JP6073447B2 - 乗用型田植機 - Google Patents
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Description
本発明は、乗用型田植機に関し、詳しくは、苗載台を往復作動領域の端部で停止させる技術に関する。
上記のように構成された乗用型田植機として特許文献1には、苗載台が左右移動終端に達した状態で植付クラッチを自動的に切り作動させる植付自動停止手段が示されている。この特許文献1では、苗載台が移動終端に達したことを検出する検出センサが示され、所定の操作に基づいて自動停止開始フラグが立っている状態で、昇降操作レバーの操作によって苗植付装置を上昇させた場合には、検出センサの検出に基づいて植付クラッチを切り操作することで苗載台を移動終端で停止させる制御形態が記載されている。
本発明の目的は、作業者が必要とする場合に、苗載台を移動領域の端部に移動させることが可能な乗用型田植機を合理的に構成する点にある。
本発明の第1特徴は、左右方向に往復作動する苗載台を備えた苗植付装置と、前記苗植付装置への駆動力を断続する植付クラッチと、前記苗植付装置を昇降自在に支持するリンク機構と、前記リンク機構を昇降作動させる油圧シリンダとを備え、人為的に操作される操作具を備えて、前記操作具の操作により、予め設定された位置に前記苗植付装置が上昇するように、前記油圧シリンダを作動させ、且つ、前記植付クラッチを入り状態にすることで前記苗載台を作動させて、前記苗載台が往復作動の作動端に達すると、前記植付クラッチを切り操作して前記苗載台を前記作動端で停止させる停止制御手段を備えている。
本発明の第2特徴は、前記苗載台を左右方向に往復作動させる為の伸長姿勢と、前記苗載台の端部を折り畳んだ短縮姿勢とに、前記苗載台を切換自在な端部収納機構を備えて、前記苗載台の端部が折り畳まれる側の前記作動端に前記苗載台を作動させて停止させるように、前記停止制御手段を構成している。
本発明の第3特徴は、前記苗載台が前記作動端に達したことを検知する作動端センサを備えて、前記作動端センサの検知に基づいて前記苗載台を前記作動端で停止させるように、前記停止制御手段を構成している。
本発明の第4特徴は、圃場面に薬剤を散布する薬剤散布装置を備えて、前記作動端センサの検知に基づいて前記薬剤散布装置が作動するように、前記薬剤散布装置を構成している。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔田植機の全体構成〕
図1及び図2に示すように、左右一対の前車輪1と左右一対の後車輪2とを有する走行機体Aの中央部に運転座席3を備え、走行機体Aの後端に油圧シリンダ4の伸縮作動により昇降作動するリンク機構Lを介して昇降自在に苗植付装置Bを備え、この苗植付装置Bの後部位置に薬剤散布装置Dを備えて乗用型の田植機が構成されている。
〔田植機の全体構成〕
図1及び図2に示すように、左右一対の前車輪1と左右一対の後車輪2とを有する走行機体Aの中央部に運転座席3を備え、走行機体Aの後端に油圧シリンダ4の伸縮作動により昇降作動するリンク機構Lを介して昇降自在に苗植付装置Bを備え、この苗植付装置Bの後部位置に薬剤散布装置Dを備えて乗用型の田植機が構成されている。
この田植機は、走行機体Aの前部位置にエンジン5が配置され、このエンジン5の駆動力が伝えられるミッションケース6からの駆動力を変速して左右の前車輪1と左右の後車輪2とに伝える走行伝動系を備えると共に、ミッションケース6からの駆動力を苗植付装置Bに対して中間伝動軸7を介して伝える作業伝動系を備えている。また、ミッションケース6の内部には中間伝動軸7に伝えられる駆動力を断続するクラッチ機構としての植付クラッチCを内装している。
運転座席3の右側部には苗植付装置Bの昇降と植付クラッチCの断続とを行う昇降レバー8が配置され、運転座席3の前方位置には前車輪1を操向操作するステアリングホイール9が配置されている。このステアリングホイール9の左側部には、走行速度を設定する主変速レバー10が備えられ、このステアリングホイール9の右側部には苗植付装置Bの強制的な昇降と、昇降に連係して植付クラッチCの断続操作とを行う強制昇降レバー11(操作具の一例)が備えられている。
昇降レバー8は、前方の下降位置に操作することで苗植付装置Bを下降させ、植付クラッチCを入り操作し、この下降位置から後方上方へ引き上げ操作することで苗植付装置Bを上昇させ、植付クラッチCを切り操作(遮断操作)する。
強制昇降レバー11は、図12に示す如く、非操作状態では中立位置Nに保持されると共に、上昇位置UP(設定位置の一例)と、下降位置DWとに操作自在に構成されている。また、苗植付装置Bが作業レベルにある状態で、強制昇降レバー11を中立位置Nから上昇位置UPに操作した場合には、この操作が短時間であっても苗植付装置Bを予め設定された上昇レベルまで強制的に上昇させ、かつ、植付クラッチCの切り操作が行われる。
また、苗植付装置Bが上昇レベルにある状態で、強制昇降レバー11を中立位置Nから下降位置DWに操作した場合には、この操作が短時間であっても苗植付装置Bを作業レベルまで下降させ、かつ、植付クラッチCの入り操作を行う。
また、苗植付装置Bが上昇レベルにある状態で、強制昇降レバー11を中立位置Nから下降位置DWに操作した場合には、この操作が短時間であっても苗植付装置Bを作業レベルまで下降させ、かつ、植付クラッチCの入り操作を行う。
図1及び図3に示すように、リンク機構Lは上側のトップリンク13Aと、下側のロアーリンク13Bとを有している。苗植付装置Bには、トップリンク13Aとロアーリンク13Bの後端に連結する縦リンク14を有すると共に、この縦リンク14には、フィードケース15がローリング自在に連結している。このフィードケース15は、苗載台20を横方向に往復作動させる駆動機構として機能するものであり、このフィードケース15には前述した中間伝動軸7からの駆動力が伝えられる。
フィードケース15には、横方向に伸びる角パイプ状の主フレーム16が連結しており、この主フレーム16に対して4つの駆動ケース17の前端部分が連結している。この駆動ケース17に対してフィードケース15からの駆動力を伝える駆動軸(図示せず)を主フレーム16と平行する姿勢で備えており、駆動ケース17の後端部には一対のロータリ式の植付機構18を備えている。この植付機構18は一対の植付アーム18Aを備え、夫々の植付アーム18Aに対して植付爪18Bを備えている。
また、苗植付装置Bの下部には5つの整地フロート19を備え、4つの駆動ケース17の上面には摺動レールRを備え、この摺動レールRに支持される形態となる苗載台20を備えている。
薬剤散布装置Dは、本体ケース82の上部に、除草剤等の薬剤を貯留する薬剤ホッパー83を連結し、本体ケース82を支持フレーム84により苗植付装置Bに支持した構成を有している。本体ケース82の内部には、薬剤ホッパー83に貯留された薬剤を繰り出す繰出機構85と、繰出機構85で繰り出された薬剤を水平方向に拡散させる形態で薬剤の散布を実現する拡散機構86とを備えている。
図面には示していないが、繰出機構85は電気的に作動し、この作動毎に設定量の薬剤を繰出し、拡散機構86は電動モータ(図示せず)で回転駆動される拡散板を備えている。特に、この薬剤散布装置Dは、苗植付装置Bによって設定数の株が植付られる毎に、繰出機構85と拡散機構86とを設定時間だけ駆動されることで薬剤を散布するように制御される。
この構成から、この田植機で苗植え付け作業を行う際には、整地フロート19が接地する作業レベルまで苗植付装置Bを下降させ、植付クラッチCを入り操作して走行機体Aを走行させる。これにより、整地フロート19が苗植え付け箇所の泥面を整地する一方、走行機体Aから伝えられる駆動力で苗載台20を左右方向に一定ストロークで往復作動させ、この往復作動時に苗載台20に載置されたマット状苗Wの下端から複数の植付機構18の植付爪18Bが苗を所定量ずつ切り出して圃場に植え付ける作動を行う。
また、この植え付け作動時には、圃場面に植え付けられる苗の数が設定数に達する毎に、薬剤散布装置Dが稼動して薬剤設定量の薬剤の散布を行う。これにより8条の苗の植え付けが実行され、苗の植え付けが行われた圃場面に対して薬剤散布装置Dにより決まった量の薬剤の散布が行われる。
〔苗載台〕
苗植付装置Bの苗載台20は、下端部を後方上方に引き上げる形態で開閉する開放姿勢に切り換え自在な開閉機構Fを備えると共に、図6に示す伸長姿勢と、図7に示す短縮姿勢とに切換自在な端部収納機構Gとを備えている。この端部収納機構Gは、苗載台20の端部位置の2条分を分離し、中央側の苗載台20に重ね合わせるように折り畳むことにより苗載台20の横幅の寸法を、1条分の寸法だけ短縮する操作を実現する。
苗植付装置Bの苗載台20は、下端部を後方上方に引き上げる形態で開閉する開放姿勢に切り換え自在な開閉機構Fを備えると共に、図6に示す伸長姿勢と、図7に示す短縮姿勢とに切換自在な端部収納機構Gとを備えている。この端部収納機構Gは、苗載台20の端部位置の2条分を分離し、中央側の苗載台20に重ね合わせるように折り畳むことにより苗載台20の横幅の寸法を、1条分の寸法だけ短縮する操作を実現する。
図1〜図9に示すように、苗載台20には8条分のマット状苗W(図8、図9を参照)を載置するように、立壁状となる複数の境界壁20Tで仕切る状態で苗載置面20Sを形成し、この苗載置面20Sに縦搬送ベルト22を備えている。また、植え付け作業時に苗載台20が左右の移動端に達する毎に縦搬送ベルト22を下方に駆動する縦送り駆動機構(図示せず)を有している。苗載台20の裏面側に駆動アーム23を備え、この駆動アーム23に対してフィードケース15からの横方向への往復作動力を伝える伝動構造を備えている。
これにより、作業時には、フィードケース15からの横往復駆動力が駆動アーム23に伝えられ、植付機構18の駆動と同期して苗載台20を横方向に往復作動させる。また、苗載台20が横方向の移動端に達する毎に縦送り駆動機構が縦搬送ベルト22を縦方向に作動させる。
〔苗載台:開閉機構〕
図3、図4、図8に示すように、苗載台20の上部位置で裏面側(苗載置面20Sと反対側)には下方に開放するように、断面形状がチャンネル形で横長姿勢のガイドフレーム30が備えられている。苗載台20の裏面側には左右一対の支柱状フレーム31を備え、この支柱状フレーム31の上端には横長姿勢のローラ支持フレーム32が連結し、このローラ支持フレーム32に対してガイドローラ33が回転自在に支承されている。
図3、図4、図8に示すように、苗載台20の上部位置で裏面側(苗載置面20Sと反対側)には下方に開放するように、断面形状がチャンネル形で横長姿勢のガイドフレーム30が備えられている。苗載台20の裏面側には左右一対の支柱状フレーム31を備え、この支柱状フレーム31の上端には横長姿勢のローラ支持フレーム32が連結し、このローラ支持フレーム32に対してガイドローラ33が回転自在に支承されている。
支柱状フレーム31は、基端部31Aと上端部31Bとが横向き姿勢の屈折支軸34を中心に揺動自在に連結し、基端部31Aと上端部31Bとが直線状に連なる直線姿勢に固定するボルト式のロック部材35を備えている。
図9に示すように、摺動レールRは、角パイプ状となるレール部37に対して、プレート部38を一体形成した構成を有しており、レール部37のうち苗載台20に対向する部位に横方向に係合溝37Aを形成している。苗載台20の裏面に備えた支持部材39に係合プレート40を設け、この係合プレート40の一端の係合部40Aを係合溝37Aに係入する姿勢に屈曲している。また、レール部37において苗載台20に向かう面の上端側に傾斜面37Sを形成している。
前述したように摺動レールRは、4つの駆動ケース17に支持され、この摺動レールRのレール部37の上面側に係合プレート40の下面を摺動自在に接触させることにより、摺動レールRが苗載台20の重量を受け止める状態で、この苗載台20を移動自在に支持する。また、係合プレート40の係合部40Aを係合させることにより苗載台20の上方(苗載置面20Sに沿う方向での上方)への変位を規制している。
図8に示すように、苗載台20の苗載置面20Sにマット状苗Wを載置した状態では、同図に実線で示すようにマット状苗Wの下端部分がプレート部38に接触する。また、プレート部38には植付機構18の植付爪18Bが通過する開口38A(図4、図9を参照)が形成されている。
摺動レールRに対して苗載台20の下端部を横方向に移動自在に支持し、苗載台20の裏面のガイドフレーム30に対して複数のガイドローラ33を下方から挿入する状態に支持することにより苗載台20が横方向に移動自在に支持される。
この摺動レールRにおいて、苗載台20の下端部を摺動レールRから離間する方向に変位自在となる構成と、前述した屈折支軸34を中心に屈折自在に支持した構成とで開閉機構Fが構成されている。
この開閉機構Fの構成から、ロック部材35のロックを解除し、図8に二点鎖線で示すように、苗載台20の下端部を摺動レールRから離間する方向に引き上げる方向に操作することにより、支柱状フレーム31の基端部31Aに対して上端部31Bが折れ曲がることになる。また、この操作により、摺動レールRのレール部37の係合溝37Aから係合プレート40の係合部40Aを容易に分離させることになり、駆動ケース17の上部空間を開放してメンテナンスを容易に行うことが可能となる。
この後に苗載台20の下端部を下げる操作を行った場合には、摺動レールRのレール部37の係合溝37Aに対して係合プレート40の係合部40Aが嵌り込む状態となる。また、苗載台20の下端を下げる操作を行った場合に、係合プレート40の上部がレール部37の外面に当接する場合には、この係合プレート40が傾斜面37Sに接触して上方に案内される。不適正な位置関係に陥る不都合を解消して、係合溝37Aに対して係合部40Aを容易に嵌め込むことが可能となる。
〔苗載台:端部収納機構〕
図3及び図4に示すように、苗載台は6条分の主苗載台20Aと、左側の端部の2条の副苗載台20Bとで構成され、主苗載台20Aと副苗載台20Bとを連結する部位に端部収納機構Gが配置され、主苗載台20Aと副苗載台20Bとの境界部位に上部ロック機構L1と、下部ロック機構L2とを備えている。
図3及び図4に示すように、苗載台は6条分の主苗載台20Aと、左側の端部の2条の副苗載台20Bとで構成され、主苗載台20Aと副苗載台20Bとを連結する部位に端部収納機構Gが配置され、主苗載台20Aと副苗載台20Bとの境界部位に上部ロック機構L1と、下部ロック機構L2とを備えている。
摺動レールRは中央位置の主レール部Raと、両端部分の副レール部Rbとをヒンジ機構Hにより折り曲げ自在に連結した構成を有している。ガイドフレーム30は主苗載台20Aに備えされる主ガイドフレーム30Aと、副苗載台20Bに備えられる副ガイドフレーム30Bとで構成されている。
端部収納機構Gは、苗載台20の裏面側において主苗載台20Aに固定される横長姿勢の連結板51と、この連結板51の中間ピン52にガイドされる状態で横方向に伸縮自在、かつ、伸長側の端部で揺動可能な伸縮板53と、この伸縮板53の突出端を副苗載台20Bに対して揺動軸54を介して揺動自在に支持する移動連結板55とを備えて構成されている。
この連結板51と、中間ピン52と、伸縮板53と、移動連結板55とを備えることにより、主苗載台20Aに対して副苗載台20Bを外方に引き出し、この後に、副苗載台20Bを後方に揺動させ、更に、副苗載台20Bを主苗載台20Aに重ねる形態で折り畳みを可能にする。これにより、苗載台20の横幅方向での寸法の短縮が実現する。
連結板51と伸縮板53とは、チャンネル状の断面形状を有しており、連結板51の突出端に対して縦向き姿勢の中間ピン52を備え、伸縮板53には中間ピン52が貫通する長孔部(図示せず)が形成されている。中間ピン52の軸芯と揺動軸54の軸芯とは、互いに平行姿勢であり、苗載台20の苗載置面20Sに沿う姿勢に設定されている。
上部ロック機構L1は、上部ロックレバー57を備えて構成され、下部ロック機構L2は下部ロックレバー58を備えて構成されている。上部ロック機構L1と下部ロック機構L2との構成は詳述しないが、上部ロックレバー57と下部ロックレバー58とは、同様の操作により主苗載台20Aと副苗載台20Bとを引き寄せて連結する状態と、この連結を解除して分離可能な状態に切換自在に構成されている。
図4に示すように、ヒンジ機構Hは、摺動レールRの主レール部Raの端部位置と、副レール部Rbとに貫通するボルト(図示せず)の端部にノブ47を備え、ボルトが貫通する長孔を有し、副レール部Rbに維持されるレールブラケット48とを備えて構成されている。このヒンジ機構Hは、主レール部Raと副レール部Rbとが図6に示す如く直線状に連結されている状態からノブ47を操作して締結を解除することで、図7に破線で示すように、主レール部Raと副レール部Rbとの折り曲げを可能にする。また、この折り曲げ状態でノブ47の操作により、この折り曲げ状態を保持することも可能となる。
このような構成により、苗載台20の横幅を短縮する場合には、苗載台20を、往復移動領域の左側の端部まで移動させて停止する。この停止状態で、上部ロックレバー57の操作により上部ロック機構L1のロックを解除し、下部ロックレバー58の操作により下部ロック機構L2のロックを解除すると共に、副苗載台20Bを外側に引き出す操作を行う。
このように引き出すことにより、連結板51に対して伸縮板53が横方向に引き出されることになる。このように引き出した後に、副苗載台20Bを主苗載台20Aの苗載置面20Sに重ねる方向に移動させることにより、中間ピン52を中心にして伸縮板53が後方に突出する形態で揺動すると共に、揺動軸54を中心にして移動連結板55が揺動する。これにより、図5及び図7に示す如く、主苗載台20Aの左側の外端側の1条の領域に対し、副苗載台20Bの内端側の1条の領域が重なる短縮状態に達する。
このように苗載台20の横幅方向の短縮を図った場合には、摺動レールRの外方への突出をなくすため、ノブ47の操作により摺動レールRの副レール部Rbを折り曲げ、この折り曲げ状態をノブ47の操作で保持することになる。
〔作動端センサ〕
図10及び図11に示すように、苗載台20の裏面側には、主フレーム16に固設されるブラケット61に対してセンサ軸62を介して揺動自在にセンサアーム63が支持され、このセンサアーム63の揺動端の長孔63Aに対して苗載台20(主苗載台20A)の裏面に立設した係合ピン64が係合している。また、ブラケット61にはポテンショメータ65が支持され、このポテンショメータ65の作動軸に対して、センサ軸62を同軸芯で連結している。
図10及び図11に示すように、苗載台20の裏面側には、主フレーム16に固設されるブラケット61に対してセンサ軸62を介して揺動自在にセンサアーム63が支持され、このセンサアーム63の揺動端の長孔63Aに対して苗載台20(主苗載台20A)の裏面に立設した係合ピン64が係合している。また、ブラケット61にはポテンショメータ65が支持され、このポテンショメータ65の作動軸に対して、センサ軸62を同軸芯で連結している。
このように作動端センサSが構成されている。そして、この作動端センサSは、センサアーム63の揺動角を、ポテンショメータ65で電圧信号に変換して出力することにより、電圧信号に基づいて苗載台20が作動端に達したことを検知可能に構成されている。
薬剤散布装置Dは、苗載台20が1往復作動する毎、あるいは、単位回数作動する毎に除草剤の散布を行うように散布形態が設定されている。このような散布を実現するために作動端センサSの検知信号はカウントセンサとして機能する。
〔制御構成〕
本発明の田植機では、図12に示す制御装置71を備えており、この制御装置71は制御弁4Vの電磁操作により油圧シリンダ4を作動させて苗植付装置Bの昇降を制御し、切換モータMの電気的な制御により植付クラッチCを制御し、薬剤散布装置Dを制御する散布制御装置として機能するように構成されている。
本発明の田植機では、図12に示す制御装置71を備えており、この制御装置71は制御弁4Vの電磁操作により油圧シリンダ4を作動させて苗植付装置Bの昇降を制御し、切換モータMの電気的な制御により植付クラッチCを制御し、薬剤散布装置Dを制御する散布制御装置として機能するように構成されている。
制御装置71には、昇降レバー8の操作位置を取得するポテンショメータ型の昇降レバーセンサ8Sの検知信号と、強制昇降レバー11の上昇位置UPと下降位置DWとへの操作を検知するモメンタリスイッチ型の強制制御センサ11Sの検知信号と、整地フロート19の1つの姿勢から苗植付装置Bの圃場面に対する高さを検出するポテンショメータ型のフロートセンサ19Sの検出信号と、作動端センサSのポテンショメータ65からの検知信号と、リンク機構Lの姿勢から苗植付装置Bの対機体高さを取得するポテンショメータ型のリンクセンサLSの検知信号とが入力する。尚、リンクセンサLSは苗植付装置Bが上昇位置にあることを判別する上昇位置判別手段としても機能する。
制御装置71は、ソフトウエアで構成される昇降制御手段72と、自動昇降制御手段73と、強制昇降制御手段74と、停止制御手段75と、薬剤散布制御手段76とを備えている。
尚、昇降制御手段72と、自動昇降制御手段73と、強制昇降制御手段74と、停止制御手段75と、薬剤散布制御手段76とはソフトウエアで構成されるものであるが、ロジック等の組み合わせによりハードウエアで構成しても良い。また、ソフトウエアとハードウエアとの組み合わせにより構成しても良い。
昇降制御手段72は、昇降レバーセンサ8Sの検知信号に基づいて油圧シリンダ4を作動させて苗植付装置Bの昇降を行う。自動昇降制御手段73は、苗植付装置Bが作業レベルにある場合にフロートセンサ19Sの検知信号に基づき油圧シリンダ4を作動させて苗植付装置Bの圃場面に追従させる昇降を行う。
強制昇降制御手段74は、苗植付装置Bを強制的に上昇させる強制上昇手段を含むものであり、苗植付装置Bが自動昇降制御状態で圃場面に接地する状態で強制昇降レバー11が上昇位置UPに操作された場合に油圧シリンダ4を作動させて苗植付装置Bを予め設定された上限位置まで上昇させる制御を行う。また、この強制昇降制御手段74は、強制昇降レバー11の上昇位置UPへの操作により上限位置に上昇した状態において、強制昇降レバー11が下降位置DWに操作された場合に油圧シリンダ4を作動させて苗植付装置Bを接地位置まで下降させ自動昇降制御に移行する制御を行う。
停止制御手段75は、強制昇降レバー11を上昇位置UPへ操作し、この操作が設定時間を超えて継続した場合に、植付クラッチCの入り状態を維持することで苗植付装置Bの強制上昇と並行して苗載台20を作動端まで移動させた後に停止させる制御を行う。つまり、強制昇降レバー11は短時間の操作(一瞬の操作)により苗植付装置Bの強制的な上昇と強制的な下降を実現するものであるが、このような操作と異なる操作(本来関係のない操作)を行うことにより苗載台20を左側の作動端まで移動させて停止させる制御を実現している。
薬剤散布制御手段76は、作動端センサSの検知信号に基づいて苗載台20が1往復したことを検知(2往復以上でも良い)したことを判別した場合に、繰出機構85と拡散機構86とを設定時間だけ駆動することにより設定量の除草剤の散布を行う。
〔制御形態〕
苗植付装置Bでは、マット状苗Wの下端から苗を切り出して圃場面に移植するため、苗載台20に最初に供給されるマット状苗Wの下端の左右の一方の端部から植付機構18の植付爪18Bが苗を切り出して移植を行う必要がある。また、端部収納機構Gにより苗載台20の副苗載台20Bを折り畳む場合にも、苗載台20を左側の端部まで移動させて停止させる操作が必要となる。
苗植付装置Bでは、マット状苗Wの下端から苗を切り出して圃場面に移植するため、苗載台20に最初に供給されるマット状苗Wの下端の左右の一方の端部から植付機構18の植付爪18Bが苗を切り出して移植を行う必要がある。また、端部収納機構Gにより苗載台20の副苗載台20Bを折り畳む場合にも、苗載台20を左側の端部まで移動させて停止させる操作が必要となる。
このような理由から、強制昇降レバー11を、設定時間を越えて継続的に上昇位置UPに操作した場合に、植付クラッチCを入り操作して苗載台20を左側の移動端まで移動させて停止するように停止制御手段75の制御が行われる。
図13のフローチャートには、苗植付装置Bを強制上昇させる際の強制昇降制御において苗植付装置Bを強制上昇させる制御と、本発明の停止制御手段75の制御とを併せて示している。
つまり、強制昇降レバー11を上昇位置UPに操作した際に、苗植付装置Bが自動昇降制御手段73による自動昇降制御状態にある場合には、強制昇降制御手段74が制御弁4Vを操作することで、苗植付装置Bを上昇させ、リンクセンサLSで検出される高さが上限に達するまで上昇を継続する制御が行われ、植付クラッチCも切り操作される(#01、#02ステップ)。
この制御では、苗植付装置Bが設定レベルを越えた高さにあることをリンクセンサLSの検知信号から判別した場合に植付クラッチCの入り操作(接続操作)と、この入り操作の後の切り操作(遮断操作)が許容される。しかも、強制昇降レバー11が上昇位置UPに対して設定時間を超えて継続的に操作されていることを判別した場合に、植付クラッチCが入り操作される(#03〜#05ステップ)。
この制御では、苗植付装置Bを上昇位置にロックしている場合のように、苗植付装置Bが既に設定レベルを越えている位置に保持されている状況で、強制昇降レバー11を上昇位置UPに対して継続的に操作した場合にも停止制御手段75の制御を実行することも可能である。このような状況では、植付クラッチCが入り操作された後に、作動端センサSの検知結果により苗載台20が左側の移動端に達したことを検知したタイミングで植付クラッチCを切り操作して苗載台20を作動端で停止させる(#06、#07ステップ)。
このような制御を行えるため、例えば、圃場に田植機を導入して田植作業を開始する場合には、強制昇降レバー11を上昇位置UPに継続的に操作することで苗載台20を移動端まで移動させることが可能となる。更に、端部収納機構Gにより苗載台20の端部を折り畳む場合には、強制昇降レバー11を上昇位置UPに継続的に操作することで苗載台20を左側の移動端まで移動させることが可能となる。
〔実施形態の作用・効果〕
このような構成から、苗植付装置Bの支柱状フレーム31のロック部材35を取り外すことで、苗載台20の下端部を摺動レールRから離間する方向に引き上げることが可能となる。これにより、支柱状フレーム31の基端部31Aに対して上端部31Bが折れ曲がる形態となり、苗載台20の下側を開放して駆動ケース17等のメンテナンスを容易にする。
このような構成から、苗植付装置Bの支柱状フレーム31のロック部材35を取り外すことで、苗載台20の下端部を摺動レールRから離間する方向に引き上げることが可能となる。これにより、支柱状フレーム31の基端部31Aに対して上端部31Bが折れ曲がる形態となり、苗載台20の下側を開放して駆動ケース17等のメンテナンスを容易にする。
特に、摺動レールRのレール部37の係合溝37Aに対して係合プレート40の係合部40Aが係合することにより、作業時には苗載台20が苗載置面20Sに沿う方向での上方へ移動する不都合を規制しながら、苗載台20の下方を開放する場合の操作を容易にしている。また、副苗載台20Bを摺動レールRから離間させる操作も容易となる。
また、端部収納機構Gにより苗載台20の主苗載台20Aに対して副苗載台20Bの一部を重ねる状態での折り畳みを行い、ヒンジ機構Hにより摺動レールRの左右の折り畳みを行うために、苗載台20の横幅方向での寸法を短縮して、田植機をトラックの荷台に対して容易に積み込むことを可能にする。
更に、苗植付装置Bの強制的な昇降を可能にする強制昇降レバー11を継続的に操作することにより、つまり、強制昇降レバー11の操作と異なる操作(本来必要のない操作)を行うことにより苗載台20を作動端まで作動さることが可能となり、苗載台20を移動端まで移動させるための専用のスイッチ類を備えずとも、簡単な操作により苗載台20を作動端まで作動させて停止できる。また、苗載台20が作動端に達したことを検出する作動端センサSとして薬剤散布装置Dの制御のために用いられるものを兼用することにより、特別にセンサを備えずに済むものにしている。
特に、本発明の停止制御手段75を備えない従来の田植機で、苗載台20を作動端に停止させるためには、植付クラッチCを入り状態に設定して苗載台20を移動させ、この移動を視認し、移動端に達したタイミングで強制昇降レバー11を上昇位置UPに操作することや、昇降レバー8で苗植付装置Bを上昇させる操作を行う必要があり、苗載台20を移動端に正確に停止させることが困難であった。しかし、本発明の乗用型田植機で、このような困難性はなく、初心者でも確実に作動端に苗載台20を停止させることが可能となる。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い。
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成しても良い。
(a)苗載台20を作動端まで移動させるために、強制昇降レバー11を下降位置DWに対して設定時間を超えて継続的に操作した場合に停止制御手段75で制御を開始するように制御形態を設定しても良い。
(b)昇降レバー8は前後方向に操作するように操作形態が設定されているが、例えば、昇降レバー8をレバーの長手方向に押し込む操作や引き出す操作に基づいて停止制御手段75での制御を開始させるように制御形態を設定しても良い。
この別実施形態(b)に関連して、停止制御手段75での制御を開始させるための操作具としてレバーに限るものではなく、回転操作されるダイヤルや、スライド操作されるスイッチや、プッシュ型のスイッチ等を想定できるものであり、これらによる制御対象を制御するために必要とする操作と異なる操作を行うことにより停止制御手段75による制御形態を設定しても良い。
(c)実施形態では、ポテンショメータ型の作動端センサSを用いて苗載台20が作動端に達したことを検出していたが、これに代えて、リミットスイッチや、非接触型のセンサを用いても良い。
本発明は、植付クラッチからの駆動力が伝えられることで苗植付装置の苗載台を往復作動させる構成の田植機に利用することができる。
4 油圧シリンダ
11 操作具
20 苗載台
75 停止制御手段
B 苗植付装置
C 植付クラッチ
D 薬剤散布装置
G 端部収納機構
L リンク機構
S 作動端センサ
11 操作具
20 苗載台
75 停止制御手段
B 苗植付装置
C 植付クラッチ
D 薬剤散布装置
G 端部収納機構
L リンク機構
S 作動端センサ
Claims (4)
- 左右方向に往復作動する苗載台を備えた苗植付装置と、前記苗植付装置への駆動力を断続する植付クラッチと、前記苗植付装置を昇降自在に支持するリンク機構と、前記リンク機構を昇降作動させる油圧シリンダとを備え、
人為的に操作される操作具を備えて、
前記操作具の操作により、
予め設定された位置に前記苗植付装置が上昇するように、前記油圧シリンダを作動させ
、且つ、
前記植付クラッチを入り状態にすることで前記苗載台を作動させて、前記苗載台が往復作動の作動端に達すると、前記植付クラッチを切り操作して前記苗載台を前記作動端で停止させる停止制御手段を備えている乗用型田植機。 - 前記苗載台を左右方向に往復作動させる為の伸長姿勢と、前記苗載台の端部を折り畳んだ短縮姿勢とに、前記苗載台を切換自在な端部収納機構を備えて、
前記苗載台の端部が折り畳まれる側の前記作動端に前記苗載台を作動させて停止させるように、前記停止制御手段を構成している請求項1に記載の乗用型田植機。 - 前記苗載台が前記作動端に達したことを検知する作動端センサを備えて、
前記作動端センサの検知に基づいて前記苗載台を前記作動端で停止させるように、前記停止制御手段を構成している請求項1又は2に記載の乗用型田植機。 - 圃場面に薬剤を散布する薬剤散布装置を備えて、
前記作動端センサの検知に基づいて前記薬剤散布装置が作動するように、前記薬剤散布装置を構成している請求項3に記載の乗用型田植機。
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-
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