JP2007285064A - 基礎杭の構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】主に既製杭工法使用されていた連続掘削可能な重機4と、現場造成杭に使用されていた大径掘削可能な重機14とを組み合わせて、効率的な基礎杭の構築を実現させる。
【解決手段】連続掘削可能な重機4で、電気式のオーガー4を昇降させてロッドを継ぎ足しながら連続して、第一杭穴構築位置Aに第一掘削ヘッド10で、径Dの杭穴22の軸部23を掘削する(a)。軸部23の掘削が完了したならば、重機4を杭穴22から移動する(b)。大径掘削可能な重機14を 第一杭穴構築位置Aに移動し、油圧式のオーガー14の第二掘削ヘッド20で軸部23に、径Dの拡径部を形成する(c)。拡径部24を完成後、重機14を移動させる(d)。拡径部24を有する杭穴22を形成したならば、従来の方法により、杭穴22内に、既製杭又は鉄筋かごを挿入して基礎杭を構築する。
【選択図】図1

Description

この発明は、杭穴内に鉄筋かごを埋設するいわゆる現場造成による基礎杭の構築方法又は、杭穴内に既製杭を埋設する基礎杭の構築方法に関する。
(1) 従来、杭穴内に既製杭を埋設して基礎杭を構築する方法では、連続掘削可能な重機として、電気駆動型のオーガーを装着した重機(以下「電気式の重機」)を使用していた(特許文献1)。一方、杭穴内に鉄筋かごとコンクリートを入れて現場造成で基礎杭を構築する方法では、大径掘削可能な重機として油圧駆動型のオーガーを装着した重機(以下「油圧式の重機」)を使用していた(特許文献2)。
(2) 電気式の重機では、垂直自立式の柱状のやぐら(一般に高さ15m程度まで可能)に、電気駆動するオーガーを昇降自在に装着し、オーガーの下端に掘削ロッドを連結した構造であった。従って、掘り進めてオーガーが地面付近に位置した段階で、一旦掘削ロッドをオーガーから切り離して、掘削ロッドの上端又は中間を地上付近で支持して、オーガーを柱状のやぐらの最上部に位置させれば、保持した掘削ロッドとオーガーの間に更に、掘削ロッド(長さ5〜15m程度)を継ぎ足すことができた。従って、継ぎ足しながら、掘削ロッドの長さに相当する5〜15mずつ連続して掘削して、より深い位置に掘削ヘッドを送り杭穴掘削することが可能であった。また、既製杭の埋設時にはオーガーに装着した既製杭を連結しながら、杭穴深さに対応した長尺な既製杭を形成して杭穴内に埋設することも可能であった。
従って、この既製杭を使用する地盤では、深い位置に支持地盤がある場合には最大で60mを超える場合もあったので、掘削速度の速さを満たすことが必要不可欠となっていたので、電気式の重機が適していた。また、逆に掘削速度の遅い油圧式の重機が使用されることはなかった。
また、電気式の重機では、駆動部分のオーガーの構造やオーガーを支持するやぐらの構造が柱状であることにより、掘削中心軸がやぐらの軸と平行し、大径とするためには掘削中心軸をやぐらから離さなければならなかったので、大型で重いオーガーを装着すると、柱状のやぐらが自立できず、ワイヤーなどで支えることが必要であり、大きな径に対応できなかった。従って、既製杭を使用する基礎杭工法では、製造する既製杭の外径の限界や電気式の重機の限界から基礎杭の外径は最大で150cm程度となっていた。
よって、既製杭を使用する杭長の長い基礎杭工法では、専ら電気式の重機を使用することになり、油圧式の重機を使用する必要はなかった。
(3) 一方、現場造成杭では、製造する鉄筋かごの大きさに制限が無いので、杭径200cm〜300cmの杭穴も多く採用されていた。この場合、油圧式の重機では、大径掘削を可能とするために、駆動部分のオーガーを支持するやぐらがクレーン状として、やぐらの傾きを変えること により、大径の杭穴にも充分に対応することができた。
この場合、一般的にオーガーは地上3〜5m付近で支持して、入れ子式で伸縮可能な掘削ロッドを、オーガーを貫通して装着して、掘削ロッドを昇降させると共に、掘削ロッド伸ばしながらより深い位置まで掘削ロッドの先端のヘッドを送って杭穴掘削していた。従って、この油圧式の重機では、最大で地面とオーガーの間の距離3〜5mだけ掘削をしたならば、一旦オーガーを止めて、ロッドを伸ばさなければならず、連続して掘削ができなかった。
逆に、連続掘削をするために、オーガーを地面から高い位置で支持するためには、クレーンを大きくする必要があり(例えば、地上15mで支持する為には、長さ約20m程度のクレーンを必要とした)、現場で走行しながら掘削作業をする重機としては、走行部分が大きくなり、そのような大型の重機は実現できなかった。
特開平9−41377 特開平7−243294
(1) 前記従来の重機の場合、現状の電気式の重機では、駆動力に限界があり、使用する掘削ヘッドの構造にもよるが掘削可能な最大径は150cm程度となっていた。従って、電気式の重機では150cmを超える大径に対応できず、大径の杭穴を掘削する場合には、速度が遅いが、専ら油圧式の重機が使用されていた。よって、現場造成による基礎杭工法では、専ら油圧式の重機を使用することになり、150cmを超える大径掘削においては、電気式の重機を排除していた。
(2) また、構築現場の地盤状況などを考慮して、現場造成杭による基礎杭とするか、既製杭を使った基礎杭とするか、各建設現場に適用する基礎杭が決定されていた。また、上記のように夫々の重機に特性が異なることから、一般には施工内容により、より有用な重機を使用していた。また、現場造成杭により基礎杭を施工する業者と、既製杭を使用して基礎杭を施工する業者とは、異なる業者となっていた。また、重機は、掘削ヘッドを取り付けるオーガーを昇降させるやぐらを組み立てる際に、1〜2日を要し、杭打ち施工期間に重機を入れ替えることは工程の無駄を生じるので、この点からも1つの現場では、現場造成杭か既製杭かいずれかの工法を選択して採用していた。
従って、油圧式駆動の重機と電気式駆動の重機は、1つ現場に対しては、いずれか一方が選択的に使用されることになり、両方の重機が同じ現場に配置されることはなかった。よって、夫々の重機の特徴を充分に生かすことができず、工期の短縮や基礎杭の品質が現状に留まっていた。
然るにこの発明は、電気式の重機と油圧式の重機とを組み合わせて1本の基礎杭を構築するので、両重機の特徴をいかして前記問題点を解決した。
即ち、この発明は、以下の手順をとり、杭穴の中間部又は底部に拡径部を形成する杭穴を掘削して基礎杭を構築することを特徴とする基礎杭の構築方法である。
(1) 杭穴掘削位置に、杭穴軸部径に対応する第一掘削ヘッドを取り付けた連続掘削可能な重機(以下「第一重機」)と、杭穴拡径部径に対応する第二掘削ヘッドを取り付けた大径掘削可能な重機(以下「第二重機」)とを配置する。
(2) 杭穴掘削位置に、前記第一重機の第一掘削ヘッドを置き、前記第一掘削ヘッドで杭穴軸部を掘削する。
(3) 杭穴の軸部掘削完了後に第一ヘッドを掘削中の杭穴から地上に取り出す。
(4) 続いて、前記掘削途中の杭穴に、前記第二重機の第二掘削ヘッドを挿入して、拡大掘削位置まで下降させて、所定位置に拡径掘削をして、拡径部を有する杭穴を構築し、前記第二掘削ヘッドを地上に上げる。
(5) 続いて、従来の方法により、前記杭穴内に、セメント固化物と共に、鉄筋かご又は既製杭を設置し、基礎杭を構築する。
また、他の発明は、以下のようにして、杭穴を掘削して基礎杭を構築することを特徴とする基礎杭の構築方法である。
(1) 杭穴掘削位置に、杭穴軸部径に対応する第一掘削ヘッドを取り付けた連続掘削可能な重機(以下「第一重機」)と、杭穴拡径部径に対応する第二掘削ヘッドを取り付けた大径掘削可能な重機(以下「第二重機」)とを配置する。
(2) 杭穴掘削位置に、前記第一重機の第一掘削ヘッドを置き、前記第一掘削ヘッドで、所定の杭穴軸部径より小さな径で小径杭穴軸部を掘削する。
(3) 杭穴の小径杭穴軸部を掘削完了後に第一ヘッドを掘削中の杭穴から地上に取り出す。
(4) 続いて、前記掘削途中の杭穴に、前記第二重機の第二掘削ヘッドを挿入して、前記小径杭穴軸部を拡張して所定径の杭穴軸部を掘削して、杭穴を構築し、前記第二掘削ヘッドを地上に上げる。
(5) 続いて、従来の方法により、前記杭穴内に、セメント固化物と共に、鉄筋かご又は既製杭を設置し、基礎杭を構築する。
また、前記において、以下のようにして、杭穴を掘削する基礎杭の構築方法である。
(1) 第二重機に、杭穴軸部径と拡径部径の両方の径に対応した第二掘削ヘッドを装着し、該第二掘削ヘッドの小径側で前記杭穴軸部を所定の径に拡大して掘削する。
(2) 続いて、第二掘削ヘッドを拡大掘削位置まで下降させて、前記第二掘削ヘッドの大径側で、所定位置に拡径掘削をして、拡径部を有する杭穴を構築し、前記第二掘削ヘッドを地上に上げる。
また、前記において、一の杭穴掘削位置で、第二の重機を操作している間、第一の重機を他の杭穴掘削位置に移動し、第一掘削ヘッドで杭穴の軸部を掘削する基礎杭の構築方法である。
また、前記において、以下のように杭穴を掘削する基礎杭の構築方法である。
(1) 第一重機で杭穴を掘削する第一掘削データと、第二重機で杭穴を掘削する第二掘削データとを夫々蓄積して、
(2) 同一深さ方向に対して、前記第一掘削データに、所定係数のもとに第二掘削データを組み合わせて総合掘削データを作成する。
また、前記において、以下のように構成した第一重機及び第二重機を使用する基礎杭の構築方法である。
(1) 前記第一重機を、柱状のやぐらを昇降する電気式の回転駆動機を設置し、該回転駆動機の下端に掘削ロッドの上端を着脱自在とした。
(2) 前記第二重機を、クレーン式のやぐらに油圧式の回転駆動機を設置し、該回転駆動機に掘削ロッドを装着した。
前記における「連続掘削可能な重機」とは、掘削ロッド(下端に掘削ヘッドを装着してある)を取り付けて回転駆動するオーガーが、垂直方向に昇降することができるように取りつけられた重機で、オーガーを最上位置から最下位置に移動する範囲で連続して掘削ができる。また、掘削ロッドを継ぎ足すことが容易で、掘削ロッドを継ぎ足しながら深い位置まで掘削ヘッドを入れて連続して深い杭穴を掘削できる重機をいう。深い杭穴とは、例えば、30〜60m程度の深さまで掘削が可能な重機をいう。現状の重機では、例えば、いわゆるパイルドライバーといわれ、垂直自立式の重機で、柱状のやぐらを昇降するオーガーを持つ構造である。この場合、オーガーは、現状では、電気式駆動であることが多い。
また、前記における「大径掘削可能な重機」とは、「連続掘削可能な重機」に比して大径掘削が可能な重機をいい、大径の掘削ロッド(下端に掘削ヘッドを装着してある)を装着できるオーガーを装備してある構造である。大径とは、120〜400cm程度の掘削を可能とする構造である。現状の重機では、例えば、アースドリル工法などに使用するクレーン式の重機などが該当する。この場合、オーガーは、現状では、油圧式駆動であることが多い。
この発明は「連続掘削可能な重機」で杭穴の軸部を掘削するので、掘削速度が速く、深い基礎杭の場合であっても、「大径掘削可能な重機」を使用する場合に比べて、早く掘削をすることができる。また、杭穴の軸部を掘削した後で、「大径掘削可能な重機」を使用して、杭穴の拡径部を掘削するので、「連続掘削可能な重機」のみで掘削をする場合に比べて、大径の掘削が可能である。従って、両重機を単独で使用するよりも、重機の特徴を最大限に生かして、効率的な杭穴掘削、基礎杭の構築ができ、総体として、基礎杭の質を高め、工期の短縮を図ることができる効果がある。
また、「連続掘削可能な重機」と「大径掘削可能な重機」とを、同じ構築現場で、異なる杭穴掘削位置で同時に使用することもできるので、この場合には、更に効率的な杭穴掘削、基礎杭の構築が可能である。
(1) この発明は、連続掘削可能な重機と、大径掘削可能な重機と、を使用して、拡径部24を有する杭穴22を掘削することを特徴とする(図1(a)〜(d))。拡径部24は、通常は杭穴22の底部に形成するが、中間部、杭頭部など求める基礎杭の性能により適宜選択する。また、複数位置に拡径部24を形成することもできる。
連続掘削可能な重機は、いわゆる電気式の重機4で、電気式に駆動するオーガー6に軸部23掘削用の第一掘削ヘッド10を取り付けた掘削ロッド8を装着する(図1(a))。オーガー6は柱状のやぐら5のほぼ全長に亘り昇降することができるので、昇降可能な範囲で第一掘削ロッド10を継ぎ足して、ロッドを交換することなく、第一掘削ロッド10を長くすることができるので、連続掘削できる。
大径掘削可能な重機は、いわゆる油圧式の重機14で、クレーン式のやぐら15に油圧駆動式のオーガー16を取り付けて構成する。オーガー16の先端に、拡径掘削用の第二掘削ヘッド20を取り付けた掘削ロッド18を装着する。また、油圧式の重機は14は、伸縮可能な掘削ロッド18を伸ばして、第二掘削ロッド18の長さを長くできる。
油圧式のオーガー16は、大径掘削ができるような大形で重量が多いものは、柱状のやぐら5に装着することができない。
例えば、両オーガー6、16の能力を比較すると、以下の表1のようになる。
Figure 2007285064
(2) 現場敷地内で、第一杭穴構築位置2の近くに、第一掘削ヘッド10を備えた電気式の重機4と、第二掘削ヘッド20を備えた油圧式の重機14とを待機させる(図4(a))。
まず、電気式の重機4を移動して、第一杭穴構築位置Aに第一掘削ヘッド10を合わせて、従来の方法により第一掘削ヘッド10で、径Dの杭穴22の軸部23を掘削する(図1(a)、図4(b))。軸部23の掘削が完了したならば、杭穴22から第一掘削ヘッド10を撤去し、電気式の重機4を杭穴22から移動させる(図1(b))。
続いて、油圧式の重機14を移動して、第一杭穴構築位置A(即ち、杭穴22の位置)に、第二掘削ヘッド20を合わせて、杭穴22の軸部23に第二掘削ヘッド20を挿入し、所定位置で、杭穴22の径を拡大して、径Dの拡径部を必要箇所に形成する(図1(c)、図4(c))。必要な拡径部24を完成させたならば、杭穴22から第二掘削ヘッド20を引き上げる(図1(d))。
(3) 以上のようにして、拡径部24を有する杭穴22を形成する(図1(d))。この杭穴22は、大きさ、性能などを調節して、
(a) 既製杭28を埋設する杭穴22、
(b) 現場造成杭として鉄筋かご34を挿入してコンクリートを充填する杭穴22、
のいずれに適用することができる。
尚、軸部23の全長に亘り電気式の重機4で掘削する場合の他、小さめの径で電気式の重機4で掘削をした後に、油圧式の重機14で杭穴壁を拡張するように拡大して軸部23を完成させることもできる。例えば、径150cmを重機4で掘削して、重機14で径200cmに拡大する。
(4) 既製杭28を埋設する工法では、電気式の重機4から掘削ロッド8を取り外し、既製杭28を保持する保持具26を装着して、保持具26に既製杭28の上端を係止する(図2(a))。また、重機4を使用せずに、従来の方法により、他の重機類を使用して、既製杭を埋設することもできる。
以下、従来の方法により、必要ならば継ぎ足しながら、既製杭28を杭穴22内に埋設する(図2(a))。既製杭28の構造、材料も任意であり、コンクリート杭、鋼管杭、鋼管被覆コンクリート杭など任意であり、コンクリート杭もいわゆるストレート杭、節杭など任意である。
また、杭穴22内に充填する根固め液、杭周固定液などを使用するか否か、充填方法、時期なども任意であり、従来の各方法を採用できる。例えば、第二掘削ヘッド20を引き上げる際に、第二掘削ヘッドの吐出口から根固め液などを吐出することもできる。以上のようにして、基礎杭30を構築する(図2(b))。
また、既製杭28を埋設後に、電気式の重機4に保持したまま、根固め液が固化するなど既製杭28が安定するまで保持することもできるが、既製杭28の埋設が完了したならば、保持具26ごと既製杭28を重機4のオーガー6から取り外して、杭穴22開口部25付近の地面1に別の治具を設置して、既製杭28の上端部を保持することもできる。
この場合には、電気式の重機4を次の第二杭穴掘削位置に移動して、第一掘削ロッド8を装着して、第二掘削位置で杭穴22の軸部23の掘削ができるので、重機4を効率的に運用できる。
(5) また、鉄筋かご34を使用して、現場造成で基礎杭を構築する工法では、電気式の重機4から掘削ロッド8を取り外し、重機4に鉄筋かご34を吊る吊り下げ具(例えば、ワイヤー等)32を装着して、吊り下げ具32に鉄筋かご34の上端を係止する(図3(a))。また、重機4を使用せずに、従来の方法により、他の重機類を使用して、既製杭を埋設することもできる。
以下、従来の方法により、必要ならば鉄筋かご34を継ぎ足しながら、杭穴22内に埋設する(図3(a))。鉄筋かご34を杭穴22に入れた後、あるいは鉄筋かご34を入れる前に、トレミー管などを杭穴22に挿入して、杭穴22内にコンクリートを充填する。尚、鉄筋かご34の構造、コンクリートの材料等も従来のものを採用して、任意である。以上のようにして、基礎杭36を構築する(図2(b))。
鉄筋かご34及びコンクリートを杭穴22内に入れた後、電気式の重機4でコンクリートが固化発現して鉄筋かご34が安定するまで保持することもできるが、吊り下げ具32ごと重機4から分離して、杭穴22開口部25付近の地面1に別の治具を設置して、鉄筋かご32の上端部を保持することもできる。
この場合には、電気式の重機4を次の第二杭穴掘削位置に移動して、第一掘削ロッド8を装着して、第二掘削位置Aで杭穴22の軸部23の掘削ができるので、重機4を効率的に運用できる。
(6) (1)〜(5)において、電気式の重機4の作業時間と油圧式の重機14の作業時間に大幅な差がある場合には、例えば、電気式の重機4を3台導入し、油圧式の重機14を2台導入するなど、効率的な施工計画を立てることができる。
(7) (1)〜(5)において、電気式の重機4を使用して杭穴掘削をしている間に、深さ方向の掘削速度、掘削径、電気量、注入掘削液量、N値等を比較しつつデータを蓄積し、かつ処理した掘削データを保存し、リアルタイムに表示する。
また、重機14を使用した掘削作業においても同様に、掘削データを保存し、リアルタイムに表示する。
両重機4の掘削データに、深さ方向を合わせて、重機14により掘削データを重ね合わせて、1つの基礎杭構築に使用した統合掘削データを作成して、表示する。この際、重機14による掘削データは、地盤性状等に対応して補正する。
図1、図2に基づき、この発明の実施例を説明する。この実施例は、既製杭28を使用した基礎杭の構築方法である。
(1) 地面1の第一の杭穴構築位置Aを挟んで両側に、杭穴22の軸部23の径Dに対応した第一掘削ヘッド10を装着した電気式の重機4と、杭穴22の拡底部24の径Dに対応した第二掘削ヘッド20を装着した油圧式の重機14とを、配置する(図4(a))。第一掘削ヘッド10は第一掘削ロッド8の下端に連結し、第一掘削ロッド8は、例えば、軸部には杭穴壁を練り付けることができる均し用のドラムや杭穴撹拌用の突起が取り付けてある(図1(a))。また、第二掘削ヘッド20は、第二掘削ロッド18の先端に取り付けてあり(図1(c))、第二掘削ロッド18は例えば伸縮延長可能なロッドである。
ここで、第一掘削ヘッド10、第二掘削ヘッド20の構造はいずれも、掘削ロッド8、18に連結するヘッド本体の両側に、先端に掘削刃を有する掘削腕を揺動自在に取り付けて構成する(図1(a)(c))。しかし、この構造が望ましいが、これに限定されない。
尚、重機4、14の配置は両側、即ち第一の杭穴構築位置Aを中心として180°の位置としたが、上記に限らず、90°の位置や、同一位置(=0°)等任意であり、要は、一方の重機4、14を使った作業中に他の重機14、4がじゃまにならなければ良い。
電気式の重機4は、柱状のやぐら5を昇降するオーガー6に、掘削ロッド8の上端を取付けし、掘削ロッド8の下端に第一掘削ヘッド10を取り付けてある。掘削ロッド8、即ち第一掘削ヘッド10はオーガー(回転駆動機)6により正逆回転自在となっている(図1(a)、図4(a))。
油圧式の重機14も、クレーン式のやぐら15を昇降するオーガー(回転駆動機)16に、掘削ロッド18の上端を取付けし、掘削ロッド18の下端に第二掘削ヘッド20を取り付けてある。掘削ロッド18、即ち第二掘削ヘッド20はオーガー16により正逆回転自在となっている(図1(c)、図4(a))。
(2) 第一の杭穴構築位置Aの上方に、第一掘削ヘッド10が位置するように、電気式の重機4を矢示方向38に移動させる(図4(b))。
電気式の重機4のオーガー6を正回転しつつ、下降させて、径Dで、深さHの杭穴22の軸部23を構築する(図1(a))。杭穴22の深さHが、やぐら5の高さに比して深い場合には、通常の方法により掘削ロッド8を継ぎ足しながら、掘削する。
杭穴22の軸部23の掘削が完了次第(図1(b))、継ぎ足した掘削ロッド8、8を取り外しにながら第一掘削ヘッド10を地上1に引き上げ、電気式の重機4を、第一掘削ヘッド10を装着したまま(この状態で、掘削ロッド8は最低限の長さにある)、第二の杭穴掘削位置3に移動させる(図4(c)、図3(c))。
(3) 続いて、第一の杭穴構築位置A(杭穴22の軸部23)の上方に、第二掘削ヘッド20が位置するように、油圧式の重機14を移動させる(図4(c))。
油圧式の重機14のオーガー16を下降させて、第二掘削ヘッド20を杭穴22の軸部23の底に位置させ、オーガー16を逆回転して、杭穴22の底部を深さHに亘り押し広げるように掘削して、径Dで、深さHの杭穴22の拡底部24を構築する(図2(c))。
杭穴22の拡底部24の掘削が完了次第(図2(d))、第二掘削ヘッド20を地上1に引き上げる。
尚、前記において、第一掘削ヘッド10を使って、径Dで深さ「H−H」の杭穴を掘削して、第二掘削ヘッド20を使って、径Dで深さHの杭穴の拡底部24を構築することもできる(図示していない)。
(4) 通常の方法により、杭穴22の拡底部24内には根固め液(富配合のセメントミルク)を充填し、杭穴22の軸部23には杭周固定液(貧配合のソイルセメント)を充填する。例えば、第二掘削ヘッド20を引き上げる際に、各深さに根固め液、杭周固定液を充填することもでき、あるいは、前記第一第二ヘッド10、20とは別に、パイプ類を杭穴22内に挿入して根固め液、杭周固定液を充填することもできる(図示していない)。
(5) 油圧式の重機14を使用して第一の杭穴構築位置2で(3)(4)の作業(杭穴22の拡底部24の掘削)をしている間に、電気式の重機4を第二の杭穴構築位置Aに移動して、第二の杭穴構築位置Aで電気式の重機4を使用して同様に(2)の作業(杭穴22の軸部23の掘削)を行う(図4(c))。一般に、(2)の作業工程に要する時間と、(3)〜(4)の作業工程に要する時間は、同程度であるので、電気式の重機4と油圧式の重機14とに無駄がなく、効率的に作動させて、基礎杭30の構築を効率良くできる。
(6) 続いて、(5)の作業が終わったならば、電気式の重機4を、再度、第一の杭穴構築位置Aに移動して、電気式の重機4から第一掘削ヘッド10を取り外し、電気式の重機4のオーガー6に既製杭28を保持する保治具(やっとこ)26を取り付け、既製杭28の上端を保持具26に支持する。そして、従来の方法により、杭穴22内に、既製杭28を埋設する(図4(d)、図2(a))。既製杭18は深さHに対応して、適宜連結して所定長さの既製杭28を構成する。
尚、ここで、(5)の作業を行った重機4と同じ重機をそのまま移動して使用したが、第一掘削ロッド10の着脱の手間などを考慮して、他の電気式の重機4あるいは、既製杭28を埋設できる従来の他の重機を使用することもできる(図示していない)。
(7) 続いて、(6)の作業が終わったならば(第一の杭穴構築位置Aで、既製杭28の埋設が完了した後)、電気式の重機4を第三の杭穴構築位置Aに移動すると共に、オーガー6から保持具26を取り外して掘削ロッド8及び第一掘削ヘッド10を装着する。前記(2)と同様に第三の杭穴構築位置Aで杭穴の軸部23を掘削する(図4(e))。
または、「(5)の第二の杭穴構築位置Aでの杭穴22の拡底部24の掘削作業」の進行に応じて、この作業と第二の杭穴構築位置Aでの既製杭28の埋設作業のいずれかを行う。
(8) 電気式の重機4を使って、第一の杭穴構築位置Aで作業(6)、第三の杭穴構築位置Aで作業(7)をしている間に、油圧式の重機14を第二の杭穴構築位置Aに移動して、前記作業(3)(4)と同様の作業(杭穴拡底部の構築)を行う(図4(d)(e))。
(9) 第一の杭穴構築位置Aで、杭周固定液、根固め液が固化したならば、基礎杭30を構築する(図2(b)、図4(e))。
(10) 以下、順次各杭穴構築位置Aで、同様にして、杭穴22を掘削して既製杭28を埋設していく(図4(f))。
(11)他の実施例
前記実施例において、(2)で径Dで杭穴22の軸部23を掘削したが、以下のような手順で杭穴22を掘削することもできる。
・電気式の重機4で、第一掘削ヘッド10で、径D00(<D)で杭穴の軸部23に対応する杭穴を細く予備掘削する。ここで、径D00=D−(50〜300)cm 程度とする。
・油圧式の重機14で、第二掘削ヘッド20を正回転して径D00を径Dに押し広げるように掘削して杭穴22の軸部23を完成させる。
・続いて、油圧式の重機14の第二掘削ヘッド20を逆回転して、前記実施例と同様に、径Dの拡底部24を掘削する。
図1、図3、図4に基づき、この発明の実施例を説明する。この実施例は、鉄筋かご34を使用したいわゆる現場造成による基礎杭36の構築方法である。
(1) 実施例1と同様に、地面1の第一の杭穴構築位置Aを挟んで両側に、杭穴22の軸部23の径Dに対応した第一掘削ロッド8(第一掘削ヘッド10)を装着した電気式の重機4と、杭穴22の拡底部24の径Dに対応した第二掘削ロッド18(第二掘削ヘッド20)を装着した油圧式の重機14と、を配置する(図4(a))。重機4、14の他の配置は両側、前記実施例1と同様である。
電気式の重機4は、前記実施例1と同様に、柱状のやぐら5、オーガー6を有し、掘削ロッド8、第一掘削ヘッド10を取り付けてある。(図1(a)、図4(a))。
油圧式の重機14も、実施例1と同様に、クレーン式のやぐら15、オーガー16を有し、掘削ロッド18、第二掘削ヘッド20を取り付けてある(図1(c)、図4(a))。
(2) 実施例1と同様に、軸部23及び拡底部24を有する杭穴22を掘削する。
即ち、第一の杭穴構築位置Aの上方に、第一掘削ヘッド10が位置するように、移動させる(図4(b))。電気式の重機4のオーガー6を正回転しつつ、下降させて、径Dで、深さHの杭穴22の軸部23を構築する(図1(a))。杭穴22の深さHが、やぐら5の高さに比して深い場合には、通常の方法により掘削ロッド8を継ぎ足しながら、掘削する。
杭穴22の軸部23の掘削が完了次第(図1(b))、継ぎ足した掘削ロッド8、8を取り外しにながら第一掘削ヘッド10を地上1に引き上げ、電気式の重機4を、第一掘削ヘッド10を装着したまま(この状態で、掘削ロッド8は最低限の長さにある)、第二次の杭穴掘削位置3に移動させる(図4(c)、図3(c))。
(3) 続いて、第一の杭穴構築位置A(杭穴22の軸部23)の上方に、第二掘削ヘッド20が位置するように、油圧式の重機14を移動させる(図4(c))。
油圧式の重機14のオーガー16を下降させて、第二掘削ヘッド20を杭穴22の軸部23の底に位置させ、オーガー16を逆回転して、杭穴22の底部を深さHに亘り押し広げるように掘削して、径Dで、深さHの杭穴22の拡底部24を構築する(図2(c))。
杭穴22の拡底部24の掘削が完了次第(図2(d))、第二掘削ヘッド20を地上1に引き上げる。
(4) 油圧式の重機14を使用して第一の杭穴構築位置Aで(3)の作業(拡底部24の掘削)をしている間に、電気式の重機4を第二の杭穴構築位置Aに移動して、電気式の重機4で同様に(2)の杭穴軸部23の掘削作業を行う(図4(c))。一般に、(2)の作業工程に要する時間と、(3)の作業工程に要する時間は、異なるので、電気式の重機4と油圧式の重機14とに無駄がなく、効率的に作動させて、基礎杭36の構築を効率良くできる。
(5) 続いて、(4)の作業が終わったならば、電気式の重機4を、再度、第一の杭穴構築位置Aに移動して、第一掘削ヘッド10を取り外し、電気式の重機4のオーガー6に鉄筋かご34を保持する吊り下げ具(ワイヤー)32を取り付け、鉄筋かご34の上端を吊り、杭穴22内に鉄筋かご34を挿入する(図3(a))。この際、杭穴22が深い場合には、鉄筋かご34を溶接して上下に連結しながら挿入する。また、鉄筋かご34の挿入に前後して、杭穴22内にトレミー管を挿入して、杭穴22内にコンクリートを充填する。
鉄筋かご34を、杭穴22の開口部25付近の地上1で支えて、重機4から鉄筋かご34(吊り下げ具32)を取り外し、重機4を第三の杭穴構築位置Aに移動する。
尚、前記において、鉄筋かご34を重機4で支えたが、他の重機4、重機4を使用しない従来の他の方法により、鉄筋かご34を杭穴22内に挿入することもできる(図示していない)。
(6) コンクリートが固化発現後、基礎杭36を構築する(図3(b)、図4(c))。
(7) 電気式の重機4を使用して第一の杭穴構築位置Aで(5)の作業(鉄筋かご34の挿入)をしている間に、第二の杭穴構築位置Aで、移動した油圧式の重機14を使って、同様に(3)の作業(拡底部24の掘削)を行う。
(8) 杭穴の掘削など他の実施例は、前記実施例1と同様である。
(a)〜(d)は、この発明の実施例1、2に共通する実施例で、杭穴掘削の過程を表す概略した縦断面図である。 (a)(b)は、この発明の実施例1で、図1に続いて既製杭を使って基礎杭を構築する概略した縦断面図である。 (a)(b)は、この発明の実施例2で、図1に続いて現場造成で基礎杭を構築する概略した縦断面図である。 (a)〜(f)は、この発明の実施例を説明する概略した平面図である。
符号の説明
1 地面
4 電気式の重機
5 電気式の重機のやぐら
6 電気式の重機のオーガー
8 第一掘削ロッド
10 第一掘削ヘッド
14 油圧式の重機
15 油圧式の重機のやぐら
16 油圧式の重機のオーガー
18 第二掘削ロッド
20 第二掘削ヘッド
22 杭穴
23 杭穴の軸部
24 杭穴の拡底部
25 杭穴の開口部
26 杭の保持具
28 既製杭
30 基礎杭
32 吊り下げ具
34 鉄筋かご
36 基礎杭

Claims (6)

  1. 以下の手順をとり、杭穴の中間部又は底部に拡径部を形成する杭穴を掘削して基礎杭を構築することを特徴とする基礎杭の構築方法。
    (1) 杭穴掘削位置に、杭穴軸部径に対応する第一掘削ヘッドを取り付けた連続掘削可能な重機(以下「第一重機」)と、杭穴拡径部径に対応する第二掘削ヘッドを取り付けた大径掘削可能な重機(以下「第二重機」)とを配置する。
    (2) 杭穴掘削位置に、前記第一重機の第一掘削ヘッドを置き、前記第一掘削ヘッドで杭穴軸部を掘削する。
    (3) 杭穴の軸部掘削完了後に第一ヘッドを掘削中の杭穴から地上に取り出す。
    (4) 続いて、前記掘削途中の杭穴に、前記第二重機の第二掘削ヘッドを挿入して、拡大掘削位置まで下降させて、所定位置に拡径掘削をして、拡径部を有する杭穴を構築し、前記第二掘削ヘッドを地上に上げる。
    (5) 続いて、従来の方法により、前記杭穴内に、セメント固化物と共に、鉄筋かご又は既製杭を設置し、基礎杭を構築する。
  2. 以下のようにして、杭穴を掘削して基礎杭を構築することを特徴とする基礎杭の構築方法。
    (1) 杭穴掘削位置に、杭穴軸部径に対応する第一掘削ヘッドを取り付けた連続掘削可能な重機(以下「第一重機」)と、杭穴拡径部径に対応する第二掘削ヘッドを取り付けた大径掘削可能な重機(以下「第二重機」)とを配置する。
    (2) 杭穴掘削位置に、前記第一重機の第一掘削ヘッドを置き、前記第一掘削ヘッドで、所定の杭穴軸部径より小さな径で小径杭穴軸部を掘削する。
    (3) 杭穴の小径杭穴軸部を掘削完了後に第一ヘッドを掘削中の杭穴から地上に取り出す。
    (4) 続いて、前記掘削途中の杭穴に、前記第二重機の第二掘削ヘッドを挿入して、前記小径杭穴軸部を拡張して所定径の杭穴軸部を掘削して、杭穴を構築し、前記第二掘削ヘッドを地上に上げる。
    (5) 続いて、従来の方法により、前記杭穴内に、セメント固化物と共に、鉄筋かご又は既製杭を設置し、基礎杭を構築する。
  3. 以下のようにして、杭穴を掘削する請求項2記載の基礎杭の構築方法。
    (1) 第二重機に、杭穴軸部径と拡径部径の両方の径に対応した第二掘削ヘッドを装着し、該第二掘削ヘッドの小径側で前記杭穴軸部を所定の径に拡大して掘削する。
    (2) 続いて、第二掘削ヘッドを拡大掘削位置まで下降させて、前記第二掘削ヘッドの大径側で、所定位置に拡径掘削をして、拡径部を有する杭穴を構築し、前記第二掘削ヘッドを地上に上げる。
  4. 一の杭穴掘削位置で、第二の重機を操作している間、第一の重機を他の杭穴掘削位置に移動し、第一掘削ヘッドで杭穴の軸部を掘削する請求項1又は2記載の基礎杭の構築方法。
  5. 以下のように杭穴を掘削する請求項1又は2記載の基礎杭の構築方法。
    (1)第一重機で杭穴を掘削する第一掘削データと、第二重機で杭穴を掘削する第二掘削データとを夫々蓄積して、
    (2)同一深さ方向に対して、前記第一掘削データに、所定係数のもとに第二掘削データを組み合わせて総合掘削データを作成する。
  6. 以下のように構成した第一重機及び第二重機を使用する請求項1又は2記載の基礎杭の構築方法。
    (1) 前記第一重機を、柱状のやぐらを昇降する電気式の回転駆動機を設置し、該回転駆動機の下端に掘削ロッドの上端を着脱自在とした。
    (2) 前記第二重機を、クレーン式のやぐらに油圧式の回転駆動機を設置し、該回転駆動機に掘削ロッドを装着した。
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