JP6077430B2 - 機器制御システムおよび家電機器 - Google Patents

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Description

本発明は、機器制御システムおよび家電機器に関する。
従来の機器制御システムは、利用者からのWebアクセスを受けてシステム自身の動作を制御するサーバと、宅内に設置された家電機器(被制御機器)に制御信号を送信する送受信部とからなり、送受信部は、被制御機器に対する制御信号が一定時間以上無い場合には被制御機器への停止命令を送信する機能を有している。この構成により、本体部と送受信部との間の通信路に障害が発生した場合には、障害が発生してから一定時間経過したときに被制御機器を安全状態に移行させることができる(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2004−193688号公報
しかしながら上記特許文献1に示される従来技術では、通信路に障害が発生したことによって被制御機器に対する制御信号が一定時間以上無いことを検知した送受信部が、障害を検知して被制御機器へ停止命令を送信するように構成されているため、被制御機器と送受信部との間の通信路に障害が発生した場合には被制御機器の動作を停止させることができないという課題があった。例えば被制御機器が空調機である場合、宅外に存在する操作端末によって宅内の被制御機器を遠隔で操作して、例えば室内の設定温度を低めに設定しているときに被制御機器と送受信部との間の通信が途絶すると、宅外の操作端末からは被制御機器を操作することができないため、通信が途絶する前の設定で機器の運転が継続されてしまい、宅内リモコンを操作することができない人が冷え過ぎなどの体調不良を引き起こす可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、宅外の操作端末で被制御機器を操作しているときに通信が途絶した場合でも宅内の被制御機器の運転を停止することができる機器制御システムおよび家電機器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ネットワークに接続されたサーバを備え、宅内の機器をネットワーク経由で操作端末から制御する機器制御システムであって、前記機器および前記サーバは、互いに定期通信を行い、前記機器は、前記定期通信が行われないときには通信が途絶していると判断し、前記機器は、前記サーバ経由で宅外の前記操作端末と通信しているときに、前記サーバから前記機器へ定期通信で送信される情報を受信できなくなった時点から一定時間が経過するまでに前記サーバとの通信が再開しないとき、前記一定時間が経過した後に前記機器の運転を停止し、前記定期通信では、前記機器からは被制御機器情報が送信され、前記サーバからは設定情報が送信されることを特徴とする。
この発明によれば、宅外の操作端末で被制御機器を操作しているときに通信が途絶した場合でも宅内の被制御機器の運転を停止することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る機器制御システムを模式的に示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る被制御機器の内部構成図である。 図3は、機器制御システムに適用される通信モードを説明するための第1の図である。 図4は、機器制御システムに適用される通信モードを説明するための第2の図である。 図5は、操作端末が無線LAN通信をできる環境にあるときの動作を説明するための図である。 図6は、操作端末が無線LAN通信をできない環境にあるときの動作を説明するための図である。 図7は、本発明の実施の形態1に係る機器制御システムにおいて被制御機器とサーバと間の定期通信が途絶した状態を示す図である。 図8は、図7のように定期通信が途絶した場合におけるシステムの動作フローチャートである。 図9は、本発明の実施の形態2に係る機器制御システムを模式的に示す図である。 図10は、本発明の実施の形態2に係る被制御機器と外部接続部の内部構成図である。 図11は、本発明の実施の形態2に係る機器制御システムにおいて被制御機器とサーバと間の通信が途絶した状態を示す図である。 図12は、図11(a)のように定期通信が途絶した場合におけるシステムの動作フローチャートである。 図13は、図11(b),(c)のように定期通信が途絶した場合におけるシステムの動作フローチャートである。 図14は、ネットワークと操作端末と間の通信が途絶した状態を示す図である。 図15は、図14のように定期通信が途絶した場合におけるシステムの動作フローチャートである。 図16は、図14のように定期通信が途絶中に宅内操作された場合におけるシステムの動作フローチャートである。
以下に、本発明に係る機器制御システムおよび家電機器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る機器制御システムを模式的に示す図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る被制御機器1の内部構成図である。図1に示される機器制御システムは、被制御機器1、無線LANルータ3、手元操作端末4、サーバ5、および操作端末7で構成されている。サーバ5はネットワーク6を介して無線LANルータ3と操作端末7に接続され、無線LANルータ3には被制御機器1が接続されている。以下の説明では、特に言及しない限り被制御機器1は「機器1」、無線LANルータ3は「ルータ3」、操作端末7は「端末7」と省略して説明する。
機器1は、空気調和機、冷蔵庫、テレビなどの家電機器である。機器1から出力される情報としては、機器1の機種を特定するための機種情報、機器1の運転状態や運転モードなどを表す動作状態情報、機器1を特定するための型名や製造番号などの識別情報などである。以下、特に言及しない限りこれらの情報は被制御機器情報1aと称する。なお、機器1の機種は空気調和機、冷蔵庫、およびテレビに限定されるものではなく遠隔操作を行うことができる家電機器であればどのような機器でもよい。また、ルータ3に接続される機器1は複数であってもよい。
端末7は、機器1を制御可能な端末であり、機器1を制御するための専用の制御端末でもよいし、機器1を制御する機能を実行するアプリケーションソフトウェアを携帯電話やタブレット端末、スマートフォン等に実装することで制御端末として使用するようにしてもよい。
端末7は2種類の通信モードを選択可能に構成されており、一方の通信モードは機器1が接続されたルータ3の電波が届く無線LAN環境下にあるときの宅内モードであり、他方の通信モードは機器1が接続されたルータ3の電波が届かない環境下にあるときの宅外モードである。
端末7のモード切替は、予め端末7に登録されたルータ3(機器1が接続されたルータ3)の電波が届く範囲(例えば宅内)にあるときには自動的に宅内モードが選択され、機器1が接続されたルータ3の電波が届く範囲にないときには自動的に宅外モードが選択される。宅内モードが選択された端末7は、無線LAN通信機能(Wi−Fi(登録商標)通信)によってルータ3にアクセスし、ルータ3を経由して機器1を制御することができる。端末7が無線LAN通信機能で機器1を制御(モニタおよび操作)することを宅内操作と呼ぶ。宅外モードが選択された端末7は、インターネット通信機能によって3G、4G、LTEなどの通信規格に準拠した通信網やインターネットなどの公共無線通信網(ネットワーク6)にアクセスし、サーバ5およびルータ3を経由して機器1を制御することができる。端末7がインターネット通信機能で機器1を制御することを宅外操作と呼ぶ。
一般にルータ3には、ルータ3に接続されるデバイスのIPアドレスをDHCPによって決める機能があり、ルータ3に接続されるデバイスである機器1および端末7には固有のIPアドレスが割り当てられる。なお図示省略されているが、ルータ3とネットワーク6との間にはルータ3をネットワーク6に接続するための光回線あるいはADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)のモデムが設置されている。
手元操作端末4は機器1に標準で付属する赤外リモコンなどであり、例えば38kHzの近赤外線を搬送波として用い、近赤外線の伝播特性から、機器1と同一室内での使用に向いている。機器制御システムにおいては、宅外にある端末7からの操作よりも宅内にある手元操作端末4からの操作が優先される。また手元操作端末4は端末7に操作権が与えられている場合でも優先して操作を反映できるため、仮に端末7やネットワーク6が故障した場合でも手元操作端末4から機器1の設定が可能である。一方、端末7はルータ3との間で無線LAN通信ができない場合でもネットワーク6を使用して遠距離での通信ができるため、機器1との間の障害物の有無に拘わらず通信ができるというメリットがある。
サーバ5には、端末7が接続されるWebサーバ5−1と、Webサーバ5−1が処理したデータを格納するデータベースサーバ5−2などがある。データベースサーバ5−2内の固有エリアは機器1ごとに割り当てられており、端末7は予め登録された機器1の固有エリアにだけアクセスすることができる。またサーバ5の操作権管理部5−3は、例えば端末7が操作に関するアプリケーションを立上げたときにその端末7に対して操作権を与えることで、操作権が与えられた端末7による遠隔操作のみを許可する。操作権が与えられた端末7は、サーバ5にアクセスすることによりデータベースサーバ5−2内の固有エリアにある被制御機器情報1aを取得する以外にも機器1の設定を変更する場合、操作権が与えられた端末7がサーバ5にアクセスしてデータベースサーバ5−2内の固有エリアの設定を端末7から変更する。
機器1とルータ3との間の通信は無線通信であっても有線通信であってもよく、無線通信としては例えばWi−Fi(登録商標)のようなIEEE802.11シリーズの無線LAN通信方式に準拠した信号や、Bluetooth(登録商標)もしくは900MHz帯の特定小電力通信を用いることができる。ただし、必ずしもこれらの規格に準拠している必要はなく、それ以外の通信方式に準拠した無線通信でもよい。また、有線通信についてもIEEE802.3のEthernet(登録商標)やRS485通信などがよく利用されているがこれ以外の通信方式でもよい。
機器1の遠隔通信部24(図2参照)は、機器1で生成された被制御機器情報1aをWi−Fi(登録商標)などの無線通信方式に準拠した通信データに変換してルータ3へ送信する。また、無線通信方式でルータ3から送信された設定情報を受信する。設定情報は機器1をモニタおよび操作するための情報であり、端末7が操作されたとき機器1に対して送信される。
また遠隔通信部24は、宅外モードと宅内モードを選択可能に構成されている。遠隔通信部24のモード切替は、端末7の操作により切替えられ、または機器1に設けられたモード切替用スイッチ(図示せず)を選択することにより切替えられる。宅内モードが選択された遠隔通信部24は、例えば端末7からの送信要求を受信したとき、被制御機器情報1aを、ルータ3を介して端末7に送信する。また、端末7からの設定情報はルータ3を介して遠隔通信部24で受信される。このように、宅内モードに切替えられた機器1および端末7ではサーバ5を介さずに通信が行われるため、機器1とサーバ5との間の通信周期T1(例えば5分周期)に依存することなく、即座に機器1をモニタおよび操作することができる。
一方、遠隔通信部24は、宅外モードが選択されているときの通信モードとして宅内通信または宅外通信(図4参照)がある。宅内通信とは、宅内モードで動作中の端末7で宅内操作が行われた際、端末7と機器1との間でサーバ5を経由せずに行われる通信である。宅外通信とは、宅外モードで動作中の端末7で宅外操作が行われた際、端末7と機器1との間でサーバ5を経由して行われる通信である。
端末7がルータ3と無線LAN通信をしている場合、機器1はルータ3を介して、宅内通信にて端末7からの通信を受けつける。宅内通信中の遠隔通信部24は、例えば端末7からの送信要求を受信したとき、被制御機器情報1aをルータ3経由で端末7に送信する。また、端末7からの設定情報はルータ3を介して遠隔通信部24で受信される。このように遠隔通信部24は、宅外モードが選択されている場合でも端末7が無線LAN環境にあるとき、サーバ5を経由しない通信(宅内通信)を行うように構成されている。
端末7が無線LAN通信でルータ3と通信していない場合、機器1の遠隔通信部24は、通信周期T1でデータベースサーバ5−2内の固有エリアにアクセスし、記憶した被制御機器情報1aをアップロードすると共に、データベースサーバ5−2内の固有エリアに格納されている設定情報をダウンロードする。設定情報をダウンロードすることによって、宅外にある端末7は、サーバ5経由で機器1の操作を間接的に行うことができる。インターネット経由で機器1にアクセスするためには専用の通信経路(IPアドレス)を持つ必要がある。一般にはプロバイダとの契約は1契約であり、専用経路のための費用を削減するため使用中のインターネット契約を変更させることなく機器1のモニタおよび操作を行う通信方式が望ましい。そこで本実施の形態の機器制御システムは、宅外操作される端末7と機器1とがサーバ5経由で情報の伝送を行うように構成されている。
図2において、機器1は、機器1の全体の制御を行う制御部10と、手元操作端末4や、外部機器との通信を行う通信部20と、上下フラップや左右ベーンなどを操作して室内空間に向かって吹き出す気流の風向(室内空間の上下、左右等の方向)を変更する風向変更部30と、ラインフローファンを制御して気流の風速を変更する風速変更部40と、機器1の冷凍サイクルの動作を制御して吹き出す気流の温度を変更する出力温度変更部50とを備えている。
通信部20は、機器1の室内機と室外機との間の通信を行う室内−室外機間通信部21と、手元操作端末4との間の通信を行うリモコン間通信部22と、外部通信部23または遠隔通信部24とで構成される。外部通信部23は、機器1の通信に汎用性を持たせるためのインターフェイスであり、汎用の通信アダプタ(例えば後述する外部接続部2)を接続して外部との通信を行う場合に用いられる。外部通信部23は、外部接続部2に電源を供給する電源供給部23−1と、外部接続部2との間で被制御機器情報1aや設定情報の通信を行う外部通信処理部23−2とで構成される。遠隔通信部24は外部通信部23の機能と外部接続部2の機能とを併せ持ち、外部接続部2を使わずに通信を行うためのインターフェイスである。従って端末7で機器1のモニタおよび操作を行うためには、外部通信部23または遠隔通信部24のいずれか一方を用いればよい。ただし遠隔通信部24を使わない場合、外部通信部23に外部接続部2を接続する必要がある。
図3は、機器制御システムに適用される通信モードを説明するための第1の図である。図4は、機器制御システムに適用される通信モードを説明するための第2の図である。前述したように機器1および端末7にはそれぞれ2種類の通信モードが設定されている。図4に記される(1)〜(5)の通信内容は図3の(1)〜(5)の符号に対応している。
宅内通信(1),(2),(4)では、機器1が接続されたルータ3の電波が届く範囲にある端末7と機器1との間で、サーバ5を介さずに機器1の操作およびモニタが行われる。宅外通信(3),(5)では、機器1が接続されたルータ3の電波が届かない範囲にある端末7と機器1との間で、サーバ5経由で機器1の操作およびモニタが行われる。
宅内通信(1),(2),(4)では端末7で操作設定が行われたときのみ機器1と端末7との間の通信が発生し、その通信がサーバ5を経由することなく伝送される。これに対して宅外通信(3),(5)では通信周期T1で機器1のデータがサーバ5にアップロードされ、かつ、サーバ5の設定情報が機器1にダウンロードされる。従って、宅内通信(1),(2),(4)では端末7で操作設定が行われたときのみ機器1と端末7との間の通信が発生するのに対して、宅外通信(3),(5)では端末7における操作設定の有無とは無関係に通信が発生する。
このように、機器1と端末7の双方で宅内モードが選択されている場合、宅内通信(1),(4)によってサーバ5を介すことなく機器1の操作およびモニタが可能である。また、機器1と端末7の双方で宅外モードが選択されている場合、端末7が宅外にあるか否かに係わらず(端末7の通信モードに係わらず)、機器1の操作およびモニタが可能である。なお、機器1とサーバ5との通信周期T1によるサーバ5の接続負荷を軽減するため、機器1にはデフォルトの設定として宅内モードを設定しておき、宅外モードに切替える必要があるときにだけ、機器1のスイッチまたは端末7で宅外モードに切替えるように構成してもよい。また端末7で機器1の通信モードを切替える場合にはよりセキュアであるように、端末7が宅内モードであるときにだけ切り替えることができるように構成してもよい。
図5は、操作端末7が無線LAN通信をできる環境にあるときの動作を説明するための図である。例えば機器1が接続されたルータ3の電波が届く範囲にある端末7は宅内モードに切替えられ、機器1では宅内通信(1)または(2)が行われる。宅内モードに切替えられた端末7で設定操作が行われたとき、設定情報はルータ3経由で機器1に送信される(経路a)。機器1からの被制御機器情報1aはルータ3経由で端末7に送信される(経路b)。なお、端末7とルータ3は、無線LANで使用される汎用的な暗号方式(WPA−AES、TKIPなど)で接続され、ルータ3の電波の届く範囲であれば宅内モードで機器1を操作できる。
端末7の設定情報は、ルータ3、ネットワーク6の順でサーバ5にも送信され(経路c)、設定情報を受信した操作権管理部5−3では端末7に対する操作権が与えられ、その操作権が登録される。操作権が登録されたタイミングから端末7の操作権が発生し、端末7から機器1に対して設定を送信できるようになり、端末7の設定が有効となる。このように宅内モードで操作設定が行われる場合でも端末7の操作権が管理される。そのため端末7からの操作を確実に機器1へ反映することができると共に、機器1を操作したにも係わらず操作設定が、他の端末7による操作により反映されていない、ということを防ぐことができる。
図6は、操作端末7が無線LAN通信をできない環境にあるときの動作を説明するための図である。図5との違いは端末7がインターネット通信でネットワーク6に接続されている点である。なお、端末7が宅内にある場合でも無線LAN通信が有効になっていない場合には図6のように通信が行われる。
機器1が接続されたルータ3の電波が届く範囲にいない端末7は宅外モードに切替えられる。機器1は、サーバ5に対して自己のMAC(Media Access Control)アドレスやシリアル番号と共に機器情報(被制御機器情報1a)をアップロード(経路N1)すると共に、データベースサーバ5−2内の自己のデータ(MACアドレスやシリアル番号で管理された設定データ)をダウンロード(経路N2)する。設定データが変更されている場合、機器1は設定データに基づいて設定を変更する。
なお、サーバ5内の操作対象のデータ領域を例えばMACアドレスにより管理しておき、複数の端末7が操作およびモニタできるデータ領域は、予めMACアドレス情報を含めて登録した機器1だけの情報としておくことで、不特定の端末7からの操作を防ぐことができる。また、手元操作端末4のように機器1が見える位置からの操作とは異なり、宅外操作では誤操作によって意図しない設定がされる可能性がある。このようなことを防止するために操作権の管理が行われるが、機器1の状態確認については操作権が与えられた端末7以外の端末でも確認することができる。なお、操作権を与えるタイミングは端末7で設定操作が行われたときに限定されるものではなく、例えば端末7が起動したときでもよい。
端末7の設定情報は、ネットワーク6経由でサーバ5に送信される(経路d)。設定情報を受信した操作権管理部5−3では端末7に対する操作権が与えられ、その操作権が登録される。操作権を登録されたタイミングから端末7の操作権が発生する。
機器1の操作は手元操作端末4で行うことも可能であり、この場合、手元操作端末4からのリモコン信号はリモコン間通信部22で受信されて制御部10に伝達される。それ以降の処理は端末7から操作信号を受信した場合と同じである。
機器1からの被制御機器情報1aを受信した端末7では機器1の運転モードや風向などが表示される。手元操作端末4で機器1の設定変更が行われた場合でも被制御機器情報1aが端末7へ送信されるため、機器1の最新の運転状態を確認することができる。
図7は、本発明の実施の形態1に係る機器制御システムにおいて被制御機器1とサーバ5と間の定期通信が途絶した状態を示す図である。図7(a)では機器1とルータ3との間で定期通信が途絶し、図7(b)ではルータ3とネットワーク6との間で定期通信が途絶している。図7(a),(b)のように定期通信が途絶した場合の動作を図8を用いて説明する。
図8は、図7のように定期通信が途絶した場合におけるシステムの動作フローチャートである。宅外モードが選択された端末7において宅外操作が行われたとき、端末7の設定情報がサーバ5に記録される。機器1とサーバ5との間で定期通信が開始され(ステップS11)、定期通信が途絶していない場合(ステップS12,Yes)、サーバ5の設定情報は定期通信により機器1にダウンロードされ、設定情報を受信した機器1ではこの設定情報に応じた運転が行われる(ステップS13)。
図7(a)または図7(b)のように定期通信が途絶した場合(ステップS12,No)、定期通信による最新の設定情報が機器1にダウンロードされないため、例えば機器1の制御部10は、定期通信で設定情報を受信できなくなった時点から一定時間(例えば5分)が経過するまでに設定情報を受信したか否か判断する。機器1の制御部10は、一定時間が経過するまでに設定情報を受信できた場合にはサーバ5との定期通信が再開したと判断する。また、機器1の制御部10は、一定時間が経過するまでに設定情報を受信できなかった場合にはサーバ5との定期通信が再開していないと判断する。
一定時間内に定期通信が再開した場合(ステップS14,Yes)、機器1の制御部10は設定情報に応じた運転を継続する(ステップS13)。すなわち制御部10は、定期通信が再開したときに受信した設定情報に応じた運転を行うため風向変更部30、風速変更部40、および出力温度変更部50などを制御して機器1の運転を継続する。
一定時間内に定期通信が再開していない場合(ステップS14,No)、機器1の制御部10は自身の運転を中止する(ステップS15)。
なお、本実施の形態では一定時間が5分に設定されているがこの時間は5分に限定されるものではない。一定時間を短くするほど宅内の人への影響を抑制できるものの、外来ノイズによる一時的な通信異常による誤判定を避ける必要があるため、一定時間の設定にはそのような要因を考慮して設定する。
以上に説明したように本実施の形態に係る機器制御システムは、ネットワーク6に接続されたサーバ5を備え、宅内の機器1をネットワーク経由で端末7から制御する機器制御システムであって、機器1は、サーバ5経由で宅外の端末7と通信しているときにサーバ5から定期通信で送信される情報を受信できなくなった時点から一定時間が経過するまでにサーバ5との通信が再開しないとき、この一定時間が経過した後に機器1の運転を停止するように構成されている。例えば機器1が空調機である場合、宅外に存在する端末7によって機器1の冷房モードが設定されているときに定期通信が途絶しても機器1の運転が継続された場合、宅内の人が冷え過ぎなどの体調不良を引き起こす可能性がある。上記従来技術では、被制御機器と送受信部との間の通信路に障害が発生した場合には被制御機器の動作を停止させることができないという課題があった。本実施の形態に係る機器1によれば、定期通信による設定情報を受信できなくなった時点から一定時間が経過するまでに設定情報を再度受信したか否か判断し、定期通信が再開していない場合には運転を中止するように構成されているので、宅内の人への影響を防ぐことができる。
また、本実施の形態に係る家電機器(機器1)は、ネットワーク6に接続されたサーバ5経由で宅外の端末1と通信しているときにサーバ5から定期通信で送信される情報を受信できなくなった時点から一定時間が経過するまでにサーバ5との通信が再開しないとき、この一定時間が経過した後に機器1の運転を停止するように構成されているので、宅内の人への影響を防ぐことができる。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る機器制御システムを模式的に示す図である。図10は、本発明の実施の形態2に係る被制御機器1と外部接続部2の内部構成図である。実施の形態1との違いはルータ3と機器1との間に外部接続部2が配設されている点である。以下、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。また、特に言及しない限り外部接続部2は「接続部2」と省略して説明する。
接続部2は、遠隔通信部24の機能を有すると共に、機器1の通信方式とルータ3の通信方式とを相互に変換する機能を有する。手元操作端末4でも機器1の操作をすることができるが、接続部2を用いることにより、機器1の通信方式が汎用的な通信方式、例えばWi−Fi(登録商標)やEthernet(登録商標)などの通信方式に対応させることができる。
図10には接続部2の構成例が示され、接続部2は、電源供給部23−1から供給される電源電圧を接続部2の内部で使用する電圧レベルの電圧に変換する電源変換部2−1と、外部通信処理部23−2と通信する外部通信処理部2−2と、外部通信処理部2−2が受信した機器1からのデータを無線通信方式に準拠した通信データに変換すると共に、無線通信部2−4で受信されたルータ3からの通信データを機器1の通信方式に準拠した通信データに変換する通信変換部2−3と、通信変換部2−3で変換された通信データを無線通信方式でルータ3へ送信すると共に、ルータ3から送信された通信データを通信変換部2−3へ送信する無線通信部2−4とで構成される。電源供給部23−1と電源変換部2−1との間は電源配線で接続され、外部通信処理部23−2と外部通信処理部2−2との間は通信用配線で接続される。電源配線は接続部2が消費する電力を供給するための配線であるため、一般には通信用配線と同じ仕様の配線を使用してよい。なお、電源供給部23−1は必ずしも機器1内に搭載する必要は無く、ACアダプタを用意してこのACアダプタから接続部2に給電するようにしてもよい。ただし一般的に機器1は室内上部、特に室内上部の壁面に設置されることが多く、室内床面付近に給電コンセントがある場合にはACアダプタと接続部2との間の電源配線の引き回しが面倒となる。従って機器1に接続部2の機能を搭載した方が利便性の面で有利である。
通信変換部2−3では、機器1がもつ独自の通信方式で外部通信処理部23−2から送信された被制御機器情報1aが、Wi−Fi(登録商標)などの無線通信方式に準拠した通信データに変換されてルータ3へ送信される。また、無線通信方式でルータ3から送信された設定情報が、機器1の通信方式に準拠した通信データに変換されて外部通信処理部23−2へ送信される。
外部通信処理部2−2は前述した宅外モードと宅内モードを選択可能に構成されている。宅内モードが選択された外部通信処理部2−2は、機器1に一定周期でアクセスして被制御機器情報1aの送信を要求し、機器1からの被制御機器情報1aを記憶する。そして、接続部2は、例えば端末7からの送信要求を受信したとき、記憶した被制御機器情報1aを、ルータ3を介して端末7に送信する。また、端末7からの設定情報はルータ3を介して接続部2に送信され、接続部2は受信した設定情報を機器1に転送する。
さらに外部通信処理部2−2は、宅外モードが選択されているときの通信モードとして宅内通信または宅外通信がある。
端末7がルータ3と無線LAN通信をしている場合、接続部2は、ルータ3を介して、宅内通信にて端末7からの通信を受けつける。宅内通信中の接続部2では、機器1に一定周期でアクセスして被制御機器情報1aの送信を要求し、機器1からの被制御機器情報1aを記憶する。被制御機器情報1aを記憶した接続部2は、端末7からの送信要求を受信したとき、記憶した被制御機器情報1aをルータ3経由で端末7に送信する。また、端末7からの設定情報はルータ3経由で接続部2に送信され、接続部2は受信した設定情報を機器1に転送する。このように接続部2は、宅外モードが選択されている場合でも端末7が無線LAN環境にあるとき、サーバ5を経由しない通信(宅内通信)を行うように構成されている。
端末7が無線LAN通信でルータ3と通信していない場合、接続部2では、機器1に一定周期でアクセスして被制御機器情報1aの送信を要求し、機器1からの被制御機器情報1aを記憶する。そして、宅外通信中の接続部2は定期通信でデータベースサーバ5−2内の固有エリアにアクセスし、記憶した被制御機器情報1aをアップロードすると共に、データベースサーバ5−2内の固有エリアに格納されている設定情報をダウンロードして機器1に送信する。設定情報をダウンロードすることによって、宅外にある端末7は、サーバ5経由で機器1の操作を間接的に行うことができる。
図11は、本発明の実施の形態2に係る機器制御システムにおいて被制御機器1とサーバ5と間の通信が途絶した状態を示す図である。図11(a)では機器1と接続部2との間で定期通信が途絶し、図11(b)では接続部2とルータ3との間で定期通信が途絶し、図11(c)ではルータ3とネットワーク6との間で定期通信が途絶している。図11(a)のように定期通信が途絶した場合の動作を図12を用いて説明し、図11(b),(c)のように定期通信が途絶した場合の動作を図13を用いて説明する。
図12は、図11(a)のように定期通信が途絶した場合におけるシステムの動作フローチャートである。宅外モードが選択された端末7において宅外操作が行われたとき、端末7の設定情報がサーバ5に記録される。機器1とサーバ5との間で定期通信が開始され(ステップS21)、定期通信が途絶していない場合(ステップS22,Yes)、サーバ5の設定情報は定期通信により機器1にダウンロードされ、設定情報を受信した機器1ではこの設定情報に応じた運転が行われる(ステップS23)。
図11(a)のように定期通信が途絶した場合(ステップS22,No)、機器1には最新の設定情報がダウンロードされないため、例えば機器1の制御部10は、定期通信で設定情報を受信できなくなった時点から一定時間(例えば5分)が経過するまでに設定情報を受信したか否か判断する。制御部10は、一定時間が経過するまでに設定情報を受信できた場合にはサーバ5との定期通信が再開したと判断する。また、制御部10は、一定時間が経過するまでに設定情報を受信できなかった場合にはサーバ5との定期通信が再開していないと判断する。
一定時間内に定期通信が再開した場合(ステップS24,Yes)、機器1は設定情報に応じた運転を継続する(ステップS23)。一方、一定時間内に定期通信が再開していない場合(ステップS24,No)、制御部10は自身の運転を中止する(ステップS25)。
図13は、図11(b),(c)のように定期通信が途絶した場合におけるシステムの動作フローチャートである。図12の動作と異なるのは接続部2がサーバ5との間の定期通信を監視し、定期通信が途絶した場合には通信が途絶したことを検知し、途絶情報を機器1へ送信する点と、途絶情報を受信した機器1が途絶情報を受信した時点から一定時間が経過するまでに設定情報を受信したか否かを判断して自身の運転の継続または停止を行う点である。
宅外モードが選択された端末7において宅外操作が行われたとき、端末7の設定情報がサーバ5に記録される。機器1とサーバ5との間で定期通信が開始され(ステップS31)、定期通信が途絶していない場合(ステップS32,Yes)、サーバ5の設定情報は定期通信により機器1にダウンロードされ、設定情報を受信した機器1ではこの設定情報に応じた運転が行われる(ステップS33)。
図11(b),(c)のように定期通信が途絶した場合(ステップS32,No)、定期通信による最新の設定情報が接続部2にダウンロードされないため、例えば接続部2の外部通信処理部2−2は、設定情報が途絶したタイミングで途絶情報を機器1へ送信する(ステップS34)。
例えば、途絶情報を受信した機器1の制御部10は、途絶情報を受信した時点から一定時間(例えば5分)が経過するまでに設定情報を受信できた場合にはサーバ5との定期通信が再開したと判断し、途絶情報を受信した時点から一定時間が経過するまでに設定情報を受信できなかった場合にはサーバ5との定期通信が再開していないと判断する。
一定時間内に定期通信が再開した場合(ステップS35,Yes)、制御部10は設定情報に応じた運転を継続する(ステップS33)。一方、一定時間内に定期通信が再開していない場合(ステップS35,No)、制御部10は自身の運転を中止する(ステップS36)。
以上に説明したように本実施の形態に係る機器制御システムは、ネットワーク6に接続されたサーバ5と宅内の機器1をネットワーク6に接続する接続部2とを備え、機器2をネットワーク6経由で端末7から制御する機器制御システムであって、機器1は、サーバ5経由で宅外の端末7と通信しているときに接続部2から定期通信で送信される情報を受信できなくなった時点から一定時間が経過するまでに接続部2との通信が再開しないとき、一定時間が経過した後に機器1の運転を停止するように構成されている。実施の形態2の機器制御システムによれば実施の形態1と同様の効果を得られると共に、接続部2を用いることにより様々なネットワーク6に接続することができ機器1の可用性を高めることができる。
実施の形態3.
実施の形態1,2ではサーバ5と機器1との間の定期通信が途絶した場合に一時的な通信異常による誤判定を回避しつつ機器1の運転を停止させることができる構成例を説明したが、以下にネットワーク6と端末7との間に通信が途絶した場合における機器1の運転を停止させることができる構成例を説明する。
図14は、ネットワーク6と操作端末7と間の通信が途絶した状態を示す図である。図14(a)は実施の形態1の機器制御システムにおいてネットワーク6と操作端末7と間の通信が途絶した状態を示し、図14(b)は実施の形態2の機器制御システムにおいてネットワーク6と操作端末7と間の通信が途絶した状態を示している。図14(a),(b)のように通信が途絶した場合の動作を図15を用いて説明する。
図15は、図14のように定期通信が途絶した場合におけるシステムの動作フローチャートである。宅外モードが選択された端末7において宅外操作が行われたとき(ステップS41)、サーバ5は定期通信で設定情報を機器1へ送信する。端末7とサーバ5との間ではネットワーク6を介して通信周期T2(例えば3分)で通信が行われ、サーバ5は操作タイマのカウントを開始する(ステップS42)。操作タイマはアップカウンタでもダウンカウンタでもよいが、ここではアップカウンタと仮定して説明する。
サーバ5は、通信周期T2による端末7との定期通信が行われない場合、サーバ5は端末7との通信が途絶していると判断し(ステップS44,No)、操作タイマが時間Tに達するまで操作タイマのカウントを続ける。一方、操作タイマが時間Tに達するまでに(ステップS43,Yes)、通信周期T2による端末7との定期通信が行われた場合、サーバ5は端末7との通信が途絶していないと判断する。端末7との通信が途絶していないと判断した場合(ステップS44,Yes)、サーバ5は操作タイマをリセットし(ステップS45)、再び操作タイマのカウントを開始する(ステップS42)。このように端末7との定期通信が継続している場合、操作タイマをリセットすることにより機器1の運転が継続される(ステップS46)。
ステップS43において、操作タイマがリセットされることなくカウントアップされ、操作タイマが時間Tを超えた場合(ステップS43,No)、サーバ5は、端末7との通信が途絶したと判断し、機器1を停止するための停止指令5aを生成する。
図14(a)のシステムの場合、サーバ5で生成された停止指令5aは機器1に送信される(ステップS47)。停止指令5aを受信した機器1の制御部10は、停止指令5aを受信したタイミングで自身の運転を中止する(ステップS48)。実施の形態1の機器制御システムは、定期通信で設定情報を受信できなくなった時点から一定時間(例えば5分)が経過するまでに設定情報を受信しないとき機器1を停止するように構成されているが、図15の動作のようにサーバ5からの停止指令5aを受信したタイミングで運転を中止するように構成すれば、ネットワーク6と端末7との間の通信が途絶した場合にも運転を停止させることができる。
図14(b)のシステムの場合、サーバ5で生成された停止指令5aは接続部2経由で機器1に送信される(ステップS47)。停止指令5aを受信した機器1の制御部10は、停止指令5aを受信したタイミングで自身の運転を中止する(ステップS48)。実施の形態2では接続部2からの途絶情報を受信した時点から一定時間(例えば5分)が経過するまでに設定情報を受信しないとき機器1を停止するように構成されているが、図15の動作のようにサーバ5からの停止指令5aを受信したタイミングで運転を中止するように構成すれば、ネットワーク6と端末7との間の通信が途絶した場合にも運転を停止させることができる。
なお、図14(a),(b)のように端末7との間の通信が途絶したとき、端末7にはサーバ5からの情報が受信されないため、端末7は、サーバ5からの情報が一定時間受信されないとき、サーバ5との通信が途絶したと判断して、端末7の表示画面上に、通信が途絶した旨のメッセージを表示するように構成してもよい。このように構成すれば宅外操作中の端末7のユーザに対して、通信が途絶したために機器1を操作することができないことを知らせることができる。
なお、実施の形態1から3では宅外操作時にサーバ5と機器1との間の通信が途絶し、あるいは端末7とサーバ5との間の通信が途絶したときに機器1を停止させる動作を説明したが、宅内操作ではルータ3経由で機器1の操作ができるため、図14のように通信が途絶しても機器1の操作が可能である。以下、図16を用いて説明する。
図16は、図14のように定期通信が途絶中に宅内操作された場合におけるシステムの動作フローチャートである。宅外モードが選択された端末7において宅外操作が行われたとき(ステップS51)、サーバ5は、定期通信で設定情報を機器1へ送信する。端末7とサーバ5との間ではネットワーク6を介して通信周期T2(例えば3分)で通信が行われ、サーバ5は操作タイマのカウントを開始する(ステップS52)。
ここで、宅外モードで通信を行っていた端末7が、機器1に接続されたルータ3(実施の形態1)または接続部2に接続されたルータ3(実施の形態2)の電波が届く範囲に移動して宅内モードに切替られ、端末7において宅内操作が行われた場合を想定する。操作タイマが時間Tに達するまでに(ステップS53,Yes)、宅内モードに切替られた端末7で宅内操作が行われた場合(ステップS54,Yes)、サーバ5は操作タイマをリセットする(ステップS55)。このことにより機器1の運転は継続される(ステップS56)。操作タイマのカウント開始後に機器1が宅内操作で操作された場合、サーバ5には機器1からの被制御機器情報1aが定期的に保存されるため、サーバ5は受信した被制御機器情報1aの内容が前回受信した被制御機器情報1aの内容と異なる場合、すなわち被制御機器情報1aの内容が変化した場合、操作タイマのカウントをリセットする。このことにより機器1の運転が停止されてしまうことを防止している。これは手元操作端末4の機器1が操作された場合も同様である。これにより宅内モードに設定された端末7で機器1を操作し、または手元操作端末4で機器1を操作した場合には、機器1の運転が停止されてしまうことを防ぐことができる。
ステップS54において宅内操作が行われなかった場合(ステップS54,No)、サーバ5は宅外モードに設定されている端末7との通信が途絶しているか否かを判断する。端末7との通信が途絶していると判断した場合(ステップS57,No)、操作タイマが時間Tに達するまで操作タイマのカウントを続ける。一方、端末7との通信が途絶していないと判断した場合(ステップS57,Yes)、サーバ5は操作タイマをリセットし(ステップS58)、再び操作タイマのカウントを開始する(ステップS52)。
ステップS53において操作タイマが時間Tを超えた場合(ステップS53,No)、サーバ5は、機器1を停止するため停止指令5aを生成し、サーバ5で生成された停止指令5aは機器1に送信され(ステップS59)、停止指令5aを受信した機器1の制御部10は自身の運転を中止する(ステップS60)。
このように端末7は、宅内のLAN環境にあるときサーバ5を経由せずに接続部2との通信を行う第一の通信モード(宅内モード)で動作し、宅内のLAN環境にないときサーバ5経由で接続部2との通信を行う第二の通信モード(宅外モード)で動作し、機器1は、第二の通信モードから第一の通信モードに切替えられた端末7からの操作情報に基づいて動作情報(被制御機器情報1a)を生成し、この動作情報をサーバ5との定期通信でサーバ5へ送信し、サーバ5は、端末7との定期通信が途絶した時点から一定時間が経過するまでに機器1からの動作情報の内容が変化したとき、停止指令を生成しないように構成されている。これにより宅内モードに切替られた端末7で機器1を操作し、または手元操作端末4で機器1を操作した場合には、機器1の運転が停止されてしまうことを防ぐことができる。
なお、本実施の形態に示した機器制御システムおよび家電機器は、本発明の内容の一例を示すものであり、更なる別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能であることは無論である。
以上のように、本発明は、機器制御システムおよび家電機器に適用可能であり、特に、宅外の操作端末で被制御機器を操作しているときに通信が途絶した場合でも宅内の被制御機器の運転を停止することができる発明として有用である。
1 被制御機器、1a 被制御機器情報、2 外部接続部、2−1 電源変換部、2−2 外部通信処理部、2−3 通信変換部、2−4 無線通信部、3 無線LANルータ、4 手元操作端末、5 サーバ、5−1 Webサーバ、5−2 データベースサーバ、5a 停止指令、6 ネットワーク、7 操作端末、10 制御部、20 通信部、21 室内−室外機間通信部、22 リモコン間通信部、23 外部通信部、23−1 電源供給部、23−2 外部通信処理部、24 遠隔通信部、30 風向変更部、40 風速変更部、50 出力温度変更部。

Claims (8)

  1. ネットワークに接続されたサーバを備え、宅内の機器をネットワーク経由で操作端末から制御する機器制御システムであって、
    前記機器および前記サーバは、互いに定期通信を行い、
    前記機器は、前記定期通信が行われないときには通信が途絶していると判断し、
    前記機器は、前記サーバ経由で宅外の前記操作端末と通信しているときに、前記サーバから前記機器へ定期通信で送信される情報を受信できなくなった時点から一定時間が経過するまでに前記サーバとの通信が再開しないとき、前記一定時間が経過した後に前記機器の運転を停止し、
    前記定期通信では、前記機器からは被制御機器情報が送信され、前記サーバからは設定情報が送信されることを特徴とする機器制御システム。
  2. ネットワークに接続されたサーバと宅内の機器をネットワークに接続する接続部とを備え、前記機器をネットワーク経由で操作端末から制御する機器制御システムであって、
    前記機器および前記接続部は、互いに定期通信を行い、
    前記機器は、前記定期通信が行われないときには通信が途絶していると判断し、
    前記機器は、前記サーバ経由で宅外の前記操作端末と通信しているときに前記接続部から前記機器へ定期通信で送信される情報を受信できなくなった時点から一定時間が経過するまでに前記接続部との通信が再開しないとき、前記一定時間が経過した後に前記機器の運転を停止
    前記定期通信では、前記機器からは被制御機器情報が送信され、前記サーバからは設定情報が送信されることを特徴とする機器制御システム。
  3. 前記接続部は、前記サーバから定期通信で送信される情報を受信できなくなったとき、前記サーバとの通信が途絶したことを示す途絶情報を生成して前記機器へ送信し、
    前記機器は、前記途絶情報を受信した時点から一定時間が経過するまでに前記接続部との通信が再開しないとき、前記一定時間が経過した後に前記機器の運転を停止することを特徴とする請求項2に記載の機器制御システム。
  4. 前記サーバは、前記操作端末との定期通信が途絶した時点から一定時間が経過するまでに前記操作端末との通信が再開しないとき、前記機器の運転を停止させる停止指令を生成し、
    前記機器は、前記停止指令を受信したとき、前記機器の運転を停止することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の機器制御システム。
  5. 前記サーバと前記機器を前記ネットワークに接続する外部接続部とを備え、
    前記操作端末は、宅内のLAN環境にあるとき前記サーバを経由せずに前記外部接続部との通信を行う第一の通信モードで動作し、宅内のLAN環境にないとき前記サーバ経由で前記外部接続部との通信を行う第二の通信モードで動作し、
    前記機器は、第二の通信モードから第一の通信モードに切替えられた前記操作端末からの操作情報に基づいて動作情報を生成し、この動作情報を前記サーバとの定期通信でサーバへ送信し、
    前記サーバは、
    前記操作端末との定期通信が途絶した時点から一定時間が経過するまでに前記機器からの動作情報の内容が変化したとき、前記停止指令を生成しないことを特徴とする請求項4に記載の機器制御システム。
  6. 前記情報は、前記機器の機種を特定するための機種情報、前記機器の動作状態情報、または前記機器の識別情報であることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の機器制御システム。
  7. ネットワーク経由で操作端末から制御される家電機器であって、
    前記家電機器とネットワークに接続されたサーバとは、互いに定期通信を行い、
    前記家電機器は、前記定期通信が行われないときには通信が途絶していると判断し、
    前記家電機器は、前記サーバ経由で宅外の前記操作端末と通信しているときに前記サーバから前記家電機器へ定期通信で送信される情報を受信できなくなった時点から一定時間が経過するまでに前記サーバとの通信が再開しないとき、前記一定時間が経過した後に前記家電機器の運転を停止し、
    前記定期通信では、前記機器からは被制御機器情報が送信され、前記サーバからは設定情報が送信されることを特徴とする家電機器。
  8. 前記情報は、家電機器の機種を特定するための機種情報、家電機器の動作状態情報、または家電機器の識別情報であることを特徴とする請求項7に記載の家電機器。
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