JP6073849B2 - 殺虫殺菌剤組成物 - Google Patents
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Description
(1)イミダゾール系殺菌剤と、フェノトリン、ペルメトリンおよびシフェノトリンからなる群より選択される少なくとも1種のピレスロイド系化合物と、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、ポリオキシエチレンアルキルエーテルと、アニオン性界面活性剤と、アルコールとを含む殺虫殺菌剤組成物であって、前記組成物中に含まれるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とポリオキシエチレンアルキルエーテルとのHLB値の加重平均が10〜12の範囲であることを特徴とする殺虫殺菌剤組成物。
(2)イミダゾール系殺菌剤およびピレスロイド系化合物の合計1質量部に対して、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が0.1〜5質量部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルが0.01〜1質量部の割合で含まれる上記(1)に記載の殺虫殺菌剤組成物。
(3)上記(1)または(2)に記載の殺虫殺菌剤組成物を水で希釈した水性製剤。
HLB値=20×(親水基の式量の総和/分子量)
R−O−(CH2CH2O)n−H (IV)
式中、Rは直鎖アルキル基または分岐アルキル基を表し、nは酸化エチレンの付加モル数を示す。
混合物のHLB値=(ax+by)/(x+y)
表1に記載のように、エニルコナゾール0.5部、フェノトリン0.5部、POE(20)硬化ヒマシ油1.2部、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム0.05部、および3−メトキシ−3−メチルブタノール1.5部を混合して撹拌した。POE(20)硬化ヒマシ油1.2部とPOE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部とを組み合わせたHLB値の加重平均は10.3である。
得られた混合物に、撹拌しながら水6部を徐々に添加し、殺虫殺菌剤組成物を調製した。得られた殺虫殺菌剤組成物は透明であった。
○:水性製剤が透明であった場合。
×:水性製剤が白濁や分離したり、あるいは沈殿物が生じたりしていた場合。
表1に記載のように、3−メトキシ−3−メチルブタノール1.5部を「エタノール1.5部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。得られた殺虫殺菌剤組成物は透明であった。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表1に示す。
表1に記載のように、3−メトキシ−3−メチルブタノール1.5部を「イソプロパノール1.5部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。得られた殺虫殺菌剤組成物は透明であった。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表1に示す。
表2に記載のように、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム0.05部を使用せず、水を「6.05部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表2に示す。
表2に記載のように、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム0.05部を使用せず、水を「6.05部」に変更した以外は、実施例2と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表2に示す。
表2に記載のように、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム0.05部を使用せず、水を「6.05部」に変更した以外は、実施例3と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表2に示す。
表2に記載のように、3−メトキシ−3−メチルブタノール1.5部を使用せず、水を「7.5部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表2に示す。
表2に記載のように、POE(20)硬化ヒマシ油1.2部およびジオクチルスルホコハク酸ナトリウム0.05部を使用せず、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテルを「1.5部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表2に示す。
表2に記載のように、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部およびジオクチルスルホコハク酸ナトリウム0.05部を使用せず、POE(20)硬化ヒマシ油を「1.5部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表2に示す。
表2に記載のように、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム0.05部および3−メトキシ−3−メチルブタノール1.5部を使用せず、水を「7.55」部に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表2に示す。
表3に記載のように、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部を「POE(9)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。得られた殺虫殺菌剤組成物は透明であった。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表3に示す。
表3に記載のように、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部を「POE(12)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。得られた殺虫殺菌剤組成物は透明であった。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表3に示す。
表3に記載のように、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部を「POE(15)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。得られた殺虫殺菌剤組成物は透明であった。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表3に示す。
表3に記載のように、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部を「POE(12)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.45部」、およびPOE(20)硬化ヒマシ油1.2部を「1部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。得られた殺虫殺菌剤組成物は透明であった。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表3に示す。
表3に記載のように、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部を「POE(12)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.55部」、およびPOE(20)硬化ヒマシ油1.2部を「0.9部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。得られた殺虫殺菌剤組成物は透明であった。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表3に示す。
表3に記載のように、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部を「POE(3)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表3に示す。
表3に記載のように、POE(7)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.25部を「POE(15)sec−アルキル(C12〜14)エーテル0.65部」、およびPOE(20)硬化ヒマシ油1.2部を「0.8部」に変更した以外は、実施例1と同様にして殺虫殺菌剤組成物を調製した。次いで、得られた殺虫殺菌剤組成物を用いて実施例1と同様に水性製剤を調製し、実施例1と同様の手順で、保管後の外観を目視で評価した。結果を表3に示す。
Claims (3)
- イミダゾール系殺菌剤と、
フェノトリン、ペルメトリンおよびシフェノトリンからなる群より選択される少なくとも1種のピレスロイド系化合物と、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油と、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルと、
ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムと、
アルコールとを含む殺虫殺菌剤組成物であって、
前記組成物中に含まれるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油とポリオキシエチレンアルキルエーテルとのHLB値の加重平均が10〜12の範囲であることを特徴とする殺虫殺菌剤組成物。 - 前記イミダゾール系殺菌剤および前記ピレスロイド系化合物の合計1質量部に対して、前記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が0.1〜5質量部、前記ポリオキシエチレンアルキルエーテルが0.01〜1質量部の割合で含まれる請求項1に記載の殺虫殺菌剤組成物。
- 請求項1または2に記載の殺虫殺菌剤組成物を水で希釈した水性製剤。
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