JP2007002958A - フィルタ付き弁 - Google Patents

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Takeshi Hashizume
健 橋詰
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Abstract

【課題】部品点数の増加を招くこと無くフィルタの組付け性の簡易化を図り、ひいてはコスト低減を実現する。
【解決手段】弁本体4の外周面に形成された環状の溝部9,10,11にフィルタ25を配した弁であって、フィルタ25は多数の小孔が付いた長方形の薄板体で、その長手方向両端にV字状の突部29を具備し、弁本体4の溝部9,10,11に巻きまわされて円筒形状を成した際に、V字状の突部29が互いに重なることである。
【選択図】図2

Description

本発明は、溝部にフィルタを配した弁に関する。
吸入口及び吐出口を有するハウジング(バルブボデー)の中央孔に弁体を電磁石により摺動自在に配し、弁本体に形成した径方向のポート及び軸心方向の通路を、弁体を移動させながらハウジングの吸入口と吐出口とに選択的に連通させ、流体の流れを制御する制御弁はよく知られている。
この種の制御弁の弁体の通路に連通する各ポートには、フィルタが配される。(例えば、特許文献1参照)
この特許文献1に開示されるフィルタは、複数個の窓をその側面に有する合成樹脂製のS字状合い口を有するリング状本体と、各窓に張設された網部とからなるものである。このフィルタは、合い口を拡げ、弁本体の外側から弁本体の外周面に設け各ポートに通じる環状溝部にフィルタを着座させ、流体を網部を介して流すようにしている。
溝部へのフィルタの着座は、フィルタをハウジングの中央孔内周面に摺接させない働きをしている。
このフィルタは、合成樹脂製の窓付きリング状本体を必要とするが、この本体は成形のための型を必要とすることから加工費が高いという難点がある。加えて、本体の合い口は、使用中の拡がりを防ぐためフック係合とさせるが、これがフィルタの弁体溝部への取り付けを複雑化させ、組付工数の増大の原因となっている。
また、弁本体溝部に多数の細孔付き平板からなる筒状フィルタをスナップリングで押さえた形で配する技術手段が開示されている。(例えば、特許文献2参照)
この技術手段は、フィルタ本体のための型及び型を用いた樹脂成形が不用となるが、スナップリングはバネ鋼を一巻きし両端を逆向きに側方へ延在させたもので、その両端を溝部の側面に当接させてスナップリングの位置を常に一定とさせる必要があり、これも組付性悪化による工数増大と、部品点数の増加によるコスト高の要因となる。
特許3329006号公報(図1、図5) 特開2004−257454号公報(図2)
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、部品点数の増加を招くこと無くフィルタの組付け性の簡易化を図り、ひいてはコスト低減を実現することを課題とする。
上記した課題を解決するために講じた第1の技術的手段は、
弁本体の外周面に形成された環状の溝部にフィルタを配した弁であって、前記フィルタは多数の小孔が付いた長方形の薄板体で、その長手方向両端にV字状の突部を具備し、前記弁本体の溝部に巻きまわされて円筒形状を成した際に、前記V字状の突部が互いに重なることである。
第2の技術手段は、第1の技術的手段において、
前記フィルタが前記弁本体の溝部に巻きまわされて円筒形状を成した際、前記V字状の突部の径方向の高さが、前記弁本体の最外径と略等しいことである。
第3の技術手段は、第1の技術的手段において、
前記長方形の薄板体がエッチング処理による小孔又は網材による小孔を有することである。
第4の技術手段は、第1の技術的手段、第2の技術手段または第3の技術手段において、
前記弁本体の中央孔に電磁石により軸心方向に摺動自在な弁体を配し、弁本体の溝部が径方向のポートを介して弁体の油路に連通自在であることである。
請求項1の発明によれば、弁本体の外周面に形成された環状の溝部にフィルタを配した弁であって、フィルタは多数の小孔が付いた長方形の薄板体で、その長手方向両端に突部を具備し、弁本体の溝部に巻きまわされて円筒形状を成した際に、突部が互いに重なるようにしたので、フィルタ本体のための型及び型を用いた樹脂成形が不要であり、また、フィルタを押さえるスナップリングも必要なくなるため製造・組付コストの低減が図れる。
請求項2の発明によれば、フィルタが弁本体の溝部に巻きまわされて円筒形状を成した際、突部の径方向の高さが、弁本体の最外径と略等しくしたので、バルブボデーに組込んだ際、油圧によりフィルタが押し上げられてもバルブボデーの内周で突部が抑えられ、油圧による浮き上がりが防止されてフィルタが脱落することを防止することができる。
請求項3の発明によれば、長板体がエッチング処理による小孔又は網材による小孔を有するので、V字状の突起をプレス成型で容易に形成できる。
請求項4の発明によれば、弁本体の中央孔に電磁石により軸心方向に摺動自在な弁体を配し、弁本体の溝部が径方向のポートを介して弁体の油路に連通自在であるので、弁本体の外周面に形成された環状の溝部にフィルタを配したフィルタ付き弁が安価に提供される。
本発明に従った実施の形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は、本発明を用いた制御弁の断面を示している。制御弁1は、ハウジング即ちバルブボデー2の中央孔3内に弁本体4が配され、弁本体4の中央孔内に軸心方向に摺動自在な弁体5が配される。ハウジング2は、オイル吸入口6とオイル吐出孔7,8を有するが、吐出孔として図示してあるポートを吸入孔として、又、吸入口を吐出孔として用いることもできる。
弁本体4は、環状の溝部9,10,11を有し、各溝部9,10,11は複数個のポート12,13,14に開放され、ポート12は弁体5の外周面の環状油路15と対向し、ポート13,14は弁本体4の内周面に形成した環状油路16,17に開口する。油路16,17は、径方向油路18,19を介して軸心方向油路20に連通可能である。弁体5は、図2に示すソレノイド21により軸心方向に往復動自在であり、弁体5の動きに応じて流体の流れ方向が変わり、流体の流れが制御される。
溝部9,10,11の側面は段部22,23,24を有し、この段部22,23,24に筒状フィルタ25が配される。筒状フィルタ25は、図3に示す如く多数の小孔が付いた長方形の薄板体を円筒状に巻いたものである。筒状フィルタ25に穿設された小孔は、アルミニウム合金、銅或いはステンレス鋼の薄板をエッチング処理することで得るとよい。小孔付きの板体を円筒状に巻いた筒状フィルタ25の側縁重なり部28には、径方向断面でV字状の突部29が形成されている。そして突部29の周囲には平坦部が設けられており、重なり部28が密着するようになっている。
図1に示すように、筒状フィルタ25の側縁を段部22,23,24に着座させるように配設する。この状態で、各ポート12,13,14と筒状フィルタ25との間には溝部9,10,11の底部が空間として残る。これにより、溝部9,10,11とポート12,13,14との間の流体の流れが円滑となる。筒状フィルタ25を段部22,23,24に着座させた後、突部29を重ね合わせることにより、筒体26の溝部9,10,11からの外れはない。その際、筒状フィルタ25の端部のどちらを上にしてもかまわない。なお、筒状フィルタ25は網材から形成してもよい。
本発明によれば、多数の小孔が付いた長方形の薄板体を筒体となるよう巻くのみであるから、従来使用していた成形用の型が不要となるばかりでなく、スナップリングも用いないので、製造・組付作業の工数およびコストを低減できる。
本実施形態では、筒状フィルタ25の側縁重なり部28にV字状の突部29を設けたが、図5に示すように側縁重なり部28以外の周上等分の位置に、ハウジング2の内径と接する高さのV字状の突部30を設けると、筒状フィルタ25はさらに安定して、溝部9,10,11に配設することができる。
また、突部29、30の形状はV字状に限定されることなく、U字状等の突形状であれば同等の効果を有することは言うまでも無い。
本発明に係る制御弁の部分断面図である。 フィルタの取付状態を示す正面図である。 筒体を作る薄板体の平面図である。 図1のA−A断面図である。 他の実施形態のA−A断面図である。
符号の説明
1・・・制御弁
2・・・ハウジング(バルブボデー)
4・・・弁本体
5・・・弁体
6・・・吸入(吐出)口
7,8・・・吐出(吸入)口
9,10,11・・・溝部
12,13,14・・・ポート
25・・・筒状フィルタ
29・・・突部

Claims (4)

  1. 弁本体の外周面に形成された環状の溝部にフィルタを配した弁であって、前記フィルタは多数の小孔が付いた長方形の薄板体で、その長手方向両端にV字状の突部を具備し、前記弁本体の溝部に巻きまわされて円筒形状を成した際に、前記V字状の突部が互いに重なることを特徴とするフィルタ付き弁。
  2. 請求項1において、
    前記フィルタが前記弁本体の溝部に巻きまわされて円筒形状を成した際、前記V字状の突部の径方向の高さが、前記弁本体の最外径と略等しいことを特徴とするフィルタ付き弁。
  3. 請求項1において、
    前記長方形の薄板体がエッチング処理による小孔又は網材による小孔を有することを特徴とするフィルタ付き弁。
  4. 請求項1、請求項2または請求項3において、
    前記弁本体の中央孔に電磁石により軸心方向に摺動自在な弁体を配し、弁本体の溝部が径方向のポートを介して弁体の油路に連通自在であることを特徴とするフィルタ付き弁。
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