JP5883464B2 - 乗用電動車両及び乗用電動車両の接触充電システム - Google Patents

乗用電動車両及び乗用電動車両の接触充電システム Download PDF

Info

Publication number
JP5883464B2
JP5883464B2 JP2014017695A JP2014017695A JP5883464B2 JP 5883464 B2 JP5883464 B2 JP 5883464B2 JP 2014017695 A JP2014017695 A JP 2014017695A JP 2014017695 A JP2014017695 A JP 2014017695A JP 5883464 B2 JP5883464 B2 JP 5883464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric vehicle
vehicle
arm
passenger
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014017695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014131475A (ja
Inventor
孝光 田島
孝光 田島
康二 芝端
康二 芝端
渉 野口
渉 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2014017695A priority Critical patent/JP5883464B2/ja
Publication of JP2014131475A publication Critical patent/JP2014131475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5883464B2 publication Critical patent/JP5883464B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Description

この発明は、乗用電動車両の走行中に、前記乗用電動車両が備える駆動用の蓄電装置を外部の給電装置から接触充電により充電する乗用電動車両及び乗用電動車両の接触充電システムに関する。
従来、走行中の電動車両に、非接触で充電する車両用共鳴型非接触充電(給電)システムが提案されている(特許文献1)。
国際公開第2011/142421号パンフレット
特許文献1に提案された非接触充電する車両用共鳴型非接触充電(給電)システムでは、インフラストラクチャー(以下、インフラともいう。)側の1次側共鳴コイルと、電動車両側の2次側共鳴コイルとの間で、高周波大電力の送受を行うために、外来ノイズの発生が大きく、又給電制御が複雑になり易いという課題がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであって、乗用電動車両の充電システムの小型化を可能にする乗用電動車両及び乗用電動車両の接触充電システムを提供することを目的とする。
この発明に係る乗用電動車両は、当該乗用電動車両の側部に収納されるとともに、給電装置の対応する架線に対向するように設けられる受電部を有する充電アームを車幅方向に延出し、前記乗用電動車両の前記側部に対向するとともに前記乗用電動車両の走行方向に沿って設けられた前記給電装置の前記架線と、前記充電アームの前記受電部とを接触させて、前記乗用電動車両の駆動用の蓄電装置を充電する乗用電動車両において、前記充電アームの前記受電部は、前記車幅方向に延出されるアーム部の先端に取り付けられており、前記充電アームは、前記乗用電動車両の車体の前記車幅方向内側且つ上下方向内側の側部に収納された状態で、前記乗用電動車両の前後方向に沿って配置され、平面視において前記乗用電動車両の車体と重なり、且つ側面視において前記乗用電動車両の前後輪間における前記車体の下端位置に配置されていることを特徴とする。
この発明に係る乗用電動車両の接触充電システムは、給電装置と、該給電装置から電力が供給される駆動用の蓄電装置を備える乗用電動車両とから構成される前記乗用電動車両の接触充電システムであって、前記給電装置は、前記乗用電動車両の側部に対向するとともに前記乗用電動車両の走行方向に沿って架線が固定された構成とされ、前記乗用電動車両は、前記乗用電動車両の前記側部に収納されるとともに、前記給電装置の対応する架線に対向するように設けられる受電部を有し、車幅方向に延出する充電アームを備えた構成とされ、給電時に、前記充電アームが前記車幅方向に延出され、前記給電装置の前記架線と前記充電アームの前記受電部とが接触されて、前記蓄電装置が充電される前記乗用電動車両の接触充電システムであって、前記充電アームの前記受電部は、前記車幅方向に延出されるアーム部の先端に取り付けられており、前記充電アームは、前記乗用電動車両の車体の前記車幅方向内側且つ上下方向内側の側部に収納された状態で、前記乗用電動車両の前後方向に沿って配置され、平面視において前記乗用電動車両の車体と重なり、且つ側面視において前記乗用電動車両の前後輪間における前記車体の下端位置に配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、充電アームを車体の側方に延出させ、走行路の走行方向に沿って設けられた架線に接触させることで乗用電動車両に搭載されている駆動用の蓄電装置を走行中に充電させることを可能としつつ、給電装置と接触するための前記充電アームが小型化され、結果として接触充電システム全体として小型化することができる。
給電装置から接触により充電するので、共鳴型非接触充電システムに比較して、外来ノイズの発生が大幅に少なく、又給電制御も簡易である。
なお、前記乗用電動車両の接触充電システムの前記給電装置及び前記充電アームもこの発明に含まれる。
この発明によれば、充電アームを車体の側方に延出させ、走行路の走行方向に沿って設けられた架線に接触させることで乗用電動車両に搭載されている駆動用の蓄電装置を走行中に充電させることを可能としつつ、給電装置と接触するための前記充電アームが小型化され、結果として接触充電システム全体として小型化することができる。
図1Aは、この実施形態に係る発明方法が適用される電動車両の接触充電システムの平面図、図1Bは、側面図、図1Cは、正面図である。 接触充電システムを構成する第1実施例に係る架線保持部の一部省略正面断面図である。 接触充電システムを構成する第1実施例に係る充電ヘッドの一部省略正面図である。 接触充電システムを構成する第1実施例に係る充電アームの一部省略平面図である。 第1実施形態に係る接触充電システムを構成する前記第1実施例に係る架線保持部に保持された架線と前記第1実施例に係る充電アームの接触状態を示す一部省略斜視図である。 第1実施形態に係る接触充電システムを構成する前記第1実施例に係る架線保持部に保持された架線と前記第1実施例に係る充電アームの接触状態を示す一部省略正面断面図である。 第2実施形態に係る接触充電システムを構成する第2実施例に係る架線保持部に保持された架線と第2実施例に係る充電アームの接触状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る接触充電システムを構成する前記第2実施例に係る架線保持部に保持された架線と前記第2実施例に係る充電アームの接触状態を示す一部省略正面断面図である。 第3実施形態に係る接触充電システムを構成する前記第1実施例に係る架線保持部に保持された架線と第3実施例に係る充電アームの接触状態を示す正面図である。 第3実施形態に係る接触充電システムを構成する前記第1実施例に係る架線保持部に保持された架線と前記第3実施例に係る充電アームの接触状態を示す側面図である。 第3実施形態の変形例に係る接触充電システムを構成する前記第1実施例に係る架線保持部に保持された架線と第3実施例の変形例に係る充電アームの接触状態を示す側面図である。 第3実施形態の変形例に係る接触充電システムを構成する前記第3実施例の変形例に係る充電アームの側面図である。 第4実施形態に係る接触充電システムを構成する前記第2実施例に係る架線保持部に保持された架線と第4実施例に係る充電アームの接触状態を示す斜視図である。 第4実施形態に係る接触充電システムを構成する前記第2実施例に係る架線保持部に保持された架線と前記第4実施例に係る充電アームの接触状態を示す正面図である。 第4実施形態に係る接触充電システムを構成する前記第2実施例に係る架線保持部に保持された架線と前記第4実施例に係る充電アームの接触状態を示す側面図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[共通構成]
図1A、図1B、及び図1Cは、この実施形態に係る発明方法が適用された電動車両10の接触充電システム12(第1実施形態)の模式的全体構成を示している。
電動車両10は、車両推進用の電動機(不図示)と、この電動機の駆動用の蓄電装置(不図示)を搭載する車両であって、例えば、電気自動車、内燃機関を搭載するハイブリッド自動車、及び燃料電池を搭載する燃料電池自動車等が該当する。
この接触充電システム12は、基本的には、絶縁材料の架線保持部14を備えた給電装置26と、側部10sに充電アーム18を備えた電動車両10とから構成される。充電アーム18は、電動車両10の両側部に設けてもよい。
給電装置26は、例えば、走行路70である道路(高速道路を含む)の路肩等、あるいは自動車レース場の走行路70の路肩等に所定区間の長さで設けられる。所定区間の長さは、所定電費を有する電動車両10が、例えば、ある給電装置26の位置から次の給電装置26の位置までに走行可能な充電量を充電できる長さに設定される。
電動車両10は、給電装置26が設置された走行路70上を給電装置26に沿って走行し、走行しながら給電装置26から充電アーム18を介して前記蓄電装置を充電する。
架線保持部14は、前記所定区間の長さ延在し、裏面側が所定間隔でガードポスト20(図1C)に固定されている。
架線保持部14の表面側には、外部電源装置(不図示)から直流の高電圧が印加される導電材料の正極架線24pと、導電材料の負極架線24nとからなる架線24がレール状に固定されている。直流ではなく、交流であってもよい。
充電アーム18の先端部を形成する充電ヘッド34には、それぞれが転動輪である、前記正極架線24pに接触する正極受電部36pと、前記負極架線24nに接触する負極受電部36nとからなる受電部36が取り付けられている。
なお、図1A、図1B及び図1Cに示した電動車両10の各構成要素は、便宜上、第1実施例に係る構成要素を描いているが、それらの電気回路的機能は、後述する実施例でも同等である。
図2は、第1実施例に係る架線保持部14の一部省略正面断面構成を示している。
図3は、第1実施例に係る充電ヘッド34の一部省略正面構成を示している。
図4は、第1実施例に係る充電アーム18の一部省略平面構成を示している。
図5は、第1実施形態に係る接触充電システム12における架線保持部14に保持された架線24と充電アーム18の接触状態を示す斜視構成を示している。
図6は、第1実施形態に係る接触充電システム12における架線保持部14に保持された架線24と充電アーム18の接触状態を示す正面構成を示している。
以下、図1A、図1B、図1C、図2〜図6を参照して第1実施例に係る架線保持部14と、第1実施例に係る充電アーム18と、これら架線保持部14と充電アーム18とを備える第1実施形態に係る接触充電システム12についてさらに詳しく説明する。
充電アーム18は、図1A、図4に示すように、充電ヘッド34と、この充電ヘッド34が取り付けられる略L字状のブラケット53と、このブラケット53を通じて充電ヘッド34を矢印q(q1、q2)方向に移動(回動)させるスライダクランク機構30とから構成される。
スライダクランク機構30は、ブラケット53と電動車両10の車体に設けられたピン32(軸)との間に延在するアーム部19と、一端がアーム部19の中程に回動自在に取り付けられ他端がスライドレール37上を矢印p方向にスライドするアクチュエータ38に回動自在に取り付けられたスプリングダンパー39aと、一端が車体に固定され他端がアクチュエータ38に固定されるスプリングダンパー39bとから構成される。
アクチュエータ38が矢印p1方向にスライドレール37上を移動するように付勢されることで、限定された範囲を揺動するレバーとして機能するスプリングダンパー39aを通じてアーム部19がピン32を回転中心として矢印q1方向に移動されて、充電ヘッド34の受電部36が架線24との接触状態にスプリングダンパー39a、39bにより付勢される。
このようにして充電アーム18は、電動車両10の側部10sから給電装置26側に延出(展開乃至傾動)される。すなわち充電アーム18が車体11の側方外方に延出される。
一方、アクチュエータ38が矢印p2方向にスライドレール37上を移動するように付勢されることで、アーム部19が矢印q2方向に移動され、充電ヘッド34が車体11のホーム位置に戻される。
充電ヘッド34のヘッド本体41は、ブラケット53の一端部に取り付け部材54(図3参照)を介して取り付けられる。ヘッド本体41は、絶縁材料のケース35により受電部36の電気的接触部分を除いて概ね覆われている。
上述したように、給電装置26は、架線保持部14を有し、この架線保持部14の底部は、非導電部材であるチャネル状の誘導凹部60(図6参照)の底部60dに固定され、誘導凹部60の底部60dを介してガードポスト20に固定されている(図1C参照)。
誘導凹部60は、底部60dの他、ガイド部60a、60b、60cにより構成される。底部60dの上下端から走行路70(道路)側に向かって水平方向に上下のガイド部60cが延びている。この上下のガイド部60cの上下間隔は、充電ヘッド34のケース35(図6参照)の外径に対し冗長を持った間隔となっている。上下のガイド部60cは、さらに水平方向に延びる上下のガイド部60bに連なる。上下のガイド部60bの上下間隔は、充電ヘッド34のケース35の外形より小さく絞られている。上下のガイド部60bは、さらに、上下方向に拡開する上下のガイド部60aに連なる。ガイド部60aの開放端の間隔は、充電アーム18の延出時に充電ヘッド34が上下方向に揺動しても誘導凹部60内に充電ヘッド34が案内される間隔に設定されている。
架線保持部14の表面側は、電動車両10の側部10sの上下方向に開口するとともに、電動車両10の走行方向に延びて形成されたV字溝23が設けられている。
V字溝23の一方の内面には架線24中、正極架線24pの裏面が固着され、V字溝23の他方の内面には架線24中、負極架線24nの裏面が固着されている。正極架線24pと負極架線24nとは互いに絶縁距離を保つ位置に架線保持部14に一部が埋め込まれて固定されている。正極架線24pと負極架線24nの充電ヘッド34への接触側がV字状になっている。
一方、充電ヘッド34は、それぞれが転動輪(回転するローラ)である正極受電部(正極ローラ)36pと負極受電部(負極ローラ)36nを上下に有する受電部36を備える。正極受電部36pと負極受電部36nは、充電ヘッド34(アーム部19)の軸線に対して上下に対称な各底面が対向した円錐台状、すなわち、接触部は、前記のV字溝23に線接触する楔状の形状になっている。
受電部36は、ヘッド本体41の軸受部40、42(図3参照)に係合されている。ヘッド本体41の後端には、それぞれスプリング44による車幅方向のサスペンション48と、スプリング46a、46bによる上下方向のサスペンション50が設けられている。
充電ヘッド34は、そのサスペンション50を構成する取り付け部材54を通じて、アーム部19の他端に形成されているブラケット53に固定されている(図4参照)。
基本的には、以上のように構成される第1実施例に係る充電アーム18と、第1実施例に係る給電装置26と、を備える第1実施形態に係る接触充電システム12は、走行中の電動車両10が、給電装置26の近傍の位置に至ると、充電アーム18が車幅方向の外方向に付勢され、充電ヘッド34が誘導凹部60を通じて架線24まで案内され、図1C、図5、及び図6に示すように、充電アーム18と給電装置26とが電気的に接触状態となり接続される。
このように、先端の上下に正極受電部36pと負極受電部36nとが設けられた充電アーム18を車体11の側方に延出させ、走行路70の走行方向に沿って設けられた架線24に接触させることで電動車両10に搭載されている駆動用の蓄電装置を走行中に充電ることができる。
つまり、電動車両10の側部10sに対向して電動車両10の上下方向に開口し電動車両10の走行方向に延びて形成されたV字溝23の一方の内面に正極架線24p、他方の内面に負極架線24nが固定されている給電装置26の正極架線24pと充電アーム18の正極受電部36p、給電装置26の負極架線24nと充電アーム18の負極受電部36nを同時に接触させて、電動車両10の駆動用の蓄電装置を充電するように構成したので、走行路70の路面の状況あるいはブレーキ操作等により充電アーム18が上下方向に揺動しても、サスペンション50等の作用下にV字溝23内に充電アーム18の先端部である充電ヘッド34が保持されることとなり、接触が確保されなくなることが抑制される。
また、V字溝23の内面の上下に正極架線24pと負極架線24nを固定するようにしているので、給電装置26が小型化されて充電アーム18も小型化され、結果として接触充電システム12全体として小型化することができる。
なお、充電アーム18は、図1Bに示す、ピン32(軸)にも、上下方向にスプリングが介装され、上下方向のサスペンションとして機能している。
以下、第2実施形態〜第4実施形態について説明するが、以下に参照する図面において、図1〜図6に示したものと同一のものあるいは対応するものには同一の符号あるいは同一の符号に百の位の数字を付けてその詳細な説明は省略する。また、充電アーム18を側方に延出し乃至車体側に収納するスライダクランク機構30は、図1Aに示したものと同等の構成を用いているので、その詳細な説明を省略する。
[第2実施形態]
図7、図8は、第2実施形態に係る接触充電システム112を構成する第2実施例に係る架線保持部114に保持された架線124と、第2実施例に係る充電アーム118を構成する第2実施例に係る充電ヘッド134の係合状態(接触状態)を示している。
充電ヘッド134は、樹脂材料のヘッド本体141に、樹脂モールドにより表面を除いて埋め込まれる半円錐台状の正極受電部136pと負極受電部136nとからなる受電部136を備える。正極受電部136pと負極受電部136nは、図6に示した充電ヘッド34の正極受電部36pと負極受電部36nのようには転がらないので、すり板状の構成であるということもできる。
充電ヘッド134の先端部には、軸受72に転動輪74が取り付けられ、転動輪74は、V字溝123の溝底部がU字溝にされた架線保持部114の表面を走行方向に転がるようになっている。
架線保持部114は、V字溝123の一方の内面に、断面ひょうたん型(概ね楕円型の中央部分がくびれた形状)の正極架線124pの裏面側の突起部が嵌合され、他方の内面に負極架線124nの裏面側の突起部が嵌合されている。正極架線124pと負極架線124nの表面側は半円状に形成され(走行方向に対して丸棒状に形成され)ている。
V字溝123の溝底部のU字溝を充電アーム118の転動輪74が転がりながら、架線保持部114の正極架線124pと充電ヘッド134の正極受電部136pとが点接触により摺接すると共に、架線保持部114の負極架線124nと充電ヘッド134の負極受電部136nとが点接触により摺接することで、給電装置126から架線124及び充電アーム118を通じて電動車両10の駆動用の蓄電装置が充電される。
[第3実施形態]
図9、図10は、第3実施形態に係る接触充電システム212を構成する第1実施例に係る架線保持部14に保持された架線24と、第3実施例に係る充電アーム218を構成する第3実施例に係る充電ヘッド234の係合状態(接触状態)を示している。充電ヘッド234の先端部が逆V字状に開拡され、逆V字状の保持部238a、238bに円筒状の転動輪である正極受電部236pと負極受電部236nとからなる受電部236が取り付けられている。正極受電部236pと負極受電部236nが、それぞれ正極架線24pと負極架線24n上を転がりながら線接触で摺接することで、給電装置26から充電ヘッド234を通じて電動車両10の駆動用の蓄電装置が充電される。
図11、図12は、第3実施形態の変形例に係る接触充電システム212´を構成する第1実施例に係る架線保持部14に保持された架線24と、第3実施例の変形例に係る充電ヘッド234´の接触状態を示している。この充電ヘッド234′は、逆V字状で且つ上下の保持部238a′、238b′が走行方向に対してオフセットされている。
このオフセットされた上下の保持部238a′、238b′に円筒状の転動輪である正極受電部236p′と負極受電部236n′とからなる受電部236′が取り付けられている。正極受電部236p′と負極受電部236n′が、それぞれ正極架線24pと負極架線24n上を転がりながら線接触で摺接することで、給電装置26から充電ヘッド234′を通じて電動車両10の駆動用の蓄電装置が充電される。
正極受電部236p′と負極受電部236n′とが走行方向の前後方向にオフセットされて取り付けられているので、図9例、図10例の充電ヘッド234と比較して、充電ヘッド234´の移動方向(電動車両10の走行方向)における充電ヘッド234´のピッチングの挙動が安定する。
[第4実施形態]
図13、図14、図15は、第4実施形態に係る接触充電システム312を構成する第2実施例に係る架線保持部114に保持された架線124と、第4実施例に係る充電アーム318を構成する第4実施例に係る充電ヘッド334の接触状態を示している。
充電ヘッド334は、三角柱状の基部348を有し、この基部348の一側面に取り付け部材354が取り付けられ、基部348の上下(図14で紙面に直交する方向)面の先端に取り付け部材350を介して転動輪352が取り付けられている。
また、基部348の残りの両側面に平行するように、それぞれスプリング356を介して正極架線124p側及び負極架線124n側に付勢される正極受電部336pと負極受電部336nが設けられた受電部336を取り付ける取り付け板358が設けられている。
取り付け板358は、転動輪352側の取り付け部材350同士の対向面間に設けられた各軸をそれぞれ支軸側として、スプリング356により架線124側に付勢される構成にされている。
すなわち、取り付け板358は、スプリング356、ピン94、規制部材93、及びピン92からなるスプリング機構95により矢印r方向へ付勢されるとともにその移動が規制される。
この第4実施例に係る充電ヘッド334は、転動輪352が、溝底部がU字溝にされたV字溝123の前記U字溝を転動しながら、正極架線124pに対して正極受電部336pがスプリング356の圧縮力により接触するとともに、負極架線124nに対して負極受電部336nがスプリング356の圧縮力により接触することで、給電装置126から充電ヘッド34を通じて電動車両10の駆動用の蓄電装置が充電される。
[実施形態のまとめ]
以上説明したように、上述した実施形態によれば、例えば、図1A、図1B、図1C、及び図6に示したように、電動車両10の側部10sに対向し、電動車両10の上下方向に開口して電動車両10の走行方向に延びて形成されたV字溝23が設けられた架線保持部14を有し、該架線保持部14を構成するV字溝23の一方の内面に正極架線24p、他方の内面に負極架線24nが、それぞれ前記走行方向に沿って、且つ互いに絶縁距離を保つ位置に架線保持部14に固定されている給電装置26を設け、電動車両10の側部10sに収納され、先端に設けられ互いに給電装置26の対応する正極架線24pと前記負極架線24nに対向するように設けられる正極受電部36pと負極受電部36nを有する充電アーム18を車幅方向に延出し、給電装置26の正極架線24pと充電アーム18の正極受電部36p及び給電装置26の負極架線24nと充電アーム18の負極受電部36nを同時に接触させて、電動車両10の駆動用の蓄電装置を充電するように構成したので、路面の状況あるいはブレーキ操作等により充電アーム18が上下方向に揺動しても、V字溝23内に充電アーム18の先端部である充電ヘッド34が保持されることとなり、接触が確保されなくなることが抑制される。
また、V字溝23の内面の上下に正極架線24pと負極架線24nを固定するようにしているので、給電装置26が小型化されて充電アーム18も小型化され、結果として接触充電システム12全体として小型化することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…電動車両 12…接触充電システム
14…架線保持部 18…充電アーム
23…V字溝 24…架線
24p…正極架線 24n…負極架線
26…給電装置 34…充電ヘッド
36…受電部 36p…正極受電部
36n…負極受電部

Claims (8)

  1. 乗用電動車両の側部に収納されるとともに、給電装置の対応する架線に対向するように設けられる受電部を有する充電アームを車幅方向に延出し、
    前記乗用電動車両の前記側部に対向するとともに前記乗用電動車両の走行方向に沿って設けられた前記給電装置の前記架線と、前記充電アームの前記受電部とを接触させて、前記乗用電動車両の駆動用の蓄電装置を充電する乗用電動車両において、
    前記充電アームの前記受電部は、前記車幅方向に延出されるアーム部の先端に取り付けられており、
    前記充電アームは、前記乗用電動車両の車体の前記車幅方向内側且つ上下方向内側の側部に収納された状態で、前記乗用電動車両の前後方向に沿って配置され、平面視において前記乗用電動車両の車体と重なり、且つ側面視において前記乗用電動車両の前後輪間における前記車体の下端位置に配置されている
    ことを特徴とする乗用電動車両。
  2. 請求項1に記載の乗用電動車両において、
    前記充電アームは、前記前後輪の最上部よりも下側に配置されている
    ことを特徴とする乗用電動車両。
  3. 請求項1又は2に記載の乗用電動車両において、
    前記アーム部は、前記乗用電動車両の前記車体の前記車幅方向内側且つ上下方向内側の側部に位置する軸を中心として回動して前記車幅方向に展開される
    ことを特徴とする乗用電動車両。
  4. 請求項3に記載の乗用電動車両において、
    前記軸は、前記アーム部における前記乗用電動車両の前方向側端部に位置している
    ことを特徴とする乗用電動車両。
  5. 給電装置と、該給電装置から電力が供給される駆動用の蓄電装置を備える乗用電動車両とから構成される前記乗用電動車両の接触充電システムであって、
    前記給電装置は、
    前記乗用電動車両の側部に対向するとともに前記乗用電動車両の走行方向に沿って架線が固定された構成とされ、
    前記乗用電動車両は、
    前記乗用電動車両の前記側部に収納されるとともに、前記給電装置の対応する架線に対向するように設けられる受電部を有し、車幅方向に延出する充電アームを備えた構成とされ、
    給電時に、前記充電アームが前記車幅方向に延出され、前記給電装置の前記架線と前記充電アームの前記受電部とが接触されて、前記蓄電装置が充電される前記乗用電動車両の接触充電システムであって、
    前記充電アームの前記受電部は、前記車幅方向に延出されるアーム部の先端に取り付けられており、
    前記充電アームは、前記乗用電動車両の車体の前記車幅方向内側且つ上下方向内側の側部に収納された状態で、前記乗用電動車両の前後方向に沿って配置され、平面視において前記乗用電動車両の車体と重なり、且つ側面視において前記乗用電動車両の前後輪間における前記車体の下端位置に配置されている
    ことを特徴とする乗用電動車両の接触充電システム。
  6. 請求項5に記載の乗用電動車両の接触充電システムにおいて、
    前記充電アームは、前記前後輪の最上部よりも下側に配置されている
    ことを特徴とする乗用電動車両の接触充電システム。
  7. 請求項6に記載の乗用電動車両の接触充電システムにおいて、
    前記アーム部は、前記乗用電動車両の車体の前記車幅方向内側且つ上下方向内側の側部に位置する軸を中心として回動して前記車幅方向に展開される
    ことを特徴とする乗用電動車両の接触充電システム。
  8. 請求項7に記載の乗用電動車両の接触充電システムにおいて、
    前記軸は、前記アーム部における前記乗用電動車両の前方向側端部に位置している
    ことを特徴とする乗用電動車両の接触充電システム。
JP2014017695A 2014-01-31 2014-01-31 乗用電動車両及び乗用電動車両の接触充電システム Active JP5883464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014017695A JP5883464B2 (ja) 2014-01-31 2014-01-31 乗用電動車両及び乗用電動車両の接触充電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014017695A JP5883464B2 (ja) 2014-01-31 2014-01-31 乗用電動車両及び乗用電動車両の接触充電システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012103557A Division JP6138425B2 (ja) 2012-04-27 2012-04-27 電動車両の接触充電方法及び接触充電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014131475A JP2014131475A (ja) 2014-07-10
JP5883464B2 true JP5883464B2 (ja) 2016-03-15

Family

ID=51409346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014017695A Active JP5883464B2 (ja) 2014-01-31 2014-01-31 乗用電動車両及び乗用電動車両の接触充電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5883464B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2536602A (en) * 2014-09-24 2016-09-28 Sylvan Ascent Inc Vehicle charger
PL230883B1 (pl) * 2015-02-12 2018-12-31 Ec Eng Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia Zespół szybkiego ładowania pojazdów wyposażonych w napęd elektryczny oraz element ślizgowy
CN109017374A (zh) * 2018-07-27 2018-12-18 南京灵雀智能制造有限公司 一种基于公路护栏的连续充电装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4830335Y1 (ja) * 1967-07-05 1973-09-14
JPS5143243B2 (ja) * 1972-07-28 1976-11-20
JPS5257612A (en) * 1975-11-06 1977-05-12 Sumitomo Electric Ind Ltd Self running body collector device
JPS5517264A (en) * 1978-07-24 1980-02-06 Hitachi Ltd Current collector device for track going car
JPS569802U (ja) * 1979-07-04 1981-01-28
JPS57125102U (ja) * 1981-01-27 1982-08-04
JP2001078366A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Murata Mach Ltd 無人搬送車のバッテリー充電装置
JP2010187471A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Taihei Seisakusho:Kk 非接触受電装置および無人搬送車
EP2284635A1 (en) * 2009-07-16 2011-02-16 Søren Wissing Autonomously and independently controlling transport system
JP2011250498A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Showa Aircraft Ind Co Ltd 非接触給電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014131475A (ja) 2014-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6138425B2 (ja) 電動車両の接触充電方法及び接触充電システム
WO2015068221A1 (ja) 電動車両の接触充電方法及び接触充電システム
JP5759575B2 (ja) 電動車両及び電動車両の接触充電システム
JP2013233037A5 (ja)
JP6178872B2 (ja) 電動車両
KR20130028758A (ko) 궤도계 차량의 안내 궤조 및 교통 시스템
JP5883464B2 (ja) 乗用電動車両及び乗用電動車両の接触充電システム
CN104169121B (zh) 用于在架空式充电站对车辆的电储能器充电的电流传输设备
KR101649065B1 (ko) 절연섹션, 급전레일 및 궤도계 교통시스템
WO2011155232A1 (ja) クレーンシステム
JP6163115B2 (ja) 電動車両
CN104335434A (zh) 接地闸瓦及车辆
JP6774314B2 (ja) 鉄道車両用台車
CN104024028A (zh) 具有与电收集轨道电辅助接触的,由电动车辆承载的供电系统
JP5759576B2 (ja) 電動車両及び電動車両の接触充電システム
KR101980943B1 (ko) 집전 장치 및 차량
JP6170448B2 (ja) 電動車両
WO2012074095A1 (ja) 電動車両への給電システム
CN202863165U (zh) 一种电车集电杆超车装置
JP2020006784A (ja) 自走車用集電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140514

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150602

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5883464

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150