JP2016146142A - 紙葉類処理機および紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理機および紙葉類処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の収納袋が筐体の内部に装着されたときに、回収されるべき収納袋以外の収納袋が装着部から取り外されて回収されてしまうことを防止することができ、このため運用面での汎用性を持たせながら防盗性を高めることができる紙葉類処理機および紙葉類処理方法を提供する。【解決手段】紙葉類処理機(例えば、紙幣処理機10)は、収納袋(例えば、紙幣収納袋34)がそれぞれ装着される複数の装着部32と、各装着部32に装着された収納袋へのアクセスを装着部32毎に規制する規制手段と、ある装着部32から収納袋を取り外して回収する際に、他の装着部32に装着されている収納袋へのアクセスを規制するよう規制手段を制御する制御部とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、パウチ袋等の収納袋が装着される装着部を複数備えた紙葉類処理機およびこのような紙葉類処理機による紙葉類処理方法に関する。
紙幣等の紙葉類の入金処理を行う紙葉類処理機において、機体内に取り込まれた紙葉類をパウチ袋等の収納袋に収納させるようなタイプのものが従来から用いられている。このような紙葉類処理機として、例えば特許文献1等に開示されるものが従来から知られている。特許文献1によれば、このような紙葉類処理機は、例えばスーパーマーケット等の店舗におけるバックヤード領域に設置される現金出納装置の一部(具体的には、紙幣出納装置)として用いられるようになっており、当該現金出納装置は、フロント領域に設けられた現金精算装置へ装填するための釣銭準備金としての貨幣を出金したり、現金精算装置から回収した売上金としての貨幣を入金したりするようになっている。
特許文献1に開示される紙葉類処理機では、1つの紙葉類処理機に対して1つの収納袋を装着することができるようになっている。これに対し、1つの紙葉類処理機に対して複数の収納袋を装着することができるようにした場合には、一方の収納袋に対して、例えば店舗のフロント領域に設けられた現金精算装置へ装填するための釣銭準備金として用いられる紙幣を収納させて紙幣のリサイクルを行うようにし、また、他方の収納袋に対して、例えば警送会社の警備員等により現金出納装置から管理センター等に回収されるような回収紙幣を収納させるような運用を行うことができるようになり、運用面での汎用性を持たせることができるようになる。
特開2012−174130号公報
しかしながら、1つの紙葉類処理機に対して複数の収納袋を装着することができるようにした場合に、各収納袋に割り当てられるアクセス権限が異なるにもかかわらず、例えば紙葉類処理機の前面扉を開くことによって当該紙葉類処理機の内部にアクセスしたときに全ての収納袋が取り出し可能となっていたときには、収納袋の盗難等の様々なトラブルが生じるおそれがある。例えば、一方の収納袋に対して店舗側のアクセス権限が割り当てられているとともに他方の収納袋に対して警送会社側のアクセス権限が割り当てられていたときに、店舗側の店員は警送会社側のアクセス権限が割り当てられた収納袋も筐体の外部に取り出すことができるようになってしまい、防盗性に問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、収納袋が装着される装着部を複数備えるとともに、ある装着部から収納袋を取り外して回収する際に、他の装着部に装着されている収納袋へのアクセスを規制するよう規制手段を制御することにより、回収されるべき収納袋以外の収納袋が装着部から取り外されて回収されてしまうことを防止することができ、このため運用面での汎用性を持たせながら防盗性を高めることができる紙葉類処理機および紙葉類処理方法を提供することを目的とする。
本発明の紙葉類処理機は、収納袋がそれぞれ装着される複数の装着部と、各前記装着部に装着された前記収納袋へのアクセスを前記装着部毎に規制する規制手段と、ある前記装着部から前記収納袋を取り外して回収する際に、他の前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスを規制するよう前記規制手段を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
このような紙葉類処理機によれば、複数の収納袋が筐体の内部に装着された場合に、ある装着部から収納袋を取り外して回収する際に、他の装着部に装着されている収納袋へのアクセスが規制されるため、回収されるべき収納袋以外の収納袋が装着部から取り外されて回収されてしまうことを防止することができ、このため運用面での汎用性を持たせながら防盗性を高めることができる。
本発明の紙葉類処理機においては、前記規制手段は、各前記装着部の収容空間を前記装着部毎に区画する区画部、前記区画部により区画された各前記収容空間に対応して設けられた複数の扉、および各前記扉の開閉を規制する扉開閉規制部を有しており、前記制御部は、ある前記装着部から前記収納袋を取り外して回収する際に、当該装着部が収容された前記収容空間に対応する前記扉のみを開くことができるよう前記扉開閉規制部を制御するようになっていてもよい。
この場合、前記扉開閉規制部は、電磁ロックにより各前記扉の開閉を規制するようになっていてもよい。
あるいは、前記扉開閉規制部は、各前記扉に設けられた錠機構であり、特定の鍵を前記錠機構に差し込むことにより前記扉を開くことができるようになっていてもよい。
本発明の紙葉類処理機においては、各前記装着部には、当該装着部に装着されている前記収納袋の開口を一時的に閉じる閉止部および前記装着部に装着されている前記収納袋の開口を封止する封止部がそれぞれ設けられており、前記制御部は、ある前記装着部から前記収納袋を取り外して回収する際に、回収されるべき前記収納袋の前記開口を前記封止部により封止するとともに、それ以外の前記収納袋の前記開口を前記閉止部により一時的に閉じるよう前記閉止部および前記封止部の制御を行うようになっていてもよい。
この場合、前記制御部において、前記収納袋が前記装着部から取り外されて回収される度に、前記装着部に装着されている前記収納袋の前記開口を前記閉止部により一時的に閉じるか、当該収納袋の前記開口を前記封止部により封止するか、あるいは当該収納袋の前記開口を開いたままの状態とするかを設定することができるようになっていてもよい。
本発明の紙葉類処理機は、操作者のアクセス権限を認証するためのアクセス権限認証手段を更に備え、各前記装着部にはそれぞれ所定のアクセス権限が割り当てられており、前記制御部は、前記アクセス権限認証手段により認証されたアクセス権限に対応する前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスのみを許可し、他の前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスを規制するよう前記規制手段を制御するようになっていてもよい。
この場合、本発明の紙葉類処理機は、筐体と、前記筐体から引き出し可能となっている引き出しユニットと、を更に備え、前記筐体からの前記引き出しユニットの引き出し方向に沿って並ぶよう各前記装着部が前記引き出しユニットに設けられており、前記規制手段は、前記アクセス権限認証手段により認証されたアクセス権限に基づいて、前記筐体からの前記引き出しユニットの引き出し量を調整するようになっていてもよい。
本発明の紙葉類処理方法は、複数の装着部にそれぞれ収納袋が装着されるような紙葉類処理機における紙葉類処理方法であって、各前記装着部に装着された前記収納袋へのアクセスを規制手段により前記装着部毎に規制する工程と、ある前記装着部から前記収納袋を取り外して回収する際に、他の前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスを規制するよう前記規制手段を制御する工程と、を備えたことを特徴とする。
このような紙葉類処理方法によれば、複数の収納袋が筐体の内部に装着された場合に、ある装着部から収納袋を取り外して回収する際に、他の装着部に装着されている収納袋へのアクセスが規制されるため、回収されるべき収納袋以外の収納袋が装着部から取り外されて回収されてしまうことを防止することができ、このため運用面での汎用性を持たせながら防盗性を高めることができる。
本発明の紙葉類処理方法は、アクセス権限認証手段により操作者のアクセス権限を認証する工程を更に備え、各前記装着部にはそれぞれ所定のアクセス権限が割り当てられており、前記規制手段を制御する工程において、前記アクセス権限認証手段により認証されたアクセス権限に対応する前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスのみを許可し、他の前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスを規制するよう前記規制手段を制御するようになっていてもよい。
本発明の紙葉類処理機および紙葉類処理方法によれば、複数の収納袋が筐体の内部に装着されたときに、回収されるべき収納袋以外の収納袋が装着部から取り外されて回収されてしまうことを防止することができ、このため運用面での汎用性を持たせながら防盗性を高めることができる。
本発明の実施の形態による紙幣処理機の構成の一例を示す概略構成図である。 図1に示す紙幣処理機の下部ユニットのA−A矢視による内部構成図である。 図2に示す状態から下部ユニットが筐体の前面から前方に引き出されたときの状態を示す内部構成図である。 図1等に示す紙幣処理機の制御系の構成を示す機能ブロック図である。 図2に示す状態から下部ユニットが筐体の前面から所定の引き出し量だけ前方に引き出されたときの状態を示す内部構成図である。 本発明の実施の形態による紙幣処理機の構成の他の例を示す概略構成図である。 図6に示す紙幣処理機の下部ユニットのB−B矢視による内部構成図である。 図7に示す状態から下部ユニットが筐体の前面から前方に引き出されたときの状態を示す内部構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図5は、本実施の形態に係る紙幣処理機および紙幣処理方法を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態による紙幣処理機の構成の一例を示す概略構成図である。また、図2は、図1に示す紙幣処理機の下部ユニットのA−A矢視による内部構成図であり、図3は、図2に示す状態から下部ユニットが筐体の前面から前方に引き出されたときの状態を示す内部構成図である。また、図4は、図1等に示す紙幣処理機の制御系の構成を示す機能ブロック図である。また、図5は、図2に示す状態から下部ユニットが筐体の前面から所定の引き出し量だけ前方に引き出されたときの状態を示す内部構成図である。
本実施の形態による紙幣処理機10は、概してスーパーマーケット等の店舗のフロント領域やバックヤード領域に配置されるものであり、当該紙幣処理機10は、紙幣の入金処理等の様々な処理を行うことができるようになっている。図1に示すように、本実施の形態による紙幣処理機10は略直方体形状の筐体12を有している。なお、図1における筐体12の左側の面が当該筐体12の前面(すなわち、操作者が対向する面)となっている。また、筐体12の内部には、上部ユニット14および下部ユニット16がそれぞれ当該筐体12の前面から前方(具体的には、図1における左方向)に引き出し可能となるよう収容されている。なお、下部ユニット16は筐体12の前面から前方に引き出される代わりに、筐体12の後面から後方(具体的には、図1における右方向)に引き出し可能となっていてもよい。上部ユニット14において、筐体12の前面上部(図1における左側の面の上部)には、筐体12の外部から内部に紙幣を投入するための受入ホッパ等の投入部20が設けられている。また、上部ユニット14において、筐体12の前面(図1における左側の面)における投入部20の下方には、筐体12の内部から外部に紙幣を投出するための投出部22が設けられている。
投入部20には、操作者により当該投入部20に積層状態で載置された紙幣を1枚ずつ筐体12の内部に繰り出すための紙幣繰出機構20aが設けられている。また、上部ユニット14において、紙幣処理機10の筐体12の内部には、当該筐体12内で紙幣を1枚ずつ搬送する搬送部24が設けられており、紙幣繰出機構20aにより投入部20から繰り出された紙幣は当該搬送部24により1枚ずつ搬送されるようになっている。また、搬送部24には識別部26が設けられており、紙幣繰出機構20aにより搬送部24に繰り出された紙幣は識別部26によりその金種、真偽、表裏、正損、新旧、搬送状態等が識別されるようになっている。また、識別部26は例えばイメージセンサを有しており、当該イメージセンサにより撮像される紙幣の画像に基づいて当該紙幣の記番号が取得されるようになっている。そして、識別部26により取得された紙幣の記番号に係る情報は後述する記憶部54に記憶されるようになっている。このようにして、後述するパウチ袋等の紙幣収納袋34や収納繰出部30等に収納された紙幣に対応する記番号が記憶部54に記憶される。
図1に示すように、搬送部24には投出部22が接続されており、搬送部24から投出部22に送られた紙幣は当該投出部22に集積されるようになっている。また、投出部22は筐体12の外部からアクセス可能となっており、操作者は投出部22に集積された紙幣を筐体12の前面から取り出すことができるようになっている。また、搬送部24における投出部22との接続箇所には羽根車22aが設けられており、当該羽根車22aは図1における反時計回りの方向に回転するようになっている。そして、搬送部24から投出部22に紙幣が送られる際に、羽根車22aにおける2つの羽根の間に紙幣が挟まれた状態で当該羽根車22aが図1における反時計回りの方向に回転することにより、羽根車22aの2つの羽根の間に挟まれた紙幣は投出部22に整列された状態で集積されるようになる。
また、上部ユニット14において、搬送部24にはテープ式の収納繰出部30が設けられており、搬送部24から収納繰出部30に送られた紙幣が当該収納繰出部30に収納されるとともにこの収納繰出部30に収納されている紙幣を1枚ずつ搬送部24に繰り出すことができるようになっている。より詳細には、収納繰出部30は正逆両方向に回転可能なドラム30aが設けられており、当該ドラム30aの外周面には一対の帯状のテープ31の一端が接続されている。そして、搬送部24から収納繰出部30に紙幣が送られると、これらの帯状のテープ31により当該紙幣は1枚ずつテープ31ごとドラム30aに巻き取られるようになっている。一方、ドラム30aを逆方向に回転させることにより各テープ31をドラム30aから巻き戻すとドラム30aに巻き取られている紙幣も各テープ31から放出されて搬送部24に繰り出されるようになる。
図1および図2に示すように、本実施の形態では、下部ユニット16は区画壁等の区画部16mにより複数(本実施の形態では2つ)の領域16p、16qに区画されており、各領域16p、16qには、パウチ袋等の紙幣収納袋34を装着可能な装着部32が設けられている。すなわち、本実施の形態では、下部ユニット16において2つの装着部32が筐体12からの当該下部ユニット16の引き出し方向(すなわち、図1や図2における左方向)に沿って並ぶよう設けられている。
各装着部32にはそれぞれ一対の保持部材36が互いに対向するよう離間して設けられており、紙幣収納袋34の開口近傍における互いに対向する2つの箇所が各保持部材36によりそれぞれ保持されるようになっている。ここで、ある保持部材36はその位置が固定されているのに対し、別の保持部材36は位置固定の保持部材36に向かって移動することができるようになっている。また、各保持部材36にはそれぞれ加熱部材38が設けられている。そして、装着部32に装着された紙幣収納袋34に紙幣が収納された後、一方の保持部材36が他方の保持部材36に向かって移動してこれらの保持部材36が互いに接合した状態で、加熱部材38によって紙幣収納袋34の開口近傍の箇所に熱が与えられることにより当該紙幣収納袋34の開口はヒートシール(熱封止)されるようになっている。なお、図2では、図1における左側の装着部32に装着されている紙幣収納袋34の開口がヒートシールされる際に当該装着部32の一方の保持部材36が他方の保持部材36に向かって移動してこれらの保持部材36が互いに接合する態様が左側の保持部材36に付された矢印によって模式的に示されている。また、各装着部32において、一対の保持部材36のうちある1つの保持部材36が他の保持部材36に向かって移動する代わりに、両方の保持部材36がそれぞれ他の保持部材36に向かって移動してこれらの保持部材36が互いに接合するようになっていてもよい。
また、図1では図示していないが、各装着部32において一対の保持部材36の上方には、搬送部24から送られた紙幣を一時的に保持するための一時保留部と、一時保留部に一時的に保留される紙幣を紙幣収納袋34の内部に押し込む押し込み板とがそれぞれ設けられている。具体的には、搬送部24から各装着部32に送られた紙幣は一時保留部に積層状態で集積されるようになっており、一時保留部に積層状態で集積された紙幣を紙幣収納袋34に収納させる際には押し込み板が下方に移動することによってこの一時保留部に集積されている紙幣が下方に押されて紙幣収納袋34の内部に送られるようになっている。また、紙幣収納袋34に所定枚数の紙幣が収納されると、押し込み板が下方に移動して紙幣収納袋34の内部に進入し、この押し込み板によって紙幣収納袋34に収納されている紙幣が下方に押し込まれて圧縮されるようになっている。
また、操作者は、下部ユニット16を筐体12の前面から前方(すなわち、図1における左方向)に引き出すことによって、紙幣が収納された紙幣収納袋34を装着部32から取り外したり空の紙幣収納袋34を装着部32に装着させたりすることができるようになっている。図2の矢印に示すように、筐体12から下部ユニット16を引き出すにあたり、操作者はまず筐体12の前面に設けられた扉12aを開く。そして、扉12aが開かれた状態で、操作者は図3の矢印に示すように下部ユニット16を筐体12の前面から前方に引き出す。ここで、本実施の形態では、下部ユニット16において、区画部16mにより区画された領域16p、16qに対応して2つの扉17が設けられている。そして、操作者は、取り出したい紙幣収納袋34が装着された装着部32に対応する領域16p、16qの扉17を開くことにより、当該領域16p、16qにアクセスして装着部32から紙幣収納袋34を取り出すことができるようになる。
本実施の形態では、各扉17は電磁ロックにより開閉が規制されるようになっている。より詳細には、通常状態では各扉17は電磁ロックによってロックされており、操作者は筐体12から下部ユニット16を引き出しても各扉17を開くことができないようになっている。これに対し、後述するアクセス権限認証手段44によって操作者のアクセス権限が認証され、制御部50においてある紙幣収納袋34の取り出しが認められた場合に、電磁ロックによる当該紙幣収納袋34が収容された領域16p、16qの扉17のロックが解除され、操作者はこの扉17を開くことにより領域16p、16qにアクセスして装着部32から紙幣収納袋34を取り外し、下部ユニット16から当該紙幣収納袋34を取り出すことができるようになる。このような技術的事項の詳細については後述する。
また、上部ユニット14において、搬送部24からは各装着部32に対応して複数(図1に示す例では2つ)の分岐搬送部25が分岐しており、搬送部24から分岐搬送部25に分岐させられた紙幣が当該分岐搬送部25から各装着部32に装着された紙幣収納袋34に送られて当該紙幣収納袋34に収納されるようになっている。
また、本実施の形態の紙幣処理機10には、当該紙幣処理機10の各構成部材の制御を行う制御部50が設けられている。より詳細には、図4に示すように、制御部50には、投入部20に設けられた紙幣繰出機構20a、投出部22に設けられた羽根車22aを駆動するための羽根車駆動部22b、搬送部24、分岐搬送部25、識別部26、収納繰出部30、装着部32(具体的には、保持部材36や加熱部材38)等がそれぞれ通信可能に接続されている。そして、識別部26による紙幣の識別結果に係る信号が制御部50に送られるとともに、制御部50は紙幣処理機10の各構成部材に指令信号を送ることによりこれらの構成部材の動作を制御するようになっている。
また、図4に示すように、制御部50には操作表示部52、記憶部54、印字部56および通信インターフェース部58がそれぞれ通信可能に接続されている。図1に示すように、操作表示部52は例えば筐体12の上面に設けられたタッチパネル等からなり、紙幣処理機10における紙幣の入金処理等の処理状況や、各紙幣収納袋34に収納されている紙幣の在高等に関する情報が操作表示部52に表示されるようになっている。また、操作者は操作表示部52を操作することにより制御部50に対して様々な指令を与えることができるようになっている。また、操作者は操作表示部52を操作することにより後述する所定の分類条件を設定することができるようになっていてもよい。
記憶部54には、紙幣処理機10における紙幣の入金処理等の処理履歴や、各紙幣収納袋34に収納されている紙幣の在高等に関する情報が記憶されるようになっている。また、上述したように、記憶部54には、パウチ袋等の紙幣収納袋34や収納繰出部30等に収納された紙幣に対応する記番号が記憶されるようになっている。また、印字部56は、紙幣処理機10における紙幣の入金処理等の処理履歴や、各紙幣収納袋34に収納されている紙幣の在高等に関する情報をレシート等に印字するようになっている。また、制御部50は通信インターフェース部58を介して本実施の形態による紙幣処理機10とは別に設けられた外部装置(具体的には、例えば上位端末)に対して信号の送受信を行うことができるようになっている。例えば、警送会社の警備員等により紙幣収納袋34が回収される際に、制御部50はこの紙幣収納袋34に関する情報を通信インターフェース部58により警送会社に送信するようになっている。
また、本実施の形態による紙幣処理機10では、制御部50に規制手段40およびアクセス権限認証手段44がそれぞれ通信可能に接続されている。規制手段40は、ある装着部32から紙幣収納袋34を取り外して回収する際に、他の装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスを規制するようになっている。より詳細には、規制手段40は、下部ユニット16における各装着部32の収容空間(具体的には、各領域16p、16q)を装着部32毎に区画する区画部16m、区画部16mにより区画された各領域16p、16qに対応して設けられた複数の扉17、および各扉17の開閉を規制する扉開閉規制部42から構成されている。ここで、扉開閉規制部42は、上述したように電磁ロックにより各扉17の開閉を規制するようになっている。
また、アクセス権限認証手段44は、操作者のアクセス権限を認証するようになっている。具体的には、アクセス権限認証手段44は、操作者が携帯するIDカード等の読み取りを行うカードリーダや、操作者の身体的特徴(具体的には、例えば操作者の指紋や血管の形等)に係る情報を取得する生体認証部や、操作者が自己の操作者IDを入力するためのキーボードやタッチパネル等からなり、カードリーダによりIDカード等が読み取られたりキーボードやタッチパネル等により操作者IDが入力されたりすることによりアクセス権限認証手段44において操作者のアクセス権限が認証されるようになっている。また、本実施の形態では、各装着部32にそれぞれ所定のアクセス権限が割り当てられている。そして、制御部50は、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限に対応する装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスのみを許可し、他の装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスを規制するよう規制手段40(具体的には、電磁ロック等の扉開閉規制部42)を制御するようになっている。このような技術的事項の詳細については後述する。
次に、このような構成からなる紙幣処理機10の動作について説明する。なお、以下に示すような紙幣処理機10の動作は、制御部50が紙幣処理機10の各構成部材を制御することにより行われるようになっている。
まず、紙幣処理機10において紙幣の入金処理を行う際の動作について説明する。操作者が投入部20に紙幣を投入した後、操作表示部52により入金処理開始の指令を制御部50に与えると、投入部20に投入された紙幣は紙幣繰出機構20aにより1枚ずつ筐体12内に繰り出され、搬送部24により1枚ずつ搬送されるようになる。そして、搬送部24により搬送される紙幣は識別部26によりその金種、真偽、表裏、正損、新旧、搬送状態等が識別される。また、識別部26のイメージセンサにより紙幣が撮像され、この紙幣の画像に基づいて当該紙幣の記番号が取得される。識別部26により取得された紙幣の記番号に係る情報は記憶部54に記憶される。識別部26により正常な紙幣ではないと識別された紙幣、すなわちリジェクト紙幣は搬送部24により投出部22に送られ、当該投出部22に集積される。このことにより、操作者は投出部22に集積されたリジェクト紙幣を筐体12の前面から手動で取り出し、投入部20に再投入等することができるようになる。
一方、識別部26により正常な紙幣であると識別された紙幣は搬送部24から分岐搬送部25に分岐させられ、当該分岐搬送部25から紙幣収納袋34に送られ、この紙幣収納袋34に収納されるようになる。ここで、本実施の形態による紙幣処理機10では、制御部50は、上部ユニット14の搬送部24から下部ユニット16に送られる紙幣を、予め設定された所定の分類条件に基づいて各紙幣収納袋34に振り分けるよう搬送部24の制御を行うようになっている。
また、識別部26により識別された紙幣が送られるべき紙幣収納袋34がフル状態またはニアフル状態となっており、紙幣収納袋34に紙幣を収納させることができない場合には、識別部26により識別された紙幣は収納繰出部30に送られ、当該収納繰出部30に収納されるようになっている。そして、フル状態またはニアフル状態となっている紙幣収納袋34が警送会社の警備員等や店舗の店員等によって下部ユニット16の装着部32から取り外され、空の紙幣収納袋34が装着部32に装着されると、収納繰出部30から紙幣が1枚ずつ搬送部24に繰り出されて当該搬送部24により紙幣収納袋34に送られるようになる。
なお、上部ユニット14の搬送部24から下部ユニット16に送られる紙幣を各紙幣収納袋34に振り分ける際の所定の分類条件としては様々な条件が挙げられるが、このような所定の分類条件の一例として、紙幣処理機10が設置される店舗で例えば翌日の釣銭準備金として用いられるべき紙幣と、警送会社の警備員等により回収されるべき紙幣とに分類分けするような条件が用いられてもよい。この場合には、識別部26により紙幣が識別されたときに、紙幣処理機10が設置される店舗で例えば翌日の釣銭準備金として用いられるべき紙幣であると制御部50において判断された紙幣は搬送部24により図1における左側の紙幣収納袋34に送られ、一方、識別部26により紙幣が識別されたときに、警送会社の警備員等により回収されるべき紙幣であると制御部50において判断された紙幣は搬送部24により図1における右側の紙幣収納袋34に送られるようになる。
また、所定の分類条件は、補充用の紙幣と、警送会社の警備員等により回収されるべき紙幣とに分類分けするような条件であってもよい。ここで、補充用の紙幣とは、本実施の形態による紙幣処理機10が設置された店舗内でリサイクルされるべき紙幣のことをいい、具体的には、当該店舗内に設置された現金自動預け払い機(ATM)、銀行窓口用紙幣入出金機(TCR)、レジ釣銭機、後方入出金機等の装置に補充されるべき紙幣のことをいう。また、所定の分類条件において補充用の紙幣としては概して正券が指定されるようになる。本実施の形態では、識別部26により紙幣が識別されたときに、補充用の紙幣であると制御部50において判断された紙幣は搬送部24により図1における左側の紙幣収納袋34に送られ、一方、識別部26により紙幣が識別されたときに、警送会社の警備員等により回収されるべき紙幣であると制御部50において判断された紙幣は搬送部24により図1における右側の紙幣収納袋34に送られるようになっていてもよい。また、本実施の形態では、所定の分類条件として、補充用の紙幣(正券)について特定の金種のみを指定して補充用の紙幣の設定を行うようになっていてもよい。
また、本実施の形態では、釣銭準備金用や補充用として店舗の店員等により用いられる紙幣が図1における左側の紙幣収納袋34に収納され、警送会社の警備員等により回収されるべき紙幣が右側の紙幣収納袋34に送られる場合には、制御部50において、図1における左側の装着部32に店舗側のアクセス権限が割り当てられ、一方、図1における右側の装着部32に警送会社側のアクセス権限が割り当てられるようになり、操作者は、対応するアクセス権限の装着部32が設けられている領域16p、16qのみにアクセスして当該装着部32から紙幣収納袋34を取り外すことができるようになる。
具体的には、操作者が筐体12の前面から下部ユニット16を手前側に引き出して当該下部ユニット16から紙幣収納袋34を取り出す際に、当該操作者が店舗の店員等である場合には、当該操作者は下部ユニット16の2つの領域16p、16qのうち左側の領域16pのみにアクセスして当該領域16pから図1における左側の紙幣収納袋34のみを取り出すことができるようになる。一方、筐体12の前面から下部ユニット16を手前側に引き出した操作者が警送会社の警備員等である場合には、当該操作者は下部ユニット16の2つの領域16p、16qのうち右側の領域16qのみにアクセスして当該領域16qから図1における右側の紙幣収納袋34のみを取り出すことができるようになる。ここで、本実施の形態による紙幣処理機10では、下部ユニット16から紙幣収納袋34を取り出す際に、まず、操作者は、自己が携帯するIDカード等をカードリーダにより読み取らせたり、自己の操作者IDをキーボードやタッチパネル等により入力したりする。このことにより、操作者のアクセス権限がアクセス権限認証手段44により認証される。そして、制御部50は、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限に対応する装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスのみを許可し、他の装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスを規制するよう規制手段40を制御する。具体的には、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限が店舗の店員等に関連するものである場合には、扉開閉規制部42は、電磁ロックによる領域16pに対応する扉17のみのロックを解除し、当該扉17を開くことができるようにする(図3の矢印参照)。このことにより、店舗の店員等は、筐体12の前面に設けられた扉12aを開いて下部ユニット16を引き出した後、扉17を開いて領域16pにアクセスすることにより図1における左側の装着部32から紙幣収納袋34を取り外して当該紙幣収納袋34を下部ユニット16から取り出すことができるようになる。一方、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限が警送会社の警備員等に関連するものである場合には、扉開閉規制部42は、電磁ロックによる領域16qに対応する扉17のみのロックを解除し、当該扉17を開くことができるようにする。このことにより、警送会社の警備員等は、筐体12の前面に設けられた扉12aを開いて下部ユニット16を引き出した後、扉17を開いて領域16qにアクセスすることにより図1における右側の装着部32から紙幣収納袋34を取り外して当該紙幣収納袋34を下部ユニット16から取り出すことができるようになる。
なお、本実施の形態による紙幣処理機10において、制御部50は、図1における左側の領域16pおよび右側の領域16qのそれぞれに店舗側のアクセス権限を割り当てることもできる。この場合は、店舗の店員等は、筐体12の前面に設けられた扉12aを開いて下部ユニット16を引き出した後、領域16p、16qの各々に対応する扉17を開いて各領域16p、16qから紙幣収納袋34を取り出し、当該紙幣収納袋34に収納されている紙幣を例えば翌日の釣銭準備金として用いることができるようになる。なお、この場合には、警送会社の警備員等は、各領域16p、16qの扉17を開くことができず、よって下部ユニット16から紙幣収納袋34を取り出すことができなくなる。また、制御部50は、図1における左側の領域16pおよび右側の領域16qのそれぞれに警送会社側のアクセス権限を割り当てることもできる。この場合は、警送会社の警備員等は、筐体12の前面に設けられた扉12aを開いて下部ユニット16を引き出した後、領域16p、16qの各々に対応する扉17を開いて各領域16p、16qから紙幣収納袋34を取り出して回収することができるようになる。なお、この場合には、店舗の店員等は、各領域16p、16qの扉17を開くことができず、よって下部ユニット16から紙幣収納袋34を取り出すことができなくなる。このように、本実施の形態では、制御部50は、各領域16p、16qにそれぞれ様々なアクセス権限を割り当てることができるため、運用面での十分な汎用性を得ることができる。
また、本実施の形態による紙幣処理機10では、規制手段40は、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限に基づいて、筐体12からの下部ユニット16の引き出し量を調整するようになっていてもよい。具体的には、図1における左側の装着部32に店舗側のアクセス権限が割り当てられており、図1における右側の装着部32に警送会社側のアクセス権限が割り当てられている場合には、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限が店舗の店員等に関連するものであるときに、操作者は下部ユニット16を図5に示すような位置までしか引き出すことができなくなる。すなわち、規制手段40は、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限が店舗の店員等に関連するものであるときに、左側の領域16pが筐体12の外部に引き出されるが右側の領域16qが筐体12の外部に引き出されないような引き出し量となるよう下部ユニット16の引き出し量を調整する。このことにより、店舗の店員等は、左側の領域16pにアクセスすることができるが、右側の領域16qにアクセスすることができなくなり、よって右側の領域16qから紙幣収納袋34を取り出すことができなくなる。一方、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限が警送会社の警備員等に関連するものであるときに、操作者は下部ユニット16を図3に示すような位置まで引き出すことができるようになるが、左側の領域16pに対応する扉17は電磁ロックによりロックされて開くことができなくなる。すなわち、規制手段40は、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限が警送会社の警備員等に関連するものであるときに、左側の領域16pおよび右側の領域16qがそれぞれ筐体12の外部に引き出されるような引き出し量となるよう下部ユニット16の引き出し量を調整する。このことにより、警送会社の警備員等は、右側の領域16qにアクセスことができるようになり、よって右側の領域16qから紙幣収納袋34を取り出すことができるようになる。なお、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限に基づいて、筐体12からの下部ユニット16の引き出し量を調整するようになっている場合には、図5に示すように、右側の領域16qへのアクセスを規制する扉17の設置を省略することができる。
以上のような構成からなる本実施の形態の紙幣処理機10によれば、紙幣収納袋34がそれぞれ装着される複数の装着部32が設けられており、規制手段40は、各装着部32に装着された紙幣収納袋34へのアクセスを装着部32毎に規制するようになっている。また、制御部50は、ある装着部32から紙幣収納袋34を取り外して回収する際に、他の装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスを規制するよう規制手段40を制御するようになっている。このことにより、複数の紙幣収納袋34が筐体12の内部に装着された場合に、ある装着部32から紙幣収納袋34を取り外して回収する際に、他の装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスが規制されるため、回収されるべき紙幣収納袋34以外の紙幣収納袋34が装着部32から取り外されて回収されてしまうことを防止することができ、このため運用面での汎用性を持たせながら防盗性を高めることができる。
また、本実施の形態の紙幣処理機10においては、上述したように、規制手段40は、各装着部32の収容空間(具体的には、上記の領域16p、16q)を装着部32毎に区画する区画部16m、区画部16mにより区画された各16p、16qに対応して設けられた複数の扉17、および各扉17の開閉を規制する扉開閉規制部42を有しており、制御部50は、ある装着部32から紙幣収納袋34を取り外して回収する際に、当該装着部32が収容された収容空間に対応する扉17のみを開くことができるよう扉開閉規制部42を制御するようになっている。また、扉開閉規制部42は、電磁ロックにより各々の扉17の開閉を規制するようになっている。
また、本実施の形態の紙幣処理機10においては、上述したように、操作者のアクセス権限を認証するためのアクセス権限認証手段44が設けられており、各装着部32にはそれぞれ所定のアクセス権限が割り当てられている。そして、制御部50は、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限に対応する装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスのみを許可し、他の装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスを規制するよう規制手段40を制御するようになっている。この場合は、操作者は、自己のアクセス権限に対応する装着部32のみから紙幣収納袋34を取り外すことができるようになり、自己のアクセス権限とは関係のない装着部32から紙幣収納袋34を取り外すことができなくなるため、防盗性をより一層高めることができるようになる。
また、本実施の形態の紙幣処理機10においては、上述したように、筐体12からの下部ユニット16の引き出し方向(すなわち、図1における左方向)に沿って並ぶよう各装着部32が下部ユニット16に設けられており、規制手段40は、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限に基づいて、筐体12からの下部ユニット16の引き出し量を調整するようになっていてもよい。この場合には、図1における左側の領域16pに設けられた装着部32に割り当てられているアクセス権限を有する操作者が下部ユニット16から紙幣収納袋34を取り外して回収しようとしたときに、規制手段40が下部ユニット16の引き出し量を調整することによって図5に示すように下部ユニット16は途中までしか引き出すことができないようになり、当該操作者は右側の領域16qにアクセスすることができなくなるため当該領域16qから紙幣収納袋34を取り出して回収することができなくなる。
なお、本実施の形態による紙幣処理機10や紙幣処理方法は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
例えば、扉開閉規制部42は、電磁ロックにより各扉17の開閉を規制するものに限定されることはない。変形例における紙幣処理機10において、扉開閉規制部42は、各扉17に設けられた錠機構であり、操作者は自己が携帯する特定の鍵を錠機構に差し込むことにより扉17を開くことができるようになっていてもよい。より詳細には、操作者のアクセス権限を認証するためのアクセス権限認証手段44が設けられており、各装着部32にそれぞれ所定のアクセス権限が割り当てられている場合には、各領域16p、16qに対応する扉17は、当該領域16p、16qに設けられた装着部32に割り当てられているアクセス権限に対応する特定の鍵のみによって開くことができるようになる。具体的に説明すると、図1における左側の装着部32に店舗側のアクセス権限が割り当てられており、図1における右側の装着部32に警送会社側のアクセス権限が割り当てられている場合には、左側の領域16pの扉17は店舗の店員等が携帯する鍵のみによって開くことができるようになり、一方、右側の領域16qの扉17は警送会社の警備員等が携帯する鍵のみによって開くことができるようになる。この場合でも、複数の紙幣収納袋34が筐体12の内部に装着された場合に、ある装着部32から紙幣収納袋34を取り外して回収する際に、他の装着部32に装着されている紙幣収納袋34へのアクセスが規制されるため、回収されるべき紙幣収納袋34以外の紙幣収納袋34が装着部32から取り外されて回収されてしまうことを防止することができ、このため運用面での汎用性を持たせながら防盗性を高めることができる。
また、別の変形例に係る紙幣処理機として、図6乃至図8に示すような構成の紙幣処理機10aが用いられてもよい。ここで、図6は、別の変形例に係る紙幣処理機10aの構成を示す概略構成図であり、図7は、図6に示す紙幣処理機10aの下部ユニット16のB−B矢視による内部構成図である。また、図8は、図7に示す状態から下部ユニット16が筐体12の前面から前方に引き出されたときの状態を示す内部構成図である。
図6乃至図8に示す紙幣処理機10aでは、図1乃至図5に示す紙幣処理機10と比較して、下部ユニット16は区画部16mにより複数の領域に区画されておらず、複数の装着部32やこれらの装着部32に装着される複数の紙幣収納袋34は同じ収容空間に収容されるようになっている。また、図6乃至図8に示す紙幣処理機10aでは、制御部50は、ある装着部32から紙幣収納袋34を取り外して回収する際に、回収されるべき紙幣収納袋34の開口を加熱部材38によりヒートシール(熱封止)するとともに、それ以外の紙幣収納袋34の開口を保持部材36により一時的に閉じるようになっている。具体的に説明すると、図6における左側の装着部32に店舗側のアクセス権限が割り当てられており、図6における右側の装着部32に警送会社側のアクセス権限が割り当てられている場合において、操作者が下部ユニット16から紙幣収納袋34を取り出して回収しようとしたときに、まず、当該操作者は、自己が携帯するIDカード等をカードリーダにより読み取らせたり、自己の操作者IDをキーボードやタッチパネル等により入力したりする。このことにより、操作者のアクセス権限がアクセス権限認証手段44により認証される。ここで、アクセス権限認証手段44により認証されたアクセス権限が例えば店舗側のものであった場合には、左側の装着部32において一方の保持部材36が他方の保持部材36に向かって移動してこれらの保持部材36が互いに接合した状態で、加熱部材38によって紙幣収納袋34の開口近傍の箇所に熱が与えられることにより当該紙幣収納袋34の開口はヒートシール(熱封止)されるようになる。一方、右側の装着部32では、一方の保持部材36が他方の保持部材36に向かって移動してこれらの保持部材36が互いに接合した状態となるが、この装着部32に装着される紙幣収納袋34の開口は加熱部材38によりヒートシールされない。なお、図7では、図6における左側の装着部32に装着されている紙幣収納袋34の開口がヒートシールされる際に左側の装着部32および右側の装着部32の各々における一方の保持部材36が他方の保持部材36に向かって移動してこれらの保持部材36が互いに接合する態様が各装着部32の左側の保持部材36に付された矢印によって模式的に示されている。
その後、図7に示すように操作者が筐体12の前面に設けられた扉12aを開き、図8に示すように下部ユニット16を筐体12の前面から前方に引き出すと、操作者は左側の装着部32から紙幣収納袋34を取り外して下部ユニット16から回収することができるようになる。一方、右側の装着部32に装着されている紙幣収納袋34は、一対の保持部材36によりその開口が閉じられているため、当該操作者は紙幣収納袋34から紙幣を取り出すことができなくなり、よって防盗性を高めることができるようになる。
また、図6乃至図8に示す紙幣処理機10aでは、制御部50において、下部ユニット16から紙幣収納袋34が取り出されて回収される度に、装着部32に装着されている紙幣収納袋34の開口を一対の保持部材36により一時的に閉じるか、当該紙幣収納袋34の開口を加熱部材38によりヒートシールするか、あるいは当該紙幣収納袋34の開口を開いたままの状態とするかを設定することができるようになっていてもよい。例えば、図6における2つの装着部32にそれぞれ店舗側のアクセス権限が割り当てられている場合でも、店舗の店員が下部ユニット16から紙幣収納袋34を取り出して回収する場合には各装着部32に装着されている紙幣収納袋34の開口が一対の保持部材36により一時的に閉じられ、一方、店舗の責任者が下部ユニット16から紙幣収納袋34を取り出して回収する場合には各装着部32に装着されている紙幣収納袋34の開口が開いたままの状態となるようになっていてもよい。この場合には、責任の度合いが比較的低い店舗の店員が紙幣収納袋34から紙幣を取り出すことを確実に防止することができるようになるため、防盗性をより一層高めることができる。また、店舗の責任者が下部ユニット16から紙幣収納袋34を取り出して回収する場合には各装着部32に装着されている紙幣収納袋34の開口が加熱部材38によりヒートシールされるようになっていてもよい。この場合には、開口がヒートシールされた紙幣収納袋34を店舗の責任者が紙幣処理機10aの筐体12外に取り出すことができるようになる。また、紙幣収納袋34の回収を目的として下部ユニット16を筐体12の前面から前方に引き出す場合には各装着部32に装着されている紙幣収納袋34の開口が加熱部材38によりヒートシールされ、一方、下部ユニット16においてエラーが発生したことにより当該下部ユニット16を筐体12の前面から前方に引き出す場合には各装着部32に装着される紙幣収納袋34の開口が開いたままの状態で維持されるようになっていてもよい。
また、本発明による紙葉類処理機は、上述した、紙幣の入金処理等の様々な処理を行う紙幣処理機10、10aに限定されることはない。本発明による紙葉類処理機として、紙幣以外の小切手、商品券等の紙葉類の入金処理等の様々な処理を行うことができるものが用いられてもよい。
10、10a 紙幣処理機
12 筐体
12a 扉
14 上部ユニット
16 下部ユニット
16m 区画部
16p、16q 領域
17 扉
20 投入部
20a 紙幣繰出機構
22 投出部
22a 羽根車
22b 羽根車駆動部
24 搬送部
25 分岐搬送部
26 識別部
30 収納繰出部
30a ドラム
31 テープ
32 装着部
34 紙幣収納袋
36 保持部材
38 加熱部材
40 規制手段
42 扉開閉規制部
44 アクセス権限認証手段
50 制御部
52 操作表示部
54 記憶部
56 印字部
58 通信インターフェース部

Claims (10)

  1. 収納袋がそれぞれ装着される複数の装着部と、
    各前記装着部に装着された前記収納袋へのアクセスを前記装着部毎に規制する規制手段と、
    ある前記装着部から前記収納袋を取り外して回収する際に、他の前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスを規制するよう前記規制手段を制御する制御部と、
    を備えた、紙葉類処理機。
  2. 前記規制手段は、各前記装着部の収容空間を前記装着部毎に区画する区画部、前記区画部により区画された各前記収容空間に対応して設けられた複数の扉、および各前記扉の開閉を規制する扉開閉規制部を有しており、
    前記制御部は、ある前記装着部から前記収納袋を取り外して回収する際に、当該装着部が収容された前記収容空間に対応する前記扉のみを開くことができるよう前記扉開閉規制部を制御するようになっている、請求項1記載の紙葉類処理機。
  3. 前記扉開閉規制部は、電磁ロックにより各前記扉の開閉を規制するようになっている、請求項2記載の紙葉類処理機。
  4. 前記扉開閉規制部は、各前記扉に設けられた錠機構であり、特定の鍵を前記錠機構に差し込むことにより前記扉を開くことができるようになっている、請求項2記載の紙葉類処理機。
  5. 各前記装着部には、当該装着部に装着されている前記収納袋の開口を一時的に閉じる閉止部および前記装着部に装着されている前記収納袋の開口を封止する封止部がそれぞれ設けられており、
    前記制御部は、ある前記装着部から前記収納袋を取り外して回収する際に、回収されるべき前記収納袋の前記開口を前記封止部により封止するとともに、それ以外の前記収納袋の前記開口を前記閉止部により一時的に閉じるよう前記閉止部および前記封止部の制御を行う、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紙葉類収納機。
  6. 前記制御部において、前記収納袋が前記装着部から取り外されて回収される度に、前記装着部に装着されている前記収納袋の前記開口を前記閉止部により一時的に閉じるか、当該収納袋の前記開口を前記封止部により封止するか、あるいは当該収納袋の前記開口を開いたままの状態とするかを設定することができるようになっている、請求項5記載の紙葉類収納機。
  7. 操作者のアクセス権限を認証するためのアクセス権限認証手段を更に備え、
    各前記装着部にはそれぞれ所定のアクセス権限が割り当てられており、
    前記制御部は、前記アクセス権限認証手段により認証されたアクセス権限に対応する前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスのみを許可し、他の前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスを規制するよう前記規制手段を制御するようになっている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の紙葉類処理機。
  8. 筐体と、
    前記筐体から引き出し可能となっている引き出しユニットと、
    を更に備え、
    前記筐体からの前記引き出しユニットの引き出し方向に沿って並ぶよう各前記装着部が前記引き出しユニットに設けられており、
    前記規制手段は、前記アクセス権限認証手段により認証されたアクセス権限に基づいて、前記筐体からの前記引き出しユニットの引き出し量を調整するようになっている、請求項7記載の紙葉類処理機。
  9. 複数の装着部にそれぞれ収納袋が装着されるような紙葉類処理機における紙葉類処理方法であって、
    各前記装着部に装着された前記収納袋へのアクセスを規制手段により前記装着部毎に規制する工程と、
    ある前記装着部から前記収納袋を取り外して回収する際に、他の前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスを規制するよう前記規制手段を制御する工程と、
    を備えた、紙葉類処理方法。
  10. アクセス権限認証手段により操作者のアクセス権限を認証する工程を更に備え、
    各前記装着部にはそれぞれ所定のアクセス権限が割り当てられており、
    前記規制手段を制御する工程において、前記アクセス権限認証手段により認証されたアクセス権限に対応する前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスのみを許可し、他の前記装着部に装着されている前記収納袋へのアクセスを規制するよう前記規制手段を制御する、請求項9記載の紙葉類処理方法。
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