JP6511983B2 - 移動取引車両 - Google Patents
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本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、現金を取扱う自動取引装置の防犯性を高める手段を提供することを目的とする。
本実施例の自動取引装置は、図1に示すように、銀行等の金融機関が運営する移動取引車両1等に搭載される。
移動取引車両1は、ワゴン車等の比較的小型の車両であって、車両後部には、自動取引装置を搭載する取引装置搭載部2が設けられている。
更に、仕切板3には、保守作業等を行うときにオペレータや保守員等(以下、オペレータ等という。)が所持する鍵により解錠する図示しない錠が設けられている。
バッテリ6は、制御端末10および通帳処理部20に電源ケーブル6aを介して電力を供給すると共に、電源ケーブル6bを介して現金処理部30に電力を供給する。
接客部7は、移動取引車両1の後面扉4を開放して、顧客またはオペレータ(以下、区別を必要としない場合は、操作者という。)が制御端末10や通帳処理部20等の各機器を用いて取引操作を行う空間であって、操作者は、車両の後端部の外側から各機器を操作するようになっている。
本実施例の自動取引装置は、図2に示すように、制御端末10と、通帳処理部20と、仕切板3により分離された現金処理部30と、を無線により接続して構成される。
制御端末10は、本実施例の自動取引装置の各機器を制御して取引処理等を実行する機能を有しており、主制御部11、無線通信部12、記憶部13、表示操作部14等により構成される。
無線通信部12は、通帳処理部20および現金処理部30と、アンテナ12a(図1参照)を介して無線により相互通信可能に接続する機能等を有している。
記憶部13は、主制御部11が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび主制御部11による処理結果等が格納される。
通帳処理部20は、カバー8の開口部8aを介して通帳挿入口20aから操作者が挿入した通帳に、取引内容等を記帳して排出する機能等を有しており、通帳制御部21、無線通信部22、通帳搬送部23、記帳部24等により構成される。
無線通信部22は、制御端末10と、アンテナ22aを介して無線により相互通信可能に接続する機能等を有している。
記帳部24は、通帳制御部21から送出された記帳データを通帳に印字する印字部と、通帳のページ替えが必要となった場合にページ捲りを行うページ捲り部等を備えている。
無線通信部32は、制御端末10と、入出金口30aの近傍で、仕切板3の開口部3aを介した通信が可能な範囲に設けられたアンテナ32aを介して無線により相互通信可能に接続する機能等を有している。
収納部34は、鑑別部による鑑別結果に応じて、搬送された現金を金種別に収納する複数の収納庫等を備えている。
また、仕切板3上には、後面扉4側に通帳挿入口20aを向けた自動取引装置の通帳処理部20が、通帳処理部20の運転席側にバッテリ6が、通帳処理部20を覆うカバー8の後面扉4側に、接客部7に表示画面を向けた自動取引装置の制御端末10が搭載されている。
以下に、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による取引処理等の処理動作について説明する。
入金取引を行う際は、オペレータは顧客から通帳と、入金金額が記入された入金伝票を受取り、入金伝票の記載事項を確認して、入金伝票を図示しない保管庫に保管し、顧客が入金取引操作を行う場合は顧客に通帳を返却し、オペレータが入金取引操作を行う場合は通帳と入金する現金を預かる。
操作者が制御端末10の表示操作部14の表示画面に表示されている取引選択画面からタッチパネル等の入力手段により入金取引を選択すると、この選択入力を受付けた制御端末10の主制御部11は、無線通信部12により通帳処理部20に通帳受入指示を無線で送信する。
入金取込指示を、アンテナ32aを介して無線通信部32で受信した現金処理部30の現金制御部31は、入出金口30aのシャッタ30bを開放し、操作者が仕切板3の開口部3aを介して入金する現金を入出金口30aに投入すると、現金制御部31は、投入された現金を入出金部33の搬送路33aにより図示しない鑑別部へ搬送して金種別に計数し、計数した現金の計数結果を制御端末10へ無線通信により送信する。
入金収納指示を受信した現金制御部31は、取込んだ現金を搬送路33aにより収納部34に搬送して収納する。
入金収納指示の送信と並行して主制御部11は、無線通信により通帳処理部20に取引日付や入金金額、残高等の記帳データを含む記帳指示を送信する。
このようにして、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による入金取引が行われる。
出金取引を行う際は、オペレータは顧客から通帳と、出金金額が記入された出金伝票を受取り、通帳の残高が出金金額以上であることや出金伝票の記載事項を確認して、出金伝票を図示しない保管庫に保管し、顧客が出金取引操作を行う場合は顧客に通帳を返却し、オペレータが出金取引操作を行う場合は通帳を預かる。
通帳受入指示を受信した通帳処理部20の通帳制御部21は、通帳挿入口20aを開放し、操作者がカバー8の開口部8aを介して挿入した通帳を記帳部24に搬送して待機させる。
出金処理指示を受信した現金処理部30の現金制御部31は、収納部34から出金金額に相当する現金を繰出し、入出金部33の搬送路33aにより鑑別部へ搬送して繰出した現金を計数した後に、搬送路33aにより入出金口30aに搬送して集積し、集積した現金の計数結果を制御端末10へ無線通信により送信する。
出金指示を受信した現金制御部31は、入出金口30aのシャッタ30bを開放し、操作者は仕切板3の開口部3aから入出金口30aに集積された現金を受取る。
記帳データを含む記帳指示を受信した現金制御部31は、記帳部24によって待機している通帳に受信した記帳データを印字し、印字を終えた通帳を、通帳搬送路23aによって、開放された通帳挿入口20aに搬送し、操作者はカバー8の開口部8aから記帳済みの通帳を引抜いて受取る。
このようにして、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による出金取引が行われる。
金融機関の駐車施設内等で、現金処理部30に現金を補充する場合、オペレータ等は、制御端末10の表示操作部14の表示画面に業務選択画面を表示し、その業務選択画面から補充を選択する。
この選択入力を受付けた制御端末10の主制御部11は、無線通信により現金処理部30に補充処理指示を送信する。
このようにして、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による補充処理が行われる。
金融機関の駐車施設内等で、現金処理部30から現金を回収する場合、オペレータ等は、制御端末10の表示操作部14の表示画面に業務選択画面を表示し、その業務選択画面から回収を選択する。
この選択入力を受付けた制御端末10の主制御部11は、無線通信により現金処理部30に回収処理指示を送信する。
このようにして、本実施例の移動取引車両1に搭載された自動取引装置による回収処理が行われる。
金融機関の駐車施設内等で、オペレータ等が、現金処理部30で発生したジャム等による不具合の復旧作業を行う場合、オペレータ等は、制御端末10、通帳処理部20および現金処理部30の電源を遮断する。
そして、除去作業等が終了すると、オペレータ等は、現金処理部30を閉鎖し、仕切板3を固定手段により車体1aに固定して錠を施錠し、その後に制御端末10、通帳処理部20、バッテリ6等を仕切板3上に搭載して復旧作業を終える。
また、本実施例では、仕切板3の上に、自動取引装置の制御端末10や通帳処理部20等の機器を搭載するので、悪意の第3者が現金処理部30を強奪しようとする場合の妨げになり、現金処理部30の強奪を容易に行えないものとすることができる。
更に、本実施例の自動取引装置は、各機器を無線により接続するので、仕切板3に通信ケーブル等を挿通させる通し穴を設ける必要がなくなり、現金処理部30の強奪に対する防犯性を高めることができる。
なお、本実施例では、バッテリ6は仕切板3上に搭載するとして説明したが、バッテリ6は仕切板3の下側の空間に現金処理部30と共に搭載してもよい。この場合には、下側に搭載したバッテリ6から通し穴3bを介して電源ケーブル6aを通帳処理部20や制御端末10に接続するようにするとよい。
更に、本実施例では、制御端末10は、カバー8に取付けるとして説明したが、カバー8を省略して、通帳処理部20または仕切板3に直接取付けるようにしてもよい。
更に、本実施例では、制御端末10と通帳処理部20を無線により接続するとして説明したが、制御端末10と通帳処理部20とを有線で接続するようにしてもよい。
この場合は、制御端末10の無線通信部12を、ホストコンピュータとの無線による交信が可能なように構成し、取引カードおよび/もしくは通帳を用いた取引において、ホストコンピュータとの交信後に取引を成立させるようにするとよい。
更に、上記実施例においては、自動取引装置を移動取引車両1に搭載した場合を例に説明したが、設置建屋としての無人ブース40等に本実施例の自動取引装置を設置するようにしても、上記と同様の効果を得ることができる。
このようにすれば、無人ブース等に設置した自動取引装置の現金処理部30を強奪しようとする悪意の第3者が、多大な時間と労力を要するため、無人ブース40等に設置した自動取引装置の現金処理部30の防犯性を高めることができる。
2 取引装置搭載空間
3 仕切板
3a、8a、41a 開口部
3b 通し穴
4 後面扉
6 バッテリ
7 接客部
8 カバー
10 制御端末
11 主制御部
12、22、32 無線通信部
13 記憶部
14 表示操作部
20 通帳処理部
21 通帳制御部
23 通帳搬送部
24 記帳部
30 現金処理部
31 現金制御部
33 入出金部
34 収納部
40 無人ブース
40a 天井
40b 床
40c 側壁
41 隔壁
Claims (5)
- 現金処理部を備えた自動取引装置を搭載した移動取引車両であって、
前記現金処理部を接客部から分離する仕切部を設け、
前記仕切部を鋼材で形成して車体に固定し、
前記仕切部により形成された前記接客部から接触できない空間に、前記現金処理部を配置し、
前記仕切部の前記現金処理部の入出金口に対向する部位に、開口部を設けたことを特徴とする移動取引車両。 - 請求項1に記載の移動取引車両において、
通帳処理部と、表示機能と入力機能を有する表示操作部と、を設け、
前記仕切部により前記通帳処理部と前記表示操作部を前記現金処理部から分離したことを特徴とする移動取引車両。 - 請求項1に記載の移動取引車両において、
表示機能と入力機能を有する表示操作部を備えた制御端末を設け、
前記仕切部を、車両の床面に沿って設置し、
前記仕切部上に、前記制御端末を配置したことを特徴とする移動取引車両。 - 請求項3に記載の移動取引車両において、
前記制御端末と、前記現金処理部とを無線により接続したことを特徴とする移動取引車両。 - 請求項4に記載の移動取引車両において、
前記現金処理部の、前記仕切部の開口部を介した通信が可能な範囲にアンテナを設けたことを特徴とする移動取引車両。
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2015
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