JP6081142B2 - 遠心ファン用羽根車及び遠心ファン - Google Patents

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Description

この発明は、遠心ファン用羽根車及び遠心ファンに関し、特に、羽根同士が外径リングで接続された遠心ファン用羽根車及び遠心ファンに関する。
家電機器、OA機器、産業機器の冷却、換気、空調や、車両用の送風機などに、遠心ファン(遠心式ファン)が広く用いられている。遠心ファンとしては、例えば、羽根車に設けられている複数の羽根を支えるように、複数の羽根の、吹き出し口側の先端部に接続された外径リングを有するものがある。
特許文献1には、羽根の先端部にリング部材が接続されているオープンインペラ型の羽根車を有する遠心ファンの構造が開示されている。特許文献1には、ベルマウスを使用するタイプの遠心ファンにおいて、騒音性能の悪化を抑えることを企図し、羽根に空気吸い込み口の内側に入り込む突出部を形成することが開示されている。
なお、特許文献2や特許文献3には、外径リングを有していない羽根車の構造が開示されている。
すなわち、特許文献2には、多翼ファンの羽根車において、P−Q特性の向上を図るため、羽根の出口先端部を回転方向へ曲げて成形することが記載されている。この羽根車は、オープンインペラ型のものではなく、上下板に挟まれた構造を有しているものである。
また、特許文献3には、ターボファンにおいて、羽根車の回転軸に垂直な平面における断面において、羽根のうち羽根車の外周に近い部分が、羽根車の外周縁に垂直に近づくように曲げられている構造が開示されている。特許文献3では、送風音を低減するために、このような構造が採用されている。
特開2012−47162号公報 特開2001−12389号公報 特開平7−4389号公報
図19は、外径リングを有する従来の遠心ファン用の羽根車を示す平面図である。図20は、従来の羽根車の側断面図である。
図19及び図20を参照して、従来の遠心ファン用の羽根車810について説明する。羽根車810は、大まかに、円盤状の主板831と、複数の羽根851と、円環状の外径リング861とを有している。主板831の中央部には、ロータホルダ833が形成されている。羽根車810は、ロータホルダ833の内側にモータのロータが配置された状態で、モータの駆動力により、ロータホルダ833の中央に設けられるシャフト871を中心に回転する。羽根車810は、図19の矢印Rで示される方向に回転する。これにより、羽根車810は、上方より吸い込んだ流体を、羽根車810の側方に排出する。
複数の羽根851は、主板831の中央部を中心とする円周方向に並ぶように配置されている。各羽根851は、後ろ向き翼であって、平面視で羽根車810の中央部から緩やかな渦巻き形状を成すように形成されている。
各羽根851は、その後縁部851bにおいて、外径リング861の内側に接続されている。外径リング861は、主板831から上方に離れた、各羽根851の後縁部851bの上部に接続されている。
外径リング861の内径(直径)、主板831の外径(直径)、羽根51の高さ、外径リング861の高さは、それぞれ、例えば、113ミリメートル、111ミリメートル、20ミリメートル、1ミリメートル程度に設定されている。
ところで、このような従来の羽根車810において、羽根851が渦巻き形状であるので、羽根851の後縁部851bと外径リング861の内周部とが鋭角(ここでは、角度が小さく、鋭い角度となることをいう。)に接続されている。すなわち、羽根851と外径リング861との接続部分において、羽根851の圧力面と外径リング861の内側面との成す角(接続角)が鋭角になる。そのため、次のような問題が生じる。
すなわち、このような羽根車810を成形するための金型において、羽根車810と外径リング861との接続部分は、鋭角で鋭い形状となる。しかしながら、このような形状の金型は破損しやすいものであり、羽根車810を量産する際にトラブルが生じる可能性があるという問題があった。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、高い特性を有し、容易に量産可能な遠心ファン用羽根車及び遠心ファンを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、遠心ファン用羽根車は、略水平に配置された円盤状の主板と、主板の上方に、主板の中央部を中心とする円周方向に並ぶように配置された後ろ向き翼である複数の羽根と、複数の羽根のそれぞれを互いに接続するように配置された環状の外径リングとを備え、外径リングは、それぞれの羽根の流体吹き出し口側の先端部に接続されており、羽根の圧力面は、回転軸の伸びる方向から見て、先端部の近傍部分を除く部分において隣り合う円弧同士が正接するようにして複数の円弧をつなげた形状を有し、かつ、先端部の近傍部分において円弧の延長線上の起点から羽根車の回転方向に曲がった直線状の形状を有しており、回転軸の伸びる方向から見て、羽根の先端部と外径リングとが接続する部分において、羽根の圧力面と外径リングの表面とが成す接続角は、45度以上80度以下であって、回転軸の伸びる方向から見て、先端部の近傍部分における羽根の圧力面と、先端部の近傍部分を除く部分における羽根の圧力面の起点における接線とがなす角度は、135度以上である
好ましくは、羽根は流体吸い込み口側から流体吹き出し口側まで略均一な翼厚を有する。
好ましくは、外径リングの上下方向の寸法は、羽根の肉厚の1倍以上であって3倍以下である。
好ましくは、外径リングには、主板の中央部を中心とする円周方向に並ぶように配置された複数の肉盗み部が設けられている。
好ましくは、主板の外径寸法は、外径リングの内径寸法よりも小さい。
好ましくは、羽根の先端部の上端から外径リングの下端までの上下方向の寸法は、羽根の先端部の上端から主板の上面までの寸法の50パーセント以下である。
好ましくは、主板、複数の羽根、及び外径リングが一体成形されている。
この発明の他の局面に従うと、遠心ファンは、上述に記載の遠心ファン用羽根車と、遠心ファン用羽根車の主板に取り付けられた回転軸を回転させるためのモータとを備える。
これらの発明に従うと、外径リングは、それぞれの羽根の流体吹き出し口側の先端部に接続されており、羽根は、先端部の近傍部分において羽根車の回転方向に曲がった形状を有している。したがって、高い特性を有し、容易に量産可能な遠心ファン用羽根車及び遠心ファンを提供することができる。
本実施の形態に係る遠心ファン用羽根車を上方から見た斜視図である。 羽根車を下方から見た斜視図である。 羽根車の平面図である。 羽根車の側断面図である。 羽根車を底面側から見た斜視図である。 羽根車を上方から見た斜視図である。 羽根車の側面図である。 流体吹き出し口から排出される空気の流速を可視化した図である。 羽根を拡大して示す平面図である。 羽根の後縁部の近傍部位の形状を示す図である。 羽根車の成型方法を説明する斜視図である。 可動型金型を示す斜視図である。 図12の範囲Zを示す拡大図である。 羽根車を用いた遠心ファンのP−Q線図である。 羽根車を用いた遠心ファンの騒音特性図である。 羽根車を用いた遠心ファンの外径リングの高さ別のP−Q線図である。 羽根車を用いた遠心ファンの外径リングの高さ別の騒音特性図である。 本実施の形態の一変型例に係る遠心ファンの羽根車を示す図である。 外径リングを有する従来の遠心ファン用の羽根車を示す平面図である。 従来の羽根車の側断面図である。
以下、本発明の実施の形態の1つにおける遠心ファンについて説明する。
遠心ファンは、羽根車と、それを回転させるモータと、ケーシングとを備えている。遠心ファンは、例えば、冷蔵庫庫内の空気を循環させるために冷蔵庫筐体に取り付けられる循環ファンなどの用途に用いられるものである。
本実施の形態において、羽根車は、主板の上方に複数の羽根が配設され、その複数の羽根の外周に外径リングが接続されてなる、オープンインペラ形状のものである。羽根車は、後述するように、2分割構造の金型を用いて、樹脂を用いて一体成形される。なお、羽根車は、その全体が一体成形されるものに限られない。羽根車は、部分的に、成形工程の後で組み付けられることで構成されるものであってもよい。
[羽根車の構造について]
図1は、本実施の形態に係る遠心ファン用羽根車を上方から見た斜視図である。図2は、羽根車を下方から見た斜視図である。図3は、羽根車の平面図である。図4は、羽根車の側断面図である。
図1から図4を参照し、羽根車の構造について説明する。羽根車10は、主板31と、主板の上方(図4において左方向)に配置された複数の羽根51と、複数の羽根51の外周に配置された外径リング61とを有している。羽根車10は、主板31、複数の羽根51、及び外径リング61が樹脂を用いて一体成形されて構成されている。
図4に示されるように、羽根車10において、上面が流体吸い込み口13となり、側周面が流体吹き出し口15となる。図1から図3において、矢印Rは、羽根車10の回転方向を示す。羽根車10は、回転方向Rに回転すると、流体吸い込み口13から空気(流体)を吸い込み、その空気を、流体吹き出し口15から排出する。空気は、羽根車10の回転軸である、羽根車10の中央部に配置されたシャフト71から離れる方向に排出される。
図4に示されるように、羽根車10は、モータ200(図4で二点鎖線で示す)に取り付けられて、遠心ファンとして用いられる。モータ200は、羽根車10を、回転方向Rに回転させる。
図3に示されるように、主板31は、円盤状である。主板31は、略水平に配置されている(図3において紙面に平行に配置されている。)。主板31の中央部には、ロータホルダ33が形成されている。ロータホルダ33は、主板31の他の部分から上方に突出している。ロータホルダ33は、主板31の他の部分と傾斜部34を介して接続されている。
本実施の形態において、羽根車10は、例えば10個の羽根51を有している。すべての羽根51は、主板31の上面に、主板31から上方に突出するように配置されている。これらの羽根51は、主板31の中央部のロータホルダ33を中心とする円周方向(ロータホルダ33の中央に立設されているシャフト71を中心とする円周方向)に、等間隔で並ぶように配置されている。
図3に示されるように、平面視で、各羽根51は、シャフト71に近い側の部位である前縁部51a(流体吸い込み口13側の部位)から、シャフト71から離れた側の部位である後縁部51b(流体吹き出し口15側の部位)まで、略均一の翼厚tを有している。
各羽根51は、後ろ向き翼(後退翼)である。図3に示されるように、羽根51は、平面視で、シャフト71から離れるにつれて、前縁部51aから回転方向Rの反対方向に伸びる形状を有している。すなわち、後縁部51bよりも前縁部51aの方が、回転方向Rで前方に位置している。各羽根51は、平面視で緩やかな渦巻き形状を成すように、若干湾曲した形状を有している。
外径リング61は、円環形状を有している。外径リング61は、複数の羽根51のそれぞれに接続されている。換言すると、外径リング61は、複数の羽根51のそれぞれを互いに接続するように配置されている。外径リング61は、各羽根51の後縁部51bに、すなわち流体吹き出し口15側の先端部に接続されている。各羽根51の後縁部51bが外径リング61の内側面に接続され、外径リング61は、後縁部51bよりもシャフト71から離れた位置に配置されている。
図4に示されるように、外径リング61は、羽根車10中の上部に位置している。本実施の形態においては、各羽根51の後縁部51bの上面と、外径リング61の上面とが、略同一の高さに位置している。
ここで、図1に示されるように、外径リング61には、複数の肉盗み部63が設けられている。複数の肉盗み部63は、主板31の中央部を中心とする円周方向すなわちシャフト71を中心とする円周方向に略等間隔に並ぶように配置されている。各肉盗み部63は、外径リング61の上面から下方に窪むように形成された、凹部である。
このような肉盗み部63が形成されていることにより、羽根車10の重量や慣性モーメントを小さくすることができる。また、肉盗み部63を設けることで、羽根車10の成形性を向上させることができ、かつ、羽根車10のバランスを容易に取ることができる。すなわち、外径リング61の断面積を大きくしてより大きな剛性が確保されるようにしても、肉盗み部63を形成することで、羽根車10の樹脂成形時の樹脂の引けを防止して、変形を防ぐことができる。また、金型によって各肉盗み部63の寸法や位置を変更したり、肉盗み部63にウエイトを取り付けたりすることができ、肉盗み部63を羽根車10のバランス取りの調整孔として利用することもできる。
図2に示されるように、主板31の底面は、ロータホルダ33が形成されていることにより、上方に窪んでいる。このように窪んだロータホルダ33の内側は、有底円筒形状を有している。ロータホルダ33の内側には、シャフト71と、ロータヨーク72とが配置されている。
シャフト71は、ロータホルダ33の天面に差し込まれて固定されている。シャフト71は、モータ200により回転自在に保持される。
図4に示されるように、ロータヨーク72は、円筒形状を有している。ロータヨーク72は、ロータホルダ33の内側に挿入されて、ロータホルダ33により保持されている。ロータヨーク72の内側には、例えばマグネットやステータコアなど、モータ200の構成部品(図示せず)が配置される。モータ200は、例えば、ロータヨーク72にマグネットが固定されてなる、ブラシレスモータである。
図5は、羽根車10を底面側から見た斜視図である。
図5において、シャフト71及びロータヨーク72の図示は省略されている。図5に示されるように、傾斜部34は、ロータホルダ33の周囲に円環状に配置されている。傾斜部34の底面側には、主板31の底面と略同じ高さまで伸びるように形成されたリブ37が設けられている。これにより、強度を確保しつつ、傾斜部34の肉厚を主板31の肉厚と略均一にすることができ、羽根車10を容易に成形できるようになっている。
また、傾斜部34において、リブ37の所々には、小さな円柱状の円柱部38が形成されている。図5に示されているように、円柱部38は、羽根車10の回転軸まわりに略均等な間隔で、5箇所に配置されている。本実施の形態において、円柱部38は、例えば、離型時にエジェクタピンが当てられる部位となる。また、円柱部38は、成形時においてゲートが設けられる部位である。
[各部位の寸法について]
図6は、羽根車10を上方から見た斜視図である。図7は、羽根車10の側面図である。
図6において、寸法Dは、主板31の外径寸法Dを示す。また、寸法dは、外径リング61の内径寸法dを示す。図7において、寸法Hは、羽根51の高さH、すなわち上下方向の寸法を示す。寸法hは、外径リング61の高さh、すなわち上下方向の寸法を示す。角度fは、羽根51の後縁部51bの、羽根車10の回転軸に対する傾斜角fを示す。本実施の形態においては、これらの寸法等は、次のようである。
外径リング61の内径寸法dは、直径113ミリメートルである。
主板31の外径寸法Dは、直径111ミリメートルである。
羽根51の高さHは、20ミリメートルである。
外径リング61の高さhは、3ミリメートルである。
後縁部51bの傾斜角fは、3度である。
外径リング61の高さhは、羽根51の肉厚tの1倍以上であって3倍以下であればよい。本実施の形態においては、羽根51の肉厚tは例えば1.5ミリメートル程度であるのに対し、外径リング61の高さhは、その2倍の3ミリメートル程度に設定されている。このようにすることにより、羽根51と外径リング61とが、十分な強度が確保された状態で接続される。また、羽根車10の全体の剛性を、バランス良く向上させることができる。
主板31の外径寸法Dは、外径リング61の内径寸法dよりも小さくなっている。このように構成することで、羽根車10を簡素な構成の金型で成形できるようになる。本実施の形態においては、主板31の外径は、外径リング61の内径よりも、半径で1ミリメートルほど小さくなっている。このように、平面視で、主板31の外周縁と外径リング61の内周縁との間隔を最低で1ミリメートル程度確保することで、羽根車10を成形するための金型を、可動側と固定側との2分割構造とすることができる。
なお、このように主板31の外径寸法Dが外径リング61の内径寸法dより小さい場合には、羽根51の後縁部51bは、羽根車10の回転軸に対して傾斜した状態となる。本実施の形態では、羽根51の高さHが20ミリメートルであるため、傾斜角fが3度となっている。
ここで、後縁部51bの上端から外径リング61の下端までの上下方向の寸法は、後縁部51bの上端から主板31の上面までの寸法の50パーセント以下となるように設定されていればよい。換言すると、外径リング61の高さhは、羽根51の高さHの50パーセント以下となるように設定されていればよい。本実施の形態においては、外径リング61の高さhは3ミリメートルであり、高さHの15パーセント程度となっている。
図8は、流体吹き出し口15から排出される空気の流速を可視化した図である。
図8は、本実施の形態における羽根車10と略同様の羽根車についてのシミュレーション結果を示す。図8において、破線Vは、後縁部51bの上端から、羽根51の高さHの50パーセントの距離だけ離れた位置を示している。破線V1は、後縁部51bの上端の位置を示している。破線V2は、主板31の上面の位置を示している。
図8において、濃色で着色された部分ほど、空気の流速が早いことを示している。図8に示される可視化結果によれば、主板31から約50パーセントの高さ範囲(破線Vよりも下方の範囲)から吹き出される空気が、流体吹き出し口15から吹き出される空気のほとんどを占めていることがわかる。主板31から約50パーセントの高さ範囲における風量は、流体吹き出し口15の全範囲における風量の98%以上を占める。したがって、外径リング61の高さhを羽根51の高さHすなわち流体吹き出し口15の高さの50パーセント以下とすることにより、空気の吹き出しが外径リング61により遮られることを防止できる。
なお、外径リング61の高さhを大きくすると、羽根車10の質量や使用材料費、及び肉盗み部63の深さなどにも影響が及ぶ。そのため、高さhは必要以上に大きくする必要はなく、羽根51や外径リング61の剛性等を鑑み、適切な寸法に設定すればよい。例えば、羽根車10の一体成形性、特性、及び剛性などを鑑み、高さhは高さHの15パーセント以下に設定することが望ましい。
[羽根51の詳細形状について]
ここで、羽根51は、その先端部の近傍部分、すなわち後縁部51bの近傍部位において、羽根車10の回転方向Rに曲がった形状を有している。
図9は、羽根51を拡大して示す平面図である。
図9に示されるように、羽根51は、圧力面53と負圧面54とを有している。圧力面53は、羽根車10の回転方向Rの前側に面している。負圧面54は、圧力面53とは逆側に面している。
各羽根51の具体的な形状は、例えば次のようである。すなわち、羽根車10の回転軸の伸びる方向から圧力面53を見たとき、その形は、大まかに、複数の円弧(例えば3種類の円弧)をつなげた形状を有している。これらの円弧は、隣り合う円弧同士が正接するようにして接続されている。これにより、羽根51は基本的に、シャフト71から離れるに従って徐々に回転方向Rの後ろ側の羽根51に向けて湾曲して羽根車10の側周に近づきにくくなるような、緩やかな渦巻き形状を有している。
しかしながら、本実施の形態において、羽根51の後縁部51bの近傍部位、すなわち外径リング61の近傍部位は、それよりシャフト71に近い部分とは異なり、急激に羽根車10の側周に近づくように、回転方向Rに向けて反っている。
このようにして回転方向Rに向けて反った羽根51の後縁部51bと外径リング61の内周とが接続する部分において、羽根51の圧力面53と外径リング61の内側面とが成す接続角A1は、30度以上90度以下となるように構成されていればよい。本実施の形態においては、接続角A1は、例えば、59.4度となっている。
図10は、羽根51の後縁部51bの近傍部位の形状を示す図である。
図10を参照し、後縁部51bと外径リング61とが接続される部分の形状の詳細について、さらに説明する。平面視における後縁部51bの近傍部位の形状は、例えば、次のようにして設定される。
すなわち、まず、外径リング61と羽根51との接続部P1における、外径リング61の内周円弧の接線K1を定める。そして、接続部P1における接線K1に対する羽根51の圧力面53(直線K2)の角度A1(接続角)を定める。角度A1は、例えば、後述の角度範囲に設定されればよい。
次に、接線K1からシャフト71に向けて離れた距離Lが1ミリメートル以上となり、かつ、羽根51の圧力面53側の円弧の延長線上であって直線K2との交点となる起点P2を求める。圧力面53の起点P2における接線K4と直線K2とが成す角度A2が、135度以上になるように、起点P2を求める。本実施の形態においては、角度A2は、例えば、147.8度程度になるように構成されている。
そして、平面視で、求められた起点P2付近を通り、直線K2と圧力面53に対応する線とを円弧又は滑らかな曲線で接続する。起点P2から先端の部分と羽根51とが連続する部位は、R形状若しくは滑らかな曲線で接続される。このとき、外径リング61と羽根51の後縁部51bとの接続部分は、それより内側の圧力面53に対応する線及びそれを外径リング61に向け外挿した線よりも、回転方向Rの前方寄りに位置する。
ここで、接続角A1は、例えば、30度以上90度以下、より好ましくは、金型の構造を鑑み、45度以上80度以下に設定すればよい。本実施の形態では、接続角A1は、59.4度に設定されている。
このように各羽根51の後縁部51bが曲げられているので、後縁部51bが曲げられていない場合と比較して、接続角A1の大きさが大きくなる。接続角A1が上述の所定の角度範囲内に納まるように構成されているので、羽根車10を形成するための金型の寿命を向上させることができる。
[羽根車10の成型方法について]
図11は、羽根車10の成型方法を説明する斜視図である。
図11に示されるように、本実施の形態において、羽根車10は、合成樹脂を用いて、金型2分割構造で、一体成形される。すなわち、金型としては、可動側金型980と、固定側金型990とが用いられる。
固定側金型990は、主に、羽根車10の底面側を成形する。固定側金型990の底面側(図11において左側)には、樹脂を注入するためのランナが示されている。本実施の形態において、例えば5ヶ所のゲートを介して樹脂が注入されるが、ゲートの数や位置はこれに限られない。例えば10ヶ所のゲートを介して樹脂が注入されるようにし、羽根車10のバランスがより高くなるようにしてもよい。
図12は、可動側金型980を示す斜視図である。
図12に示されるように、可動側金型980は、主に、羽根車10の上面を成形する。すなわち、可動側金型980は、肉盗み部63や、複数の羽根51を成形する。可動側金型980は、空気の流路となる部位を形成する突出部982を有している。突出部982には、羽根51を形成するための溝が形成されている。
図11に戻って、可動側金型980の上面側(図11において右側)には、エジェクタピン995が示されている。エジェクタピン995は、成形後に可動側金型980から羽根車10の方に差し込まれる。これにより、羽根車10は、可動側金型980から押し下げられ、脱型される。
図13は、図12の範囲Zを示す拡大図である。
ここで、本実施の形態においては、上述のように羽根51の後縁部51bが回転方向Rに曲げられており、接続角A1が比較的大きくなっているので、可動側金型980のうち当該部位を成形する部分の形状も、鋭角となる度合いが軽減されている。すなわち、図13に示されるように、後縁部51bの圧力面53側の部分の形状は、突出部982のうち先端部982bにより形成される。ここで、後縁部51bの接続角A1が上述のように大きくなっているので、平面視で、先端部982bが成す角度も大きくなる。このように先端部982bが鋭角となる度合いが軽減され、先端部982bの厚みが確保されるので、先端部982bが破損しにくくなる。したがって、可動側金型980の寿命が長くなり、容易に羽根車10を成形できるようになる。その結果として、羽根車10の製造コストを低減することができる。
[遠心ファンの特性の従来との比較]
ところで、本実施の形態においては、従来と比較して、上下方向の寸法が大きい外径リング61により、羽根51同士が接続されている。このような外径リング61の高さの違いにより、羽根車10は、従来の構造を有するものと比較して、次のような特性を有している。
ここで、以下において比較対象として示す従来のものは、外径リングの高さが1ミリメートルであるものである。他方、「本実施の形態」として示すものは、外径リング61の高さhは3ミリメートルである。ただし、羽根51の形状は、「本実施の形態」として示すものも、従来のものと同様としている。
図14は、羽根車10を用いた遠心ファンのP−Q線図である。
図14においては、従来の遠心ファン(破線で示す)と比較して、羽根車10を用いた遠心ファンのP−Q線図が示されている。グラフからわかるように、本実施の形態に係る遠心ファンは、最大静圧時から最大流量時までの中域までにおいては、従来のものと同様の特性を有する。しかしながら、流量が高い高域では、特性が向上し、同一の静圧において最大流量が大きくなる。すなわち、本実施の形態に係る遠心ファンは、高い効率を有するといえる。
図15は、羽根車10を用いた遠心ファンの騒音特性図である。
図15に示されるように、毎分1400回転から毎分1700回転程度の範囲では、従来のものよりも本実施の形態に係る遠心ファンの方が騒音値が低くなる。他方、毎分1700回転以上の領域では、従来のものの方が、本実施の形態に係る遠心ファンよりも騒音値が低くなる。
ここで本実施の形態に係る遠心ファンが通常使用される回転数範囲は、例えば、毎分1500回転から1700回転弱程度までの範囲である。したがって、本実施の形態に係る遠心ファンの方が、通常使用される範囲においては、騒音値が低くなるといえる。
[外径リング61の高さと遠心ファンの特性との関係]
次に、羽根51の後縁部51bが上述のように曲がっている場合において、外径リング61の高さhを、1ミリメートルとした場合(1mmの場合)、2ミリメートルとした場合(2mmの場合)、3ミリメートルとした場合(3mmの場合)のそれぞれにおける遠心ファンの特性を比較すると、次のようである。
図16は、羽根車10を用いた遠心ファンの外径リング61の高さ別のP−Q線図である。
図16に示されるように、1mmの場合、2mmの場合、及び3mmの場合で、それほど特性に違いはない。すなわち、外径リング61の高さhは、1ミリメートルから3ミリメートルの間で、P−Q特性にそれほど影響を与えないまま、羽根車10の剛性や使用樹脂量、羽根51の変形度などを鑑みて、適宜設定することができる。
図17は、羽根車10を用いた遠心ファンの外径リング61の高さ別の騒音特性図である。
図17に示されるように、騒音特性については、外径リング61の高さhが大きい方が(外径リング61が厚い方が)、回転数範囲の全域にわたって、騒音値が小さくなる傾向にある。これは、外径リング61の高さhが大きい方が、羽根車10の剛性が高くなることによると考えられる。したがって、外径リング61の高さが1ミリメートルから3ミリメートルの範囲においては、騒音の発生を抑えるためには外径リング61の高さを大きくした方が良いといえる。
[実施の形態における効果]
以上のように構成された、外径リングを有する遠心ファン用羽根車では、その羽根と外径リングとの接合部において、羽根の後縁部が回転方向に曲げられている。したがって、羽根車を成形するための金型の寿命を延ばすことができる。また、風量、静圧、騒音などについての遠心ファンの特性を低下させることなく、剛性の高い羽根車を構成することができる。
羽根は渦巻き形状を有し、羽根の肉厚は吸い込み口側から吹き出し口側まで均一であるので、羽根車を軽量化することができる。外径リングの高さは、羽根の肉厚の1倍以上3倍以下であるので、羽根と外径リングとの接続部の強度を確保し、羽根車全体の剛性を上げることができる。
外径リングには、肉盗み部が形成されているので、羽根車を容易に成形することができる。また、羽根車のバランスを取ることもできる。外径リングの高さ方向の寸法は、羽根の高さの50パーセント以下であるので、送風特性を低下させることなく、効果的に剛性を高くすることができる。外径リングの高さを羽根の高さの15パーセント以下にすることにより、より効果的に本効果を得ることができる。
羽根車は、合成樹脂を用いて一体成形されている。また、主板の外形寸法は外径リングの内径よりも小さくなっている。したがって、2分割構造の金型構造を採用し、高いバランスを有する羽根車を容易に、低コストで製造することができる。
[その他]
羽根と外径リングとの接続角は、上述の角度に限られない。例えば、90度とすることもできる。
図18は、本実施の形態の一変型例に係る遠心ファンの羽根車を示す図である。
図18に示されるように、羽根車110は、上述の実施の形態に係る羽根車10とは後縁部の形状が異なる羽根151を有しているほか、羽根車10と同様に構成されている。なお、図18において、外径リング61の肉抜き部の図示は省略されている。
本変型例において、羽根151のうち後縁部151bの近傍部位は、回転方向Rの方向に折れ曲がるようにして、外径リング61の内周面に略垂直に接続されている。すなわち、平面視で、外径リング61の内周面の接続点P1における接線と、後縁部151bの圧力面53に対応する直線K2とは、略直交している。
このように、羽根151と外径リング61との接続角が略90度である場合においても、上述と同様の効果を得ることができる。すなわち、羽根車110を成形するための金型において、後縁部151b部分を成形するための先端部は、90度の角を有するように構成されていればよい。したがって、金型が損傷しにくいものとなり、金型を長寿命化させることができる。
羽根車において、ロータホルダ部分や肉抜き部などの形状、位置、及び有無は、上述のものに限られない。羽根の枚数は、上述よりも多くてもよいし、少なくてもよい。各羽根において、後縁部を除く部分の形状は、上述のものに限られない。
遠心ファン用羽根車としては、オープンインペラ型のものに限らず、シロッコ型・ラジアル型などのあらゆる遠心ファンに適用可能に構成することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10,110 遠心ファン用羽根車
13 流体吸い込み口
15 流体吹き出し口
31 主板
33 ロータホルダ
51,151 羽根
51a 前縁部
51b,151b 後縁部(先端部)
53 圧力面
54 負圧面
61 外径リング
63 肉盗み部
71 シャフト(羽根車の回転軸)
72 ロータ
200 モータ
A1 接続角
R 羽根車の回転方向
t 羽根車の肉厚

Claims (8)

  1. 略水平に配置された円盤状の主板と、
    前記主板の上方に、前記主板の中央部を中心とする円周方向に並ぶように配置された後ろ向き翼である複数の羽根と、
    前記複数の羽根のそれぞれを互いに接続するように配置された環状の外径リングとを備え、
    前記外径リングは、前記それぞれの羽根の流体吹き出し口側の先端部に接続されており、
    前記羽根の圧力面は、回転軸の伸びる方向から見て、前記先端部の近傍部分を除く部分において隣り合う円弧同士が正接するようにして複数の円弧をつなげた形状を有し、かつ、前記先端部の近傍部分において前記円弧の延長線上の起点から前記羽根車の回転方向に曲がった直線状の形状を有しており、
    回転軸の伸びる方向から見て、前記羽根の先端部と前記外径リングとが接続する部分において、前記羽根の圧力面と前記外径リングの表面とが成す接続角は、45度以上80度以下であって、
    回転軸の伸びる方向から見て、前記先端部の近傍部分における前記羽根の圧力面と、前記先端部の近傍部分を除く部分における前記羽根の圧力面の前記起点における接線とがなす角度は、135度以上である、遠心ファン用羽根車。
  2. 前記羽根は流体吸い込み口側から流体吹き出し口側まで略均一な翼厚を有する、請求項1に記載の遠心ファン用羽根車。
  3. 前記外径リングの上下方向の寸法は、前記羽根の肉厚の1倍以上であって3倍以下である、請求項1又は2に記載の遠心ファン用羽根車。
  4. 前記外径リングには、前記主板の中央部を中心とする円周方向に並ぶように配置された複数の肉盗み部が設けられている、請求項1からのいずれか1項に記載の遠心ファン用羽根車。
  5. 前記主板の外径寸法は、前記外径リングの内径寸法よりも小さい、請求項1からのいずれか1項に記載の遠心ファン用羽根車。
  6. 前記羽根の先端部の上端から前記外径リングの下端までの上下方向の寸法は、前記羽根の先端部の上端から前記主板の上面までの寸法の50パーセント以下である、請求項1からのいずれか1項に記載の遠心ファン用羽根車。
  7. 前記主板、前記複数の羽根、及び前記外径リングが一体成形されている、請求項1からのいずれか1項に記載の遠心ファン用羽根車。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の遠心ファン用羽根車と、
    前記遠心ファン用羽根車の主板に取り付けられた回転軸を回転させるためのモータとを備える、遠心ファン。
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