JP6079933B2 - 鋼管杭の継手構造 - Google Patents
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Description
本願は、2014年7月24日に日本に出願された特願2014−150437号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
しかしながら、係合部(または被係合部)の個数を多くすると、周方向に隣り合う係合部間の間隔が狭くなり、圧縮力が作用した際に応力が集中する箇所が生じてしまい、圧縮耐力が低下するおそれがある。
(1)本発明の第一の態様は、第1鋼管杭と第2鋼管杭とを直列に接合する、鋼管杭の継手構造である。この鋼管杭の継手構造は、前記第1鋼管杭の一端に設けられ、前記第1鋼管杭の軸心方向に沿って複数の外嵌段部が形成された外嵌端部と;前記第2鋼管杭の一端に設けられてかつ、前記外嵌端部に挿入されるとともに、前記第2鋼管杭の軸心方向に沿って複数の内嵌段部が形成された内嵌端部と;を備え、前記複数の外嵌段部のそれぞれが、その内周面から前記第1鋼管杭の径方向内側へ向かって突出してかつ、前記第1鋼管杭の周方向に沿って設けられた複数の外嵌山部と、前記第1鋼管杭の周方向において互いに隣り合う前記外嵌山部の間に形成された複数の外嵌溝部と、前記内周面において前記各外嵌山部に隣接してかつ前記第1鋼管杭に近い基端側に形成された外嵌谷部と、を有し、前記複数の内嵌段部のそれぞれが、その外周面から前記第2鋼管杭の径方向外側へ向かって突出してかつ、前記第2鋼管杭の周方向に沿って設けられた複数の内嵌山部と、前記第2鋼管杭の周方向において互いに隣り合う前記内嵌山部の間に形成された複数の内嵌溝部と、前記外周面において前記各内嵌山部に隣接してかつ前記第2鋼管杭に近い基端側に形成された内嵌谷部と、を有し、前記複数の外嵌段部では、前記第1鋼管杭に近い外嵌段部であるほど前記外嵌谷部の板厚が大きく形成され、前記複数の内嵌段部では、前記第2鋼管杭に近い内嵌段部であるほど前記内嵌谷部の板厚が大きく形成され、前記各外嵌段部における前記複数の外嵌山部の個数、および前記各内嵌段部における前記複数の内嵌山部の個数が、それぞれ8以上であり、前記第1鋼管杭から最も遠い外嵌段部である第1外嵌段部、および前記第2鋼管杭から最も遠い内嵌段部である第1内嵌段部において、前記第1鋼管杭の軸心方向における前記外嵌山部の長さと前記外嵌谷部の長さとの和、および前記第2鋼管杭の軸心方向における前記内嵌山部の長さと前記内嵌谷部の長さとの和をそれぞれLg1と定義し、前記第1鋼管杭の軸心方向における前記外嵌山部の長さ、および前記第2鋼管杭の軸心方向における前記内嵌山部の長さをそれぞれLm1と定義し、前記外嵌溝部および前記内嵌溝部の周方向における幅をC2と定義し、さらに、前記第1外嵌段部に隣接する第2外嵌段部、および前記第1内嵌段部に隣接する第2内嵌段部において、前記第1鋼管杭の軸心方向における前記外嵌山部の長さ、および前記第2鋼管杭の軸心方向における前記内嵌山部の長さをそれぞれLm2と定義したとき、前記外嵌端部および前記内嵌端部の少なくとも一方が、下記の式(A)および式(B)を満足する。
C2/2≧Lg1 ・・・式(A)
Lm1>Lm2 ・・・式(B)
(2)上記(1)に記載の態様において、前記複数の外嵌段部と前記複数の内嵌段部との間で互いに当接する当接面のうち、前記第1外嵌段部において圧縮力を負担させる圧縮側当接面の圧縮面積、および前記第1内嵌段部において圧縮力を負担させる圧縮側当接面の圧縮面積をそれぞれAc1と定義し、前記第2外嵌段部において圧縮力を負担させる圧縮側当接面の圧縮面積、および前記第2内嵌段部において圧縮力を負担させる圧縮側当接面の圧縮面積をそれぞれAc2と定義し、さらに、前記第2外嵌段部および前記第2内嵌段部において、前記第1鋼管杭の軸心方向における前記外嵌山部の長さと前記外嵌谷部の長さとの和、および前記第2鋼管杭の軸心方向における前記内嵌山部の長さと前記内嵌谷部の長さとの和をそれぞれLg2と定義したとき、前記外嵌端部および前記内嵌端部の少なくとも一方が、下記の式(C)を満足してもよい。
Lm1≧(Ac1/Ac2)×Lg2 ・・・式(C)
(3)上記(1)または(2)に記載の態様において、以下のように構成してもよい:前記複数の外嵌段部の個数が4であり、前記第1外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚が、前記第1鋼管杭に最も近い外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚の50%以上80%以下である。
(4)上記(1)または(2)に記載の態様において、以下のように構成してもよい:前記複数の外嵌段部の個数が3であり、前記第1外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚が、前記第1鋼管杭に最も近い外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚の60%以上80%以下である。
(5)上記(1)または(2)に記載の態様において、以下のように構成してもよい:前記複数の外嵌段部の個数が2であり、前記第1外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚が、前記第2外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚の70%以上90%以下である。
(6)上記(1)または(2)に記載の態様において、以下のように構成してもよい:前記複数の外嵌段部の個数が5以上9以下であり、前記第1外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚が、前記第1鋼管杭に最も近い外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚の35%以上70%以下である。
尚、以下の説明においては、鋼管杭の軸心延在方向を軸心方向Y、軸心方向Yに直交する方向を軸心直交方向X、鋼管杭の軸心回りの方向を周方向Wと呼称する場合がある。
なお、図1において、軸心方向Yの下側(第1鋼管杭1に近い側)が外嵌端部3における基端側であり、軸心方向Yの上側(第2鋼管杭2に近い側)が内嵌端部5における基端側である。また、外嵌端部3および内嵌端部5の基端側と反対の側を、先端側と称する。以後、本明細書における全ての図において同様である。
なお、図1に示すように、各々の外嵌段部4において、外嵌溝部32及び外嵌谷部33は、互いに面一となるように同じ板厚で形成されることが嵌合性及び加工性の観点から好ましい。
具体的には、まず、図6に示すように、第2鋼管杭2に取り付けられた内嵌端部5を第1鋼管杭1に取り付けられた外嵌端部3に挿入する。なお、各々の内嵌段部6において、内嵌山部51の軸心直交方向Xの高さは、嵌合時に対応する外嵌溝部32の軸心直交方向Xの深さ以下に設定されている。また、外嵌山部31及び内嵌山部51の周方向Wにおける幅C1は、外嵌溝部32及び内嵌溝部52の周方向Wにおける幅C2以下に設定されている。これらにより、内嵌端部5が外嵌端部3に干渉することを避けることができ、内嵌端部5を外嵌端部3に挿入することができる。
なお、本発明はこの構造のみに限定されず、8個より大きい数の外嵌山部31および内嵌山部51が周方向Wに所定間隔を空けて形成されてもよい。この場合、第1鋼管杭1と第2鋼管杭2とを嵌合させる際の回転角をさらに小さくすることができる。
一般的に、上記の真円度は、第1鋼管杭1および第2鋼管杭2の直径dの1%以内であり、また、上記のクリアランスcは、1mm以上で設定される。これらを考慮すると、例えば直径dが400mmの場合、各々の外嵌段部4における外嵌山部31の個数、および各々の内嵌段部6における内嵌山部51の個数を8以上とすることにより、クリアランスcが1mmであっても、外嵌端部3および内嵌端部5の真円度に起因した、外嵌端部3と内嵌端部5との嵌合時における干渉を避けることができる。
また、第1外嵌段部41の外嵌山部31と内嵌基端面54とが、圧縮側当接面86で圧縮面積Ac1(Ac1≒hc1×C1)を有し、第2外嵌段部42の外嵌山部31と第4内嵌段部64の内嵌山部51とが、圧縮側当接面86で圧縮面積Ac2(Ac2≒hc2×C1)を有する。
また、第1内嵌段部61の内嵌山部51と外嵌基端面34とが、圧縮側当接面86で圧縮面積Ac1(Ac1≒hc1×C1)を有し、第2内嵌段部62の内嵌山部51と第4外嵌段部44の外嵌山部31とが、圧縮側当接面86で圧縮面積Ac2(Ac2≒hc2×C1)を有する。
C2/2≧Lg1 ・・・式(1)
Lm1>Lm2 ・・・式(2)
このように引張力Tが作用した際の応力Fが大きい場合、外嵌端部3では、第2外嵌段部42よりも第1外嵌段部41の方が軸心直交方向Xの板厚が薄く、さらに、第1外嵌段部41が第1鋼管杭1の上端部に拘束されないため(図8参照)、第1外嵌段部41が軸心直交方向Xの外側に向けて拡がるフープ変形が、外嵌端部3に生じるおそれがある。
また、内嵌端部5でも、第2内嵌段部62よりも第1内嵌段部61の方が軸心直交方向Xの板厚が薄く、さらに、第1内嵌段部61が第2鋼管杭2の下端部に拘束されないため、第1内嵌段部61が軸心直交方向Xの内側に向けて潰れる座屈変形が、内嵌端部5に生じるおそれがある。
P2=(Ac2/Ac1)×P1 ・・・式(3)
P1:第1外嵌段部41の外嵌山部31または第1内嵌段部61の内嵌山部51に伝達される圧縮力
P2:第2外嵌段部42の外嵌山部31または第2内嵌段部62の内嵌山部51に伝達される圧縮力
Lm1≧(Ac1/Ac2)×Lg2 ・・・式(5)
Lm1≧(At1/Ac2)×Lg2 ・・・式(6)
Lm1≧2×(Ac1/Ac2)×Lm2 ・・・式(7)
Lm1≧2×(At1/Ac2)×Lm2 ・・・式(8)
同様に、図16および図17に示すように、内嵌端部5では、第1内嵌段部61の内嵌谷部53が軸心直交方向Xで板厚t1を有し、第2内嵌段部62の内嵌谷部53が軸心直交方向Xで板厚t2を有し、第3内嵌段部63の内嵌谷部53が軸心直交方向Xで板厚t3を有し、第4内嵌段部64の内嵌谷部53が軸心直交方向Xで板厚t4を有する。また、内嵌余長部55は、軸心直交方向Xで板厚Dを有する。
また、外嵌端部3では、第2外嵌段部42の外嵌谷部33の板厚t2が0.60T〜0.90T、および第3外嵌段部43の外嵌谷部33の板厚t3が0.80T〜0.95Tとなるように設定される。
なお、図19は、外嵌余長部35の板厚Dと、各々の外嵌段部4の外嵌山部31の高さht1〜ht4(図15参照)とが、ht1〜ht4=D/8の関係を満足する場合の曲げ耐力比と板厚比との関係を示しており、図20は、外嵌余長部35の板厚Dと、各々の外嵌段部4の外嵌山部31の高さht1〜ht4(図15参照)とが、ht1〜ht4=D/3の関係を満足する場合の曲げ耐力比と板厚比との関係を示している。
また、図20に示すように、ht1〜ht4=D/3の場合、第2外嵌段部42の板厚t2が0.75T〜0.85Tの範囲にあるとき、第2外嵌段部42の曲げ耐力比が1.1程度となり、第3外嵌段部43の外嵌谷部33の板厚t3を0.90Tとすると、第3外嵌段部43の曲げ耐力比が1.1程度となる。
なお、図27において、四角形は、外嵌余長部35の板厚Dと外嵌山部31の高さ(ht1、ht2、・・・、htn:nは外嵌段部4の段数)とがht1〜htn=D/3の関係にある場合を示し、菱形は、ht1〜htn=D/8の関係にある場合を示す。
また、図28Aに示すように、第1外嵌段部41では、板厚比を0.5(t1=0.5T)とすることにより、最大ひずみを0.002程度とすることができる。また、図28Bに示すように、第2外嵌段部42では、板厚比を0.67(t2=0.67T)とすることにより、最大ひずみを0.002程度とすることができる。また、図28Cに示すように、第3外嵌段部43では、板厚比を0.83(t3=0.83T)とすることにより、最大ひずみを0.002程度とすることができる。また、図28Dに示すように、第4外嵌段部44における最大ひずみは0.002程度である。したがって、第1外嵌段部41の板厚t1、第2外嵌段部42の板厚t2、および第3外嵌段部43の板厚t3を上述した所定の範囲に設定することにより、各々の外嵌段部4における最大ひずみを略同一にすることができる。言い換えれば、上記所定の範囲に設定することにより、各々の外嵌段部4において、外嵌谷部33の曲げ負担率に見合った板厚に設定できる。
2: 第2鋼管杭
3: 外嵌端部
31: 外嵌山部
32: 外嵌溝部
33: 外嵌谷部
34: 外嵌基端面
35: 外嵌余長部
4: 外嵌段部
41: 第1外嵌段部
42: 第2外嵌段部
43: 第3外嵌段部
44: 第4外嵌段部
5: 内嵌端部
51: 内嵌山部
52: 内嵌溝部
53: 内嵌谷部
54: 内嵌基端面
55: 内嵌余長部
6: 内嵌段部
61: 第1内嵌段部
62: 第2内嵌段部
63: 第3内嵌段部
64: 第4内嵌段部
7: 鋼管杭の継手構造
8: 当接面
81: 引張側当接面
86: 圧縮側当接面
W: 周方向
X: 軸心直交方向
Y: 軸心方向
Claims (6)
- 第1鋼管杭と第2鋼管杭とを直列に接合する、鋼管杭の継手構造であって、
前記第1鋼管杭の一端に設けられ、前記第1鋼管杭の軸心方向に沿って複数の外嵌段部が形成された外嵌端部と;
前記第2鋼管杭の一端に設けられてかつ、前記外嵌端部に挿入されるとともに、前記第2鋼管杭の軸心方向に沿って複数の内嵌段部が形成された内嵌端部と;
を備え、
前記複数の外嵌段部のそれぞれが、
その内周面から前記第1鋼管杭の径方向内側へ向かって突出してかつ、前記第1鋼管杭の周方向に沿って設けられた複数の外嵌山部と、
前記第1鋼管杭の周方向において互いに隣り合う前記外嵌山部の間に形成された複数の外嵌溝部と、
前記内周面において前記各外嵌山部に隣接してかつ前記第1鋼管杭に近い基端側に形成された外嵌谷部と、
を有し、
前記複数の内嵌段部のそれぞれが、
その外周面から前記第2鋼管杭の径方向外側へ向かって突出してかつ、前記第2鋼管杭の周方向に沿って設けられた複数の内嵌山部と、
前記第2鋼管杭の周方向において互いに隣り合う前記内嵌山部の間に形成された複数の内嵌溝部と、
前記外周面において前記各内嵌山部に隣接してかつ前記第2鋼管杭に近い基端側に形成された内嵌谷部と、
を有し、
前記複数の外嵌段部では、前記第1鋼管杭に近い外嵌段部であるほど前記外嵌谷部の板厚が大きく形成され、
前記複数の内嵌段部では、前記第2鋼管杭に近い内嵌段部であるほど前記内嵌谷部の板厚が大きく形成され、
前記各外嵌段部における前記複数の外嵌山部の個数、および前記各内嵌段部における前記複数の内嵌山部の個数が、それぞれ8以上であり、
前記第1鋼管杭から最も遠い外嵌段部である第1外嵌段部、および前記第2鋼管杭から最も遠い内嵌段部である第1内嵌段部において、
前記第1鋼管杭の軸心方向における前記外嵌山部の長さと前記外嵌谷部の長さとの和、および前記第2鋼管杭の軸心方向における前記内嵌山部の長さと前記内嵌谷部の長さとの和をそれぞれLg1と定義し、
前記第1鋼管杭の軸心方向における前記外嵌山部の長さ、および前記第2鋼管杭の軸心方向における前記内嵌山部の長さをそれぞれLm1と定義し、
前記外嵌溝部および前記内嵌溝部の周方向における幅をC2と定義し、
さらに、前記第1外嵌段部に隣接する第2外嵌段部、および前記第1内嵌段部に隣接する第2内嵌段部において、前記第1鋼管杭の軸心方向における前記外嵌山部の長さ、および前記第2鋼管杭の軸心方向における前記内嵌山部の長さをそれぞれLm2と定義したとき、
前記外嵌端部および前記内嵌端部の少なくとも一方が、下記の式(1)および式(2)を満足する
ことを特徴とする鋼管杭の継手構造。
C2/2≧Lg1 ・・・式(1)
Lm1>Lm2 ・・・式(2) - 前記複数の外嵌段部と前記複数の内嵌段部との間で互いに当接する当接面のうち、前記第1外嵌段部において圧縮力を負担させる圧縮側当接面の圧縮面積、および前記第1内嵌段部において圧縮力を負担させる圧縮側当接面の圧縮面積をそれぞれAc1と定義し、前記第2外嵌段部において圧縮力を負担させる圧縮側当接面の圧縮面積、および前記第2内嵌段部において圧縮力を負担させる圧縮側当接面の圧縮面積をそれぞれAc2と定義し、
さらに、前記第2外嵌段部および前記第2内嵌段部において、前記第1鋼管杭の軸心方向における前記外嵌山部の長さと前記外嵌谷部の長さとの和、および前記第2鋼管杭の軸心方向における前記内嵌山部の長さと前記内嵌谷部の長さとの和をそれぞれLg2と定義したとき、
前記外嵌端部および前記内嵌端部の少なくとも一方が、下記の式(3)を満足する
ことを特徴とする請求項1に記載の鋼管杭の継手構造。
Lm1≧(Ac1/Ac2)×Lg2 ・・・式(3) - 前記複数の外嵌段部の個数が4であり、
前記第1外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚が、前記第1鋼管杭に最も近い外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚の50%以上80%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の鋼管杭の継手構造。 - 前記複数の外嵌段部の個数が3であり、
前記第1外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚が、前記第1鋼管杭に最も近い外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚の60%以上80%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の鋼管杭の継手構造。 - 前記複数の外嵌段部の個数が2であり、
前記第1外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚が、前記第2外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚の70%以上90%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の鋼管杭の継手構造。 - 前記複数の外嵌段部の個数が5以上9以下であり、
前記第1外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚が、前記第1鋼管杭に最も近い外嵌段部の前記外嵌谷部の板厚の35%以上70%以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の鋼管杭の継手構造。
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