JP2017102805A - 自動取引装置 - Google Patents

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明 後藤
正美 長岡
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Abstract

【課題】装置本体へのユニット収納時における衝撃を緩和すると共に、装置の小型化を図る手段を提供する。
【解決手段】装置本体に引出し可能に設けられたユニットと、前記ユニットに設けられたストッパと、前記装置本体内に固定されたストッパ受けと、を備え、前記ストッパ受けに前記ストッパを当接させて、前記ユニットの収納時の位置決めを行う自動取引装置であって、前記ストッパの当接部および前記ストッパ受けの当接部の少なくとも一方に弾性部材を設け、前記ストッパと前記ストッパ受けを、前記弾性部材を介して固定する締結部材を設ける。
【選択図】 図6

Description

本発明は、装置本体に引出し可能に設けられたユニットの収納時の位置決めを行う位置決め機構を備えた自動取引装置に関する。
従来の自動取引装置としての現金自動預払機は、装置本体内部に設けられた仕切板上に通帳ユニットを引出し可能に配置し、仕切板上に長穴により移動可能に設けられたストッパ受けと、通帳ユニットの底部にネジで固定されたストッパとを対向配置し、仕切板にストッパ受けを仮固定し、そのストッパ受けに通帳ユニットのストッパを当接させて、ストッパ受けとストッパとをネジで締結し、仮固定したストッパ受けを移動させてユニット収納時の位置決めを行い、位置決め後にストッパ受けを仕切板に固定し、ストッパ受けとストッパを締結したネジを取外して、通帳ユニットの引出しを可能にしている(例えば、特許文献1参照。)。
このような、現金自動預払機を輸送する場合は、輸送時における振動によってユニットの装置本体への接触による破損や変形を防止するために、図10に示すように、輸送時のみに使用する「L」字状の輸送専用金具50を設け、ストッパ51をストッパ受け52に突当てた後に、ユニット54と仕切板55とを、輸送専用金具50の長穴56に挿通させたネジ57で固定している。
特開2015−28682号公報(段落0020、0022−0026、第3図、第5図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、ユニットの位置決めに金属製のストッパとストッパ受けを用いているため、保守時等に、ユニットを引出し、点検後にユニットを装置本体内に挿入したときにストッパとストッパ受けとが衝突してユニットに衝撃が加わり、ユニット内に搭載されている印字ヘッド等の各機器の位置ずれや破損が生じる場合があるという問題がある。
また、自動取引装置の輸送時に、ユニットを輸送専用金具で固定しているため、装置設置後は、次の輸送時に使用するために装置内に輸送専用金具の保管場所を設ける必要があり、装置が大型化するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、装置本体へのユニット収納時における衝撃を緩和すると共に、装置の小型化を図る手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、装置本体に引出し可能に設けられたユニットと、前記ユニットに設けられたストッパと、前記装置本体内に固定されたストッパ受けと、を備え、前記ストッパ受けに前記ストッパを当接させて、前記ユニットの収納時の位置決めを行う自動取引装置であって、前記ストッパの当接部および前記ストッパ受けの当接部の少なくとも一方に弾性部材を設け、前記ストッパと前記ストッパ受けを、前記弾性部材を介して固定する締結部材を設けたことを特徴とする。
これにより、本発明は、ユニットを装置本体内に収納するときに、ストッパをストッパ受けに突き当てたときの衝撃を緩和することができると共に、輸送専用金具を不要にして装置の小型化を図ることができるという効果が得られる。
実施例1の現金自動預払機の外観を示す説明図 実施例1のカードユニットの引出し状態を示す説明図 実施例1の図2の矢印A方向から見たストッパ受けを示す説明図 実施例1の図2の矢印A方向から見たストッパを示す説明図 実施例1のストッパ機構の輸送時の固定状態を示す説明図 実施例1のカードユニットの収納状態を示す説明図 実施例1のカードユニットの輸送時の固定状態を示す説明図 実施例2のストッパを示す説明図 実施例2のストッパ機構の輸送時の固定状態を示す説明図 従来の輸送時におけるユニットの固定状態を示す説明図
以下に、図面を参照して本発明による自動取引装置の実施例について説明する。
以下に、図1ないし図6を用いて本実施例の現金自動預払機について説明する。
本実施例の自動取引装置としての現金自動預払機1は、銀行等の金融機関の支店やコンビニエンスストア等の店舗に設置され、金融機関のセンタに設置された図示しないホストコンピュータと接続しており、顧客との間での紙幣を用いた取引処理を自動で行う機能等を有している。
また、本実施例の現金自動預払機1は、図1、図2に示すように、装置本体2の上部に設けられたヒンジにより、図2に示す矢印B方向に回動するフロントカバー3と、前面扉4を備えている。
操作表示部5は、現金自動預払機1の前面側に設けられ、LCD等の表示画面とタッチパネル等の入力手段等を備えており、表示画面に取引選択画面や各種の入力画面等を表示する機能、入力手段により顧客による選択入力を受付ける機能等を有している。
入力部6は、テンキー等の入力キーを備えており、顧客による暗証番号や金額等の入力を受付ける機能等を有している。
紙幣入出金部8は、入金取引時等にフロントカバー3に設けられた紙幣入出金口8aのシャッタを開放して顧客が投入した紙幣を受入れ、これを鑑別および計数して収納庫に収納し、出金取引時等に収納庫から出金する紙幣を繰出し、これを鑑別および計数して紙幣入出金口8aに集積し、集積した紙幣を、シャッタを開放して顧客に引渡す機能等を有している。
ユニットとしてのカードユニット10は、フロントカバー3に設けられたカード挿入口10aから挿入された顧客のキャッシュカードやクレジットカード等の取引カードの磁気ストライプやICチップ等に記録されているカード情報を読み書きする機能を有している。
また、カードユニット10は、感熱式等の印刷ヘッドを備えており、レシート用紙に取引内容等を印字してカード挿入口10aから発行する機能、取引終了時に挿入された取引カードや明細票をカード挿入口10aから排出して顧客に引渡す機能等を有している。
本実施例のカードユニット10は、図2に示すように、装置本体2に設けられた水平方向の仕切板11a上に配置され、ユニット筐体の引出し方向(図2に示す矢印C方向)に沿った両側のユニット側板10aと、装置本体2に設けられた垂直方向の仕切板11bとに取付けられたスライドレール12に支持されており、フロントカバー3を開放して前面側に引出し可能に搭載されている。
また、カードユニット10には、ロックレバー13とロックポスト14からなるロック機構が設けられており、カードユニット10の装置本体2への収納時に、仕切板11aに設けられたロックポスト14に、ユニット側板10aに設けられたロックレバー13先端の鉤部13aが係合して、カードユニット10の引出し方向への移動が制限される(図5参照)。
更に、カードユニット10には、仕切板11aに設けられたストッパ受け15と、ユニット側板10aに設けられたストッパ16からなる位置決め機構が設けられている。
本実施例のストッパ受け15は、鋼板等で、取付部15aの両側に側壁を立設させ、取付部15aの一端に当接部15bを設けた「コ」の字状の断面形状の金属製部材であって(図5参照)、図3に示すように、その取付部15aには、ネジ17を挿通させる円形の取付穴15cが形成されている。
また、ストッパ受け15の当接部15bには、締結手段としての固定ネジ18(図6参照)を螺合させるネジ穴15dが設けられている。
このようなネジ穴15dは、当接部15bに形成されたネジ穴15dの下穴をバーリング加工し、それにより形成された下穴にタップ等によりネジ切りをして形成する。
本実施例のストッパ16は、図4に示すように、鋼板等で、取付部16aの両側に側壁を立設させ、取付部16aの一端に当接部16bを設けた「コ」の字状の断面形状の金属製部材であって(図5参照)、その取付部16aには、ネジ17を挿通させる、矩形の長手方向の両端部を円弧状に形成した長穴16cが形成されている。
また、ストッパ16の当接部16bには、弾性部材としてのゴム21が接着等により取付けられている。
このゴム21は、合成ゴム等で形成された肉厚の円筒状部材であって、その先端部は、頂面21aを有する円錐台状に形成され、その軸芯には、固定ネジ18を挿通させる挿通穴21bが形成されている。
上記の、ストッパ受け15は、図5に示すように、当接部15bを、ストッパ16の当接部16bに対向させ、取付部15aに設けた取付穴15cに挿通させたネジ17により装置本体2の仕切板11bに固定される。
また、ストッパ16は、当接部16bを、ストッパ受け15の当接部15bに対向させ、取付部16aに設けた長穴16cに挿通させたネジ17によりユニット側板10aに移動可能に取付けられる。
なお、本実施例の仕切板11aには、図5に示すように、カードユニット10の引出し方向の下流側(本実施例では前面側)の、フロントカバー3の開放時に視認可能な位置に、現金自動預払機1の運用時に固定ネジ18を螺合させて保管するためのネジ穴からなる保管穴22が設けられている。
上記の構成の現金自動預払機1の取引処理の処理動作について、出金取引を例に説明する。
顧客が、出金取引を行うために、現金自動預払機1の操作表示部5に表示されている取引選択画面から出金取引を選択すると、これを操作表示部5の入力手段により受付けた現金自動預払機1は、操作表示部5に取引カードの挿入を促す画面を表示する。
顧客が、カードユニット10のカード挿入口10aへ取引カードを挿入すると、これを検知した現金自動預払機1は、挿入された取引カードに記録されているカード情報を読取り、操作表示部5に暗証番号の入力を促す画面を表示し、顧客は入力部6の入力キーによって暗証番号を入力する。
暗証番号の入力を受付けた現金自動預払機1は、操作表示部5に出金金額の入力画面を表示し、顧客は、出金する金額を入力部6の入力キーによって入力する。
この出金金額の入力を受付けた現金自動預払機1は、取引カードから読取ったカード情報と、入力された暗証番号、出金金額を図示しないホストコンピュータへ送信し、ホストコンピュータは、顧客認証や口座残高の更新を行って送信元の現金自動預払機1へ取引許可通知を送信する。
取引許可通知を受信した現金自動預払機1の現金自動預払機1は、紙幣入出金部8の収納庫から、出金金額に相当する紙幣を繰出して鑑別、計数し、鑑別後の出金紙幣を紙幣入出金口8aに集積して待機させる。
顧客に支払うべき出金紙幣を集積した現金自動預払機1は、操作表示部5に出金紙幣や取引カード等の受取を促す画面を表示して、フロントカバー3に設けられているシャッタを開放し、顧客は、シャッタが開放された紙幣入出金口8aから、そこに集積されている紙幣を取出すと共に、カードユニット10のカード挿入口10aから排出された取引カード等を受取る。
そして、現金自動預払機1は、顧客による出金紙幣や取引カード等の受取を確認して今回の出金取引の取引処理を終了させる。
このようにして、本実施例の現金自動預払機1による取引処理の処理動作が実行される。
上記した現金自動預払機1のカードユニット10の位置決め作業について、図2、図6を用いて説明する。
現金自動預払機1の製造時等に、カードユニット10の位置決めを行う作業員は、図2に示すように、フロントカバー3と前面扉4(図1参照)を開放し、スライドレール12によりカードユニット10を引出し方向に引出してカードユニット10のユニット側板10aを外部に露出させる。
そして、装置本体2の仕切板11bに、ストッパ受け15をネジ17により固定し、露出させたユニット側板10aに、ゴム21を装置本体2側に向けたストッパ16を、長穴16cに挿通させたネジ17により移動可能に仮止めする。
ストッパ16の仮止め後に、作業員は、スライドレール12によりカードユニット10を収納方向(図2に示す矢印Cの逆方法をいう。)に移動させ、ストッパ16のゴム21をストッパ受け15に突当てる。
ストッパ受け15への突当て後に、作業員は、治具を用いてカードユニット10の位置出しを行い、図6に示すように、ラチェット工具等を用いて仮止めしたストッパ16をネジ17によりユニット側板10aに固定し、ロック機構のロックポスト14とロックレバー13との位置合せを行い、カードユニット10の位置決め作業を終了させる。
このとき、輸送時にストッパ16とストッパ受けを固定するための固定ネジ18は、仕切板11aの保管穴22に締付けられた状態で装置本体2内に保管される。
以下に、本実施例の現金自動預払機1の輸送時におけるカードユニット10と装置本体2との固定作業について、図5ないし図7を用いて説明する。
本実施例の現金自動預払機1を輸送する場合、作業員は、フロントカバー3を開放して仕切板11aの保管穴22に保管されている固定ネジ18を取外し、図5に示すように、収納状態のカードユニット10に取付けられたストッパ16のネジ17を緩めて移動可能に仮止めする。
ストッパ16の仮止め後に、作業員は、ストッパ16の当接部16bに設けられたゴム21の頂面21aを、ストッパ受け15の当接部15bに押し付け、図6、図7に示すように、ストッパ16側からゴム21の挿通穴21bに固定ネジ18を挿通させて、ストッパ受け15の当接部15bに設けられたネジ穴15dに螺合させ、規定トルクで締付けてストッパ16をゴム21を介してストッパ受け15に固定する。
そして、作業員は、ストッパ16を仮止めしたネジ17を締付けてストッパ16をカードユニット10に固定し、カードユニット10を装置本体2に固定する。
このときの固定ネジ18による締結は、ゴム21の弾性範囲内であって、輸送時の収納方向の振動等によって塑性変形が生じない程度の規定トルクで締付けられる。
カードユニット10の装置本体2への固定後に、作業員は、ロック機構のロックポスト14とロックレバー13の鉤部13aの間には、ゴム21の変形に伴う隙間が生じているため(図7参照)、作業員は、輸送時におけるロックポスト14とロックレバー13との衝突を防止するために、これらをインシュロックタイ等の固縛帯で固定する。
そして、現金自動預払機1の輸送後に、現金自動預払機1を設置する場合、作業員は、ニッパ等により固縛帯を切断してロック機構のロックポスト14とロックレバー13との固定を解除し、位置決め機構のストッパ16とストッパ受け15を固定している固定ネジ18を取り外し、取外した固定ネジ18を仕切板11aの保管穴22に締付けて固定ネジ18を次の輸送のために保管する。
固定ネジ18の保管後に、作業員は、一旦カードユニット10を引出した後に収納方向に移動させ、その後にストッパ16のゴム21をストッパ受け15の当接部15bに突き当てて、カードユニット10と装置本体2との位置決めを行う。
このとき、本実施例のゴム21は、ゴム21の弾性範囲内であって、輸送時の収納方向の振動等によって塑性変形が生じない程度の規定トルクで締付けられており、固定ネジ18による固定の解除後は、元の状態に復帰するので、現金自動預払機1の輸送後の設置時におけるカードユニット10の上記した位置決め作業を省略することができる。
以上説明したように、本実施例では、カードユニット10の収納時の位置決めを、ストッパ受け15の当接部15bとストッパの当接部16bとをゴム21を介して当接させて行うので、現金自動預払機1に保守時等に、作業員がカードユニット10を引出し、点検後にカードユニット10を装置本体2内に収納するときに、カードユニット10を収納方向に押込んでストッパ16をストッパ受け15に突き当てたときの衝撃を緩和することができ、カードユニット10内の各機器の位置ずれや破損を防止することができる。
また、本実施例のゴム21の先端部は円錐台状に形成されているので、比較的強い力でカードユニット10を収納方向に押込んだとしても、ストッパ16とストッパ受け15との突き当時における衝撃を緩和することが可能になる。
更に、本実施例の現金自動預払機1は、輸送時に、ストッパ16とストッパ受け15とをゴム21を介して固定ネジ18で固定し、設置時に取外した固定ネジ18を仕切板11aの保管穴22に締付けて保管するので、装置本体2内に、輸送専用金具50の保管場所を設ける必要がなくなり、装置の小型化を図ることができると共に、輸送専用金具50の製作に要する費用を不要にして部品コストを削減することができる他、現金自動預払機1の輸送時におけるカードユニット10の固定作業や、輸送後の現金自動預払機1の設置作業の効率化を図ることができる。
以下に、図8および図9を用いて本実施例の現金自動預払機について説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例のストッパ16には、図8に示すように、その当接部16bに、先端部が頂面24aを有する円錐台状に形成された弾性部材としてのゴム24が取付けられ、ゴム24の軸芯側には、規制部材としてのカラー25が設けられている。
カラー25は、鋼板等の金属で形成された薄肉の円筒状部材であって、その軸芯には、固定ネジ18を挿通させる挿通穴25aが形成され、ストッパ16の当接部16b側には、鍔部25bが形成されている。
また、ゴム24には、カラー25の円筒部の外径に嵌合する嵌合穴24bが形成され、その頂面24aと、カラー25の鍔部25bの反対側の端面25cとの間の距離Dは、固定ネジ18による締付けにより、端面25cがストッパ受け15の当接部15bに当接したときに(図9参照)、ゴム24の弾性範囲内であって、塑性変形が生じない距離に設定されている。
これにより、本実施例のカラー25は、ゴム24の変形量を規制する規制部材として機能する。
なお、本実施例のストッパ受け15は、上記実施例1と同様である(図9参照)。
このような現金自動預払機1のカードユニット10の位置決め作業は、上記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
なお、本実施例のゴム24は、現金自動預払機1の運用時には、頂面24aが、カラー25の端面25cから突出しているので、上記実施例1と同様に、カードユニット10を収納方向に押込んでストッパ16をストッパ受け15に突き当てたときの衝撃を緩和することができ、カードユニット10内の各機器の位置ずれや破損を防止することができる。
以下に、本実施例の現金自動預払機1の輸送時におけるカードユニット10と装置本体2との固定作業について、図9を用いて説明する。
本実施例の現金自動預払機1を輸送する場合、作業員は、フロントカバー3を開放して仕切板11aの保管穴22に保管されている固定ネジ18を取外し、収納状態のカードユニット10に取付けられたストッパ16のネジ17を緩めて移動可能に仮止めする。
ストッパ16の仮止め後に、作業員は、ストッパ16の当接部16bに設けられたゴム24の頂面24aを、ストッパ受け15の当接部15bに押し付け、図9に示すように、ストッパ16側からゴム24のカラー25の挿通穴25aに固定ネジ18を挿通させて、ストッパ受け15の当接部15bに設けられたネジ穴15dに螺合させ、規定トルクで締付けてストッパ16をゴム24を介してストッパ受け15に固定する。
そして、作業員は、ストッパ16を仮止めしたネジ17を締付けてストッパ16をカードユニット10に固定し、カードユニット10を装置本体2に固定する。
このとき、上記実施例1のゴム21の場合は、作業員の過誤により規定トルクを超えるトルクで固定ネジ18を締付けたときは、ゴム21に塑性変形が生じて固定ネジ18が緩んでしまったり、固定ネジ18の取外し後に、装置本体2とカードユニット10の位置がズレてしまう場合があるが、本実施例のゴム24の頂面24aと、カラー25の端面25cとの間の距離Dは、固定ネジ18による締付けにより、端面25cがストッパ受け15の当接部15bに当接したときに、ゴム24の弾性範囲内であって、塑性変形が生じない距離に設定されているので、規定トルクを超えるトルクで固定ネジ18を締付けたとしても、ゴム24に塑性変形が生ずることはない。
その後の作業員によるロック機構の固定、および現金自動預払機1の輸送後の設置におけるカードユニット10の位置決めは、上記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、ゴム24にカラー25を設け、そのカラー25によりゴム24の変形を規制するので、規定トルクを超えるトルクで固定ネジ18を締付けたとしても、現金自動預払機1の輸送時におけるゴム24の塑性変形を防止することができ、輸送時における固定ネジ18の緩みや、固定ネジ18の取外し後の装置本体2とカードユニット10との位置ズレを防止することができる。
なお、上記各実施例においては、ロック機構のロックポスト14を装置本体2側に、ロックレバー13をカードユニット10に設けるとして説明したが、ロックポスト14をカードユニット10に、ロックレバー13を装置本体2側に設けるようにしてもよい。
また、上記各実施例においては、ゴム21等の弾性部材をストッパ16に設けるとして説明したが、弾性部材をストッパ受け15に設けるようにしてもよく、ストッパ16およびストッパ受け15の両方に設けるようにしてもよい。
更に、上記各実施例においては、ユニットは、現金自動預払機1のカードユニット10であるとして説明したが、通帳ユニットや紙幣入出金ユニット、硬貨入出金ユニット等の装置本体2から引出可能に構成されたユニットに、本発明のストッパ16およびストッパ受け15を適用すれば、上記と同様の効果を得ることができる。
更に、上記各実施例においては、自動取引装置は、現金自動預払機であるとして説明したが、自動取引装置は、現金処理機や無人契約機等であってもよい。
1 現金自動預払機
2 装置本体
3 フロントカバー
4 前面扉
5 操作表示部
6 入力部
8 紙幣入出金部
8a 紙幣入出金口
10 カードユニット
10a カード挿入口
11a、11b、55 仕切板
12 スライドレール
13 ロックレバー
14 ロックポスト
15、52 ストッパ受け
15a、16a 取付部
15b、16b 当接部
15c 取付穴
15d ネジ穴
16、51 ストッパ
16c、56 長穴
17、57 ネジ
18固定ネジ
21、24 ゴム
21a、24a 頂面
21b、25a 挿通穴
22 保管穴
24b 嵌合穴
25 カラー
25b 鍔部
25c 端面
50 輸送専用金具
54 ユニット

Claims (3)

  1. 装置本体に引出し可能に設けられたユニットと、前記ユニットに設けられたストッパと、前記装置本体内に固定されたストッパ受けと、を備え、前記ストッパ受けに前記ストッパを当接させて、前記ユニットの収納時の位置決めを行う自動取引装置であって、
    前記ストッパの当接部および前記ストッパ受けの当接部の少なくとも一方に弾性部材を設け、
    前記ストッパと前記ストッパ受けを、前記弾性部材を介して固定する締結部材を設けたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置において、
    輸送時に、前記ストッパと前記ストッパ受けを、前記締結部材で固定することを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動取引装置において、
    前記弾性部材に、前記締結部材を挿通させる挿通穴を形成した、前記弾性部材の変形量を規制する規制部材を設けたことを特徴とする自動取引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019103077A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 Kddi株式会社 管理装置、管理方法、管理プログラム及び通信システム

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