JP6082365B2 - 車両用ドア - Google Patents
車両用ドア Download PDFInfo
- Publication number
- JP6082365B2 JP6082365B2 JP2014160969A JP2014160969A JP6082365B2 JP 6082365 B2 JP6082365 B2 JP 6082365B2 JP 2014160969 A JP2014160969 A JP 2014160969A JP 2014160969 A JP2014160969 A JP 2014160969A JP 6082365 B2 JP6082365 B2 JP 6082365B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- interior member
- edge
- interior
- vehicle door
- projecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 description 10
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 6
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
そして、第一内装部材及び第二内装部材は前後方向に隣接することになるが、前方に配置される第一内装部材の後端部と、後方に配置される第二内装部材の前端部とのいずれか一方に突起を設け、その突起と他方の内装部材の縁部とを当接させることで位置決めをスムーズに行えるものも知られている。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、車両内部に向けて引っ張られた場合に、第一内装部材と第二内装部材との間に隙間が生じてしまうことを抑制することである。
車両内部に向けて突出した突出部の上面に取り付けられる第一内装部材と、第一内装部材に対して隣り合うように前記突出部の上面に取り付けられる第二内装部材とを備え、
前記第二内装部材は、前記第二内装部材の縁部から下方に向けて突出する下方突出部を有し、
前記第一内装部材は、前記第一内装部材の前記第二内装部材側の端部から上方に向けて突出する上方突出部を有し、
前記上方突出部と前記下方突出部とは、前後方向から見て面で重なるように当接し、
前記第一内装部材及び前記第二内装部材の開きを規制することを特徴としている。
前記上方突出部の上面は、前記縁部の下方から上方に向けて湾曲する案内面となっていて、
前記縁部には、前記案内面に重なるように湾曲した凸部が設けられていることを特徴としている。
前記第二内装部材の前記縁部の内側には、前記上方突出部の先端部に当接するように、前記縁部に対して間隔をあけて下方に向けて突出する位置決め部が形成されていることを特徴としている。
前記第一内装部材には、前記第二内装部材の前記縁部を前記上方突出部とともに挟む挟持部が設けられていることを特徴としている。
前記挟持部は、前記上方突出部に前後方向で対向する位置に配置されていて、
前記挟持部における前記縁部との当接面は、前記第一内装部材に向かって下向きの傾斜面であり、
前記縁部における前記挟持部との当接面は、前記第二内装部材に向かって上向きの傾斜面であることを特徴としている。
前記上方突出部は、前記第一内装部材の幅方向の中心に対して前記車両内部側に寄った位置に設けられていることを特徴としている。
さらに、案内面に重なるように湾曲した凸部が縁部に設けられているので、縁部の凸部と案内面とを容易に重ね合わせることが可能となる。また、凸部と案内面とが重なることにより、両者の接触面積を増加させ、係合時の強度を高めることができる。
また、挟持部における縁部との当接面が第一内装部材に向かって下向きの傾斜面となっていて、縁部における挟持部との当接面が第二内装部材に向かって上向きの傾斜面となっているので、両者が面で接触することになり、両者の当接を安定したものにすることができ、第一内装部材及び第二内装部材が離れることをより一層抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る車両用ドアの概略構成を示す正面図である。図1に示すように車両用ドア1には、車両内部に向けて突出する本発明に係る突出部としてのアームレスト部2が設けられている。アームレスト部2の下部は、車両用ドア1の前側に取り付けられたドアセンターベース60に対して一体的に形成されている。そして、ドアセンターベース60の後方には、ドアアッパー70が当該ドアセンターベース70に隣接して設けられている。
そして、アームレスト部2の上面には、第一内装部材3と、第二内装部材4とが前後方向で隣り合うように取り付けられている。
図3は第一内装部材3の後部分の概略構成を示す正面図である。図4は第一内装部材3の後部分を上方から見た斜視図である。図5は第一内装部材3の後部分と、第二内装部材4の前部分とを下方から見た斜視図である。図6は第一内装部材3の後部分と、第二内装部材4の前部分とを拡大して示す下面図である。なお、図示はしないが第一内装部材3には、アームレスト部2に内蔵されたスイッチユニットの各スイッチを露出するための開口が形成されている。
図3〜図6に示すように、第一内装部材3には、種々の物品を収納するためのポケット部材5が取り付けられている。ポケット部材5は上方が開放した箱形状に形成されている。ポケット部材5の車両内部側とは反対側の内側面には、当該ポケット部材5をドアライニング(図示省略)に取り付けるための貫通孔51が形成されている。貫通孔51は、ポケット部材5の前後方向の中心よりも前側に配置されている。この貫通孔51にネジを挿通して、ドアライニング側のネジ穴に螺合することで、ポケット部材5がドアライニングに固定されることになる。
また、第一内装部材3には、ポケット部材5を固定するための固定部31が第一内装部材3の後端部に形成されている。この固定部31の後端部からは、第二内装部材4に当接することで両部材の開きを規制する開き規制部32が設けられている。開き規制部32は、第一内装部材3の幅方向(左右方向)の中心Sに対して車両内部側に寄った位置に設けられている。
図7に示すように、開き規制部32は、固定部31から後方に向けて延在し、なおかつ上方に向けて突出する上方突出部321を有している。この上方突出部321の上面は、先方に行くにつれて上方に向かうように湾曲していて、この湾曲した上面が案内面33となる。開き規制部32は、先方(後方)に向かうに連れて徐々に幅が小さくなる形状となっている。開き規制部32の案内面33とは反対側の面(裏面)には、当該裏面から突出した補強部34が形成されている。補強部34は、幅方向に所定の間隔をあけて設けられた一対のリブであり、これらリブは開き規制部32の裏面に対して前後方向に沿って延在している。また、これらの補強部34の延長線上であって、固定部31を挟んだ反対側にもリブ状の第二補強部35が形成されている。第二補強部35は、固定部31とポケット部材5の間に配置されていて、固定部31の外側面からポケット部材5の外側面に連続するように設けられている。これにより、開き規制部32、固定部31及びポケット部材5の剛性が高められることになる。
図8は、第二内装部材4を下方から見た斜視図である。図9は、第二内装部材4を図8とは異なる角度で下方から見た斜視図である。図10は、第二内装部材4の前部分を下方から見た斜視図である。図11は、第二内装部材4の前部分を図10とは異なる角度で下方から見た斜視図である。
図8〜図11に示すように、第二内装部材4の内面には、当該第二内装部材4をドアライニングに取り付けるための取付部41が前部、中央部、後部にそれぞれ設けられている。取付部41は雌ねじ部であり、ドアライニングに設けられた貫通孔を介して取付部41にネジが螺合されることで第二内装部材4がドアライニングに固定されるようになっている。
ここで、複数の取付部41のうち、前部に位置する取付部41には、幅方向に延在し前後方向に配列された一対のリブ411,412が設けられている。
なお、この前端部に位置する縁部42に対しては、一対のリブ411,412のうち、前側に位置するリブ411が間隔をあけて下方に向けて突出している。
図11及び図12に示すように、ドアアッパー70におけるドアセンターベース60との接合部分には凹部71が形成されている。ドアアッパー70の表面には、表皮72及び多孔質材73が積層されてなる内装材74が貼り付けられている。この内装材74は、凹部71の内側面から底面の一部まで連続するように貼り付けられている。
ドアセンターベース60の一端部61は、凹部71を覆うように配置されている。一端部61の先端には突起62が設けられている。ドアセンターベース60がドアアッパー70に組み付けられた際には、突起62は凹部71の角部に対向する位置に配置される。そして、組み付け後においては、突起62が内装材74を押しつぶすようになっている。突起62が内装材74を押しつぶすことで応力が集中することとなり、ドアアッパー70からドアセンターベース60が離れることを抑制することができる。
また、一端部61の突起62以外の部分は、内装材74を押しつぶさない程度の力で内装材74に重なっている。これにより、一端部61の突起62以外の部分は内装材74からの反力を受けにくくなるので、隙間や段差が発生することを抑制できる。
図14は、第一内装部材3及び第二内装部材4の組み立て時の状態を示す説明図である。図15は、組み立て途中における開き規制部32の状態を示す説明図である。図16は、組み立て後における開き規制部32の状態を示す説明図である。
その後、作業者は、図14に示す二点鎖線部Tのように第一内装部材3の開き規制部32を、第二内装部材4の前端部に位置する縁部42に対して係合させる。具体的には、図15に示すように、開き規制部32の先端部を縁部42の内側に配置するとともに、開き規制部32の案内面33に対して縁部42の下端部を当接させる。そして、作業者は、開き規制部32を中心に第一内装部材3を回転させる。この回転時においては、第二内装部材4の縁部42と凸部43とが開き規制部32の案内面33を摺動することになるため、スムーズな回転動作が可能となる。
なお、ドアアッパー70のように第二内装部材4の表面に対して内装材を取り付けて、当該内装材を縁部36が押しつぶすようにしてもよい。縁部36が内装材を押しつぶすことで応力が集中することとなり、第二内装部材4から第一内装部材3が離れることを抑制することができる。
また、縁部42の下方突出部421と開き規制部32の上方突出部321とが前後方向から見て重なっているので、簡単な構成で第一内装部材3及び第二内装部材4の開きを規制することができる。
また、挟持部が上方突出部421に前後方向で対向する位置に配置されているので、この挟持部と上方突出部421との間に第二内装部材4の縁部42を配置する際の位置合わせを容易に行うことができる。
また、挟持部における縁部42との当接面361が下向きの傾斜面となっていて、縁部42における挟持部との当接面422が上向きの傾斜面となっているので、両者が面で接触することになり、両者の当接を安定したものにすることができ、第一内装部材3及び第二内装部材4が離れることをより一層抑制することができる。
例えば、上記実施形態では、第一内装部材3に開き規制部32が設けられ、その開き規制部32が第二内装部材4の縁部42に係合する構成を例示して説明したが、開き規制部が第二内装部材に設けられ、その開き規制部が第一内装部材の縁部に係合する構成であってもよい。
2 アームレスト部(突出部)
3 第一内装部材
31 固定部
32 開き規制部
321 上方突出部
33 案内面
34 補強部
35 第二補強部
36 縁部(挟持部)
361 当接面
4 第二内装部材
41 取付部
411 リブ(位置決め部)
412 リブ
42 縁部
421 下方突出部
422 当接面
43 凸部
44 連結部
5 ポケット部材
51 貫通孔
Claims (6)
- 車両内部に向けて突出した突出部の上面に取り付けられる第一内装部材と、第一内装部材に対して隣り合うように前記突出部の上面に取り付けられる第二内装部材とを備え、
前記第二内装部材は、前記第二内装部材の縁部から下方に向けて突出する下方突出部を有し、
前記第一内装部材は、前記第一内装部材の前記第二内装部材側の端部から上方に向けて突出する上方突出部を有し、
前記上方突出部と前記下方突出部とは、前後方向から見て面で重なるように当接し、
前記第一内装部材及び前記第二内装部材の開きを規制することを特徴とする車両用ドア。 - 請求項1記載の車両用ドアにおいて、
前記上方突出部の上面は、前記縁部の下方から上方に向けて湾曲する案内面となっていて、
前記縁部には、前記案内面に重なるように湾曲した凸部が設けられていることを特徴とする車両用ドア。 - 請求項1又は2記載の車両用ドアにおいて、
前記第二内装部材の前記縁部の内側には、前記上方突出部の先端部に当接するように、前記縁部に対して間隔をあけて下方に向けて突出する位置決め部が形成されていることを特徴とする車両用ドア。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ドアにおいて、
前記第一内装部材には、前記第二内装部材の前記縁部を前記上方突出部とともに挟む挟持部が設けられていることを特徴とする車両用ドア。 - 請求項4記載の車両用ドアにおいて、
前記挟持部は、前記上方突出部に前後方向で対向する位置に配置されていて、
前記挟持部における前記縁部との当接面は、前記第一内装部材に向かって下向きの傾斜面であり、
前記縁部における前記挟持部との当接面は、前記第二内装部材に向かって上向きの傾斜面であることを特徴とする車両用ドア。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用ドアにおいて、
前記上方突出部は、前記第一内装部材の幅方向の中心に対して前記車両内部側に寄った位置に設けられていることを特徴とする車両用ドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014160969A JP6082365B2 (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | 車両用ドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014160969A JP6082365B2 (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | 車両用ドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016037151A JP2016037151A (ja) | 2016-03-22 |
JP6082365B2 true JP6082365B2 (ja) | 2017-02-15 |
Family
ID=55528642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014160969A Active JP6082365B2 (ja) | 2014-08-07 | 2014-08-07 | 車両用ドア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6082365B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5168531B2 (ja) * | 2006-10-31 | 2013-03-21 | トヨタ紡織株式会社 | ドアトリム |
JP5949293B2 (ja) * | 2012-08-03 | 2016-07-06 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用内装材 |
JP5999441B2 (ja) * | 2013-04-11 | 2016-09-28 | トヨタ紡織株式会社 | ドアトリム |
-
2014
- 2014-08-07 JP JP2014160969A patent/JP6082365B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016037151A (ja) | 2016-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5790311B2 (ja) | 運転席用エアバッグ装置の取付構造及びステアリングホイール | |
EP2740633B1 (en) | Door trim | |
JP6066301B2 (ja) | 車両のドア構造 | |
JP5659674B2 (ja) | 内装トリム | |
JP6528526B2 (ja) | ガラスランの固定構造 | |
JP5494540B2 (ja) | エアバッグカバー | |
JP2016147575A (ja) | ドアトリム | |
EP3199491B1 (en) | Recessed seam structure for cover | |
JP6362955B2 (ja) | 車両用ドア | |
JP6082365B2 (ja) | 車両用ドア | |
JP4947465B2 (ja) | コンソール | |
JP2018062201A (ja) | 車両用給電ユニット装置 | |
JP6010516B2 (ja) | 自動車用内張りパネル | |
JP6590721B2 (ja) | 車両用ピラートリムアッセンブリ | |
JP7159826B2 (ja) | 鞄カバー及びカバー付き鞄 | |
JP2015051694A (ja) | カウルトップカバー | |
JP2010023804A (ja) | ピラートリムの取付構造 | |
JP7293902B2 (ja) | 乗物用内装材 | |
CN108454529B (zh) | 交通工具用内饰件 | |
JP6052602B2 (ja) | フロントピラートリムとインストルメントパネルの合わせ構造 | |
JP2009269415A (ja) | 車両用トリム | |
JP2009255762A (ja) | 車両のフロントピラーとインストルメントパネルの合わせ部構造 | |
JP6008171B2 (ja) | 車両のサイドシル構造 | |
JP2012121454A (ja) | ドアトリム | |
JP2014046736A (ja) | 車両用内装部材の重合部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160809 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160929 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6082365 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |