JP6072581B2 - ツイスト線のテープ巻き方法及びテープ巻き装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二本の電線を対撚りしたツイスト線に撚り戻り防止用のテープ巻きを行うツイスト線のテープ巻き方法及びテープ巻き装置に関するものである。
従来、電線にテープ巻きを行うために、種々の方法や装置が提案されている。
例えば特許文献1(図示せず)には、布線板にワイヤハーネスを布線し、その状態でワイヤハーネスにテープ巻き付け装置でテープ巻きを行うことが記載されている。テープ巻き付け装置は、ワイヤハーネスを挿入するU字状のガイド凹部を有する円形の回転板と、回転板に配置されてガイド凹部側に先端部を位置させる粘着テープと、テープ巻き付け後に粘着テープを切断するカッタと、回転板を回転させるモータと、これらを含むテーピングヘッドをスライド式に進退させるヘッド駆動機構(単軸ロボット)とを備えている。
また、特許文献2(図示せず)には、ベースの左右に各クランプ部を配設して各モータで回転駆動可能とし、両クランプで電線の左右両端部を把持し、テープ巻きヘッドをベースの左右方向のガイドレールに沿って移動可能に、且つ前後方向のガイドレールに沿って進退可能に配設したことが記載されている。左側のモータで左側のクランプを回転して電線によじりを与えたり、あるいは左右のモータで左右のクランプを回転して電線を回転させながら、テープ巻きヘッドを左右方向のガイドレールに沿って移動させて、電線に他動的にテープ巻きを行う。
また、二本の電線を撚ってツイスト線にするために、以下に示す種々の装置や方法が提案されている。ツイスト線は、電磁波の発生を抑制したり、電磁波を吸収したりすることができる電線である。
例えば特許文献3には、一実施形態(図示せず)として、二本の電線の一端をそれぞれ各捻り送り出し機構で捻りながら他端側に向けて送り出し、二本の電線の長手方向中間部に取り付けた回転体を電線の他端側に移動させながら、回転体と捻り送り出し機構との間でツイスト部を形成することが記載されている。
同じく特許文献3には、他の実施形態(図示せず)として、二本の電線の一端側をそれぞれ各捻り送り出し機構で捻りながら他端側に向けて送り出し、二本の電線の長手方向中間部に取り付けた回転体を捻り方向に回転させて(移動させずに)、回転体と電線の他端側との間にツイスト部を形成することが記載されている。
同じく特許文献3には、従来技術(図示せず)として、二本の電線の一端側を回転部材に固定し、二本の電線の他端側を固定部材に固定した状態で、回転部材を回転させて、固定部材と回転体との間でツイスト部を形成することが記載されている。
また、特許文献4には、一実施形態(図示せず)として、二本の電線の一端側をチャックして一つのモータで一体的に回転させ、二本の電線の長手方向中間部に移動部材を取り付け、二本の電線の他端側を各チャックで把持して各モータで前記モータと同方向に回転させながら、移動部材を他端側に向けて移動させて、移動部材と一端側のモータとの間で撚り合わせ部を形成することが記載されている。
同じく特許文献4には、他の実施形態(図示せず)として、二本の電線の一端側をチャックして一つのモータで一体的に回転させ、二本の電線の他端側を捻り送り出し機構でモータと同方向に回転させながら一体側に向けて送り出し、モータを送り出し方向に移動させて、捻り送り出し機構とモータとの間で撚り合わせ部を形成することが記載されている。
また、特許文献5(図示せず)には、二本の電線の一端側をクランプで把持してモータで一体的に回転させ、二本の電線の他端側をクランプで把持して固定し、二本の電線の長手方向中間部を回転子の切欠開口部に挿入して棒で分離させ、回転子をモータと同方向に回転させながらモータに向けて移動して、他端側のクランプと回転子との間で二本の電線を対撚りすることが記載されている。
図7〜図10は、従来のツイスト線のテープ巻き方法及びテープ巻き装置の一形態を示すものである。
図7の如く、テープ巻き装置41は、ツイスト線製造装置のツイスト機2とは別に配置され、作業者9は、ツイスト機2で二本の電線3を対撚りして形成したツイスト線3’(図9)を隣接のテープ巻き装置41に運んで、ツイスト線3’の端部に撚り戻り防止用のテープ巻き13を施していた。図7で、符号4,5は、電線3を把持した左右のクランプ、符号10は、テープ巻き等を完了した複数のツイスト線3’で成るツイスト線束33を支持する掛け具(掛け馬)をそれぞれ示している。
図8は、テープ巻き装置41の内部構造を示すものであり、テープ巻き装置41は、テープ保持ドラム18と、テープカッタ刃19と、テープ13を繰り出す巻きテープ15と、テープ保持ドラム18を回転させるモータ17及び複数のギア42と、これらを収容した略箱状の装置本体43とを備えている。テープ保持ドラム18は、二本の電線3を挿通させる切欠凹部18aを有する。テープ13は合成樹脂製の片面粘着テープであり、テープ保持ドラム18の回転で巻きテープ15からテープカッタ刃19を経て繰り出される。テープ巻き装置本体43は、不図示の脚部の付いたテーブル44(図7)の上に置かれている。
図9は、ツイスト線(ツイストペア線ないし対撚り線とも言う)3’の一形態を示すものであり、ツイスト線3’の両端側にテープ巻き装置41で撚り戻り防止用のテープ巻き13が施されている。各電線3の両端末には予め端子34が接続されている。ツイスト線3’の対撚り部は、二本の電線3を同じ方向に螺旋状に撚ることで構成されている。
図10は、ツイスト線製造装置(ツイスト機2を含む装置)及びテープ巻き装置41の操作を順に示すものである。図10の作業者の動作において、括弧で示すステップ番号は図7の作業者9の動作番号に対応している。
先ず、作業者9がステップ(1)でツイスト線製造装置のスタートスイッチを入れる。これにより、ツイスト線製造装置が、ステップ11において、不図示の検尺・切断機で電線を検尺して所要長さに切断し、不図示の皮剥き機で電線3(図9)の両端末3a,3bの絶縁被覆を除去し、不図示の圧着機で電線3の両端末に端子34を圧着する。これら検尺・切断機や端子圧着機及びツイスト機2やテープ巻き装置41を含んでツイスト線製造装置と呼称する。
次いで、ツイスト線製造装置のツイスト機2が、ステップ12で、二本の電線3の両端末3a,3bをクランプ4,5(図7)で把持して固定し、ステップ13で、二本の電線3をツイスト(対撚り)させる。次いで、ステップ14で、両端末3a,3b側のクランプ4,5を開放し、ツイスト線3’を下方に払い出す。次いで、ステップ15で、電線3の対撚りを行う部材(例えばクランプ4,5や不図示の回転子等)が定位置に復帰する。
上記ステップ11〜15の動作をステップ16で、n本のツイスト線3’を払い出すまで繰り返す。n本は例えば20〜30本程度である。一本(説明の便宜上一本と言う。実際は一組である)のツイスト線3’は二本の端子付き電線3で構成される。
作業者9は、ステップ(1)でツイスト線製造装置のスタートスイッチを入れた後、ステップ(2)で、先に製作したn本のツイスト線束を掴み、ステップ(3)で、ツイスト線束をツイスト機2からテープ巻き装置41に移動させる(作業者9はツイスト線束を持ってテープ巻き装置41に移動する)。次いで、ステップ(4)で、ツイスト線束の長手方向中央を不図示のゴムバンドで結束して一まとめにする。次いで、ステップ(5)で、ツイスト線束の一端末を手で取り、ステップ(6)で、ツイスト線束の一端末のうちの一本(一組)のツイスト線3’の一端末3a’(図9)をテープ巻き装置41にセットする。
テープ巻き装置41は、ステップ17で、一本のツイスト線3’の対撚り部の一端末3a’にテープ巻き13を行う。テープ巻き13の完了後に、作業者9は、ステップ(7)で、一本のツイスト線3’のテープ巻きされた一端末3a’をテープ巻き装置41から取り出す。作業者9は、ステップ(8)で、ステップ(5)〜(7)の動作をツイスト線束の全てのツイスト線3’の一端末3a’について繰り返し行い、次いでツイスト線束の全てのツイスト線3’の他端末3b’について同じ操作(テープ巻き)を繰り返し行う。
作業者9は、ステップ(7)で、ツイスト線束のうちの最後のツイスト線3’のテープ巻きされた他端末3b’をテープ巻き装置41から取り出したら、ステップ(9)で、テープ巻きを完了したツイスト線束33を、テープ巻き装置41の近傍の掛け具10に掛け置く。そして、ステップ(10)で、作業者9は、掛け具10からツイスト機2に移動する(戻る)。
特開平11−292017号公報(図1〜図3) 特開2001−122525号公報(図1,図2) 特開2007−227185号公報(図1,図2,図4) 特開2009−231157号公報(図1,図2) 特開2012−28197号公報(図4)
しかしながら、上記図7〜図10に示すツイスト線のテープ巻き方法及びテープ巻き装置にあっては、ツイスト機2で撚ったツイスト線3’を別のテープ巻き装置41に運んでテープ巻きするというように、ツイスト線3’の製造工数(時間)とは別にテープ巻きの工数を必要として、ツイスト線3’の製造に多くの工数を要するという問題があった。
また、ツイスト機2で形成したツイスト線3’をテープ巻き装置41に運搬する際に、ツイスト線3’の撚りがほぐれてしまう(撚りが一部戻ってしまう)ことがあり、その場合には作業者9が手作業で再撚りしなければならず、手直しの工数が必要であった。また、テープ巻き装置41において、作業者9が、ツイスト線3’の左右の両端末3a’,3b’のテープ巻き位置L(図9)を目視等による手作業で調整していたために、ツイスト線3’のテープ巻き位置Lがばらついて、見栄えが低下したり、ツイスト線3’の端末の端子34を不図示のコネクタハウジングの端子収容室に挿入する際の作業性の低下等を生じ兼ねないという懸念があった。
また、ツイスト機2の近傍においてテープ巻き装置41が大きなスペースを占めるために、作業者9の動作が阻害され兼ねないといった懸念があった。また、テープ巻き装置41のテープ13がツイスト線3’への巻き途中で終わって(なくなって)しまった場合には、ツイスト線3’から不完全巻きのテープ13を取り外し、テープ巻き装置41に新たな巻きテープ15を装着して、再度テープ巻きをやり直さなければならず、多くの手間を必要とするという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、ツイスト線のテープ巻きに要する時間を削減すると共に、テープ巻き位置の精度を高め、且つ運搬時のツイスト線の撚り戻りを解消することを目的とする。それに加えて、ツイスト機におけるテープ巻き装置の占めるスペースを削減し、また、テープ巻き装置のテープ交換を最適なタイミングで行わせることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るツイスト線のテープ巻き方法は、ツイスト機で二本の電線を対撚りしてツイスト線を形成する過程において、該ツイスト機にセットされた該二本の電線の端末にテープ巻き装置のテープ巻きヘッドを接近させて、該二本の電線の対撚り動作中に、対撚り部の端末に該テープ巻きヘッドでテープ巻きを開始又は完了することを特徴とする。
上記構成により、ツイスト機で二本の電線が対撚りされ、例えば対撚り動作中に、二本の電線の対撚り部の端末(一端末及び/又は他端末)にテープ巻き装置のテープ巻きヘッドでテープ巻きが開始され、テープ巻きは、二本の電線の対撚りの時間内又は対撚り完了後に終了する。あるいは、ツイスト機で二本の電線が対撚りされ、対撚り動作中に、二本の電線の対撚り部の端末(一端末及び/又は他端末)にテープ巻き装置のテープ巻きヘッドでテープ巻きが行われ、テープ巻きは、二本の電線の対撚りの時間内に終了する。何れにおいてもテープ巻きに要する時間が削減される。対撚り動作中に時間的にラップさせた形でテープ巻きが行われればよい。
請求項2に係るツイスト線のテープ巻き方法は、請求項1記載のツイスト線のテープ巻き方法において、前記ツイスト機にセットされて左右に延びる前記二本の電線に対して、上下前後の360°方向のうちの何れか所望の方向から前記テープ巻きヘッドを接近させることを特徴とする。
上記構成により、ツイスト機にセットされた二本の電線の端末の周囲のスペースに応じて上下前後の何れか最適な方向(スペースのある位置)を選択してテープ巻きヘッドが省スペースで配置される。
請求項3に係るツイスト線のテープ巻き装置は、二本の電線を対撚りしてツイスト線を形成するためのツイスト機に配置されるテープ巻き装置であって、固定フレームと、固定フレームに対して移動手段で電線に向けて進退可能なテープ巻きヘッドとを備え、該テープ巻きヘッドが、前記ツイスト線の端末にテープ巻きするテープ保持ドラムと、テープカッタ刃とを有し、該固定フレームに、該テープ保持ドラムにテープを供給する巻きテープと、該テープ保持ドラムを回転駆動するためのモータとが配置され、該テープ保持ドラムと該モータとの間に、伸縮自在な動力伝達機構が配置されたことを特徴とする。
上記構成により、ツイスト機で二本の電線が対撚りされ、例えば対撚り動作中に、二本の電線の対撚り部の端末(一端末及び/又は他端末)にテープ巻き装置のテープ巻きヘッドでテープ巻きが行われる(対撚り動作中にテープ巻きが開始され又は完了する)。対撚り動作中に時間的にラップさせた形でテープ巻きが行われればよい。テープ巻きヘッドは移動手段で二本の電線に向けて前進し、その状態で対撚り部の端末にテープ巻きドラムでテープ巻きを行う。テープ巻きヘッドの前進に伴って固定フレーム側のモータとの間で動力伝達機構が伸長し、その状態でテープ巻きドラムを駆動する。また、テープ巻き後に、テープ巻きヘッドが後退しつつ、固定フレームとの間で動力伝達機構が圧縮される。テープ巻きヘッドの進退ストロークを動力伝達機構の伸縮動作で吸収する。動力伝達機構としては例えばチェンや伸縮自在な筒軸等を適用可能である。固定フレーム側に重量やスペースの嵩むモータや巻きテープが配置されたことで、テープ巻きヘッドがコンパクト化・軽量化される。
請求項4に係るツイスト線のテープ巻き装置は、請求項3記載のツイスト線のテープ巻き装置において、前記巻きテープの減少時の変化を該巻きテープの外周面側で検知するテープ有無センサを備えたことを特徴とする。
上記構成により、巻きテープが減少する際の例えば芯の色の変化又はテープ量(テープ厚)をテープ有無センサが検出し、例えば巻きテープが完全に終わる前に、テープ無しを検知することで(例えば、ツイスト機やテープ巻き装置を停止させたり、作業者に報知したりすることで)、ツイスト線へのテープ不完全巻きが防止される。
請求項1記載の発明によれば、ツイスト線のテープ巻きを対撚りの時間内に開始又は完了させることで、テープ巻きに要する時間を削減することができる。また、ツイスト機にセットされた二本の電線にテープ巻き装置のテープ巻きヘッドを接近させてテープ巻きすることで、テープ巻き位置の精度を高めることができる。また、ツイスト機にセットされた二本の電線にテープ巻きすることで、ツイスト機からツイスト線を外して運搬する際のツイスト線の撚り戻りを解消することができる。
請求項2記載の発明によれば、ツイスト機にセットされた二本の電線の端末の周囲のスペースに応じて上下前後の何れか最適な方向からテープ巻きヘッドを省スペースで配置することができる。
請求項3記載の発明によれば、ツイスト線のテープ巻きを例えば対撚りの時間内に開始又は完了させることで、テープ巻きに要する時間を削減することができる。また、ツイスト機にセットされた二本の電線にテープ巻き装置のテープ巻きヘッドを接近させてテープ巻きすることで、テープ巻き位置の精度を高めることができる。また、ツイスト機にセットされた二本の電線にテープ巻きすることで、ツイスト機からツイスト線を外して運搬する際のツイスト線の撚り戻りを解消することができる。
また、固定フレーム側に重量やスペースの嵩むモータや巻きテープを配置したことで、テープ巻きヘッドをコンパクト化・軽量化することができ、それにより、テープ巻きヘッドの移動をスムーズ且つ迅速に行わせることができると共に、ツイスト機におけるテープ巻き装置の占めるスペースを削減することができる。
請求項4記載の発明によれば、テープ巻き装置のテープ交換を最適なタイミングで行わせることができる。例えば、巻きテープが完全に終わる前にテープ有無センサでテープ無しを検出して、ツイスト線へのテープ巻き不完全を防ぐことができる。
本発明に係るツイスト線のテープ巻き方法及びテープ巻き装置の一実施形態を示す平面図である。 ツイスト線のテープ巻き装置の一実施形態の内部構造を示す側面図である。 テープ巻き装置のテープ巻きヘッドの作用を示す斜視図である。 テープ巻き装置のテープ巻きヘッドの移動手段の一実施形態を示す、(a)は移動前(待機)の状態の斜視図、(b)は移動後の状態の斜視図である。 テープ巻き装置のテープ巻きヘッドの配置形態の各例を示す斜視図である。 ツイスト線製造装置の作用及びツイスト線のテープ巻き方法の一実施形態を示すフローチャートである。 従来のツイスト線のテープ巻き方法及びテープ巻き装置の一形態を示す平面図である。 従来のテープ巻き装置の一形態の内部構造を示す側面図である。 ツイスト線のテープ巻き位置を示す平面図である。 従来のツイスト線製造装置の作用及びツイスト線のテープ巻き方法の一形態を示すフローチャートである。
図1〜図3は、本発明に係るツイスト線のテープ巻き方法及びテープ巻き装置の一実施形態を示すものである。
図1の如く、ツイスト線のテープ巻き装置1は、ツイスト線製造装置のツイスト機2における二本の電線3の両端末3a,3bを把持する左右のクランプ4,5のうちの左側のクランプ4の近傍において、二本の電線3をツイスト機2で対撚りして成るツイスト線3’(図3)の対撚り部の一端末3a’(図3)に向けて、ツイスト線3’の径方向に矢印Aの如く進退可能なテープ巻きヘッド6を備えたものである。
そして、ツイスト機2で二本の電線3を対撚りしてツイスト線3’を形成する動作中に、テープ巻き装置1のテープ巻きヘッド6を前進させて、テープ巻きヘッド6でツイスト線3’の対撚り部の一端末3a’にテープ巻き13(図9参照)を施す。
図1において、符号7は、ツイスト機2のモータ等を含む駆動部分、符号8はツイスト機2のベース、符号9は作業者、符号10はシールド線掛け具をそれぞれ示している。二本の電線3を撚り合わせてツイスト線3’にする(対撚り部を形成する)方法(駆動機構)は、従来技術の特許文献3〜5で説明したような種々の方法を適宜使用可能である。図7の従来技術で説明したように、ツイスト機2は、不図示の検尺・切断機や端子圧着機やテープ巻き装置1と共にツイスト線製造装置を構成している。
図2の如く、テープ巻き装置1は、後側の固定フレーム11と、前側の可動ケース12とを備えている。固定フレーム11に、テープ13を芯14に巻いて構成される巻きテープ15と、テープ有無検知センサ16と、駆動用のモータ17とが設置されて、固定ユニット(符号11で代用)が構成されている。
また、可動ケース12に、テープ保持ドラム18と、テープカッタ刃19と、テープ保持ドラム18を駆動するための複数のギア(一つのみ図示する)20とが設置されて、テープ巻きヘッド(可動ユニット)6が構成されている。可動ケース12側のギア20と、固定フレーム11側のモータ17の軸に固定されたギア21との間に、テープ保持ドラム18を回転させるための無端のチェン(動力伝達機構)22が前後方向伸縮自在に掛け渡されている。
テープ巻きヘッド6の移動手段の一例として、可動ケース12は固定フレーム11に対して、テープ巻きヘッド進退駆動(移動)用の水平ないしやや上向きに傾斜した不図示のエアシリンダで連結されている。テープ巻きヘッド6の他の移動手段として、不図示のモータと、モータで回動される水平ないしやや上向きに傾斜した不図示のねじ軸と、ねじ軸に歯合して、可動ケース12に固定された不図示のナットブロックとを用いることも可能である。なお、各図において「前後」の方向性は、作業者9に対して電線3側を前として説明している。
テープ巻き装置1の固定ユニット(11)において、モータ17は下側に配置され、巻きテープ15は上側に配置され、テープ有無センサ16は巻きテープ15の上側に近接して配置されている。また、可動側のテープ巻きヘッド6において、テープ保持ドラム18は前側上部に配置され、テープカッタ刃19はテープ保持ドラム18の後側に配置され、ギア20は下側に配置されている。
図2では、巻きテープ15から前方に繰り出されたテープ13がカッタ刃19で切断され、テープ保持ドラム18の外周面に、切断位置13aよりも前方のテープ部分13の後端部が付着し、テープ部分13がテープ保持ドラム18の切欠凹部18aの入口を塞いだ状態を示している。実際には、カッタ刃19によるテープ13の切断は、テープ保持ドラム18でツイスト線3’にテープ巻きを完了する際に行う。
テープ巻きヘッド6の可動ケース12は前記不図示のエアシリンダ等の移動手段で駆動されて、図3の実線で示す如くツイスト線3’に向けて前進する(図2でも可動ケース12が前進した状態を示している)。
それにより、二本の電線3(ツイスト線3’)の対撚り部(符号3’で代用)の一端末3a’が図2のテープ保持ドラム18の切欠凹部18a内にテープ13と共に挿入され(図2では便宜上電線3をテープ保持ドラム18の外側に図示しているが、実際はテープ保持ドラム18内に挿入される)、モータ17で駆動されたチェン22と可動ケース12内の複数のギア20とを介してテープ保持ドラム18が回転して、ツイスト線3’の対撚り部の一端末3a’にテープ13が巻回される。図3ではテープ保持ドラム18の図示を省略している。
図2の如く、テープ巻きヘッド6がエアシリンダ等の移動手段で前進した際に、チェン22は、テープ巻きヘッド6側のギア20と固定フレーム11側のモータ17のギア21との間で伸長して張られ、モータ17のギア21でチェン22が回転駆動されて、テープ巻きヘッド6側の複数のギア20を介して、テープ保持ドラム18が回転する。テープ巻きヘッド6が図3の鎖線で示す如く後退した際には、テープ巻きヘッド6側のギア20(図2)と固定フレーム11側のモータ17のギア21とが接近しつつ、チェン22が下向きに弛んで、テープ巻きヘッド6の後退ストロークを吸収する。
このように、重量の嵩む大きなモータ17と、大径な巻きテープ15とを固定フレーム11側に配置したことで、可動ユニットであるテープ巻きヘッド6がコンパクトに且つ軽量に構成され、図1,図3のツイスト機2の一方のクランプ4の近傍における狭いスペースに(図1は簡易図であるので実際の狭いスペースは表されていない)、テープ巻きヘッド6を干渉等なくスムーズに且つ迅速・確実に進入させることができる。
これにより、図3の一方のクランプ4で把持された二本の電線3で成るツイスト線3’の対撚り部の一端末3a’に位置精度良くテープ巻きヘッド6を接近させて、ツイスト線3’の対撚り部の一端末3a’に位置精度良くテープ13を巻き付けることができる。
図3の例において、一方(左側)のクランプ4は、水平な筒部23の先端側に前後各一対の開閉可能なチャック(把持部)24を設けて構成されている。各チャック24で各電線3の一端末3aを把持した状態で、各チャック24が筒部23と一体に駆動部7(図1)の不図示のモータで回転駆動されて、二本の電線3を対撚りしてツイスト線3’とする。
テープ巻きヘッド6の可動ケース12の前端側には不図示のリミットスイッチが設けられており、テープ巻きヘッド6の前進時に、クランプ4で把持されたツイスト線3’がこのリミットスイッチに触れることで、リミットスイッチがオンして、固定ユニット11のモータ17が回転し、チェン22を介してテープ保持ドラム18(図2)が回転して、ツイスト線3’の対撚り部へのテープ巻きが開始される。
テープ巻きヘッド6の前進動作は、ツイスト機2のクランプ4のチャック24の開閉信号で開始される。例えば、チャック24の閉じ信号を受けた不図示の制御部が不図示のエアシリンダ等の移動手段を駆動してテープ巻きヘッド6を二本の電線3に向けて前進させる。
テープ巻きヘッド6の可動ケース12は、垂直な左右の側壁12aと、左右の側壁12aを連結する幅狭な上壁12bとで構成され、前後及び下側の開口12c,12dを有している。前側の開口12c内に図2のテープ保持ドラム18が配置され、後側と下側の開口12dからチェン22(図2)が後方に導出される。テープ保持ドラム18やギア20は例えば左右の側壁12aに回転自在に軸支されている。テープカッタ刃19(図2)は、ツイスト線3’へのテープ巻き後に左右の側壁12aの間において不図示の短いエアシリンダ又はプランジャ等で進退駆動されてテープを切断する。
図2において、テープ巻きヘッド6の固定フレーム11は、水平な底壁25と、底壁25の後端側から立ち上げられた支持壁26とを有している。底壁側25にモータ17が固定され、支持壁26の上部(巻きテープ支持部)26aに巻きテープ15の例えば水平な芯14が支持されている。さらに、支持壁26の上端側にテープ有無センサ16が倒立した状態で固定され、テープ有無センサ16の先端(下端)の検知面16aが巻きテープ15の外周面(テープ13の外面)に近接して配置されている。テープ有無センサ16のケーブル16bは不図示の制御部に接続されている。
テープ有無センサ16の縦方向の軸心16sは、テープ支持部26aに支持された巻きテープ15の縦方向の中心軸線15sよりも後方にオフセット(符号Sで示す)されて、巻きテープ15の交換性が高められている。すなわち、巻きテープ15は巻きテープ支持部26aから前方に離脱され、前方から巻きテープ支持部26aに装着セットされるが、巻きテープ15の脱着に際して、テープ有無センサ16の下端の検知面16aが、巻きテープ支持部26aに支持された巻きテープ15の上方後部に位置することで、例えば、巻きテープ15を斜め上向きに離脱させ、あるいは斜め上方から装着することができて、巻きテープ15の脱着作業性が向上する。
テープ有無センサ16の作用で、巻きテープ15のテープ13を使い終わった際(好ましくはテープ13を使いきる直前)に、図1のツイスト機2やそれを含むテープ巻き装置の動作を停止させて、テープ巻きなし品(図3の端末3a’にテープ巻きされていないツイスト線3’)の発生を防止する。テープ有無センサ16は、巻きテープ15のテープ13が減った際の芯14の色をとらえて色の変化でテープ13の有・無(極めて少ないこと)を検知する。テープ13の色と芯14の色とは異なる。
テープ有無センサ16は、巻きテープ15のテープ13が繰り出されて終了間際(テープ13が減った状態)になると、巻きテープ15の芯14がテープ13の上から透けて見え、徐々に芯14の色が濃く変化して見えることを利用している。テープ有無センサ16としては、例えば市販のカラー判別センサ等を使用可能である。カラー判別センサは例えば透光レンズと受光レンズと受光素子と透光ケーブルと受光ケーブルを備える。
巻きテープ15の色の変化をテープ有無センサ16で検知して、例えば色が大きく変化した時点で、テープ有無センサ16がオンして、設備(ツイスト機2やテープ巻き装置1)を停止させて、且つ作業者に音等でテープが無くなった(極めて減った)ことを報知する。例えば、テープ有無センサ16のオン信号を受けた不図示の制御部が設備(ツイスト機2やテープ巻き装置1)の作動スイッチをオフして設備を停止させると共にブザー等の報知部を作動させる。
これにより、ツイスト線3’にテープ13を途中まで巻いた不完全巻きの状態で設備が停止することがなくなり、ツイスト線3’にテープ13を完全に巻いた状態で設備(ツイスト機2やテープ巻き装置1)が停止することとなって、テープ巻き無し品の発生はもとより、テープ不完全巻き品の発生が防止される。このように、テープ交換がタイミングよく確実に行われる。なお、テープ有無センサ16として、テープ13の色の変化ではなく、テープ13の量(厚み)を検出するセンサ(例えば非接触式のレーザ変位センサ等)を用いることも可能であり、これによっても上記同様の効果を奏する。
図2の例では、テープ巻きヘッド(可動ユニット)6と固定ユニット11との間の動力伝達機構(寸法吸収兼駆動手段)としてチェン22を用いているが、チェン22に代えてタイミングベルトを用いたり、あるいは、不図示の伸縮自在なパイプ軸を用いて、パイプ軸の両端を不図示の傘歯ギアを介して可動部側の傘歯ギアとモータ側の傘歯ギアに歯合させたりすることも可能である。
図1のツイスト機2の右側のクランプ5は、例えば、特許文献3の従来技術の如く、回転せずに固定式のものとし、左右のクランプ4,5の間で二本の電線3に対撚り部(3’)を形成するものであってもよい。あるいは、特許文献4の一形態の如く、右側の一対のクランプ(5)が左側のクランプ4と同方向に同期して回転し、二本の電線3の途中に不図示の移動部材を取り付けて、左側のクランプ4と移動部材との間で二本の電線3に対撚り部3’を形成するものであってもよい。
あるいは、特許文献5の如く、左側のクランプ4を回転しない固定式のものとし、右側のクランプ5を回転させ、二本の電線3の途中に配置した不図示の回転子を右方向に移動させて、左側のクランプ4と回転子との間で二本の電線3に対撚り部3’を形成するものであってもよい。
図1の例においては、テープ巻き装置1をツイスト機2の左側のクランプ4寄りに配置(設置)しているが、ツイスト機2の左側のクランプ4寄りと右側のクランプ5寄りとの両方に設置してもよい。テープ巻き装置1をツイスト機2の右側のクランプ5寄りのみに配置することも可能である。テープ巻きはツイスト線3’の対撚り部の片方の端末3a’のみに施すだけでも、対撚り部の撚り戻り防止の効果はある。
図4(a)(b)は、テープ巻き装置1のテープ巻きヘッド6の移動手段27の他の実施形態を示すものである。
上記図1〜図3の説明では、水平ないし上向きに傾斜したエアリンダやねじ軸等といった不図示の移動手段を用いた例で説明したが、図4に示す移動手段27は、テープ巻きヘッド6を二本のリンク28,29と一本のエアシリンダ30で二本の電線(ツイスト線)3に向けて電線径方向に回動させるものである。図4においてテープ巻きヘッド6は図3とは上下反転して図示している。図2〜図3の実施形態のテープ巻き装置1に合わせる(適用する)ために、図4の上側を下、図4の下側を上として説明する。
図4(a)の如く、テープ巻きヘッド6の待機状態において、テープ巻きヘッド6の可動ケース12に可動リンク28の先端(前端)が固定され、可動リンク28は可動ケース12から後方に真直に位置し、可動リンク28の中間部に固定リンク29の先端(上端)が回転軸31で支持され、固定リンク29は可動リンク28に直交して位置し、固定リンク29の後側において可動リンク28にエアシリンダ30の伸長したロッド30aの先端(上端)が連結され、エアシリンダ本体30bは固定リンク29と共に平行に例えば図2の固定フレーム11に固定される。
図4(b)の如く、エアシリンダ30を圧縮させてロッド30aを矢印の如く下向きに引き込むことで、可動リンク28が固定リンク29の先端の回転軸31を支点に回動し、可動リンク28の後端がロッド30aの引き込み方向に回動し、可動リンク28の前端がテープ巻きヘッド6と一体にロッド30aの引き込み方向とは反対方向(二本の電線3への接近方向)に回動する。これにより、テープ巻きヘッド6のテープ保持ドラム18(図2)の切欠凹部18aに、二本の電線3が挿入される。
そして、ツイスト機2で二本の電線3を対撚している途中に、テープ巻きヘッド6のテープ保持ドラム18で二本の電線3の対撚り部3’にテープ巻きを完了したら、図4(b)から図4(a)の順でテープ巻きヘッド6がツイスト線3’への接近状態からツイスト線径方向に離間して待機状態に復帰する。
図4においては、可動リンク28の回動をエアシリンダ30で行わせたが、エアシリンダ30に代えて、例えば不図示のモータと、モータで回転する不図示のねじ軸と、ねじ軸に歯合して、可動リンク28に揺動自在に軸支された不図示のナットブロックとを用いることも可能である。また、固定リンク29に代えて固定フレーム11(図2)の一部分(例えば側壁12a)を用いることも可能である。これら、可動リンク28とエアシリンダ30又は不図示のモータ等とでテープ巻きヘッド6の移動手段が構成される。また、可動リンク28や固定リンク29を用いずに、不図示のモータと、モータで回転する不図示のねじ軸と、ねじ軸に歯合し、テープ巻きヘッド6の可動ケース12に設けられた不図示のナットブロックとでテープ巻きヘッド6を移動させることも可能である。
図5は、図4のテープ巻きヘッド6の移動方向を変化させた各形態例を示すものである。
図4の例では、テープ巻きヘッド6を下から上向きに移動(回動)させて二本の電線3に接近させる例(図5の下側に示すテープ巻きヘッド61の例)で説明したが、例えば図5の上側に示すテープ巻きヘッド62の例のように、テープ巻きヘッド62を上から下向きに二本の電線3に向けて移動(回動)させたり、あるいは、図5の右側に示すテープ巻きヘッド63の例のように、テープ巻きヘッド63を後から前向きに二本の電線3に向けて移動(回動)させたり、あるいは、図5の左側に示すテープ巻きヘッド64の例のように、テープ巻きヘッド64を前から後向きに二本の電線3に向けて移動(回動)させることも可能である。「前向き」とは図1で作業者の向いた方向である。
例えば、図5の上側に示すテープ巻きヘッド62の場合は、例えば図2のテープ巻き装置1を線対称に上下反転させたテープ巻き装置の形態となり、図4をそのまま用いて(図5の上側に示すテープ巻きヘッド62に対応した例として)説明すると、固定フレーム11の上部にモータ17が配置され、固定フレーム11の下部に巻きテープ15とテープ有無センサ16とが配置され、可動ケース12に連結された可動リンク28は固定フレーム11の高さ方向中間部に位置し、可動リンク28に連結された固定リンク29及びエアシリンダ30は固定フレーム11の上部に配置される。
また、図5の右側に示すテープ巻きヘッド63の場合は、例えば図2のテープ巻き装置1を線対称に上下反転させたものをさらに時計回りに90°反転させて起立させ、図4のテープ巻きヘッド6や各リンク28,29やエアシリンダ30を時計回りに90°反転させて配置する。
また、図5の左側に示すテープ巻きヘッド64の場合は、例えば図2のテープ巻き装置1を時計回りに90°反転させて起立させ、下側の固定フレーム11の上方においてテープ巻きヘッド64を斜め下向きに位置させ、可動リンク28は起立させ、固定リンク29やエアシリンダ30は略水平等に配置することが好ましい。
同じ構成のテープ巻きヘッド6を時計回りないし反時計回りに90°ずつ反転させて、図5の上下左右のテープ巻きヘッド61〜64の配置を得ることも可能である。また、ツイスト線3’に対するテープ巻きヘッド6の接近方向は上下前後からに限らず、斜め上方から、あるいは斜め下方から、あるいは斜め後方向や斜め前方向からとする(360°方向のうちの何れか所望の方向からとする)ことも可能である。
図6は、ツイスト線製造装置のツイスト機2で形成したツイスト線3’に、上記図1〜図5の各形態のテープ巻き装置1を用いて、テープ巻きを行う方法と、ツイスト線製造装置及びテープ巻き装置1の作用を示すものである。
図6において、先ず、作業者が、ステップ(1)でツイスト線製造装置のスタートスイッチを入れる(オンする)。それにより、ツイスト線製造装置が、ステップ1で、不図示の検尺/切断機で電線3の検尺・切断を行い、次いで不図示の皮剥き機で電線3の端末3a,3bの絶縁被覆を皮剥きし、さらに不図示の圧着機で電線3の端末3a,3bに不図示の端子を圧着する。
次いで、ステップ2で、ツイスト機2の左右のクランプ4,5(図1)のチャック24(図3)が二本の電線3の両端末(端子は避ける)3a,3bをチャックし固定する。その状態で、ステップ3で、ツイスト機2の不図示のモータが回転して、二本の電線3が対撚りされる。また、ステップ3と並行して、以下のステップ4〜6の動作が行われる。
すなわち、ステップ2で、クランプ4のチャック24がエア圧力で閉じる際のエアの圧力変化を検知して、テープ巻き装置1が自動スタートし、ステップ4で、テープ巻き装置1のテープ巻きヘッド6が二本の電線3に近づく。次いで、ステップ5で、テープ巻きヘッド6のテープ保持ドラム18が回転して、ツイスト線3’の対撚り部の端末3a’にテープ巻きを行う。テープ巻きが完了したら、ステップ6で、テープ巻きヘッド6がツイスト線3’からツイスト線3’の径方向外側に離れる。テープ巻きヘッド6は電線3の対撚り動作が完了する前までに定位置に戻る。なお、テープ巻きは二本の電線3の対撚り動作中に開始又は完了するものであればよい。対撚り動作中にテープ巻きを開始した場合、対撚り動作中にテープ巻きが完了しなくてもよい。対撚り動作中に時間的にラップさせた形でテープ巻きが行われれば効果はある。
ツイスト機2は、ステップ3でツイスト線3’の形成が完了したら、ステップ7で、両端のクランプ4,5の各チャック24を開放して、ツイスト線3’を下側に落下させて払い出す。次いで、ステップ8で、二本の電線3の対撚りのための部材(例えばクランプ4,5や不図示の回転子等)が定位置に復帰する。そして、ステップ9で、ステップ1〜8の動作を、ツイスト線3’をn本払い出すまで繰り返す。n本は例えば20〜30本程度である。一本(一組)のツイスト線3’は二本の端子付き電線3で構成される。
n本のツイスト線3’が払い出された後、作業者は、ステップ(2)で、n本のツイスト線3’で成る束を掴み、あるいは、n本のツイスト線3’が払い出される前に、予め製作済みのn本のツイスト線3’の束を掴み、ステップ(3)で、ツイスト線束の長手方向中間を不図示のゴムバンドで結束して一まとめにする。次いで、ステップ(4)で、ゴムバンドで結束されたツイスト線束33(図1)を掛け具10に掛け置く。
図6の作業者の動作(1)〜(4)を図1における作業者9の動作として示している。図1の作業者9の動作(1)〜(4)の如く、作業者9は、前側のツイスト機2に向いた状態で、払い出されたツイスト線束33を手に取り、不図示のゴムバンドでツイスト線束33の中間部を結束し、その状態から体を90°反転させて、右側の掛け具10にツイスト線束33を掛け置く(ゴムバンドでツイスト線束33の中間部を結束するのは、90°反転後でもよい)。
このように、作業者9の動作は、従来の図7における作業者の動作と比べて格段に少なくなっている。また、従来のようにツイスト線3’をテープ巻き装置に運搬する手間や、運搬時のツイスト線3’の対撚り部の撚り戻りを生じる心配がない。
テープ巻き装置1は、図1に示すように、ツイスト機2の左右何れか片側のみに配置してもよく、ツイスト機2の左右両側に配置してもよい。ツイスト線3’の片側の端末3a’のみにテープ巻きを行うことでも、対撚り部の撚り戻り防止の効果はある。二台のテープ巻き装置1,1をツイスト機2の左右両側に配置すれば、ツイスト線3’の対撚り部の左右の端末に同時にテープ巻きを施すことができる。
この場合、対撚りの方法によっては、例えば一方のクランプ4(図1)と各電線3の長手方向中間部との間に不図示の回転子を配置し、回転子を他方のクランプ5側に移動させつつ各電線3を一方のクランプ4側から対撚りさせる場合には、例えば、対撚りの途中で一方のクランプ4側の端末3a’に一方のテープ巻き装置1のテープ巻きヘッド6でテープ巻きを行い、他方のクランプ5側の端末3b’の対撚りは、各電線3の全長に渡って対撚りがほぼないし全て終了した時点において、他方のテープ巻き装置1のテープ巻きヘッド6で行う。また、回転子を用いずに、例えば一方のクランプ4を回転させ、他方のクランプ5は回転させないで不動として、各電線3の全長に渡って同時に対撚りを行う場合には、例えば、対撚りの途中に(好ましくは対撚りの終了間際に)、二本の電線3の両端末3a’,3b’に各テープ巻き装置1のテープ巻きヘッド6で同時にテープ巻きを行う。
以下に、上記したツイスト線のテープ巻き装置1及びテープ巻き方法の特徴をまとめて記載する。
先ず、二本の電線3を対撚りしている間にそのツイスト線3’へのテープ巻きを開始又は完了させることができる。この際、テープ13の巻き付け時間は一定であるので、ツイスト線3’の長さによっては(短い場合に)、テープ13の巻き付け前に二本の電線3の対撚りが完了する懸念があるが、その場合には、ツイスト機2の対撚り速度の制御を行って、対撚り速度(対撚りに要する時間)をテープ巻き装置1のテープ巻き付け速度(テープ巻きに要する時間)よりも遅くすることで、対応可能である。テープ巻き動作がツイスト動作内に収まることで、テープ巻きにかかる工数が削減される。
また、ツイスト機2のクランプ4等の可動部分と干渉しないように、所望の位置でテープ巻き装置1のテープ巻きヘッド6を省スペースで配置することができる。また、テープ巻き装置1のテープ巻きヘッド6が二本の電線3に近づくタイミングで(近づくと同時に)、二本の電線3の対撚りが開始されるように制御することで、電線3とテープ巻きヘッド6との不意な干渉が確実に防止される。図6の実施形態では、チャック24の閉じ動作(二本の電線3のチャック動作)と同時にテープ巻きヘッド6が二本の電線3に近づくようにしている。
また、テープ巻きヘッド6によるツイスト線3’へのテープ巻きは、テープ巻きヘッド6の不図示のリミットスイッチにツイスト線3’が接触した時に始まるようにしているので、テープ巻きヘッド6のテープ13がツイスト線3’を確実にとらえて確実に巻き付けする。
また、二本の電線3の対撚りが完了する前までに、テープ巻きヘッド6が定位置に戻る(二本の電線3の対撚り途中にテープ巻きを完了する)ようにできるから、テープ巻き装置1が次の二本の電線4の対撚りにゆとりを持って備えることができる。例えば、対撚り開始信号から3秒弱でテープ巻きヘッド6が戻るようにタイマ制御したり、テープ巻きの動作終了信号を拾うようにすることも可能である。
また、テープ交換のタイミングをセンサ16で検知して設備を止めて音等で作業者に知らせることで、テープ巻き不良を防ぐことができる。また、巻きテープ15をセンサ16に対してオフセットしたことで、テープ交換の作業性が高まる。
また、テープ巻きヘッド6とテープ巻き駆動用のモータ17を分離して、テープ巻きヘッド6をコンパクト化・軽量化している。また、ツイスト線3’に対するテープ巻きヘッド6の動き(移動)方向は、上下方向、左右方向等、何れでもよく、また、直線的な移動でも回転的な移動でもよいので、ツイスト機2のツイスト線3’周りのスペースの有無に応じて、テープ巻きヘッド6を適宜配置することができる。
また、テープ巻き装置1がツイスト機2に組み込まれるため、従来のテープ巻き装置の設置スペースが不要となる。また、テープ巻き装置1によるテープ巻き位置が機械制御になり、ツイスト線3’の左右の端末3a’,3b’におけるテープ巻き位置(図9のシールド線3’の端末3a’,3b’における例えば端子34からテープ13までの距離L)が安定し、テープ巻き位置精度及びテープ巻き位置品質が向上する。
本発明に係るツイスト線のテープ巻き方法及びテープ巻き装置は、ツイスト線のテープ巻きに要する時間を削減すると共に、テープ巻き位置の精度を高め、且つ運搬時のツイスト線の撚り戻りを解消し、それに加えて、ツイスト機におけるテープ巻き装置の占めるスペースを削減し、また、テープ巻き装置のテープ交換を最適なタイミングで行わせるために利用することができる。
1 テープ巻き装置
2 ツイスト機
3 二本の電線
3’ ツイスト線
6 テープ巻きヘッド
11 固定フレーム
13 テープ
14 芯
15 巻きテープ
16 テープ有無センサ
17 モータ
18 テープ保持ドラム
19 テープカッタ刃
22 チェン(動力伝達機構)
27 移動手段

Claims (4)

  1. ツイスト機で二本の電線を対撚りしてツイスト線を形成する過程において、該ツイスト機にセットされた該二本の電線の端末にテープ巻き装置のテープ巻きヘッドを接近させて、該二本の電線の対撚り動作中に、対撚り部の端末に該テープ巻きヘッドでテープ巻きを開始又は完了することを特徴とするツイスト線のテープ巻き方法。
  2. 前記ツイスト機にセットされて左右に延びる前記二本の電線に対して、上下前後の360°方向のうちの何れか所望の方向から前記テープ巻きヘッドを接近させることを特徴とする請求項1記載のツイスト線のテープ巻き方法。
  3. 二本の電線を対撚りしてツイスト線を形成するためのツイスト機に配置されるテープ巻き装置であって、固定フレームと、固定フレームに対して移動手段で電線に向けて進退可能なテープ巻きヘッドとを備え、該テープ巻きヘッドが、前記ツイスト線の端末にテープ巻きするテープ保持ドラムと、テープカッタ刃とを有し、該固定フレームに、該テープ保持ドラムにテープを供給する巻きテープと、該テープ保持ドラムを回転駆動するためのモータとが配置され、該テープ保持ドラムと該モータとの間に、伸縮自在な動力伝達機構が配置されたことを特徴とするツイスト線のテープ巻き装置。
  4. 前記巻きテープの減少時の変化を該巻きテープの外周面側で検知するテープ有無センサを備えたことを特徴とする請求項3記載のツイスト線のテープ巻き装置。
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