JP2005325920A - 電磁弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】出力ポート6を覆う多孔フィルタ5の外周側を押さえ部材7で囲い、多孔フィルタ5の外周面24に押さえ部材7を当接させる。これにより、押さえ部材7は、多孔フィルタ5が出力ポート6から流出する流体に加圧され拡径するのを防止することができる。このため、多孔フィルタ5の外周面24と、ボディの内周面との距離が縮小するのを防ぐことができる。この結果、出力ポート6に装着された多孔フィルタ5の有効濾過面積を確保することができる。
【選択図】図1
Description
従来より、各種の流体回路が形成されたボディ等に嵌挿され、流路の切替を行う電磁弁が公知である。電磁弁は、各種流路に通じる複数のポートが形成されたスリーブと、スリーブの内部で軸方向に摺動自在に支持され、軸方向へ変位することでポート同士の連通状態を切り替えるスプールと、このスプールに駆動軸力を与えて、スプールを軸方向へ変位させる電磁アクチュエータとを備える。
すなわち、出力ポート108が開口する溝部103に多孔フィルタ100が装着されると、図5(b)に示すように、多孔フィルタ100は、流体により環径が拡大する(拡径する)方向に加圧される。これにより、多孔フィルタ100の外周面105と、ボディ109に形成される内周面110との距離が縮小する。このため、実質的に濾過が行われる有効濾過部の面積(有効濾過面積)が低下してしまう。そして、外周面105と内周面110とが接触するまで多孔フィルタ100が拡径すると、有効濾過面積は、内周面110における流路111の開口面積と同程度まで低下してしまう。
請求項1に記載の電磁弁では、出力ポートを覆う多孔フィルタの軸方向一端または他端の少なくとも一方に、押さえ部材が多孔フィルタの外周側から当接する。
これにより、押さえ部材は、多孔フィルタが出力ポートから流出する流体に加圧されて拡径するのを防止することができる。このため、多孔フィルタの外周面と、ボディに形成される内周面との距離が縮小するのを防ぐことができる。この結果、出力ポートに装着される多孔フィルタの有効濾過面積を確保することができる。
請求項2に記載の電磁弁では、少なくとも2つの桟が、押さえ部材として、多孔フィルタの軸方向両端を環状に包囲し、多孔フィルタの拡径を防止している。
これにより、多孔フィルタの拡径を確実に防止するとともに、多孔フィルタの軸方向中央部で有効に濾過を行うことができる。
請求項3に記載の電磁弁では、多孔フィルタの軸方向両端に配置された2つの桟が補助桟により架橋されている。
これにより、2つの桟が多孔フィルタの軸方向両端から軸方向中央部に移動するのを防止することができる。この結果、多孔フィルタの軸方向中央部における濾過効率が低下するのを防ぐことができる。
請求項4に記載の電磁弁では、螺線状に巻回された螺線部およびこの螺線部の両端で円環状に巻回された円環部を具備するコイルが、押さえ部材として、多孔フィルタの拡径を防止している。
これにより、多孔フィルタの拡径を確実に防止することができる。
請求項5に記載の電磁弁では、コイルの螺線部が1巻で形成されている。
これにより、多孔フィルタの軸方向中央部における濾過効率の低下を最小限に抑えることができる。
請求項6に記載の電磁弁では、多孔フィルタおよび押さえ部材が、スリーブの外周に形成された周状の溝部に嵌め込まれており、押さえ部材は、スリーブの外周面よりも外周側に突出していない。
ボディの内周面とスリーブの外周面とは、液密的に接触するように極めて精密に加工されている。このため、押さえ部材がスリーブの外周面よりも外周側に突出していると、スリーブをボディに嵌挿することができない。そこで、押さえ部材がスリーブの外周面よりも外周側に突出しないようにすることで、スリーブを円滑にボディへ嵌挿することができる。
実施例1の電磁弁1の構成を図1ないし図3に基づいて説明する。
電磁弁1は、例えば、自動変速機の変速要素に油圧を供給する油圧回路や、エンジンのバルブ可変タイミング装置の可変要素に油圧を供給する油圧回路などの流体回路が形成されたボディ(図示せず)に嵌挿され、流路の切替を行う。
実施例1の電磁弁1の作用を説明する。
電磁アクチュエータ4によりスプールが軸方向に駆動され、出力ポート6から流体が流出を始めると、多孔フィルタ5は、拡径する方向に加圧される。これに伴い、一方の重ね合わせ部15における多孔フィルタ5の外周面24が他方の重ね合わせ部16における多孔フィルタ5の内周面25に液密的に接触する。また、押さえ部材7が、外周面24に外周側から当接する。これにより、多孔フィルタ5は、重ね合わせ部15、16における液密性を保持したまま、拡径するのを抑制される。
実施例1の電磁弁1では、押さえ部材7が、出力ポート6を覆う多孔フィルタ5の外周側から外周面24に当接する。
これにより、押さえ部材7は、多孔フィルタ5が出力ポート6から流出する流体に加圧され拡径するのを防止することができる。このため、多孔フィルタ5の外周面24と、ボディの内周面との距離が縮小するのを防ぐことができる。この結果、出力ポート6に装着された多孔フィルタ5の有効濾過面積を確保することができる。
これにより、多孔フィルタ5の拡径を確実に防止するとともに、多孔フィルタ5の軸方向中央部で有効に濾過を行うことができる。
これにより、2つの桟18が多孔フィルタ5の軸方向両端から軸方向中央部に移動するのを防止することができる。この結果、多孔フィルタ5の軸方向中央部における濾過効率が低下するのを防ぐことができる。
ボディの内周面とスリーブ3の外周面22とは、液密性を保つため極めて精密に加工されている。このため、桟18がスリーブ3の外周面22よりも外周側に突出していると、スリーブ3をボディに嵌挿することができない。そこで、桟18が外周面22よりも外周側に突出しないようにすることで、スリーブ3を円滑にボディへ嵌挿することができる。
実施例2の電磁弁1の構成を図4に基づいて説明する。
実施例2の押さえ部材7はコイル28である。コイル28は、螺線状に巻回された1巻の螺線部29および螺線部29の両端で円環状に巻回された円環部30を具備する。コイル28は、軸方向に多孔フィルタ5の幅と略同一の長さであり、円環部30が、多孔フィルタ5の軸方向両端をC字状に包囲し、段部12とともに多孔フィルタ5を挟むように配置される。また、コイル28は、スリーブ3の外周面22よりも外周側に突出しないような大きさである。
実施例2の電磁弁1では、押さえ部材7としてのコイル28が、多孔フィルタ5の拡径を防止している。
これにより、多孔フィルタ5の拡径を確実に防止することができる。
これにより、多孔フィルタ5の軸方向中央部における濾過効率の低下を最小限に抑えることができる。
実施例1では、濾過効率を考慮して、多孔フィルタ5の軸方向両端を2つの桟18により環状に包囲して抑えていたが、濾過効率の許容範囲内で桟18の数を増やし、多孔フィルタ5の軸方向両端以外の部分を抑えるようにしてもよい。さらに多孔フィルタ5の軸方向一端または他端のいずれか一方のみを、桟18により押さえるようにしてもよい。また、実施例2でも、濾過効率を考慮して螺線部29を1巻にしていたが、2巻以上に巻き数を増やしてもよい。
2 ポート
3 スリーブ
4 電磁アクチュエータ
5 多孔フィルタ
6 出力ポート
7 押さえ部材
11 溝部
18 桟
19 補助桟
22 外周面
28 コイル
29 螺線部
30 円環部
Claims (6)
- 内部に流体が流入するとともに、この流体が流出する出力ポートが形成されたスリーブと、
このスリーブの内部で軸方向に摺動自在に支持され、軸方向へ変位することで前記出力ポートを開閉するスプールと、
このスプールに駆動軸力を与えて、前記スプールを軸方向へ変位させる電磁アクチュエータと、
両端が重ねられて前記スリーブの外周を環状に包囲するとともに、前記出力ポートを覆う薄板状の多孔フィルタと、
この多孔フィルタの軸方向一端または他端の少なくとも一方に外周側から当接することにより、前記多孔フィルタが前記出力ポートから流出する流体に加圧されて拡径するのを抑制する押さえ部材と
を備えた電磁弁。 - 請求項1に記載の電磁弁において、
前記押さえ部材は、少なくとも、前記多孔フィルタの軸方向両端を環状に包囲する2つの桟を有することを特徴とする電磁弁。 - 請求項2に記載の電磁弁において、
前記押さえ部材は、前記2つの桟を架橋する補助桟を有することを特徴とする電磁弁。 - 請求項1に記載の電磁弁において、
前記押さえ部材は、螺線状に巻回された螺線部およびこの螺線部の両端で円環状に巻回された円環部を具備するコイルであることを特徴とする電磁弁。 - 請求項4に記載の電磁弁において、
前記螺線部は1巻で形成されていることを特徴とする電磁弁。 - 請求項1に記載の電磁弁において、
前記多孔フィルタおよび前記押さえ部材は、前記スリーブの外周に周状に形成された溝部に嵌め込まれ、
前記押さえ部材は、前記スリーブの外周面よりも外周側に突出していないことを特徴とする電磁弁。
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