JP6070158B2 - 画像形成システム及び画像形成制御装置並びに画像形成システム制御方法 - Google Patents

画像形成システム及び画像形成制御装置並びに画像形成システム制御方法 Download PDF

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本発明は、プリント情報に含まれるサイズ情報に合致した用紙を給紙装置から画像形成装置に給紙して画像を形成するシステムにおいて、使用中の用紙が空になった場合にも停止させずに画像形成を続行可能な画像形成システム及び画像形成制御装置並びに画像形成システム制御方法に関する。
レーザ式等のプリンタや複写機等の画像形成装置には、多様な印刷条件に対応するために複数種類の用紙を収容するトレイが各用紙別に複数設けられている。
そして、プリント情報に含まれるサイズ情報と、給紙トレイからの用紙情報とを参照し、サイズ情報に合致した用紙を給紙して、用紙に画像を形成するよう制御されている。
なお、画像形成装置では、連続して動作させることが生産性向上に重要であり、紙切れ等で停止することは好ましくない。
このため、同じサイズの用紙が他のトレイにあれば、給紙トレイを切り替えて画像形成を中断せずに続行することが可能である。
あるいは、以下の特許文献に記載されたように、用紙切れ発生時には、異なるサイズの用紙を用いて画像形成を続行させることが提案されている。
特開平1−192648号公報 特開2004−90400号公報
以上の特許文献1では、それまで使用していた用紙が紙切れになった場合には、その用紙の2倍のサイズの用紙を選択して給紙し、画像形成後に断裁して、画像形成を続行することが提案されている。しかし、2倍サイズの用紙という限定があるため、続行できない場合も多い。
一方、以上の特許文献2では、画像サイズより大きい用紙を選択して画像を形成し、余白を断裁することが提案されている。但し、この特許文献2では、全面プリント(用紙の端部まで余白無く画像を形成する印刷手法)を行うためであり、画像形成中に用紙切れでも画像形成を中断させないという技術思想は含まれておらず、配慮もなされていない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、プリント情報に含まれるサイズ情報に合致した用紙を給紙装置から画像形成装置に給紙して画像を形成するシステムにおいて、使用中の用紙が空になった場合にも停止させずに画像形成を続行可能な画像形成システム及び画像形成制御装置並びに画像形成システム制御方法を実現することを目的とする。
(1)上述の課題を解決する一態様は、サイズの異なる複数の用紙を対応する複数のトレイに収容する給紙装置と、前記給紙装置から給紙される用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置で画像が形成された用紙の少なくとも1辺をカットするカット部を有する用紙処理装置と、プリント情報に含まれるサイズ情報と前記給紙装置からの用紙情報とを参照し、前記サイズ情報に合致した用紙を前記給紙装置から前記画像形成装置に給紙するように制御する画像形成制御装置と、を有する画像形成システム、または、この画像形成システムに接続される画像形成制御装置、あるいは、このような画像形成システムを制御する画像形成システム制御方法であって前記制御装置は、前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙が画像形成中に空になった場合に、前記サイズ情報と前記用紙情報とを参照し、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を、前記画像形成装置に給紙するように前記給紙装置を制御し、前記カット部でカットされる予定の周辺領域を決定すると共に、該周辺領域以外の領域に画像を形成するように前記画像形成装置を制御し、前記カット部で前記用紙の両端をカットするとした場合に前記用紙の一端のカット量が前記カット部における最小カット量未満であって、両端のカット量の合計が最小カット量以上である場合には、一端側を基準位置として、該基準位置に寄せた状態で画像を形成するように前記画像形成装置を制御し、前記基準位置の反対側の端部を前記周辺領域としてカットするように前記カット部を制御する。
(2)以上の態様において、前記制御装置は、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙が複数種類存在する場合には、前記カット部において前記用紙1枚あたりに必要とされるカット時間が小さいものを優先して選択する、ことが望ましい。
(3)以上の態様において、前記制御装置は、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するか、あるいは、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給を待機しつつ補給後に該用紙の給紙を再開するか、の選択に従って制御を行う、ことが望ましい。
(4)以上の態様において、前記制御装置は、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙が存在しない場合には、空になった用紙のトレイに補給可能な用紙補給要求を表示部に表示すると共に、補給を待機するよう制御する、ことが望ましい。
(5)以上の態様において、前記制御装置は、画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するように制御し、画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数以上である場合には、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、ことが望ましい。
(6)以上の態様において、前記制御装置は、画像形成を実行する単位をジョブとして、前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙が1つのジョブの画像形成中に空になり、実行中のジョブで空になった用紙と同一の用紙を次のジョブでも使用する予定である場合、空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、ことが望ましい。
(7)以上の態様において、前記用紙処理装置は、用紙のカットで切り落とされた周辺領域を収容すると共に、前記周辺領域の収容量もしくは収容可能量を計測可能な収容部を備えており、前記制御装置は、前記収容部からの収容量もしくは収容可能量の情報を得て、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に発生する前記周辺領域が、前記収容部に収容可能かを判断し、前記周辺領域が前記収容部に収容可能である場合には、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するように制御し、前記周辺領域が前記収容部に収容可能ではない場合には、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、ことが望ましい。
(8)以上の態様において、前記制御装置は、複数のトレイに収容されている各用紙についての料金の情報を得て、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に、元の用紙を使用した場合と料金が変更になるか否かを判断し、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙して画像形成を中断せずに続行するか、あるいは、画像形成を中断するか、についての選択に従って制御を行う、ことが望ましい。
(9)以上の態様において、前記制御装置は、画像形成を実行する単位をジョブとして、1つのジョブの画像形成において、前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙として、前記給紙装置から複数種類の第1用紙と第2用紙とを給紙して使用する場合であって、前記給紙装置において第1用紙が画像形成中に空になり、かつ、第2用紙について必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用せずに、第1用紙と第2用紙の両方の補給を待機すると共に、第1用紙と第2用紙の両方の用紙補給要求を表示部に表示するよう制御する、ことが望ましい。
(1)上述の課題を解決する一態様では、プリント情報に含まれるサイズ情報に合致した用紙を給紙装置から画像形成装置に給紙して画像を形成するシステムにおいて、給紙装置においてサイズ情報に合致した用紙が画像形成中に空になった場合に、カット部でカットすることでサイズ情報に合致することになる用紙を画像形成装置に給紙するように給紙装置を制御し、カット部でカットされる予定の周辺領域を決定すると共に、該周辺領域以外の領域に画像を形成するように画像形成装置を制御し、カット部で用紙の両端をカットするとした場合に用紙の一端のカット量がカット部における最小カット量未満であって、両端のカット量の合計が最小カット量以上である場合には、一端側を基準位置として、該基準位置に寄せた状態で画像を形成するように画像形成装置を制御し、基準位置の反対側の端部を周辺領域としてカットするようにカット部を制御することで、最小カット量未満で両端のカットができない場合であってもカットを1箇所にまとめることでカットが可能になり、使用中の用紙が空になった場合にも停止させずに画像形成を続行することが可能になる。
(2)カットすることでサイズ情報に合致することになる用紙が複数種類存在する場合には、カット部において用紙1枚あたりに必要とされるカット時間が小さいものを優先して選択することで、生産性に悪影響を与えずに画像形成を続行することが可能になる。
(3)給紙装置においてサイズ情報に合致した用紙が画像形成中に空になった場合において、カット部でカットすることでサイズ情報に合致することになる用紙を画像形成装置に給紙するか、あるいは、サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給を待機しつつ補給後に該用紙の給紙を再開するか、の選択に従って制御を行うことにより、生産性を重視するか、カットによる廃棄物を出さないことを重視するかといった、利用者の所望の状態で画像形成を実行できる。
(4)給紙装置においてサイズ情報に合致した用紙が画像形成中に空になった場合において、カット部でカットすることでサイズ情報に合致することになる用紙が存在しない場合には、空になった用紙のトレイに補給可能な用紙補給要求を表示部に表示すると共に、補給を待機するよう制御することにより、カットして使用すべき用紙が存在しない場合にも対処することが可能になる。
(5)給紙装置においてサイズ情報に合致した用紙が画像形成中に空になった場合において、画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、カット部でカットすることでサイズ情報に合致することになる用紙を画像形成装置に給紙するように制御し、画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数以上である場合には、サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御することにより、生産性に配慮しつつも、カットによる廃棄物をできるだけ少なくするように配慮しつつ、画像形成を実行できる。
(6)画像形成を実行する単位をジョブとして、給紙装置においてサイズ情報に合致した用紙が1つのジョブの画像形成中に空になり、実行中のジョブで空になった用紙と同一の用紙を次のジョブでも使用する予定である場合、空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御することにより、生産性に配慮しつつも、カットによる廃棄物をできるだけ少なくするように配慮しつつ、画像形成を実行できる。
(7)用紙処理装置は、用紙のカットで切り落とされた周辺領域を収容すると共に、前記周辺領域の収容量もしくは収容可能量を計測可能な収容部を備えており、収容部からの収容量もしくは収容可能量の情報を得て、カット部でカットすることでサイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に発生する前記周辺領域が、用紙処理装置の収容部に収容可能かを判断し、前記周辺領域が収容部に収容可能である場合には、カット部でカットすることでサイズ情報に合致することになる用紙を画像形成装置に給紙するように制御し、前記周辺領域が収容部に収容可能ではない場合には、サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御することにより、カットによる廃棄物の収容限界による画像形成中断にも配慮しつつ、画像形成を続行することが可能になる。
(8)複数のトレイに収容されている各用紙についての料金の情報を得て、カット部でカットすることでサイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に、元の用紙を使用した場合と料金が変更になるか否かを判断し、カット部でカットすることでサイズ情報に合致することになる用紙を画像形成装置に給紙して画像形成を中断せずに続行するか、あるいは、画像形成を中断するか、についての選択に従って制御を行うことにより、コスト変動と生産性とに配慮しつつ画像形成を実行できる。
(9)画像形成を実行する単位をジョブとして、1つのジョブの画像形成において、給紙装置においてサイズ情報に合致した用紙として、給紙装置から複数種類の第1用紙と第2用紙とを給紙して使用する場合であって、給紙装置において第1用紙が画像形成中に空になり、かつ、第2用紙について必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、カット部でカットすることでサイズ情報に合致することになる用紙を使用せずに、第1用紙と第2用紙の両方の補給を待機すると共に、第1用紙と第2用紙の両方の用紙補給要求を表示部に表示するよう制御することにより、複数種類の他方の用紙の用紙切れ予定にも配慮し、用紙補給の回数を減じて生産性に寄与しつつ、画像形成を続行することが可能になる。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の主要部の構成を示す構成図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の動作状態を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成装置の表示画面例を示す説明図である。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の画像形成の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
〔全体構成〕
図1と図2とを参照して、本実施の形態に係る用紙処理装置を備える画像形成システムの構成について説明する。図1と図2とに示すように、この画像形成システムは、画像形成装置100と、後処理装置としての用紙処理装置300と、後処理装置としての用紙処理装置400と、を有している。なお、画像形成装置100と用紙処理装置300との間に別な装置が存在していても良いし、用紙処理装置400は存在していなくとも良い。また、更に後段に別の用紙処理装置が連結されていても良い。
画像形成装置100は、画像形成装置100内の各部を制御すると共に用紙処理装置としてシステム全体を制御する制御部101と、接続されている他の装置と通信するための通信部102と、操作者による操作入力に応じた操作入力信号を制御部101に通知すると共に画像形成装置100の状態表示とを行う操作表示部103と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部104と、収容されている用紙を給紙する給紙部105と、給紙され画像形成される用紙を所定速度で搬送する搬送部107と、原稿をスキャンして画像データを生成する原稿読込部120と、画像形成する際のイメージデータや各種データを記憶する画像データ記憶部130と、画像形成に必要な各種画像処理を実行する画像処理部140と、画像形成命令と画像処理後のイメージデータとに基づいて印刷(以下、「画像形成」と言う)を実行する画像形成部150と、を備えて構成されている。なお、画像形成装置100で画像形成された用紙は、後段の用紙処理装置300に向けて搬出される。
用紙処理装置300は、画像形成装置100の後段に接続されており、用紙処理装置300内の各部を制御する制御部301と、画像形成装置100と通信するための通信部302と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部304と、後処理された用紙束を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部305と、用紙を所定速度で搬送する搬送部307と、用紙全体として折ることなく筋を付ける筋付け部310と、搬送される用紙について搬送方向側端部(最終的な冊子の天地部分)をカットする第1カット部としてのスリッタ部320と、筋付け処理後の用紙を次の後処理のために整合により位置制御する位置制御部としての整合部330と、用紙を中折り又は3つ折りに折る折り部340と、後処理のために用紙を重ね合わせて用紙束とする重ね合わせ部350と、折り部340で折られた用紙に後処理として中綴じを施す中綴じ部360と、中綴じ用の折り目が形成された用紙束の背折り部を平坦にする角背処理を施す角背処理部370と、中綴じされた用紙束の小口部分を断裁する第2カット部としての断裁部380と、小口処理された冊子が排出される排出部390と、スリッタ部320でカットされて切り落とされた周辺領域と断裁部380で断裁されて切り落とされた周辺領域とを収容して収容量もしくは収容可能量を計測可能な収容部395と、を備えて構成される。
用紙処理装置400は、用紙処理装置300の後段に接続されており、用紙処理装置400内の各部を制御する制御部401と、画像形成装置100や用紙処理装置300と通信するための通信部402と、制御プログラム及び各種設定データを記憶すると共に制御プログラムのワークエリアとして使用される記憶部404と、後処理された用紙束を排出させる排出経路を選択する排出経路選択部405と、用紙を所定速度で搬送する搬送部410と、用紙束を平綴じ処理を施す平綴じ部420と、くるみ製本のために用紙束を糊付けする糊塗布部440と、糊付けされた用紙束をくるみ製本するくるみ製本部450と、中綴じや製本された用紙束の小口部分を断裁する断裁部480と、台車の荷台部分を排出先として用紙や冊子を排出する台車排出部490Dと、メイントレイを排出先として用紙や冊子を排出するメイントレイ排出部490Mと、サブトレイを排出先として用紙や冊子を排出するサブトレイ排出部490Sと、を備えて構成される。
なお、図2の斜視図では、画像形成システムの主要部の構成を模式的に透過斜視図として示している。画像形成装置100内の画像形成部150で画像形成されてから、図2のX方向に搬送されてきた用紙を、用紙処理装置400で後処理する場合には、用紙処理装置300でもそのままX方向に搬送する。
一方、用紙処理装置300において後処理を実行する場合は、図2のように、筋付け部310でY方向の筋を付けた後に、折り部340においてY方向を稜線として中折りし、Y方向に搬送しつつ、重ね合わせ部350と中綴じ部360とで重ね合わせてから折りと中綴じを実行し、さらに、Y方向に搬送して角背処理部370により背表紙の部分を平坦にする角背処理を施すことで、後処理の実行効率が高まり、画像形成システムとして生産性を高めることが可能になる。
また、図3の斜視図では、用紙処理装置300の部位300Bにおいて、断裁部380で小口処理された冊子が排出部390から排出される様子を模式的に示している。ここでは、排出部390は、制御部301の制御にしたがって冊子を送り出すように挟持搬送するローラ390rとベルト状排出部390bにより構成され、ローラ390rで挟持搬送される冊子は、ベルト状排出部390bによりX方向に搬出される。
なお、図1〜図3における、画像形成装置100、用紙処理装置300、用紙処理装置400の接続は画像形成システムの具体的な一例であって、このような接続や搬送方向に限定されるものではない。
図4は、スリッタ部320の概略構成と、スリッタ部320により用紙Pの側端部がカットされる様子を模式的に示した斜視図である。ここでは、用紙Pの側端部がカットされ、用紙PのCD方向のサイズが調整される例を示している。なお、用紙PのFD方向については、断裁部380により小口処理されてサイズが調整される。
本実施形態の画像形成システムでは、後述するように、画像形成中に用紙切れになった場合に、用紙切れになった用紙よりも大きいサイズの用紙(サイズ情報と用紙情報とを参照し、断裁することでサイズ情報に合致することになる用紙)を、給紙するように制御し、用紙切れとなった用紙にサイズを合わせるために断裁される予定の周辺領域を決定すると共に、該周辺領域以外の領域に画像を形成するように制御し、画像形成された用紙の周辺領域を断裁するように制御する。
スリッタ部320は、搬送される用紙について搬送方向側端部(最終的な冊子の天地部分)をカットするため、円盤状の刃320aと320bとを有して構成されている。なお、刃320aと320bは、円盤状に限られず、搬送中の用紙の搬送方向側端部をカットする各種形状の刃であればよい。なお、このスリッタ部320での用紙Pの搬送方向側端部のカットも断裁の一種である。
ここでは、X方向に用紙Pを搬送する際に、カット量に合わせて、刃320aと320bとがそれぞれ±Y方向(搬送直交方向)に位置調整可能に構成されている。そして、刃320aと320bとが−Z方向に駆動されて搬送中の用紙Pと接触することで、用紙Pbefore搬送方向側端部Pcut11とPcut12とがカットされ、用紙Pafter1は更に他の後処理のためにX方向に搬送される。なお、刃320aと320bとがそれぞれ±Y方向に位置調整されることで、カット量Ycut11とYcut12とが調整され、用紙Pafter1の幅Yafterが、所望の用紙と同じ値になるように調整される。
図5はスリッタ部320での用紙Pの搬送方向側端部のカットと、中綴じ部360で中綴じされた後に断裁部380での断裁との様子を、模式的に示している。ここでは、用紙Pbeforeの搬送方向側端部両側、搬送方向先端部、搬送方向後端部の4カ所を断裁する予定にして、用紙Pbeforeの中央部に画像(図5中のクロスハッチングの領域)を形成するようにしている。
ここで、画像が転写された本来の用紙サイズよりも大きいサイズの用紙Pbefore(図5(a))は、スリッタ部320によって用紙Pbeforeの搬送方向側端部Pcut11とPcut12とがカットされ、用紙Pafter1となる(図5(b))。その後、中綴じされた状態で断裁部380で冊子の小口部分Pcut21とPcut22とが断裁されることで、本来の所望の用紙サイズに整形される(図5(c))。
図6はスリッタ部320での用紙Pの搬送方向側端部のカットと、中綴じ部360で中綴じされた後に断裁部380での断裁との様子を、模式的に示している。ここでは、用紙Pbeforeの搬送方向側端一方側、搬送方向先端部、搬送方向後端部の3カ所を断裁する予定にして、用紙Pbeforeの搬送方向側端部のカットしない側に偏った領域に画像(図6中のクロスハッチングの領域)を形成するようにしている。
ここで、画像が転写された本来の用紙サイズよりも大きいサイズの用紙Pbefore(図6(a))は、スリッタ部320によって用紙Pbeforeの一方の搬送方向側端部Pcut10がカットされ、用紙Pafter1となる(図6(b))。その後、中綴じされた状態で断裁部380で冊子の小口部分Pcut21とPcut22とが断裁されることで、本来の所望の用紙サイズに整形される(図6(c))。
この図6の搬送方向側端一方側をスリッタ部320でカットする場合には、刃320a又は320bの一方の制御で済むため精度が向上する利点がある。また、CD方向の差分が小さいために、スリッタ部320での最小カット量未満であり、図5の搬送方向側端部両側のカットができない場合であっても、カットを1箇所にまとめることで、図6の搬送方向側端部片側のカットが可能になる場合がある。
〔実施形態の動作(1)〕
以下、本実施形態の画像形成システム及び画像形成制御装置並びに画像形成システム制御方法の動作(1)について、動作手順に従って説明する。
なお、この実施形態の動作(1)については、制御部101が主体となって判断と制御とを実行してもよいし、これに限定されることなく、用紙処理装置300の制御部301が主体となって判断と制御を行ってもよいし、画像形成システムに接続される情報処理装置内の制御部(図示せず)が同様の制御を行ってもよい。なお、以下の動作説明では、制御部101が主体となって判断と制御とを実行する場合を具体例とする。
まず、画像形成開始前に、制御部101の制御により表示される図7の操作表示画面103Gを介して、操作者がメニュー画面(図7中の103Ge)の「各種設定」を選択し、表示された各種設定画面(図7中の103Gf)の中の「用紙切れ時動作設定」のタブ(図7中の103Gf1)を押下する。そして、操作者がOKボタン103Gb1を押下すると、この操作表示画面103Gの入力を受けて、制御部101は、用紙切れ時動作設定画面(図8中の103Gf’)を表示する。
この図8の用紙切れ時動作設定画面103Gf’では、空になった用紙より大きいサイズの用紙を断裁する模式説明表示(図8中の103Gf20)を表示すると共に、用紙切れ時動作設定の設定項目103Gf21〜103Gf23を表示する。操作者は画面表示に従って、用紙切り替え機能を利用するか(103Gf21)、用紙何枚まで利用するか(103Gf22)、課金が変わっても利用するか(103Gf23)、などについて、選択を入力する。この実施形態の動作では、用紙切れとなった場合には大きい用紙を使うことから、課金などが変わる可能性があるため、操作者の意志を予め確認しておく。
図9は本実施形態の基本的な動作を示すフローチャートである。
まず、ジョブのプリント情報の内容や操作者による操作表示部103に対する操作入力に応じて、制御部101が処理モードを決定して、画像形成を実行する。なお、プリント情報とは、画像形成すべき画像データ、どのような用紙に画像形成するかといったサイズ情報、何枚あるいは何部画像形成するかといった情報、などが含まれている。
この場合、制御部101は、プリント情報に含まれるサイズ情報と、給紙部105に収容されている用紙に関する用紙情報とを参照し、サイズ情報に合致するサイズの用紙を給紙部105から給紙するように制御している。
この状態で、給紙中のトレイの用紙が空になって給紙部105から用紙切れ情報を受信した制御部101は、図9に示すフローチャートに従った制御を開始する(図9中のスタート)。
まず、制御部101は、サイズ情報と用紙情報とを参照し、同サイズ用紙を収容する別トレイに切り替えて画像形成継続可能か、より大きいサイズ用紙を収容する別トレイに切り替えて画像形成継続可能か、どのトレイに切り替えても画像形成継続不能か、を判断するトレイ切り替え判定処理を行う(図9中のステップS101)。
ここで、図10のフローチャートを参照して、トレイ切り替え判定処理のサブルーチンを説明する。
まず、制御部101は、画像形成中に空になった用紙と同サイズ用紙が別なトレイを収容されているかを、プリント情報に含まれるサイズ情報と、給紙部105に収容されている用紙に関する用紙情報とを参照して判断する(図10中のステップS201)。
画像形成中に空になった用紙と同サイズ用紙が給紙部105の別なトレイに収容されていれば(図10中のステップS201でYES)、制御部101は、該当する別トレイの同サイズ用紙に切り替えることで画像形成は「継続可能」と判断する(図10中のステップS202)。
一方、画像形成中に空になった用紙と同サイズ用紙が給紙部105の別なトレイに収容されていない場合(図10中のステップS201でNO)、制御部101は、実行中のジョブと次に実行予定のジョブとで同じサイズの用紙を使用するか否かについて判断する(図10中のステップS203)。
実行中のジョブと次に実行予定のジョブとで同じサイズの用紙を使用する場合には(図10中のステップS203でYES)、次のジョブでも同様の問題が引き続いて発生するため、現ジョブでは継続可能である可能性もあるが、制御部101は、「継続不能」と判断する(図10中のステップS204)。
ここで、実行中のジョブと次に実行予定のジョブとで同じサイズの用紙を使用しない場合には(図10中のステップS203でNO)、現ジョブについて、より大きいサイズの用紙に切り替えることで画像形成を継続することが可能である可能性があるため、以下の判断を続ける。
まず、制御部101は、給紙部105の複数のトレイについて、i=1としてi番目のトレイ(トレイ[i])について、トレイ[i]の用紙サイズを取得する(図10中のステップS205,S206)。
取得したトレイ[i]のFD方向の用紙サイズが、画像形成中に空になった用紙(以下、「空用紙」)以上であるかを判断する(図10中のステップS207)。なお、FD方向については、図4に示す通り、搬送方向の用紙長であり、冊子状態にされた後に断裁部380により差分が断裁される。
取得したトレイ[i]のFD方向の用紙サイズが空用紙以上ある場合には(図10中のステップS207でYES)、そのFD方向の空用紙以上の部分(以下、「FD方向差分」と言う)が断裁部380で断裁可能な範囲であるかを制御部101が判断する(図10中のステップS208)。制御部101は、断裁部380の動作情報を得て、FD方向差分が断裁可能範囲より小さい、あるいは大きい場合には、断裁不可と判断する。
また、取得したトレイ[i]のCD方向の用紙サイズが、空用紙以上であるかを判断する(図10中のステップS209)。なお、CD方向については、図4に示す通り、搬送方向と直交する方向の用紙幅であり、冊子状態にされた前にスリッタ部320によって搬送中にカットされる。
取得したトレイ[i]のCD方向の用紙サイズが空用紙と等しい場合には(図10中のステップS209でYES(等しい))、CD方向をカットする必要がなく、FD方向のみカットする必要がある。なお、CD方向は搬送中の用紙1枚毎にカットするのに対し、FD方向は冊子状態で複数ページまとめて断裁する。すなわち、CD方向のカットは、生産性(単位時間あたりに画像形成されて出力される用紙枚数)を低下させる可能性がある。そこで、制御部101は、FD方向のみの断裁の場合には、用紙面積の差分量(断裁して廃棄する用紙面積、以下、「用紙面積差分量」と言う)に対して、0.8程度の1未満の係数を乗じて、トレイ[i]の差分量として保存する(図10中のステップS212)。
なお、スリッタ部320の構造や断裁部380の構造により、カットや断裁に要する時間は変化することがある。このため、用紙1枚あたりに要するカットや断裁時間を算出して、上述の係数を定め、最終的には処理時間が小さいものが優先して選択されるように、以上の差分量を算出することが望ましい。
また、取得したトレイ[i]のCD方向の用紙サイズが空用紙より大きい場合には(図10中のステップS209でYES(大きい))、そのCD方向の空用紙以上の部分(以下、「CD方向差分」と言う)がスリッタ部320でカット可能な範囲であるかを制御部101が判断する(図10中のステップS210)。制御部101は、スリッタ部320の動作情報を得て、CD方向差分がカット可能範囲より小さい、あるいは大きい場合には、カット不可と判断する。
また、取得したトレイ[i]のCD方向の用紙サイズが空用紙より大きく(図10中のステップS209でYES(大きい))、CD方向差分がスリッタ部320でカット可能であれば(図10中のステップS210でYES)、制御部101は、用紙面積差分量を算出して、トレイ[i]の差分量として保存する(図10中のステップS211)。
以上の判断(図10中のステップS207〜S210)において、取得したトレイ[i]のFD方向の用紙サイズが空用紙以上でない(図10中のステップS207でNO)、取得したトレイ[i]のFD方向の用紙サイズが空用紙以上あるが断裁部380で断裁不可能(図10中のステップS208でNO)、取得したトレイ[i]のCD方向の用紙サイズが空用紙以上でない(図10中のステップS209でNO)、取得したトレイ[i]のCD方向の用紙サイズが空用紙以上あるがスリッタ部320でカット不可能(図10中のステップS210でNO)、のいずれかに該当する場合、あるいは、トレイ[i]の差分量を保存した場合(図10中のステップS211,S212)、未判断の別トレイの用紙が存在すれば(図10中のステップS213でYES)、i+1をiと置き換えて未判断の別トレイの用紙について判断処理を継続する(図10中のステップS214)。
以上のようにして、給紙部105に接続されているトレイに収容されている用紙の全てについて判断を行った場合(図10中のステップS213でNO)、別トレイの用紙のFD方向とCD方向が空用紙以上のサイズであってカットや断裁が可能な異サイズ用紙が存在すれば(図10中のステップS215でYES)、制御部101は、空用紙と比較して用紙面積差分量が最も小さい異サイズ用紙のトレイに切り替えて画像形成は「継続可能」と判断する(図10中のステップS216)。
なお、ステップS211とステップS212の用紙面積差分量の計算において、CD方向をカットせずにFD方向のみカットする場合については用紙面積差分量の計算で1未満の係数を乗じているため、実際の用紙面積差分量が同じであっても、生産性を悪化させない用紙を優先的に選択することになる。
以上のようにして、トレイ切り替え判定処理を行い(図9中のステップS101)、判定結果が継続不能であれば(図9中のステップS102で「継続不能」)、制御部101は、用紙切れとなったトレイにおいてジョブ継続可能な用紙サイズの補給を促す表示画面(図11参照)を、操作表示部103に表示する(図9中のステップS103)。なお、図11の操作表示画面103Gでは、メッセージ画面103Ggにおいて、用紙切れになったこととを示しつつ用紙補給を促す第1メッセージ画面103Gg11と、用紙切れ時に大きなサイズの用紙があれば異サイズ用紙に切り替えて継続可能を示す第2メッセージ画面103Gg12と、大きなサイズの用紙の補給をしても継続可能であることを示す第3メッセージ画面103Gg13と、を含んでいる。
従って、操作者は、用紙切れとなっているトレイに、同サイズの用紙を補給してもよいし、断裁により使用可能な大サイズの用紙を補給してもよい。この場合、制御部101は、用紙切れのトレイに、同サイズあるいは異サイズの用紙が補充されるまで画像形成を中断し(図9中のステップS104)、用紙補給後に画像形成を再開する。
なお、制御部101は、CD方向については空用紙のCD方向サイズ以上かつスリッタ部320でカット可能なサイズ以下でトレイに収容可能な範囲、FD方向については空用紙のFD方向サイズ以上かつ断裁部380で断裁可能なサイズ以下でトレイに収容可能な範囲、を満たすサイズの用紙を、切り替え可能な異サイズ用紙として、第3メッセージ画面103Gg13に表示する。
また、トレイ切り替え判定処理(図9中のステップS101)の判定結果が別トレイ・同サイズ用紙に切り替えて継続可能であれば(図9中のステップS102で「同サイズ用紙切り替え継続可能」)、制御部101は、給紙部105において同サイズ用紙が収容されている別トレイに切り替え(図9中のステップS105)、トレイの切り替え以外の設定を変更することなく画像形成を継続するよう各部を制御する(図9中のステップS106)。この場合には、操作表示部103において、用紙切れが発生したものの、同サイズ用紙にトレイを切り替えた旨の表示を行ってもよいし、表示を行わなくてもよい。
また、トレイ切り替え判定処理(図9中のステップS101)の判定結果が別トレイ・異サイズ用紙に切り替えて継続可能であれば(図9中のステップS102で「異サイズ用紙切り替え継続可能」)、切り替えて使用する予定の別トレイの異サイズ用紙枚数が、予め定められた規定枚数(図8中の103Gf)以下であるかを、制御部101が判断する(図9中のステップS107)。
トレイ切り替え判定処理の判定結果では別トレイ・異サイズ用紙に切り替えて継続可能であるものの、切り替えて使用する別トレイの異サイズ用紙枚数が、予め定められた規定枚数(図8中の103Gf22)を超えている場合には(図9中のステップS107でNO)、制御部101は、用紙切れとなったトレイにおいてジョブ継続可能な用紙サイズの補給を促す表示画面(図12参照)を、操作表示部103に表示する。図12の操作表示画面103Gでは、メッセージ画面103Ggにおいて、用紙切れになったこととを示しつつ用紙補給を促す第1メッセージ画面103Gg11と、用紙切れ時に大きなサイズの用紙があれば継続可能を示す第2メッセージ画面103Gg12と、別トレイに切り替え可能な異サイズ用紙が存在しているために異サイズ用紙に切り替えるかを問い合わせる第3メッセージ画面103Gg13と、を含んでいる。従って、操作者は、用紙切れとなっているトレイに用紙を補給してもよいし、予め定められた設定を超えているが異サイズ用紙のトレイへの切り替えを承認してもよい。
トレイ切り替え判定処理の判定結果では別トレイ・異サイズ用紙に切り替えて継続可能であるものの、別トレイへの切り替えの機能を利用しない設定である(図8中の103Gf21)場合には(図9中のステップS108でNO)、制御部101は、用紙切れとなったトレイにおいてジョブ継続可能な用紙サイズの補給を促す表示画面(図12参照)を、操作表示部103に表示する。図12の操作表示画面103Gでは、別トレイに切り替え可能な異サイズ用紙が存在しているために異サイズ用紙に切り替えるかを問い合わせる第3メッセージ画面103Gg13を含んでいる。従って、操作者は、用紙切れとなっているトレイの用紙を補給してもよいし、異サイズ用紙のトレイへの切り替えを承認してもよい。
トレイ切り替え判定処理の判定結果では別トレイ・異サイズ用紙に切り替えて継続可能であり、異サイズ用紙の使用枚数は設定以下であり、トレイ切り替えも許可されている場合(図9中のステップS107でYES、S108でYES)、制御部101は、収容部395からの情報と異サイズ用紙を使用した場合に発生する周辺領域とから、スリッタ部320でカットされて切り落とされる廃棄物としての周辺領域と断裁部380で断裁されて切り落とされる廃棄物としての周辺領域とがジョブの終了に至るまで収容部395で収容可能であるかを、判断する(図9中のステップS109)。廃棄物としての周辺領域がジョブの終了に至るまで収容部395で収容可能でない場合には(図9中のステップS109でNO)、制御部101は、用紙切れとなったトレイにおいてジョブ継続可能な用紙サイズの補給を促す表示画面(図12参照)を、操作表示部103に表示する。
トレイ切り替え判定処理の判定結果では別トレイ・異サイズ用紙に切り替えて継続可能であり、異サイズ用紙の使用枚数は設定以下であり、トレイ切り替えも許可されおり、廃棄物としての周辺領域がジョブの終了に至るまで収容部395で収容可能である場合(図9中のステップS107でYES、S108でYES、S109でYES)、制御部101は、別トレイ・異サイズ用紙への切り替え時に課金変更が発生するか否かを判断する(図9中のステップS111)。
別トレイ・異サイズ用紙への切り替えにより課金変更が発生する場合には(図9中のステップS111でYES)、制御部101は、用紙切れに伴い別トレイ・異サイズ用紙に切り替えることで発生する課金変更について承認を促す表示画面(図13参照)を、操作表示部103に表示する(図9中のステップS112)。図12の操作表示画面103Gでは、別トレイに切り替え可能な異サイズ用紙が存在しているために異サイズ用紙に切り替えが可能であり、その際の課金変更を承認するかを問い合わせる第3メッセージ画面103Gg13を含んでいる。
従って、操作者が課金変更を承認しない場合には(図9中のステップS113で「中断」)、制御部101の制御により、用紙切れとなったトレイにおいてジョブ継続可能な用紙サイズの補給を促す表示画面(図11参照)を操作表示部103に表示し(図9中のステップS103)、用紙切れのトレイに用紙が補充されるまで画像形成を中断し、用紙補給後に画像形成を再開する(図9中のステップS104)。
一方、トレイ切り替え判定処理の判定結果では別トレイ・異サイズ用紙に切り替えて継続可能であり、異サイズ用紙の使用枚数は設定以下であり、トレイ切り替えも許可されおり、廃棄物としての周辺領域がジョブの終了に至るまで収容部395で収容可能であって(図9中のステップS107でYES、S108でYES、S109でYES)、別トレイ・異サイズ用紙に切り替えても課金変更が発生しない場合(図9中のステップS111でNO)、あるいは、操作者が課金変更を承認する場合には(図9中のステップS113で「継続」)、制御部101は、用紙切れとなっているトレイの用紙と用紙面積差分量が最小となる別トレイ・異サイズ用紙に給紙を切り替えるように制御する(図9中のステップS114)。なお、別トレイ・異サイズ用紙の収容枚数に応じて、用紙面積差分量は最小ではないものの、画像形成を継続するのに必要な収容枚数を有するトレイに給紙を切り替えるように制御してもよい。
さらに、制御部101は、図5又は図6のいずれかのように周辺領域を決定し、その周辺領域以外の領域に画像形成するように画像形成部150を制御し、その周辺領域をスリッタ部320でカットすると共に断裁部380で断裁するように制御して、画像形成を継続する(図9中のステップS115)。以上のようにすることで、画像形成に使用中の用紙が空になった場合にも、画像形成を停止させずに継続することが可能になる。
〔実施形態の動作(2)〕
以下、本実施形態の画像形成システム及び画像形成制御装置並びに画像形成システム制御方法の動作(2)について、動作手順に従って説明する。なお、この実施形態の動作(2)についても、制御部101が主体となって判断と制御とを実行してもよいし、これに限定されることなく、用紙処理装置300の制御部301が主体となって判断と制御を行ってもよいし、画像形成システムに接続される情報処理装置内の制御部(図示せず)が同様の制御を行ってもよい。なお、以下の動作説明では、制御部101が主体となって判断と制御とを実行する場合を具体例とする。
また、この実施形態の動作(2)は、既に図9のフローチャートを用いて説明した実施形態の動作(1)と共通する部分があるため、同一処理には同一ステップ番号を付した図14のフローチャートを参照し、異なる点を中心にして説明する。
画像形成の実行中に給紙中のトレイの用紙が空になって給紙部105から用紙切れ情報を受信した制御部101は、図14に示すフローチャートに従った制御を開始する(図14中のスタート)。
まず、制御部101は、トレイ切り替え判定処理を行う(図14中のステップS101)。
ここで、トレイ切り替え判定処理(図14中のステップS101)の判定結果が、別トレイ・異サイズ用紙に切り替えて継続可能であり(図14中のステップS102で「異サイズ用紙切り替え継続可能」)、異サイズ用紙の使用枚数は設定以下であり(図14中のステップS107でYES)、トレイ切り替えも許可されおり(図14中のステップS108でYES)、廃棄物としての周辺領域がジョブの終了に至るまで収容部395で収容可能である場合(図14中のステップS109でYES)、制御部101は、実行中の画像形成が複数の異なるトレイの用紙を使用するか否かを判断する(図14中のステップS110a)。なお、この複数の異なるトレイの用紙を使用する画像形成とは、表紙の用紙/表紙以外の用紙、通常の用紙/挿入紙、などの場合がある。
そして、実行中の画像形成が複数の異なるトレイの用紙を使用する場合には(図14中のステップS110aでYES)、制御部101は、実行中の画像形成で使用する別トレイの用紙残量を給紙部105からの用紙残量情報を参照して判断する(図14中のステップS110b)。なお、この残量の判断は、実行中の画像形成で使用する予定の用紙枚数と、別トレイに収容されている用紙枚数との比較により行う。
制御部101は、実行中の画像形成が複数の異なるトレイの用紙を使用しない場合(図14中のステップS110aでNO)、あるいは、実行中の画像形成で使用する予定の用紙枚数と比較して別トレイの用紙残量が十分であると判断できれば(図14中のステップS110bでYES)、動作(1)で既に説明した課金変更発生判断の処理(図14中のステップS111)に戻る。
一方、制御部101は、実行中の画像形成が複数の異なるトレイの用紙を使用する場合(図14中のステップS110aでYES)に、実行中の画像形成で使用する予定の用紙枚数と比較して別トレイの用紙残量が十分ではないと判断した場合(図14中のステップS110bでYES)、別トレイについても用紙切れが発生して画像形成動作が中断する可能性が予想されるため、用紙切れとなったトレイと用紙残量不十分な別トレイにおいてジョブ継続可能な用紙サイズの補給を促す表示画面(図15参照)を操作表示部103に表示し(図14中のステップS103)、用紙切れのトレイと用紙残量不十分な別トレイに用紙が補充されるまで画像形成を中断し、用紙補給後に画像形成を再開する(図14中のステップS104)。
図15の操作表示画面103Gではメッセージ画面103Ggにおいて、用紙切れになったこととを示しつつ用紙補給を促す第1メッセージ画面103Gg11aと、同じジョブで使用する別トレイの用紙残量が十分でないこととを示しつつ用紙補給を促す第2メッセージ画面103Gg11bと、を含んでいる。
従って、操作者は、用紙切れとなっているトレイに用紙を補給すると共に、同じジョブで使用する別トレイにも用紙を補給することで、複数種類の他方の用紙の用紙切れ予定にも配慮し、別トレイ側での用紙切れを未然に防止することができ、用紙補給の回数を減じて生産性に寄与しつつ画像形成を続行することが可能になり、生産性の向上に寄与することができる。
なお、この図15において、図11で説明したような、大きなサイズの用紙の補給をしても継続可能であることを示す第3メッセージ画面103Gg13を併せて表示するようにしてもよい。
〔実施形態の動作(3)〕
以下、本実施形態の画像形成システム及び画像形成制御装置並びに画像形成システム制御方法の動作(3)について、動作手順に従って説明する。なお、以下の動作説明では、制御部101が主体となって判断と制御とを実行する場合を具体例とする。
ここでは、CD方向の用紙差分カット時における画像形成位置とカット位置の制御の第1例について、図16を参照して説明する。
まず、制御部101は、スリッタ部320の仕様情報(スリッタ部320でカット可能な最小幅の情報、両側の刃が個別駆動可能かの情報、など)を得る(図16中のステップS301)。なお、このスリッタ部320の仕様情報については、画像形成システムの電源投入時の各部の制御部101と制御部301との通信により得るようにしてもよいし、スリッタ部320での処理が必要となった時点で制御部101から制御部301経由で仕様情報を要求してもよい。
ここで、用紙の搬送方向に沿って周辺領域をカットするスリッタ部320の両側の刃320aと320b(図4参照)が搬送直交方向に個別調整可能であれば(図16中のステップS302でYES)、搬送方向に直交する一端側を基準位置として、該基準位置に寄せた状態で画像形成するように画像形成部150を制御し(図16中のステップS303、図6(a))、該基準位置の反対側の端部を周辺領域としてカットするようにスリッタ部320を制御する(図16中のステップS304、図6(b))。
また、用紙の搬送方向に沿って周辺領域をカットするスリッタ部320の両側の刃320aと320b(図4参照)が搬送直交方向に個別調整可能ではない場合(図16中のステップS303でNO)、搬送方向の中心位置を基準位置として、該基準位置を中心にして画像形成するように画像形成部150を制御し(図16中のステップS305、図5(a))、該基準位置の両端側の端部を周辺領域としてカットするようにスリッタ部320を制御する(図16中のステップS306、図5(b))。
以上のように、スリッタ部320の刃320aと320bが個別調整可能な場合には、画像位置とカット位置を一方のみに設定し、刃320a又は320bの一方の制御で済むため精度が向上する利点がある。
つぎに、CD方向の用紙差分カット時における画像形成位置とカット位置の制御の第2例について、図17を参照して説明する。
まず、制御部101は、スリッタ部320の仕様情報(スリッタ部320でカット可能な最小幅の情報など)を得る(図17中のステップS301)。なお、このスリッタ部320の仕様情報については、画像形成システムの電源投入時、スリッタ部320での処理が必要となった時点、のいずれに要求してもよい。
ここで、(CD方向差分/2)>(CD方向カット可能最小幅)の条件を満たさなければ(図17中のステップS302’でNO)、搬送方向に直交する一端側を基準位置として、該基準位置に寄せた状態で画像形成するように画像形成部150を制御し(図17中のステップS303、図6(a))、該基準位置の反対側の端部を周辺領域としてカットするようにスリッタ部320を制御する(図17中のステップS304、図6(b))。
また、(CD方向差分/2)>(CD方向カット可能最小幅)の条件を満たせば(図17中のステップS302’でYES)、搬送方向の中心位置を基準位置として、該基準位置を中心にして画像形成するように画像形成部150を制御し(図17中のステップS305、図5(a))、該基準位置の両端側の端部を周辺領域としてカットするようにスリッタ部320を制御する(図17中のステップS306、図5(b))。
以上のようにすることで、スリッタ部320の仕様によりカット可能最小幅の影響で両側2箇所のカットが実行できない場合にも、2箇所のカットを1箇所にまとめることでカット可能になる。すなわち、CD方向の差分が小さいために、スリッタ部320での最小カット量未満であり、図5の搬送方向側端部両側のカットができない場合であっても、カットを1箇所にまとめることで、図6の搬送方向側端部片側のカットが可能になる。
〔その他の実施形態の動作〕
以上の各実施形態では、制御部101が各種処理と制御を行うようにしていたが、用紙処理装置300の制御部301が主体となって判断と制御を行ってもよい。
また、画像形成システムに接続される情報処理装置内の制御部(図示せず)が同様の制御を行ってもよい。この場合、画像形成装置100や用紙処理装置300に加え、外部の情報処理装置も含めて画像形成システムが構成され、外部の情報処理装置が画像形成制御装置として作用することになる。
また、以上の各実施形態では、第1カット部としてのスリッタ部320、第2カット部としての断裁部380の2段階のカットにより用紙サイズを合致させるようにしていたが、これに限定されるものではなく、1段階のカット部でもよいし、3段階以上のカット部が存在していてもよい。
100 画像形成装置
101 制御部
102 通信部
104 記憶部
103 操作表示部
105 給紙部
107 搬送部
130 画像データ記憶部
140 画像処理部
150 画像形成部
300 用紙処理装置
301 制御部
302 通信部
304 記憶部
307 搬送部
310 筋付け部
320 スリッタ部(第1カット部)
330 整合部
340 折り部
350 重ね合わせ部
360 中綴じ部
370 角背処理部
380 断裁部(第2カット部)
390 排出部
395 収容部
400 用紙処理装置
401 制御部
402 通信部
410 搬送部
420 平綴じ部
440 糊塗布部
450 くるみ製本部
480 断裁部
490D 台車排出部
490M メイントレイ排出部
490S サブトレイ排出部

Claims (27)

  1. サイズの異なる複数の用紙を対応する複数のトレイに収容する給紙装置と、
    前記給紙装置から給紙される用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置で画像が形成された用紙の少なくとも1辺をカットするカット部を有する用紙処理装置と、
    プリント情報に含まれるサイズ情報と前記給紙装置からの用紙情報とを参照し、前記サイズ情報に合致した用紙を前記給紙装置から前記画像形成装置に給紙するように制御する画像形成制御装置と、を有する画像形成システムであって、
    前記制御装置は、
    前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙が画像形成中に空になった場合に、
    前記サイズ情報と前記用紙情報とを参照し、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を、前記画像形成装置に給紙するように前記給紙装置を制御し、
    前記カット部でカットされる予定の周辺領域を決定すると共に、該周辺領域以外の領域に画像を形成するように前記画像形成装置を制御し、
    前記カット部で前記用紙の両端をカットするとした場合に前記用紙の一端のカット量が前記カット部における最小カット量未満であって、両端のカット量の合計が最小カット量以上である場合には、一端側を基準位置として、該基準位置に寄せた状態で画像を形成するように前記画像形成装置を制御し、前記基準位置の反対側の端部を前記周辺領域としてカットするように前記カット部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記制御装置は、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙が複数種類存在する場合には、前記カット部において前記用紙1枚あたりに必要とされるカット時間が小さいものを優先して選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御装置は、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するか、あるいは、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給を待機しつつ補給後に該用紙の給紙を再開するか、の選択に従って制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1−2に記載の画像形成システム。
  4. 前記制御装置は、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙が存在しない場合には、空になった用紙のトレイに補給可能な用紙補給要求を表示部に表示すると共に、補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  5. 前記制御装置は、
    画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するように制御し、
    画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数以上である場合には、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  6. 前記制御装置は、
    画像形成を実行する単位をジョブとして、前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙が1つのジョブの画像形成中に空になり、実行中のジョブで空になった用紙と同一の用紙を次のジョブでも使用する予定である場合、空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1−5のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  7. 前記用紙処理装置は、用紙のカットで切り落とされた周辺領域を収容すると共に、前記周辺領域の収容量もしくは収容可能量を計測可能な収容部を備えており、
    前記制御装置は、
    前記収容部からの収容量もしくは収容可能量の情報を得て、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に発生する前記周辺領域が、前記収容部に収容可能かを判断し、
    前記周辺領域が前記収容部に収容可能である場合には、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するように制御し、
    前記周辺領域が前記収容部に収容可能ではない場合には、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1−6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御装置は、
    複数のトレイに収容されている各用紙についての料金の情報を得て、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に、元の用紙を使用した場合と料金が変更になるか否かを判断し、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙して画像形成を中断せずに続行するか、あるいは、画像形成を中断するか、についての選択に従って制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1−7のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  9. 前記制御装置は、
    画像形成を実行する単位をジョブとして、1つのジョブの画像形成において、
    前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙として、前記給紙装置から複数種類の第1用紙と第2用紙とを給紙して使用する場合であって、
    前記給紙装置において第1用紙が画像形成中に空になり、かつ、第2用紙について必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用せずに、第1用紙と第2用紙の両方の補給を待機すると共に、第1用紙と第2用紙の両方の用紙補給要求を表示部に表示するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1−8のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  10. サイズの異なる複数の用紙を対応する複数のトレイに収容する給紙装置と、前記給紙装置から給紙される用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置で画像が形成された用紙の少なくとも1辺をカットするカット部を有する用紙処理装置と、を有する画像形成システムのいずれかの位置に接続され、
    プリント情報に含まれるサイズ情報と前記給紙装置からの用紙情報とを参照し、前記サイズ情報に合致した用紙を前記給紙装置から前記画像形成装置に給紙するように前記画像形成システムを制御する画像形成制御装置であって、
    前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙が画像形成中に空になった場合に、
    前記サイズ情報と前記用紙情報とを参照し、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を、前記画像形成装置に給紙するように前記給紙装置を制御し、
    前記カット部でカットされる予定の周辺領域を決定すると共に、該周辺領域以外の領域に画像を形成するように前記画像形成装置を制御し、
    前記カット部で前記用紙の両端をカットするとした場合に前記用紙の一端のカット量が前記カット部における最小カット量未満であって、両端のカット量の合計が最小カット量以上である場合には、一端側を基準位置として、該基準位置に寄せた状態で画像を形成するように前記画像形成装置を制御し、前記基準位置の反対側の端部を前記周辺領域としてカットするように前記カット部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成制御装置。
  11. 前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙が複数種類存在する場合には、前記カット部において前記用紙1枚あたりに必要とされるカット時間が小さいものを優先して選択する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成制御装置。
  12. 前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するか、あるいは、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給を待機しつつ補給後に該用紙の給紙を再開するか、の選択に従って制御を行う、
    ことを特徴とする請求項10−11に記載の画像形成制御装置。
  13. 前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙が存在しない場合には、空になった用紙のトレイに補給可能な用紙補給要求を表示部に表示すると共に、補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項10−12のいずれか一項に記載の画像形成制御装置。
  14. 画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するように制御し、
    画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数以上である場合には、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項10−13のいずれか一項に記載の画像形成制御装置。
  15. 画像形成を実行する単位をジョブとして、前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙が1つのジョブの画像形成中に空になり、実行中のジョブで空になった用紙と同一の用紙を次のジョブでも使用する予定である場合、空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項10−14のいずれか一項に記載の画像形成制御装置。
  16. 前記用紙処理装置は、用紙のカットで切り落とされた周辺領域を収容すると共に、前記周辺領域の収容量もしくは収容可能量を計測可能な収容部を備えており、
    前記収容部からの収容量もしくは収容可能量の情報を得て、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に発生する前記周辺領域が、前記収容部に収容可能かを判断し、
    前記周辺領域が前記収容部に収容可能である場合には、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するように制御し、
    前記周辺領域が前記収容部に収容可能ではない場合には、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項10−15のいずれか一項に記載の画像形成制御装置。
  17. 複数のトレイに収容されている各用紙についての料金の情報を得て、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に、元の用紙を使用した場合と料金が変更になるか否かを判断し、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙して画像形成を中断せずに続行するか、あるいは、画像形成を中断するか、についての選択に従って制御を行う、
    ことを特徴とする請求項10−16のいずれか一項に記載の画像形成制御装置。
  18. 画像形成を実行する単位をジョブとして、1つのジョブの画像形成において、
    前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙として、前記給紙装置から複数種類の第1用紙と第2用紙とを給紙して使用する場合であって、
    前記給紙装置において第1用紙が画像形成中に空になり、かつ、第2用紙について必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用せずに、第1用紙と第2用紙の両方の補給を待機すると共に、第1用紙と第2用紙の両方の用紙補給要求を表示部に表示するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項10−17のいずれか一項に記載の画像形成制御装置。
  19. サイズの異なる複数の用紙を対応する複数のトレイに収容する給紙装置と、前記給紙装置から給紙される用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置で画像が形成された用紙の少なくとも1辺をカットするカット部を有する用紙処理装置と、を有する画像形成システムに対して、
    プリント情報に含まれるサイズ情報と前記給紙装置からの用紙情報とを参照し、前記サイズ情報に合致した用紙を前記給紙装置から前記画像形成装置に給紙するように前記画像形成システムを制御する画像形成システム制御方法であって、
    前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙が画像形成中に空になった場合に、
    前記サイズ情報と前記用紙情報とを参照し、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を、前記画像形成装置に給紙するように前記給紙装置を制御し、
    前記カット部でカットされる予定の周辺領域を決定すると共に、該周辺領域以外の領域に画像を形成するように前記画像形成装置を制御し、
    前記カット部で前記用紙の両端をカットするとした場合に前記用紙の一端のカット量が前記カット部における最小カット量未満であって、両端のカット量の合計が最小カット量以上である場合には、一端側を基準位置として、該基準位置に寄せた状態で画像を形成するように前記画像形成装置を制御し、前記基準位置の反対側の端部を前記周辺領域としてカットするように前記カット部を制御する、
    ことを特徴とする画像形成システム制御方法。
  20. 前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙が複数種類存在する場合には、前記カット部において前記用紙1枚あたりに必要とされるカット時間が小さいものを優先して選択する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像形成システム制御方法。
  21. 前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するか、あるいは、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給を待機しつつ補給後に該用紙の給紙を再開するか、の選択に従って制御を行う、
    ことを特徴とする請求項19−20に記載の画像形成システム制御方法。
  22. 前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙が存在しない場合には、空になった用紙のトレイに補給可能な用紙補給要求を表示部に表示すると共に、補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項19−21のいずれか一項に記載の画像形成システム制御方法。
  23. 画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するように制御し、
    画像形成を続行するのに必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数以上である場合には、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項19−22のいずれか一項に記載の画像形成システム制御方法。
  24. 画像形成を実行する単位をジョブとして、前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙が1つのジョブの画像形成中に空になり、実行中のジョブで空になった用紙と同一の用紙を次のジョブでも使用する予定である場合、空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項19−23のいずれか一項に記載の画像形成システム制御方法。
  25. 前記用紙処理装置は、用紙のカットで切り落とされた周辺領域を収容すると共に、前記周辺領域の収容量もしくは収容可能量を計測可能な収容部を備えており、
    前記収容部からの収容量もしくは収容可能量の情報を得て、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に発生する前記周辺領域が、前記収容部に収容可能かを判断し、
    前記周辺領域が前記収容部に収容可能である場合には、前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙するように制御し、
    前記周辺領域が前記収容部に収容可能ではない場合には、前記サイズ情報に合致しており画像形成中に空になった用紙の補給要求を表示部に表示すると共に当該用紙の補給を待機するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項19−24のいずれか一項に記載の画像形成システム制御方法。
  26. 複数のトレイに収容されている各用紙についての料金の情報を得て、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用した場合に、元の用紙を使用した場合と料金が変更になるか否かを判断し、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を前記画像形成装置に給紙して画像形成を中断せずに続行するか、あるいは、画像形成を中断するか、についての選択に従って制御を行う、
    ことを特徴とする請求項19−25のいずれか一項に記載の画像形成システム制御方法。
  27. 画像形成を実行する単位をジョブとして、1つのジョブの画像形成において、
    前記給紙装置において前記サイズ情報に合致した用紙として、前記給紙装置から複数種類の第1用紙と第2用紙とを給紙して使用する場合であって、
    前記給紙装置において第1用紙が画像形成中に空になり、かつ、第2用紙について必要な用紙枚数が予め定められた所定枚数未満である場合には、
    前記カット部でカットすることで前記サイズ情報に合致することになる用紙を使用せずに、第1用紙と第2用紙の両方の補給を待機すると共に、第1用紙と第2用紙の両方の用紙補給要求を表示部に表示するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項19−26のいずれか一項に記載の画像形成システム制御方法。
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