JP6070463B2 - 媒体処理装置 - Google Patents

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本発明は、自動取引装置をはじめとする媒体処理装置に関し、特に媒体処理装置内のユニットの位置決めに関するものである。
従来、自動取引装置をはじめとする媒体処理装置は、装置の外部から媒体を出し入れ可能とし、かつ当該媒体を処理する複数のユニットを装置内部に有する。これらのユニットは装置の媒体挿入口又は排出口に近接して設けられる。そのため媒体処理装置の製造過程において、これらのユニットを装置の媒体挿入口又は排出口に接するように位置決めする必要がある。
図8及び図9は従来の自動取引装置のユニット位置決め構造の断面を示す説明図である。図8は自動取引装置51からユニット52を引出した状態を示し、図9は自動取引装置51へユニット52を収納した状態を示す。ユニット52は自動取引装置51内に矢印A又はB方向に図示しないスライダによってスライド可能に設けられる。自動取引装置51の高さ方向の中間に設けられた中間棚56には長孔68が設けられ、装置側ストッパ55がネジ58によって所定の位置に仮に固定されている。一方、ユニット52の底部にはユニット側ストッパ57が溶接等によって固定されている。
ユニット52を自動取引装置51に収納すると、図9に示すようにユニット側ストッパ57が装置側ストッパ55に突き当たり、ユニット52はこれ以上奥へスライドできなくなる。その状態で、自動取引装置51の媒体挿入排出口53とユニット52の媒体挿入排出口54の間隔の確認が行われる。即ち、ユニット52のスライド方向に間隔d=0であるかどうか確認することにより行われる。間隔d>0であるときは、図8に示すようにユニット52を矢印B方向に引き出す。
調整作業は、まず引出した状態で自動取引装置51とユニット52との隙間から作業員が手を入れ、ネジ58を緩める。そして、作業員は装置側ストッパ55を間隔dだけ矢印A方向に若干移動させネジ58を締める。そして、ユニット52をスライダによって再度自動取引装置51に収納する。この繰り返しによって、ユニット52の位置決めが確定する。ユニット52の位置が確定すると、そのときの装置側ストッパ55の位置をもって、ユニット52の位置決めとする。以後、例えば自動取引装置51の最終組立の場合、ユニット52をスライドさせ、ユニット側ストッパ57を装置側ストッパ55に突き当てることにより、ユニット52の間隔d=0で自動取引装置51を組み立てることができる。
なお、特開2012−103890号公報(特許文献1)には、自動取引装置の内部ユニットのスライドレールに関する技術が開示されている。特許文献1によると、紙幣収納カセットを内臓する引き出し部をスライドレールにより装置フレームから引き出して紙幣収納カセットを着脱する自動取引装置において、スライドレールは2本の段違いのスライドレールとしたものである。
特開2012−103890号公報
しかしながら、図8及び図9に示す従来の技術によれば、装置側ストッパ55の位置が確定するまで、前述のようにユニット52の収納、引出し作業を何度も行いながら調整作業を行わなければならず、多大な調整工数が発生するという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、装置側ストッパ55の位置決めを容易とすることにより、ユニット52の調整工数を少なくし、装置の組立工数を減少することができる媒体処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に関する媒体処理装置は、装置の外部からスライド可能に設けたユニットと、前記装置本体の内部に設けた仕切部と、前記仕切部に固定される装置側ストッパと、前記ユニットに固定されるユニット側ストッパと、前記仕切部に貫通し、前記装置側ストッパを移動可能に固定する第1の固定手段を有し、前記装置側ストッパが前記第1の固定手段により固定された位置をもって、スライドした前記ユニットの前記装置内の位置決めとする媒体処理装置において、前記ユニットの前記位置決めは、前記ユニット側ストッパと前記装置側ストッパを仮止めすることにより前記ユニット側ストッパ及び前記装置側ストッパを一体に移動可能とし、更に、前記第1の固定手段は前記仕切部に対して前記ユニットの反対側から固定可能に設けたことを特徴とするものである。
上記構成を有する本発明によれば、装置側ストッパ55の位置決めを容易とすることにより、ユニットの調整工数を少なくし、装置の組立工数を減少することができる媒体処理装置を提供することが可能になる。
第1の実施の形態に関する自動取引装置の背面を示す外観図である。 第1の実施の形態に関する媒体処理装置としての自動取引装置の正面を示す外観図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置のユニット位置決め構造の断面を示す説明図である。 同じくユニット位置決め構造の拡大説明図である。 第1の実施の形態に関する自動取引装置のユニット位置決め構造の組立斜視図である。 第2の実施の形態に関する自動取引装置のユニット位置決め構造の組立斜視図である。 第3の実施の形態に関する自動取引装置のユニット位置決め構造の組立斜視図である。 従来の自動取引装置のユニット位置決め構造の断面を示す説明図である。 従来の自動取引装置のユニット位置決め構造の断面を示す説明図である。
(第1の実施の形態)
以下、第1の実施の形態を図面に従って説明する。図2は第1の実施の形態に関する媒体処理装置としての自動取引装置の正面を示す外観図である。自動取引装置1は銀行等の金融機関やコンビニエンスストア等に設置され、顧客の操作によって入出金取引等が可能である。自動取引装置1の顧客操作部10は、下部と略垂直部からなる略L字状をなし、下部には、正面から見て右側に紙幣接客口22、左側に硬貨投入返却口23及び中央に顧客操作表示画面24が設けられる。そして顧客操作部10の略垂直部には、右側にキャッシュカードのカード挿入口25と、左側に通帳の通帳挿入口27が設けられる。
自動取引装置1の入出金取引において、紙幣接客口22は、顧客に対して紙幣を投入又は返却するための紙幣投入返却口として機能する。入金取引等の紙幣を投入する取引においては、顧客が当該紙幣接客口22に紙幣をセットすると、これを自動取引装置1の内部に設けられた後述する紙幣処理ユニット15が自動計数し、装置内部に取込む。支払取引等の紙幣を顧客に払出す取引においては、同じく紙幣処理ユニット15が紙幣を自動計数し、当該紙幣接客口22に集積することにより、顧客が取り出し可能とする。
また、同じく自動取引装置1の入出金取引において、硬貨投入返却口23は、硬貨を投入又は返却するために機能する。入金取引等の硬貨を自動取引装置1に投入する取引において、顧客が当該硬貨投入返却口23に硬貨をセットすると、これを自動取引装置1の硬貨処理ユニット14が自動計数し、装置内部に取込む。支払取引等の硬貨を顧客に払出す取引においては、後述する硬貨処理ユニット14が硬貨を自動計数し、当該硬貨投入返却口23に集積することにより、顧客が取り出し可能とする。
更に、自動取引装置1のタッチパネル式の顧客操作表示画面24は、顧客が操作するための情報の出し入れとしての入力機能と表示機能を有する。顧客操作表示画面24は図示しない操作表示ユニットによって、入力検知と表示が行われる。自動取引装置1の顧客操作部10の略垂直部に設けられたカード挿入口25は、顧客の所持するキャッシュカードの挿入を受け付ける。そして、通帳挿入口27は、顧客の所持する通帳の記帳のための通帳を受け付ける。
図1は第1の実施の形態に関する自動取引装置の背面を示す外観図である。自動取引装置1の背面は扉11が開閉自在となっている。自動取引装置1の内部は高さ方向の中間に設けられて上下に仕切る仕切部としての中間棚6が設けられる。中間棚6の上部は、左右に空間を仕切る仕切部としての中間壁(以下上壁という)16が設けられ、更に、中間棚6の下部は、左右に空間を仕切る仕切部としての中間壁(以下下壁という)26が設けられている。ここで背面から見て上部の右側には通帳記帳ユニット12が設けられ、左側にはカード読取書込ユニット13が設けられる。更に、下部の右側には、硬貨処理ユニット14が設けられ、左側には紙幣処理ユニット15が設けられる。
同図は自動取引装置1の運用後、保守のために扉11を開けて通帳記帳ユニット12を引出した状態を示す。自動取引装置1の内部の各ユニットは、自動取引装置1の背面の扉11を開けた状態で、自動取引装置1の外部からスライダ機構17によって、収納、引出しが自在となっている。次に説明するように自動取引装置1の製造工程においては、各ユニットを別々に収納、引出しを行うことにより、各ユニットの位置決めを行う。
以下、自動取引装置1のユニットの位置決め構造について、通帳記帳ユニット12を例に説明する。図3は第1の実施の形態に関する自動取引装置のユニット位置決め構造の断面を示す説明図であり、図4は同じくユニット位置決め構造の拡大説明図である。自動取引装置1の製造工程において、通帳記帳ユニット12は、自動取引装置1の筐体に対して、背面から図1に示したスライダ機構17によってスライド可能に設けられる。即ち、通帳記帳ユニット12は、A方向に移動することで収納され、逆方向のB方向に移動することで引出される。なお、図3ではスライダ機構は省略してある。なお、図4(a)は後述する装置側ストッパ5及びユニット側ストッパ7をコ字状に形成した場合を示し、図4(b)は装置側ストッパ5及びユニット側ストッパ7をL字状に形成した場合を示す。本実施の形態においては、まず図4(a)に示すコ字状に形成した場合を説明する。
自動取引装置1の高さ方向の中間に設けられた仕切部としての中間棚6には、通帳記帳ユニット12のスライド方向に長い長孔18が設けられる。そして、装置側ストッパ5が第1の固定手段としてのネジ8によって長孔18を介して中間棚6の上面の所定の位置に仮固定される。ネジ8は長孔18を貫通することにより、装置側ストッパ5を移動可能に仮固定又は固定する。なお、仮固定の作業は、通帳記帳ユニット12の中間棚6を挟んだ下部に位置する前記硬貨処理ユニット14が収納されていないとき、作業員がネジ8を操作することにより行う。仮固定は通帳記帳ユニット12の位置決めの間だけ仮に固定されるものであり、位置決めが完了すると最終的には固定される。一方、通帳記帳ユニット12の底部にはユニット側ストッパ7がネジ31によって固定されている。なお、ネジ31の代わりに溶接によって、ユニット側ストッパ7が通帳記帳ユニット12の底部に固定されていてもよい。更に、通帳記帳ユニット12の底部の板金を曲げ加工することによって、ユニット側ストッパ7を形成し、通帳記帳ユニット12とユニット側ストッパ7が一体形成されるようにしてもよい。
次に、通帳記帳ユニット12の位置決め方法について説明する。まず、作業員は、通帳記帳ユニット12の中間棚6を挟んだ下部のユニットである硬貨処理ユニット14が収納されていないことを確認する。通帳記帳ユニット12の中間棚6を挟んだ下部に作業スペースが必要だからである。
次に、自動取引装置1の内部に設けた仕切部としての中間棚6の長孔18に、第1の固定手段としてのネジ8により、装置側ストッパ5を仮固定する。次に、通帳記帳ユニット12をスライダ機構17を介して自動取引装置1に収納すると、図3に示すように通帳記帳ユニット12の底面に固定されているユニット側ストッパ7が装置側ストッパ5に突き当たり、通帳記帳ユニット12はこれ以上奥へスライドできなくなる。その後、作業員は第2の固定手段としてのネジ9によって、ユニット側ストッパ7と装置側ストッパ5を仮止めする。これによって、通帳記帳ユニット12、ユニット側ストッパ7及び装置側ストッパ5が一体に移動可能となる。ユニット側ストッパ7と装置側ストッパ5の仮止めの作業については、後述する。
この状態において、作業員によって、自動取引装置1の通帳挿入口27と通帳記帳ユニット12の媒体挿入排出口4の間隔dの確認が行われる。即ち、通帳記帳ユニット12のスライド方向の間隔dを自動取引装置1の顧客操作部10の方向から目視で確認することにより行われる。間隔d>0であるときの調整作業は、通帳記帳ユニット12を引出す必要はない。即ち、通帳記帳ユニット12を収納した状態で、通帳記帳ユニット12の中間棚6を挟んだ下部のユニットである硬貨処理ユニット14の空間から作業員が手を入れ図示しないドライバによって仮固定されたネジ8を緩める。
そして、作業員は一体となった通帳記帳ユニット12、ユニット側ストッパ7及び装置側ストッパ5を間隔dだけ矢印A方向に若干移動させる。そして、作業員は顧客操作部10の方向から目視で間隔dを確認することができる。間隔d=0を確認するとネジ8を締め、装置側ストッパ5が中間棚6に固定される。これによって、通帳記帳ユニット12の位置決めが行われる。通帳記帳ユニット12の位置決めが確定すると、そのときの装置側ストッパ5の位置をもって通帳記帳ユニット12の位置決めとすることができる。
以後、例えば自動取引装置1の最終組立の場合、通帳記帳ユニット12をスライドさせ、ユニット側ストッパ7を装置側ストッパ5に突き当てることにより、通帳記帳ユニット12の間隔d=0で自動取引装置1を組み立てることができる。また、自動取引装置1の運用後の保守においても、保守完了後に通帳記帳ユニット12をスライドさせ、ユニット側ストッパ7を装置側ストッパ5に突き当てることにより、通帳記帳ユニット12を間隔d=0で収納することができる。
装置側ストッパ5の位置が確定すると、作業員はネジ9を緩め、仮止めされていたユニット側ストッパ7と装置側ストッパ5を開放する。これによって、通帳記帳ユニット12及びユニット側ストッパ7が、装置側ストッパ5から離れて移動可能となる。作業員は通帳記帳ユニット12を引き出し、次のカード読取書込ユニット13の位置決め調整作業を行うことができる。このようにして、通帳記帳ユニット12及びカード読取書込ユニット13の位置決め調整作業を行う。
図5は第1の実施の形態に関する自動取引装置のユニット位置決め構造の組立斜視図である。中間棚6の上面には、装置側ストッパ5及びユニット側ストッパ7が配置される。装置側ストッパ5は、矢印A方向の奥側に設けられ、逆にユニット側ストッパ7は手前側に設けられる。更に、これらの上部に通帳記帳ユニット12が位置するが、同図では破線で示す。前述のように中間棚6にはスライド方向に長い長孔18が設けられる。装置側ストッパ5が第1の固定手段としてのネジ8によって長孔18を介して所定の位置に仮固定される。ネジ8は長孔18を貫通することにより、装置側ストッパ5をスライド方向に移動可能に仮固定又は固定する。
装置側ストッパ5はコ字状に形成され、中央部5−1と左右の立上部5−2、5−3を有する。中央部5−1にはネジ孔5−11が設けられ、そしてユニット側ストッパ7方向の立上部5−3にはネジ孔5−31が設けられている。第1の固定手段としてのネジ8は、ワッシャ8−1とともに装置側ストッパ5を中間棚6に仮固定又は固定する。ネジ8は、中間棚6の下部から、即ち、中間棚6に対して破線で示す通帳記帳ユニット12の反対側から固定可能に設けられる。ネジ8は、中間棚6の長孔18及び装置側ストッパ5のネジ孔5−11を貫通する。
ユニット側ストッパ7もコ字状に形成され、中央部7−1と左右の立上部7−2、7−3を有する。中央部7−1には、ネジ孔7−11が設けられ、更に装置側ストッパ5方向の立上部7−2には、ネジ孔7−21が設けられ、更に自動取引装置1の背面の扉11方向の立上部7−3には、作業用孔7−31が設けられている。ネジ孔7−11は、ユニット側ストッパ7を通帳記帳ユニット12の底面に固定するために設けられ、ネジ孔7−21は装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7をネジ9により仮止めするために設けられる。作業用孔7−31は作業員が自動取引装置1の背面より図示しないドライバを挿入してネジ9を操作し、仮止め作業を行うために設けられる。
仮止め作業は、第2の固定手段としてのネジ9により、装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7を仮止めすることである。即ち、ユニット側ストッパ7がその底面に固定された通帳記帳ユニット12が、収納動作において、通帳記帳ユニット12がスライドすることでユニット側ストッパ7が装置側ストッパ5に突き当たる。その位置で作業員は、自動取引装置1の背面より図示しないドライバを作業用孔7−31に挿入し、ネジ9を締め付け、装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7を仮止めする。これにより、装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7及び通帳記帳ユニット12が一体で移動可能となる。
なお、ネジ孔7−11は、図4に示すネジ31によって、ユニット側ストッパ7を通帳記帳ユニット12に固定するために設けられるが、溶接によりユニット側ストッパ7を通帳記帳ユニット12に固定する場合は、ネジ孔7−11は不要である。
以上の通り、第1の実施の形態によれば、通帳記帳ユニット12の底面に固定したユニット側ストッパ7と、自動取引装置1の中間棚6に上面に仮固定した装置側ストッパ5とを仮止めすることにより、一体として移動可能にすることができる。更に前記中間棚6と装置側ストッパ5との仮固定を中間棚6の下部から固定可能としたので、装置側ストッパ5の位置決めを容易とすることにより、通帳記帳ユニット12の調整工数を少なくし、装置の組立工数を減少することができる。
(変形例1)
第1の実施の形態の説明において、装置側ストッパ5及びユニット側ストッパ7をコ字状に形成した場合を説明したが、図4(b)に示すように装置側ストッパ5及びユニット側ストッパ7をL字状に形成しても同様の効果を有する。即ち、装置側ストッパ5については、中央部5−1及びユニット側ストッパ7方向の立上部5−3を有する。ユニット側ストッパ7については、中央部7−1及び装置側ストッパ5方向の立上部7−2を有する。
また、装置側ストッパ5を中間棚6に仮固定又は固定する第1の固定手段としてのネジ8の構成については、前記第1の実施の形態と同じである。また、ユニット側ストッパ7を通帳記帳ユニット12の底面に固定する構成についても第1の実施の形態と同じである。更に、装置側ストッパ5の立上部5−3とユニット側ストッパ7の立上部7−2とを固定する第2の固定手段としてのネジ9の構成についても第1の実施の形態と同じである。しかし、変形例1の場合は、第1の実施の形態でいうユニット側ストッパ7の立上部7−3に相当する部分がないため、作業員による自動取引装置1の背面よりのネジ9を締め付ける作業が容易となる。従って、装置側ストッパ5及びユニット側ストッパ7のうち少なくともユニット側ストッパ7がL字状に形成されてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては、通帳記帳ユニット12を例にして、装置側ストッパ5が仕切部としての中間棚6の上面に仮固定する構造とした。これに対し第2の実施の形態は、カード読取書込ユニット13を例にして、装置側ストッパ5が仕切部としての上壁16の側面に仮固定される構造である。上壁16は図1に示すように、自動取引装置1の内部に設けられ、中間棚6の上部を左右の空間に仕切る垂直に設けられた壁である。
図6は第2の実施の形態に関する自動取引装置のユニット位置決め構造の組立斜視図である。上壁16の左面(図では手前側)には、装置側ストッパ5及びユニット側ストッパ7が配置される。更に、これらの左側にカード読取書込ユニット13が位置するが、同図では破線で示す。第1の実施の形態と同様に上壁16にはカード読取書込ユニット13のスライド方向に長い長孔18が設けられる。装置側ストッパ5が第1の固定手段としてのネジ8によって長孔18を介して所定の位置に仮固定される。ネジ8は長孔18を貫通することにより、装置側ストッパ5を移動可能に仮固定又は固定する。
装置側ストッパ5はコ字状に形成され、中央部5−1と左右の立上部5−2、5−3を有する。中央部5−1にはネジ孔5−11が設けられ、ユニット側ストッパ7方向の立上部5−3には、ネジ孔5−31が設けられている。第1の固定手段としてのネジ8は、ワッシャ8−1とともに装置側ストッパ5を上壁16仮固定又は固定する。ネジ8は、上壁16の右側から、即ち、上壁16に対してカード読取書込ユニット13の反対側から固定可能に設けられる。ネジ8は、上壁16の長孔18及び装置側ストッパ5のネジ孔5−11を貫通する。
ユニット側ストッパ7もコ字状に形成され、中央部7−1と左右の立上部7−2、7−3を有する。中央部7−1には、ネジ孔7−11が設けられ、更に装置側ストッパ5方向の立上部7−2には、ネジ孔7−21が設けられ、更に自動取引装置1の背面の扉11方向の立上部7−3には、作業用孔7−31が設けられている。ネジ孔7−11は、ユニット側ストッパ7をカード読取書込ユニット13の側面に固定するために設けられ、ネジ孔7−21は装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7をネジ9により仮止めするために設けられる。作業用孔7−31は作業員が自動取引装置1の背面より図示しないドライバを挿入してネジ9を操作するために設けられる。
仮止め作業は、第2の固定手段としてのネジ9により、装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7を仮止めすることにより行われる。即ち、ユニット側ストッパ7がその側面に固定されたカード読取書込ユニット13が収納されるとき、カード読取書込ユニット13がスライドすることでユニット側ストッパ7が装置側ストッパ5に突き当たる。その位置で作業員は、自動取引装置1の背面より図示しないドライバを作業用孔7−31に挿入し、ネジ9を締め付け、装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7を仮止めする。これにより、装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7及びカード読取書込ユニット13が一体で移動可能となる。
なお、ネジ孔7−11は、図4と同様にネジ31によって、ユニット側ストッパ7をカード読取書込ユニット13に固定するために設けられるが、溶接によりユニット側ストッパ7をカード読取書込ユニット13に固定する場合は、ネジ孔7−11は不要である。カード読取書込ユニット13の位置決め方法については、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
以上の通り、第2の実施の形態によれば、カード読取書込ユニット13の側面に固定したユニット側ストッパ7と、自動取引装置1の上壁16の側面に仮固定した装置側ストッパ5とを仮止めすることにより、一体として移動可能にすることができる。更に前記上壁16と装置側ストッパ5との仮固定を上壁16の右面から、即ちカード読取書込ユニット13の反対側から固定可能としたので、装置側ストッパ5の位置決めを容易とすることにより、カード読取書込ユニット13の調整工数を少なくし、装置の組立工数を減少することができる。なお、第2の実施の形態は、カード読取書込ユニット13を、硬貨処理ユニット14又は紙幣処理ユニット15に置き換え、上壁16を下壁26に置き換えたとしても同様の効果を有する。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。第1の実施の形態においては、通帳記帳ユニット12を例にして、装置側ストッパ5を仕切部としての中間棚6の上面に仮固定する構造とした。これに対し第3の実施の形態は、硬貨処理ユニット14を例にして、装置側ストッパ5を仕切部としての中間棚6の下面に仮固定する構造である。
図7は第3の実施の形態に関する自動取引装置のユニット位置決め構造の組立斜視図である。中間棚6の下面には、装置側ストッパ5及びユニット側ストッパ7が配置される。それらの下部に硬貨処理ユニット14が位置するが、同図では破線で示す。中間棚6には硬貨処理ユニット14のスライド方向に長い長孔18が設けられる。装置側ストッパ5が第1の固定手段としてのネジ8によって長孔18を介して所定の位置に仮固定される。ネジ8は長孔18を貫通することにより、装置側ストッパ5を移動可能に仮固定又は固定する。
装置側ストッパ5はコ字状に形成され、中央部5−1と左右の立上部5−2、5−3を有する。中央部5−1にはネジ孔5−11が設けられ、更にユニット側ストッパ7方向の立上部5−3にはネジ孔5−31が設けられている。第1の固定手段としてのネジ8は、ワッシャ8−1とともに装置側ストッパ5を中間棚6に仮固定又は固定する。ネジ8は、中間棚6の上部から、即ち、中間棚6に対して破線で示す硬貨処理ユニット14の反対側から固定可能に設けられる。ネジ8は、中間棚6の長孔18及び装置側ストッパ5のネジ孔5−11を貫通する。
ユニット側ストッパ7もコ字状に形成され、中央部7−1と左右の立上部7−2、7−3を有する。中央部7−1には、ネジ孔7−11が設けられ、更に装置側ストッパ5方向の立上部7−2には、ネジ孔7−21が設けられ、更に自動取引装置1の背面の扉11方向の立上部7−3には、作業用孔7−31が設けられている。ネジ孔7−11は、ユニット側ストッパ7を硬貨処理ユニット14の上面に固定するために設けられ、ネジ孔7−21は装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7をネジ9により仮止めするために設けられる。作業用孔7−31は作業員が自動取引装置1の背面より図示しないドライバを挿入してネジ9を操作するために設けられる。
第2の固定手段としてのネジ9は、装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7を仮止めする。即ち、ユニット側ストッパ7がその上面に固定された硬貨処理ユニット14が収納され、スライドすることでユニット側ストッパ7が装置側ストッパ5に突き当たる。その位置で作業員は、自動取引装置1の背面より図示しないドライバを作業用孔7−31に挿入し、ネジ9を締め付け、装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7を仮止めする。これにより、装置側ストッパ5とユニット側ストッパ7及び硬貨処理ユニット14が一体で移動可能となる。
なお、ネジ孔7−11は、図4に示すネジ31によって、ユニット側ストッパ7を硬貨処理ユニット14に固定するために設けられるが、溶接によりユニット側ストッパ7を硬貨処理ユニット14に固定する場合は、ネジ孔7−11は不要である。硬貨処理ユニット14の位置決め方法については、第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
以上の通り、第3の実施の形態によれば、硬貨処理ユニット14の上面に固定したユニット側ストッパ7と、自動取引装置1の中間棚6の下面に仮固定した装置側ストッパ5とを仮止めすることにより一体として移動可能にすることができる。更に前記中間棚6と装置側ストッパ5との仮固定を中間棚6の上部から固定可能としたので、装置側ストッパ5の位置決めを容易とすることにより、硬貨処理ユニット14の調整工数を少なくし、装置の組立工数を減少することができる。
1 自動取引装置
5 装置側ストッパ
6 中間棚
7 ユニット側ストッパ
8 ネジ(第1の固定手段)
9 ネジ(第2の固定手段)
12 通帳記帳ユニット

Claims (7)

  1. 装置の外部からスライド可能に設けたユニットと、
    前記装置本体の内部に設けた仕切部と、
    前記仕切部に固定される装置側ストッパと、
    前記ユニットに固定されるユニット側ストッパと、
    前記仕切部に貫通し、前記装置側ストッパを移動可能に固定する第1の固定手段を有し、
    前記装置側ストッパが前記第1の固定手段により固定された位置をもって、スライドした前記ユニットの前記装置内の位置決めとする媒体処理装置において、
    前記ユニットの前記位置決めは、前記ユニット側ストッパと前記装置側ストッパを仮止めすることにより前記ユニット側ストッパ及び前記装置側ストッパを一体に移動可能とし、
    更に、前記第1の固定手段は前記仕切部に対して前記ユニットの反対側から固定可能に設けたことを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記ユニット側ストッパと前記装置側ストッパの行う前記仮止めは、第2の固定手段により行う構造とし、装置外部から固定可能に設けたことを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
  3. 前記仕切部は前記装置内部の中間に設けられた中間棚であり、前記ユニットは前記中間棚の上部に配置され、
    更に、前記ユニット側ストッパは前記ユニットの底面に固定されることを特徴とする請求項1又は2記載の媒体処理装置。
  4. 前記仕切部は前記装置内部に設けられた中間壁であり、前記ユニットは前記中間壁の側部に配置され、
    更に前記ユニット側ストッパは前記ユニットの側面に固定されることを特徴とする請求項1又は2記載の媒体処理装置。
  5. 前記仕切部は前記装置内部の中間に設けられた中間棚であり、前記ユニットは前記中間棚の下部に配置され、
    更に、前記ユニット側ストッパは前記ユニットの上面に固定されることを特徴とする請求項1又は2記載の媒体処理装置。
  6. 前記装置側ストッパ及び前記ユニット側ストッパはコ字状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至5いずれか一記載の媒体処理装置。
  7. 装置側ストッパ5及びユニット側ストッパ7のうち少なくともユニット側ストッパ7がL字状に形成されたことを特徴とする請求項1乃至5いずれか一記載の媒体処理装置。
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