JP6076129B2 - 焼成食品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表面はカリッと硬く、内部は滑らかでソフトな食感を有するとともに、焼成から時間が経過した後や電子レンジ加熱後にも良好な食感及び外観が維持される焼成食品を製造する方法及びそのための装置に関する。
たこ焼きや今川焼きなどの焼成食品は、近年、表面はカリッと硬く、内部は口当たりが滑らかでソフト又はクリーミーな食感を有するものが好まれる傾向にある。そのような食品を製造する方法として、通常のたこ焼き型を用いてたこ焼き生地を球形に成形した後、焼き穴とたこ焼きとの間に油を注入して所定の温度で加熱焼灸するたこ焼きの製造方法が知られている(特許文献1)。
上記のような焼成食品は、前述した特有の食感を楽しむため、焼成したものをすぐに食するのが一般的である。しかし、近年の喫食形態の変化により、これらの焼成食品も、時間が経過した後で又は電子レンジで再加熱してから食されることが多くなっている。しかし、これらの焼成食品は、焼成後時間が経過するにつれ、外観のボリュームを失ったり、しわが寄った外観になるなど見た目が悪くなり、また表面のサクミが損なわれるなど食感も低下する。特に、電子レンジ加熱した場合はその傾向が顕著である。
焼成後の経時変化や電子レンジ加熱による変化に耐性のある焼成食品の製造方法が従来提案されている。特許文献2には、半焼成され保形性を有するたこ焼きの表面に、澱粉含有分散液を付着させた後加熱処理することにより、食感の経時変化耐性のあるたこ焼きを製造できることが記載されている。特許文献3には、たこ焼き型の焼き穴に小麦粉を主材とする生地を流し込み、該生地中に油で炒めた小麦粉で作った餡と蛸片を入れ、該餡と蛸片を該生地で覆って加熱調理することにより、冷凍保存後に電子レンジ加熱しても内部のクリーミーな食感を保持したたこ焼きを製造できることが記載されている。その他に、生地の配合を改良して経時変化耐性や冷凍耐性を与える方法(例えば、特許文献4〜5)や、冷凍法の改良(特許文献6)なども提案されている。
しかしながら、焼成から時間が経過した後や電子レンジ加熱後での食感や外観の変化がさらに少ない焼成食品が求められている。
特開2001−078731号公報 特開2003−079346号公報 特開2009−136228号公報 特開2012−191915号公報 特開平11−169062号公報 特開平03−168073号公報
本発明は、表面はカリッと硬く、内部は滑らかでソフトな食感と、良好な外観とを有するとともに、それらの食感及び外観を、焼成直後だけでなく、焼成から時間が経過した後や、冷蔵・冷凍保存して電子レンジ加熱後した後にも維持することができる焼成食品を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく種々研究を重ねたところ、焼き型に生地の一部を投入して予め皮部を焼成成形した後、さらに中身の生地や具材を投入して焼成することで、中身が外皮で覆われた焼成食品を得ることができ、さらに該焼成食品が、表面及び内部の食感や外観が良好であり、且つ焼成から時間が経過したり電子レンジ再加熱したときにもその良好な食感及び外観を保持していることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、焼き型の凹部に生地を投入し、該生地を該凹部の内壁面に沿って広げるとともに焼成することにより、外皮を成形する工程と、該凹部にさらに生地を投入して焼成することにより該外皮で覆われた焼成食品を得る工程とを含む、焼成食品の製造方法を提供する。
また本発明は、上記製造方法を行うための焼成食品製造装置を提供する。
本発明によれば、表面はカリッとし、内部は滑らかでソフトな食感と、良好な外観とを有する焼成食品を製造することができる。この焼成食品は、焼成直後だけでなく、焼成後長時間良好な食感と外観を保持しているので、作り置きや持ち帰り用食品に適している。また、冷蔵や冷凍保存後に電子レンジ加熱後した後にも良好な食感と外観を有しているので、冷蔵又は冷凍食品としても有用である。
本発明による焼成食品の外皮の成形手順の一例の概要図。 本発明による焼成食品製造装置。 凸部駆動装置を備えた本発明の焼成食品製造装置。
本発明により提供される焼成食品としては、焼き型で焼成して成形されるタイプの食品であればよく、例えば、たこ焼き、明石焼き、たい焼き、今川焼き、大判焼き、小判焼き、人形焼き、おやき、ベビーカステラ、ワッフル、焼きドーナツ、キッシュなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明により提供される焼成食品は、表面を覆う外皮と、外皮に覆われた中身とを有する。外皮は、焼成された生地からなり、中身は、外皮の生地と同じ組成の生地、又は外皮の生地と異なる組成の生地を焼成して製造される。焼成食品の表面と中身との食感の違いを際立たせるためには、外皮と中身の生地は異なる組成であることが好ましい。また、中身は、野菜、肉、魚介、卵、天かす、薬味、紅ショウガ、ゴマ、ナッツ類、果実、餡、クリーム、ジャム等の各種具材を含有していてもよい。
上記外皮及び中身用の生地は、穀粉類を主体とする生地であればよい。穀粉類としては、薄力粉、中力粉、全粒粉、準強力粉、強力粉、デュラム小麦粉等の小麦粉、米粉、ライ麦粉、ライ小麦粉、トウモロコシ粉などが挙げられる。これらの穀粉類は、いずれか単独で使用してもよく、又は2種類以上を適宜混合して使用してもよい。当該生地における穀粉類の含有量は、目的の焼成食品の種類にあわせて適宜決定すればよいが、水分を除く全質量の50〜100質量%程度であればよく、70〜95質量%が好ましい。
上記生地はまた、澱粉類を含有していてもよい。澱粉類を含有することで、焼成食品がしっとりとして口どけの良い食感を有するものとなる。澱粉類としては、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、小麦澱粉、ワキシーコーンスターチ、ハイアミロースコーンスターチ、コーンスターチ、米澱粉、甘藷澱粉、サゴ澱粉、緑豆澱粉、およびそれらの化工澱粉が挙げられる。これらの澱粉類は、いずれか単独で使用してもよく、又は2種類以上を適宜混合して使用してもよい。当該生地における澱粉類の含有量は、穀粉類100質量部に対して、0.1〜50質量部程度が好ましく、5〜30質量部がより好ましい。
上記生地はさらに、糖類、油脂類、乳、卵、大豆蛋白、小麦グルテン等のタンパク質成分、増粘剤、膨張剤、乳化剤、酵素、食塩、調味料、色素、香料などを含有していてもよい。または、天かす、紅ショウガ、ゴマ、ナッツ類、果実、薬味などの食材を含有していてもよい。これらの材料は、目的とする焼成食品の種類や品質に応じて適宜添加することができる。
上述した穀粉類及びその他の材料を、水などの液体や、調味料等と混合することにより、焼成食品の生地を調製することができる。当該生地は、液状であっても、ペースト状であってもよい。当該生地の粘度は、特に限定されないが、好ましくは20mpas〜100pas、より好ましくは30mpas〜50pasであると操作性が向上する。このとき、焼成食品の外皮用の生地と中身用の生地は、まとめて調製してもよく、又は異なる組成の生地をそれぞれ別に調製してもよい。あるいは、まとめて調製した生地を外皮用と中身用に分け、各々に好みの材料をさらに添加してもよい。
本発明により提供される焼成食品は、凹部を有する焼き型で上記生地を焼成することで製造される。詳細には、まず焼き型の凹部に生地を投入し、次いで投入した生地を凹部の内壁面に沿って広げるとともに焼成することにより外皮を焼成成形する。続いて、凹部にさらに生地を投入して焼成することにより、中身が外皮で覆われた焼成食品を得ることができる。以下に、本発明の焼成食品の製造方法についてさらに詳細に説明する。
焼き型は、生地を流し入れることができる凹部を備えるものであればよく、凹部を1つのみ有しているものであってもよいが、複数の凹部を有しているものが製造効率の点で好ましい。焼き型及び凹部は、金属、耐熱ガラス等の通常焼き型に使用されるいずれの材料から製造されていてもよく、また生地を投入される凹部と焼き型の他の部分とが、異なる材料で製造されていてもよい。凹部が、耐熱性フッ素樹脂製であるか又は表面に耐熱性フッ素樹脂製の被膜をした金属製であると、生地の付着防止の利点が得られる。焼き型の大きさや形状は特に限定されないが、外皮と中身とを有する焼成食品を製造するという目的上、焼き型の各凹部の開口部の最大長及び深さはいずれも10mm以上であることが好ましく、20mm以上であることがより好ましい。凹部が小さすぎると、表面と内部とで食感の異なる焼成食品を得ることが難しくなる。また凹部の開口部の最大長及び深さはいずれも150mm以下であることが好ましく、100mm以下であることがより好ましい。凹部が大きすぎると、焼成食品の喫食性が悪くなるだけでなく、内部を十分に焼成することが難しくなる。さらに、焼き型は、凹部の底部と開口部とで最大長が変わらない形状(例えば、筒状)、底部から開口部に向けて最大長が徐々に増加していく形状(例えば、コーン形、すり鉢形又はお椀形)、又は最大長が底部から徐々に増加して途中で一定になる形状(例えば、長半球形、釣鐘形又は下部がお椀型で上部が筒状)であると、後述する生地を広げる作業が容易になるため好ましい。
上記焼き型の凹部に上述した生地を投入する。焼き型は、予め熱しておくことが好ましい。加熱温度は目的とする焼成食品の種類に応じて調整すればよいが、150〜220℃程度が好ましい。次いで、投入した生地を焼き型の凹部の内壁面に沿って広げていく。生地を広げる手段としては、特に限定されないが、例えば、焼き型の凹部に凸部を挿入することによって凸部と凹部内壁面との間隙に生地を広げる方法、焼き型を旋回させ遠心力によって生地を広げる方法、凹部内壁面に生地を塗布する方法、上部から空気を吹き付ける方法、凹部に投入した生地を短時間焼成後、凹部内壁面に広げて焼成し、壁面に固着しなかった生地を吸い上げる方法などが挙げられる。このうち、凸部を挿入する方法が、簡便に均一の厚さの外皮を成形できるため好ましい。
凸部は、焼き型の凹部に挿入されることにより、凸部の外表面と凹部の内壁面との間に、生地が広がることのできる所定の間隔の間隙を形成することを可能とする大きさ及び形状を有する部材である。好ましくは、凸部は、焼き型の凹部と対応する形状を有するが、大きさは凹部よりも小さく、凹部の内空間に挿入されると、凹部内の底面及び側壁面に対してほぼ等しい間隔の間隙を形成することができる。しかしながら、凸部の形状は、焼き型の凹部の形状と完全に対応したものでなくともよく、従って焼き型の凹部内壁との間隙の間隔は、常に均等でなくともよく、場所による多少のばらつきは許容される。
凸部は凹部よりも小さいため、単純に凹部に押し込むと、凹部の底に落下して接触し、底面に間隙が形成されない。そこで、凸部が凹部の底面に接触せず、底面と所望の間隔の間隙を形成できるように凹部への凸部の挿入度合を制御する必要がある。例えば、凸部の動く距離を制御する駆動部を設けたり、凸部が凹部に入り込み過ぎないように凸部の動きを止めるストッパーなどを設けるとよい。
凸部は、凹部と同質の材料で製造されていてもよく、又は別の材料で製造されていてもよい。凸部が耐熱性フッ素樹脂製であるか又は表面に耐熱性フッ素樹脂製の被膜をした金属製である場合、生地の付着が防止できるため好ましい。
図1に、凸部を用いた外皮の成形手順の概要図を示す。焼き型の凹部に生地を投入した後、凹部に凸部を挿入する(図1A)。凸部が挿入されるに従って、凹部の底に溜まっていた生地は、凸部に押されて凸部外表面と凹部内壁面との間の間隙に広がる(図1B)。この状態で生地を焼成すれば、間隙の幅にあわせて薄く広がった状態の焼成生地を得ることができる。さらに焼成によって、生地は凹部の形状に合わせて成形されるので、焼き型に対応した形状の外皮が形成される(図1C)。
生地を広げて焼成する際に、凸部を上下若しくは左右に動かすか又は振動させると、あるいは凸部を固定した状態で焼き型を上下若しくは左右に動かすか又は振動させると、間隙に生地が広がりやすくなるため有利である。凸部を上下に動かす方法が簡便で好ましい。外皮が焼成成形されたら、凸部は凹部から取り外す。
必要に応じて、上記手順で凹部内部に形成された外皮を、さらに凹部上部から加熱することにより、さらに堅固な外皮を形成することができる。
以上の手順により、外皮を成型することができる。あるいは、上記外皮成形の手順を2回以上、例えば2回又は3回繰り返して、複層構造の外皮を形成してもよい。
形成された外皮は、凹部開口部の最大長に対して、好ましくは平均で0.25〜12.5%の厚さ、より好ましくは平均で2.0〜9.5%の厚さを有する。外皮が複層構造の場合は、複層をなす外皮の厚さの合計として、上記の範囲になるようにする。外皮の平均厚さが凹部開口部の最大長に対して0.25%未満であると、得られた焼成食品の食感及び外観に十分な経時変化耐性が付与されず、一方外皮の平均厚さが凹部開口部の最大長に対して12.5%を超えると、得られた焼成食品の表面と中身との食感のバランスが悪くなるため好ましくない。但し、外皮の厚さが上記の基準を満たす場合でも、外皮の厚さは0.1mm以上12mm以下、好ましくは1mm以上10mm以下であることが望ましい。
例えば、焼成食品がたこ焼きの場合、形成された外皮は、好ましくは平均で0.1〜5mmの厚さ、より好ましくは、平均で1〜4mmの厚さを有する。外皮が複層構造の場合は、複層をなす外皮の厚さの合計として、上記の範囲になるようにする。外皮の平均厚さが0.1mm未満であると、得られた焼成食品の食感及び外観に十分な経時変化耐性が付与されず、一方外皮の平均厚さが5mmを超えると、得られた焼成食品の表面と中身との食感のバランスが悪くなるため好ましくない。
次いで、外皮が形成された焼き型の凹部にさらに生地を投入して、中身部分を焼成する。このとき、生地とともに野菜、肉、魚介、卵、天かす、薬味、紅ショウガ、ゴマ、ナッツ類、果実、餡、クリーム、ジャム等の各種具材を投入してもよい。中身用の生地及び具材は、凹部の内壁に沿って形成された外皮の内部に収まるように投入する。中身の量が多すぎると、外皮による被覆が不十分になるため、得られた焼成食品の食感及び外観に十分な経時変化耐性が付与されないことがある。
中身用生地を投入した後は、焼き型内で食品を回転させたり、または反転させることにより、生地の全面を満遍なく焼成することが好ましい。あるいは、焼き型の上部から生地を別途加熱することにより、食品の回転や反転を行うことなく全面を十分に焼成することが可能となる。
上述のように外皮が形成された焼き型の凹部に単に中身用生地を投入して焼成すると、焼成食品は、焼き型の上面すなわち凹部開口部にあたる部分に外皮を有さないことになる。本発明の方法により得られる焼成食品は、このような外皮のない部分を有していても経時変化耐性が向上している。しかし、開口部に対応する部分を含む食品の全面を外皮で覆うようにすると、経時変化耐性がさらに向上するため好ましい。開口部に対応する部分を外皮で覆うための手段としては、焼き型に中身用生地を投入した後、側面の外皮を折り込んで開口部部分を覆う方法、焼き型を振動させるか若しくは水平方向へ振盪させて、焼き型内で食品を回転させながら中身を焼成することにより、外皮で中身を包み込む方法、必要に応じてさらに外皮用生地を投入して開口部面を覆った後、焼き型の上部から別途生地を加熱することにより開口部面に外皮を形成する方法、開口部面に外皮のない2つの食品を開口部面で向い合せに重ねる方法、などが挙げられる。
例えば、焼成食品がたこ焼きの場合、一般的な形状として釣鐘型と丸型があり得る。釣鐘型の場合、外皮が形成された焼き型の凹部に中身用生地を投入しそのまま焼成して得られた外皮を有さない部分を有するものであってもよいが、焼き型の上部からも生地を加熱して開口部部分にも外皮を形成するか又は側面の外皮を折り込んで開口部部分を覆うと、経時変化耐性がより向上する。丸型の場合、製造過程で焼き型内で食品を回転させながら焼成する際に全面が外皮で覆われるため、経時変化耐性がより向上したたこ焼きとなる。
以上の手順で、焼成食品が製造される。該焼成食品は、表面を覆う外皮と、外皮に覆われた中身とを有する。該焼成食品の表面は、外皮に由来するカリッとした食感を呈し、該焼成食品の内部は、中身に由来する滑らかでソフトな食感、又はクリーミーな食感を呈する。
次に、本発明の焼成食品の製造方法を行うための、焼成食品製造装置の例を説明する。当該装置は、凹部を有する焼き型と、上述した外皮成形工程で用いられる凸部とを備える。焼き型は、凹部を1つのみ有しているものであってもよいが、複数の凹部を有しているものが製造効率の点で好ましい。焼き型は、焼き型を支持する支持体と一体化していてもよいが、支持体から取り外し可能であってもよい。
凸部は、好ましくは、凹部と対応する形状を有するが大きさは凹部よりも小さく、凹部に挿入した場合に、凹部の内壁との間に、該凹部の開口部の最大長に対して、好ましくは平均で0.25〜12.5%、より好ましくは平均で2.0〜9.5%の距離の間隙を形成できる大きさ及び形状を有する。
凹部および凸部の材料は、上述したとおりである。
一実施形態において、凹部は半球状の窪みであり、凸部は半球状である。別の一実施形態において、凹部は長半球状の窪みであり、凸部は長半球状である。また別の一実施形態において、凹部は円筒形の窪みであり、凸部は円筒である。また別の一実施形態において、凹部はすり鉢状であり、凸部は円錐形である。また別の一実施形態において、凹部は鯛焼き型であり、凸部は凹部と同形の鯛焼き形状であるが該凹部の内空間より大きさが小さい。また別の一実施形態において、凹部はパイ型又はキッシュ型であり、凸部は凹部と同形のパイ又はキッシュの形状であるが該凹部の内空間より大きさが小さい。
さらなる一実施形態において、本発明の焼成食品製造装置は、たこ焼きの製造装置であり、上記凹部は、円形の開口部を有する半球状又は長半球状の窪みであり、上記凸部は、該凹部と対応する形状を有するが大きさは該凹部の開口部の内半径よりも、好ましくは平均0.1〜5mm、より好ましくは平均1〜4mm小さい半径を有する半球状又は長半球状である。該凸部を凹部に挿入した場合の、凸部と凹部の内壁との間隔は、好ましくは平均で0.1〜5mm、より好ましくは平均1〜4mmである。
図2に示される上記焼成食品製造装置の一実施形態において、上記凸部は、焼き型の凹部に手動で挿入される。この場合、凸部には、手で凸部を操作するためのハンドルが備えられている。さらに、凸部又はハンドルには、凸部を挿入したときに凹部の底に接触することを防止し、又は凹部の底面と所定の間隔を維持するためのストッパーが設けられている(図2A)。本実施形態においては、焼き型の凹部に生地を投入した後、手動で凸部を挿入し、生地を広げる。このとき、手動で凸部を上下又は左右に動かすと、生地が広がりやすい。ストッパーにより凸部は凹部上部に担持されるため、外皮焼成中に凸部を手で保持し続ける必要はない(図2B)。外皮が成形された後は、再び手動で凸部を凹部から抜き取る。
図3に示される上記焼成食品製造装置の別の実施形態において、該製造装置は、凸部を上下若しくは左右に駆動するための凸部駆動装置を備える。該凸部駆動装置は、複数の凸部を一緒に駆動する装置であってもよく、又は各凸部を独立に駆動することができる装置であってもよい。凸部は、凸部駆動装置により下方に駆動されて、焼き型の凹部に挿入される。凸部駆動装置は、凸部の駆動の方向及び距離を制御して、挿入された凸部が凹部の底や内壁に接触することを防止し、又は凹部の内壁面と所定の間隔を維持することを可能にする。必要に応じて、凸部及びその駆動装置は、凸部と凹部の底との接触を防止するためのストッパーをさらに備える。本実施形態においては、焼き型の凹部に生地を投入した後、凸部が凸部駆動装置により下方に駆動されて、凹部に挿入され、続いて凸部が上下左右に駆動されて、生地を広げる。外皮が成形された後は、凸部は凸部駆動装置により上方に駆動されて、凹部から抜き取られる。
図3に示される上記焼成食品製造装置のさらなる実施形態においては、該製造装置は、凸部を振動させるための凸部振動装置をさらに備える。本実施形態においては、凸部が凸部駆動装置により凹部に挿入された後、凸部振動装置により振動することで、生地を広げる。凸部振動装置は、凸部駆動装置と一体化されていてもよい。また該凸部振動装置は、複数の凸部を一緒に振動させる装置であってもよく、又は各凸部を独立に振動させることができる装置であってもよい。
好ましい実施形態においては、上記焼成食品製造装置は、焼き型を加熱するための加熱装置をさらに備える。しかし、当該製造装置は、別途独立した加熱装置と組み合わせて使用することも可能である。
また好ましい実施形態においては、上記焼成食品製造装置は、焼き型の上部から生地を加熱するための第2の加熱装置をさらに備える。第2の加熱装置は、焼き型の開口部面の生地を加熱して、開口部面に外皮を形成させるために使用することができる。あるいは、第2の加熱装置で焼き型の上部から生地を加熱することにより、食品の回転や反転を行うことなく生地の全面を十分に焼成することが可能となる。
また別の一実施形態において、上記焼成食品製造装置は、焼き型を振動若しくは水平方向へ振盪させる装置をさらに備える。中身用生地を焼き型に投入した後、焼き型を振動又は振盪させることで、焼き型の内部で食品が回転しながら焼成され、生地の全面を焼成することが可能となる。あるいは、焼き型を振動又は振盪させることで、焼き型の内部で食品が回転することにより、中身が外皮で完全に包み込まれた食品が形成される。
上記本発明の方法により製造された焼成食品は、焼成から時間が経ったり、又は冷蔵若しくは冷凍保存後に電子レンジ等で再加熱したりした後でも、表面のサクミが損なわれたり、内部の食感が硬くなったりするなどの食感の低下や、しぼんでボリュームが失われたり、表面にしわが寄ったりするなどの外観の劣化が少なく、良好な品質を維持している。従って、該焼成食品は、焼成後すぐに食する食品として適しているだけでなく、作り置きして後で食したり、店で購入して家に持ち帰ってから食する食品としても適している。さらに、該焼成食品は、電子レンジ加熱して食する冷蔵又は冷凍食品としても好適である。
以下、実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
実施例1:たこ焼きの製造
(焼成装置)
開口部の直径が44mmの半球形の凹部を有するたこ焼き型、及び当該凹部よりも半径が約0.1〜6mm小さい半球形の凸部No.1〜7を準備した。これらの凸部には、手で持って凸部を保持するためのハンドルがついており、凸部を凹部に挿入する操作は手動で行った。各凸部にはストッパーが取り付けられた。ストッパーの取り付け位置は、凸部を凹部に挿入した場合に、凹部底面との間隙が、凸部No.1〜7について、それぞれ0.3mm、1mm、2mm、3mm、4mm、5mm、及び6mm未満にならないように設計された。これらのストッパーにより、外皮焼成中には凸部を手で保持する必要はなかった。
たこ焼き型は、下部から加熱装置により加熱された。一方、たこ焼き型の上部に、移動可能な第2の加熱装置を取り付け、中身の焼成中にはこの第2の加熱装置をたこ焼き型の上部に移動させ、生地を上から加熱した。
(生地)
中力粉100g、だし汁340mL、全卵60gを混合してたこ焼き生地を調製した。この生地の粘度は36mpasであった。
(製造例1):従来のたこ焼き製法
180〜190℃に加熱したたこ焼き型の凹部に油を塗り、生地35gのうちの半量とタコ3gを投入して3分間加熱し、次いで残りの生地を投入した。たこ焼き型の上部に第2の加熱装置をセットし、180〜190℃で3分間加熱した。適正な焼き色がついたところで指し油をして凹型内で焼成物を反転し、さらに3分間焼成して、たこ焼きを得た。
(製造例2)
たこ焼き型を150〜160℃に加熱し、凹部に油を塗った。生地35gを準備し、そのうち5gを型に流し入れ、次いで凸部No.1をストッパーで止まるまで挿入した。挿入後、凸部を手で軽く上下に2往復動かし、生地が凹部内壁面に満遍なく広がるようにした。そのまま凸部を挿入した状態で生地を1分間加熱し、外皮を焼成成形した。形成された外皮の厚さは、0.1〜0.5mmであった(平均0.3mm)。次いで、凸部を取り出し、型にタコ3gを入れ、残った生地を全量流し入れ、180〜190℃で5分間加熱した後、たこ焼き型の上部に第2の加熱装置をセットし、180〜190℃で3分間加熱して油を差し1分間加熱後たこ焼きを得た。
(製造例3)
生地10gと凸部No.2を用いて外皮を成形した以外は、製造例2と同じ手順でたこ焼きを得た。形成された外皮の厚さは、0.5〜1.5mmであった(平均1mm)。
(製造例4)
生地10gと凸部No.3を用いて外皮を成形した以外は、製造例2と同じ手順でたこ焼きを得た。形成された外皮の厚さは、1.5〜2.5mmであった(平均2mm)。
(製造例5)
生地15gと凸部No.4を用いて外皮を成形した以外は、製造例2と同じ手順でたこ焼きを得た。形成された外皮の厚さは、2.5〜3.5mmであった(平均3mm)。
(製造例6)
生地15gと凸部No.5を用いて外皮を成形した以外は、製造例2と同じ手順でたこ焼きを得た。形成された外皮の厚さは、3.5〜4.5mmであった(平均4mm)。
(製造例7)
生地20gと凸部No.6を用いて外皮を成形した以外は、製造例2と同じ手順でたこ焼きを得た。形成された外皮の厚さは、4.5〜5.5mmであった(平均5mm)。
(製造例8)
生地20gと凸部No.7を用いて外皮を成形した以外は、製造例2と同じ手順でたこ焼きを得た。形成された外皮の厚さは、5.5〜6.5mmであった(平均6mm)。
(製造例9)
生地10gと凸部No.2を用いて、製造例2と同じ手順で外皮を成形し、さらに凹部上面側に第2の加熱装置をセットし、180〜190℃で1分間加熱した。外皮の形成された型に再び生地5gを投入し、凸部No.4を用いて同じ工程を繰り返し、2層目の外皮を成形した。次いで、凸部を取り出し、型にタコ3gを入れ、残った生地の全量を流し入れ、180〜190℃で4分間加熱した後、たこ焼き型の上部に第2の加熱装置をセットし、180〜190℃で3分間加熱し指し油をして1分間焼成し、たこ焼きを得た。
(外皮の厚さ;2層の合計で平均3mm)。
(製造例10)
製造例9と同じ手順で2層の外皮を成形し、さらに再び生地5gをと凸部No.5を用いて3層目の外皮を成形した。次いで、凹型にタコ3gを入れ、残った生地の全量を流し入れ、180〜190℃で4分間加熱した後、たこ焼き型の上部に第2の加熱装置をセットし、180〜190℃で3分間加熱し指し油をして1分間焼成し、たこ焼きを得た。(外皮の厚さ:3層の合計で平均4mm)。
(製造例11)
製造例10と同じ手順で3層の外皮を成形し、さらに生地5gと凸部No.7を用いて4層目の外皮を成形した。次いで、凹型にタコ3gを入れ、残った生地の全量を流し入れ、180〜190℃で4分間加熱した後、たこ焼き型の上部に第2の加熱装置をセットし、180〜190℃で3分間加熱し指し油をして1分間焼成し、(外皮の厚さ4層の合計で平均6mm)。
製造例1〜11のたこ焼きについて、焼成直後、及び焼成から2時間室温にて静置冷却後に、外観、及び表面と内部の食感を評価した。さらに、焼成後直ちに−30℃にて急速冷凍後、−20℃の冷蔵庫に移し3日間冷凍保存し、電子レンジにて再加熱(500W、1分間/個)したものについて、外観、及び表面と内部の食感を評価した。製造例1〜11のたこ焼きの評価結果を表1に示す。評価結果は、表2に示す評価基準に従って10名のパネラーが評価した結果の平均点である。
実施例2:大判焼きの製造
(焼成装置)
開口部の直径が100mm、深さ30mmの円筒形の両面凹部を有する大判焼き型、及び当該凹部よりも半径がそれぞれ約0.3mm、3mm、6mm、10mm小さい円筒の凸部No.1、No.2、No.3、No.4を準備した。これらの凸部はストッパーを有し、凹部に挿入した場合に、凹部底面との間隙がそれぞれ0.3mm、3mm、6mm、10mmになるように設計された。焼き型は、下部から加熱装置により加熱された。
(生地)
中力粉100g、ベーキングパウダー3g、全卵60g、牛乳200mL、サラダ油5gを混合して大判焼きペースト生地を調製した。このペースト生地の粘度は10〜30pasであった。
(製造例12)従来の大判焼き製法
両面凹焼き型を150〜160℃に加熱し、両方の凹部に油を塗った。ペースト生地60gを片方の凹型に流し入れ4分間加熱した。次いで、半熟状になったところで餡30gを投入し4分間焼成した。生地がほぼ固まったところで、別のペースト生地を、もう片方の凹部に30g入れ1分間加熱後両面同士が重なるように合わせ4分間焼成し大判焼きを得た。
(製造例13)
両面凹焼き型を150〜160℃に加熱し、両方の凹部に油を塗った。ペースト生地30gを片方の凹型に流し入れ、次いで凸部No.1を挿入した。凸部No.1を挿入した状態で生地を2分間加熱し、外皮を焼成成形した。次いで、凸部を取り出し、ペースト生地30gを流し入れて加熱し、半熟状になったところで餡30gを投入し4分間焼成した。生地がほぼ固まったところで、別のペースト生地を、もう片方の凹部に30g入れ1分間加熱後両面同士が重なるように合わせ4分間焼成し大判焼きを得た。
(製造例14)
凸部No.2を用いて外皮を成形した以外は製造例13と同じ手順で大判焼きを得た。
(製造例15)
凸部No.3を用いて生地を3分間加熱して外皮を成形した以外は、製造例13と同じ手順で大判焼きを得た。
(製造例16)
凸部No.4を用いて生地を3分間加熱して外皮を成形した以外は、製造例13と同じ手順で大判焼きを得た。
製造例12〜16の大判焼きについて、焼成直後、及び焼成から2時間室温にて静置冷却後に、外観、及び表面と内部の食感を表2に示す評価基準で、10名のパネラーにより評価した。さらに、焼成後直ちに−30℃にて急速冷凍後、−20℃の冷蔵庫に移し3日間冷凍保存し、電子レンジにて再加熱(500W、3分間/個)したものについて、外観、及び表面と内部の食感を評価した。結果を表3に示す。
実施例3:キッシュの製造
(焼成装置)
開口部の直径が100mm、深さ30mmの円筒形の凹部を有する焼き型、及び当該凹部よりも半径がそれぞれ約3mm、8mm、12mm小さい円筒の凸部No.1〜3を準備した。これらの凸部はストッパーを有し、凹部に挿入した場合に、凹部底面との間隙がそれぞれ3mm、8mm、12mmになるように設計された。焼き型は、下部から加熱装置により加熱された。
キッシュ焼き型は、下部から加熱装置により加熱された。一方、キッシュ焼き型の上部に、移動可能な第2の加熱装置を取り付け、中身の焼成中にはこの第2の加熱装置をキッシュ焼き型の上部に移動させ、生地を上から加熱した。
(ペースト生地)
薄力粉100g、食塩3g、クリームチーズ50g、バター85g、冷水50gを混合してキッシュペースト生地を調製した。
(トッピング)
卵300g、牛乳180cc、塩コショウ各1g、コンソメ20g、適量(ベーコン、ほうれん草、マッシュルーム、たまねぎ)
(製造例17)従来の手順に基づくキッシュ製法
焼き型を180〜190℃に加熱し、凹部に油を塗った。生地80gを型に入れ、次いで凸部No.1を挿入して生地を押圧後、直ちに凸部No.1を取り出し次いで、トッピング30gを流し入れて10分間上下火で焼成し、キッシュを得た。
(製造例18)
焼き型を180〜190℃に加熱し、凹部に油を塗った。生地80gを型に入れ、次いで凸部No.1を挿入した状態で生地を押圧し3分間加熱後、凸部No.1を取り出し上火で1分加熱し、外皮を焼成成形した。次いでトッピング30gを流し入れて7分間上下火で焼成し、キッシュを得た。
(製造例19)
凸部No.2を用いて外皮を成形した以外は製造例18と同じ手順でキッシュを得た。
(製造例20)
凸部No.3を用いて外皮を成形した以外は製造例18と同じ手順でキッシュを得た。
(製造例21)
焼き型を180〜190℃に加熱し、凹部に油を塗った。生地50gを型に入れ、次いで凸部No.1を挿入した状態で生地を押圧し3分間加熱後、凸部No.1を取り出し上火で1分加熱する。さらに生地30gを型に入れ凸部No.2を挿入した状態で生地を2分間加熱し凸部No.2を取り出し上火で1分加熱し2層の外皮とした。次いで、トッピング30gを流し入れて6分間上火中心で焼成し、キッシュを得た。
製造例17〜21のキッシュについて、焼成直後、及び焼成から2時間室温にて静置冷却後に、外観、及び表面と内部の食感を表4に示す評価基準で10名のパネラーにより評価した。さらに、焼成後直ちに急速冷凍−30℃にて冷凍後、−20℃の冷蔵庫に移し3日間冷凍保存し、表4に示す評価基準で評価した。なお、電子レンジ再加熱の条件は、500Wで4分間/個とした。結果を表5に示す。
1 凹部
2 凸部
3 ハンドル
4 ストッパー
5 焼き型
6 凸部駆動装置

Claims (11)

  1. 焼き型の凹部に生地を投入し、該生地を該凹部の内壁面に沿って広げるとともに焼成することにより、外皮を成形する工程と、該凹部にさらに生地を投入して焼成することにより該外皮で覆われた焼成食品を得る工程とを含む、焼成食品の製造方法であって、
    該外皮を成形する工程が、焼き型の凹部に生地を投入した後、該凹部に、該凹部と対応する形状を有するが大きさは該凹部よりも小さい凸部を挿入することによって、該生地を該凹部の内壁面に沿って広げ、該広げた生地を焼成する工程であり、かつ該広げた生地を焼成する間、該凸部を上下若しくは左右方向に振動させることを含む、
    方法
  2. 外皮が、凹部開口部の最大長に対して0.25〜12.5%の平均厚さを有する、請求項1記載の方法。
  3. 外皮を成形する工程を2回以上行う、請求項1又は2記載の方法。
  4. 焼成食品がたこ焼きである、請求項1〜のいずれか1項記載の方法。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の方法を行うための焼成食品製造装置であって、凹部を有する焼き型と、該凹部と対応する形状を有するが大きさは該凹部よりも小さい凸部と、該凸部を振動させるための凸部振動装置とを備え、該凸部は、該凹部に挿入した場合に、該凹部内壁との間に該凹部の開口部の最大長に対して、平均0.25〜12.5%の距離の間隙を形成できる大きさ及び形状を有する、製造装置。
  6. 円形の開口部を有する半球状又は長半球状の凹部を有する焼き型と、該凹部と対応する形状を有するが大きさは該凹部の開口部の内半径よりも0.1〜5mm小さい半径を有する半球状又は長半球状の凸部とを備え、焼成食品がたこ焼きである、請求項記載の製造装置。
  7. 凸部を上下若しくは左右に駆動するための凸部駆動装置をさらに備える、請求項又は記載の装置。
  8. 凸部が凹部の底部に接触することを防止するためのストッパーをさらに備える、請求項のいずれか1項記載の装置。
  9. 焼き型を加熱するための加熱装置をさらに備える、請求項のいずれか1項記載の装置。
  10. 焼き型の上部から生地を加熱するための第2の加熱装置をさらに備える、請求項のいずれか1項記載の装置。
  11. 焼き型を振動若しくは水平方向へ振盪させる装置をさらに備える、請求項10のいずれか1項記載の装置。
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