JP3165611U - 環状軸流ファンの平衡構造 - Google Patents

環状軸流ファンの平衡構造 Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器の空冷ファンにおいて、重量の偏芯などによる回転の偏りを調整する。【解決手段】ホイール20およびリング部30を有し、リング部30はホイール20の外側を取り巻くように設けられ、ホイール20とリング部30との間に環状空気流路31が形成されている。環状空気流路31に複数の羽根40が設けられ、羽根40はホイール20の外側に連接した内端41、およびリング部30の内側に連接した外端42を有する。リング部30の周囲に沿って複数の凹部34が設けられている。凹部34内にバランスウェイトを設置する収納空間341が設けられて重さの平衡を調節する。【選択図】図2

Description

本考案は、環状軸流ファンの平衡構造に関し、特に、迅速に環状軸流ファンの平衡を調整し、平衡回転を保持する環状軸流ファンの平衡構造に関する。
パソコンなどの電子情報機器の使用が日増しに普及し、応用範囲が広範に及んでいる。需要の増加により電子情報機器産業が迅速に発展し、演算速度の向上および保存容量の増加が求められている。しかし、電子デバイスが高速で稼動すると高温になってしまうため、放熱器および放熱ファンを設けて放熱を行なう必要があった。
環状軸流ファンは、ファンのホイールの外側に複数の羽根が形成され、羽根の外端にリング部が設けられている。環状軸流ファンが射出成型される工程において、射出材料の偏りによりホイール、羽根およびリング部の重量が不均等になり、環状軸流ファンの駆動回転時の均衡性に悪影響を与えた。ホイール、羽根およびリング部の重量が不均等な場合、駆動回転時に偏りが発生し、回転軸と軸筒との間で摩擦及び振動が増加し、騒音が発生するだけでなく、回転軸の金属疲労を早めて寿命を縮め、十分な放熱効果を得られることができなかった。それが環状軸流ファンを用いた製品の品質を低下させることになった。
以下、従来技術を図面に基づいて説明する。図1を参照する。図1は、従来の環状軸流ファンを示す斜視図である。図1に示すように、従来の環状軸流ファン70は、ホイール71およびリング部72を具える。ホイール71とリング部72との間には、複数の羽根73がある。ホイール71およびリング部72は、環状軸流ファン70の中心に対してそれぞれ異なる軸距離を有する。環状軸流ファン70が駆動回転時に、重量が不均等のため、偏りが発生した場合、ホイール71上にバランスウェイトの取付を行なう。ホイール71には複数の凹部711が設けられ、凹部711内にバランスウェイトの取り付けを行なってバランスをとる。ホイール71およびリング部72は、環状軸流ファン70の中心に対してそれぞれ異なる軸距離を有するため、ホイール71上に取り付けるバランスウェイトの重さがリング部72の数倍にならないと均衡が得られない。そのため、ホイール71上に取り付けられるバランスウェイトにコストがかかる。また、ホイール71にバランスウェイトの取り付けを行うと、環状軸流ファン70の駆動時にリング部72の重さの不均衡により環状軸流ファン70の回転時に偏りが発生し、環状軸流ファン70の回転軸と軸筒との間で摩擦及び振動が増加し、これを解決するために、バランスウェイトを調整するのに時間がかかった。以上をまとめると、以下の三つの短所があることが分かる。1、多くのバランスウェイトをホイール上に取り付けないと均衡が得られない。2、ホイール上にバランスウェイトを取り付けて均衡が得られても、リング部の軸距離および重さの不均等により悪影響を受け易い。3、材料コストおよび取り付けコストがかかる。以上から、いかにして上記の短所を解決するかが現在の課題である。
2006−322325号公報 2010−25087号公報
本考案の目的は、羽根の破損を防ぎ、迅速に環状軸流ファンの平衡を調整し、平衡回転を保持する環状軸流ファンの平衡構造を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本考案は、環状軸流ファンの平衡構造を提供する。本考案の環状軸流ファンの平衡構造は、ホイールおよびリング部を具える。リング部は、ホイールの外側を取り巻くように設けられている。ホイールとリング部との間に環状空気流路が形成されている。環状空気流路に複数の羽根が設けられ、羽根はホイールの外側に連接した内端、およびリング部の内側に連接した外端を有する。リング部の周囲に沿って複数の凹部が設けられている。凹部内に少なくとも一つのバランスウェイトを出し入れする収納空間が設けられ、重さの平衡を調節する。
本考案の環状軸流ファンの平衡構造は、リング部にバランスウェイトを取り付けることによりバランスウェイトの使用量を減少させることができる。また、同時にリング部軸距離および重さの不均等によりファンの平衡が影響を受けるのを防ぐことができる。これにより、材料および取り付けコストが節約でき、環状軸流ファンの寿命を延長させることができる。
従来の環状軸流ファンを示す斜視図である。 本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す斜視図である。 本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。 本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す分解断面図である。 本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。 本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す斜視図である。 本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。 本考案の第2の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。 本考案の第2の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。 本考案の第3の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。 本考案の第3の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2および図3を参照する。図2は、本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す斜視図である。図3は、本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。図2および図3に示すように、本考案の環状軸流ファン10は、ホイール20およびリング部30を有する。リング部30は、ホイール20の外側を取り巻くように設けられている。ホイール20とリング部30との間に環状空気流路31が形成されている。リング部30の上下両側にそれぞれ第1の頂面32および第2の頂面33が設けられている。第1の頂面32は、ホイール20の中心に対する円半径が、第2の頂面33のホイール20の中心に対する円半径より、大きくても、小さくても、等しくてもよい。本実施形態において、第1の頂面32は、ホイール20の中心に対する円半径が、第2の頂面33のホイール20の中心に対する円半径と等しい。
環状空気流路31には、複数の羽根40が設けられ、羽根40は、ホイール20の外側(リング部30に対する側)に沿ってリング部30の内側(ホイール20に対する側)に放射状に延伸して連接している。つまり、羽根40は、内端41および外端42を有し、羽根40の内端41は、ホイール20の外側に連接し、羽根40の外端42は、リング部30の内側に連接している。リング部30の第1の頂面32上に、その円周に沿って複数の凹部34が設けられ、凹部34内に収納空間341が設けられている。
図4および図5を参照する。図4は、本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す分解断面図である。図5は、本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。図4および図5に示すように、ホイール20は、内周面に沿ってロータマグネット21が貼り付けられている。ホイール20およびロータマグネット21の内部の中央に回転軸22が設けられている。環状軸流ファン10は、その回転軸22を底座50の軸筒51に挿着される。軸筒51は、固定子52に挿着されている。環状軸流ファン10は、回転軸22を中心に底座50上にファン装置として形成されている。
ファン装置が電流を供給されて駆動すると、環状軸流ファン10がロータマグネット21および固定子52の電磁作用により底座50上でホイール20およびリング部30を、回転軸22を中心に回転させ、その回転によって気流が発生し、熱対流作用により熱源が発生した熱量が放熱される。
図6および図7を参照する。図6は、本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す分解断面図である。図7は、本考案の第1の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。図6および図7に示すように、複数の凹部34は、第1の頂面32に沿って設けられ、凹部34の内部に少なくとも一つのバランスウェイト60を配置する収納空間341を設けている。バランスウェイト60は、凹部34内にしっかり固定される。ホイール20、リング部30および羽根40の重さが不均等な場合、環状軸流ファン10が回転時において、不均衡な状態および/または振動が発生する。この際、少なくとも一つの収納空間341内に、少なくとも一つのバランスウェイト60を設けてホイール20、リング部30および羽根40間の重さの分布を調整する。リング部30上でウェイトを調整するのは、ホイール20上でウェイトを調整するのに比べて、力点と支点間の距離が長いため、バランスウェイト60の使用量を効果的に節約することができる。また、ホイール20とリング部30との間において、軸距離および重さの不均等により環状軸流ファン10が回転中に偏るのを防ぐことができる。
ホイール20、リング部30および羽根40の重さが不均等な場合、凹部34内でバランスウェイト60を取り付けたり、外したりして正確に重さの分布を調節することにより、環状軸流ファン10が回転時において、均等に回転させて羽根40の破損を防ぎ、摩擦および振動の発生を減少させ、環状軸流ファン10の使用寿命を延長させることができる。
図8および図9を参照する。図8は、本考案の第2の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。図9は、本考案の第2の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。図8および図9に示すように、凹部34は、リング部30の第2の頂面33、または、第1の頂面32および第2の頂面33に同時に設けることもできる。ホイール20、リング部30、羽根40、リング部30の第1の頂面32および第2の頂面33の重さが不均等な場合、少なくとも一つの凹部34にバランスウェイト60を配置することにより、ホイール20、リング部30または羽根40の重さ分布を調整する。
図10および図11を参照する。図10は、本考案の第3の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。図11は、本考案の第3の実施形態による環状軸流ファンを示す断面図である。図10および図11に示すように、第1の頂面32は、ホイール20の中心に対する円半径が、第2の頂面33のホイール20の中心に対する円半径より大きい(図10参照)。凹部34は、第1の頂面32に設けられている。また、第2の頂面33は、ホイール20の中心に対する円半径が、第1の頂面32のホイール20の中心に対する円半径より大きい(図11参照)。凹部34は、第2の頂面33に設けられている。凹部34にバランスウェイト60を配置することにより、ホイール20、リング部30および羽根40の重さ分布を調整する。
本考案では好適な実施形態を前述の通りに開示したが、これらは決して本考案を限定するものではなく、当該技術を熟知する者は誰でも、本考案の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変更や修正を加えることができる。従って、本考案の保護の範囲は、実用新案請求の範囲で指定した内容を基準とする。
10 環状軸流ファン
20 ホイール
21 ロータマグネット
22 回転軸
30 リング部
31 環状空気流路
32 第1の頂面
33 第2の頂面
34 凹部
40 羽根
41 内端
42 外端
50 底座
51 軸筒
52 固定子
60 バランスウェイト
341 収納空間

Claims (9)

  1. ホイールおよびリング部を具え、
    前記リング部は、前記ホイールの外側を取り巻くように設けられて前記ホイールと前記リング部との間に環状空気流路が形成され、該環状空気流路に複数の羽根が設けられて該羽根は前記ホイールの外側に連接した内端および前記リング部の内側に連接した外端を有し、
    前記リング部は、その周囲に沿って複数の凹部が設けられ、前記凹部内に少なくとも一つのバランスウェイトを設置する収納空間が設けられて重さの平衡を調節可能としたことを特徴とする環状軸流ファンの平衡構造。
  2. 前記ホイールは、内周面にロータマグネットを設けていることを特徴とする請求項1に記載の環状軸流ファンの平衡構造。
  3. 前記ホイールは、中央に回転軸を設けていることを特徴とする請求項1に記載の環状軸流ファンの平衡構造。
  4. 前記凹部は、前記リング部の頂面に環状のリング部に沿って設けられていることを特徴とする請求項1に記載の環状軸流ファンの平衡構造。
  5. 前記リング部は、上下両側にそれぞれ第1の頂面および第2の頂面を設けていることを特徴とする請求項1に記載の環状軸流ファンの平衡構造。
  6. 前記凹部は、前記第1の頂面および前記第2の頂面、またはそのうちのどちらかに設けられていることを特徴とする請求項5に記載の環状軸流ファンの平衡構造。
  7. 前記第1の頂面は、前記ホイールの中心に対する円半径が、前記第2の頂面の前記ホイールの中心に対する円半径と等しいことを特徴とする請求項5に記載の環状軸流ファンの平衡構造。
  8. 前記第1の頂面は、前記ホイールの中心に対する円半径が、前記第2の頂面の前記ホイールの中心に対する円半径より大きいことを特徴とする請求項5に記載の環状軸流ファンの平衡構造。
  9. 前記第2の頂面は、前記ホイールの中心に対する円半径が、前記第1の頂面の前記ホイールの中心に対する円半径より大きいことを特徴とする請求項5に記載の環状軸流ファンの平衡構造。
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US10066637B2 (en) 2012-10-29 2018-09-04 Minebea Co., Ltd. Impeller for centrifugal fan and centrifugal fan
JP2020063708A (ja) * 2018-10-18 2020-04-23 株式会社日立産機システム プロペラファン、およびプロペラファンを備えた送風機

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