊嵌され、弁体6は弁ばね6aにより下方に付勢されている。また、収納孔22bの端部には、円環状の押さえ板6bが弁体保持部22aの端部をかしめることにより取り付けられており、押さえ板6bの上面と弁体6の底部外周面とが係合するようになっている。
プランジャチューブ21はステンレス製で円筒状(筒状)の形状をしており、このプランジャチューブ21は、「ストッパ手段」としてのストッパ部材3と共に、弁本体1のプランジャチューブ取付孔12内に嵌合されている。図3に示すように、ストッパ部材3はステンレス製でワッシャ状(円環状)の形状をしており、表裏両面の4箇所に軸線Lから放射状に溝31が形成されている。ストッパ部材3は、プランジャチューブ取付孔12の弁室11側の底面12aに当接して配置されている。そして、プランジャチューブ21はプランジャチューブ取付孔12に嵌合され、このプランジャチューブ21の弁本体側端部211をストッパ部材3に当接した状態で、ストッパ部材3と共に弁本体1に対してろう材Aにてろう付けされ、接合されている。すなわち、ろう付け時に溶融したろう材はプランジャチューブ21の端面とストッパ部材3の面との間から弁本体1のプランジャチューブ取付孔12の内周面まで浸透して固化する。
なお、この電磁弁の組み付け時には、まず、弁本体1に対してストッパ部材3とプランジャチューブ21を取り付ける。次に、プランジャチューブ21に、弁体6を保持したプランジャ22を内挿し、プランジャばね24を配置して吸引子23をプランジャチューブ21に固着する。そして、プランジャチューブ21の外周に電磁コイル部25及び外函26を取り付ける。
以上の構成により、電磁コイル部25への通電により、吸引子23とプランジャ22との間に吸引力が発生してプランジャ22が上昇し、押さえ板6bが弁体6に係合すると弁体6が上昇し、弁体6弁座13aから離間する。これにより、弁ポート13が弁開状態となり、冷媒等の流体が一次側継手10から二次側継手20に流れる。電磁コイル25が非通電となると、プランジャ22がプランジャばね24のばね力で押し下げられ、弁体6は弁ばね6aのばね力で弁座13aに当接し、弁ポート13が弁閉状態となる。このとき、プランジャ22の弁体保持部22a側の外周の軸線L方向の端部の当接部221がストッパ部材3の当接部32に当接し、プランジャ22の下方(弁座13a側)への移動が規制される。
プランジャ22の当接部221の外周には、「凹部」としての逆円錐側面状のテーパ面22cが形成されている。これにより、プランジャ22のストッパ部材3に当接する当接部221の外周に余空間Sが形成されている。すなわち、この余空間Sにより、プランジャ22のストッパ部材3に当接する当接部221を、プランジャチューブ21の弁室11側の弁本体側端部211から離間させている。これにより、プランジャチューブ21の弁本体側端部211にろう材Aが生じているが、このろう材Aは、常にプランジャチューブ21の弁本体側端部211側にある。すなわち、ろう材Aはプランジャが当接するストッパ部材3の当接部32から離間した位置に生じ、このろう材Aがプランジャ22と干渉することがなく、プランジャ22の作動性に影響を及ぼすことがない。したがって、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。また、このプランジャチューブ21の弁本体側端部211に異物が生じても同様に、この異物がプランジャ22と干渉することがなく、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。
また、ストッパ部材3の当接部32に溝31を備えているので、流体中に油分等が含まれていても、プランジャ22がストッパ部材3に吸着することもなく、安定した作動性を確保できる。さらに、この当接部32に溝31があることにより、この溝31内に、ろう付け時の溶融したろうや異物が溜まるようになり、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。なお、この実施形態において、ストッパ部材3の両面に溝31が形成されているが、これは、ストッパ部材3の裏表を考慮しなくても組み付け作業ができるようにするためであり、作動性をよくするためには、この溝はプランジャ側だけにあればよい。
図4は第2実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。以下の第2乃至第4実施形態及び変形例において、第1実施形態と同様な要素は同様な作用効果を奏するものであり、各実施形態及び変形例の図面における同様な部材には、図1及び図2と同符号を付記して重複する説明は適宜省略する。
この第2実施形態では、プランジャ22の当接部221の外周に「凹部」としての円環状の段差面22dを形成したものである。これにより、プランジャ22のストッパ部材3に対する当接部221の外周に余空間Sが形成されている。すなわち、この余空間Sによりプランジャ22のストッパ部材3に対する当接部221を、プランジャチューブ21の弁室11側の弁本体側端部211から離間させている。これにより、第1実施形態と同様に、ろう材Aはプランジャが当接するストッパ部材3の当接部32から離間した位置に生じ、プランジャチューブ21のろう材Aがプランジャ22と干渉することがなく、プランジャ22の作動性に影響を及ぼすことがない。したがって、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。また、このプランジャチューブ21の弁本体側端部211に異物が生じても同様であり、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。なお、ストッパ部材3の溝31の作用効果は第1実施形態と同様である。
図5は第3実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。この第3実施形態では、ストッパ部材3′が第1実施形態のストッパ部材3より径が小さくなっていて、このストッパ部材3′は、弁室11の上部の開口端面11aに当接して配置されている。この第3実施形態では、ストッパ部材3′はプランジャチューブ21の弁室11側の弁本体側端部211から弁室11側に離間して配置されており、プランジャ22の弁体保持部22a側の外周の軸線L方向の端部の当接部221もプランジャチューブ21の弁本体側端部211から弁室11側に離間した位置でストッパ部材3′に当接する。
すなわち、プランジャ22の当接部221の外周に「凹部」としての円環状の段差面22eを形成するとともに、この段差面22eを延長する延長部22fを有している。これにより、プランジャ22のストッパ部材3′に対する当接部221の外周に余空間Sが形成されている。すなわち、この余空間Sによりプランジャ22のストッパ部材3′に対する当接部221が、プランジャチューブ21の弁室11側の弁本体側端部211から離間している。これにより、第1実施形態と同様に、ろう材Aはプランジャが当接するストッパ部材3′の当接部32′から離間した位置に生じ、プランジャチューブ21のろう材Aがプランジャ22と干渉することがなく、プランジャ22の作動性に影響を及ぼすことがない。したがって、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。また、このプランジャチューブ21の弁本体側端部211に異物が生じても同様であり、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。
なお、ストッパ部材3′にも溝31′が形成されており、第1実施形態と同様に、ストッパ部材3′に異物が堆積しても、この溝31′内に、ろう付け時の溶融したろうや異物が溜まるようになり、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。また、プランジャ22がストッパ部材3′に吸着するのを防止できる。
図6は第4実施形態の電磁弁の非通電時の縦断面図である。第1乃至第3実施形態における弁本体1は真鍮製であるが、この第4実施形態における弁本体1′はプランジャと同じ材質(ステンレス製)である。また、この第4実施形態では、ストッパ部材3を無くして、プランジャチューブ取付孔12の弁室11側の底面12aにプランジャチューブ21の弁本体側端部211を直接当接させている。また、この第4実施形態では、弁本体1′自体の加工により、プランジャチューブ取付孔12の底面12aの内周に、この底面12aとの間に段差を設けるようにプランジャチューブ21内に突出させた環状のストッパ部16が形成されている。そして、プランジャ22の弁体保持部22a側の外周の軸線L方向の端部の当接部221がストッパ部16の当接部161に当接し、プランジャ22の下方への移動が規制される。
このように第4実施形態では、プランジャチューブ21の弁本体側端部211が当接するプランジャチューブ取付孔12の底面12aの内周に、環状のストッパ部16を形成することにより、プランジャ22のストッパ部16に対する当接部221と底面12aとの間に余空間Sが形成されている。すなわち、この余空間Sによりプランジャ22のストッパ部16に対する当接部221が、プランジャチューブ21の弁室11側の弁本体側端部211から離間している。これにより、第1実施形態と同様に、ろう材Aはプランジャが当接するストッパ部16の当接部161から離間した位置に生じ、プランジャチューブ21のろう材Aがプランジャ22と干渉することがなく、プランジャ22の作動性に影響を及ぼすことがない。したがって、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。また、このプランジャチューブ21の弁本体側端部211に異物が生じても同様であり、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。
第1乃至第3実施形態では、プランジャ22の端部に凹部を形成した例を示したが、例えば図7に示す変形例のように、プランジャチューブ21の弁室11側の弁本体側端部211の内周に凹部を形成するようにしてもよい。図7(A)の変形例1では、プランジャチューブ21の弁本体側端部211の内周に「凹部」としての円環状の段差面21aを形成したものである。また、図7(B)の変形例2では、プランジャチューブ21の弁本体側端部211の内周に「凹部」としての逆すり鉢状のテーパ面21bを形成したものである。
いずれの変形例でも、プランジャチューブ21の弁室11側の弁本体側端部211の内周の「凹部」(段差面21a、テーパ面21b)により、プランジャチューブ21の弁本体側端部211の内周に余空間Sが形成されている。すなわち、この余空間Sにより、プランジャチューブ21の弁本体側端部211が、プランジャ22のストッパ部材3に対する当接部221から離間させている。これにより、第1実施形態と同様に、ろう材Aはプランジャが当接するストッパ部材3の当接部32から離間した位置に生じ、プランジャチューブ21のろう材Aがプランジャ22と干渉することがなく、プランジャ22の作動性に影響を及ぼすことがない。したがって、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。また、このプランジャチューブ21の弁本体側端部211に異物が生じても同様であり、プランジャ22の安定した作動性を確保することができる。なお、ストッパ部材3の溝31の作用効果は第1実施形態と同様である。
以上の実施形態では、プランジャまたはプランジャチューブのいずれか一方に凹部を形成するようにしているが、このプランジャまたはプランジャチューブの両方に凹部を形成するようにしてもよい。また、実施形態では、異物を溜めたりプランジャの吸着を防止する作用を呈する溝をストッパ部材に形成した例について説明したが、同様な溝はプランジャの当接部に形成してもよい。さらにストッパ部材とプランジャとの両方に形成してもよい。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
1 弁本体
11 弁室
12 プランジャチューブ取付孔
12a 弁室側の底面
13 弁ポート
13a 弁座
16 ストッパ部(ストッパ手段)
161 当接部
2 電磁駆動部
21 プランジャチューブ
211 弁本体側端部
21a 段差面(凹部)
21b テーパ面(凹部)
22 プランジャ
221 当接部
22a 弁体保持部
22b 収納孔
22c テーパ面(凹部)
22d 段差面(凹部)
22e 段差面(凹部)
23 吸引子
24 プランジャばね
25 電磁コイル部
26 外函
3 ストッパ部材(ストッパ手段)
31 溝
32 当接部
6 弁体
6a 弁ばね
6b 押さえ板
A ろう材
L 軸線
S 余空間

Claims (6)

  1. 筒状のプランジャチューブ内に内挿されたプランジャを該プランジャチューブの軸線方向に駆動し、前記プランジャに保持された弁体を弁本体側の弁室内で前記軸線方向に移動して、前記弁室に連通する弁ポートを開閉する電磁弁であって、前記プランジャを前記弁本体側のストッパ手段に当接させることで前記プランジャの移動を規制するよう構成された電磁弁において、
    前記プランジャは、前記弁室側の端部に、前記弁室内に円筒状に突出して内部に前記弁体を保持する弁体保持部を有し、
    前記ストッパ手段に対する前記プランジャの当接部が、前記ストッパ手段と対向し、前記弁体保持部の外周壁側から前記軸線方向に対する垂直方向について前記プランジャの外周側へと延在した当該プランジャの端面からなり、
    前記プランジャの当接部が当接する前記ストッパ手段の当接部と、前記プランジャチューブとの間に、該当接部と該プランジャチューブとを離間させる余空間が設けられていることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記余空間が、前記プランジャの前記当接部の外周の凹部により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 筒状のプランジャチューブ内に内挿されたプランジャを該プランジャチューブの軸線方向に駆動し、前記プランジャに保持された弁体を弁本体側の弁室内で前記軸線方向に移動して、前記弁室に連通する弁ポートを開閉する電磁弁であって、前記プランジャを前記弁本体側のストッパ手段に当接させることで前記プランジャの移動を規制するよう構成された電磁弁において、
    前記プランジャの当接部が当接する前記ストッパ手段の当接部と、前記プランジャチューブとの間に、該当接部と該プランジャチューブとを離間させる余空間が設けられており、
    前記余空間が、前記プランジャチューブの弁本体側端部の内周の凹部により形成されていることを特徴とする電磁弁。
  4. 筒状のプランジャチューブ内に内挿されたプランジャを該プランジャチューブの軸線方向に駆動し、前記プランジャに保持された弁体を弁本体側の弁室内で前記軸線方向に移動して、前記弁室に連通する弁ポートを開閉する電磁弁であって、前記プランジャを前記弁本体側のストッパ手段に当接させることで前記プランジャの移動を規制するよう構成された電磁弁において、
    前記プランジャの当接部が当接する前記ストッパ手段の当接部と、前記プランジャチューブとの間に、該当接部と該プランジャチューブとを離間させる余空間が設けられており、
    前記ストッパ手段の前記当接部、または、前記プランジャの前記ストッパ手段に当接する当接部の、少なくとも一方に溝を備えたことを特徴とする電磁弁。
  5. 前記ストッパ手段は、前記プランジャに対して前記軸線方向に対向するように配置されたワッシャ状のストッパ部材であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電磁弁。
  6. 前記ストッパ手段は、前記プランジャに対して前記軸線方向に対向する前記弁本体の一部であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電磁弁。
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