JP6070681B2 - リチウム電池用電極体及びリチウム電池 - Google Patents

リチウム電池用電極体及びリチウム電池 Download PDF

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Description

本発明は、リチウム電池用電極体及びリチウム電池等に関する。
リチウムやリチウム含有物質を負極に用いたリチウム電池は、軽量かつ大容量であるだけでなく、適切な正極と組み合わせることで高い電圧を得ることができる。そのため、リチウム電池は、携帯用電子機器、カメラ、時計、電動工具、ハイブリッド自動車用のバッテリーなどに広く利用されている。しかしながら、このようなリチウム電池は、リチウムのもつ高い活性と、有機電解液が用いられることにより、短絡時の発火・爆発などの危険性が懸念される。したがって、リチウム電池の設計においては、安全性の確保が重要になっている。
安全性確保のための手法としては、脱電解液化が挙げられる。この脱電解液化の試みの一つとして、ゲルポリマー電解質を用いたリチウムポリマー電池が開発されている。しかし、この試みでは、ポリマーゲル中に有機電解質を含浸させているため、サイクル寿命の制限や発火・爆発の危険性が解消できていない。
また、別の脱電解液化の試みとして、セラミックス電解質(無機固体電解質)を採用したリチウム電池が開発されている(例えば、特許文献1参照)。このようにセラミックス電解質を採用すると、電池反応によって電解質中を移動するイオンがリチウムイオンだけになるので副反応がほとんど無く、また、可燃性の有機溶液を含まず、シール部材や液封止構造が必要でないので、小型・薄型化が可能になる。
しかし、前記特許文献1の実施例に記載されているように、セラミックスの電解質粉体を電極活物質とともに圧粉成型する方法では、セラミックス電解質粉と電極活物質との界面や、セラミックス電解質粉とセラミックス電解質粉との界面での接触が不十分になって良好な電池出力が得られなくなり、さらに、充放電サイクルに伴う体積変化によってその界面接触が不安定になり、サイクル寿命が劣化してしまう。
一方、スパッタリングなどの気相薄膜堆積法を用いて、正極薄膜/セラミックス電解質薄膜/負極薄膜のような積層体を形成するリチウム電池も報告されている(例えば、特許文献2参照)。このように薄膜を積層する方法では、電極(正極薄膜又は負極薄膜)とセラミックス電解質との界面での接触が良好になり、かつ、活物質層や電解質層の厚さを小さくすることができるので、高い出力と良好なサイクル寿命特性が得られることが期待される。
特開2006−277997号公報 特開2004−179158号公報
しかしながら、前記特許文献2の方法では、単位面積あたりの活物質の総厚が1μm〜数μm程度にしかならず、十分な容量の電池を作製するのが困難である。すなわち、電池として十分な容量を得るためには、活物質の総厚として100μmを超えるものを作製する必要があるが、前記特許文献2の方法では100μmを超えるのが困難であり、したがって、十分な容量の電池が作製できるまでには至っていないのが現状である。
本発明の一態様は、安全性を確保することができ、しかも十分に大きな出力が得られ、さらに大容量化も可能になるリチウム電池と、これの製造に好適なリチウム電池用電極体とを提供するものである。
本発明に係るひとつのリチウム電池用電極体は、集電極と、電極活物質を含む複数の第1粒子と、固体電解質を含む複数の第2粒子と、添加剤としての複数の第3粒子と、が混合されている電極合材層と、で構成され、前記電極合材層は、前記電極合材層の第1の面が前記集電極の一方の側に接して設けられ、前記複数の第2粒子の平均粒径は、前記複数の第1粒子の平均粒径よりも小さく、前記固体電解質の粒子の平均粒径は100nm以下であり、前記電極合材層における前記複数の第3粒子の重量比は、2〜30%であり、前記電極合材層は、前記第1の面において前記複数の第1粒子が露出し、前記第1の面と異なる第2面において前記複数の第1粒子が露出しないことを特徴とする。
上記のひとつのリチウム電池用電極体において、前記電極合材層は、前記第2の面において前記複数の第2粒子のみが露出していることが好ましい。
上記のひとつのリチウム電池用電極体において、前記電極合材層は、前記複数の第1粒子と前記複数の第2粒子と前記複数の第3粒子との混合物による成形体であることが好ましい。
上記のひとつのリチウム電池用電極体において、更に、固体電解質層が前記電極合材層の第2の面に接して設けられていることが好ましい。
本発明に係るひとつのリチウム電池は、上記のリチウム電池用電極体の前記電極活物質が正極活物質である正極と、上記のリチウム電池用電極体の前記電極活物質が負極活物質である負極と、を含み、前記正極の前記第2の面側と前記負極の前記第2の面側とが接合されていることを特徴とする。
本発明に係るひとつのリチウム電池用電極体は、集電極と、電極活物質を含む複数の第1粒子と、固体電解質を含む複数の第2粒子と、添加剤としての複数の第3粒子と、が混合されている電極合材層と、を含み、前記電極合材層は前記集電極の一方の側に設けられ、前記複数の第2粒子の平均粒径は、前記複数の第1粒子の平均粒径よりも小さく、前記固体電解質の粒子の平均粒径は100nm以下であり、前記電極合材層における前記複数の第3粒子の重量比は、2〜30%であることを特徴とする。
上記のひとつのリチウム電池用電極体において、前記電極合材層は、前記複数の第1粒子と前記複数の第2粒子と前記複数の第3粒子との混合物が加圧成型されて形成されていることが好ましい。
上記のひとつのリチウム電池用電極体において、前記電極合材層は、前記集電極に当接する側と反対の側において、前記複数の第2の粒子が前記複数の第1の粒子を覆っていることが好ましい。
上記のひとつのリチウム電池用電極体において、前記複数の第2粒子は、平均粒径が100nm以下の絶縁物粒子を有することが好ましい。
上記のひとつのリチウム電池用電極体において、前記電極合材層の前記集電極に当接する側と反対の側に、固体電解質層が設けられていることが好ましい。
上記のひとつのリチウム電池用電極体において、前記電極合材層に、有機溶媒または有機電解液が含浸させられていることが好ましい。
上記のひとつのリチウム電池用電極体において、前記第3粒子は、バインダー粒子または導電粒子であることが好ましい。
本発明に係るひとつのリチウム電池は、上記のひとつのリチウム電池用電極体が、正極又は負極として用いられていることが好ましい。
本発明に係るひとつのリチウム電池は、上記のひとつのリチウム電池用電極体の前記電極活物質が正極活物質である正極と、上記のひとつのリチウム電池用電極体の前記電極合材層上に設けられた、金属負極活物質と集電極とからなる負極と、を含むことが好ましい。
本発明に係るひとつのリチウム電池は、上記のひとつのリチウム電池用電極体を用い、前記リチウム電池用電極体の前記電極活物質が正極活物質である正極と、前記リチウム電池用電極体の前記電極活物質が負極活物質である負極と、を含むことが好ましい。
上記のひとつのリチウム電池において、前記正極側の集電極と前記負極側の集電極との間の前記電極合材層に、有機溶媒または有機電解液が含浸させられていることが好ましい。
上記のひとつのリチウム電池において、前記正極側の集電極と前記負極側の集電極との間に配置される前記電極合材層および前記固体電解質層に、有機溶媒または有機電解液が含浸させられていることが好ましい。
本発明のリチウム電池用電極体は、集電極と、電極活物質を含む複数の第1粒子と固体電解質を含む複数の第2粒子とが混合されてなる電極合材層と、を含み、
前記電極合材層は前記集電極の一方の側に設けられ、
前記複数の第2粒子の平均粒径は、前記複数の第1粒子の平均粒径よりも小さいことを特徴としている。

このリチウム電池用電極体によれば、複数の第2粒子の平均粒径を、複数の第1粒子の平均粒径よりも小さくしているので、単位体積あたりの電極活物質と固体電解質との接触点が増加してこれらの界面での接触面積が大きくなり、したがってこの電極体を用いたリチウム電池の出力が大きくなるとともに、大容量化も可能になる。また、電極活物質からなる複数の第1粒子と固体電解質粒子を有する複数の第2粒子とが混合されてなる電極合材層が、集電極の一方の側に設けられているので、脱電解液化が可能になり、したがって安全性の確保が容易になる。
また、前記リチウム電池用電極体においては、前記電極合材層が、前記複数の第1粒子と前記複数の第2粒子との混合物が加圧成型されて形成されているのが好ましい。
このようにすれば、集電極への電極合材層の固着が容易になり、また、脱電解液化が容易になる。
また、前記リチウム電池用電極体においては、前記電極合材層が、前記集電極に当接する側と反対の側において、前記複数の第2の粒子が前記複数の第1の粒子を覆っているのが好ましい。
このようにすれば、この電極体を用いてリチウム電池を作製した際、複数の第2の粒子が複数の第1の粒子を覆ってなる固体電解質の被覆層により、この電極体を用いたリチウム電池の、正極と負極との間の短絡が確実に防止される。
また、前記リチウム電池用電極体においては、前記複数の第2粒子における固体電解質粒子の平均粒径が、100nm以下であるのが好ましい。
このようにすれば、これら複数の第2粒子と複数の第1の粒子とを焼結してセラミックス製の電極合材層を形成する際、焼結温度を低く抑えることが可能になる。そして、このように焼結温度を低くすることにより、固体活物質(第1粒子)や必要に応じて添加される導電粒子(導電剤)やバインダーの変質を防止し、さらに、これらが不測に化学反応を起こすのも防止することができる。
また、前記リチウム電池用電極体においては、前記複数の第2粒子が、平均粒径が100nm以下の絶縁物粒子を有しているのが好ましい。
このようにすれば、絶縁物粒子と、その他の粒子との界面に電気二重層が形成され、それにより欠陥濃度が増加するという、いわゆる界面電気二重層効果により、電極活物質の単位重量あたりのイオン伝導度が向上する。
ここで、前記その他の粒子の一例としては、無機固体電解質を含む第2粒子があげられる。
また、前記リチウム電池用電極体において、前記電極合材層には、前記集電極に当接する側と反対の側に、固体電解質層が設けられているのが好ましい。
このようにすれば、この電極体を用いてリチウム電池を作製した際、前記固体電解質層により、この電極体を用いたリチウム電池の、正極と負極との間の短絡がより確実に防止される。
また、前記リチウム電池用電極体において、前記電極合材層に、有機溶媒または有機電解液が含浸させられていてもよい。
このようにすれば、この電極体を用いてリチウム電池を作製した際、有機溶媒または有機電解液の作用によってイオン伝導度が高くなり、出力が大きくなる。
本発明のリチウム電池は、前記のリチウム電池用電極体が、正極又は負極として用いられていることを特徴としている。
このリチウム電池によれば、前述したように単位体積あたりの電極活物質と固体電解質との接触点が増加し、これらの界面での接触面積が大きくなっている電極体を用いているので、高出力化、大容量化が可能になる。また、電極合材層を用いているので、脱電解液化が可能になり、したがって安全性の確保が容易になる。
本発明の別のリチウム電池は、前記のリチウム電池用電極体からなり、前記電極活物質が正極活物質からなる正極と、前記リチウム電池用電極体の前記電極合材層上に設けられた、金属負極活物質と集電極とからなる負極と、を含むことを特徴としている。
このリチウム電池によれば、前述したように単位体積あたりの電極活物質と固体電解質との接触点が増加し、これらの界面での接触面積が大きくなっている電極体を正極として用いているので、高出力化、大容量化が可能になる。また、電極合材層を用いているので、脱電解液化が可能になり、したがって安全性の確保が容易になる。
さらに、固体電解質を含む電極合材層を備えてなるので、デンドライトの形成の恐れがなく、したがって例えば容量の大きなリチウム金属からなる負極を用いることが可能になる。
本発明の別のリチウム電池は、前記のリチウム電池用電極体からなり、前記電極活物質が正極活物質からなる正極と、
前記のリチウム電池用電極体からなり、前記電極活物質が負極活物質からなる負極と、を含むことを特徴としている。
リチウム電池によれば、前述したように単位体積あたりの電極活物質と固体電解質との接触点が増加し、これらの界面での接触面積が大きくなっている電極体を正極及び負極としてそれぞれ用いているので、高出力化、大容量化が可能になる。また、電極合材層を用いているので、脱電解液化が可能になり、したがって安全性の確保が容易になる。さらに、従来のリチウム電池におけるセパレータが不要になるので、部品点数が少なくなってコストの低減化が可能になる。
また、これらのリチウム電池においては、前記正極側の集電極と前記負極側の集電極との間の前記電極合材層に、有機溶媒または有機電解液が含浸させられていてもよい。
このようにすれば、有機溶媒または有機電解液の作用によってイオン伝導度が高くなり、出力が大きくなる。
また、これらのリチウム電池においては、前記正極側の集電極と前記負極側の集電極との間に配置される前記電極合材層および前記固体電解質層に、有機溶媒または有機電解液が含浸させられていてもよい。
このようにすれば、有機溶媒または有機電解液の作用によってイオン伝導度が高くなり、出力が大きくなる。
本発明のリチウム電池用電極体の第1実施形態を示す要部側断面図である。 本発明のリチウム電池用電極体の第2実施形態を示す要部側断面図である。 本発明のリチウム電池用電極体の第3実施形態を示す要部側断面図である。 本発明のリチウム電池の第1実施形態を示す要部側断面図である。 本発明のリチウム電池の第2実施形態を示す要部側断面図である。 本発明のリチウム電池の第3実施形態を示す要部側断面図である。
以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。
まず、本発明のリチウム電池用電極体について説明する。図1は、本発明のリチウム電池用電極体の第1実施形態を示す要部側断面図であり、図1中符号1はリチウム電池用電極体(以下、電極体と記す)である。
この電極体1は、板状(あるいは箔状)の集電極2と、この集電極2の一方の面側に当接して設けられ電極合材層3と、を備えて構成されたもので、後述するようにリチウム二次電池(リチウム電池)の正極、又は負極として用いられるものである。
集電極2は、Cu、Ni、Ti、Al、ステンレス、カーボン等の導電性の薄板材(箔材)からなるもので、電極体1が正極として構成される場合と、負極として構成される場合とで、その材料が適宜に選択され、用いられる。また、この集電極2には、正極配線層(図示せず)あるいは負極配線層(図示せず)が接続されるようになっている。
また、集電極2に、前記の正極配線層あるいは負極配線層に代えて、他の形態の正極配線あるいは負極配線を接続することも可能である。
電極合材層3は、無機電極活物質(電極活物質)からなる複数の第1粒子4と、無機固体電解質粒子5a(固体電解質)からなる複数の第2粒子5とが混合され、さらにこの混合物が加圧成型により焼結されて形成された、成型体よりなっている。
第1粒子となる無機電極活物質としては、電極体1が正極として用いられる場合には、無機正極活物質が選択されて用いられ、電極体1が負極として用いられる場合には、無機負極活物質が選択されて用いられる。
無機正極活物質としては、コバルト酸リチウム(LiCoO2)、ニッケル酸リチウム(LiNiO2)、マンガン酸リチウム(LiMn24)、チタン酸リチウム(Li4Ti512)等を用いることができる。
無機負極活物質としては、チタン酸リチウム(Li4Ti512)等を用いることもできる。
これら無機電極活物質からなる第1粒子4としては、その平均粒径が1μm〜10μm程度とされる。ここで、本発明において平均粒径とは、前記電極合材層3を任意の面(ただし、第1粒子4と第2粒子5が混在している面とする)で切断したときの露出した断面において、露出した全ての第1粒子4が形成する面における最大径(最大長さ)の平均値とする。
無機固体電解質粒子5aからなる複数の第2粒子5としては、以下に挙げる種々のものが使用可能である。
(1)リチウムイオン導電性を有する無機結晶、無機ガラスまたは部分結晶化ガラス
(2)LiTi2(PO43、Li1.30.3Ti1.7(PO43[ただし、M=Al、Sc]などのNASICON型セラミックス結晶
(3)Li0.35La0.55TiO3、LiSr2TiTaO6Li3xLa1/3-xTaO3などのペロブスカイト型セラミックス結晶
(4)Li4-xSi1-xx4、Li4-xGe1-xx4などのチオリシン結晶
(5)Li14Zn(GeO44などのリシコン結晶
(6)Liドープβ−Al23結晶
(7)上記結晶を含む部分結晶化ガラス
(8)Li2S−SiS2−LiPO3系、Li2S−P25系などの硫化物ガラス
(9)Li2O−SiO2−B23系、Li2O−SiO2−ZrO2系酸化物ガラス
(10)LIPONガラス(例えば、特開2004−179158号公報参照)
さらに、以下に挙げるものも使用可能である。
(11)LiI結晶
(12)Li3PO4結晶
(13)Li7La3Zr212などのガーネット型セラミックス結晶
このような無機固体電解質粒子5aからなる複数の第2粒子5としては、その平均粒径が、ナノ粒子の一般的な径である100nm以下程度、好ましくは50nm程度とされる。すなわち、本発明においては、これら複数の第2粒子5として、その平均粒径が前記複数の第1粒子4の平均粒径より十分に小さい、1/100以下程度のものが用いられる。これにより、電極合材層3においては、単位体積あたりの無機電極活物質(第1粒子4)と無機固体電解質(無機固体電解質粒子5a)との接触点が増加し、これらの界面での接触面積が大きくなる。
また、このように無機固体電解質粒子5aからなる複数の第2粒子5の平均粒径を100nm以下程度とすることにより、後述するように電極合材層3を成型する際の焼結温度を、低く抑えることができる。ここで、この平均粒径は、前述した第1粒子4の平均粒径と同様に、前記電極合材層3を任意の面(ただし、第1粒子4と第2粒子5が混在している面とする)で切断したときの露出した断面において、露出した全ての第2粒子5(無機固体電解質粒子5a)が形成する面における最大径(最大長さ)の平均値とする。
また、このような無機固体電解質粒子5a(第2粒子5)の形成法としては、以下の従来公知の手法が採用可能である。
すなわち、機械摩砕法、水熱合成法、超臨界水熱合成法、マイクロエマルション法、RESS(Rapid Expansion of Supercritical Solutions)法、PGSS(Particles from Gas Saturated Solutions)法、GAS(Gas Anti-Solvent Recrystallization)法、SEDS(Solution-Enhanced Dispersion of Solids)法等が採用可能であり、中でも、水熱合成法がより好適とされる。
また、この電極合材層3には、本実施形態ではバインダー粒子または導電粒子(導電剤)からなる添加剤6が添加されている。ここで、バインダー粒子としては、例えばスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリイミド等からなる粒子が用いられ、導電粒子としては、例えばカーボン粒子が用いられる。
このような電極合材層3において、第1粒子4と第2粒子5(無機固体電解質粒子5a)との混合比については、特に限定されないものの、重量比で2:8〜8:2程度とされ
る。また、電極合材層3における、バインダー粒子や導電粒子の合計の混合比率(配合比率)としては、重量比で2〜30%程度とされる。
このような電極合材層3は、第1粒子4、第2粒子5(無機固体電解質粒子5a)を適宜な混合比で配合し、さらにバインダー粒子や導電粒子を適宜な混合比で添加した後、混合する。そして、この混合物を成型型に充填し、一般的なペレット成型と同様にして加熱加圧することにより、所望形状(例えば直方体状)の電極合材層3を得る。成型圧や成型温度については、用いる粒子の種類や混合比、バインダーの種類や量等に応じて適宜に設定する。なお、無機固体電解質粒子5aの平均粒径を100nm以下程度としているので、電極合材層3を成型する際の焼結温度を低く抑えることができ、これにより、無機固体活物質粒子5aや導電粒子(導電剤)、バインダーの変質を防止し、さらに、これらが不測に化学反応を起こすのも防止することができる。
また、このようにして形成する電極合材層3については、図1に示したように、集電極2に当接する側と反対の側において、前記複数の第2の粒子5が、前記複数の第1の粒子1を覆っている。すなわち、集電極2と反対の側には、第2粒子5(無機固体電解質粒子5a)からなる被覆層7が形成されている。この被覆層7は、その厚さが50nm以上、好ましく200nm以上とされる。このような被覆層7を形成することにより、後述するようにこの電極体1を用いてリチウム電池を作製した際、この被覆層7によって正極と負極との間の短絡を確実に防止することが可能になる。
そして、このようにして得られた電極合材層3を、その被覆層7が外側になるようにして前記の集電極2に当接させ、固着(密着)させることにより、図1に示した電極体1が得られる。
このような電極体1にあっては、複数の第2粒子5の平均粒径を複数の第1粒子4の平均粒径よりも小さくしているので、電極合材層3において単位体積あたりの無機電極活物質と無機固体電解質との接触点が増加してこれらの界面での接触面積が大きくなり、したがって、この電極体1を用いたリチウム電池の出力を大きくすることができるとともに、大容量化を可能にすることもできる。また、無機電極活物質からなる複数の第1粒子4と無機固体電解質粒子を有する複数の第2粒子5とを混合してなる電極合材層3を、集電極2の一方の側に設けて構成しているので、これを用いたリチウム電池の脱電解液化を可能にすることができ、したがって安全性を容易に確保することができる。
図2は、本発明のリチウム電池用電極体の第2実施形態を示す要部側断面図であり、図2中符号10はリチウム電池用電極体(以下、電極体と記す)である。
この電極体10が図1に示した電極体1と異なるところは、複数の第2粒子5が、無機固体電解質粒子5aに加えて絶縁物粒子5bを有している点である。
絶縁物粒子5bは、Al23やTiO2等の絶縁物からなるもので、その平均粒径が、前記無機固体電解質粒子5aと同様に100nm以下程度、好ましくは50nm程度とされている。このような絶縁物粒子5bは、第2粒子5全体において、すなわち無機固体電解質粒子5aと絶縁物粒子5bとからなる第2粒子5において、1〜50mol%、好ましくは8mol%程度とされる。
このように、本実施形態の電極体10は第2粒子5として絶縁物粒子5bを加えているので、界面電気二重層効果や界面効果により、無機電極活物質の単位重量あたりのイオン伝導度を向上させることができ、したがって、この電極体10を用いたリチウム電池の出力をより大きくすることができる。なお、第2粒子5中における絶縁物粒子5bの混合比率が1mol%未満になると、界面電気二重層効果や界面効果がほとんど期待できず、イオン伝導度の向上が図れなくなり、50mol%を超えると、第2粒子を含む電極合材層3全体のイオン伝導度が低下するため、好ましくない。
図3は、本発明のリチウム電池用電極体の第3実施形態を示す要部側断面図であり、図3中符号20はリチウム電池用電極体(以下、電極体と記す)である。
この電極体20が図1に示した電極体1と異なるところは、前記電極合材層3の前記被覆層7上に、すなわち、前記集電極2に当接する側と反対の側に、無機固体電解質層21が設けられている点である。
無機固体電解質層21は、前記(1)〜(13)に示した無機固体電解質粒子5aの材料と同様の材料からなるもので、無機固体電解質粒子5aを予め薄板状(箔状)に成型したものや、市販の無機固体電解質シートなどが用いられる。また、この無機固体電解質層21は、イオン伝導性を損なわない程度に薄いものが用いられ、例えば2mm以下、好ましくは20μm以下の薄板状(箔状)に成型されたものが好適に用いられる。そして、この無機固体電解質層21は、例えば電極合材層3を加熱加圧して成型体にする際に、前記第1粒子4や第2粒子5の混合物とともに成型型に入れられ、混合物とともに加熱加圧されることにより、図3に示したように電極合材層3の一方の側(被覆層7上)に一体に設けられる。
このような電極体20にあっては、無機固体電解質層21を設けたことにより、この電極体20を用いてリチウム電池を作製した際、その正極と負極との間の短絡をより確実に防止することができる。
なお、この第3実施形態では、その電極合材層3として、図1に示した電極合材層3と同じ構成のものを用いたが、特に無機固体電解質層21を設けているため、電極合材層として被覆層7を形成していないものを用いてもよい。
また、電極合材層として、図2に示したように複数の第2粒子5が絶縁物粒子5bを有しているものを用いることもできる。
さらに、前記電極合材層3には、有機溶媒または有機電解液を含浸しておいてもよい。有機溶媒としては、エチレングリコール等を用いることができる。また、有機電解液としては、塩素酸リチウムをエチレングリコールに溶解した飽和溶液などが好適に用いられる。電極合材層3に有機溶媒または有機電解液を含浸させるには、予め電極合材層3を多孔質状に加熱加圧成型しておく。これにより、第1粒子4や第2粒子5の間に微少な空隙(孔)が形成され、ここに有機溶媒または有機電解液が含浸され、貯留されるようになる。
このような電極体にあっては、これを用いてリチウム電池を作製した際、有機溶媒または有機電解液の作用によって電極合材層3におけるイオン伝導度を高くすることができ、したがって得られるリチウム電池の出力を大きくすることができる。
前記の有機溶媒として、炭酸エチレンを用いることができる。また、有機電解液としては、六フッ化リン酸リチウムや塩素酸リチウムを炭酸エチレンやエチレングリコールに溶解した飽和溶液などが好適に用いられる。また、前記の加熱加圧成型に代えて、加圧成型を行っても良い。
次に、本発明のリチウム電池について説明する。
本発明のリチウム電池は、前記のリチウム電池用電極体1(10、20)を、正極又は負極として用いたものである。図4は、このようなリチウム電池の第1実施形態を示す要部側断面図であり、図4中符号30はリチウム電池である。
このリチウム電池30は、前記電極体(リチウム電池用電極体)として図3に示した電極体20を正極31側に用い、これの無機固体電解質層21上、すなわち集電極2と反対の側に、金属負極活物質32と集電極33とをこの順に積層し、負極34としたものである。正極31側として用いられる電極体20では、第1粒子4を形成する無機電極活物質として、正極活物質が用いられている。金属負極活物質32としては、リチウム金属や、Li−In合金、Li−Al合金などが用いられる。また、集電極33としては、前記電極体1(10、20)の集電極2と同種の材料が用いられる。
そして、電極体20と金属負極活物質32及び集電極33とが積層されて成型型に入れられ、全体が加圧成型されて一体化されることにより、リチウム電池30が得られる。なお、正極31側の集電極2には正極配線層(図示せず)が接続され、負極34の集電極33には負極配線層(図示せず)が接続される。
また、前記の正極配線層あるいは負極配線層に代えて、正極31側の集電極2には他の形態の正極配線を接続することも可能であり、負極34の集電極33には他の形態の負極配線を接続することも可能である。
このようなリチウム電池30にあっては、前述したように単位体積あたりの無機電極活物質と無機固体電解質との接触点が増加し、これらの界面での接触面積が大きくなっている電極体20を用いているので、高出力化、大容量化が可能になる。また、電極合材層3を用いているので、脱電解液化が可能になり、したがって安全性を容易に確保することができる。
さらに、正極31側の電極合材3と負極34との間に、無機固体電解質層21を設けているので、正極31と負極34との間の短絡をより確実に防止することができる。
図5は、本発明のリチウム電池の第2実施形態を示す要部側断面図であり、図5中符号40はリチウム電池である。
このリチウム電池40が図4に示した電極体1と異なるところは、正極31側だけでなく負極側にも、図3に示した電極体20を用いている点である。
すなわち、このリチウム電池40は、正極31側としての電極体20における無機固体電解質層21と負極41側としての電極体20における無機固体電解質層21とを当接させて形成されたものである。そして、正極31側として用いられる電極体20では、第1粒子4を形成する無機電極活物質として正極活物質が用いられ、負極41側として用いられる電極体20では、第1粒子4を形成する無機電極活物質として負極活物質が用いられている。
したがって、このリチウム電池40にあっても、単位体積あたりの無機電極活物質と無機固体電解質との接触点が増加し、これらの界面での接触面積が大きくなっている電極体20を用いているので、高出力化、大容量化が可能になる。また、電極合材層3を用いているので、脱電解液化が可能になり、したがって安全性を容易に確保することができる。
さらに、正極31側の電極合材3と負極41側の電極合材3との間に、無機固体電解質層21を設けているので、正極31と負極41との間の短絡をより確実に防止することができる。また、従来のリチウム電池におけるセパレータが不要になるので、部品点数を少なくしてコストの低減化を図ることができる。
なお、このリチウム電池40では、正極側、負極側の両方に図3に示した電極体20を用いたが、いずれか一方のみに図3に示した電極体20を用い、他方には図1に示した電極体1、あるいは図2に示した電極体10を用いることができる。
また、図4、図5に示したリチウム電池30、40では、被覆層7を有する電極合材層3を備えた電極体20を用いたが、正極側と負極側との間に無機固体電解質層21を配しているので、被覆層7が無い電極合材層を備えた電極体を用いることもできる。
さらに、図6に示す第3実施形態のリチウム電池50のように、図1に示した電極体1を、正極側、負極側の両方に用いてもよく、もちろん、図2に示した電極体10を、正極側、負極側の両方に用いてもよい。
このような構成のリチウム電池50等にあっても、被覆層7を有する電極合材層3を備えた電極体1(10)を用いているので、正極と負極との間の短絡を確実に防止することができる。
また、図4〜図6に示したリチウム電池30(40、50)においては、正極側の集電極と負極側の集電極との間の電極合材層に、有機溶媒または有機電解液を含浸しておいてもよい。その場合、予め有機溶媒または有機電解液を電極合材層に含浸しておいた電極体を用い、リチウム電池を組み立ててもよく、図4〜図6に示した状態に組み立てられたリチウム電池30(40、50)の電極合材層に、有機溶媒または有機電解液を含浸させてもよい。
また、前記の図4〜図6に示したリチウム電池30(40、50)においては、正極側の集電極2と負極側の集電極33(2)との間に配置される電極合材層3および無機固体電解質層21に、有機溶媒または有機電解液を含浸しておいてもよい。その場合、予め有機溶媒または有機電解液を電極合材層3や無機固体電解質層21に含浸しておいた電極体を用い、リチウム電池を組み立ててもよく、図4〜図6に示した状態に組み立てられたリチウム電池30(40、50)の電極合材層3および無機固体電解質層21に、有機溶媒または有機電解液を含浸させてもよい。
このようにすれば、有機溶媒または有機電解液の作用によって電極合材層におけるイオン伝導度を高くすることができ、リチウム電池の出力をより大きくすることができる。
そして、このような本発明に係るリチウム電池にあっては、特に安全性を重視する単電池で20Wh、組電池で100Whを超えるものとして、その利用が期待できる。
また、無機固体電解質層におけるイオン伝導度も高くすることができ、リチウム電池の出力をさらに大きくすることができる。
また、携帯電話やノートパソコン等の携帯電子機器、電気自動車などにも利用可能となる。
さらに、神経刺激装置、細動除去器、心臓ペースメーカー、心収縮モジュール、心収縮モジュレーター、電気除細動器、薬物投与装置、蝸牛インプラント、補聴器、センサー、テレトリーデバイス、診断レコーダー等の、安全性を重視する体内埋め込み機器にも利用が可能となる。
なお、本発明のリチウム電池用電極体及びリチウム電池は、前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、前記の実施形態において電極合材層は集電極の一方の側に設けられているが、電極合材層を集電極の両側に設けて、さらに固体電解質を、電極合材層を取り囲むように配置する実施形態も、本発明の適用範囲内である。
1…リチウム電池用電極体、2…集電極、3…電極合材層、4…第1粒子、5…第2粒子、5a…無機固体電解質粒子(固体電解質)、5b…絶縁物粒子、7…被覆層、10…リチウム電池用電極体、20…リチウム電池用電極体、21…無機固体電解質層(固体電解質)、30…リチウム電池、31…正極、32…金属負極活物質層、33…集電極、34…負極、40…リチウム電池、41…負極、50…リチウム電池。

Claims (8)

  1. 集電極と、
    電極活物質を含む複数の第1粒子と、固体電解質を含む複数の第2粒子と、バインダー粒子または導電粒子からなる複数の第3粒子と、が混合されている電極合材層と、で構成され、
    前記電極合材層は、前記電極合材層の第1の面が前記集電極の一方の側に接して設けられ、
    前記複数の第2粒子の平均粒径は、前記複数の第1粒子の平均粒径よりも小さく、
    前記固体電解質の粒子の平均粒径は100nm以下であり、
    前記電極合材層における前記複数の第3粒子の重量比は、2〜30%であり、
    前記電極合材層の前記第1の面とは異なる第2の面に前記複数の第2粒子からなる被覆層が形成されており、
    前記電極合材層は、前記第1の面において前記複数の第1粒子が露出し、前記第2の面において前記複数の第1粒子が露出しないことを特徴とするリチウム電池用電極体。
  2. 前記電極合材層は、前記第2の面において前記複数の第2粒子のみが露出していることを特徴とする請求項1に記載のリチウム電池用電極体。
  3. 前記電極合材層は、前記複数の第1粒子と前記複数の第2粒子と前記複数の第3粒子との混合物による成形体であることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウム電池用電極体。
  4. 前記複数の第2粒子は、平均粒径が100nm以下の絶縁物粒子を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のリチウム電池用電極体。
  5. 更に、固体電解質層が前記電極合材層の第2の面に接して設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリチウム電池用電極体。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のリチウム電池用電極体が、正極又は負極として用いられていることを特徴とするリチウム電池
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のリチウム電池用電極体を用い、
    前記リチウム電池用電極体の前記電極活物質が正極活物質である正極と、
    前記リチウム電池用電極体の前記電極活物質が負極活物質である負極と、を含むことを特徴とするリチウム電池。
  8. 前記正極の前記第2の面側と前記負極の前記第2の面側とが接合されていることを特徴とする請求項7に記載のリチウム電池。
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