JP2010056651A - 制御装置、画像処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成サービス提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合に、課金面において利用者が被る不都合を軽減することのできる技術を提供する。
【解決手段】利用者によって印刷を指示する旨の操作がなされると、制御部11は、操作表示部13から出力される信号に応じて、まず、画像形成処理の処理内容を示すパラメータを複数含む仮印刷オプションを生成する。次いで、制御部11は、仮印刷オプションに含まれるパラメータのそれぞれについて、各パラメータに設定された値に対応する画像形成処理を実行可能か否かを判定する。制御部11は、仮印刷オプションに含まれる媒介変数のうち判定結果が否定的である媒介変数の値を書き換えて実印刷オプションを生成する。制御部11は、実印刷オプションを用いて画像形成部15に画像形成処理の実行を指示する。一方、制御部11は、仮印刷オプションを用いて利用者に対する課金額を算出する。
【選択図】図1
【解決手段】利用者によって印刷を指示する旨の操作がなされると、制御部11は、操作表示部13から出力される信号に応じて、まず、画像形成処理の処理内容を示すパラメータを複数含む仮印刷オプションを生成する。次いで、制御部11は、仮印刷オプションに含まれるパラメータのそれぞれについて、各パラメータに設定された値に対応する画像形成処理を実行可能か否かを判定する。制御部11は、仮印刷オプションに含まれる媒介変数のうち判定結果が否定的である媒介変数の値を書き換えて実印刷オプションを生成する。制御部11は、実印刷オプションを用いて画像形成部15に画像形成処理の実行を指示する。一方、制御部11は、仮印刷オプションを用いて利用者に対する課金額を算出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、制御装置、画像処理装置及びプログラムに関する。
コピー機能やプリント機能等の各種画像形成サービスを提供する装置において、利用者が所望する用紙が切れている場合に代替処理を行う技術が種々提案されている。例えば、特許文献1には、印刷中に用紙が切れた場合にサイズとして代替可能な用紙を自動給紙する技術が提案されている。また、特許文献2には、印刷中に用紙が切れた場合にサイズとして代替可能な用紙を自動給紙するとともに、用紙の向きを考慮して給紙する技術が提案されている。また、特許文献3には、予想料金に応じた印刷パラメータ変更制御を行う技術が提案されている。また、特許文献4には、空き領域に広告画像を配置し広告主に課金するシステムが提案されている。
特開平06−166445号公報
特開平10−129072号公報
特許第3507247号公報
特許第3312540号公報
本発明は、画像形成サービス提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合に、課金面において利用者が被る不都合を軽減することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、画像形成処理を指示する旨を示す指示データを取得する指示データ取得手段と、前記指示データ取得手段によって取得された指示データに基づいて、前記画像形成処理の処理態様を示す媒介変数を複数含む第1の処理データを生成する第1の処理データ生成手段と、前記第1の処理データに含まれる複数の媒介変数のそれぞれについて、各媒介変数に設定された値に対応する処理態様での画像形成処理を実行可能か否かを判定する判定手段と、前記第1の処理データに含まれる媒介変数のうち前記判定手段による判定結果が否定的である媒介変数の値を書き換えたものを第2の処理データとして生成する第2の処理データ生成手段と、前記第2の処理データの示す処理態様での画像形成処理の実行を、画像を形成する画像形成装置に指示する処理実行指示手段と、前記第1の処理データを用いて利用者に対する課金額を特定する課金額特定手段と、前記課金額特定手段によって特定された課金額を示すデータを出力する出力手段とを具備することを特徴とする制御装置を提供する。
本発明の好ましい態様において、前記第2の処理データ生成手段は、前記判定手段による判定結果が否定的である媒介変数の値を書き換える際の候補となる値が複数ある場合に、予め定められたアルゴリズムに従って該候補となる値からいずれかを選択し、選択した値で書換を行ってもよい。
また、本発明の更に好ましい態様において、前記第2の処理データ生成手段は、前記判定手段による判定結果が否定的である媒介変数の値を書き換える際の候補となる値が複数ある場合に、利用者によって操作される操作装置から出力される信号に応じて該候補となる値からいずれかを選択してもよい。
また、本発明の更に好ましい態様において、前記課金額特定手段は、前記第1の処理データを用いて算出した課金額と、前記第2の処理データを用いて算出した課金額とのうち、小さいほうの課金額を前記利用者に対する課金額として特定してもよい。
また、本発明の更に好ましい態様において、前記画像形成処理において用いられる資源の残量を検出する残量検出手段を具備し、前記判定手段は、前記第1の処理データに含まれる複数の媒介変数の少なくともいずれかひとつについて、前記残量検出手段によって検出された残量に応じて判定を行ってもよい。
また、本発明は、上述の制御装置と、前記処理実行指示手段の指示に従って前記画像形成処理を実行する画像形成装置とを具備することを特徴とする画像形成装置を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、請求項1に記載の構成を有していない場合と比較して、画像形成サービス提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合に、課金面において利用者が被る不都合を軽減することができるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、画像形成サービスの提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合に、請求項2に記載の構成を有していない場合と比較して、処理態様をより好適に変更することができるという効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、画像形成サービスの提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合であっても、請求項3に記載の構成を有していない場合と比較して、利用者のニーズに応じた画像形成処理を実行させることができるという効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成サービスの提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合であっても、請求項4に記載の構成を有していない場合と比較して、課金面において利用者が被る不都合を軽減することができるという効果がある。
請求項5に記載の発明によれば、請求項5に記載の構成を有していない場合と比較して、画像形成処理の処理態様をより好適に変更することができるという効果がある。
請求項6に記載の発明によれば、請求項6に記載の構成を有していない場合と比較して、画像形成サービス提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合に、課金面において利用者が被る不都合を軽減することができるという効果がある。
請求項7に記載の発明によれば、請求項7に記載の構成を有していない場合と比較して、画像形成サービス提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合に、課金面において利用者が被る不都合を軽減することができるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、画像形成サービスの提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合に、請求項2に記載の構成を有していない場合と比較して、処理態様をより好適に変更することができるという効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、画像形成サービスの提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合であっても、請求項3に記載の構成を有していない場合と比較して、利用者のニーズに応じた画像形成処理を実行させることができるという効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成サービスの提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合であっても、請求項4に記載の構成を有していない場合と比較して、課金面において利用者が被る不都合を軽減することができるという効果がある。
請求項5に記載の発明によれば、請求項5に記載の構成を有していない場合と比較して、画像形成処理の処理態様をより好適に変更することができるという効果がある。
請求項6に記載の発明によれば、請求項6に記載の構成を有していない場合と比較して、画像形成サービス提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合に、課金面において利用者が被る不都合を軽減することができるという効果がある。
請求項7に記載の発明によれば、請求項7に記載の構成を有していない場合と比較して、画像形成サービス提供側の都合で画像形成処理の処理態様を変更する場合に、課金面において利用者が被る不都合を軽減することができるという効果がある。
<A:第1実施形態>
<A−1:構成>
<A−1−1:ハードウェア構成>
図1は、この発明の一実施形態である画像処理装置1の構成の一例を示すブロック図である。この画像処理装置1は、コピー機能やプリント機能等の各種画像形成サービスを提供する装置である。図において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、ROM又は記憶部12に格納されたプログラムにしたがって画像処理装置1の制御を行う。記憶部12は、ハードディスク等の記憶手段であり、画像処理装置1の制御に関するプログラムなどの各種プログラムが格納されている。
<A−1:構成>
<A−1−1:ハードウェア構成>
図1は、この発明の一実施形態である画像処理装置1の構成の一例を示すブロック図である。この画像処理装置1は、コピー機能やプリント機能等の各種画像形成サービスを提供する装置である。図において、制御部11は、CPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、ROM又は記憶部12に格納されたプログラムにしたがって画像処理装置1の制御を行う。記憶部12は、ハードディスク等の記憶手段であり、画像処理装置1の制御に関するプログラムなどの各種プログラムが格納されている。
操作表示部13は、タッチパネルとして機能する液晶ディスプレイを備えており、画像処理装置1の利用者はこの液晶ディスプレイに触れることで各種の操作を行う。すなわち、操作表示部13は、利用者によって操作され、操作された内容に応じた信号を出力する操作装置であるとともに、制御部11の制御の下に各種の画像を表示する表示装置である。画像読取部14は、光学系部材(図示略)を備えており、プラテンガラス(図示略)に置かれた原稿の画像を光学的に読み取り、読み取った画像を表す画像データを生成する。画像形成部15は、画像を形成する画像形成装置である。画像形成部15は、制御部11から供給される画像データに基づいてトナー像を生成し、このトナー像をシートに転写して定着させることによってシートに画像を形成する。なお、本実施形態における「シート」は、いわゆる紙に限定されるものではなく、OHPシートなどのプラスチックや、その他の材質のシートを含む。なお、以下の説明では、説明の便宜上、画像形成部15がトナー像を転写して定着させるシートを「用紙」と称して説明する。画像形成部15は、トナーの残量を検出するトナーセンサ(図示略)を備えている。用紙供給部17は、用紙を収容する用紙収容部を備え、制御部11の制御の下に、画像形成部15に用紙を供給する。この用紙供給部17は、用紙収容部に収容された用紙の残量を検出する用紙センサ(図示略)を備えている。通信部16は、外部装置と通信する通信手段である。ここにおいて、外部装置とは、例えば、自装置と異なる記録装置や、インターネットやLAN等の通信網を介して接続されるサーバ装置である。通信部16は、外部装置と有線により通信を行ってもよいし、赤外線通信などによって外部装置と無線により通信を行ってもよい。
なお、図1に示す例では、操作表示部13が画像処理装置1に含まれている場合について説明するが、操作表示部13が画像処理装置1に含まれる構成とせず、画像処理装置1に外部出力端子や外部入力端子を設け、外部モニタや外部操作子を接続する構成としても良い。また、画像読取部14や画像形成部15についても、画像処理装置1に内蔵されずに外付けされる構成であってもよい。
記憶部12は、図示のように、仮印刷オプション記憶領域121と、代替印刷オプション記憶領域122と、実印刷オプション記憶領域123と、印刷資源記憶領域124とを有している。仮印刷オプション記憶領域121には、利用者によって指示された画像形成処理の処理内容を示すデータ(第1の処理内容データ)(以下「仮印刷オプション」という)が格納される。この仮印刷オプションは、画像形成処理の処理態様を示すパラメータ(媒介変数)を複数含んでいる。具体的には、仮印刷オプションは、画像形成処理の処理種別(コピー、印刷、など)を示す種別パラメータと、用紙の大きさ(A4、B4、等)を示す用紙サイズパラメータと、用紙の種類(再生紙、普通紙、OHPシート、等)を示す用紙種類パラメータと、カラーモード(白黒、カラー、等)を示すカラーモードパラメータとを含む。なお、ここでは、仮印刷オプションに、種別パラメータと、用紙サイズパラメータと、用紙サイズパラメータと、用紙種類パラメータと、カラーモードパラメータとの各パラメータが含まれる場合について説明するが、仮印刷オプションに含まれるものはこれらに限らず、他のパラメータであってもよい。例えば、Nアップ数(1枚の用紙に割り付けるページ数)を示すパラメータや、用紙収容部を指定するパラメータ等であってもよい。
次に、代替印刷オプション記憶領域122には、仮印刷オプションに含まれるパラメータの代替となるパラメータデータの集合(以下「代替印刷オプション」という)が格納される。画像処理装置1の制御部11は、後述する代替印刷オプション生成処理を実行することによって、仮印刷オプションに含まれるパラメータの代替となるパラメータデータの集合を生成し、代替印刷オプションとしてこの代替印刷オプション記憶領域122に記憶する。
次に、実印刷オプション記憶領域123には、画像処理装置1が実際に行う画像形成処理の処理内容を示すデータ(第2の処理内容データ)(以下「実印刷オプション」という)が格納される。画像処理装置1の制御部11は、後述する実印刷オプション生成処理を実行することによって実印刷オプションを生成し、生成した実印刷オプションをこの実印刷オプション記憶領域123に格納する。
次に、印刷資源記憶領域124には、用紙やトナー等の、画像形成処理において用いられる資源(以下「印刷資源」という)の残量を示す印刷資源データが記憶される。制御部11は、画像形成部15のトナーセンサや用紙供給部17の用紙センサから出力される信号に応じて、この印刷資源データの値を更新する。なお、この印刷資源データの更新処理は、例えば、電源が投入されたタイミングで制御部11が更新するようにしてもよく、また、例えば、画像形成処理を実行する毎にその都度行うようにしてもよく、要は予め定められたタイミングで行うようにすればよい。
<A−1−2:機能的構成>
次に、画像処理装置1の機能的構成について、図面を参照しつつ説明する。図2は、画像処理装置1の機能的構成の一例を示す図である。図において、メイン制御部111,印刷オプション制御部112,課金制御部113及び印刷制御部114は、制御部11がROM又は記憶部12に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することによって実現される。
次に、画像処理装置1の機能的構成について、図面を参照しつつ説明する。図2は、画像処理装置1の機能的構成の一例を示す図である。図において、メイン制御部111,印刷オプション制御部112,課金制御部113及び印刷制御部114は、制御部11がROM又は記憶部12に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することによって実現される。
図において、メイン制御部111は全体的な制御を行う。特に、メイン制御部111は、画像形成処理を指示する旨を示す指示データを操作表示部13から取得し、取得した指示データに基づいて、印刷オプション制御部112に対して仮印刷オプションの作成を指示する。また、メイン制御部111は、課金制御部113に対して、利用者に対する課金額の算出を指示するとともに、課金制御部113が算出した課金額を操作表示部13に出力することによって、課金額を利用者に報知する処理を行う。また、メイン制御部111は、実印刷オプションを用いて印刷制御部114に画像形成処理の実行を指示する。
印刷オプション制御部112は、メイン制御部111の指示に従って、画像形成処理の処理内容を示すパラメータを複数含む仮印刷オプションを生成し、生成した仮印刷オプションを仮印刷オプション記憶領域121に記憶する。また、印刷オプション制御部112は、仮印刷オプションに含まれる複数のパラメータのそれぞれについて、各パラメータに設定された値に対応する画像形成処理を実行可能か否かを判定する。すなわち、印刷オプション制御部112は、仮印刷オプションの各パラメータの有効性を判定する。具体的には、例えば、用紙サイズパラメータに「A4」を示す値が設定されている場合には、A4サイズでの印刷(又は複写)が可能か(A4サイズの用紙が用紙収容部に残っているか(足りなくなる可能性があるか)、等)を、印刷資源記憶領域124に記憶された印刷資源データに応じて(すなわち用紙センサによって検出された残量に応じて)判定する。また、例えば、カラーモードパラメータとして「カラー」を示す値が設定されている場合には、カラー印刷(カラーコピー)が可能か(トナーの残量が十分か、等)を、印刷資源記憶領域124に記憶された印刷資源データに応じて(すなわちトナーセンサによって検出された残量に応じて)判定する。
印刷オプション制御部112は、仮印刷オプションに含まれるパラメータのうちの判定結果が否定的であるパラメータの値を有効なものに差し替え、差し替えたパラメータの集合を代替印刷オプションとして代替印刷オプション記憶領域122に記憶する。すなわち、印刷オプション制御部112は、値が無効であると判定したパラメータがある場合には、そのパラメータの値を有効なものに書き換える処理を行う。具体的には、例えば、用紙サイズパラメータとして「A4」が設定されているものの、画像処理装置1の用紙収容部にA4サイズの用紙がなく、B4サイズの用紙しかない場合には、印刷オプション制御部112は、用紙サイズパラメータの値を「A4」から「B4」に差し替える。また、例えば、カラーモードパラメータとして「カラー」を示す値が設定されているものの、画像処理装置1のカラートナーがない場合には、印刷オプション制御部112は、カラーモードパラメータの値を「カラー」から「白黒」に変更する。
印刷オプション制御部112は、生成した代替印刷オプションの示すパラメータ群を用いて、実印刷オプションを生成し、実印刷オプション記憶領域123に登録する。すなわち、印刷オプション制御部112は、仮印刷オプションに含まれるパラメータのうち無効であると判定されたパラメータの値を有効なものに書き換えたものを実印刷オプションとして生成する。
次に、課金制御部113は、メイン制御部111の制御の下、仮印刷オプションを用いて利用者に対する課金額を特定し課金を行う。また、課金制御部113は、特定した課金額をメイン制御部111に通知する。なお、課金制御部113が行う課金算出処理としては、例えば、用紙のサイズ、カラーモード、用紙種類等を用いて、予め定められたアルゴリズムに従って算出するようにすればよい。また、課金制御部113が行う課金処理としては、例えば、画像処理装置1に料金を回収する課金装置を接続する構成とし、この課金装置を用いて料金を回収するようにしてもよく、また、課金額を示すデータを予め定められたサーバ装置に送信することによって課金処理を行うようにしてもよく、課金の態様は種々のものを用いることができる。
次に、印刷制御部114は、メイン制御部111の制御の下に、実印刷オプションを用いて画像読取部14や画像形成部15に対して画像形成処理の実行を指示する。具体的には、例えば、利用者によって複写を指示された場合には、印刷制御部114は、画像読取部14を制御して原稿の画像を読み取らせるとともに、画像形成部15を制御して、画像読取部14によって読み取られた画像を用紙に形成させる。また、例えば、利用者によって印刷が指示された場合には、印刷制御部114は、画像形成部15を制御して、通信部16を介して受信された画像データの示す画像を用紙に形成させる。
このとき、上述のように、印刷制御部114が実印刷オプションを用いて画像形成処理を指示するのに対し、課金制御部113は仮印刷オプションを用いて課金額算出処理を行う。このように、画像形成処理と課金額算出処理とにおいてはそれぞれ異なるデータが用いられる。具体的には、例えば、印刷オプション制御部112が、仮印刷オプションに含まれる用紙パラメータの値を「A4」から「B4」に変更した場合には、印刷制御部114は「B4」サイズの用紙を用いて画像形成処理を行わせる一方、課金制御部113は「A4」サイズの料金体系に従って課金額の算出処理を行う。このように、本実施形態では、画像処理装置1の用紙切れ等の不具合によって画像形成処理の処理態様を変更した場合には、制御部11は利用者によって指示された内容に従った課金を行う。
<A−2:動作>
次に、画像処理装置1が行う処理について、図3に示すシーケンス図を参照しつつ説明する。まず、利用者は操作表示部13を用いて印刷を指示する旨の操作を行う(S1)。利用者によって操作がなされると、操作表示部13は操作された内容に応じた信号をメイン制御部111に出力する(S2)。メイン制御部111は、操作表示部13から出力される信号に応じて、印刷オプション制御部112へ仮印刷オプションの作成を指示する(S3)。
次に、画像処理装置1が行う処理について、図3に示すシーケンス図を参照しつつ説明する。まず、利用者は操作表示部13を用いて印刷を指示する旨の操作を行う(S1)。利用者によって操作がなされると、操作表示部13は操作された内容に応じた信号をメイン制御部111に出力する(S2)。メイン制御部111は、操作表示部13から出力される信号に応じて、印刷オプション制御部112へ仮印刷オプションの作成を指示する(S3)。
印刷オプション制御部112は、メイン制御部111からの指示に従って仮印刷オプションを生成し、生成したオプションを登録する(S4)。次いで、印刷オプション制御部112は、印刷オプションに含まれる1又は複数のパラメータのそれぞれについて、パラメータの有効性を判定し(S5)、無効と判定されたパラメータについては、代替印刷オプションとして差し替える(S6)。次いで、印刷オプション制御部112は、生成した代替印刷オプションを用いて実印刷オプションを生成し、生成した実印刷オプションを登録する(S7)。
次に、メイン制御部111は、実印刷オプションを取得し(S8)、取得した実印刷オプションについての印刷指示を印刷制御部114に対して指示する(S9)。印刷制御部114は、メイン制御部111からの指示に従って画像形成処理を実行する(S10)。
また、メイン制御部111は、課金制御部113に対して課金処理を指示する(S11)。課金制御部113は、メイン制御部111から指示を受けると、仮印刷オプション情報を取得し(S12)、取得した仮印刷オプション情報に基づいて料金を算出する(S13)。
メイン制御部111は、印刷終了と課金情報とを示すデータを操作表示部13に出力することによって、印刷終了と課金情報との表示を操作表示部13に対して指示する(S14)。操作表示部13は、メイン制御部111から供給されるデータに従って、印刷終了と課金情報とを示す画像を表示する(S15)。利用者は、操作表示部13に表示される画面を確認することによって、印刷終了と課金情報とを把握する。
<A−3:動作例>
次に、本実施形態の具体的な動作の一例について、図面を参照しつつ説明する。
<A−3−1:動作例1>
まず、第1の動作例として、用紙サイズを変更して印刷するケースについて説明する。ここでは、A3/A4サイズの印刷料金がそれぞれ20円/10円で運用されている印刷サービスにおいて、利用者が出力用紙サイズにA4サイズを指定して印刷指示をした場合について説明する。なお、利用者が出力用紙サイズを指定するに代えて、利用者が用紙収容部を指定するようにしてもよい。
次に、本実施形態の具体的な動作の一例について、図面を参照しつつ説明する。
<A−3−1:動作例1>
まず、第1の動作例として、用紙サイズを変更して印刷するケースについて説明する。ここでは、A3/A4サイズの印刷料金がそれぞれ20円/10円で運用されている印刷サービスにおいて、利用者が出力用紙サイズにA4サイズを指定して印刷指示をした場合について説明する。なお、利用者が出力用紙サイズを指定するに代えて、利用者が用紙収容部を指定するようにしてもよい。
図4は、操作表示部13に表示される画面の一例を示す図である。図示のように、操作表示部13には、出力用紙サイズを指定するためのリストボックスL1と、印刷を指示するためのボタンB1とが表示される。利用者は、操作表示部13を操作して出力用紙サイズを選択し、ボタンB1を押下することによって印刷を指示する。
制御部11は、操作表示部13から出力される信号に応じて、まず、仮印刷オプションを生成する。次いで、制御部11は、A4の用紙で印刷可能か否かを判定する。ここで、制御部11が、印刷資源としてA4用紙が消耗していることを確認する。制御部11は、給紙されていることを確認したB5、A3を代替パラメータとして利用者に通知する。このように、制御部11は、代替となるパラメータ値を画面に表示し、実印刷オプション登録前に利用者に報知して確認させる。
図5は、操作表示部13に表示される画面の一例を示す図である。制御部11は、代替パラメータとして選択した「B5」、「A3」を示す画像を操作表示部13に表示することによって利用者に報知する。図示のように、操作表示部13には、「A4サイズの用紙がありません。続けておこなう処理を次の中から選択してください」といったメッセージM1が表示されるとともに、出力用紙サイズを選択するラジオボタンRB1と、代替印刷を指示するためのボタンB2とが表示される。このように、制御部11は、代替となるパラメータ値が複数ある場合には利用者に通知して選択させるようにする。利用者は、操作表示部13を用いて出力用紙サイズを選択するとともに、ボタンB2を押下して代替印刷を指示する。
図5に示す例では、ひとつのパラメータ(用紙パラメータ)について表示を行うようにしたが、これに限らず、変更確認や選択が必要なパラメータが複数ある場合には、上述の表示処理をその都度行わず、情報をまとめて通知して利用者に設定させるようにしてもよい。また、このとき、制御部11が、同時に指定できないパラメータの禁則処理を行うようにしてもよい。
制御部11は、操作表示部13から出力される信号に基づいて、用紙サイズパラメータの値を利用者によって選択された出力用紙サイズを示す値に書き換え、実印刷オプションを生成する。すなわち、制御部11は、仮印刷オプションに含まれる複数のパラメータのうち、無効な値が設定されているパラメータの値を書き換える際の候補となる値が複数ある場合に、予め定められたアルゴリズムに従って該候補となる値からいずれかを選択し、選択した値を用いて書換を行う。ここでは、制御部11は、パラメータの値を書き換える際の候補となる値が複数ある場合に、利用者によって操作される操作表示部13から出力される信号に応じて該候補となる値からいずれかを選択する。
印刷制御部114は実印刷オプションに従って画像形成を行い、一方、課金制御部113は仮印刷オプションに従って課金額の算出処理を実行する。この動作例においては、印刷サービスがA3用紙を指定して印刷した場合、通常は20円かかるところを印刷サービス側の都合による料金超過を理由にA4用紙印刷の場合の料金である10円を利用者に課金する。
<A−3−2:動作例2>
次に、第2の動作例として、カット紙を普通紙(用紙収容部に収容された用紙)に変更して印刷するケースについて説明する。この動作例では、ロール紙を装填可能な画像処理装置1に対して、利用者がカット紙(ロール紙を定形にカットした用紙)を指定して印刷指示を行う。
次に、第2の動作例として、カット紙を普通紙(用紙収容部に収容された用紙)に変更して印刷するケースについて説明する。この動作例では、ロール紙を装填可能な画像処理装置1に対して、利用者がカット紙(ロール紙を定形にカットした用紙)を指定して印刷指示を行う。
制御部11は利用者によって指示された内容に従って仮印刷オプションを生成し、仮印刷オプションに含まれる各パラメータの有効性を判定する。この動作例では、制御部11はロール紙が消耗していることを確認する。この場合、制御部11は、用紙種別パラメータの値を普通紙を示す値に書き換えて実印刷オプションを生成し、生成した実印刷オプションによって画像形成を指示する。すなわち、画像処理装置1は、用紙をカット紙から普通紙に切り替えて画像形成処理を実行する。この場合、カット紙より普通紙のほうが課金額が高いが、利用者に対しては、カット紙を用いた場合の料金が請求される。この際に、画像処理装置1は、利用者に用紙をカット紙から普通紙に切り換えて画像形成を行うが料金はカット紙を用いた料金で課金する旨の通知を行い、利用者に実行の許可もしくは不許可を選択させるようにしてもよい。
以上説明したようにこの実施形態では、課金管理機能を備える印刷サービスにおいて、ユーザが所望する印刷オプションを指定して印刷を行い、サービス提供側の不都合(印刷資源の消耗など)により代替の印刷オプションを適用して印刷をおこない超過料金が発生した場合、料金差額はサービス提供側が負担するようにする。このように、画像形成サービス提供側の都合で画像形成処理の処理態様(用紙のサイズ、用紙の種類(カット紙/ロール紙)、カラー種別(白黒・カラー)、等)を変更する場合は、利用者に対してその利用者が所望した処理態様に基づいた課金体系に従って課金を行う。これにより、課金額が利用者の意に反して高くなることがない。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るシステムの一例を示すブロック図である。図示のように、このシステムは、画像形成装置3a,3bと、UI端末4と、サーバ装置5とが、LAN等の通信網2に接続されて構成される。画像形成装置3a,3bは、コピー機能やプリント機能を備え、用紙に画像を形成する画像形成装置である。画像形成装置3a,3bはそれぞれ、サーバ装置5から供給される実印刷オプションに従って画像形成処理を実行する。なお、以下の説明では、画像形成装置3a,3bを各々区別する必要がない場合にはこれらを「画像形成装置3」と称して説明する。また、図6に示す例では、2台の画像形成装置3a,3bを図示したが、画像形成装置の数は2に限らず、これより多くてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るシステムの一例を示すブロック図である。図示のように、このシステムは、画像形成装置3a,3bと、UI端末4と、サーバ装置5とが、LAN等の通信網2に接続されて構成される。画像形成装置3a,3bは、コピー機能やプリント機能を備え、用紙に画像を形成する画像形成装置である。画像形成装置3a,3bはそれぞれ、サーバ装置5から供給される実印刷オプションに従って画像形成処理を実行する。なお、以下の説明では、画像形成装置3a,3bを各々区別する必要がない場合にはこれらを「画像形成装置3」と称して説明する。また、図6に示す例では、2台の画像形成装置3a,3bを図示したが、画像形成装置の数は2に限らず、これより多くてもよい。
UI端末4は、利用者によって操作される操作表示部等を備えた装置である。UI端末4は、操作者によって操作される操作表示部から出力される信号に従って、画像形成処理を指示する旨を示す指示データを生成し、生成した指示データをサーバ装置5に出力する。
サーバ装置5は、画像形成装置3a,3bが行う画像形成処理を制御するための装置である。図7は、サーバ装置5のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図において、制御部51,記憶部52,操作表示部53,通信部56は、上述した第1実施形態において図1に示した画像処理装置1の制御部11,記憶部12,操作表示部13,通信部16と同様であり、ここではその詳細な説明を省略する。
次に、図8は、サーバ装置5の機能的構成の一例を示すブロック図である。図において、メイン制御部511,印刷オプション制御部512,課金制御部513,印刷制御部514は、上述した第1実施形態において図2に示した画像処理装置1におけるメイン制御部111,印刷オプション制御部112,課金制御部113,印刷制御部114と同様であり、ここではその詳細な説明を省略する。すなわち、サーバ装置5の機能的構成は、上述の第1実施形態における画像処理装置1と同様である。
次に、本実施形態の動作例について説明する。この動作例では、画像形成装置3aは赤黒印刷が可能でありフルカラー印刷が不可能な装置である一方、画像形成装置3bはフルカラー印刷機能を備えた装置であるとする。また、この動作例では、赤黒印刷からフルカラー印刷に変更して画像形成処理を行うケースについて説明する。
まず、利用者は、UI端末4の操作表示部を操作して、画像形成装置3aを用いた赤黒印刷の指示を入力する。UI端末4は、操作された内容に従って指示データを生成し、サーバ装置5に供給する。このとき、UI端末4は、画像形成装置3を識別するための装置IDパラメータを含む指示データを生成する。サーバ装置5の制御部51は、供給される指示データに従って、仮印刷オプションを生成し、生成した仮印刷オプションの各パラメータの有効性を判定する。制御部51が行う判定処理としては、例えば、画像形成装置3a,3bに問い合わせることによって判定するようにしてもよく、また、例えば、画像形成装置3毎に各パラメータの有効/無効を示すテーブルを記憶部12に予め記憶させておく構成とし、このテーブルを参照して各パラメータ値の有効性を判定するようにしてもよい。
この動作例では、制御部51は、画像形成装置3aにおいて赤色トナーが消耗して赤黒印刷が不可能であることを確認する。この場合、制御部51は、仮印刷オプションに含まれる装置IDパラメータの値を、画像形成装置3aを示す値から画像形成装置3bを示す値に変更した実印刷オプションを生成する。制御部51は、生成した実印刷オプションを用いて画像形成装置3bに対して印刷指示を行うともに、仮印刷オプションを用いて課金額の算出処理を行う。すなわち、この動作例では、赤黒印刷機能を備える画像形成装置3aに対して赤黒印刷指示があった場合に、画像形成装置3aの赤色トナーが不足している場合にはフルカラー機能を備える画像形成装置3bによって代替印刷を行う。また、制御部51は、仮印刷オプションに基づいて画像形成装置3aを用いて少数色で印刷した場合の料金を計算し、算出した課金額を利用者に請求する。なお、実印刷オプションとしてフルカラーで印刷した場合の料金を算出し、両者の料金差分はサービスベンダーが負担するようにしてもよい。
この実施形態についても、上述した第1の実施形態と同様に、利用者の意に反して代替印刷を行う場合であっても、利用者が所望した処理態様に基づいて課金額を算出する。これにより、課金額が利用者の意に反して高くなってしまうことがない。
<C:変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。
(1)上述の実施形態では、印刷資源の残量を検出する残量検出手段として、用紙センサとトナーセンサとを例示したが、残量検出手段はこれに限らず、例えば消費電力等、他の印刷資源を検出するものであってもよい。要は、制御部11(又は制御部51)が、仮印刷オプションに含まれる複数のパラメータの少なくともいずれかひとつについて、残量検出手段によって検出された残量に応じて判定を行うようにすればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。
(1)上述の実施形態では、印刷資源の残量を検出する残量検出手段として、用紙センサとトナーセンサとを例示したが、残量検出手段はこれに限らず、例えば消費電力等、他の印刷資源を検出するものであってもよい。要は、制御部11(又は制御部51)が、仮印刷オプションに含まれる複数のパラメータの少なくともいずれかひとつについて、残量検出手段によって検出された残量に応じて判定を行うようにすればよい。
また、上述の実施形態では、制御部11(又は制御部51)が、用紙センサやトナーセンサによって検出された残量に応じて、各パラメータ値の有効性を判定したが、判定の態様はこれに限らず、例えば、装置を識別する装置IDパラメータについては、その装置の電源がONされているか否かを判定するようにしてもよい。また、例えば、各パラメータ値の有効値(又は無効値)を示すテーブルを記憶部12(又は記憶部52)の予め定められた記憶領域に記憶しておく構成とし、制御部11(又は制御部51)がこのテーブルを参照して各パラメータ値の有効性を判定するようにしてもよい。
(2)上述の実施形態では、制御部11(又は制御部51)は、仮印刷オプションに含まれる複数のパラメータのうち、無効な値が設定されているパラメータの値を書き換える際の候補となる値が複数ある場合に、操作表示部13から出力される信号に応じて(すなわち利用者の操作に応じて)、候補となる値からいずれかを選択した。値の選択の態様はこれに限らず、例えば、値が無効である場合の書換値を示すテーブルを予め記憶部12(又は記憶部52)に記憶しておく構成とし、制御部11がこのテーブルを参照して複数の値からいずれかを選択するようにしてもよく、要は、制御部11が、書換の候補となる値が複数ある場合に、予め定められたアルゴリズムに従って該候補となる値からいずれかを選択し、選択した値を用いて書換を行うようにすればよい。
(3)上述の実施形態において、代替印刷オプションに変更するかどうか利用者が判断するための情報として、無効なパラメータが有効になるまでの時間や進捗状況を制御部11が操作表示部13に表示させるようにしてもよい。この場合は、例えば、無効なパラメータが有効になるまでの時間や進捗状況(用紙がいつ補充されるか、等)を、予め定められたサーバ装置に問い合わせるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、無効なパラメータを有効にするための処理を実行させるか否かを利用者が選択するようにし、選択肢として代替パラメータと共に表示するようにしてもよい。具体的には、例えば、「A4」サイズの用紙が切れている場合に、画像処理装置1の管理者に対してその旨を報知するかを利用者が選択するようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、画像形成処理の実行中に印刷資源が消耗し、画像形成処理を一旦中断して仮印刷オプションを再発行する場合に、課金制御部は複数の仮印刷オプションのうち最初に発行した仮印刷オプションを参照して料金を算出するようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、課金制御部が超過料金計算部を備える構成とし、この超過料金計算部が、実印刷オプションをもとに本来かかる料金を計算し、印刷サービス側が負担した超過料金を課金ログとして記録するようにしてもよい。この場合は、サービスベンダーの財務処理、あるいはサードベンダー(広告主など)への課金に使用するようにしてもよい。
(4)上述の実施形態において、印刷サービス提供側の好都合(使用する印刷資源の削減など)により利用者の許可のもとで代替の印刷オプションを適用して印刷を行うようにしてもよい。この場合は、料金を割り引いて利用者に課金するようにすればよい。この場合は、制御部11は、仮印刷オプションを用いて算出される課金額と実印刷オプションを用いて算出される課金額とのうち、小さいほうの課金額を利用者に対する課金額として特定するようにすればよい。
(5)上述の実施形態において画像処理装置1の制御部11によって実行されるプログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記録された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネット等の通信網経由でダウンロードさせることも可能である。なお、上述の制御を行う制御手段としてはCPU以外にも種々の装置を適用することができ、例えば、専用のプロセッサなどを用いてもよい。
1…画像処理装置、2…通信網、3…画像形成装置、4…UI端末、5…サーバ装置、11,51…制御部、12,52…記憶部、13,53…操作表示部、14…画像読取部、15…画像形成部、16,56…通信部、17…用紙供給部、111,511…メイン制御部、112,512…印刷オプション制御部、113,513…課金制御部、114,514…印刷制御部、121…仮印刷オプション記憶領域、122…代替印刷オプション記憶領域、123…実印刷オプション記憶領域、124…印刷資源記憶領域。
Claims (7)
- 画像形成処理を指示する旨を示す指示データを取得する指示データ取得手段と、
前記指示データ取得手段によって取得された指示データに基づいて、前記画像形成処理の処理態様を示す媒介変数を複数含む第1の処理データを生成する第1の処理データ生成手段と、
前記第1の処理データに含まれる複数の媒介変数のそれぞれについて、各媒介変数に設定された値に対応する処理態様での画像形成処理を実行可能か否かを判定する判定手段と、
前記第1の処理データに含まれる媒介変数のうち前記判定手段による判定結果が否定的である媒介変数の値を書き換えたものを第2の処理データとして生成する第2の処理データ生成手段と、
前記第2の処理データの示す処理態様での画像形成処理の実行を、画像を形成する画像形成装置に指示する処理実行指示手段と、
前記第1の処理データを用いて利用者に対する課金額を特定する課金額特定手段と、
前記課金額特定手段によって特定された課金額を示すデータを出力する出力手段と
を具備することを特徴とする制御装置。 - 前記第2の処理データ生成手段は、前記判定手段による判定結果が否定的である媒介変数の値を書き換える際の候補となる値が複数ある場合に、予め定められたアルゴリズムに従って該候補となる値からいずれかを選択し、選択した値で書換を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。 - 前記第2の処理データ生成手段は、前記判定手段による判定結果が否定的である媒介変数の値を書き換える際の候補となる値が複数ある場合に、利用者によって操作される操作装置から出力される信号に応じて該候補となる値からいずれかを選択する
ことを特徴とする請求項2に記載の制御装置。 - 前記課金額特定手段は、前記第1の処理データを用いて算出した課金額と、前記第2の処理データを用いて算出した課金額とのうち、小さいほうの課金額を前記利用者に対する課金額として特定する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記画像形成処理において用いられる資源の残量を検出する残量検出手段
を具備し、
前記判定手段は、前記第1の処理データに含まれる複数の媒介変数の少なくともいずれかひとつについて、前記残量検出手段によって検出された残量に応じて判定を行う
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御装置と、
前記処理実行指示手段の指示に従って前記画像形成処理を実行する画像形成装置と
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - コンピュータを、
画像形成処理を指示する旨を示す指示データを取得する指示データ取得手段と、
前記指示データ取得手段によって取得された指示データに基づいて、前記画像形成処理の処理態様を示す媒介変数を複数含む第1の処理データを生成する第1の処理データ生成手段と、
前記第1の処理データに含まれる複数の媒介変数のそれぞれについて、各媒介変数に設定された値に対応する処理態様での画像形成処理を実行可能か否かを判定する判定手段と、
前記第1の処理データに含まれる媒介変数のうち前記判定手段による判定結果が否定的である媒介変数の値を書き換えたものを第2の処理データとして生成する第2の処理データ生成手段と、
前記第2の処理データの示す処理態様での画像形成処理の実行を、画像を形成する画像形成装置に指示する処理実行指示手段と、
前記第1の処理データを用いて利用者に対する課金額を算出する課金額算出手段と、
前記課金額算出手段によって算出された課金額を示すデータを出力する出力手段
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008216933A JP2010056651A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 制御装置、画像処理装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008216933A JP2010056651A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 制御装置、画像処理装置及びプログラム |
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ID=42072154
Family Applications (1)
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JP2008216933A Pending JP2010056651A (ja) | 2008-08-26 | 2008-08-26 | 制御装置、画像処理装置及びプログラム |
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JP (1) | JP2010056651A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012063552A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成システム |
JP2014117911A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Konica Minolta Inc | 画像形成システム及び画像形成制御装置並びに画像形成システム制御方法 |
-
2008
- 2008-08-26 JP JP2008216933A patent/JP2010056651A/ja active Pending
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