JP6072949B1 - 深層混合処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】攪拌混合部内に発生する過剰な圧力を余剰圧力として解消して、側方に与える変位を減少しつつ、所望する円柱状をした改良体を容易に造成できる深層混合処理装置を提供する。【解決手段】軟弱地盤に固化材を注入攪拌して円柱状の改良体を形成する深層混合処理装置において、最下端部に掘削歯23及び固化材吐出口が設けられた中管と該中管の外側に装着された外管とを有し、中管と外管とが互いに相反する方向に回転駆動されるロッド20と、ロッド20の下端部に設けられていると共に中管と一体に回転する中管攪拌翼27と外管と一体に回転する外管攪拌翼28とを有し、掘削された地盤と固化材とを攪拌混合する攪拌混合部26と、外管と一体回転可能に外管の外周面に設けられ、攪拌混合部26内で混合された原位置土と注入された固化材により発生した過剰な圧力の一部を、ロッド20の長手方向上方へ誘導して消散する外管螺旋翼30と、を設けた。【選択図】図13

Description

本発明は、深層混合処理装置に関するものであり、特に、軟弱地盤に固化材を注入攪拌して円柱状の改良体を造成する深層混合処理装置に関するものである。
従来、軟弱地盤に固化材を注入攪拌して円柱状の改良体を造成する深層混合処理工法では、ロッドの最下端部に掘削歯と固化材吐出口を設け、かつ、該ロッドの下端部に複数本の攪拌翼を取り付けてなる攪拌装置が多く使用されている。そして、改良地盤(円柱状の改良体)を造成する際は、掘削歯を回転駆動して原地盤中に貫入しつつ、固化材吐出口からスラリー状の固化材を吐出し、攪拌翼の回転及びロッドの上下動により固化材と掘削土(原位置土)を攪拌混合して改良地盤(円柱状の改良体)を造成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−57255号公報。
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、掘削歯を回転駆動して原地盤中に貫入しつつ、固化材吐出口からスラリー状の固化材を吐出し、攪拌翼の回転及びロッドの上下動により固化材と掘削土を攪拌混合して改良地盤(円柱状の改良体)を造成しているが、攪拌混合部に垂直翼があり籠状になっているため、ロッド先端から吐出された固化材(セメントスラリー)を籠状の攪拌混合部内に取り込み掘削した原位置土と攪拌混合する時に、籠状の攪拌混合部内に余剰な圧力が発生し易い。そのため、通常、その過剰な圧力は地中内で発散されること無く、地中にとどまることから、造成された改良地盤(円柱状の改良体)を中心に周辺地盤を押すように分散されるような状況になることから、その圧力は、側方方向へと地中変位を生じさせる。また、圧力の移動により籠の中で固化材や掘削土の粗と密が生じムラができたりして均一な改良体が造成できない場合も少なくない。
そこで、攪拌混合部内に発生する過剰な圧力を余剰圧力として解消して、側方に与える変位を減少しつつ、所望する円柱状をした改良体を容易に造成できる深層混合処理装置を提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、軟弱地盤に固化材を注入攪拌して円柱状の改良体を形成する深層混合処理装置であって、最下端部に掘削歯及び固化材吐出口が設けられた中管と該中管の外側に装着された外管とを有し、該中管と外管とが互いに相反する方向に回転駆動されるロッドと、前記ロッドの下端部に設けられていると共に前記中管と一体に回転する中管攪拌翼と前記外管と一体に回転する外管攪拌翼とを有し、掘削された地盤と前記固化材とを攪拌混合する攪拌混合部と、を備える深層混合処理装置において、前記外管と一体回転可能に該外管の外周面に設けられ、前記攪拌混合部内で混合された原位置土と注入された固化材により発生した混合土を撹拌して揉みほぐし、前記混合土がその圧力に応じて過剰な圧力の一部を前記ロッドの長手方向上方へ誘導可能な余剰圧力消散手段を備え、前記余剰圧力消散手段は、前記外管の軸心に沿って略直線状に形成された棒状の翼でなる深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、ロッドと共に掘削孔内に貫入された攪拌混合部において、掘削された地盤と前記固化材とが混合されることによって発生した過剰な圧力は、その攪拌混合部内における原位置土と注入された固化材により発生した過剰な圧力の一部が、外管の外周面に設けられた余剰圧力消散手段により、ロッド(外管)の長手方向上方へ誘導されて逃げることにより消散される。このようにして攪拌混合部内で混合された原位置土と注入された固化材により発生した過剰な圧力を、ロッドの長手方向上方へ逃がすことにより、掘削孔内の圧力が低下し、攪拌混合部内の原位置土と注入された固化材により発生した過剰な圧力が掘削孔の周囲に強制的に染み込まされる量を低減できる。これにより、所望する円柱状をした改良体の造成が可能になる。さらに、中管と一体に回転する中管攪拌翼と外管と一体に回転する外管攪拌翼が互いに相反する方向に回転駆動されるので、攪拌時に混合土の供回りが抑えられ、攪拌翼の間又は周囲に存在する混合土は、上下左右の両方向に三次元的に入れ替わって均一な攪拌混合ができる。また、攪拌混合部内に余剰圧力が発生すると、外管の外周面に軸心に沿って略直線状に設けられている棒状の翼により、攪拌混合部内の原位置土と注入された固化材により発生した過剰な圧力の一部が、外管の長手方向上方へ向かって強制的でなく、補助的に誘導されることで逃がされ、攪拌混合部内の過剰な圧力を余剰圧力として消散する。
請求項記載の発明は、請求項記載の構成において、前記中管の回転を前記外管の回転よりも低速で回転させてなる、深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、中管と一体に回転する中管攪拌翼と外管と一体に回転する外管攪拌翼とが互いに相反する方向に、かつ、速度を異にして回転駆動されるので、原位置土と注入された固化材の供回りが抑えられると同時に、攪拌翼の間又は周囲に存在する原位置土と注入された固化材は、更に上下左右の両方向に三次元的に入れ替わって攪拌混合が促進される。また、遅く回転する中管攪拌翼は、早く回転する外管攪拌翼よりもトルクを大きく設定する等が可能になる。
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の構成において、前記中管と前記外管は、それぞれ複数個の管材を各々連結して一本化していると共に、前記中管同士の連結位置と前記外管同士の連結位置を互いに管材の長手方向にずらして設定してなる、深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、中管同士の連結位置と外管同士の連結位置を互いに管材の長手方向にずらし、かつ、中管と外管を互いに相反する方向に回転させるので、中管同士の連結部分または/及び外管同士の連結部分が多少折れ曲がった状態になっていたとしても、中管と外管が回転するとき、その中管と外管が互いの折れ曲がりを、鉛直となる方向に各々修正しながら回転を続ける。これにより、中管同士の連結位置と外管同士の連結位置の鉛直性(直線性)が確保できる。因みに、中管同士の連結位置と外管同士の連結位置を互いに管材の長手方向の同一の位置に設定してある場合では、中管と外管とが回転したとき、互いに折れ曲がった状態を保持した状態のまま回転を続ける。
請求項記載の発明は、請求項1、2又は3記載の構成において、前記攪拌翼は、前記中管攪拌翼は、側面視にて矩形状に形成されていると共に下面側に掘削歯を有し、前記外管攪拌翼は、前記中管攪拌翼の回転範囲内で水平回転可能に配置されてなる、深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、矩形状に形成されている中管攪拌翼と該中管攪拌翼の回転範囲内で水平回転する外管攪拌翼が互いに相反する方向に回転すると、各攪拌翼の間又は周囲に存在する原位置土と注入された固化材は、上下左右の両方向に三次元的に入れ替わって攪拌混合が更に促進される。また、中管攪拌翼が回転するとき、その中管攪拌翼の下面側に設けられている掘削歯で同時に掘削も行われる。
請求項記載の発明は、請求項1、2、3又は4記載の構成において、前記中管攪拌翼と連結している前記中管の下端部外周面に、前記外管の内周面との隙間を埋めて中管螺旋翼を設けてなる、深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、中管の外周面に設けた中管螺旋翼が、外管の内周面との間の隙間を埋めて配設されている。したがって、余剰圧力により攪拌混合部内からロッドの長手方向上方へ逃がされる原位置土と注入された固化材の一部が、中管と外管との隙間から侵入するのを中管螺旋翼により阻止できる。
請求項記載の発明は、請求項又は記載の構成において、前記外管攪拌翼は、前記中管攪拌翼内に配設された第1の外管攪拌翼と、前記中管攪拌翼の外側で該中管攪拌翼の上方に配置された第2の外管攪拌翼とを備え、該第2の外管攪拌翼の上面側に掘削歯を設けてなる、深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、中管攪拌翼内に配設されている第1の外管攪拌翼及び該中管攪拌翼の外側で該中管攪拌翼の上方に配置された第2の外管攪拌翼と中管攪拌翼とが互いに相反する方向に回転することにより、攪拌翼の間又は周囲に存在する原位置土と注入された固化材は、上下左右の両方向に三次元的に入れ替わって攪拌混合が更に促進される。また、第2の外管攪拌翼が回転するとき、その第2の外管攪拌翼の上面側に設けられている掘削歯で引き抜き時に掘削も同時に行う。
請求項記載の発明は、請求項又は記載の構成において、前記外管攪拌翼は、前記中管攪拌翼内に配設された第1の外管攪拌翼と、前記中管攪拌翼の外側で該中管攪拌翼の下方に配置された第2の外管攪拌翼とを備え、該第2の外管攪拌翼の下面に掘削歯を設けてなる、深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、中管攪拌翼内に配設されている第1の外管攪拌翼及び該中管攪拌翼の外側で該中管攪拌翼の下方に配置された第2の外管攪拌翼と中管攪拌翼とが互いに相反する方向に回転することにより、各攪拌翼の間又は周囲に存在する原位置土と注入された固化材は、上下左右の両方向に三次元的に入れ替わって更に攪拌混合が促進される。また、第2の外管攪拌翼が回転するとき、その第2の外管攪拌翼の下面側に設けられている掘削歯で掘削も同時に行われる。
請求項記載の発明は、請求項又は記載の構成において、前記中管攪拌翼内に配設された第1の外管攪拌翼は、翼先端側に翼基端部側よりも剛性強度の低い脆弱部を交換可能に設けてなる、深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、第1の外管攪拌翼と中管攪拌翼との間等に転石が噛み込んで大きな外力を受けたとき、剛性強度の低い第1の外管攪拌翼の先端側に設けた脆弱部が折損して外力を緩衝し、外管の本体側にまで被害が及ぶのを防ぐ。また、第1の外管攪拌翼の脆弱部は交換可能であるので、補修も容易である。
請求項記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の構成において、前記ロッドの外周面に対応して、該ロッドの外周面に付着された前記混合土を除去する除去ブラシを設けてなる、深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、ロッドの外周面に付着された原位置土と注入された固化材を除去ブラシで落として容易に取り除くことができる。
請求項10記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の構成において、前記ロッドの外周を回転可能に保持して該ロッドの振れ止めを行う振れ止め装置を備える、深層混合処理装置を提供する。
この構成によれば、振れ止め装置により、回転駆動時におけるロッドの振れを抑えた状態で作業を行うことができ、作業性の向上が図れる。
本発明は、攪拌混合部内に発生する過剰な圧力を余剰圧力として解消して、側方に与える変位を減少しつつ、所望する円柱状をした改良体を容易に造成できる深層混合処理装置を提供するという目的を達成するために、軟弱地盤に固化材を注入攪拌して円柱状の改良体を形成する深層混合処理装置であって、最下端部に掘削歯及び固化材吐出口が設けられた中管と該中管の外側に装着された外管とを有し、該中管と外管とが互いに相反する方向に回転駆動されるロッドと、前記ロッドの下端部に設けられていると共に前記中管と一体に回転する中管攪拌翼と前記外管と一体に回転する外管攪拌翼とを有し、掘削された地盤と前記固化材とを攪拌混合する攪拌混合部と、を備える深層混合処理装置において、前記外管と一体回転可能に該外管の外周面に設けられ、前記攪拌混合部内で混合された原位置土と注入された固化材により発生した混合土を撹拌して揉みほぐし、前記混合土がその圧力に応じて過剰な圧力の一部を前記ロッドの長手方向上方へ誘導可能な余剰圧力消散手段を備え、前記余剰圧力消散手段は、前記外管の軸心に沿って略直線状に形成された棒状の翼でなる構成としたことにより実現した。
本発明の一実施例に係る深層混合処理装置を概略的に示す全体正面図である。 同上深層混合処理装置のロッド側の構成を拡大し、各連結固定部分を透視状態にして模式的に描いて示す図である。 同上深層混合処理装置のロッドにおける中管と中管攪拌翼の構成を、その一部を透視状態にして模式的に描いて示す図であり、(a)は中管と中管攪拌翼を連結固定した状態で示す図、(b)は中管を構成する中管部同士の連結固定を説明する図、(c)は(b)のA−A線断面図である。 同上深層混合処理装置のロッドにおける外管と外管攪拌翼の構成を、その一部を透視状態にして模式的に描いて示す図であり、(a)は外管と外管攪拌翼を連結固定した状態で示す図、(b)は外管を構成する外管部同士の連結固定を説明する図、(c)は(b)のB−B線拡大図である。 同上深層混合処理装置におけるロッドの下端部分と攪拌混合部の構成を、その一部を透視状態にして模式的に描いて示す図である。 図5のC−C線断面図である。 図5に示す中管と中管攪拌翼の構成を各々抽出して示した一部拡大図である。 図7のD−D線断面図である。 同上深層混合処理装置における誘導部の拡大図であり、(a)は図7で使用している誘導部を説明する図で、(b)は誘導部の一変形例を説明する図である。 同上深層混合処理装置における外管攪拌翼の拡大図である。 同上外管攪拌翼の要部構造を示す図で、(a)は図10のE−E線断面図で、(b)は(a)のF−F線拡大図である。 同上深層混合処理装置における泥落とし装置を説明する図である。 同上深層混合処理装置の動作を説明する縦断模式図である。 同上深層混合処理装置の動作を説明する水平断模式図である。 同上深層混合処理装置におけるロッドの一変形例を説明する図である。 同上深層混合処理装置におけるロッドの他の変形例を説明する図であり、(a)はロッドの側面図、(b)は(a)のG−G線断面図である。 同上深層混合処理装置におけるロッドの更に他の変形例を説明する図であり、(a)はロッドの要部側面図、(b)はロッドの一部分解図、(c)は(b)のH−H線断面図である。 同上深層混合処理装置における攪拌混合部の一変形例を説明する図である。
本発明は、攪拌混合部内に発生する過剰な圧力を余剰圧力として解消して、側方に与える変位を減少しつつ、所望する円柱状をした改良体を容易に造成できる深層混合処理装置を提供するという目的を達成するために、軟弱地盤に固化材を注入攪拌して円柱状の改良体を形成する深層混合処理装置において、最下端部に掘削歯及び固化材吐出口が設けられた中管と該中管の外側に装着された外管とを有し、該中管と外管とが互いに相反する方向に回転駆動されるロッドと、前記ロッドの下端部に設けられていると共に前記中管と一体に回転する攪拌翼と前記外管と一体に回転する攪拌翼とを有し、掘削された地盤と前記固化材とを攪拌混合する攪拌混合部と、前記外管と一体回転可能に該外管の外周に設けられ、前記攪拌混合部内で混合された原位置土と注入された固化材により発生した過剰な圧力の一部を前記ロッドの長手方向上方へ誘導可能な余剰圧力消散手段等と、を備える構成としたことにより実現した。
以下、本発明の実施形態による深層混合処理装置の好適な実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、発明の一実施例を示す深層混合処理装置を概略的に示す全体正面図である。同図において、深層混合処理装置10は、リーダ11を支持する地盤改良機12を備えている。また、その地盤改良機12に隣接して、空気圧縮機13、発動発電機14、及び、固化材供給部15が配設されている。なお、空気圧縮機13及び発動発電機14は、地盤改良機12上に配置される場合もある。一方、固化材供給部15は、地盤改良機12外で、その地盤改良機12と隣接した位置に配設されており、セメントサイロ15a、バッチャープラント15b、グラウトポンプ15c等で構成されている。
前記空気圧縮機13は、地盤改良機12で使用する圧縮空気を生成するものであり、発動発電機14は、地盤改良機12で使用する電力を生成して供給する。なお、空気圧縮機13は、装備しない場合もある。
前記固化材供給部15は、セメントサイロ15a内に貯蔵された固化材としてのセメントを、スラリー状に調合し、その固化材(セメントスラリー)をクラウドポンプ15cによりチューブ管16内に送り、そのチューブ管16を介して後述するロッド20の中管21内に供給するものである。また、チューブ管16の途中には、チューブ管16内を通る固化材の量、すなわち中管21内に供給された固化材の量を計る流量計17が設けられている。
前記リーダ11は、前記地盤改良機12のベースマシン本体12aにより垂直に支持されている。そのリーダ11には、回転駆動手段たる駆動装置18が昇降自在に設けられている。駆動装置18の内部には、スイベル19を介して、掘削攪拌軸であるロッド20が正逆転駆動可能に連結されている。また、リーダ11には、ロッド20の回転数を計測する回転計51と、ロッド20の掘削長さを計測する深度計52と、ロッド20の振れを抑止する振れ止め装置53と、ロッド20の外周面に付着している掘削土を払拭するための泥落とし装置54、等が取り付けられている。
図2は、深層混合処理装置10におけるロッド20側の構成を拡大し、また各連結固定部分を透視状態にして模式的に描いて示した図である。図2に示すように、前記ロッド20は、パイプ状をした中管(中軸とも言う)21と同じくパイプ状をした外管(外軸とも言う)22とから成る。その外管22は、中管21の外側に相対回転可能に装着されており、したがってロッド20は二重管をした構造として形成されている。また、その中管21と外管22は、それぞれ駆動装置18の駆動により互いに反対方向に正逆転駆動するように連結されている。
さらに、前記ロッド20における中管21の最下端の側面には、掘削歯23が取り付けられている。また、中管21内には、前記チューブ管16を介して前記固化材供給部15から送られて来た固化材(セメントスラリー)が通る固化材供給通路24が設けられている。したがって、その固化材供給通路24の下端は、中管21の最下端面の固化材吐出口25に連通している。その中管21の最上端には、チューブ管16の先端が連結されており、固化材が固化材供給通路24を通って固化材吐出口25に送られるようになっている。また、前記ロッド20の下端部には、中管21と一体に回転する中管攪拌翼27と外管22と一体に回転する外管攪拌翼28とからなる籠状の攪拌混合部を形成する攪拌混合部26が取り付けられている。
更に詳述すると、図3は中管21の構造と、この中管21の最下端に取り付けられた中管攪拌翼27の構成を示している。図3の(a)に示すように、中管21は、複数の中管部21a、21b、21b、21c、21dを順に直列に連結固定させて、一本の棒状管体として形成されている。そして、中管21の最下端部に配置されている中管部21dの下端に、前記固化材吐出口25及び前記掘削歯23が設けられている。
前記中管部21dを除いた、残りの各中管部21a、21b、21b、21cは、それぞれ長さが異なっているものの、全ての管部21a、21b、21b、21cの一端側(上端側)に連結凸部211を設け、他端側(下端側)に連結凹部212を設けている。そして、それら各中管部21a、21b、21b、21cは、図3の(b)に2本の中管部、すなわち中管部21bと中管部21bを直線状に並べて示しているように、連結する相手側の中管部21b(または21a、21cのいずれか)の連結凹部212内に連結する側の中管部21b(または21a、21cのいずれか)の連結凸部211を差し込み、この中管部21b、21bの間をボルト・ナット、ピン等で一体回転可能に連結固定することにより、前記一本の棒状管体として形成される。なお、本実施例では、スイベル19と連結固定される中管部21aと、攪拌混合部26の中管攪拌翼27と連結固定される中管部21cは、その中管部21aと中管部21cとの間に配置される中管部21b、21bよりも長さの短い管部を各々使用しているが、これら各管部の長さは現地で掘削する深さ及び原地盤の状況等によって変更されるものである。
また、前記連結凸部211は、前記中管部21dの一端側(上端側)にも形成されている。したがって、中管部21dを中管部21cに連結させる場合も、中管部21dの連結凸部211を中管部21cの連結凹部212内に差し込み、ボルト・ナット、ピン等で締結することにより、中管部21dを中管部21cと一体回転可能に連結固定させることができる。
さらに、中管部21bと中管部21dとの間、すなわち中管21の下端部に連結固定して配置されている中管部21cの外周面には、その中管部21cの軸線に沿って巻回するようにして、中管螺旋翼29が一体に形成されている。
図4は外管22の構造と、この外管22の最下端に取り付けられた外管攪拌翼28の構成を示している。図4の(a)に示すように、前記外管22は、複数の外管部22a、22a、22b、22c、22dを順に直列に連結固定させて、一本の棒状管体として形成されている。そして、最下端部に配置されている外管部22dの下端に前記外管攪拌翼28が設けられている。なお、これら外管部22a、22b、22c、22dの内径は、外管部22a、22b、22c、22d内で前記中管部21a、21b、21cが各々回転できるように、中管部21a、21b、21b、21cの最大外径よりも大きく形成されている。
前記外管部22dを除いた、残りの各外管部22a、22b、22cは、それぞれ長さを異にするものの、全ての管部22a、22b、22cの両端側(上下端側)に連結用フランジ部221を設けている。それら各外管部22a、22b、22cは、図4の(b)に2本の外管部、すなわち外管部22aと外管部22aを並べて示しているように、連結する相手側の外管部22a(または22b、22cのいずれか)の連結用フランジ部221同士を互いに向かい合わせて、その両連結用フランジ部221、221同士を図示せぬボルト・ナットで連結固定することにより、前記一本の棒状管体として形成される。なお、外管部22a、22b、22c、22dの使用本数及び組み合わせは、前記中管部21a、21b、21c、21dの場合と同様に、現地で掘削する深さ及び原地盤の状況等によって変更されるものである。
さらに、外管部22bの上側、すなわち外管部22bとスイベル19の間に連結固定配置されている外管部22a、22aの外周面には、その外管部22aの軸線に沿って巻回するようにしてなる、余剰圧力消散手段としての外管螺旋翼30が、外管部22aと一体に形成されている。なお、本実施例では、外管螺旋翼30は、外管部22aの下端から上端まで連続した状態では形成されておらず、外管螺旋翼30と外管螺旋翼30との間にスペース31を各々設けた状態にして、外管部22aの軸線方向(長手方向)に沿って間欠的に形成されている。
上述したように、前記棒状管体として各々形成された中管21と外管22は、中管21が外管22の中に回転可能に配置された、二重管構造をしたロッド20として形成されている。そして、図2に示すように、中管21が外管22内に組み込まれた状態では、中管21の管部同士の中管連結位置32(図3にも示す)と外管22の管部同士の外管連結位置33(図4にも示す)は、互いに管材の長手方向に距離Sだけずれた状態となるように設定してある。
前記攪拌混合部26の中管攪拌翼27は、図5、図6、図7及び図8に示すように、中管21を中心に配置して、該中管21の下端側に固定して一体回転可能に取り付けられている。また、該中管攪拌翼27は、図8に示すように互いに180度変位した状態にして1対設けられている。その各中管攪拌翼27は、図7に示すように、上側水平翼27aと、下側水平翼27bと、上側水平翼27a及び下側水平翼27bの両先端部を各々連結している左右1対の垂直翼27c、27cとを一体に有して、側面視にて概略矩形状に形成されており、この中管攪拌翼27が回転することにより、攪拌混合部26内は籠状の攪拌混合部をした状態で攪拌混合が進む。なお、垂直翼27c、27cの水平断面形状は、図8及び図9の(a)に示すように、垂直翼27c、27cの内面側に、水平断面視において回転中心側へ緩やかに山形状に突出してなる混合土誘導手段としての混合土誘導部34を各々設けた形状になっている。また、その垂直翼27c、27cに各々設けられる混合土誘導部34は、例えば山形状に変えて図9の(b)に示すように回転中心側に突出するようにして、水平断面視において中管攪拌翼27の垂直翼27c、27cにおける内面から略垂直にロッド20の回転中心側へ突出して設けられた突板で形成してもよい。さらに、図7に示すように下側水平翼27bの下面側には、下側に向かって突出している掘削歯35が設けられている。
前記攪拌混合部26の外管攪拌翼28は、図5、図6、図10及び図11に示すように、外管22の下端側に固定して一体回転可能に設けられている。その外管攪拌翼28は、中管攪拌翼27内で回転する第1の外管攪拌翼28aと、中管攪拌翼27の外側で該中管攪拌翼27の上方に配置された第2の外管攪拌翼28bとを備え、さらに第2の外管攪拌翼28bの上面側と下面側に掘削歯36を各々設けている。また、第1の外管攪拌翼28aには、図6及び図11に示すように翼先端側に、翼基端部28c側の剛性強度よりも低い剛性強度で形成された補助攪拌翼28dとしての脆弱部が、翼基端部28cに対してボルト・ナット等で交換可能に取り付けられている。この補助攪拌翼28dは、攪拌混合部26での攪拌時に該第1の外管攪拌翼28a側に過大な負荷(外力)が加わったときに翼基端部28cに先立って折損して、本体側となる第1の外管攪拌翼28aの基端部28cが直接折損するのを防止する役目を果たす。そして、補助攪拌翼28dが折損した場合には、補助攪拌翼28dだけを交換すれば済むようになっている。
振れ止め装置53は、図1に示すように、一端側がリーダ11に固定されており、他端側はロッド20側に突出されている。そして、ロッド20側に突出されている他端側でロッド20を回転並びに上下動可能に支え、作業中等に生じる該ロッド20が振れを抑制する役目を果たすようになっている。
前記泥落とし装置54は、図12に示すように、一端部をロッド20側に突出させ、他端部側を前記振れ止め装置53に固定して取り付けられている。また、その一端部側には、外管22の外周面に当接している泥落とし用のブラシ54aが取り付けられている。その泥落とし用のブラシ54aは、外管22の外周面に付着している掘削土を払拭する役目を果たすようになっている。また、泥落とし用のブラシ54aは、外管22の外周面に常時当接した状態で設けているが、必要な時にのみ外管22の外周面に当接させるようにしてもよい。
次に本実施例による深層混合処理装置の施工動作について、図1乃至図12に、図13及び図14に示す模式図を加えて説明する。まず、図1に示すように、地盤改良機12によりリーダ11を所定の施工位置に立設させて、ロッド20の下端部に設けられた攪拌混合部26を所定の施工位置にセットする。次に、ロッド20上端部の駆動装置18を起動させ、ロッド20を回転駆動させる。この回転では、中管21と外管22は互いに相反する方向に回転され、かつ、中管21又は外管22の何れか一方の管(21または22)の回転速度が他方の管(22または21)よりも速く、すなわち回転速度を異にして駆動される。本実施例では、外管22の回転速度を中管21の回転速度よりも早く回転させている。
そして、図13及び図14に示すように、攪拌混合部26を原地盤100に貫入し、中管21最下端の固化材吐出口25より固化材を吐出させる。この固化材は、固化材供給部15からチューブ管16を通って中管21上端部より送り込まれ、固化材供給通路24を通って送られて来た固化材である。また、この掘削では、先端側の掘削歯23、35により一時掘削をし、掘削された原位置土及び固化材と混合された原位置土が、中管攪拌翼27による垂直翼27cが垂直回転することにより、その垂直翼27cの内側に作られたスペース(以下、このスペースを「籠」と言う)中へ入り込み、その籠の中で既にもみほぐされている原位置土及び固化材と更に攪拌される。さらに、中管攪拌翼27が原地盤100内に貫入されて行くことにより、原地盤100には縦孔101bが掘削され、この掘削形成と略同時に、この縦孔101b内を埋める攪拌された混合土102が順次造成されて行く。
また、この掘削では、掘削中に周囲から原地盤土圧力P1を受けるが、中管攪拌翼27の垂直翼27cが回転することにより、その垂直翼27cが縦孔101bと原地盤100との縁切り効果を生じさせて、混合土102と原地盤100との境目101aがハッキリとした円孔の掘削と攪拌混合が行われる。
さらに、掘削歯23及び掘削歯35で掘削された原位置土100は、縦孔101b内で中管攪拌翼27と外管攪拌翼28の相反回転に伴う攪拌混合により、水平方向のみならず、上下方向にも練り返しを受ける。しかも、中管21と外管22はそれぞれ相反する方向で、かつ、一方の管(21または22)の回転速度を他方の管(22または21)よりも速く、すなわち回転速度を異にして回転駆動させている。これにより、各攪拌翼27、28の間、又は、周囲に存在する原位置土100は、上下左右の両方向に三次元的に攪拌混合される。
また、縦孔101b内に生成された原位置土100は、攪拌混合部26内で、中管21の固化材吐出口25から吐出される固化材と更に攪拌混合されて、撹拌された混合土102になる。また、攪拌混合部26内では、中管攪拌翼27における垂直翼27cの内面側に、混合土誘導手段として、回転中心側へ緩やかに山形状に突出してなる混合土誘導部34が設けられているので、その混合土誘導部34が垂直翼27cと一体に回転することにより、図6、図8、図13及び図14中に矢印56で示すように、混合土誘導部34が撹拌された混合土102を縦孔101bの中心部側に押しやる。これにより、撹拌された混合土102は中心方向に寄せ集められ、より撹拌され流動化された混合土103となり、ロッド20の中心方向に圧力P2を集中させる。
このとき、攪拌混合部26内において、その原位置土100と注入された固化材とにより発生した過剰な圧力(余剰圧力P3)は、その流動化された混合土103の一部を、攪拌混合部26内からロッド20(外管22)に沿って上方へ誘導させて逃がす。また、流動化された混合土103の一部が余剰圧力消散手段として形成されている外管螺旋翼30の部分まで移動されると、その流動化された混合土103の一部が外管22と一体に回転している外管螺旋翼30による揉みほぐしと送り動作を伴って更に上方、すなわち原地盤100上側へスムーズに退避され、その余剰圧力P3を消散する。なお、本実施例では外管螺旋翼30は外管22の外周面にその長手方向に沿って間欠的に設けられているため、ここでの余剰圧力P3による流動化された混合土103の移動は、外管螺旋翼30が無くなると、外管螺旋翼30による送り出し力だけで送られる。その外管螺旋翼30は、外管22の外周面にその長手方向に沿って間欠的に設けられているので、余剰圧力P3を上方に誘導しつつ、非強制的に消散させる。
また、ロッド20の下端側で、中管21における中管部21cの周面には中管旋翼29が設けられ、その中管螺旋翼29が外管螺旋翼30と相反する方向に回転している。したがって、余剰圧力P3で上方に誘導された流動化された混合土103の一部が、中管21と外管22との間に入り込もうとした場合には、その中間螺旋翼29の回転により下方に送り戻され、その流動化された混合土103の一部が中管21と外管22との間に入り込むのを阻止する。
こうして、掘削歯23及び掘削歯35等で掘削した縦孔101bが規定深さに到達したら、ロッド20と攪拌混合部26を回転させながら、一旦所定高さまで引き上げる。なお、攪拌混合部26が所定深さに到達したか否かの計測は、深度計52によって計測される。また、この引き上げ時には、第2の外管攪拌翼28bの掘削歯36で攪拌混合部26の上側に堆積した撹拌された混合土102を再撹拌してほぐす。その後、ロッド20を攪拌混合部26と共に下降させ、流動化された混合土103を攪拌混合しながら再び元の掘削位置に貫入させ、改良杭の底部の仕上げを行う。
然る後、ロッド20を攪拌混合部26と共に回転させながら、また固化材と原位置土100及び撹拌された混合土102を攪拌混合しつつ、攪拌混合部26を原地盤100の表面まで引き抜いて、均一な所定径の改良体(杭)を造成する。
また、この深層混合処理装置10では、泥落とし装置54のブラシ54aが外管22の外周面に当接した状態で設けられているので、ロッド20が引き抜かれるとき、外管22の外面及び外管螺旋翼30に各々付着している混合残土等が、ブラシ54aにより払拭されて取り除かれる。
したがって、本実施例の深層混合処理装置10によれば、掘削孔である縦孔101b内に貫入された攪拌混合部26内において、掘削された原位置土100と注入された固化材が混合されることにより発生した過剰な圧力は、余剰圧力P3として、その攪拌混合部26内における流動化された混合土103の一部を、外管22の外周面に設けられた余剰圧力消散手段である外管螺旋翼30によりロッド20の長手方向上方へ誘導して逃がすことにより、消散される。また、中管攪拌翼27の垂直翼27cを回転させて、縦孔101bと原地盤100との縁切り効果を生じさせながら掘削を進めるので、縦孔101bと原地盤100との境目101aがハッキリとした掘削が行われる。これにより、攪拌混合部26内で混合された原位置土100と注入された固化材により発生した過剰な圧力が、縦孔101b側方方向に変位を加えることが無く、所望する円柱状をした改良体の造成が可能になる。
さらに、中管21と一体に回転する中管攪拌翼27と外管22と一体に回転する外管攪拌翼28とが互いに相反する方向に回転駆動されるので混合土、すなわち攪拌された混合土102及び流動化された混合土103の供回りが抑えられ、攪拌翼27、28の間又は周囲に存在する混合土(102、103)は、上下左右の両方向に三次元的に入れ替わって均一な攪拌混合ができる。
また、中管21は複数個の中管部21a、21b、21c、21dを連結して一本化されたパイプ状にしていると共に、外管22は複数個の外管部22a、22b、22c、22dを連結して一本化されたパイプ状にしている。また、中管21での各管部21a、21b、21c、21dの連結位置32と外管22での各管部22a、22b、22c、22dの連結位置33とを、それぞれ互いに管材の長手方向に距離Sだけずらして設定している。しかも、中管21と外管22は互いに相反する方向に回転されるので、例え中管部(21a、21b、21c、21d)同士の連結部分(連結位置32)または/及び外管部(22a、22b、22c、22d)同士の連結部分(連結位置33)が折れ曲がった状態になっていても、中管21と外管22が各々回転するときに、その中管21と外管22が互いの折れ曲がりを鉛直となる方向に修正しながら回転を続ける。これにより、中管部(21a、21b、21c、21d)同士の連結部分(連結位置32)と外管部(22a、22b、22c、22d)同士の連結部分(連結位置33)の鉛直性(直線性)が確保できる。
また、中管攪拌翼27内に配設された第1の外管攪拌翼28aは、翼先端側に、翼基端部28c側の剛性強度よりも低い剛性強度で形成されたダミー用の補助攪拌翼28dとしての脆弱部が、翼基端部28cに対してボルト・ナット等で交換可能に取り付けられているので、例えば第1の外管攪拌翼28aと中管攪拌翼27との間等に転石が噛み込んで大きな外力を受けたとき、剛性強度の低い補助攪拌翼(脆弱部)28dが折損して外力を緩衝し、外管22側、すなわち本体側となる第1の外管攪拌翼28aの基端部28cまでが直接折損して被害が大きくなるのを防ぐことができる。しかも、補助攪拌翼28dは外管22、翼基端部28c側に対して交換可能に形成されているので、補修も容易である。なお、第1の外管攪拌翼28aを外管22に対して交換可能な構成にすれば、第1の外管攪拌翼28aに補助攪拌翼28dを設けなくても、第1の外管攪拌翼28a自体に外力を緩衝する補助攪拌翼の役目を持たせることも可能である。
なお、上記実施例では、攪拌混合部26内で混合された原位置土と注入された固化材により発生した過剰な圧力の一部を、ロッド20(外管22)の長手方向上方へ逃がして余剰圧力P3を消散させる余剰圧力消散手段として、外管22の外周面に外管螺旋翼30を間欠的に設けてなる構造を開示したが、これ以外にも例えば図15、図16、図17に示すように形成した外管22を用いた構造にしてもよい。以下の説明では、図1乃至図14と同一構成部材は、図1乃至図14と同一の符号を付して重複説明は省略する。
図15に示す変形例は、ロッド20の外管22に余剰圧力消散手段として設けた外管螺旋翼30の巻回ピッチを途中で変えて、該外管螺旋翼30を外管22の長手方向に連続して巻回形成するようにしたものである。このように余剰圧力消散手段として、途中で巻回ピッチを変えて外管螺旋翼30を設けた場合では、余剰圧力により外管螺旋翼30で誘導されて垂直方向上方へ逃がされる余剰圧力P3、すなわち流動化された混合土103の一部の排出速度(退避)に、外管螺旋翼30の巻回ピッチに応じて変化を持たせることができる。
図16に示す変形例は、外管20の外周面に略直線状に形成された棒状の土圧誘導翼37を、その外管20の軸心に沿って設けたものである。なお、図16では、(a)にその外管20の側面図、(b)に(a)中のE−E断面図を示している。その同図(b)では、土圧誘導翼37を外管22の外周に沿って略等間隔で4本設けているが、好ましくは3本以上であればよい。そして、このように棒状の土圧誘導翼37を設けて余剰圧力消散手段を形成した場合では、攪拌混合部26内で混合された原位置土と注入された固化材により発生した過剰な圧力、すなわち余剰圧力P3が発生すると、流動化された混合土103の一部は土圧誘導翼37と土圧誘導翼37との間に形成された溝に誘導されて垂直上方向へ連続的に逃がされ(退避され)、余剰圧力P3を徐々に消散することができる。
図17に示す変形例は、外管20の外周面に、該外管20の長手方向に対して間欠的に複数枚、各々が側面視において上下方向(外管20の長手方向)に波打ちを呈する土圧誘導翼55を設けたものである。その波打ちを呈する土圧誘導翼55は、外管20と共に回転すると、その波打ち形状によって原位置土と固化材とが混合されて流動化した混合土103の一部を上方向へ送ることができるようになっている。したがって、このように余剰圧力消散手段として、外管20の外周面に、その外管20の長手方向に対して間欠的に複数枚、各々が側面視において波打ちを呈する土圧誘導翼55を設けた場合では、攪拌混合部26内で混合された原位置土と注入された固化材により発生した過剰な圧力、すなわち余剰圧力P3が発生すると、流動化された混合土103の一部は土圧誘導翼55に誘導されて垂直上方向へ逃がされ(退避され)、余剰圧力P3を徐々に消散することができる。
また、前記実施例では、外管攪拌翼28が、中管攪拌翼27内に配設した第1の外管攪拌翼28aと、中管攪拌翼27の外側で該中管攪拌翼27の上方に配設した第2の外管攪拌翼28aとを備えてなる構成を開示したが、図18に示すように、中管攪拌翼27の外側で該中管攪拌翼27の下方に第2の外管攪拌翼28bを配設し、更に第2の外管攪拌翼28bの下面に掘削歯36を設けた構造にしてもよい。この場合、中管21と一体に回転する掘削歯23が原地盤100を掘削するのに続いて、外管22と一体に回転する掘削歯35が原地盤100を掘削し、次いで中管21と一体に回転する第1の外管攪拌翼28に設けた掘削歯36が原地盤100を掘削するので、原地盤100が比較的硬い地盤であっても容易に掘削することができる。
なお、本発明は、上記した変形例の構造以外にも本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
10 深層混合処理装置
11 リーダ
12 地盤改良機
12a ベースマシン本体
13 空気圧縮機
14 発動発電機
15 固化材供給部
15a セメントサイロ
15b バッチャープラント
15c クラウドポンプ
16 チューブ管
17 流量計
18 駆動装置
19 スイベル
20 ロッド
21 中管
21a、21b、21c、21d 中管部
211 連結凸部
212 連結凹部
22 外管
22a、22b、22c、22d 外中管部
221 連結用フランジ
23 掘削歯
24 固化材供給通路
25 固化材吐出口
26 攪拌混合部
27 中管攪拌翼
27a 上側水平翼
27b 下側水平翼
27c 垂直翼
28 外管攪拌翼
28a 第1の外管攪拌翼
28b 第2の外管攪拌翼
28c 翼基端部
28d 補助攪拌翼(脆弱部)
29 中管螺旋翼
30 外管螺旋翼(余剰圧力消散手段)
31 スペース
32 中管連結位置
33 外管連結位置
34 混合土誘導部(混合土誘導手段)
35 掘削歯
36 掘削歯
37 土圧誘導翼
51 回転計部
52 深度計
53 振れ止め装置
54 泥落とし装置
54a ブラシ
55 土圧誘導翼
56 矢印
100 原地盤、原位置土
101a 境目
101b 縦孔(掘削孔)
102 攪拌された混合土
103 流動化された混合土
S ずらし量(距離)
P1 原地盤土圧力
P2 圧力
P3 余剰圧力

Claims (10)

  1. 軟弱地盤に固化材を注入攪拌して円柱状の改良体を形成する深層混合処理装置であって、
    最下端部に掘削歯及び固化材吐出口が設けられた中管と該中管の外側に装着された外管とを有し、該中管と外管とが互いに相反する方向に回転駆動されるロッドと、
    前記ロッドの下端部に設けられていると共に前記中管と一体に回転する中管攪拌翼と前記外管と一体に回転する外管攪拌翼とを有し、掘削された地盤と前記固化材とを攪拌混合する攪拌混合部と、を備える深層混合処理装置において、
    前記外管と一体回転可能に該外管の外周面に設けられ、前記攪拌混合部内で混合された原位置土と注入された固化材により発生した混合土を撹拌して揉みほぐし、前記混合土がその圧力に応じて過剰な圧力の一部を前記ロッドの長手方向上方へ誘導可能な余剰圧力消散手段を備え
    前記余剰圧力消散手段は、前記外管の軸心に沿って略直線状に形成された棒状の翼でなる、ことを特徴とする深層混合処理装置。
  2. 前記中管の回転を前記外管の回転よりも低速で回転させてなる、ことを特徴とする請求項記載の深層混合処理装置。
  3. 前記中管と前記外管は、それぞれ複数個の管材を各々連結して一本化していると共に、前記中管同士の連結位置と前記外管同士の連結位置を互いに管材の長手方向にずらして設定してなる、ことを特徴とする請求項1又は2記載の深層混合処理装置。
  4. 前記中管攪拌翼は、側面視にて矩形状に形成されていると共に下面側に掘削歯を有し、前記外管攪拌翼は、前記中管攪拌翼の回転範囲内で水平回転可能に配置されてなる、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の深層混合処理装置。
  5. 前記中管攪拌翼と連結している前記中管の下端部外周面に、前記外管の内周面との隙間を埋めて中管螺旋翼を設けてなる、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の深層混合処理装置。
  6. 前記外管攪拌翼は、前記中管攪拌翼内に配設された第1の外管攪拌翼と、前記中管攪拌翼の外側で該中管攪拌翼の上方に配置された第2の外管攪拌翼とを備え、該第2の外管攪拌翼の上面側に掘削歯を設けてなる、ことを特徴とする請求項又は記載の深層混合処理装置。
  7. 前記外管攪拌翼は、前記中管攪拌翼内に配設された第1の外管攪拌翼と、前記中管攪拌翼の外側で該中管攪拌翼の下方に配置された第2の外管攪拌翼とを備え、該第2の外管攪拌翼の下面に掘削歯を設けてなる、ことを特徴とする請求項又は記載の深層混合処理装置。
  8. 前記中管攪拌翼内に配設された第1の外管攪拌翼は、翼先端側に翼基端部側よりも剛性強度の低い脆弱部を交換可能に設けてなる、ことを特徴とする請求項又は記載の深層混合処理装置。
  9. 前記ロッドの外周面に対応して、該ロッドの外周面に付着された前記混合土を除去する除去ブラシを設けてなる、ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の深層混合処理装置。
  10. 前記ロッドの外周を回転可能に保持して該ロッドの振れ止めを行う振れ止め装置を備える、ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の深層混合処理装置。
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