JP2010020382A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙幣収納カセット自体の盗難を防止することができ、このためセキュリティ性を向上させることができる紙幣処理装置を提供する。
【解決手段】紙幣処理装置10は、筐体12と、筐体12から引き出し可能に設けられた紙幣処理ユニット11と、紙幣処理ユニット11の内部に着脱自在に装填された紙幣収納カセット30とを備えている。紙幣処理装置10には、第1の施錠機構40と、第2の施錠機構44、46とが設けられている。第1の施錠機構40の開錠が行われたときに紙幣処理ユニット11が筐体12から引き出すことができる状態になるとともに繰入機構34に対する紙幣処理ユニット11側からの駆動が切断される。第1の施錠機構40が開錠された状態で第2の施錠機構44、46の開錠が行われたときにおいてのみ紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離することができるようになる。
【選択図】図3B

Description

本発明は、筐体と、この筐体から引き出し可能に設けられ、外部から紙幣が取り込まれる紙幣処理ユニットと、紙幣処理ユニットの内部に着脱自在に装填され、この紙幣処理ユニットから送られた紙幣の収納を行う紙幣収納カセットとを備えた紙幣処理装置に関する。
従来より、筐体と、この筐体から引き出し可能に設けられ、外部から紙幣が取り込まれる紙幣処理ユニットとを備えた紙幣入金機、紙幣入出金機等の紙幣処理装置が知られている。このような紙幣処理装置において、紙幣処理ユニットの内部に紙幣収納カセットを着脱自在に装填し、紙幣処理ユニットから紙幣収納カセットに紙幣を送りこの紙幣収納カセットに紙幣を収納させるようになっている。例えば、特許文献1、2等には、紙幣処理ユニットに対し着脱自在な紙幣収納カセットを有する紙幣処理装置が開示されている。
従来の紙幣処理装置においては、紙幣処理ユニットから紙幣収納カセットの抜き取りを行うカセット引出鍵と、筐体から紙幣処理ユニットの引き出しを行うユニット引出鍵とが兼用になっていた。つまり、紙幣処理ユニットには施錠機構が設けられており、引出鍵により施錠機構の開錠が行われたときに、紙幣処理ユニットが筐体から引き出すことができる状態になるとともに、紙幣収納カセットの施錠機構も開錠され紙幣収納カセットが引き抜き可能状態になり、紙幣処理ユニットから僅かに突出するようになっていた。また、引出鍵とは異なるカセット開錠鍵により紙幣収納カセットの蓋体を開き、この紙幣収納カセット内に収納された紙幣を取り出すことができるようになっている。
ここで、引出鍵は通常は現場にいるオペレータが持っておく必要がある。何故ならば、紙幣処理ユニット内で紙幣のジャム等のトラブルが生じた際には、オペレータは引出鍵により紙幣処理ユニットを筐体から引き出して紙幣処理ユニットの内部を確認し、ジャム紙幣の取り除きを行う必要があるからである。また、その開錠により紙幣収納カセットが引き抜き可能状態になり、紙幣処理ユニットから僅かに突出するようになっている理由としては、紙幣収納カセットには、紙幣処理ユニット側からの駆動を受けて紙幣を当該紙幣収納カセットの内部に送り込むように構成された紙幣繰入機構が設けられており、トラブルが生じた際に、オペレータが紙幣処理ユニットを引き出した状態で搬送ベルト等を手動で回した場合に、紙幣収納カセットの入口付近に存在する紙幣が間違って紙幣収納カセット内に入ってしまうといった違算を防止するためである。
ここで、オペレータは通常は引出鍵のみを持っており、現金回収担当者は引出鍵とカセット開錠鍵の両方を持っている場合が多い。これは、オペレータに対しては紙幣収納カセット内に収納された紙幣を取り扱わせないようにすることによって営業時間中におけるオペレータによる紙幣収納カセット内の紙幣の盗難を防止するとともに、現金回収担当者に対しては営業時間外において紙幣収納カセット内に収納された紙幣の回収をスムーズに行わせるようにするためである。
特開2004−302503号公報 特許第3604602号
しかしながら、上述のような従来の紙幣処理装置では、引出鍵さえあれば、カセット開錠鍵がなくとも紙幣処理ユニットから紙幣収納カセットを分離させることができるので、オペレータに悪意があれば、カセット開錠鍵がなくともこのオペレータにより紙幣収納カセットが持ち去られる恐れがあった。また、オペレータが作業効率を向上させるために、紙幣処理ユニットに設けられた施錠機構に引出鍵を差したままの状態にしている場合には、泥棒等の盗難者により紙幣処理ユニットから紙幣収納カセットが分離させられ、カセット開錠鍵がなくとも紙幣収納カセットが持ち去られる恐れがあった。このような持ち去られた紙幣収納カセットは、紙幣処理装置が設置された現場から離れた場所で壊すことにより、紙幣収納カセットをカセット開錠鍵により開けなくとも盗難者等はこの紙幣収納カセットから紙幣を取り出すことができる。このように、従来の紙幣処理装置では、引出鍵さえあれば紙幣収納カセットを紙幣処理装置の設置現場から持ち出すことができるため、セキュリティ性に問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、紙幣処理ユニットを筐体から引き出すための鍵(第1の鍵)と、紙幣収納カセットを紙幣処理ユニットから引き出すための鍵(第2の鍵)とを別々のものとし、紙幣収納カセットを紙幣処理装置の設置現場から持ち出すためには、紙幣処理ユニットを筐体から引き出すための第1の鍵に加えて第2の鍵が必要となるので、紙幣収納カセット自体の盗難を防止することができ、このためセキュリティ性を向上させることができる紙幣処理装置を提供することを目的とする。
本発明の紙幣処理装置は、筐体と、前記筐体から引き出し可能に設けられ、外部から紙幣が取り込まれる紙幣処理ユニットと、前記紙幣処理ユニットの内部に着脱自在に装填され、当該紙幣処理ユニットから送られた紙幣の収納を行う紙幣収納カセットであって、前記紙幣処理ユニット側からの駆動を受けて紙幣を当該紙幣収納カセットの内部に送り込むように構成された繰入機構を有する紙幣収納カセットと、前記紙幣処理ユニットに設けられ、第1の鍵により開錠および閉錠が行われる第1の施錠機構と、前記第1の鍵とは異なる第2の鍵により開錠および閉錠が行われる第2の施錠機構と、を備え、前記第1の鍵により前記第1の施錠機構の開錠が行われたときに前記紙幣処理ユニットが前記筐体から引き出すことができる状態になるとともに前記繰入機構に対する前記紙幣処理ユニット側からの駆動が切断され、前記第1の施錠機構が開錠された状態で前記第2の鍵により前記第2の施錠機構の開錠が行われたときにおいてのみ前記紙幣収納カセットを前記紙幣処理ユニットから分離することができるようになっていることを特徴とする。
このような紙幣処理装置によれば、第1の鍵により第1の施錠機構の開錠が行われたときに紙幣処理ユニットが筐体から引き出すことができる状態になるとともに繰入機構に対する紙幣処理ユニット側からの駆動が切断され、第1の施錠機構が開錠された状態で第1の鍵とは異なる第2の鍵により第2の施錠機構の開錠が行われたときにおいてのみ紙幣収納カセットを前記紙幣処理ユニットから分離することができるようになっている。このため、紙幣処理ユニット内で紙幣のジャム等のトラブルが生じた際には、現場のオペレータは第1の鍵により紙幣処理ユニットを筐体から手前側に引き出すことにより紙幣処理ユニットの内部の確認を行うことができるようになる。また、繰入機構に対する紙幣処理ユニット側からの駆動が切断されることにより紙幣収納カセットに紙幣が収納されることを抑止することができるようになる。一方、紙幣収納カセットを紙幣処理装置の設置現場から持ち出すためには、前述の第1の鍵に加えて第2の鍵が必要となる。ここで、第2の鍵を持っているのは、営業時間外に紙幣収納カセット内に収納された紙幣の回収を行う現金回収担当者等である場合が多いため、通常は紙幣処理装置の設置現場には第1の鍵しかなく、紙幣収納カセットを紙幣処理ユニットから分離させることができない。このように、第1の鍵のみでは紙幣収納カセットを紙幣処理装置の設置現場から持ち去ることができないので、紙幣収納カセット自体の盗難を防止することができ、このためセキュリティ性を向上させることができる。
本発明の紙幣処理装置においては、前記第1の鍵により前記第1の施錠機構の開錠が行われたときに前記紙幣収納カセットが前記紙幣処理ユニットから所定量だけ例えば手前側に突出し、このことにより前記繰入機構に対する前記紙幣処理ユニット側からの駆動が切断されるようになっていることが好ましい。
本発明の紙幣処理装置においては、前記第2の施錠機構は前記紙幣収納カセットに設けられていることが好ましい。
この場合、前記紙幣収納カセットは、前記第2の施錠機構において前記第2の鍵が第1の方向に回されたときに前記紙幣処理ユニットから分離することができ、前記第2の鍵が前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に回されたときにこの紙幣収納カセットが開いて当該紙幣収納カセットから紙幣を取り出すことができるよう構成されていることがより好ましい。このことにより、現金回収担当者等は、第2の施錠機構において第2の鍵の回転方向を選択するだけで、紙幣処理ユニットからの紙幣収納カセットの分離動作および紙幣収納カセットの開放動作の両方の動作を行うことができるようになる。
あるいは、前記紙幣収納カセットに設けられ、前記第1の鍵および前記第2の鍵とは異なる第3の鍵により開錠および閉錠が行われる第3の施錠機構を更に備え、前記紙幣収納カセットは、前記第3の鍵により前記第3の施錠機構の開錠が行われたときにこの紙幣収納カセットが開いて当該紙幣収納カセットから紙幣を取り出すことができるよう構成されていてもよい。このことにより、紙幣収納カセットに収納された紙幣をこの紙幣収納カセットから取り出すためには第1の鍵、第2の鍵および第3の鍵の3本の鍵が必要となるため、紙幣処理装置のセキュリティ性をより向上させることができる。
本発明の紙幣処理装置においては、前記第2の施錠機構は前記紙幣処理ユニットに設けられていてもよい。
この場合、前記紙幣収納カセットに設けられ、前記第1の鍵および前記第2の鍵とは異なる第3の鍵により開錠および閉錠が行われる第3の施錠機構を更に備え、前記紙幣収納カセットは、前記第3の鍵により前記第3の施錠機構の開錠が行われたときにこの紙幣収納カセットが開いて当該紙幣収納カセットから紙幣を取り出すことができるよう構成されていることが好ましい。このことにより、紙幣収納カセットに収納された紙幣をこの紙幣収納カセットから取り出すためには第1の鍵、第2の鍵および第3の鍵の3本の鍵が必要となるため、紙幣処理装置のセキュリティ性をより向上させることができる。
本発明の紙幣処理装置によれば、紙幣収納カセット自体の盗難を防止することができ、このためセキュリティ性を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の一の実施の形態について説明する。図1〜図7は、本実施の形態に係る紙幣処理装置を示す図である。このうち、図1は、本実施の形態における紙幣処理装置を硬貨処理装置と組み合わせたときの外観を示す斜視図であり、図2は、図1に示す紙幣処理装置の紙幣処理ユニットの水平断面図であり、図3Aは、図1に示す紙幣処理装置において紙幣処理ユニットを筐体から引き出したときの状態を示す概略斜視図であり、図3Bは、図1に示す紙幣処理装置の正面図である。また、図4A〜図4Cは、図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットの内部に完全に収容されたときの状態を示す構成図であり、図5A〜図5Cは、図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットから手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す構成図であり、図6A〜図6Cは、図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが図5A〜図5Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す構成図である。また、図7は、図1に示す紙幣処理装置の紙幣収納カセットを開くときの開錠動作を示す説明図である。
図1に示すように、本実施の形態による紙幣処理装置10は、硬貨の処理を行う硬貨処理装置90と組み合わされることにより貨幣処理システムとして用いられる。ここで、紙幣処理装置10および硬貨処理装置90は並列に配設されている。
紙幣処理装置10は、略直方体形状の筐体12と、この筐体12から引き出し可能に設けられ、外部から紙幣が取り込まれる紙幣処理ユニット11を備えている。図3Aに示すように、紙幣処理ユニット11は筐体12から手前側に引き出し可能となっている。また、紙幣処理ユニット11の内部には紙幣収納カセット30が着脱自在に装填されており、この紙幣収納カセット30は紙幣処理ユニット11から送られた紙幣の収納を行うようになっている。紙幣処理ユニット11の前面13には、入金口14および出金口16がそれぞれ設けられている。また、紙幣処理ユニット11の前面13には、後述する紙幣収納カセット30の前面パネル32が露出している。
紙幣処理装置10の紙幣処理ユニット11の内部の構成の詳細について図2を用いて説明する。図2は、図1に示す紙幣処理装置10の紙幣処理ユニット11を上方から見たときの水平断面図である。図2に示すように、紙幣処理ユニット11は、当該紙幣処理ユニット11内の略中央部において軸線を図1の紙面に対して垂直にして配置された搬送ドラム20と、この搬送ドラム20を回転駆動するモータ21とを備えている。また、紙幣処理ユニット11内には、入金紙幣繰込部22、金種別の紙幣収納部23A、23B、23C、出金紙幣放出部24、出金リジェクト部25および紙幣収納カセット30が、搬送ドラム20の外周を取り囲むようにして配置されている。このうち、入金紙幣繰込部22、出金紙幣放出部24、出金リジェクト部25および紙幣収納カセット30は紙幣処理ユニット11の前面側(図2の下側)に配置され、各紙幣収納部23A、23B、23Cは紙幣処理ユニット11の後面側(図2の上側)に配置されている。紙幣処理ユニット11の前面13に設けられた入金口14から入金された紙幣は入金紙幣繰込部22に送られるようになっている。また、出金紙幣放出部24から出金口16に紙幣が送られ、この紙幣が出金口16から出金されるようになっている。
紙幣処理装置10の内部の構成についてより詳細に説明すると、入金紙幣繰込部22は、入金口14に挿入された入金紙幣を導入して、それらの紙幣を搬送ドラム20側に繰り出すようになっている。また、各紙幣収納部23A、23B、23Cは、入金紙幣を金種別に収納するようになっており、例えば、千円札は紙幣収納部23Aに収納され、2千円札および5千円札は混合状態で紙幣収納部23Bに収納され、1万円札は紙幣収納部23Cに収納されるようになっている。出金紙幣放出部24は、各紙幣収納部23A、23B、23Cから繰り出された出金紙幣を放出し、それらの紙幣を出金口16からの抜き取りに供するよう構成されている。
出金リジェクト部25は、後述する識別センサ28によって正常な紙幣ではないと識別されたリジェクト紙幣を収納するよう設けられている。また、紙幣収納カセット30は、紙幣の回収時には、各紙幣収納部23A、23B、23Cに収納された紙幣が送られ、この送られた紙幣を収納するようになっている。後に詳述するように、紙幣収納カセット30は紙幣処理ユニット11に対して着脱自在に設けられている。なお、紙幣収納カセット30は、出金に使用しない紙幣、またはいずれかの紙幣収納部23A、23B、23Cが満杯となっており対応する入金紙幣をこれらの紙幣収納部23A、23B、23Cに収納することができない場合にその入金紙幣を収納するためにも用いられるようになっている。
上述のような入金紙幣繰込部22、金種別の紙幣収納部23A、23B、23C、出金紙幣放出部24および出金リジェクト部25の構成としては、周知ないし公知のものを用いることができるので、詳細な説明は省略する。
搬送ドラム20の外周には、環状をなす紙幣の周回搬送路26が形成されている。また、入金紙幣繰込部22、金種別の紙幣収納部23A、23B、23C、出金紙幣放出部24、出金リジェクト部25および紙幣収納カセット30と周回搬送路26との間をそれぞれ接続する紙幣の接続搬送路26a〜26gが設けられている。また、搬送ドラム20の外周面に対して弾性的に押圧される複数の押圧ローラ27が、搬送ドラム20の周方向に間隔をおいて配置されている。
周回搬送路26の右側部分には、そこを通過する紙幣の金種等を識別するための識別センサ28が設けられている。この識別センサ28は、例えば光学センサとして構成され、互いに周回搬送路26を挟んで対向配置される2つのセンサ部品を有している。
周回搬送路26と各接続搬送路26a〜26gとの間で、紙幣の搬送経路を切り換える経路切換手段が周回搬送路26に沿って配置されている。
接続搬送路26eおよび26fが接続される出金紙幣放出部24および出金リジェクト部25には、これらの出金紙幣放出部24および出金リジェクト部25への紙幣の集積を補助するためのゴム羽根車29がそれぞれ設けられている。
紙幣収納カセット30は、略直方体形状の筐体31と、この筐体31の前面に設けられた前面パネル32とを有している。この前面パネル32は、紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10の紙幣処理ユニット11内に完全に収容させたときにこの紙幣処理ユニット11の前面13の一部を構成するようになっている。また、紙幣収納カセット30は、所定の角度まで全体が開くようになっており、この紙幣収納カセット30が開いたときに内部にある紙幣を取り出すことができるようになっている。紙幣収納カセット30は、後述する第2の施錠機構44により通常は閉じられており、内部にある紙幣を取り出すことができないようになっている。すなわち、第2の施錠機構44が閉錠しているときには、紙幣収納カセット30は閉じた状態にあり、この紙幣収納カセット30の内部にある紙幣を取り出すことができない。一方、第2の施錠機構44を開錠したときには、紙幣収納カセット30は所定の角度まで全体が開くことにより、この紙幣収納カセット30の内部にある紙幣を取り出すことができるようになる。また、図2に示すように、紙幣収納カセット30の後部には、当該紙幣収納カセット30への紙幣の導入を補助するための紙幣繰入機構34が設けられている。
紙幣繰入機構34の構成の詳細について図13Aおよび図13Bを用いて説明する。ここで、図13Aは、図2に示す紙幣処理装置10における紙幣繰入機構34の構成の詳細を示す構成図であって、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11に完全に収容されたときの状態を示す図である。また、図13Bは、紙幣繰入機構34の構成の詳細を示す構成図であって、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から部分的に(図13Bの矢印方向に)引き出されたときの状態を示す図である。
図13Aに示すように、紙幣繰入機構34は、紙幣収納カセット30に設けられた繰入ローラ34bと、当該繰入ローラ34bに設けられた紙幣収納カセット側ギア34aと、繰入ローラ34bに巻き掛けられた搬送ベルト34eとを備えている。また、繰入ローラ34bには、搬送ベルト34eを介して対向ローラ34cが対向位置に設けられており、紙幣処理装置10の接続搬送路26gから送られた紙幣は繰入ローラ34bと対向ローラ34cとの間の部分を通過して紙幣収納カセット30内に収納されるようになっている。
また、図13Aに示すように、紙幣処理装置10の紙幣処理ユニット11側には、紙幣処理ユニット側ギア34dが設けられており、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11に完全に収容されたときの状態においては、紙幣処理ユニット側ギア34dと紙幣収納カセット側ギア34aとが互いに噛み合うようになっている。そして、このような状態において、紙幣処理ユニット11に設けられた図示しない駆動モータや手操作によって紙幣処理ユニット側ギア34dが図13Aの矢印方向に回転させられることにより、紙幣収納カセット側ギア34aが回転させられ、繰入ローラ34bも図13Aの矢印方向に回転させられる。このことにより、紙幣処理装置10の接続搬送路26gから送られた紙幣が紙幣繰入機構34により紙幣収納カセット30内に繰り入れられることとなる。
一方、図13Bに示すように、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から少しでも手前側(図13Bの矢印方向)に引き出されたときには、紙幣処理ユニット側ギア34dと紙幣収納カセット側ギア34aとは互いに噛み合わなくなる。このため、紙幣処理ユニット11に設けられた図示しない駆動モータによって紙幣処理ユニット側ギア34dが回転させられても、この回転力は紙幣収納カセット側ギア34aに伝達されない。このことにより、繰入ローラ34bも回転しなくなるので、紙幣繰入機構34が機能しなくなり、紙幣処理装置10の接続搬送路26gから送られた紙幣が紙幣収納カセット30内に繰り入れられることはなくなる。
次に、紙幣処理装置10の紙幣処理ユニット11を前面から見たときの構成について図3Bを用いて説明する。図3Bに示すように、紙幣処理装置10の紙幣処理ユニット11の前面13の下部には、鍵穴40aが設けられた第1の施錠機構40が取り付けられている。この第1の施錠機構40は、第1の鍵を鍵穴40aに入れて図3Bの矢印Aの方向に回転させることにより開錠を行うことができるようになっている。また、第1の施錠機構40は、開錠された状態で第1の鍵を鍵穴40aに入れて図3Bの矢印Aの方向と逆方向に回転させて図3Bに示すような状態に戻すことにより閉錠を行うことができるようになっている。
また、図3Bに示すように、紙幣収納カセット30の筐体31の前面パネル32には、鍵穴44aが設けられた第2の施錠機構44が取り付けられている。この第2の施錠機構44は、第1の鍵とは異なる第2の鍵を鍵穴44aに入れて図3Bの矢印Bまたは矢印Cの方向に回転させることにより開錠を行うことができるようになっている。また、第2の施錠機構44は、開錠された状態で第2の鍵を鍵穴44aに入れて逆方向に回転させて図3Bに示すような状態に戻すことにより閉錠を行うことができるようになっている。
第1の施錠機構40および第2の施錠機構44の構成の詳細について図4A〜図4Cを用いて説明する。ここで、図4Aは、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11の内部に完全に収容されたときの状態を正面から見た(すなわち、図1の矢印Aの方向から見た)部分正面図であり、図4Bは、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11の内部に完全に収容されたときの状態を示す、図1の矢印Bの方向から見た水平断面図であり、図4Cは、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11の内部に完全に収容されたときの状態を示す、図1の矢印Cの方向から見た縦断面図である。
図4Aに示すように、第1の施錠機構40は、図4Aの紙面に対して垂直方向に延びる略円柱形状の本体部分40bに鍵穴40aが設けられた構成となっている。また、この第1の施錠機構40の近傍には、当該第1の施錠機構40の本体部分40bの回転と同期して軸42aを中心として回転するカム部材42が設けられている。図4Aおよび図4Cに示すように、紙幣収納カセット30の筐体31の底面33には凹部33aが形成されている。そして、カム部材42にはアーム部分42bが設けられており、このアーム部分42bは紙幣収納カセット30の筐体31の底面33に設けられた凹部33aに進入することができるようになっている。
図4Aに示すように、第2の施錠機構44は、図4Aの紙面に対して垂直方向に延びる略円柱形状の本体部分44bに鍵穴44aが設けられた構成となっている。また、図4Aおよび図4Bに示すように、紙幣収納カセット30を正面側から見た当該紙幣収納カセット30の筐体31の左側面37に対応する紙幣処理ユニット11の内壁部分15には凹部15aが形成されている。そして、第2の施錠機構44にはアーム部分44cが設けられており、このアーム部分44cは紙幣処理ユニット11の内壁部分15に設けられた凹部15aに進入することができるようになっている。
また、図4Bおよび図4Cに示すように、紙幣収納カセット30の筐体31の背面35にはバネ部材36が設けられており、このバネ部材36は、紙幣収納カセット30の筐体31の背面35に対応する紙幣処理ユニット11の内壁部分17に接続されている。すなわち、紙幣収納カセット30には、バネ部材36の反発力によって、紙幣処理ユニット11から前面13側に押しだそうとする力が常に加えられるようになっている。
次に、紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10から取り出す動作について図4〜図7を用いて以下に説明する。
まず、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11の内部に完全に収容されたときの状態について図4A〜図4Cを用いて説明する。図4Aおよび図4Cに示すように、第1の施錠機構40および第2の施錠機構44がそれぞれ閉錠されているときには、第1の施錠機構40に設けられたアーム部分42bが紙幣収納カセット30の筐体31の底面33に設けられた凹部33a内に進入している。このため、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から手前側に引き出すことができないようになっている(図4C参照)。また、この際に、第2の施錠機構44に設けられたアーム部分44cも紙幣処理ユニット11の内壁部分15に設けられた凹部15a内に進入している。この際に、アーム部分44cは、内壁部分15に設けられた凹部15aにおける背面側(図4B、4Cの右側)に位置している。
図4A〜図4Cに示すような状態で、第1の鍵を第1の施錠機構40の鍵穴40aに入れて図3Bの矢印Aの方向に回転させると、紙幣処理ユニット11を筐体12から引き出すことができる状態となる。すなわち、第1の施錠機構40の開錠が行われると、図3Aに示すようにオペレータは紙幣処理ユニット11を筐体12から手前側に引き出すことができるようになる。また、第1の施錠機構40の開錠が行われると、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出する。図5Aは、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出したときの状態を正面から見た部分正面図であり、図5Bは、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す水平断面図であり、図5Cは、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す縦断面図である。
より具体的に説明すると、第1の鍵を第1の施錠機構40の鍵穴40aに入れて図5Aの矢印Aの方向に回転させると、第1の施錠機構40の本体部分40bが図5Aの矢印Aの方向に回転し、この回転と同期してカム部材42が軸42aを中心として図5Aの矢印A1の方向に回転する。そうすると、カム部材42に設けられたアーム部分42bも軸42aを中心として回転し、このアーム部分42bが紙幣収納カセット30の筐体31の底面33に設けられた凹部33aから退出する。このことにより、紙幣収納カセット30がバネ部材36により手前側に押され、図5Bおよび図5Cに示すように紙幣収納カセット30は紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出することとなる。図4Bおよび図5Bからわかるように、この所定量は、凹部15aの奥行き方向長さ(図5Bの左右方向長さ)と略同一となっている。前述のように、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出すると、紙幣繰入機構34に対する紙幣処理ユニット11側からの駆動が切断される。
しかしながら、第1の施錠機構40が第1の鍵により開錠された場合であっても、第2の施錠機構44に設けられたアーム部分44cは依然として紙幣処理ユニット11の内壁部分15に設けられた凹部15a内に進入したままの状態となっている。このため、図5Bに示すように、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から更に手前側に引き出そうとする際に、このアーム部分44cが紙幣処理ユニット11の内壁部分15に設けられた凹部15aに引っ掛かり、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から完全に引き出すことはできない。
次に、第1の施錠機構40が開錠された状態で第2の鍵により第2の施錠機構44の開錠が行われると、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離することができるようになる。このような状態について図6A〜図6Cを用いて説明する。図6Aは、第2の施錠機構44の開錠が行われることにより紙幣収納カセット30が図5A〜図5Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を正面から見た部分正面図であり、図6Bは、紙幣収納カセット30が図5A〜図5Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す水平断面図であり、図6Cは、紙幣収納カセット30が図5A〜図5Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す縦断面図である。
より具体的に説明すると、図5A〜図5Cに示すような状態で、第2の鍵を第2の施錠機構44の鍵穴44aに入れて図3Bの矢印Bの方向に回転させると、第2の施錠機構44の本体部分44bが図6Aの矢印Bの方向に回転する。そうすると、第2の施錠機構44に設けられたアーム部分44cも図6Aの矢印Bの方向に回転し、このアーム部分44cが紙幣処理ユニット11の内壁部分15に設けられた凹部15aから退出する。このことにより、紙幣収納カセット30がバネ部材36により更に手前側に押され、図6Bおよび図6Cに示すように紙幣収納カセット30は紙幣処理ユニット11から更に手前側に引き出すことができる。図6A〜図6Cに示すような状態において、アーム部分42bおよびアーム部分44cはそれぞれ対応する凹部33a、15aから退出しているので、現金回収担当者等の操作者は紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から更に手前側に引き出すことができ、この紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10から分離させることができる。
紙幣処理装置10から分離された紙幣収納カセット30は、第2の鍵を第2の施錠機構44の鍵穴44aに入れて図3Bの矢印Cの方向に回転させることにより、この紙幣収納カセット30が開いて当該紙幣収納カセット30内にある紙幣を取り出すことができるよう構成されている。図7は、紙幣収納カセット30を開くときの開錠動作を示す説明図である。
より具体的に説明すると、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離させた後、図7に示すように、第2の鍵を第2の施錠機構44の鍵穴44aに入れて図7の矢印Cの方向に回転させると、紙幣収納カセット30が開いて現金回収担当者等の操作者はこの紙幣収納カセット30の内部にアクセス可能となる。このことにより、操作者は紙幣収納カセット30内にある紙幣を取り出すことができるようになる。ここで、第2の施錠機構44において、紙幣収納カセット30を開く際の第2の鍵の回転方向(図7の矢印C)は、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離させる際の第2の鍵の回転方向(図6Aの矢印B)と逆方向になっている。
以上のように、本実施の形態の紙幣処理装置10によれば、第1の鍵により第1の施錠機構40の開錠が行われたときに紙幣処理ユニット11が筐体12から引き出すことができる状態になるとともに紙幣繰入機構34に対する紙幣処理ユニット11側からの駆動が切断され、第1の施錠機構40が開錠された状態で第1の鍵とは異なる第2の鍵により第2の施錠機構44の開錠が行われたときにおいてのみ紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離することができるようになっている。このため、紙幣処理ユニット11内で紙幣のジャム等のトラブルが生じた際には、現場のオペレータは第1の鍵により紙幣処理ユニット11を筐体12から手前側に引き出すことにより紙幣処理ユニット11の内部の確認を行うことができるようになる。また、紙幣繰入機構34に対する紙幣処理ユニット11側からの駆動が切断されることにより紙幣収納カセット30に紙幣が収納されることを抑止することができるようになる。一方、紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10の設置現場から持ち出すためには、前述の第1の鍵に加えて第2の鍵が必要となる。ここで、第2の鍵を持っているのは、営業時間外に紙幣収納カセット30内に収納された紙幣の回収を行う現金回収担当者等である場合が多いため、通常は紙幣処理装置10の設置現場には第1の鍵しかなく、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離させることができない。このように、第1の鍵のみでは紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10の設置現場から持ち去ることができないので、紙幣収納カセット30自体の盗難を防止することができ、このためセキュリティ性を向上させることができる。
また、第2の施錠機構44は紙幣収納カセット30に設けられており、この紙幣収納カセット30は、第2の施錠機構44において第2の鍵が第1の方向に回されたときに紙幣処理装置10の紙幣処理ユニット11から分離することができ、第2の鍵が第1の方向とは反対方向である第2の方向に回されたときに紙幣収納カセット30が開いてこの紙幣収納カセット30から紙幣を取り出すことができるよう構成されている。このため、現金回収担当者等は、第2の施錠機構44において第2の鍵の回転方向を選択するだけで、紙幣処理装置10の紙幣処理ユニット11からの紙幣収納カセット30の分離動作および紙幣収納カセット30の開放動作の両方の動作を行うことができるようになる。
なお、本発明による紙幣処理装置10は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、第1の施錠機構40および第2の施錠機構44に加えて、図8に示すように第3の施錠機構48が紙幣収納カセット30に設けられていてもよい。この場合、第3の施錠機構48は、第1の鍵および第2の鍵とは異なる第3の鍵により開錠および閉錠が行われるようになっている。また、この場合には、第2の施錠機構44は、鍵穴44aに入れられた第2の鍵を図3Bの矢印Bに示す方向のみに回転させることができるようになっている。
図8に示すような3つの施錠機構40、44、48が設けられた紙幣処理装置10aにおいては、第1の施錠機構40が開錠された状態で第2の鍵が第2の施錠機構44の鍵穴44aに入れられて図8の矢印Bの方向に回転させられると、前述のように紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10aの紙幣処理ユニット11から分離することができるようになる。そして、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離させた後、第3の鍵を第3の施錠機構48の鍵穴48aに入れて図8の矢印Cの方向に回転させると、紙幣収納カセット30が開いて現金回収担当者等の操作者は紙幣収納カセット30の内部にアクセス可能となる。このことにより、操作者は紙幣収納カセット30内にある紙幣を取り出すことができるようになる。
このように、第3の施錠機構48が紙幣収納カセット30に設けられている場合には、紙幣収納カセット30に収納された紙幣をこの紙幣収納カセット30から取り出すためには第1の鍵、第2の鍵および第3の鍵の3本の鍵が必要となるため、紙幣処理装置10aのセキュリティ性をより向上させることができる。
本発明による紙幣処理装置の更なる変形例について図9〜図12を用いて説明する。図9は、この変形例による紙幣処理装置10bの正面図である。また、図10A〜図10Cは、図9に示す紙幣処理装置10bにおいて紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11の内部に完全に収容されたときの状態を示す構成図であり、図11A〜図11Cは、図9に示す紙幣処理装置10bにおいて紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す構成図であり、図12A〜図12Cは、図9に示す紙幣処理装置10bにおいて紙幣収納カセット30が図11A〜図11Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す構成図である。
図9〜図12に示す紙幣処理装置10bの説明において、図1〜図7に示す紙幣処理装置10、および図8に示す紙幣処理装置10aと同一の構成については同一の参照符号を付してその説明を省略する。
本変形例に係る紙幣処理装置10bを前面から見たときの構成について図9を用いて説明する。図9に示すように、紙幣処理装置10bの紙幣処理ユニット11の前面13の下部には、紙幣処理ユニット11を筐体12から引き出すことができる状態とするための第1の施錠機構40が取り付けられている。しかしながら、紙幣収納カセット30の筐体31の前面パネル32には、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離することができるようにするための第2の施錠機構44は取り付けられていない。代わりに、紙幣収納カセット30の筐体31の前面パネル32には、この紙幣収納カセット30が開いて当該紙幣収納カセット30から紙幣を取り出すことができるようにするための第3の施錠機構48が取り付けられている。この第3の施錠機構48は、図8に示す第3の施錠機構48と略同一の機能を有している。
図10Bに示すように、本変形例においては、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離することができるようにするための第2の施錠機構46は、紙幣収納カセット30ではなく紙幣処理ユニット11に設けられている。より具体的には、紙幣収納カセット30を正面側から見た当該紙幣収納カセット30の筐体31の右側面38に対応する紙幣処理ユニット11の内壁部分18の内部に第2の施錠機構46が設けられている。この第2の施錠機構46は、紙幣処理装置10bの高さ方向(図10Bの紙面に対して垂直方向)に延びる略円柱形状の本体部分46bに鍵穴46aが設けられた構成となっている。また、図10Bに示すように、紙幣収納カセット30を正面側から見た当該紙幣収納カセット30の筐体31の右側面38には凹部38aが形成されている。そして、第2の施錠機構46にはアーム部分46cが設けられており、このアーム部分46cは紙幣収納カセット30の筐体31の右側面38に設けられた凹部38aに進入することができるようになっている。なお、図10Aおよび図10Bに示すように、紙幣収納カセット30を正面側から見た当該紙幣収納カセット30の筐体31の左側面37に対応する紙幣処理ユニット11の内壁部分15には凹部は形成されていない。
次に、紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10bから取り出す動作について図10〜図12を用いて以下に説明する。
まず、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11の内部に完全に収容されたときの状態について図10A〜図10Cを用いて説明する。図10A〜図10Cに示すように、第1の施錠機構40および第2の施錠機構46がそれぞれ閉錠されているときには、第1の施錠機構40に設けられたアーム部分42bが紙幣収納カセット30の筐体31の底面33に設けられた凹部33a内に進入している。このため、紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10bから手前側に引き出すことができないようになっている(図10C参照)。また、この際に、第2の施錠機構46に設けられたアーム部分46cも紙幣収納カセット30の筐体31の右側面38に設けられた凹部38a内に進入している。この際に、アーム部分46cは、筐体31の右側面38に設けられた凹部38aにおける前面側(図10B、10Cの左側)に位置している。
図10A〜図10Cに示すような状態で、第1の鍵を第1の施錠機構40の鍵穴40aに入れて図9の矢印Aの方向に回転させると、紙幣処理ユニット11を筐体12から引き出すことができる状態となる。すなわち、第1の施錠機構40の開錠が行われると、図3Aに示すようにオペレータは紙幣処理ユニット11を筐体12から手前側に引き出すことができるようになる。また、第1の施錠機構40の開錠が行われると、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出する。図11Aは、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出したときの状態を正面から見た部分正面図であり、図11Bは、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す水平断面図であり、図11Cは、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す縦断面図である。
より具体的に説明すると、第1の鍵を第1の施錠機構40の鍵穴40aに入れて図11Aの矢印Aの方向に回転させると、第1の施錠機構40の本体部分40bが図11Aの矢印Aの方向に回転し、この回転と同期してカム部材42が軸42aを中心として図11Aの矢印A1の方向に回転する。そうすると、カム部材42に設けられたアーム部分42bも軸42aを中心として回転し、このアーム部分42bが紙幣収納カセット30の筐体31の底面33に設けられた凹部33aから退出する。このことにより、紙幣収納カセット30がバネ部材36により手前側に押され、図11Bおよび図11Cに示すように紙幣収納カセット30は紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出することとなる。図10Bおよび図11Bからわかるように、この所定量は、凹部38aの奥行き方向長さ(図11Bの左右方向長さ)と略同一となっている。前述のように、紙幣収納カセット30が紙幣処理ユニット11から手前側に所定量だけ突出すると、紙幣繰入機構34に対する紙幣処理ユニット11側からの駆動が切断される。
しかしながら、第1の施錠機構40が第1の鍵により開錠された場合であっても、第2の施錠機構46に設けられたアーム部分46cは依然として紙幣収納カセット30の筐体31の右側面38に設けられた凹部38a内に進入したままの状態となっている。このため、図11Bに示すように、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から更に手前側に引き出そうとする際に、このアーム部分46cが紙幣収納カセット30の筐体31の右側面38に設けられた凹部38aに引っ掛かり、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から完全に引き出すことはできない。
次に、第1の施錠機構40が開錠された状態で第2の鍵により第2の施錠機構46の開錠が行われると、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離することができるようになる。このような状態について図12A〜図12Cを用いて説明する。図12Aは、第2の施錠機構46の開錠が行われることにより紙幣収納カセット30が図11A〜図11Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を正面から見た部分正面図であり、図12Bは、紙幣収納カセット30が図11A〜図11Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す水平断面図であり、図12Cは、紙幣収納カセット30が図11A〜図11Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す縦断面図である。
より具体的に説明すると、図11A〜図11Cに示すような状態で、第2の鍵を第2の施錠機構46の鍵穴46aに入れて図12の矢印Bの方向に回転させると、第2の施錠機構46の本体部分46bが図12Bの矢印Bの方向に回転する。そうすると、第2の施錠機構46に設けられたアーム部分46cも図12Bの矢印Bの方向に回転し、このアーム部分46cが紙幣収納カセット30の筐体31の右側面38に設けられた凹部38aから退出する。このことにより、紙幣収納カセット30がバネ部材36により更に手前側に押され、図12Bおよび図12Cに示すように紙幣収納カセット30は紙幣処理ユニット11から更に手前側に引き出すことができる。図12A〜図12Cに示すような状態において、アーム部分42bおよびアーム部分46cはそれぞれ対応する凹部33a、38aから退出しているので、現金回収担当者等の操作者は紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から更に手前側に引き出すことができ、この紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離させることができる。
紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離させた後、第3の鍵を第3の施錠機構48の鍵穴48aに入れて図9の矢印Cの方向に回転させると、紙幣収納カセット30が開いて現金回収担当者等の操作者は紙幣収納カセット30の内部にアクセス可能となる。このことにより、操作者は紙幣収納カセット30内にある紙幣を取り出すことができるようになる。
以上のように、図9〜図12に示すような紙幣処理装置10bにおいては、図1〜図7に示すような紙幣処理装置10と同様に、第1の鍵により第1の施錠機構40の開錠が行われたときに紙幣処理ユニット11が筐体12から引き出すことができる状態になるとともに紙幣繰入機構34に対する紙幣処理ユニット11側からの駆動が切断され、第1の施錠機構40が開錠された状態で第1の鍵とは異なる第2の鍵により第2の施錠機構46の開錠が行われたときにおいてのみ紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離することができるようになっている。このため、紙幣処理ユニット11内で紙幣のジャム等のトラブルが生じた際には、現場のオペレータは第1の鍵により紙幣処理ユニット11を筐体12から手前側に引き出すことにより紙幣処理ユニット11の内部の確認を行うことができるようになる。また、紙幣繰入機構34に対する紙幣処理ユニット11側からの駆動が切断されることにより紙幣収納カセット30に紙幣が収納されることを抑止することができるようになる。一方、紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10bの設置現場から持ち出すためには、前述の第1の鍵に加えて第2の鍵が必要となる。ここで、第2の鍵を持っているのは、営業時間外に紙幣収納カセット30内に収納された紙幣の回収を行う現金回収担当者等である場合が多いため、通常は紙幣処理装置10bの設置現場には第1の鍵しかなく、紙幣収納カセット30を紙幣処理ユニット11から分離させることができない。このように、第1の鍵のみでは紙幣収納カセット30を紙幣処理装置10bの設置現場から持ち去ることができないので、紙幣収納カセット30自体の盗難を防止することができ、このためセキュリティ性を向上させることができる。
また、第2の施錠機構46は紙幣処理ユニット11に設けられており、第3の施錠機構48が紙幣収納カセット30に設けられているので、紙幣収納カセット30に収納された紙幣をこの紙幣収納カセット30から取り出すためには第1の鍵、第2の鍵および第3の鍵の3本の鍵が必要となり、紙幣処理装置10bのセキュリティ性をより向上させることができる。
本発明の一の実施の形態における紙幣処理装置を硬貨処理装置と組み合わせたときの外観を示す斜視図である。 図1に示す紙幣処理装置の水平断面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣処理ユニットを筐体から引き出したときの状態を示す概略斜視図である。 図1に示す紙幣処理装置の正面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットの内部に完全に収容されたときの状態を正面から見た部分正面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットの内部に完全に収容されたときの状態を示す水平断面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットの内部に完全に収容されたときの状態を示す縦断面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットから手前側に所定量だけ突出したときの状態を正面から見た部分正面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットから手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す水平断面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットから手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す縦断面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが図5A〜図5Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を正面から見た部分正面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが図5A〜図5Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す水平断面図である。 図1に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが図5A〜図5Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す縦断面図である。 図1に示す紙幣処理装置の紙幣収納カセットを開くときの開錠動作を示す説明図である。 本発明における他の紙幣処理装置の正面図である。 本発明における更に他の紙幣処理装置の正面図である。 図9に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットの内部に完全に収容されたときの状態を正面から見た部分正面図である。 図9に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットの内部に完全に収容されたときの状態を示す水平断面図である。 図9に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットの内部に完全に収容されたときの状態を示す縦断面図である。 図9に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットから手前側に所定量だけ突出したときの状態を正面から見た部分正面図である。 図9に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットから手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す水平断面図である。 図9に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットから手前側に所定量だけ突出したときの状態を示す縦断面図である。 図9に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが図11A〜図11Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を正面から見た部分正面図である。 図9に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが図11A〜図11Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す水平断面図である。 図9に示す紙幣処理装置において紙幣収納カセットが図11A〜図11Cに示す状態から更に引き出されたときの状態を示す縦断面図である。 図2に示す紙幣処理装置における紙幣繰入機構の構成の詳細を示す構成図であって、紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットに完全に収容されたときの状態を示す図である。 図2に示す紙幣処理装置における紙幣繰入機構の構成の詳細を示す構成図であって、紙幣収納カセットが紙幣処理ユニットから部分的に引き出されたときの状態を示す図である。
符号の説明
10、10a、10b 紙幣処理装置
11 紙幣処理ユニット
12 筐体
13 前面
14 入金口
15 内壁部分
15a 凹部
16 出金口
17 内壁部分
18 内壁部分
20 搬送ドラム
21 モータ
22 入金紙幣繰込部
23A、23B、23C 紙幣収納部
24 出金紙幣放出部
25 出金リジェクト部
26 周回搬送路
26a〜26g 接続搬送路
27 押圧ローラ
28 識別センサ
29 ゴム羽根車
30 紙幣収納カセット
31 筐体
32 前面パネル
33 底面
33a 凹部
34 紙幣繰入機構
34a 紙幣収納カセット側ギア
34b 繰入ローラ
34c 対向ローラ
34d 紙幣処理ユニット側ギア
34e 搬送ベルト
35 背面
36 バネ部材
37 左側面
38 右側面
38a 凹部
40 第1の施錠機構
40a 鍵穴
40b 本体部分
42 カム部材
42a 軸
42b アーム部分
44 第2の施錠機構
44a 鍵穴
44b 本体部分
44c アーム部分
46 第2の施錠機構
46a 鍵穴
46b 本体部分
46c アーム部分
48 第3の施錠機構
48a 鍵穴
90 硬貨処理装置

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体から引き出し可能に設けられ、外部から紙幣が取り込まれる紙幣処理ユニットと、
    前記紙幣処理ユニットの内部に着脱自在に装填され、当該紙幣処理ユニットから送られた紙幣の収納を行う紙幣収納カセットであって、前記紙幣処理ユニット側からの駆動を受けて紙幣を当該紙幣収納カセットの内部に送り込むように構成された繰入機構を有する紙幣収納カセットと、
    前記紙幣処理ユニットに設けられ、第1の鍵により開錠および閉錠が行われる第1の施錠機構と、
    前記第1の鍵とは異なる第2の鍵により開錠および閉錠が行われる第2の施錠機構と、
    を備え、
    前記第1の鍵により前記第1の施錠機構の開錠が行われたときに前記紙幣処理ユニットが前記筐体から引き出すことができる状態になるとともに前記繰入機構に対する前記紙幣処理ユニット側からの駆動が切断され、前記第1の施錠機構が開錠された状態で前記第2の鍵により前記第2の施錠機構の開錠が行われたときにおいてのみ前記紙幣収納カセットを前記紙幣処理ユニットから分離することができるようになっていることを特徴とする紙幣処理装置。
  2. 前記第1の鍵により前記第1の施錠機構の開錠が行われたときに前記紙幣収納カセットが前記紙幣処理ユニットから所定量だけ突出し、このことにより前記繰入機構に対する前記紙幣処理ユニット側からの駆動が切断されるようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙幣処理装置。
  3. 前記第2の施錠機構は前記紙幣収納カセットに設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の紙幣処理装置。
  4. 前記紙幣収納カセットは、前記第2の施錠機構において前記第2の鍵が第1の方向に回されたときに前記紙幣処理ユニットから分離することができ、前記第2の鍵が前記第1の方向とは反対方向である第2の方向に回されたときにこの紙幣収納カセットが開いて当該紙幣収納カセットから紙幣を取り出すことができるよう構成されていることを特徴とする請求項3記載の紙幣処理装置。
  5. 前記紙幣収納カセットに設けられ、前記第1の鍵および前記第2の鍵とは異なる第3の鍵により開錠および閉錠が行われる第3の施錠機構を更に備え、
    前記紙幣収納カセットは、前記第3の鍵により前記第3の施錠機構の開錠が行われたときにこの紙幣収納カセットが開いて当該紙幣収納カセットから紙幣を取り出すことができるよう構成されていることを特徴とする請求項3記載の紙幣処理装置。
  6. 前記第2の施錠機構は前記紙幣処理ユニットに設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の紙幣処理装置。
  7. 前記紙幣収納カセットに設けられ、前記第1の鍵および前記第2の鍵とは異なる第3の鍵により開錠および閉錠が行われる第3の施錠機構を更に備え、
    前記紙幣収納カセットは、前記第3の鍵により前記第3の施錠機構の開錠が行われたときにこの紙幣収納カセットが開いて当該紙幣収納カセットから紙幣を取り出すことができるよう構成されていることを特徴とする請求項6記載の紙幣処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015045149A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 沖電気工業株式会社 オートロック機構及び媒体処理装置
JP2016146142A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 グローリー株式会社 紙葉類処理機および紙葉類処理方法
JP2017049634A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 ローレル精機株式会社 紙幣処理機

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