JP6074298B2 - 撮像装置、画像処理装置、及びそれらの制御方法 - Google Patents

撮像装置、画像処理装置、及びそれらの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、像振れ補正機能を有する撮像装置に関するものである。
撮像装置の振れを検出して、この振れに起因する像振れを補正するように移動可能な撮像レンズを駆動する振れ補正機能(光学式像振れ補正機能)を備えた撮像装置が知られている。また、動画時の画像の読み出し位置を、振れによる画像の移動をキャンセルする方向に制御する像振れ補正機能(電子式像振れ補正機能)もあり、小型・軽量の撮像装置や撮像装置付き携帯電話などに用いられている。このような方式の像振れ補正を電子式像振れ補正という。
また近年では動画記録時にワイド側において像振れ補正範囲を広げて、歩き撮りなどにより生じる大きな像振れに対して従来よりも像振れ補正の効果を高める技術も知られている。このとき、より大きな像振れに対応できるよう、光学式像振れ補正と、電子式像振れ補正を併用し、より大きな補正効果を得る技術も知られている。
このような光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用する技術として次のようなものが知られている。例えば、特許文献1では、検出した像振れ信号をフィルタにより高周波と低周波に分割し、高周波の像振れは光学式像振れ補正で補正し、低周波の像振れは電子式像振れ補正で補正することで、制御演算を効率的にし、補正効果を高めている。
また特許文献2では、像振れ量がある一定値までの範囲では、電子式像振れ補正で補正し、その一定値以上のときは、光学式像振れ補正で補正することで、単純に補正範囲を広げ、補正効果を高めている。
特開2010−004370号公報 特許第2803072号公報
しかしながら、光学式像振れ補正では露光中に像振れ補正を実現できるのに対して、電子式像振れ補正では、画像の切り出しによる像振れ補正のため、露光中の像振れ補正ができない。そのため、特許文献1では、静止画露光中は光学式像振れ補正しかできない。しかも特許文献1では、高周波の像振れのみを光学式像振れ補正の対象としているので、結果として、静止画撮影では、高周波の像振れ補正しかできない。また、周波数を分割するためのフィルタが必要であったり、分割後の光学式像振れ補正量演算と電子式像振れ補正量演算などで、演算負荷やプログラム容量が増えるといった課題がある。
また、特許文献2では、電子式像振れ補正と光学式像振れ補正の境界が存在するため、その境界で光学式像振れ補正の駆動によるオーバーシュートなどの影響で画像が乱れるといった課題がある。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、動画撮影時や動画撮影中の静止画撮影時の像振れ補正効果を、演算負荷やプログラム容量を増大させることなく向上させた撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、撮影光学系で形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、前記被写体像の振れを補正する方向に前記撮影光学系の一部を駆動して光学的に像振れを補正する第1の像振れ補正手段と、前記被写体像の振れを補正する方向に前記撮像素子の画像読み出し位置を制御して電子的に像振れを補正する第2の像振れ補正手段と、撮像装置の振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出手段と、前記振れ検出手段により検出された振れ信号に基づいて像振れ補正量を算出する補正量演算手段と、前記補正量演算手段で算出された所定の周波数帯域の第1の像振れ補正量を、前記第1の像振れ補正手段にて像振れを補正するための第2の像振れ補正量と、前記第2の像振れ補正手段にて像振れを補正するための第3の像振れ補正量とに分割する分割手段と、を備え、動画モードにおいて静止画撮影動作が指示され静止画露光が行われている間、静止画露光期間中に算出された前記第1の像振れ補正量から静止画撮影動作が指示された時点の第3の像振れ補正量を引いた補正値を用いて前記第1の像振れ補正手段により光学的に像振れを補正することを特徴とする。
また、本発明に係わる画像処理装置は、振れ検出手段により検出された撮像装置の振れを表わす振れ信号に基づいて像振れ補正量を算出する補正量演算手段と、前記補正量演算手段で算出された所定の周波数帯域の第1の像振れ補正量を、被写体像の振れを補正する方向に撮影光学系の一部を駆動して光学的に像振れを補正する第1の像振れ補正手段にて像振れを補正するための第2の像振れ補正量と、被写体像の振れを補正する方向に撮像素子の画像読み出し位置を制御して電子的に像振れを補正する第2の像振れ補正手段にて像振れを補正するための第3の像振れ補正量とに分割する分割手段と、動画モードにおいて静止画撮影動作が指示され静止画露光が行われている間、静止画露光期間中に算出された前記第1の像振れ補正量から静止画撮影動作が指示された時点の第3の像振れ補正量を引いた補正値を用いて前記第1の像振れ補正手段により光学的に像振れを補正するように、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、動画撮影時や動画撮影中の静止画撮影時の像振れ補正効果を、演算負荷やプログラム容量を増大させることなく向上させた撮像装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係わる撮像装置のブロック図である。 像振れ補正制御部のブロック図である。 像振れ補正制御部の他の例のブロック図である。 焦点距離と像振れ補正範囲の関係を示すグラフである。 焦点距離と分割係数Kの関係を示すグラフである。 第1のパンニング制御部の詳細を示したブロック図である。 第2のパンニング制御部の詳細を示したブロック図である。 動画撮影中の静止画撮影における像振れ補正量切替を示すグラフである。 像振れ補正演算処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる撮像装置の構成を示すブロック図である。この撮像装置は、主に静止画像と動画像の撮影を行うためのデジタルカメラである。ただし、デジタルカメラ以外にも、デジタル一眼レフカメラ、デジタルビデオカメラであっても良い。
図1において、ズームユニット101は、変倍を行うズームレンズを含むレンズユニットである。ズーム駆動制御部102は、ズームユニット101を駆動制御する。絞り・シャッタユニット103は、絞りとシャッタの機能を有する。絞り・シャッタ駆動制御部104は、絞り・シャッタユニット103を駆動制御する。像振れ補正ユニット105は補正部材としてのシフトレンズ(像振れ補正レンズ)から構成される。像振れ補正ユニット105は、撮像光学系の一部である像振れ補正レンズ(シフトレンズ)を光軸と直交する方向や光軸上に回転中心を有するように円弧状に移動されることで、撮像光軸を偏向する。これによって撮像面上の像の結像位置を移動することができる。像振れ補正制御部106は、像振れ補正ユニット105を駆動制御する。フォーカスユニット107は、ピント調節を行い被写体像を形成するフォーカスレンズを含む。フォーカス駆動制御部108は、フォーカスユニット107を駆動制御する。
撮像部109は、各レンズ群を通ってきた光像を光電変換して電気信号に変換する。撮像信号処理部110は、撮像部109から出力された電気信号を映像信号に変換処理する。また像振れ補正制御部106の補正量に応じて映像信号の読み出し位置を制御する。映像信号処理部111は、撮像信号処理部110から出力された映像信号を用途に応じて加工する。表示部112は、映像信号処理部111から出力された信号に基づいて、必要に応じて画像表示を行う。電源部113は、システム全体に用途に応じて電源を供給する。外部入出力端子部114は、外部との間で通信信号及び映像信号を入出力する。操作部115はシステムを操作するための操作部である。記憶部116は、映像情報など様々なデータを記憶する。振れ検出部117はカメラに加わる振れを検出して振れ検出信号を出力する。カメラシステム制御部118はシステム全体を制御する。
次に、上記構成を有する撮像装置の概略動作について説明する。
操作部115には、像振れ補正ON/OFFを選択可能にする像振れ補正スイッチが含まれる。像振れ補正スイッチにより像振れ補正ONが選択されると、カメラシステム制御部118が像振れ補正制御部106に像振れ補正動作を指示し、これを受けた像振れ補正制御部106が像振れ補正OFFの指示がなされるまで像振れ補正動作を行う。また、操作部115には、光学式像振れ補正(第1の像振れ補正)のみで像振れ補正するモードと、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正(第2の像振れ補正)の併用で像振れ補正するモードを選択できる像振れ補正モードスイッチが含まれる。光学式像振れ補正のみで像振れ補正するモードの場合、撮像部109の読み出し位置は一定となり、その分読み出し範囲を広げることで、広角撮影に対応できる。一方、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正の併用で像振れ補正するモードを選択した場合、撮像部109の読み出し範囲(画像として出力される範囲)が狭まる代わりに、読み出し位置を像振れ補正量に応じて変更することで、より大きな像振れに対応できる。
操作部115には、押し込み量に応じて第1スイッチ(SW1)および第2スイッチ(SW2)が順にオンするように構成されたシャッタレリーズボタンが含まれる。シャッタレリーズボタンが約半分押し込まれたときにスイッチSW1がオンし、シャッタレリーズボタンが最後まで押し込まれたときにスイッチSW2がオンする構造となっている。スイッチSW1がオンされると、フォーカス駆動制御部108がフォーカスユニット107を駆動してピント調節を行うとともに、絞り・シャッタ駆動制御部104が絞り・シャッタユニット103を駆動して適正な露光量に設定する。スイッチSW2がオンされると、撮像部109に露光された光像から得られた画像データが記憶部116に記憶される。
また操作部115には動画記録スイッチが含まれる。スイッチ押下後に動画撮影を開始し、記録中に再度スイッチを押すと記録を終了する。動画撮影中にSW1およびSW2が押されると、動画記録中の静止画撮影にも対応できる。また、操作部115には再生モードを選択出来る再生モード選択スイッチも含まれており、再生モード時には像振れ補正動作を停止する。
また操作部115には、ズーム変倍の指示を行う変倍スイッチが含まれる。変倍スイッチによりズーム変倍の指示があると、カメラシステム制御部118を介して指示を受けたズーム駆動制御部102がズームユニット101を駆動して、指示されたズーム位置にズームユニット101を移動させる。それとともに、撮像部109から送られ、各信号処理部(110,111)にて処理された画像情報に基づいて、フォーカス駆動制御部108がフォーカスユニット107を駆動してピント調節を行う。
図2は像振れ補正制御部106をより詳細に説明したブロック図である。像振れ補正制御部106とはPitch方向およびYaw方向で同じ構成となるため、片軸のみで説明を行う。
振れ検出部117は、主にジャイロセンサを用いて振れを検出し、振れ検出信号としての角速度データとして出力する。AD変換部201は、振れ検出部117が出力したデータをデジタルデータに変換する。
ハイパスフィルタ202は、ジャイロのオフセット成分や、温度ドリフト成分を除去する。ローパスフィルタ203は、角速度データを積分し、角度データに変換する。光学式像振れ補正敏感度乗算部204(補正量演算部)は、角度データを像振れ補正レンズのシフト量(駆動目標位置)に変換する。この光学式像振れ補正敏感度乗算部204においては、敏感度は焦点距離毎に異なるため、その時点の焦点距離ごとに異なる敏感度を乗算する。像振れ補正量分割部205は像振れ補正量をK:1−K(0<K<1)に分割する。像振れ補正量分割部205は、像振れ補正量に対してKを乗算し、光学式像振れ補正(第1の像振れ補正)のための像振れ補正量の算出する。像振れ補正量分割部205はは、像振れ補正量に対して1−Kを乗算し、電子式像振れ補正(第2の像振れ補正)のための像振れ補正量の算出する。
光学式像振れ補正出力切替部206は、動画撮影と静止画撮影(動画撮影中の静止画撮影を含む)とで像振れ補正量を切り替える。光学式像振れ補正出力切替部206は、静止画撮影の時は光学式像振れ補正(第1の像振れ補正)のための像振れ補正量を出力する。光学式像振れ補正量リミッタA(207)は、像振れ補正量を光学式像振れ補正の補正可能範囲(像振れ補正レンズ可動範囲または制御可能範囲)でクランプしている。すなわち、光学式像振れ補正量リミッタA(207)は、光学式像振れ補正のための像振れ補正量を光学式像振れ補正が可能な範囲を上限として出力する。こうすることで、像振れ補正レンズが光学式像振れ補正の補正可能範囲の端部に当たる事態を防ぐことができる。なお、像振れ補正レンズが光学式像振れ補正の補正可能範囲の端部に当たった場合、像振れ補正が行えないため、像振れ補正効果が低下して映像の見えが悪化する。
PID制御部208は、像振れ補正レンズの位置を制御するためのコントローラである。ドライバ部209は、像振れ補正量を電圧に変換し、駆動するための電流を供給する。位置検出部211は、像振れ補正ユニット105のうち像振れ補正レンズの位置を検出し、電圧として出力する。AD変換部212は、像振れ補正レンズの位置を示すアナログの電圧をデジタルデータ(位置検出データ)に変換する。
敏感度乗算部213は、電子式像振れ補正(第2の像振れ補正)のための像振れ補正量(光学式像振れ補正量であるシフト量)を電子式像振れ補正量である読み出しピクセル量に変換する。電子式像振れ補正出力切替部214は、動画撮影と動画撮影中の静止画撮影とで像振れ補正量を切り替える。電子式像振れ補正出力切替部214は、動画画撮影の時は光学式像振れ補正(第1の像振れ補正)と電子式像振れ補正(第2の像振れ補正)のための像振れ補正量を出力する。電子式像振れ補正量リミッタB(215)は、電子式像振れ補正(第2の像振れ補正)とのための像振れ補正量を電子式像振れ補正が可能な範囲でクランプする。すなわち、電子式像振れ補正量リミッタB(215)は、電子式像振れ補正のための像振れ補正量を電子式像振れ補正が可能な範囲を上限として出力する。
図3は図2の構成よりもCPUの演算負荷、プログラム容量は増えるが、動画撮影中の静止画撮影でより像振れ補正効果を得るための構成である。以下の図3に関する説明では、図2と異なる部分のみ説明する。
位相補償フィルタ316は、ハイパスフィルタ302の出力の位相を補償することで像振れ補正制御の対象となる振れの周波数帯域を拡大させる。第2のローパスフィルタ317は、振れ検出センサ117から出力された振れ検出信号としての角速度データを積分することで、角度データに変換する。敏感度乗算部318は、角度データを像振れ補正レンズのシフト量に変換する。この位相補償フィルタ316、ローパスフィルタ317、敏感度乗算部318のパスは、静止画露光中の像振れ補正量を算出する演算部である。動画撮影や静止画撮影待機中では、この位相補償フィルタ316、ローパスフィルタ317、敏感度乗算部318のパスの出力を使用しない。なぜなら、像振れ補正制御の対象となる振れの周波数帯域が広いためである。
像振れ補正制御の対象となる振れの周波数帯域が広いと、パンニング等の低周波数帯域の振れを補正することになる。しかしながら、動画撮影や静止画撮影待機中のようにパンニングなどの動作が発生しやすい状況下において像振れ補正制御の対象となる振れの周波数帯域を広げてしまうと、補正部材および電子的像振れ補正範囲の画像出力範囲が、補正可能範囲の端部に達しやすくなってしまう。このように補正部材および電子的像振れ補正範囲の画像出力範囲に達し、像振れ補正効果が低下して映像の見えが悪化することを防ぐ。
図4はカメラの焦点距離と像振れ補正可動範囲の関係を示すグラフである。図4は、横軸を焦点距離、縦軸を可動範囲とする。図4の中で、(a)は光学式像振れ補正の可動範囲、(b)は電子式像振れ補正の可動範囲、そして(c)は全体の像振れ補正可動範囲とする。即ち、(a)+(b)=(c)の関係にある。
光学式像振れ補正の可動範囲Aはレンズの光学特性で決まる。電子式像振れ補正の可動範囲Bは撮像素子の余剰画素で決まる。なお、光学式像振れ補正の可動範囲A、電子式像振れ補正の可動範囲Bともにズームによって補正角度(振れによる像の移動を補正するための光軸の偏向度合い)が変わる。即ち、カメラに同じ振れが加わったとしても、ズームポジション(光学ズーム倍率、焦点距離)によって振れによる像振れを補正するために像振れ補正ユニット105の像振れ補正レンズを駆動する量が異なる。同じ1degの振れがカメラに加わったとしても、この1degの振れによる像振れを補正するためにWide端で像振れ補正ユニット105が移動する量の方が、Tele端で像振れ補正ユニット105が移動する量よりも小さい。
図5は焦点距離と分割係数Kの関係を示すグラフである。分割係数Kは上述した光学式像振れ補正の補正可能範囲Aと電子式像振れ補正の補正可能範囲Bによって以下のように決定される。
K=A/(A+B) …(1)
このため、横軸を焦点距離、縦軸を分割係数Kとしたとき、図5のようにKは必ず1以下の値をとる。
また上記式(1)より、光学式像振れ補正のオーバーシュートによる画像の乱れは抑えられる。カメラが図5のようにWide端のときと、Middle位置のときと、Tele端のときで具体的に説明する。
像振れ補正ユニット105の像振れ補正レンズが光学式像振れ補正の補正可能範囲Aを動き、電子式像振れ補正の画像読み出し範囲(画像出力範囲)が補正可能範囲Bを動くことで、カッコ内の振れ角度に対応する像振れまで補正できる。仮に光学式像振れ補正の補正可能範囲AがWide、Middle、Teleでそれぞれ(2deg,0.75deg,0.3deg)であり、電子式像振れ補正の補正可能範囲BがWide、Middle、Teleでそれぞれ(2.5deg,1.6deg,1.1deg)であった場合、分割係数KはWide、Middle、Teleで(0.444,0.319,0.214)となる。
次に図6、7を参照してパンニング時の光学式像振れ補正制御および電子式像振れ補正制御について説明する。
図6と図2の相違点は、振れ検出信号をAD変換した出力(AD変換部201からの出力)と敏感度乗算後の像振れ補正量(光学式像振れ補正敏感度乗算部204からの出力)を入力とする第1のパンニング制御部616があることである。第1のパンニング制御部616は、像振れ補正演算部106のハイパスフィルタ202とローパスフィルタ203のカットオフ周波数変更する。また像振れ補正モード選択部617は、光学式像振れ補正のみのモードか、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正の併用のモードかを選択できる。基本的に振れ信号をAD変換した出力(AD変換部201からの出力)が大きいほど第1のパンニング制御部616はハイパスフィルタ202とローパスフィルタ203のカットオフ周波数を上げる。また、像振れ補正量(光学式像振れ補正敏感度乗算部204からの出力)も大きいほど第1のパンニング制御部616はハイパスフィルタ202とローパスフィルタ203のカットオフ周波数を上げる。これにより像振れ補正量を減衰させ、補正部材および電子的像振れ補正範囲の画像出力範囲が像振れ補正制御端に張り付くことを防止し、パンニング後の像振れ補正復帰を早める。
また光学式像振れ補正のみの像振れ補正モードに比べ、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用する像振れ補正モードの場合は、像振れ補正できる範囲が広がる。このため、光学式像振れ補正のみの像振れ補正モードに比べ、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用する像振れ補正モードの場合は、パンニング時のカットオフ周波数の変更上昇率を下げる。
図7と図2の相違点は、振れ信号をAD変換した出力と敏感度乗算後の像振れ補正量を入力とする第2のパンニング制御部716があり、その出力は振れ信号から差し引くオフセット値となる。また、像振れ補正モード選択部717は、光学式像振れ補正のみのモードか、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正の併用のモードかを選択できる。基本的に振れ信号が大きいほどオフセット値は大きくなり、像振れ補正量も大きいほどオフセット値は大きくなる。これにより像振れ補正量を減衰させ、像振れ補正制御端に張り付くことを防止し、パンニング後の像振れ補正復帰を早める。
また光学式像振れ補正のみのモードに比べ、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用する像振れ補正モードの場合は、像振れ補正範囲が広がるため、同じ像振れ信号、像振れ補正量であってもオフセット値を小さくする。例えば、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正を併用する像振れ補正モードの場合、全体の補正範囲が、光学式像振れ補正のみの可動範囲より2倍広いとき、パンニングによる振れ信号から差し引くオフセット値は、光学式像振れ補正のみの場合に比べ1/2にする。
次に、図8を参照して光学式像振れ補正と電子式像振れ補正併用中の静止画撮影について説明する。上段のグラフは光学式像振れ補正量の時系列グラフであり、下段は電子式像振れ補正量の時系列グラフである。
静止画露光中以外では、光学式像振れ補正は、像振れ補正量に対してK=A/(A+B)をかけた光学式像振れ補正(第1の像振れ補正)のための像振れ補正量で駆動する。一方で、電子式像振れ補正は、像振れ補正量に対してK=B/(A+B)をかけた電子式像振れ補正(第2の像振れ補正)のための像振れ補正量で画像読み出し位置を変更する。SW2が押され静止画露光に入るとき、光学式像振れ補正するために、K=1として像振れ補正量を算出する。かつ、直前のレンズ位置から連続的に光学式像振れ補正できるように、SW2のときのK=1の像振れ補正量からK=A/(A+B)の像振れ補正量を引いた値であるOffsetB(つまりその時の電子式像振れ補正量)を保持する。そして露光期間中はK=1の像振れ補正量からOffsetBを常に引いた値で光学式像振れ補正する(第1の切替)。
一方電子式像振れ補正はその逆で、SW2のときのK=0の像振れ補正量からK=B/(A+B)の像振れ補正量(つまりその時の電子式像振れ補正量)であるOffsetAを保持する。そして露光期間中はK=0の像振れ補正量にOffsetAを加算した値を画像の読み出し位置として、画像を出力する(第2の切替)。
露光が終了したとき、像振れ補正量分割部205は、分割係数K=1からK=A/(A+B)へ徐々に切り替えていく。こうすることで、光学式補正量は、像振れ補正量から像振れ補正量にK=A/(A+B)を掛けた値へと徐々にきりかわる。一方で電子式像振れ補正も、露光が終了した時はゼロだが、像振れ補正量にK=B/(A+B)を掛けた値に徐々に切り替えていく。
K=1の像振れ補正量をS、徐々に切り替えるための遷移カウンタをC(例えば0≦C≦100)とすると、遷移中の光学式像振れ補正量S0と電子式像振れ補正量Seは以下の式とする。
S0=(S−OffsetB)×(100−C)/100+K×S×C/100
Se=OffsetA×(100−C)/100+(1−K)×S×C/100
(ただし、Cは0から100までカウントする)
…(2)
遷移カウンタCが最大値になった以降は、光学式像振れ補正は、像振れ補正量に分割係数K=A/(A+B)を掛けた値で像振れ補正を行う。また、電子式像振れ補正は、像振れ補正量に分割係数K=B/(A+B)を掛けた値で画像の読み出し位置を変更し、像振れ補正する。
次に図9のフローチャートを用いて処理の詳細を説明する。このフローチャートは、カメラを起動後ある一定の制御サンプリングで繰り返し処理される。
S901においては、像振れ補正モードが、光学式像振れ補正のみか、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正の併用かをチェックする。光学式像振れ補正のみの場合、S902において、像振れ補正量分割係数Kを強制的に1とする。
次にS903においては、パンニング制御パラメータを光学式像振れ補正のみ用に変更する。即ち、像振れ補正量分割部205は分割係数K=1を代入する。S904においては、光学式像振れ補正量S0に像振れ補正量S(像振れ補正量Sに分割係数K=1を掛けた演算結果)を代入し、電子式像振れ補正量Seに0(実際には像振れ補正量Sに1−K=0を掛けた演算結果)を代入する。
S901において、像振れ補正モードが、光学式像振れ補正と電子式像振れ補正の併用であった場合、S905において、像振れ補正量分割部205は分割係数K=A/(A+B)の計算をする。S906において、第1のパンニング制御部616はパンニング制御パラメータを変更する。S907においては、静止画露光中か判定する。静止画露光中でない場合(S907にてNo)、S908で遷移フラグを判定する。S908にてFALSEであった場合、つまり静止画露光中でもなく遷移中でもない場合、光学式像振れ補正量S0はS×K、電子式像振れ補正量SeはS×(1−K)が設定される。
S907で静止画露光中であった場合、S910でその瞬間のOffsetA、OffsetBをメモリに保持し、遷移フラグをTRUEに上げる。そして静止画露光中の像振れ補正量は、S0=S−OffsetB、Se=OffsetAをセットする。
静止画露光が終わり、S907の判定で静止画露光中で無い場合、静止画露光終了直後は遷移フラグがTRUEに立っている。このため、S911にて、遷移カウンタCをインクリメントする。図9では例として遷移カウンタを0から100までの数値としたが、最大の数値はいくつでもかまわない。
次にS912で像振れ補正量をセットする。このときの像振れ補正量は(2)式で示したとおりである。S913で遷移カウンタが最大値になったかどうか判定し、最大値で無い場合は、そのまま終了しS901に戻る。
S913で遷移カウンタが最大値であった場合、遷移フラグをFALSEに落とし、遷移カウンタを0に初期化し、S901に戻る。C=100(最大値)になった時は、光学式像振れ補正量S0はS912の結果からK×Sとなり、電子式像振れ画補正量Seは(1−K)×Sとなり、S909の演算結果と連続的につながる。
以上、本発明の一実施形態に係わる撮像装置として静止画像と動画像の撮影を行うためのデジタルカメラを例にとって説明した。しかしながら、撮像装置を備えた電子機器、たとえば携帯電話やスマートフォン、タブレットデバイス、ゲーム機器などであってもよい。

Claims (12)

  1. 撮影光学系で形成された被写体像を光電変換する撮像素子と、
    前記被写体像の振れを補正する方向に前記撮影光学系の一部を駆動して光学的に像振れを補正する第1の像振れ補正手段と、
    前記被写体像の振れを補正する方向に前記撮像素子の画像読み出し位置を制御して電子的に像振れを補正する第2の像振れ補正手段と、
    撮像装置の振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段により検出された振れ信号に基づいて像振れ補正量を算出する補正量演算手段と、
    前記補正量演算手段で算出された所定の周波数帯域の第1の像振れ補正量を、前記第1の像振れ補正手段にて像振れを補正するための第2の像振れ補正量と、前記第2の像振れ補正手段にて像振れを補正するための第3の像振れ補正量とに分割する分割手段と、
    を備え
    動画モードにおいて静止画撮影動作が指示され静止画露光が行われている間、静止画露光期間中に算出された前記第1の像振れ補正量から静止画撮影動作が指示された時点の第3の像振れ補正量を引いた補正値を用いて前記第1の像振れ補正手段により光学的に像振れを補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 動画モードにおいて静止画撮影動作が指示され静止画露光が行われている間、前記第2の像振れ補正手段は、静止画撮影動作が指示された時点の第3の像振れ補正量を用いて算出された前記撮像素子の画像読み出し位置に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記分割手段は、前記第1の像振れ補正量を、
    前記第2の像振れ補正量:前記第3の像振れ補正量=K:(1−K)
    に分割し、
    前記第1の像振れ補正手段の可動範囲をAとし、
    前記第2の像振れ補正手段の可動範囲をBとした時に、
    分割係数K=A/(A+B)
    を満たし、Kは焦点距離に応じて変化していることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記分割係数Kは、望遠側よりも広角側の方が大きい値をとることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の像振れ補正手段のみで像振れ補正を行うモードと、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を併用して像振れ補正を行うモードとを選択するモード選択手段と、前記振れ信号と前記第1の像振れ補正量とに基づいて、前記補正量演算手段に入力される前記振れ信号から一定のオフセット値を差し引くパンニング制御手段とをさらに備え、
    記第1の像振れ補正手段のみモードに比べて、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を併用するモードの場合は、前記オフセット値を小さくすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 撮影光学系で形成された被写体像を光電変換する撮像素子を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記被写体像の振れを補正する方向に前記撮影光学系の一部を駆動して光学的に像振れを補正する第1の像振れ補正工程と、
    前記被写体像の振れを補正する方向に前記撮像素子の画像読み出し位置を制御して電子的に像振れを補正する第2の像振れ補正工程と、
    撮像装置の振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出工程と、
    前記振れ検出工程により検出された振れ信号に基づいて像振れ補正量を算出する補正量演算工程と、
    前記補正量演算工程で算出された所定の周波数帯域の第1の像振れ補正量を、前記第1の像振れ補正工程にて像振れを補正するための第2の像振れ補正量と、前記第2の像振れ補正工程にて像振れを補正するための第3の像振れ補正量とに分割する分割工程と、
    を備え
    動画モードにおいて静止画撮影動作が指示され静止画露光が行われている間、静止画露光期間中に算出された前記第1の像振れ補正量から静止画撮影動作が指示された時点の第3の像振れ補正量を引いた補正値を用いて前記第1の像振れ補正工程により光学的に像振れを補正することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 振れ検出手段により検出された撮像装置の振れを表わす振れ信号に基づいて像振れ補正量を算出する補正量演算手段と、
    前記補正量演算手段で算出された所定の周波数帯域の第1の像振れ補正量を、被写体像の振れを補正する方向に撮影光学系の一部を駆動して光学的に像振れを補正する第1の像振れ補正手段にて像振れを補正するための第2の像振れ補正量と、被写体像の振れを補正する方向に撮像素子の画像読み出し位置を制御して電子的に像振れを補正する第2の像振れ補正手段にて像振れを補正するための第3の像振れ補正量とに分割する分割手段と、
    動画モードにおいて静止画撮影動作が指示され静止画露光が行われている間、静止画露光期間中に算出された前記第1の像振れ補正量から静止画撮影動作が指示された時点の第3の像振れ補正量を引いた補正値を用いて前記第1の像振れ補正手段により光学的に像振れを補正するように、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 動画モードにおいて静止画撮影動作が指示され静止画露光が行われている間、前記第2の像振れ補正手段は、静止画撮影動作が指示された時点の第3の像振れ補正量を用いて算出された前記撮像素子の画像読み出し位置に保持されていることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記分割手段は、前記第1の像振れ補正量を、
    前記第2の像振れ補正量:前記第3の像振れ補正量=K:(1−K)
    に分割し、
    前記第1の像振れ補正手段の可動範囲をAとし、
    前記第2の像振れ補正手段の可動範囲をBとした時に、
    分割係数K=A/(A+B)
    を満たし、Kは焦点距離に応じて変化していることを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  10. 前記分割係数Kは、望遠側よりも広角側の方が大きい値をとることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1の像振れ補正手段のみで像振れ補正を行うモードと、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を併用して像振れ補正を行うモードとを選択するモード選択手段と、前記振れ信号と前記第1の像振れ補正量とに基づいて、前記補正量演算手段に入力される前記振れ信号から一定のオフセット値を差し引くパンニング制御手段とをさらに備え、
    前記第1の像振れ補正手段のみのモードに比べて、前記第1の像振れ補正手段と前記第2の像振れ補正手段を併用するモードの場合は、前記オフセット値を小さくすることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 画像処理装置を制御する方法であって、
    被写体像の振れを補正する方向に撮影光学系の一部を駆動して光学的に像振れを補正する第1の像振れ補正工程と、
    前記被写体像の振れを補正する方向に撮像素子の画像読み出し位置を制御して電子的に像振れを補正する第2の像振れ補正工程と、
    撮像装置の振れを検出して振れ信号を出力する振れ検出工程と、
    前記振れ検出工程により検出された振れ信号に基づいて像振れ補正量を算出する補正量演算工程と、
    前記補正量演算工程で算出された所定の周波数帯域の第1の像振れ補正量を、前記第1の像振れ補正工程にて像振れを補正するための第2の像振れ補正量と、前記第2の像振れ補正工程にて像振れを補正するための第3の像振れ補正量とに分割する分割工程と、
    を備え、
    動画モードにおいて静止画撮影動作が指示され静止画露光が行われている間、静止画露光期間中に算出された前記第1の像振れ補正量から静止画撮影動作が指示された時点の第3の像振れ補正量を引いた補正値を用いて前記第1の像振れ補正工程により光学的に像振れを補正することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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