JP3192624B2 - 蛸焼きの焼き上げ装置 - Google Patents
蛸焼きの焼き上げ装置Info
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- baking mold
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- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Description
置の改良に関するものである。
炎で下方から加熱するようにした焼き型の上面に、断面
半円状の多数の穴を形成した構成になっており、焼き型
の穴に生地を流し込んでから、焦げ付かないようにこま
めに串でひっくり返しながらボール状に焼き上げるよう
にしていることは周知の通りである。
き上がるまで各穴の箇所で生地をこまめにひっくり返す
作業をしなければらないため、焼き上げに多大の手間が
かかるばかりか、多数の蛸焼きを均一な状態に焼き上げ
るのに熟練を要すると言う問題があった。
平6−209861号)において、複数個の焼き型を、
相隣接した焼き型の上面が互いに重なり合うように反転
自在に構成し、半焼き状態の生地を相隣接した焼き型に
移し変えることにより、手間をかけることなく均一に焼
き上げできるようにした装置を提案した。
は、生地を焼きながら相隣接した焼き型に移し変えるこ
とにより、生地を膨らませながらいわば手でこねるよう
にして焼いていくもので、所期の目的の通り、蛸焼き等
のボール状食品を、手間をかけることなく均一な状態に
焼き上げることができる。
き型を反転させることのために動力伝動機構やクラッ
チ、ベアリング、回転軸など多数の可動部材を必要とす
るため構造が著しく複雑となり、このため製造コストが
嵩むばかりかメンテナンスにも多大の手間がかかる点に
問題があった。本発明は、この問題を解消することを目
的とするものである。
焼き上げ装置は、蛸焼きの生地が入る穴を上面に適宜個
数形成した平面視長方形の焼き型と、この焼き型を加熱
するための加熱手段と、前記焼き型が取付けられた支持
体と、前記支持体及び焼き型に対して主として水平方向
の振動を加えるために前記焼き型の中央部において前記
支持体に直接に取付けたバイブレータと、前記焼き型の
長手中心線を挟んだ両側に平面視で対称状に配置される
と共に前記焼き型の長手方向に偏心させて設けた4個の
コイルばねを介して前記支持体を支持するベース体とを
備えている。
と支持体とにずれ不能に保持されており、これらの各コ
イルばねの弾性変形により、前記バイブレータの駆動に
よって当該バイブレータと焼き型と支持体とが一体にな
って振動することを許容せしめており、以って、前記焼
き型における各穴内での生地の回転が均一化される。
入れた生地に皮ができる程度の半焼き状態になった段階
でバイブレータを作動させて、焼き型と支持体とを主と
して水平方向に振動させると、それらバイブレータと焼
き型とが支持体を介してコイルばねで支持されているこ
とにより、それら支持体とバイブレータと焼き型とが一
体になって小刻みに振動(揺動)する。つまり、バイブ
レータは、自分自身を振動させながら焼き型を一体に振
動させる。
の穴内で生地が回転し始めて、生地が穴の内面に自動的
に満遍なく接触することにより、生地は自動的にボール
状に焼き上がっていく。この場合、バイブレータを焼き
型の中央部に設けて、4個のばねを焼き型の長手方向に
偏心させて設けたことにより、焼き型における各穴内で
の生地の回転が均一化される。
ブレータと焼き型とを一体に振動させるだけの構成であ
るから、前記先願発明のように複数の焼き型を反転させ
るものに比べて動力伝動機構や回転軸等の可動部材は不
要となり、構造が簡単になる。
一な状態に手間を掛けることなく焼き上げることができ
るのであり、しかも、前記特開平6−209861号の
ものに比べて、構造が簡単で製造コストの低減と軽量化
を図ることができると共に、メンテナンスの手間を軽減
できる。
する。
のうち図1は焼き上げ装置1の全体斜視図、図2は図1
の平面図、図3は図2の III-III視断面図、図4は要部
拡大図、図5は図2の V-V視断面図、図6は作用を示す
図である。
2を備えており、その上面の開口部には平面視長方形の
3個の焼き型3を左右に並べて配置している。各焼き型
3の上面には、蛸焼きを焼くための断面略半円状の穴4
が縦横に多数整列して形成されている。図5から明から
なように、各穴3は半径寸法よりも深さ寸法が大きくな
るように形成している。
は、穴4を形成した上プレート3aと、加熱手段の一例
としての電熱式ヒータ5を鋳込んだ下プレート3bとに
分離構成されており、両者は、上方からねじ込んだ適宜
本数のねじ6(図5参照)で固着されている。各ヒータ
5の端部には電源用のコードが接続されている。なお、
図示していないが、各焼き型3には温度センサーを埋設
している。
は限らず、上下プレート3a,3bの間に挟み付けても
良いのである。
下面には、第1スペーサ7を介して板状の第1中間支持
体8を固着しており、この第1中間支持体8の中央部の
下面にバイブレータ9を固着している。第1中間支持体
8の下面には、断面コ字状の第2隙間保持部材10を介
して板状の第2中間支持体11が固着されており、この
第2中間支持体11の下面から4本のロッド12を下向
きに突設している。
ース体13が水平状に装架されており、図4に示すよう
に、ベース体13のうち各ロッド12の下方の部位に、
コイルばね14をピン15にて倒れ不能に立設し、この
コイルばね14に、前記ロッド12の下端に形成した小
径部12aを嵌め込み装着することにより、各焼き型3
が小刻みに振動することが許容されるようにしている。
のロッド12及びコイルばね14は、焼き型3の長手中
心線を挟んだ両側に平面視対称状に配置されている。
弾性筒15が被嵌しており、この軟質弾性筒15にコイ
ルばね14の下部をきっちりはめ込んでいる。他方、ロ
ッド12の下端の小径部12aは、上端にフランジを備
えた合成樹脂製のブッシュ17を抜き差し自在に被嵌し
ており、このブッシュ17にコイルばね14の上部をき
っちり嵌め込んでいる。したがって、コイルばね14
は、ベース体13と第2中間支持体11とにずれ不能に
保持されている。
の群は、焼き型3の長手方向の一端寄りに偏心させた状
態で配置している。
収容するホッパーに取り付けて、それら粉状等を詰まる
ことなく出口から落下させたり、パーツフィーダに取り
付けて物品を一定方向に移動させたり、或いは、粉状物
や粒状物の選別用ホッパーに取り付けて、粉状物又は粒
状物を渦巻き状に移動させながら篩分けしたりするに際
して使用されるものと同様のものである。
その駆動手段は問わない。
一方の側部(前端部)は高く、他方の側(後端部)は傾
斜状となるように形成しており、前端部2aのうち各焼
き型3に対応した部位には、焼き上げ段階を表示する表
示ランプ19を設けている。他方、本体2における上面
の後端部2aのうち各焼き型3に対応した部位には、各
焼き型3の電源をON・OFFするためのスイッチ20
を設けている。符号21はメインスイッチである。
向けて引出し自在な抽斗22を装架している。この抽斗
22は、各焼き型3の上面に飛散した焼きかすを掃き入
れるためのもので、このように抽斗22を設けると、周
囲が汚れることを防止できる利点がある。
にして焼き上げられる。すなわち、先ず図6(a)に示
すように、焼き型3の穴4に半分程度まで生地Kを流し
込んでから、生地Kのうち焼き型3との接触面に皮が付
く程度まで焼き、次いで、半焼き状態の生地Kを串でひ
っくり返し、それからバイブレータ9に通電して、図3
及び図6(b)に矢印Aで示すように焼き型3を主とし
て水平方向に振動(揺動)させる。
に、半焼き状態の生地Kは焼き型3の振動によって穴4
の中で回転を始め、回転しながら万遍なく加熱されて、
膨れながら全体に皮が形成されてボール状に焼き上げら
れる。そして、バイブレータ9を焼き型3の中央部に設
けて、4個のコイルばね14を焼き型3の長手方向に偏
心させて設けたことにより、焼き型3における各穴4の
中での生地Kの回転が均一化されて好適であった。
タ9と焼き型3とを一体に振動させることにより、焼き
型3の穴4の中で生地Kを自動的に回転させながら焼き
上げるものであるから、なんらの熟練を要することなく
均一な色・艶・味に至極容易に焼き上げることができ
る。
型3をバイブレータ9及び支持体8,11と一体に振動
させるだけの至極簡単な構造であるから、前記した先願
発明のように複数の焼き型を反転させるものに比べて装
置の構造を簡単にすることができ、その結果、製造コス
トの低減と軽量化とを図ることができると共に、メンテ
ナンスの手間を軽減できるのである。
空いている第1中間支持体8にバイブレータ9を取り付
けると、バイブレータ9が焼き型3の熱の影響を殆ど受
けることはないから、バイブレータ9の耐久性を向上さ
せることができる。
はテフロン加工を施しているが、ある程度使用すると穴
4の内面にコゲがこびり付いてしまうため、再度テフロ
ン加工を行う必要がある。この場合、実施例のように焼
き型3を上下2枚のプレート3a,3bに分離構成する
と、再度のテフロン加工に際してはねじ6を緩めて上プ
レート3aだけを取り外せば良いので、メンテナンスの
手間をより一層軽減できる。
ができるまでの時間や、ひっくり返した生地に皮ができ
る時間は分かっているから、実施例では、表示ランプ1
9が所定の時間を経過すると端から順に点灯するように
設定して、生地Kをひっくり返す時間や焼き上がるまで
の時間を目視にて確認できるようにしている。
にて自動的に行うようにしても良いし、作業員が表示ラ
ンプ19を見ながらスイッチ20を手動操作しても良い
し、或いは、ONのみ手動操作し、所定時間が経過する
と自動的にOFFとなるように設定しても良い。
を介してロッド12を支持すると、焼き型3を振動させ
た場合に擦れ音が発生することを防止することができ、
また、コイルばね14をゴム製等の軟質弾性筒16で支
持するとバイブレータ9の振動が本体2に伝わることを
より的確に防止できる利点がある。
付けても良い。
き型3又は中間支持体から下向きに突設したロッド12
をコイルばね14に抜き差し自在にはめ込むと、焼き型
3を持ち上げてロッド12とコイルばね14との嵌まり
合いを解除することにより、焼き型3やバイブレータ9
等を取り外すことができるから、メンテナンスの手間を
より一層軽減できる利点がある。
形例である第2実施例で、この実施例では、ピン15と
ロッド12の小径部12aとを軟質弾性筒16で一体的
に連結し、この軟質弾性筒16にコイルばね14をきっ
ちり嵌め込んでいる。また、ロッド12にはブッシュ1
7が被嵌している。このブッシュ17は第2中間支持体
11の下面に当接している。
形例である第3実施例であり、この実施例では、ロッド
12の小径部12aとピン15とに直接にコイルばね1
4を被嵌している。
の別例である第4実施例であり、この実施例では、ベー
ス体13に固着したゴム製の受け体23にピン15を固
着して、このピン15でコイルばね14を支持する一
方、中間支持体8から下向き突設したロッド12の小径
部12aにブッシュ17を嵌合し、ブッシュ17に下向
き突設した軸部17aをコイルばね14に嵌めている。
持手段の別例である第5実施例である。この第5実施例
は、ベース体13に固着したカップ状の筒体24にゴム
製等の受け体24を嵌着し、この受け体にてピン15を
支持する一方、第1中間支持体8から下向きに突設した
ロッド12にブッシュ17を下方から嵌合し、ブッシュ
17とピン15とにコイルばね14をきっちり被嵌した
ものである。
実施例のような第2中間支持体11は備えておらず、第
1中間支持体8からロッド12を突設している。なお、
図示していないが、第1中間支持体8の下面にバイブレ
ータ9を取付けている。
て強固に嵌着して、コイルばね14をピン15から抜き
外すようにしても良い。
明は更に他の種々の形態に具体化できることは言うまで
もない。
置の斜視図である。
る。
の断面図である。
の断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】蛸焼きの生地が入る穴を上面に適宜個数形
成した平面視長方形の焼き型と、 この焼き型を加熱するための加熱手段と、 前記焼き型が取付けられた支持体と、 前記支持体及び焼き型に対して主として水平方向の振動
を加えるために前記焼き型の中央部において前記支持体
に直接に取付けたバイブレータと、 前記焼き型の長手中心線を挟んだ両側に平面視で対称状
に配置されると共に前記焼き型の長手方向に偏心させて
設けた4個のコイルばねを介して前記支持体を支持する
ベース体とを備えており、 前記各コイルばねは前記ベース体と支持体とにずれ不能
に保持されており、これらの各コイルばねの弾性変形に
より、前記バイブレータの駆動によって当該バイブレー
タと焼き型と支持体とが一体になって振動することを許
容せしめ、以って、前記焼き型における各穴内での生地の回転が均
一化される、 蛸焼きの焼き上げ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31072797A JP3192624B2 (ja) | 1994-12-19 | 1997-11-12 | 蛸焼きの焼き上げ装置 |
JP2000044396A JP3457245B2 (ja) | 1994-12-19 | 2000-02-22 | 蛸焼きの焼き上げ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31072797A JP3192624B2 (ja) | 1994-12-19 | 1997-11-12 | 蛸焼きの焼き上げ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9116676A Division JP2793802B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | ボール状食品の焼き上げ方法並びに焼き上げ装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000044396A Division JP3457245B2 (ja) | 1994-12-19 | 2000-02-22 | 蛸焼きの焼き上げ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10113292A JPH10113292A (ja) | 1998-05-06 |
JP3192624B2 true JP3192624B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=18008757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31072797A Expired - Lifetime JP3192624B2 (ja) | 1994-12-19 | 1997-11-12 | 蛸焼きの焼き上げ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192624B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6076129B2 (ja) * | 2013-02-22 | 2017-02-08 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 焼成食品の製造方法及び製造装置 |
FR3031289B1 (fr) * | 2015-01-06 | 2017-12-15 | Seb Sa | Appareil de cuisson a panneau amorti |
WO2018203458A1 (ja) * | 2017-05-01 | 2018-11-08 | 株式会社ホットランド | 球状食品焼き上げ用電気加熱式鉄板装置 |
-
1997
- 1997-11-12 JP JP31072797A patent/JP3192624B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
日本経済新聞記事「自動たこ焼き機ヨーク物産導入」日本経済新聞社,平成6年12月9日発行 |
日経流通新聞記事「ヨーカ堂に自動たこ焼き機導入」日本経済新聞社,平成6年12月13日発行 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10113292A (ja) | 1998-05-06 |
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