JP6076426B1 - 無人搬送車および給電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線での給電において効率良く受電することができる無人搬送車および給電システムを提供する。【解決手段】無人搬送車2は、給電ライン1Dが設けられた走行路Gの上を移動する車両本体2Eと、給電ライン1Dの給電用電極10に対向する対向面20Aを有した板状に形成され、給電用電極10から電力を受電する受電用電極20と、受電用電極20の対向面20Aを覆い、電気的絶縁性を有する樹脂材料からなり、車両本体2Eの移動中に給電ライン1Dに対して摺接する電極カバー21とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、走行中に電力を受電する無人搬送車、および給電装置から無人搬送車に給電する給電システムに関するものである。
近年、走行中の電動車両に無線で給電する技術の研究開発が盛んに行われている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1には、走行中の車両に対して高効率で給電する技術が記載されている。具体的には、第1導体および第2導体を路面下に埋設し、第1タイヤ内導体(スチールベルト)を内部に有する第1タイヤを第1導体の上方で転動させ、第2タイヤ内導体(スチールベルト)を内部に有する第2タイヤを第2導体の上方で転動させている。そして、第1電極を第1タイヤの上に設けるとともに第2電極を第2タイヤの上に設け、第1導体および第2導体に交流電力を供給し、この交流電力を第1電極および第2電極で受電している。
特開2012−175869号公報
しかし、特許文献1の構成では、効率良く受電できるか否かはタイヤの大きさによるため、小さなタイヤが採用されることが一般的な無人搬送車に特許文献1の構成を採用すると不都合が生じる。すなわち、タイヤが小さい場合には、路面下の導体とタイヤ内導体との間に形成される静電容量が小さくなり、効率良く受電することができないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、無線での給電において走行中に効率良く受電することができる無人搬送車および給電システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、給電ラインが設けられた走行路の上を移動する車両本体と、前記給電ラインの給電用電極に対向する対向面を有した板状に形成され、前記給電用電極から電力を受電する受電用電極と、前記受電用電極の前記対向面を覆い、電気的絶縁性を有する樹脂材料からなる電極カバーと、前記受電用電極を前記車両本体の下方において支持する電極支持機構とを備え、前記電極カバーは、前記給電ラインに対向する平坦な下面を有しており、前記電極カバーは、前記車両本体の移動中に、その前記下面が前記給電ラインに対して面接触した状態で移動することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無人搬送車において、前記受電用電極を前記給電用電極に向けて付勢する付勢機構をさらに備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の無人搬送車において、前記電極支持機構は、前記走行路の起伏に応じて前記受電用電極の前記対向面の向きを変化させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の無人搬送車において、前記電極支持機構は、前記受電用電極を前記車両本体の前後方向に揺動可能に支持することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の無人搬送車において、前記電極支持機構は、前記受電用電極を前記車両本体の左右方向に揺動可能に支持することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の無人搬送車において、前記車両本体の左右方向において互いに間隔をあけて設けられた一対の前記受電用電極を備え、前記車両本体は、一対の前記受電用電極の各々を覆う前記電極カバーを前記給電ラインに対して当接させた状態で移動することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、給電装置から無人搬送車に給電する給電システムであって、前記給電装置は、給電ラインに設けられた給電用電極と、当該給電用電極に接続されて交流電力を生成する交流電源とを備え、前記無人搬送車は、前記給電ラインが設けられた走行路の上を移動する車両本体と、前記給電用電極から電力を受電する受電用電極とを備え、前記給電用電極および前記受電用電極は、互いに対向する対向面を有した板状に形成され、前記給電用電極および前記受電用電極の双方の前記対向面は、電気的絶縁性を有する樹脂材料により形成された電極カバーによって覆われ、前記車両本体は、前記受電用電極の前記対向面に設けられた前記電極カバーと前記給電用電極の前記対向面に設けられた前記電極カバーとを互いに当接させた状態で移動することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の給電システムにおいて、前記無人搬送車は、前記受電用電極として、当該車両本体の左右方向において互いに間隔をあけて設けられた右側受電用電極および左側受電用電極を備え、前記給電装置は、前記給電用電極として、前記右側受電用電極の下方に設けられる右側給電用電極と、前記左側受電用電極の下方に設けられる左側給電用電極とを備え、さらに、前記無人搬送車は、前記右側給電用電極の前記対向面に設けられた前記電極カバーよりも右方に配置されて前記走行路上を転動する右側車輪と、前記左側給電用電極の前記対向面に設けられた前記電極カバーよりも左方に配置されて前記走行路上を転動する左側車輪とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、無線での給電において走行中に効率良く受電することができる無人搬送車および給電システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る給電システムのブロック図である。 同実施形態に係る無人搬送車および走行路の斜視図である。 (A)〜(C)は、同実施形態に係る無人搬送車が備える受電機構の模式図であり、(D)は、(B)のA−A線部分の断面図である。 同実施形態に係る無人搬送車の走行態様を示す模式図である。 変形例に係る無人搬送車の走行態様を示す模式図である。 他の変形例に係る無人搬送車の走行態様を示す模式図である。
図1〜4を参照して、本発明の一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態の給電システムSは、無線で電力を給電する給電装置1と、誘導ライン3(図2参照)に沿って自動で走行する無人搬送車2とを備える。給電装置1は、走行するための電力を無人搬送車2に給電する。
給電装置1は、交流電源1Aと、高周波インバータ1Bと、整合回路1Cと、給電ライン1Dとを備える。交流電源1Aは、例えば、電圧が100Vの商用交流電源により構成され、交流電力を生成する。交流電源1Aは、高周波インバータ1Bおよび整合回路1Cを介して、給電用電極10に接続されている。高周波インバータ1Bは、交流電源1Aで生成された電力を高周波電力に変換し、整合回路1Cは、給電装置1および無人搬送車2のそれぞれが有する電気回路のインピーダンスを整合する。給電ライン1Dは、一対の給電用電極10を備えている。一対の給電用電極10には、例えば、周波数が16MHzであって電圧が200V〜300Vの高周波電力が供給される。一対の給電用電極10は、交流電力を無線で無人搬送車2に送電する。
無人搬送車2は、受電機構2Aと、整流回路2Bと、走行モータ2Cと、操舵モータ2Dとを備える。受電機構2Aは、一対の受電用電極20を備えている。受電機構2Aの詳しい構成については、図2等を参照して後述する。受電用電極20は、給電用電極10に対向するように設けられ、給電用電極10から交流電力を受電する。受電用電極20は、整流回路2Bを介して、走行モータ2Cおよび操舵モータ2Dに接続されている。整流回路2Bは、受電用電極20で受電した交流電力を直流電力に変換し、走行モータ2Cおよび操舵モータ2Dは、直流電力を用いて無人搬送車2の走行のための動力を発生させる。
図2は、無人搬送車2を斜め上方から見た図であって、無人搬送車2が走行路Gを走行する態様を示している。図中の矢印で示す車両本体2Eの前後方向X、左右方向Y、および、上下方向Zは、互いに直交する方向である。前後方向Xは、無人搬送車2が直進可能な方向である。なお、図2において、整流回路2B、走行モータ2C、および、操舵モータ2Dの図示は省略されている。
図2に示すように、走行路Gには、給電ライン1Dが設けられている。給電ライン1Dは、走行路G上に設けられた右給電ライン1Rと左給電ライン1Lとにより構成されている。右給電ライン1Rおよび左給電ライン1Lは、それぞれ、帯状の給電用電極10と、電極カバー11とにより構成されている。給電用電極10は、受電用電極20に対向する対向面10Aを有した板状に形成されている。電極カバー11は、給電用電極10の対向面10Aを覆っている。電極カバー11は、耐摩耗性に優れた電気的絶縁性を有する樹脂材料により形成されている。例えば、電極カバー11は、ナイロン6(PA6)、超高分子ポリエチレン(UPE)、または、ポリアセタール(POM)等により形成される。
また、走行路Gには、誘導ライン3が設けられている。誘導ライン3は、右給電ライン1Rと左給電ライン1Lとの間に設けられ、走行路Gに埋設されている。給電ライン1Dおよび誘導ライン3は、互いに平行に延びている。
無人搬送車2は、誘導ライン3に沿って走行するAGV(Automated Guided Vehicle)である。無人搬送車2は、荷が積まれる車両本体2Eと、走行路G上を転動する車輪2F,2G,2H,2Iと、誘導ライン3を検出する誘導センサ2Jとを備える。車両本体2Eは、走行路Gの上を移動する。車両本体2Eの底部には、受電機構2A、車輪2F,2G,2H,2I、および、誘導センサ2Jが設けられている。車輪2F,2Gは前輪であり、車輪2H,2Iは後輪である。車輪2F,2G,2H,2Iは、給電ライン1D上および誘導ライン3上で転動しないように配置されている。具体的には、車輪2Fは、誘導ライン3と右給電ライン1Rとの間に設けられ、車輪2Gは、誘導ライン3と左給電ライン1Lとの間に設けられている。また、車輪2Hは、右給電ライン1Rの右方に設けられ、車輪2Iは、左給電ライン1Lの左方に設けられている。
本実施形態においては、無人搬送車2は、着磁されている誘導ライン3に沿って走行する磁気誘導式無人搬送車である。すなわち、誘導センサ2Jは、磁気センサにより構成されている。
走行モータ2C(図1参照)は、車両本体2Eを移動させるために、車輪2H,2Iを回転させる。また、操舵モータ2D(図1参照)は、誘導ライン3に沿って車両本体2Eを移動させるために、誘導センサ2Jによる誘導ライン3の検出結果に基づいて車輪2F,2Gが転動する方向を変える。
図2に示すように、受電機構2Aは、右受電器2Rと左受電器2Lとにより構成されている。右受電器2Rは、右給電ライン1R上に設けられ、左受電器2Lは、左給電ライン1L上に設けられる。図3に示すように、右受電器2Rおよび左受電器2Lは、それぞれ、受電用電極20と、電極カバー21と、電極支持機構22と、付勢機構23と、リード線24(図3参照)とを備えている。右受電器2Rおよび左受電器2Lの各々に設けられた受電用電極20は対を成しており、一対の受電用電極20は、左右方向Yにおいて互いに間隔をあけて設けられている。
図3において、右受電器2Rおよび左受電器2Lは同様の構成を有しているため、受電機構2Aを構成する右受電器2Rおよび左受電器2Lの一方のみを図示し、他方の図示は省略している。図3(A)は、受電機構2Aを左方から見た図であり、図3(B)は、受電機構2Aを上方から見た図であり、図3(C)は、受電機構2Aを後方から見た図である。また、図3(D)は、図3(B)のA−A線部分における受電用電極20および電極カバー21の断面図である。
図3に示すように、受電用電極20は、給電用電極10に対向する対向面20A(図3(D)参照)を有した平板状に形成され、前後方向Xに延びている。電極カバー21は、受電用電極20の対向面20Aを覆っている。受電用電極20は、リード線24を介して整流回路2Bに接続される。
電極カバー21は、電極カバー11と同様に、ナイロン6、超高分子ポリエチレン、または、ポリアセタール等の耐摩耗性に優れた電気的絶縁性を有する樹脂材料により形成されている。図3(D)に示すように、電極カバー21は、受電用電極20の下面である対向面20Aを覆う下カバー材21Aと、受電用電極20の上面20Bを覆う上カバー材21Bとにより構成されている。
電極支持機構22は、車両本体2Eの下方において受電用電極20を支持する。電極支持機構22は、受電用電極20を前後方向Xに揺動できるように構成され、かつ、受電用電極20を左右方向Yに揺動できるように構成されており、走行路Gの起伏に応じて受電用電極20の対向面20Aの向きを変化させる。具体的には、電極支持機構22は、車両本体2Eの底部に設けられたアーム支持機構22Aと、電極カバー21の前端部に設けられたアーム支持機構22Bと、アーム支持機構22Aを介して車両本体2Eに接続された車体側アーム材22Cと、アーム支持機構22Bを介して電極カバー21に接続された電極側アーム材22Dとにより構成されている。車体側アーム材22Cと電極側アーム材22Dとは、前方から後方に向かうにつれて斜め下方に延びる支持アームを構成している。車両本体2Eと車体側アーム材22Cとは、左右方向Yに延びる軸線A1を中心に回動可能に接続されている。車体側アーム材22Cが車両本体2Eに対して回動することで、図3(A)中の矢印R1で示す方向に受電用電極20が揺動し、上下方向Zにおいて受電用電極20が変位する。電極カバー21と電極側アーム材22Dとは、左右方向Yに延びる軸線A2を中心に回動可能に接続されている。車体側アーム材22Cが車両本体2Eに対して回動せずに、電極カバー21が電極側アーム材22Dに対して回動することで、図3(A)中の矢印R2で示す方向に受電用電極20が揺動し、対向面20Aが傾倒する。車体側アーム材22Cと電極側アーム材22Dとは、前後方向Xに延びる軸線A3を中心に回動可能に接続されている。車体側アーム材22Cが車両本体2Eに対して回動せずに、電極側アーム材22Dが車体側アーム材22Cに対して回動することで、図3(C)中の矢印R3で示す方向に受電用電極20が揺動し、対向面20Aが傾倒する。
付勢機構23は、圧縮コイルばねにより構成されている。付勢機構23は、受電用電極20および電極カバー21を給電用電極10に向けて付勢する。付勢機構23は、給電用電極10の対向面10Aと受電用電極20の対向面20Aとが互いに平行になるように、電極カバー21の後端部を下方に押さえつける。
リード線24は、電極カバー21で覆われた受電用電極20と、車両本体2Eに設けられた整流回路2Bとを電気的に接続する配線であって、絶縁材料で被覆された電線により構成されている。リード線24は、電極カバー21を通して設けられ、電極カバー21内の受電用電極20に接続されている。
図4は、無人搬送車2を後方から見た図であって、無人搬送車2の走行態様を示している。なお、図4において、車両本体2Eと車輪2F,2G,2H,2Iとを接続する機構の図示、およびリード線24の図示等は省略されている。
図4に示すように、受電機構2Aの電極カバー21は、給電ライン1Dの電極カバー11に押し当てられる。電極カバー21,11が互いに当接することによって、受電用電極20の対向面20Aと給電用電極10の対向面10Aとが、誘電性を有する電極カバー21,11を介して平行に向かい合う。そして、車両本体2Eは、電極カバー21,11が互いに当接した状態で、誘導ライン3に沿って移動する。すなわち、車両本体2Eは、一対の受電用電極20の対向面20Aで電力を受電するように、一対の受電用電極20の各々を覆う電極カバー21を給電ライン1Dの電極カバー11に対して引き摺りながら移動する。
本実施形態においては以下の効果が得られる。
(1)無人搬送車2は、給電ライン1Dの給電用電極10に対向する対向面20Aを有した板状に形成され、給電用電極10から電力を受電する受電用電極20と、受電用電極20の対向面20Aを覆い、電気的絶縁性を有する樹脂材料からなり、車両本体2Eの移動中に給電ライン1Dに対して摺接する電極カバー21とを備える。この構成によれば、車輪2F,2G,2H,2Iの大きさに関係なく、給電用電極10と受電用電極20との間に形成される静電容量を大きくすることができ、無人搬送車2の走行中に受電用電極20で電力を効率良く受電することができる。また、受電用電極20が電極カバー21によって覆われることで、受電用電極20に触れることが困難になり、安全性を向上することができる。
(2)無人搬送車2は、受電用電極20を給電用電極10に向けて付勢する付勢機構23を備える。この構成によれば、電極カバー21と,給電ライン1Dの電極カバー11とを、確実に密着させることができる。
(3)無人搬送車2は、受電用電極20を支持する電極支持機構22を備え、電極支持機構22は、走行路Gの起伏に応じて受電用電極20の対向面20Aの向きを変化させる。この構成によれば、走行路Gが起伏している場合であっても、電極カバー21,11を互いに密着させ、給電用電極10と受電用電極20との間に形成される静電容量の低下を抑制することが可能となる。
(4)電極支持機構22は、受電用電極20を前後方向Xに揺動可能に支持するため、走行路Gが前後方向Xにおいて起伏する場合であっても、給電用電極10と受電用電極20との間に形成される静電容量の低下を抑制することが可能となる。
(5)電極支持機構22は、受電用電極20を左右方向Yに揺動可能に支持するため、走行路Gが左右方向Yにおいて起伏する場合であっても、給電用電極10と受電用電極20との間に形成される静電容量の低下を抑制することが可能となる。
(6)受電用電極20には、電極カバー21を通して設けられたリード線24が接続されているため、受電用電極20を露出させずに、受電用電極20と整流回路2Bとを電気的に接続することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記構成を変更することもできる。例えば、以下のように変更して実施することもでき、以下の変更を組み合わせて実施することもできる。
・図5に示すように、受電用電極20の対向面20Aが、電極カバー21によって覆われていなくてもよい。また、図6に示すように、給電用電極10の対向面10Aが、電極カバー11によって覆われていなくてもよい。すなわち、給電用電極10および受電用電極20の少なくとも一方の対向面(対向面10A、対向面20A、または、対向面10Aおよび対向面20A)が、電気的絶縁性を有する樹脂材料により形成された電極カバーによって覆われていればよい。
受電用電極20の対向面20Aが電極カバー21によって覆われていない場合は、受電機構2Aの受電用電極20が、給電ライン1Dの電極カバー11に押し当てられる。受電用電極20と電極カバー11とが当接することによって、受電用電極20の対向面20Aと給電用電極10の対向面10Aとが、電極カバー11を介して平行に向かい合う。そして、車両本体2Eは、受電用電極20と電極カバー11とが当接した状態で、誘導ライン3に沿って移動する。すなわち、車両本体2Eは、受電用電極20の対向面20Aで電力を受電するように、受電用電極20を給電ライン1Dの電極カバー11に対して引き摺りながら移動する。
一方、給電用電極10の対向面10Aが電極カバー11によって覆われていない場合は、受電機構2Aの電極カバー21が、給電ライン1Dの給電用電極10に押し当てられる。電極カバー21と給電用電極10とが当接することによって、受電用電極20の対向面20Aと給電用電極10の対向面10Aとが、電極カバー21を介して平行に向かい合う。そして、車両本体2Eは、電極カバー21と給電用電極10とが当接した状態で、誘導ライン3に沿って移動する。すなわち、車両本体2Eは、受電用電極20の対向面20Aで電力を受電するように、電極カバー21を給電ライン1Dの給電用電極10に対して引き摺りながら移動する。
・右受電器2Rと左受電器2Lとが、互いに異なる構成を有していてもよい。例えば、右受電器2Rに設けられた受電用電極20の対向面20Aが、電極カバー21によって覆われ、左受電器2Lに設けられた受電用電極20の対向面20Aが、電極カバー21によって覆われない構成を採用することもできる。
・車両本体2Eが電極カバー21または受電用電極20を給電ライン1Dに対して当接させた状態で移動することができるのであれば、電極支持機構22および付勢機構23の構成を変更してもよい。例えば、走行路Gが平坦であるならば、電極支持機構22が受電用電極20の対向面20Aの向きを変化させないように構成してもよい。また、付勢機構23を、圧縮コイルばね以外の弾性体により構成することもできる。また、受電用電極20と給電用電極10との間に空隙が形成されることを防ぐことができるのであれば、付勢機構23を省略してもよい。
・給電用電極10の形状、配置、個数等に応じて、受電用電極20の形状、配置、個数等を変更することもできる。また、無人搬送車2は、受電用電極20で受電した交流電力を直流電力に変換してバッテリ(図示略)に蓄電し、バッテリに蓄電された電力で走行することもできる。
・走行方式を変更することもできる。例えば、走行モータ2Cは、車両本体2Eを移動させるために、後輪に代えて前輪を回転させてもよい。また、操舵モータ2Dは、車両本体2Eの移動方向を変えるために、車輪2F,2Gの向きは変えずに、車輪2F,2Gの各々の回転速度を異ならせてもよい。
・給電ライン1Dは、走行路Gに埋設することもできる。すなわち、給電ライン1Dの給電用電極10、または、給電用電極10を覆う電極カバー11を、走行路Gと段差の無い状態で設けてもよい。
・無人搬送車2は、磁気誘導方式のAGVでなくてもよい。例えば、誘導センサ2Jをイメージセンサにより構成することによって、光学誘導方式のAGVを構成することもできる。
1 給電装置
1A 交流電源
1D 給電ライン
1L 左給電ライン
1R 右給電ライン
2 無人搬送車
2A 受電機構
2E 車両本体
2L 左受電器
2R 右受電器
3 誘導ライン
10 給電用電極
10A 対向面
11 電極カバー
20 受電用電極
20A 対向面
21 電極カバー
21A 下カバー材
21B 上カバー材
22 電極支持機構
22A アーム支持機構
22B アーム支持機構
22C 車体側アーム材
22D 電極側アーム材
23 付勢機構
24 リード線
G 走行路
S 給電システム
X 前後方向
Y 左右方向
Z 上下方向

Claims (8)

  1. 給電ラインが設けられた走行路の上を移動する車両本体と、
    前記給電ラインの給電用電極に対向する対向面を有した板状に形成され、前記給電用電極から電力を受電する受電用電極と、
    前記受電用電極の前記対向面を覆い、電気的絶縁性を有する樹脂材料からなる電極カバーと
    前記受電用電極を前記車両本体の下方において支持する電極支持機構とを備え
    前記電極カバーは、前記給電ラインに対向する平坦な下面を有しており、
    前記電極カバーは、前記車両本体の移動中に、その前記下面が前記給電ラインに対して面接触した状態で移動する
    ことを特徴とする無人搬送車。
  2. 前記受電用電極を前記給電用電極に向けて付勢する付勢機構をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の無人搬送車。
  3. 前記電極支持機構は、前記走行路の起伏に応じて前記受電用電極の前記対向面の向きを変化させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無人搬送車。
  4. 前記電極支持機構は、前記受電用電極を前記車両本体の前後方向に揺動可能に支持する
    ことを特徴とする請求項3に記載の無人搬送車。
  5. 前記電極支持機構は、前記受電用電極を前記車両本体の左右方向に揺動可能に支持する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の無人搬送車。
  6. 前記車両本体の左右方向において互いに間隔をあけて設けられた一対の前記受電用電極を備え、
    前記車両本体は、一対の前記受電用電極の各々を覆う前記電極カバーを前記給電ラインに対して当接させた状態で移動する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の無人搬送車。
  7. 給電装置から無人搬送車に給電する給電システムであって、
    前記給電装置は、給電ラインに設けられた給電用電極と、当該給電用電極に接続されて交流電力を生成する交流電源とを備え、
    前記無人搬送車は、前記給電ラインが設けられた走行路の上を移動する車両本体と、前記給電用電極から電力を受電する受電用電極とを備え、
    前記給電用電極および前記受電用電極は、互いに対向する対向面を有した板状に形成され、
    前記給電用電極および前記受電用電極の双方の前記対向面は、電気的絶縁性を有する樹脂材料により形成された電極カバーによって覆われ、
    前記車両本体は、前記受電用電極の前記対向面に設けられた前記電極カバーと前記給電用電極の前記対向面に設けられた前記電極カバーとを互いに当接させた状態で移動する
    ことを特徴とする給電システム。
  8. 前記無人搬送車は、前記受電用電極として、当該車両本体の左右方向において互いに間隔をあけて設けられた右側受電用電極および左側受電用電極を備え、
    前記給電装置は、前記給電用電極として、前記右側受電用電極の下方に設けられる右側給電用電極と、前記左側受電用電極の下方に設けられる左側給電用電極とを備え、
    さらに、前記無人搬送車は、前記右側給電用電極の前記対向面に設けられた前記電極カバーよりも右方に配置されて前記走行路上を転動する右側車輪と、前記左側給電用電極の前記対向面に設けられた前記電極カバーよりも左方に配置されて前記走行路上を転動する左側車輪とを備える
    ことを特徴とする請求項7に記載の給電システム。
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