JP6081742B2 - 給湯装置カバー - Google Patents

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Description

本発明は給湯装置カバーに関する。
特許文献1にはバーナーの燃焼炎で熱交換器を加熱し、これにより熱交換器に流れる水を加熱して温水を得るガス給湯装置が開示されている。
特開2000−18580号公報
ところで、給湯装置がガスこんろや電磁調理器のような加熱機器の上方に設置された場合、加熱機器で発生する燃焼ガスや輻射熱により、給湯装置が高温に加熱される恐れがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、加熱機器によって給湯装置が高温に加熱されることを抑制でき、しかも簡易な施工により設置できる給湯装置カバーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の給湯装置カバーは、燃焼機器よりも上方に配設されるガス給湯装置と共に用いられるカバーであって、前記ガス給湯装置が固定され且つ壁に取り付けられるベースと、前記ベースに取り付けられて前記ガス給湯装置の下端部を覆うカバー本体を備え、前記カバー本体が、前記ベースに取り付けられて前記ガス給湯装置の下端部を覆う第一カバー体と、前記ベースに取り付けられて前記ガス給湯装置から下方に伸びる配管を覆う第二カバー体とで構成され、前記第二カバー体の下端部に前記燃焼機器の燃焼部よりも下方に配置される開口部が形成され、前記第二カバー体の内側に前記開口部と前記第一カバー体の内側の空間とを連通させる通気路が形成されることを特徴とする。
また、前記第一カバー体が前記ベースに取り付けられた状態で前記ベースに取り付けられた第二カバー体に固定されることが好ましい。
また、前記第一カバー体が前記第二カバー体を前記ベースに取り付けたままの状態で前記第二カバー体との固定を解除して前記ベースから取り外し可能であることが好ましい。
また、前記第一カバー体と前記第二カバー体が手回し用頭部を有するねじで締結されることが好ましい。
また、前記第二カバー体が前記ベースに着脱自在に取り付けられることが好ましい。
請求項1に係る発明にあっては、燃焼機器よりも上方に配設されるガス給湯装置の下端部をカバー本体で覆うことで、燃焼機器によってガス給湯装置が高温に加熱されることを防止できる。また、ガス給湯装置が固定され且つ壁に取り付けられるベースに対して、カバー本体が取り付けられるので、ガス給湯装置の壁に対する固定とカバー本体の壁に対する固定を簡単な施工により行うことができる。また、ガス給湯装置とカバー本体を共通のベースに固定できるため、カバー本体をガス給湯装置に対して適切な防熱効果が得られる位置に容易に配置することができる。加えて、第一カバー体によりガス給湯装置の下端部を覆うと共に、第二カバー体によりガス給湯装置から下方に伸びる配管を覆うことができ、ガス給湯装置及び配管が燃焼機器で生じた燃焼ガスによって高温に加熱されることを防止できる。また、通気路を介して燃焼機器の燃焼部よりも下方の新鮮な空気をガス給湯装置の近傍に供給することができ、ガス給湯装置の不完全燃焼を生じ難くすることができる。また、第一カバー体及び第二カバー体を共通のベースに取り付けることにより、第一カバー体及び第二カバー体を第二カバー体内の通気路と第一カバー体内の空間とが適切に連通する位置に配置することができる。
また、請求項に係る発明にあっては、第一カバー体を第二カバー体に固定して両者をより適切な位置に配置することができる。
また、請求項に係る発明にあっては、第一カバー体をベースから容易に取り外すことができ、給湯装置の保守・点検や掃除等を容易に行うことができる。
また、請求項に係る発明にあっては、手回し用頭部を手で回すことで、ねじによる第一カバー体と第二カバー体の固定を簡単に解除することができる。
また、請求項に係る発明にあっては、ベースから第二カバー体を取り外して配管の掃除等を行うことができる。
本発明の実施形態の給湯装置カバー及び給湯装置の設置状態を示す正面図である。 同上の給湯装置カバー及び給湯装置の設置状態を示す側面図である。 同上のベースを示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 (a)は図3(a)におけるB−B断面図であり、(b)は図3(a)におけるA−A断面図である。 同上の第二カバー体を示し、(a)は一部破断した正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は平面図である。 同上の第一カバー体を示し、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は平面図である。 図6のC−C断面図である。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。本実施形態の給湯装置カバー1は屋内の壁に設けられる給湯装置4と共に用いられるものである。以下では図2に示されるように台所に設置されたコンロ台6の後方の壁面7に給湯装置4及び給湯装置カバー1を設ける例につき説明する。
給湯装置4はコンロ台6よりも上方の鉛直な壁面7に取り付けられる。この給湯装置4は、加熱機器としてコンロ台6上に設置したガスコンロ5と左右方向において重なる位置に配置される。また、図2に示されるように燃焼機器であるガスコンロ5の上面には燃焼部としてコンロバーナー50が設けられている。
本実施形態の給湯装置4はガス給湯装置であって、供給された水をケーシング40に内装した図示しないガスバーナーの燃焼により加熱して温水を得るものである。ケーシング40は金属板をプレス加工して形成したものであり、縦長の略直方体状である。図1に示されるようにケーシング40の前面下端部には、操作部44として、給湯装置4からの出湯の開始及び停止を切り換えるための入切スイッチ440、ガス量調節ハンドル441、及び水量調節ハンドル442が設けられている。
ケーシング40の左右両側面の下端部には、ケーシング40の内外を通じさせる吸気口45(図2参照)が形成されている。図2に示されるように吸気口45は上下に長いスリットで構成されており、ケーシング40の各側面において前後方向に複数設けられている。これら吸気口45は例えばケーシング40のプレス加工時において打ち抜きにより形成される。ケーシング40の内部にはこれら吸気口45を介して外部から前記ガスバーナー燃焼用の空気が供給されるようになっている。
ケーシング40の後面上端部には、図示しないだるま孔を有する被掛止部400が設けられている。図示は省略するが、壁面7において被掛止部400に対応する箇所には、被掛止部400が掛止される掛止具が設けられる。掛止具は例えば壁に固着されるねじ具で構成され、その頭部を壁面7より前方に突出させた状態で壁にねじ込まれる。そして、このねじ具の頭部が前記だるま孔に通されることで被掛止部400はねじ具に掛止され、これにより給湯装置4の上部は壁に支持される。
ケーシング40の後面の下部には壁面7に固着される被固着部が設けられている。本実施形態の被固着部はケーシング40の後面下端部の中央に設けられた被固着片部401(図1参照)で構成されている。図1に示されるように被固着片部401はケーシング40の下面よりも下方に突出しており、該突出部分の左右両側にはねじ挿通孔402が穿設されている。被固着片部401は各ねじ挿通孔402に通したねじ90により壁面7に固着される。なお、これについては後に詳述する。また、ケーシング40の下面には配管接続口部として、ガス管接続口部41、給水管接続口部42、及び出湯管接続口部43が設けられている。
給湯装置カバー1はガスコンロ5のコンロバーナー50の燃焼時に発生する燃焼ガスにより、給湯装置4、壁面7、及び前記配管接続口部に接続された配管8が加熱されるのを抑制するものである。本実施形態の給湯装置カバー1は図2に示されるようにコンロ台6よりも上方の壁面7に沿って設けられ、コンロ台6とこの上方に位置する給湯装置4の間に配置される。
給湯装置カバー1は、給湯装置4のケーシング40よりも下方且つコンロ台6よりも上方の壁面7に取り付けられるベース2と、ベース2に取り付けられて給湯装置4の下端部を覆うカバー本体3を具備している。ベース2は金属製であって例えばSPCC(冷間圧延鋼板)から形成されている。なお、ベース2の材料はこれに限定されるものではない。ベース2は略板状に形成されており、図3(a)に示されるようにその上部の正面視形状は下底より上底が長い台形状(詳しくは等脚台形状)であり、その下部の正面視形状は矩形状である。
ベース2の上部及びこれに連続する下部には取付用孔20が夫々穿設されている。本実施形態の取付用孔20はベース2の上端部及び下端部の夫々において左右に複数並べて設けられている。図1及び図2に示されるようにベース2は壁面7に沿って配置される。このベース2の前面における上端部中央には前記給湯装置4の下方に突出した被固着片部401が重ね合わされる。また、被固着片部401の各ねじ挿通孔402は前記ベース2の上端部に形成された対応する取付用孔20に連通させられる被固着片部401の各ねじ挿通孔402には前方からねじ90が挿通され、これらねじ90はベース2の対応する取付用孔20を通して壁面7にねじ込まれる。これによりベース2の上端部及び給湯装置4の被固着片部401は共通のねじ90を用いて壁面7に固着される。また、ベース2の下端部に形成された各取付用孔20には前方からねじ91が挿通され、これらねじ91が壁面7にねじ込まれることでベース2の下端部は壁面7に固着される。
ベース2は例えば以下のような手順で壁面7に取り付けられる。まず給湯装置4の被掛止部400が前記壁面7に設けたねじ具に引っ掛けられ、この後、ベース2が壁面7に沿わせられると共に該ベース2の上端部に給湯装置4の被固着片部401重ね合わせられる。次に前述したように給湯装置4の被固着片部401及びベース2の上端部がねじ90により壁面7に共締めされ、この後、ベース2の下端部がねじ91によって壁面7に取り付けられる。
ここで、ベース2の各取付用孔20及び給湯装置4の各ねじ挿通孔402は左右に長い長孔により構成されており、ベース2の壁面7への取付時にはベース2の上下方向の位置決めをした状態で当該ベース2の給湯装置4や壁面7に対する左右方向の位置を調整できるようにしている。また、ベース2の各取付用孔20を長孔により構成することで、種類の異なる給湯装置4にも対応できるようになっている。なお、本実施形態では取付用孔20及びねじ挿通孔402を長孔で構成したが、取付用孔20又はねじ挿通孔402のうちの一方を長孔で構成し、他方を対応するねじ90、91の軸部と略同径の孔で構成してもよい。また、取付用孔20及びねじ挿通孔402の両方を対応するねじ90、91の軸部と略同径の孔で構成し、ねじ90、91によってベース2の給湯装置4に対する左右方向の位置を位置決めできるようにしても構わない。
図1に示されるように給湯装置4のガス管接続口部41には給湯装置4内のガスバーナーに燃料ガスを供給するガス管80が接続される。また、給水管接続口部42には給湯装置4内のガスバーナーによって加熱される水を供給する給水管81が接続される。また、出湯管接続口部43には給湯装置4で得られた温水を台所のカラン等の機器に供給する出湯管82が接続される。これら配管8のうち、ガス管80及び給水管81は、図2に示されるように壁面7においてコンロ台6の上面よりも上方且つガスコンロ5のコンロバーナー50及びベース2よりも下方に位置する箇所から前方に引き出され、この後、上方に屈曲されてその上端部が対応する配管接続口部に接続される。また、図1において二点鎖線で示される出湯管82は温水を供給する機器の位置に応じて適宜配管される。また、これら配管8は前記壁面7に取り付けられたベース2の前側に配置される。
図3に示されるようにベース2の上部と下部には、カバー本体3をベース2に取り付けるための係止部21が夫々形成されている。以下、ベース2の上部に形成された係止部21を第一係止部210と記載し、ベース2の下部に形成された係止部21を第二係止部211と記載する。本実施形態では、第一係止部210がベース2の上端部の左右両端部に設けられており、第二係止部211がベース2の下部の左右両側の上下2箇所に夫々設けられている。各係止部21は図4に示されるようにベース2の前面側に突出して上方及び後方に開口する溝形に形成されており、例えばベース2の左右に長い切溝の下方部を当該ベース2のプレス加工時において前側に押圧することで形成される。
カバー本体3は図1に示されるように上部を構成する第一カバー体30と下部を構成する第二カバー体31とで構成されている。第一カバー体30及び第二カバー体31は共に金属製であって例えばSPCC(冷間圧延鋼板)から形成されている。なお、第一カバー体30及び第二カバー体31の材料はこれに限定されるものではない。第一カバー体30及び第二カバー体31は別々にベース2に取り付けられる。第二カバー体31は第一カバー体30よりも先にベース2に取り付けられ、この後、第一カバー体30がベース2に取り付けられる。
図5に示されるように第二カバー体31は、前面板310と、前面板310の左右両側縁から後方に突出した側面板311と、各側面板311の後縁から内側方に向かって突出した後面板312を有しており、その水平断面形状は後方に開口する略C字溝状である。第二カバー体31の内側の空間313は、上方、下方、及び後方に開放されている。
第二カバー体31の前面板310は正面視矩形状であって、第二カバー体31をベース2に取り付けた状態で前方から見たとき、ベース2の下部と略同大同形となって重複する。第二カバー体31の各後面板312には被係止部316が形成されている。本実施形態では被係止部316が各後面板312の上下2箇所に夫々形成されている。これら被係止部316は前記ベース2の各第二係止部211に対応する位置に存在する。各被係止部316は、後面板312から後方に突出した横片部316aと、横片部316aの後端部から下方に突出した縦片部316bとで構成されており、側面視逆L字状に形成されている。
図1に示されるように第二カバー体31の各被係止部316はベース2の下部に形成された対応する第二係止部211に着脱自在に係止され、これにより第二カバー体31はベース2の下部に取り付けられる。この第二カバー体31の係止は、被係止部316の縦片部316bを水平断面溝形の第二係止部211の内側に上方から挿入することで行われる。このように各被係止部316を対応する第二係止部211に係止することで第二カバー体31は位置決めされ、ベース2に対して上方以外の方向の移動が規制される。
第一カバー体30はベース2に取り付けられた第二カバー体31の上方に配置される。第一カバー体30は図6に示されるように、前板300と、前板300の左右両端から後方に向かって突出した側板301と、各側板301の後縁から内側方に向かって突出した後板302とを備えている。これら前板300、両側板301、及び両後板302で囲まれた第二カバー体31内側の空間313は、上方、下方、及び後方に開放されている。前板300は上方に行く程前方に位置するように傾斜している。前板300は下底より上底が長い台形状(詳しくは等脚台形状)に形成されており、第一カバー体30をベース2に取り付けた状態で前方から見たとき、前板300はベース2の上部と略同大同形となって重複する。また、第一カバー体30の両側板301は上方程外側方に位置するように傾斜している。
第一カバー体30の各後板302には被係止部305が形成されている。以下、第一カバー体30の被係止部305を第一被係止部305と記載し、第二カバー体31の被係止部316を第二被係止部316と記載する。第一被係止部305は前記ベース2の上部に形成された各第一係止部210に対応する位置に設けられている。第一被係止部305も第二被係止部316と同様に側面視逆L字状に形成されており、図6(b)及び図7に示されるように後面板312から後方に突出した横片部305aと、横片部305aの後端部から下方に突出した縦片部305bとで構成されている。
図1に示されるように第一カバー体30の各第一被係止部305はベース2の上部に形成された対応する第一係止部210に着脱自在に係止され、これにより第一カバー体30はベース2の上部に取り付けられる。この第一カバー体30の係止は、第二被係止部316を第二係止部211に係止する場合と同様に、第一被係止部305の縦片部305bを水平断面溝形の第一係止部210の内側に上方から挿入することで行われる。このように各第一被係止部305を対応する第一係止部210に係止することで、第一カバー体30はベース2に位置決めされ、ベース2に対して上方以外の方向の移動が規制される。
また、前記のように第一カバー体30をベース2に取り付けたとき、第一カバー体30は先にベース2に取り付けられた第二カバー体31に係止される。この係止手段としては、第一カバー体30には第一位置決め用係止部が設けられ、第二カバー体31には第二位置決め用係止部が設けられている。第一位置決め用係止部は、図6に示されるように第一カバー体30の各側板301の下縁から下方に突出した第一係止片部307で構成されている。両第一係止片部307は図1に示されるようにベース2に取り付けられた第二カバー体31の内側に上方から挿入され、第二カバー体31の対応する側面板311の上端部内面に沿って配置され係止される。これにより、第一カバー体30は第二カバー体31に対して左右方向の移動が規制される。また、第二位置決め用係止部は図5に示されるように前面板310の上縁から前斜め上方に向けて突出した第二係止片部317で構成されている。第二係止片部317は、図1に示されるようにベース2に取り付けられた第一カバー体30の前板300の下端部内面に沿って配置され係止される。これにより、第二カバー体31は第一カバー体30に対して前方への移動が規制される。
また、図2に示されるようにベース2に取り付けられた第一カバー体30の下端部と第二カバー体31の上端部はねじ92によって締結される。図5(b)に示されるように第二カバー体31の両側面板311の夫々の上端部にはねじ通し孔318が穿設されている。また、図6(b)に示されるように第一カバー体30の各第一係止片部307には雌ねじ部308が穿設されている。各ねじ通し孔318は、前記のように第一カバー体30及び第二カバー体31をベース2に取り付けた状態で対応する雌ねじ部308に連通するようになっている。そして、これらねじ通し孔318に外側方からねじ92(図2参照)を挿通し、このねじ92の軸部を対応する雌ねじ部308に螺合することで、ベース2に取り付けられた第一カバー体30と第二カバー体31をねじ92により締結することができる。また、本実施形態では、前記第一カバー体30と第二カバー体31のねじ92による固定を手で解除できるようにするため、各ねじ92が手回し用頭部920を有している。ねじ92は化粧ねじで構成され、その手回し用頭部920はドライバーを用いて回転される一般のねじの頭部よりも径が大きく、また、手回し用頭部920の外周面には滑り止め用の突条が周方向に多数形成されている。
前記のように第一カバー体30及び第二カバー体31がベース2に取り付けられた状態では、第一カバー体30の下端部は第二カバー体31の上端部に接続される。また、第一カバー体30の前板300、各側板301、各後板302が、第二カバー体31の前面板310、各側面板311、各後面板312の夫々の上縁上に載置され、これによりカバー本体3は第一カバー体30と第二カバー体31が略隙間なく連続したような一体的な外観となる。
また、図1及び図2に示されるように第一カバー体30はベース2の上部前側に配置され、第二カバー体31はベース2の下部前側に配置される。このうち第一カバー体30の前板300は給湯装置4の下方に位置し、ケーシング40の下面や操作部44の下側を覆う。また、図1に示されるように第一カバー体30の両側板301は左右方向においてケーシング40の両側面よりも外側に配置される。また、給湯装置4の下端部に設けられたガス管接続口部41、給水管接続口部42、及び出湯管接続口部43の周囲は第一カバー体30によって覆われる。なお、第一カバー体30はケーシング40の下端部の周囲を覆うものであってもよい。また、第一カバー体30を給湯装置4の配管接続口部よりも下方に配置し、第一カバー体30で給湯装置4の下側のみを覆うようにしてよく、すなわち、第一カバー体30は給湯装置4の下端部の前面又は側面、あるいは下面のいずれかを覆うものであればよい。
また、図2に示されるように給湯装置4から下方に伸びるガス管80や給水管81は、第一カバー体30内の空間304から第二カバー体31内の空間313に通された後、第二カバー体31の下端の開口部314より下方に突出して露出する。この露出部分にはガス管80や給水管81に設けた弁(不図示)を操作するための弁操作部83が設けられており、これら弁操作部83はカバー本体3をベース2に取り付けたまま操作できるようになっている。なお、前記給湯装置4に接続された出湯管82は、ガス管80や給水管81と同様、給湯装置カバー1を通して、開口部314より下方に導出してもよいし、給湯装置カバー1の適所を貫通させて外部に導出してもよい。
また、図1及び図2に示されるように第一カバー体30及び第二カバー体31は、ガスコンロ5から上昇した燃焼ガスを遮る位置に配置される。このため、ガスコンロ5で生じた燃焼ガスは給湯装置4の吸気口45に至り難くなる。また、第二カバー体31の下端の開口部314は第二カバー体31内の空間313を介して第一カバー体30内の空間304に連通する。すなわち、第二カバー体31内の空間313が第二カバー体31の開口部314を第一カバー体30内の空間304に連通させる通気路315を構成する。さらに、第二カバー体31の下端に形成された開口部314は図2に示されるようにコンロバーナー50よりも下方に配置される。従って、コンロバーナー50よりも下方に位置するガスコンロ5後方の空間は、開口部314、第二カバー体31内の空間313(通気路315)、第一カバー体30内の空間304、及び、第一カバー体30の上端の開口部306を順に介して、給湯装置4の吸気口45が存在する空間に連通することとなる。このため、給湯装置4の吸気口45には、コンロバーナー50よりも下方に位置するガスコンロ5後方の新鮮な空気を、開口部306から通気路315を介して供給できるようになっている。
また、給湯装置4の電池交換や、給湯装置4や配管8の掃除をする際等には、前記ベース2に取り付けられたカバー本体3を取り外すことができるようになっている。カバー本体3をベース2から取り外すには、例えば第一カバー体30をベース2から取り外した後、第二カバー体31をベース2から取り外す。第一カバー体30をベース2から取り外すには、ねじ92を雌ねじ部308から取り外して第一カバー体30の第二カバー体31に対する固定を解除した後、第一カバー体30をベース2に対して上側に移動する。これにより、第一カバー体30の各第一被係止部305はベース2の対応する第一係止部210から引き抜かれ、また、前記係止手段による第一カバー体30と第二カバー体31の係止が解除される。なお、前記第一カバー体30をベース2から取り外す作業は、第二カバー体31をベース2に取り付けた状態のまま行うことができるようになっている。また、第二カバー体31をベース2から取り外すには、前記のようにベース2から第一カバー体30を取り外して第二カバー体31を上側に移動するスペースを確保した上で、第二カバー体31をベース2に対して上方に移動する。これにより第二カバー体31の各第二被係止部316はベース2の対応する第二係止部211から引き抜かれる。
以上のとおり本実施形態の給湯装置カバー1は、ガスコンロ5の上方に配置される給湯装置4の下端部を覆うカバー本体3を備えることにより、給湯装置4がガスコンロ5で発生した燃焼ガスによって高温に加熱されることを防止できる。また、カバー本体3を給湯装置4が固定され且つ壁に取り付けられるベース2に対して取り付けられるようにしたことで、給湯装置4の壁に対する固定とカバー本体3の壁に対する固定を簡単な施工により行うことができる。また、給湯装置4とカバー本体3を共通のベース2に固定できるため、カバー本体3を給湯装置4に対して適切な防熱効果が得られる位置に容易に配置できる。
また、本実施形態のカバー本体3は、給湯装置4の下端部を覆う第一カバー体30と、給湯装置4から下方に伸びる配管8を覆う第二カバー体31とで構成されており、給湯装置4だけでなく配管8が高温に加熱されることも防止できる。また、第二カバー体31の下端部にガスコンロ5のコンロバーナー50よりも下方に配置される開口部314が形成され、第二カバー体31の内側に開口部314と第一カバー体30の内側の空間304とを連通させる通気路315が形成される。このため、コンロバーナー50よりも下方の新鮮な空気を、通気路315及び第一カバー体30内の空間304を介して給湯装置4の下端部近傍に供給することができ、これによりガス給湯装置である給湯装置4の不完全燃焼を生じ難くすることができる。また、第一カバー体30及び第二カバー体31を共通のベース2に取り付けたことにより、第一カバー体30及び第二カバー体31を第二カバー体31内の通気路315と第一カバー体30内の空間304とが適切に連通する位置に容易に配置することができる。
また、本実施形態の第一カバー体30はベース2に取り付けられた状態でベース2に取り付けられた第二カバー体31に係止手段及びねじ92によって固定される。このため、第一カバー体30と第二カバー体31の位置関係をより適切なものにすることができる。また、本実施形態では、第二カバー体31をベース2に取り付けたまま、第一カバー体30を前記第二カバー体31との固定を解除してベース2から取り外すことができる。このため、第一カバー体30をベース2から容易に取り外すことができ、給湯装置4の保守・点検や掃除等を容易に行うことができる。また、本実施形態では、第一カバー体30と第二カバー体31をねじ92で締結するので、第一カバー体30と第二カバー体31を強固に固定できる。また、ねじ92は手回し用頭部920を有するので、ねじ92を手で回して第一カバー体30と第二カバー体31の固定を簡単に解除することができる。また、本実施形態では第二カバー体31がベース2に着脱自在に取り付けられるため、ベース2から第二カバー体31を取り外して配管8の掃除等を行うことができる。
なお、本実施形態のねじ92は化粧ねじであるが、ねじ92はドライバー等の工具を用いて回転されるねじであってもよい。また、ねじ92を省略し、第一カバー体30及び第二カバー体31を前記係止手段による位置決めだけがなされるものとしてもよく、さらには前記係止手段による位置決めを省略してもよい。また、給湯装置4は電気等のその他の熱源によって水を加熱するものであってもよい。また、本実施形態では給湯装置4の下側にガスコンロ5を設置したが、本発明は給湯装置4の下側にガスコンロ5以外の燃焼機器や、電熱線等を用いた電気コンロ、電磁調理器(IH(Induction Heating)調理器)等を設置した場合にも適用できる。
1 給湯装置カバー
2 ベース
3 カバー本体
5 ガスコンロ
8 配管
30 第一カバー体
31 第二カバー体
50 コンロバーナー
92 ねじ
304 空間
314 開口部
315 通気路
920 手回し用頭部

Claims (5)

  1. 燃焼機器よりも上方に配設されるガス給湯装置と共に用いられるカバーであって、
    前記ガス給湯装置が固定され且つ壁に取り付けられるベースと、
    前記ベースに取り付けられて前記ガス給湯装置の下端部を覆うカバー本体を備え
    前記カバー本体が、
    前記ベースに取り付けられて前記ガス給湯装置の下端部を覆う第一カバー体と、
    前記ベースに取り付けられて前記ガス給湯装置から下方に伸びる配管を覆う第二カバー体とで構成され、
    前記第二カバー体の下端部に前記燃焼機器の燃焼部よりも下方に配置される開口部が形成され、前記第二カバー体の内側に前記開口部と前記第一カバー体の内側の空間とを連通させる通気路が形成されることを特徴とする給湯装置カバー。
  2. 前記第一カバー体が前記ベースに取り付けられた状態で前記ベースに取り付けられた第二カバー体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置カバー。
  3. 前記第一カバー体が前記第二カバー体を前記ベースに取り付けたままの状態で前記第二カバー体との固定を解除して前記ベースから取り外し可能であることを特徴とする請求項2に記載の給湯装置カバー。
  4. 前記第一カバー体と前記第二カバー体が手回し用頭部を有するねじで締結されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の給湯装置カバー。
  5. 前記第二カバー体が前記ベースに着脱自在に取り付けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の給湯装置カバー
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