JP6067315B2 - 車両制御装置、及び、車両制御方法 - Google Patents

車両制御装置、及び、車両制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末を用いて車両を制御する技術に関する。
従来より、携帯端末を用いて自車両のエンジンやモータといった原動機の始動を制御するリモートスタータが知られている。この技術を使用することにより、ユーザは、自車両と離れた位置からであっても、自車両の原動機を始動することができる。このため、例えば、ユーザが自車両に乗車するまでにエアコンを起動させて車内の温度を適切な温度となるように調節することができる。
また、近年では、携帯端末として携帯電話を使用し、センターを介して自車両の車載装置を操作するリモート操作システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、携帯端末で使用するアプリケーションとして、自車両までの距離や方角を算出して表示することで、自車両の駐車位置を表示するアプリケーションも存在する。これらリモートスタータや駐車位置を表示するアプリケーションは、自車両の位置情報を用いるため、アプリケーションを起動すると車両に位置情報の送信を要求し、車両は要求を受信した時点で取得した位置情報を携帯端末に送信する。
しかしながら、これらのアプリケーションの起動時は、車両は駐車した状況にあり、GPS等の位置情報を取得する装置は暗電流低減のためスリープ状態にあることが多い。このような状態で位置情報の送信要求を受信し、位置情報を取得する装置を起動させて位置情報を取得する処理を実行したとしても、装置の起動直後は動作が安定しておらず精度の低い位置情報しか取得できないことがある。この場合には、アプリケーションを精度良く使用することができない場合や、使用自体ができない場合がある。一方で、常に動作が安定した状態で装置を起動させておくことは消費電力上好ましくない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、消費電力を抑制しつつ、装置の起動直後であっても精度の高い位置情報を送信することができる車両制御に関する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両に搭載され、該車両の制御を行う車両制御装置であって、前記車両の外部に設けられた情報処理装置と情報の送受信を行う通信部と、前記情報処理装置から送信された制御情報に基づいて車両制御装置を制御する制御部と、位置情報を取得する位置情報取得部と、を備え、前記位置情報取得部は、前記車両が駐車を開始すると駐車開始時の位置情報を取得し、前記制御部がスリープ状態のときに前記情報処理装置から制御情報を受信するとその時点の位置情報を取得し、前記通信部は、前記位置情報取得部が前記制御情報受信時の位置情報を取得すると、前記駐車開始時の位置情報及び制御情報受信時の位置情報のうち、精度の高い位置情報を情報処理装置に送信する。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の車両制御装置において、前記位置情報取得部は、前記車両が駐車を開始してから所定時間が経過するまでの間、定期的に位置情報を取得する。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の車両制御装置において、前記定期的に取得した複数の位置情報のうち、最も高精度の位置情報を駐車開始時の位置情報とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載の車両制御装置において、前記位置情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記制御部は、今回取得した位置情報と前回取得した位置情報との精度を比較して、高精度の位置情報を駐車開始時の位置情報として記憶部に記憶する。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の車両制御装置において、前記制御部は、前記制御情報を受信すると、前記記憶部に記憶されている駐車開始時の位置情報の精度と、制御情報受信時の位置情報の精度とを比較する。
また、請求項10の発明は、車両の制御を行う車両制御方法であって、a)前記車両が駐車を開始すると駐車開始時の位置情報を取得する工程と、b)自装置がスリープ状態のときに前記車両の外部に設けられた情報処理装置から制御情報を受信すると、その時点の位置情報を取得する工程と、c)前記制御情報受信時の位置情報を取得すると、前記駐車開始時の位置情報及び制御情報受信時の位置情報のうち、精度の高い位置情報を情報処理装置に送信する工程と、を含む。
請求項1ないしの発明によれば、制御部がスリープ状態のときに制御情報を受信し、位置情報を送信する場合であっても、精度の高い位置情報を送信することが可能となる。
また、特に請求項2ないし5の発明によれば、より精度の高い位置情報を取得することができる。
図1は、車両制御システムの概要を示す図である。 図2は、車両制御装置の構成を示すブロック図である。 図3は、携帯端末の構成を示すブロック図である。 図4は、センターの構成を示すブロック図である。 図5は、車両制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、車両制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、車両制御装置の処理を示すタイムチャートである。 図8は、携帯端末の処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、携帯端末の処理の流れを示すフローチャートである。 図10は、センターの処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、センターの処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、センターの処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、センターの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.システムの概要>
図1は、本実施の形態に係る車両制御システム100の概要を示す図である。車両制御システム100は、車両制御装置10と、携帯端末20と、センター30とを備えている。
車両制御装置10は、車両に備えられており、センター30から送信された制御情報に応じて車両の制御を行うものである。車両制御装置10は、センター30と通信可能に接続されており、所定のタイミングで位置情報を含む車両情報をセンター30に送信する。例えば、車両制御装置10は、車両が駐車開始した際の位置情報を送信するようになっている。また、車両制御装置10は、センター30を介して携帯端末20からの始動要求等の制御情報を受信する。車両制御装置10は、センター30から始動要求を受信すると車両の原動機や各種装置の始動制御を行う。
なお、原動機とはエンジンやモータであり、本発明はいずれの場合にも適用可能である。ただし、説明の便宜上、エンジンを用いた場合を例に挙げて説明する。また、各種装置とは例えばエアコンやドアである。すなわち、始動制御とは、エンジンやモータの始動/停止、エアコンのオン/オフ、ドアの開閉等の制御である。以下では、遠隔で始動を行う対象を単に「原動機」と記載し、始動や停止、オン/オフ等を含めて単に「始動」と記載する。
携帯端末20は、ユーザが所持する可搬型の電子機器であり、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等である。携帯端末20には、車両の原動機を遠隔で始動するためのアプリケーション(以下、「遠隔始動アプリ」という)が格納されている。また、携帯端末20には、車両の駐車位置を特定して携帯端末20に表示したり、携帯端末20の現在位置から車両の駐車位置への方位または距離を携帯端末20に表示するアプリケーション(以下、「車両位置表示アプリ」という)などが格納されている場合もある。ユーザが、携帯端末20に格納された遠隔始動アプリを操作して実行することにより、遠隔での始動要求や各種設定を行うことができる。また、携帯端末20は、センター30と通信可能に構成されており、始動要求や携帯端末20の位置情報等をセンター30に送信する。
センター30は、車両制御システム100全体を制御する情報処理装置である。センター30は、車両制御装置10及び携帯端末20と通信可能に構成されており、始動要求や車両情報等を互いに送受信することで原動機の始動等の制御を行う。具体的には、センター30は、例えば、車両から位置情報を含む車両情報を受信し、携帯端末20から始動要求や位置情報を受信する。センター30は、携帯端末20の遠隔始動アプリの操作による始動要求を受信すると、車両の位置情報に基づいて始動の可否に関する判断や指示といった制御を行う。また、携帯端末20から車両位置表示アプリのログイン情報を受信すると、車両の駐車位置の情報を携帯端末20に送信する制御を行う。
本実施の形態に係る車両制御システム100は、遠隔始動アプリ等のアプリケーションを使用する際に精度の高い車両の位置情報を取得することを可能にするシステムである。以下、車両に対して遠隔で始動の制御を行う車両制御システム100を例に挙げてその構成及び処理について詳細に説明する。
<1−2.車両制御装置の構成>
まず、車両制御装置10の構成について説明する。図2は、車両制御装置10の概要を示すブロック図である。図2に示すように、車両制御装置10は、制御部11と、位置情報取得部12と、通信部13と、記憶部14とを備えている。
制御部11は、車両情報取得部11aと、情報判別部11bと、始動制御部11cと、時間計測部11dと、位置判断部11eと、送信判断部11fとを備えており、また、図示しないCPU、RAM、及びROMを備えるコンピュータである。制御部11は、車両制御装置10が備える通信部13や記憶部14等と接続され、記憶部14に記憶されたプログラム14aに基づいて情報の送受信を行い、車両制御装置10の全体を制御する。記憶部14に記憶されたプログラムにしたがってCPUが演算処理を実行することにより、情報判別部11bや始動制御部11c等の制御部11の機能が実現される。
また、制御部11は、CAN(Controller Area Network)等の車載LAN(Local Area Network)を介して車両内の他の各種センサやECU(Electronic Control Unit)と通信可能に接続されており、種々の情報の送受信を行っている。なお、制御部11は、車両制御装置10が行う処理全般を制御するものであるため、上述した、車両情報取得部11aや、情報判別部11b等が実行する処理以外の処理についても制御する。
車両情報取得部11aは、車両の走行状態や他のECUの状態を示す情報としての車両情報を取得する。車両には、例えば、車速センサや舵角センサ等の車両の走行状態を検出するセンサや、燃料噴射用ECUといったエンジン制御系のECUやドアロック/アンロック用ECUといったボディ制御系のECUが設けられている。車両情報取得部11aは、CANを介してこれらセンサやECUの出力を車両情報として取得する。
情報判別部11bは、車両内の他のセンサやECUから取得した車両情報の内容を判別したり、センター30から受信した情報の内容を判別する。車両情報としては、上述したものの他にも例えば、イグニッションのオン/オフの情報が挙げられる。また、センター30から受信した情報としては、例えば、アプリのログイン情報や原動機の始動要求が挙げられる。
始動制御部11cは、車両が備える原動機や各種装置の始動又は停止を制御する。すなわち、始動制御部11cは、センター30から始動要求を受信した際に、制御対象のECUに対して該当する指令を送信する。例えば、センター30から原動機の始動要求を受信した場合には、始動制御部11cは、CANを介して原動機の駆動制御を行うECUに対して始動指令を送信する。また、エアコンの始動要求を受信した場合には、始動制御部11cは、CANを介してエアコンの駆動制御を行うECUに対して始動指令を送信する。
時間計測部11dは、時間の経過を計測するものである。例えば、遠隔始動にて原動機を駆動する時間を予め決めていた場合には、時間計測部11dは、始動からの経過時間を計測し、所定の時間に到達したか否かを判断する。また、例えば、イグニッションがオフされてからの経過時間を計測する。なお、時間計測部11dは、時刻を取得することも可能になっており、例えば、始動した時刻を取得しておくこともできる。
位置判断部11eは、車両の駐車位置が制限区域内にあるか否かを判断する。制限区域とは、アイドル放置禁止区域や特定地域である。アイドル放置禁止区域とは、車両をアイドル状態のまま放置しておくことを禁止している区域のことである。また、特定地域とは、遠隔始動により車両のアイドリングを行う可能性の少ない地域のことである。すなわち、特定地域とは、車両を降車してから直ぐに戻ってくる可能性の高い場所を含む地域のことであり、例えば、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、コンビニエンスストアの駐車場等が挙げられる。これらの区域は、記憶部14に記憶されている地図情報14eに含まれている。
位置判断部11eは、車両の駐車位置と地図情報14eとを比較することで、車両の駐車位置がアイドル放置禁止区域内にあるか否かを判断する。位置判断部11eが車両の駐車位置がアイドル放置禁止区域内にあると判断した場合には、制御部11は、原動機の始動処理を制限する。
また、位置判断部11eは、記憶部14に記憶されている地図情報14eの道路情報や施設情報に基づいて特定地域か否かを判断し、車両の位置情報に基づいて車両の駐車位置が特定地域内にあるか否かを判断する。なお、ユーザが予め特定地域を地図情報14eに設定しておいてもよい。位置判断部11eは、車両の駐車開始位置と特定地域とを比較することで、車両の駐車位置が特定地域内にあるか否かを判断する。位置判断部11eが車両の駐車位置が特定地域内にあると判断した場合には制御部11は、原動機の始動処理を制限する。なお、駐車位置がアイドル放置禁止区域内または特定地域内にあるときに原動機の始動処理を制限するか否かをユーザが切替設定してもよい。
送信判断部11fは、センター30に対して位置情報を送信する際に、送信する位置情報を判断する。位置情報取得部12が取得した位置情報が複数ある場合に、より信頼性の高い位置情報を送信するために、いずれの位置情報が高精度であるか等を判断する。
位置情報取得部12は、車両制御装置10の現在位置を示す情報としての位置情報を取得する。位置情報取得部12としては、例えば、GPS(Global positioning system:全地球測位システム)を用いることができる。位置情報は、緯度情報及び経度情報を含んでいる。すなわち、位置情報取得部12は、GPSを用いて現在位置の緯度情報及び経度情報を取得することとなる。
また、位置情報取得部12は、取得した位置情報の精度を導出する。精度の導出は、一般的な方法を用いて行うことができる。例えば、GPS衛星の配置状態によって決まる測位精度劣化係数(DOP:Dilution of Precision)に基づいて導出する方法を用いることができる。また、GPS衛星からの受信信号強度(RSS:Received Signal Strength)や、受信信号の到来方向(AOA:Angle of Arrival)に基づいて導出する方法等を用いることもできる。
また、GPS衛星から受信したデータには、GPS衛星のIDが含まれており、このIDを用いることで捕捉しているGPS衛星の個数を導出することができる。そこで、位置情報取得部12は、捕捉しているGPS衛星の個数に応じて、取得した位置情報の精度を導出してもよい。
なお、車両制御装置10が設置されている環境によっては、GPSにて位置情報を取得できない場合がある。この場合、位置情報取得部12は、位置情報を取得できない旨を示す情報として、位置情報が未確定であるとする情報(以下、「未確定情報」と記載する)を取得する。
また、取得した位置情報は、車両制御装置10の位置情報であるものの、車両制御装置10は車両に搭載されているため、車両の位置を示す情報でもある。このため、以下においては、位置情報取得部12にて取得した位置情報及び精度を単に「位置情報」と記載する。すなわち、位置情報は、GPSで取得した緯度情報及び経度情報を含む位置情報と、GPSで取得できなかった場合の未確定情報と、位置情報の精度を含む情報である。なお、この位置情報14bは、記憶部14に記憶される。
通信部13は、センター30と通信可能に接続され、センター30との間で情報の送受信を行う。通信部13は、例えば、センター30に対して位置情報や車両情報を送信し、センター30からアプリのログイン情報や始動要求等の制御情報を受信する。車両制御装置10とセンター30との通信は、いわゆる携帯電話網を通じて行われる。したがって、通信部13は、センターとの通信が可能な「圏内」であるか、不可能な「圏外」であるかの判断も行う。センター30から送信された制御情報のデータ14dは、記憶部14に記憶される。
記憶部14は、プログラム14aと、位置情報14bと、車両情報14cと、データ14dと、地図情報14eとを記憶している。本実施の形態における記憶部14は、電気的にデータの読み書きが可能であって、電源を遮断されてもデータが消去されない不揮発性の半導体メモリである。記憶部14としては、例えば、EEPROM(Electrical Erasable Programmable Read-Only memory)やフラッシュメモリを用いることができる。ただし、他の記憶媒体を用いてもよく、磁気ディスクを備えたハードディスクドライブで構成することもできる。プログラムは、制御部11により読み出され、制御部11が車両制御装置10を制御するために実行される、いわゆるシステムソフトウェアである。また、地図情報14eは、全国又は一定の広域の道路情報や施設情報が含まれた情報である。
なお、本実施の形態では、車両制御装置10が記憶部14に地図情報14eを記憶しておき、位置判断部11eが、車両の駐車位置が制限区域内にあるか否かを判断しているがこれに限定されるものではない。例えば、車両がナビゲーション装置を備えている場合には、ナビゲーション装置の記憶部に記憶されている地図情報に制限区域の情報を含ませておいてもよい。この場合、位置判断部11eがナビゲーション装置から制限区域の情報を取得して、車両の駐車位置が制限区域内にあるか否かを判断する構成となる。
また、本実施の形態では、特定地域の設定を車両制御装置10で行なっているが、センター30で特定地域を設定し、設定した特定地域情報を車両制御装置10に送信することで設定してもよい。
<1−3.携帯端末の構成>
次に携帯端末20の構成について説明する。図3は、携帯端末20の概要を示すブロック図である。図3に示すように、携帯端末20は、制御部21と、位置情報取得部22と、通信部23と、記憶部24と、表示部25と、操作部26とを備えている。
制御部21は、情報判別部21aと、表示制御部21bとを備えており、また、図示しないCPU、RAM、及びROMを備えるコンピュータである。制御部21は、携帯端末20が備える通信部23や記憶部24等と接続され、記憶部24に記憶されたプログラム24aに基づいて情報の送受信を行い、携帯端末20の全体を制御する。記憶部24に記憶されたプログラムにしたがってCPUが演算処理を実行することにより、情報判別部21aや表示制御部21b等の制御部21の機能が実現される。なお、制御部21は、携帯端末20が行う処理全般を制御するものであるため、遠隔始動アプリの機能を実行させる処理を含め、情報判別部21aや、表示制御部21b以外の処理についても制御する。
情報判別部21aは、取得した情報の内容を判別する。情報判別部21aは、例えば、センター30から受信した情報の内容を判別したり、携帯端末20の操作部26を介して入力された情報の内容を判別する。センター30から受信した情報としては、例えば、車両情報や始動の可否に関する問い合わせが挙げられ、携帯端末20の操作部26を介して入力された情報としては、アプリのログイン情報や原動機の始動要求が挙げられる。
表示制御部21bは、携帯端末20の表示部25に画像を表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部21bは、遠隔始動アプリや車両位置表示アプリの操作用画面や、センター30から受信した確認用画面を表示部25に表示させる制御を行う。
位置情報取得部22は、携帯端末20の現在位置を示す情報としての位置情報を取得する。位置情報取得部22としては、例えば、GPSを用いることができる。携帯端末20の位置情報は、緯度情報及び経度情報を含んでいる。取得した携帯端末20の位置情報は、記憶部24に記憶してもよい。
通信部23は、センター30と通信可能に接続され、センター30との間で情報の送受信を行う。通信部23は、例えば、センター30に対してアプリのログイン情報や始動要求等を送信し、センター30から始動の可否に関する問い合わせ等を受信する。携帯端末20とセンター30との通信は、いわゆる携帯電話網を通じて行われる。したがって、通信部23は、センター30との通信が可能な「圏内」であるか、不可能な「圏外」であるかの判断も行う。
記憶部24は、プログラム24aと、遠隔始動アプリ24bと、車両位置表示アプリ24cとを記憶している。本実施の形態における記憶部24は、電気的にデータの読み書きが可能であって、電源を遮断されてもデータが消去されない不揮発性の半導体メモリである。記憶部24としては、例えば、EEPROMやフラッシュメモリを用いることができる。ただし、他の記憶媒体を用いてもよく、磁気ディスクを備えたハードディスクドライブで構成することもできる。プログラム24aは、制御部21により読み出され、制御部21が携帯端末20を制御するために実行される、いわゆるシステムソフトウェアである。また、遠隔始動アプリ24bとは、遠隔始動用の制御プログラムであり、車両位置表示アプリ24cとは、車両位置表示用の制御プログラムである。
表示部25は、遠隔始動アプリ24bや車両位置表示アプリ24cの操作用画面や、センター30から送信された車両情報を確認する確認用画面等を表示する表示装置である。表示部25としては、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等を用いることができる。
操作部26は、機械式のボタンやタッチパネルを備えた情報の入力装置である。ユーザは、操作部26を操作することによって、遠隔始動の制御に関する各種操作や、設定情報の設定や変更操作等を行うことができる。なお、操作部26は、表示部25と一体として構成してもよい。
<1−4.センターの構成>
次にセンター30の構成について説明する。図4は、センター30の概要を示すブロック図である。図4に示すように、センター30は、制御部31と、通信部32と、記憶部33とを備えている。
制御部31は、情報判別部31aと、始動制限部31bと、位置判断部31cと、始動指示部31dとを備えており、また、図示しないCPU、RAM、及びROMを備えるコンピュータである。制御部31は、センター30が備える通信部32や記憶部33等と接続され、記憶部33に記憶されたプログラムに基づいて情報の送受信を行い、センター30の全体を制御する。記憶部33に記憶されたプログラム33aにしたがってCPUが演算処理を実行することにより、情報判別部31aや始動制限部31b等の制御部31の機能が実現される。なお、制御部31は、センター30が行う処理全般を制御するものであるため、情報判別部31aや、始動制限部31b、位置判断部31c、始動指示部31dが実行する処理以外の処理についても制御する。
情報判別部31aは、車両制御装置10又は携帯端末20から受信した情報の内容を判別する。具体的には、情報判別部31aは、車両制御装置10から受信した情報が、位置情報であるか、原動機を始動した旨の情報であるか、イグニッションオン/オフの情報であるか等を判別する。また、情報判別部31aは、携帯端末20から受信した情報が、アプリのログイン情報であるか、原動機の始動要求又は停止要求であるか等を判別する。
始動制限部31bは、携帯端末20から始動要求を受信した場合に、位置情報に基づいて原動機の始動を制限するか否かを判断する。例えば、始動を制限するか否かの条件が、駐車開始時とアプリのログイン時とにおける車両の位置の異同に基づいて設定されている場合には、始動制限部31bは、駐車開始時の位置情報と、ログイン時の位置情報とに基づいて原動機の始動を制限するか否かを判断する。
具体的には、始動制限部31bは、記憶部33から読み出したイグニッションオフ時の位置情報(すなわち、駐車開始時の位置情報)と、携帯端末20からアプリのログイン情報を受信した際に車両制御装置10から取得した位置情報(すなわち、ログイン時の位置情報)とを比較することで互いの位置の異同を判断する。そして、始動制限部31bは、記憶部33に記憶されている制限条件(不図示)を読み出して、判断した異同の結果と比較する。制限条件とは、例えば各位置情報が異なる場合には始動を制限する旨の条件である。
この条件の場合に、各位置情報が異なると判断されると、始動制限部31bは始動処理を制限する。すなわち、各位置情報が異なるということは、車両が駐車開始時の位置から移動していることを示している。移動している要因としては、盗難にあっていることや、レッカー移動されていることが考えられる。このため、始動制限部31bは、各位置情報が異なる場合には始動を禁止したり、始動処理の継続の可否をユーザに確認するといった始動の制限を行う。
位置判断部31cは、携帯端末20からアプリのログイン情報を受信した場合に、車両の駐車位置がアイドル放置禁止区域内にあるか否かを判断する。アイドル放置禁止区域とは、上記と同様に車両をアイドル状態のまま放置しておくことを禁止している区域のことである。これらの区域は、記憶部33に記憶されている地図情報33cに含まれており、位置判断部31cは、取得した位置情報と地図情報33cとを比較することで、車両の駐車位置がアイドル放置禁止区域内にあるか否かを判断する。位置判断部31cは、車両の駐車位置がアイドル放置禁止区域内にあると判断した場合には始動処理を実行しない。
また、位置判断部31cは、車両の駐車位置が特定地域内にあるか否かも判断する。特定地域とは、遠隔始動により車両のアイドリングを行う可能性の少ない地域のことである。すなわち、特定地域も、上記と同様に車両を降車してから直ぐに戻ってくる可能性の高い場所を含む地域のことであり、例えば、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、コンビニエンスストアの駐車場等が挙げられる。
位置判断部31cは、記憶部33に記憶されている地図情報33cの道路情報や施設情報に基づいて特定地域か否かを判断し、位置情報に基づいて車両の駐車位置が特定地域内にあるか否かを判断する。なお、ユーザが予め特定地域を地図情報33cに設定しておいてもよい。位置判断部31cは、車両の駐車位置が特定地域内にあると判断した場合には始動処理を制限し、特定地域内にはないと判断した場合には始動処理を継続する。
始動指示部31dは、始動制限部31b及び位置判断部31cの判断結果に基づいて、最終的な遠隔始動の可否を決定し、車両制御装置10に対して始動要求の送信処理を行う。具体的には、携帯端末20から始動要求を受信すると、始動制限部31b及び位置判断部31cが共に始動処理を継続するか否かを判断し、いずれも継続すると判断した場合に、始動指示部31dは、最終的に遠隔始動を実行すると判断し、車両制御装置10に対して通信部32を介して始動要求を送信する。
通信部32は、車両制御装置10及び携帯端末20と通信可能に構成され、各々との間で情報の送受信を行う。通信部32は、例えば、車両制御装置10に対してアプリのログイン情報や始動要求等の制御情報を送信し、携帯端末20に対して始動処理の継続の可否を確認する情報を送信する。また、通信部32は、例えば、車両制御装置10から位置情報や車両情報を受信し、携帯端末20からアプリのログイン情報や始動要求を受信する。車両制御装置10及び携帯端末20との通信は、いわゆる携帯電話網を通じて行われる。
記憶部33は、プログラム33aと、位置情報33bと、地図情報33cとを記憶している。記憶部33は、電気的にデータの読み書きが可能であって、電源を遮断されてもデータが消去されない不揮発性の半導体メモリである。記憶部33としては、例えば、EEPROMやフラッシュメモリを用いることができる。ただし、他の記憶媒体を用いてもよく、磁気ディスクを備えたハードディスクドライブで構成することもできる。プログラム33aは、制御部31により読み出され、制御部31がセンター30を制御するために実行される、いわゆるシステムソフトウェアである。位置情報33bは、駐車開始時の位置情報及びログイン時の位置情報の一方又は双方を含む情報である。また、地図情報33cは、全国又は一定の広域の道路情報や施設情報が含まれた情報である。
<1−5.車両制御装置の処理>
次に、車両制御装置10の処理について説明する。図5及び図6は、車両制御装置10の処理を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、遠隔始動アプリ24bを用いた場合を例に挙げて説明するが、車両位置表示アプリ24cを用いた場合であっても同様である。
車両制御装置10は、車両のイグニッションがオンしている間は、定期的に位置情報を取得しているが、オフしている間においても、所定のタイミングで位置情報を取得しており、遠隔始動もイグニッションがオフしている間に実行される処理である。このため、本実施の形態では、主として、イグニッションがオフしている間における車両制御装置10の処理について説明する。
まず、イグニッションがオンの状態において、車両情報取得部11aが、イグニッションがオフの状態に切り替わったか否かを検出する(ステップS501)。具体的には、イグニッションがオンの状態のときに、車両情報取得部11aが、電源ECUからCANを介してイグニッションがオフである旨の信号を受信することによりオンからオフに切り替わったことを検出する。なお、図面中においてイグニッションを「IG」と記載する。
車両情報取得部11aは、イグニッションがオンからオフに切り替わったことを検出しなかった場合には(ステップS501でNo)、定期的にイグニッションがオフからオンに切り替わったか否かを検出する。一方、車両情報取得部11aが、イグニッションがオンからオフに切り替わったことを検出すると(ステップS501でYes)、制御部11は、位置情報を位置情報取得部12から取得する(ステップS502)。
制御部11は、位置情報取得部12から位置情報を取得すると、取得した位置情報を記憶部14に記憶する(ステップS503)。なお、位置情報には、上述のように、緯度情報及び経度情報の他に位置情報の精度が含まれている。このため、制御部11は、既に記憶部14に位置情報が記憶されている場合には、その位置情報と新たに取得した位置情報との精度を比較して、より高精度の位置情報を記憶部14に記憶する。
したがって、既に記憶されている位置情報よりも精度の高い位置情報を取得した場合には、新たに取得した位置情報を上書きして記憶する。一方、既に記憶されている位置情報が新たに取得した位置情報よりも精度が高い場合には、新たに取得した位置情報は記憶せずに消去する。なお、記憶部14に位置情報が記憶されていない場合には、新たに取得した位置情報を記憶することになる。
そして、時間計測部11dが、イグニッションがオフに切り替わってから所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS504)。これは、イグニッションがオフに切り替わってから一定時間が経過すると、制御部11はスリープ状態に移行し、これに伴い、位置情報取得部12もスリープ状態に移行する。このため、制御部11は、スリープ状態に移行する直前で、位置情報をセンター30に送信する。その一定時間が経過する直前の時間を所定時間として、時間計測部11dは、所定時間が経過したか否かを判断する。
所定時間が経過していない場合には(ステップS504でNo)、位置情報取得部12が、再度位置情報を取得する処理(ステップS502)を実行する。一方、所定時間が経過している場合には(ステップS504でYes)、位置情報取得部12による再度の位置情報の取得処理は実行せず、制御部11は、記憶部14に記憶されている位置情報をセンター30に送信する(ステップS505)。すなわち、制御部11は、イグニッションがオフに切り替わってから、所定時間が経過するまでに取得した位置情報のうち、最も精度の高い位置情報をセンター30に送信する。なお、この処理で送信した位置情報が、駐車開始時の位置情報となる。そして、その後制御部11は、スリープ状態に移行する。
制御部11は、スリープ状態に移行した後には、ログイン情報を受信したか否かを監視する(ステップS506)。これは、ユーザが携帯端末20の遠隔始動アプリ24bを起動した際に入力するログイン情報の受信の有無の監視である。具体的には、制御部11がスリープ状態のときにセンター30からログイン情報等の制御情報を受信すると、それをトリガとしてスリープ状態から起動状態(ウェイクアップ状態)に移行しプログラム動作を再開する。そして受信した制御情報を確認することでログイン情報の受信の有無を判断する。尚、センター30から制御情報を受信したときに起動状態となったことをもってログイン情報を受信したと判断してもよい。
ログイン情報を受信していない場合には(ステップS506でNo)、スリープ状態が維持され再度受信の有無を監視する。一方、ログイン情報を受信すると制御部11はスリープ状態が解除されて起動する。そしてログイン情報を受信したと判断した場合には(ステップS506でYes)、遠隔始動の要求がされる可能性が高いため、位置情報取得部12が、位置情報を取得し(ステップS507)、次の処理に進む(図5のA)。なお、この際に取得した位置情報は、ログイン時の位置情報である。
次に、制御部11は、位置情報をセンター30に送信する処理を実行する(ステップS601)。この際に送信される位置情報は、イグニッションのオフ中にステップS502〜S504で繰り返し実行され記憶部14に記憶されている駐車開始時の位置情報と新たに取得したログイン時の位置情報とのいずれかである。これは、制御部11がスリープ状態から起動した直後は、位置情報取得部12も起動した直後であり、動作が不安定であることが多い。そのような場合に取得した位置情報は精度が低く信頼性が高くない。このため、他の位置情報と比較して、より信頼性の高い位置情報を選択して送信することとしている。
すなわち、制御部11は、駐車開始時の位置情報とログイン時の位置情報とを比較してより精度の高い方をセンター30に送信する。また、ログイン時の位置情報の精度が、駐車開始時の位置情報の精度よりも高い場合には、ログイン時の位置情報を記憶部14に上書きして記憶する。
次に、制御部11は、センター30から始動要求を受信したか否かを判断する(ステップS602)。この判断は、情報判別部11bが、センター30から受信したデータに原動機の始動要求が含まれているか否かを判断することにより行われる。始動要求を受信していないと判断した場合には(ステップS602でNo)、再度始動要求の受信の有無を判断する。一方、始動要求を受信したと判断した場合には(ステップS602でYes)、位置情報取得部12が、位置情報を取得する(ステップS603)。この際に取得した位置情報は、始動要求時の位置情報である。
そして、制御部11は、センター30に位置情報を送信する処理を実行する(ステップS604)。この送信処理においては、まず制御部11が、始動要求時の位置情報について、GPSでの測位誤差が所定値以下であるか否かを判断する。次に、制御部11は、測位誤差が所定値以下である場合には、始動要求時の位置情報をセンター30に送信し、所定値以上である場合には、記憶部14に記憶された位置情報を送信する。所定値としては、誤差として許容できる値を適宜設定すればよいが、例えば70mである。また、測位誤差は、位置情報から導出することが可能である。
その後、始動制御部11cは、原動機の始動処理を実行する(ステップS605)。具体的には、始動要求を受信すると、始動制御部11cが、電源ECUに対してCANを介して始動信号を送信する。電源ECUは、ACCリレーと、イグニッションリレーと、スタータリレーとをオン状態にし、ACC信号と、イグニッション信号と、スタータ信号をエンジンECUに送信する。エンジンECUは、これらの信号を受信すると、エンジンを始動させるためにセルモータを起動させる。これにより、遠隔にてエンジンを始動させることが可能となる。なお、車両にいわゆるイモビライザが装着されている場合には、始動制御部11cは、イモビライザを制御するECUとの間で認証処理を実行する。
始動要求に基づいて原動機の始動処理を実行すると、制御部11は、通信部13を介して始動処理を実行した旨の情報をセンター30に送信してもよい。
次に、制御部11は、センター30から原動機の停止要求及びその他の処理の要求を受信した場合には原動機の停止処理及びその他の処理を実行する(ステップS606)。停止処理は、例えば、始動制御部11cが、電源ECUに対してCANを介して停止信号を送信し、電源ECUが、ACCリレーと、イグニッションリレーとをオフ状態にすることでエンジンの駆動を停止させる処理である。
また、その他の処理の要求とは、原動機の始動要求及び停止要求以外の要求であり、その要求を受信した場合に、その他の処理として該当する処理を実行する。例えば、ドアロックの要求を受信した場合には、始動制御部11cがドアのロック処理を行い、ドアのアンロックの要求を受信した場合には、始動制御部11cがドアのアンロック処理を行う。また、車両情報の送信要求を受信した場合には、始動制御部11cが通信部13を介して要求のあった車両情報をセンター30に送信する処理を実行する。そして、車両制御装置10は、処理を終了する。
ここで、イグニッションをオフに切り替えてからオンに切り替えるまでの、位置情報の取得及び送信処理について別の図面を用いて説明する。図7は、イグニッションがオフの状態における位置情報の取得及び送信の処理を示すタイムチャートである。図7において、IGはイグニッションの状態を示しており、ECUは制御部11の状態を示しており、GPSは位置情報取得部12で取得した位置情報の精度を示している。
図7に示すように、時刻T1において、イグニッションがオンからオフに切り替わると、位置情報取得部12が位置情報P1を取得する。記憶部14には他の位置情報が記憶されていないため、位置情報P1を記憶部14に記憶する。そして、まだ所定時間が経過していないため、次のタイミングでの位置情報の取得処理を実行する。位置情報取得部12は、次の位置情報の取得タイミングにおいて位置情報P2を取得する。
この場合、記憶部14には既に位置情報P1が記憶されているため、制御部11は、位置情報P2と位置情報P1とを比較していずれの位置情報の精度が高いかを判断する。図7で示す例の場合、位置情報P2の方がより精度が高いと判断される。そこで、記憶部14に位置情報P2を上書きして記憶する。
このようにして、所定時間が経過するまで、位置情報の取得処理と記憶処理とを繰り返す。図7で示す例の場合には、その後位置情報P3及びP4を取得している。そして、位置情報P3は、精度が低いため記憶せず、位置情報P4は、位置情報P2と比較すると、より精度が高いため記憶部14に記憶する。
そして、位置情報P4を取得した後は、次回の取得タイミングが到来する前に、所定時間が経過するため、所定時間が経過後、制御部11がスリープ状態に移行する前に、記憶部14に記憶されている位置情報P4をセンター30に送信する処理を実行する。この際に送信される位置情報P4が、駐車開始時の位置情報である。なお、位置情報を取得するタイミングは適宜設定可能であるが、例えば1sec間隔である。
その後、時刻T2において、制御部11はスリープ状態に移行する。これに伴い、位置情報取得部12もスリープ状態に移行する処理を開始する。具体的には、時刻T2から位置情報取得部12は、位置情報P4で捕捉したGPS衛星を捕捉し続けているかを監視する。この監視するタイミングは適宜設定可能であるが、例えば10sec間隔である。位置情報P4で捕捉していたGPS衛星の数が所定数を下回ると、GPS衛星の追跡を終了し、次回の遠隔始動アプリのログイン情報の受信まで、位置情報取得部12はスリープ状態となる(時刻T3〜T4)。
スリープ状態である時刻T4において、センター30からログイン情報を受信すると、制御部11及び位置情報取得部12が起動する。位置情報取得部12は、起動すると位置情報P5を取得する。この位置情報P5は、ログイン時の位置情報である。
そして、制御部11は、位置情報をセンターに送信する処理を実行する。この際に送信する位置情報は、駐車開始時の位置情報又はログイン時の位置情報のいずれか精度の高い方である。位置情報取得部12が起動すると時間の経過と共に位置情報の精度が徐々に上昇するが、位置情報取得部12の起動直後は、動作が不安定であるため、ログイン時の位置情報の精度が低く、そのまま送信することが好ましくない場合があるためである。
そして、制御部11は、時刻T5において、センター30から始動要求を受信すると、位置情報P6を取得する。そして、制御部11は、位置情報P6の測位誤差を導出し、予め設定されている所定値と比較する。制御部11は、測位誤差が所定値よりも小さい場合(すなわち高精度である場合)には、位置情報P6をセンター30に送信し、測位誤差が所定値よりも大きい場合(すなわち低精度である場合)には、記憶部14に記憶されている位置情報をセンター30に送信する。
なお、この処理は、測位誤差と所定値との比較ではなく、測位誤差から位置情報P6の精度を導出し、その導出した精度と予め設定されている精度との比較により行ってもよい。すなわち、制御部11は、導出した精度が予め設定されている精度よりも高い場合には、位置情報P6をセンター30に送信し、導出した精度が予め設定されている精度よりも低い場合には、記憶部14に記憶されている位置情報をセンター30に送信する。
その後、始動要求に基づく原動機の始動処理により、イグニッションがオン状態になる(時刻T6)。そして、イグニッションがオン状態になると、記憶部14に記憶していた位置情報をリセット(消去)する。
このように、位置情報取得部12がスリープ状態に移行する直前まで位置情報を取得し、その中で最も精度の高い位置情報を記憶しておくことで、制御部11が起動した後の不安定な状態の中で位置情報を送信する必要がある場合であっても、信頼性の高い位置情報を送信することができる。
<1−6.携帯端末の処理>
次に、携帯端末20の処理について説明する。図8および図9は、携帯端末20の処理を示すフローチャートである。本実施の形態では、携帯端末20を用いて遠隔始動を行う処理について説明する。
まず、携帯端末20は、遠隔始動アプリ24bが起動したか否かを判断する(ステップS801)。遠隔始動アプリ24bが起動していない場合には(ステップS801でNo)、再度監視を行う。一方、遠隔始動アプリ24bが起動した場合には(ステップS801でYes)、表示部25に遠隔始動操作を行うためのメイン操作画面が表示される(ステップS802)。表示制御部21bが遠隔始動アプリ24bに格納されている操作画面を読み出して、表示部25を制御して操作画面を表示する。
次に、制御部21は、操作画面表示時に、ユーザの操作によって遠隔始動アプリ24bのログイン入力があったか否かを判断する(ステップS803)。ログイン入力がない場合には(ステップS803でNo)、制御部21は、再度監視する。一方、ログイン入力がある場合には(ステップS803でYes)、制御部21は、入力されたログイン情報をセンター30に送信する(ステップS804)。
次に、制御部21は、操作画面表示時に、ユーザの操作によって始動要求の入力があったか否かを判断する(ステップS805)。始動要求の入力がない場合には(ステップS805でNo)、制御部21は、再度監視する。一方、始動要求の入力がある場合には(ステップS805でYes)、制御部21は、入力された始動要求をセンター30に送信し(ステップS806)、次の処理に進む(図8のB)。
次に、制御部21は、センター30からメッセージを受信しているか否かを判断する(ステップS901)。この判断は、制御部21がセンター30からデータを受信したか否かの判断と、受信したデータがメッセージであるか否かの判別を含む。メッセージであるか否かの判別は、情報判別部21aよって行われる。センター30から受信するメッセージとは、例えば、遠隔始動処理の継続に関する確認のメッセージや、ユーザがセンターに対して要求した情報に対する応答メッセージ等である。具合的には、後述する制限機能の制限条件を満たさない場合に、始動の継続を確認するメッセージや、ユーザがセンターに問い合わせた車両情報の内容を通知するメッセージである。
制御部21は、メッセージを受信していないと判断した場合には(ステップS901でNo)、その後の処理は行わずに、遠隔始動処理を終了する。一方、制御部21は、メッセージを受信していると判断した場合には(ステップS901でYes)、表示部25に当該メッセージを表示する(ステップS902)。
また、情報判別部21aは、受信したメッセージがユーザの応答を要求するメッセージであるか否かを判別する(ステップS903)。応答を要求するメッセージとは、上述の例でいうと、始動の継続を確認するメッセージであり、応答を要求しないメッセージとは、車両情報の内容を通知するメッセージである。
情報判別部21aが受信したメッセージが応答を要求するメッセージであると判別した場合には(ステップS903でYes)、制御部21は、ユーザによる応答の入力があったか否かを監視する(ステップS904)。応答の入力は、ユーザが操作画面を操作することによって行われる。この応答入力の有無の監視は、入力があったと判断されるまで繰り返し行われる(ステップS904でNo)。
一方、制御部21は、応答入力があったと判断した場合には(ステップS904でYes)、通信部23を介してその応答内容をセンターに送信する(ステップS905)。そして、制御部21は、再び操作画面を表示部に表示する(ステップS906)。
なお、応答要求の有無を判別するステップにおいて、情報判別部21aは、受信したメッセージがユーザの応答を要求するメッセージでないと判別した場合には(ステップS903でNo)、制御部21は、表示したメッセージをユーザが確認したか否かを監視する(ステップS907)。応答を要求しないメッセージとは、単にユーザにその内容を提示するメッセージであるため、制御部21は、ユーザがそれを確認したか否かを監視することとしている。ただし、監視が必要ない場合には、本ステップは省略してもよい。
制御部21は、ユーザがメッセージを確認したと判断するまで監視を繰り返して行う(ステップS907でNo)。一方、制御部21は、ユーザがメッセージを確認したと判断した場合には(ステップS907でYes)、再び操作画面を表示部に表示する(ステップS906)。確認の入力は、例えば、ユーザが操作画面の確認ボタンを押すことによって行われる。この場合、制御部21は、確認ボタンが押されたか否かを判断することによって確認の有無を判断する。
その後、ユーザが、再び遠隔始動処理を行う場合には、最初から同様の処理を行えばよい。また、ユーザが遠隔始動アプリ24bを停止すれば遠隔始動処理は終了する。
なお、センター30との通信の切断については、遠隔始動アプリ24bを停止したときはもちろんのこと、センター30との間で必要なデータの送受信が完了した場合に自動的に行なわれる。
<1−7.センターの処理>
次に、センター30の処理について説明する。図10〜図13は、センター30の処理を示すフローチャートである。本実施の形態では、センター30が、車両制御装置10や携帯端末20と情報の送受信を行って遠隔始動を実行する処理について説明する。
まず、制御部31は、車両制御装置10からデータを受信したか否かを判断する(ステップS1001)。具体的には、制御部31が、通信部32を介して受信したデータの有無や、送信元が車両制御装置10であるか否か等を判断する。車両制御装置10からデータを受信していないと判断した場合には(ステップS1001でNo)、携帯端末20からのデータ受信の有無を判断する処理(ステップS1004)に進む。
一方、車両制御装置10からデータを受信したと判断した場合には(ステップS1001でYes)、情報判別部31aは、受信データに、イグニッションがオフに切り替わった際に取得した位置情報、即ち駐車開始時の位置情報が含まれているか否かを判断する(ステップS1002)。駐車開始時の位置情報が含まれていないと判断した場合には(ステップS1002でNo)、携帯端末20からのデータ受信の有無を判断する処理(ステップS1004)に進む。
一方、情報判別部31aが受信データに駐車開始時の位置情報が含まれていると判断した場合には(ステップS1002でYes)、制御部31は、その駐車開始時の位置情報を記憶部33に記憶する(ステップS1003)。
次に、制御部31は、携帯端末20からデータを受信したか否かを判断する(ステップS1004)。具体的には、制御部31が、通信部32を介して受信したデータの有無や、送信元が携帯端末20であるか否か等を判断することにより行われる。携帯端末20からデータを受信していないと判断した場合には(ステップS1004でNo)、センター30の遠隔始動処理は終了する(図10のC)。
一方、携帯端末20からデータを受信したと判断した場合には(ステップS1004でYes)、情報判別部31aは、受信データにログイン情報が含まれているか否かを判断する(ステップS1005)。ログイン情報が含まれていないと判断した場合には(ステップS1005でNo)、次の処理に進む(図10のD)。一方、情報判別部31aは、受信データにログイン情報が含まれていると判断した場合には(ステップS1005でYes)、制御部31は、ログイン情報を車両制御装置10に送信する(ステップS1006)。
ログイン情報を送信すると、センター30は、車両制御装置10から位置情報を取得して(ステップS1007)、次の処理に進む(図10のD)。なお、この場合に取得する位置情報は、駐車開始時の位置情報とログイン時の位置情報とのいずれか精度の高い方である。
次に、情報判別部31aは、受信データに始動要求が含まれているか否かを判断する(ステップS1101)。始動要求が含まれていると判断した場合には(ステップS1101でYes)、制御部31は、始動処理を実行する(ステップS1102)。なお、始動処理の詳細については後述する。一方、情報判別部31aは、受信データに始動要求が含まれていないと判断した場合には(ステップS1101でNo)、始動に関する処理は行わずに次の処理に進む。
次に、制御部31は、その他の制御を実行する(ステップS1103)。具体的には、まず、情報判別部31aが、受信データに、その他の要求が含まれているか否かを判断する。そして、情報判別部31aが、その他の要求が含まれていると判断した場合には、制御部31は、当該要求に対応する処理を実行する。これに対して、情報判別部31aが、その他の要求が含まれていないと判断した場合には、制御部31はその他の処理を実行しない。そして、センター30は遠隔始動処理を終了する。
次に、制御部31が実行する始動処理(ステップS1102)について説明する。図12及び図13は、制御部31の始動処理を示すフローチャートである。
制御部31は、始動処理を開始すると、まず、通信部32を介して車両制御装置10から送信された位置情報を取得する(ステップS1201)。この場合に受信した位置情報は、始動要求時の位置情報である。
次に、始動制限部31bは、ステップS1003で記憶した駐車開始時の位置情報とステップS1007でログイン時に受信した位置情報とが同じであるか否かを判断する(ステップS1202)。具体的には、始動制限部31bは、記憶部33に記憶されている駐車開始時の位置情報と、ログイン時に受信した位置情報とを比較して、互いの位置の異同を判断する。なお、ここでの異同とは、両位置情報が完全に一致している場合だけでなく、両者の距離差が所定距離以内であれば同じと判断する。
始動制限部31bは、駐車開始時の位置情報とログイン時に受信した位置情報とが同じである場合には、互いの位置は同じであると判断する。また、駐車開始時の位置情報とログイン時の位置情報とが異なる場合、あるいは両者のいずれかが未確定情報である場合には、互いの位置は異なると判断する。さらに、駐車開始時の位置情報とログイン時の位置情報との双方が未確定情報である場合には、互いの位置は同じであると判断する。なお、ログイン時に取得した位置情報の精度が低く、ログイン時に駐車開始時の位置情報を受信した場合には、互いの位置は同じとなる。
そして、始動制限部31bは、記憶部33に記憶されている設定情報に含まれている制限条件を読み出して、互いの位置の異同と制限条件とを比較する。本実施の形態においては、制限条件として、互いの位置が同じ場合には始動を許可し、異なる場合には始動処理の継続可否を確認する旨の条件とする。
比較の結果、互いの位置が同じであると判断された場合には(ステップS1202でYes)、次の処理に進む(図12のE)。互いの位置が同じであるということは、車両が駐車を開始した位置と現在の車両の位置とが同じであることを示しており、ユーザの意思に反して車両が移動していることはないと判断できるためである。
一方、互いの位置が異なると判断された場合には(ステップS1202でNo)、制御部31は、始動処理を継続するか否かを確認する処理に進む(ステップS1203)。具体的には、制御部31は、駐車開始時の車両の位置とログイン時の車両の位置とが異なる旨の情報と、始動処理を継続するか否かを確認するための問い合わせ情報とを、通信部32を介して携帯端末20に送信する。互いの位置が異なるということは、車両が駐車を開始した位置と現在の車両の位置とが異なることを示しており、例えば、盗難やレッカー移動等のユーザの意思に反して車両が移動している可能性が考えられるためである。
そして、制御部31は、携帯端末20から問い合わせに対する回答を受信したか否かを監視する(ステップS1204)。制御部31は、携帯端末20から回答を受信していないと判断した場合には(ステップS1204でNo)、回答を受信するまで監視を繰り返す。一方、制御部31は、携帯端末20から回答を受信したと判断した場合には(ステップS1204でYes)、回答内容が始動処理の継続を許可するものであるか否かを判断する(ステップS1205)。
携帯端末20からの回答が、始動処理の継続を許可する旨の内容であると判断された場合には(ステップS1205でYes)、次の処理に進む(図12のE)。一方、携帯端末20からの回答が、始動処理の継続を許可しない旨の内容であると判断された場合には(ステップS1205でNo)、制御部31は、始動処理を中止してその旨を携帯端末20に送信し(ステップS1206)、遠隔始動処理を終了する(図12のF)。
なお、制御部31は、互いの位置が異なると判断した場合に、始動処理の継続の確認を行うことなく始動処理を中止してもよい。この場合においても、制御部31は、始動処理を中止した旨を携帯端末20に送信する処理を行う。すなわち、処理ステップS1202でNoの場合に、次に処理ステップS1206の処理を実行することとなる。
次に、位置判断部31cは、車両がアイドル放置禁止区域内に存在しているか否かを判断する(ステップS1301)。上述のように、アイドル放置禁止区域は、記憶部33に記憶されている地図情報33cに含まれている。位置判断部31cは、位置情報33bに含まれるログイン時の位置情報と、地図情報33cに含まれているアイドル放置禁止区域とを読み出して、これらログイン時の位置情報とアイドル放置禁止区域とを比較し、車両の駐車位置がアイドル放置禁止区域内にあるか否かを判断する。なお、この際に比較される位置情報は、駐車開始時の位置情報であってもよい。車両の駐車位置がアイドル放置禁止区域内にあると判断された場合(ステップS1301でYes)、遠隔始動を行ってアイドル状態を保つことは禁止されているため、制御部31は、始動可否を携帯端末20に確認することなく始動処理を中止してその旨を携帯端末20に送信し(ステップS1302)、遠隔始動処理を終了する(図13のF)。
一方、車両の駐車位置がアイドル放置禁止区域内にないと判断された場合(ステップS1301でNo)、位置判断部31cは、車両の駐車位置が特定地域内にあるか否かを判断する(ステップS1303)。具体的には、位置判断部31cは、位置情報33bに含まれるログイン時の位置情報と、地図情報33cに含まれている特定地域とを読み出して、これらログイン時の位置情報と特定地域とを比較し、車両の駐車位置が特定地域内にあるか否かを判断する。なお、この際に比較される位置情報も、駐車開始時の位置情報であってもよい。
車両の駐車位置が特定地域内にないと判断された場合には(ステップS1303でNo)、始動指示部31dが始動要求を車両制御装置10に送信し(ステップS1308)、遠隔始動処理を終了する。一方、車両の駐車位置が特定地域内にあると判断された場合には(ステップS1303でYes)、制御部31は、始動処理を継続するか否かを確認する処理に進む(ステップS1304)。具体的には、制御部31は、車両の駐車位置が特定地域内にある旨の情報と、始動処理を継続するか否かを確認するための問い合わせ情報とを、通信部32を介して携帯端末20に送信する。
そして、制御部31は、携帯端末20から問い合わせに対する回答を受信したか否かを監視する(ステップS1305)。制御部31は、携帯端末20から回答を受信していないと判断した場合には(ステップS1305でNo)、回答を受信するまで監視を繰り返す。一方、制御部31は、携帯端末20から回答を受信したと判断した場合には(ステップS1305でYes)、回答内容が始動処理の継続を許可するものであるか否かを判断する(ステップS1306)。
制御部31は、携帯端末20からの回答が、始動処理の継続を許可する旨の内容であると判断した場合には(ステップS1306でYes)、始動指示部31dが始動要求を車両制御装置10に送信し(ステップS1308)、遠隔始動処理を終了する。一方、制御部31は、携帯端末20からの回答が、始動処理の継続を許可しない旨の内容であると判断した場合には(ステップS1306でNo)、始動処理を中止してその旨を携帯端末20に送信し(ステップS1307)、遠隔始動処理を終了する(図13のF)。
なお、制御部31は、車両の駐車位置が特定地域内にあると判断された場合に、始動処理の継続可否の確認を行うことなく始動処理を中止してもよい。この場合においても、制御部31は、始動処理を中止した旨を携帯端末20に送信する処理を行う。すなわち、処理ステップS1303でYesの場合に、次に処理ステップS1307の処理を実行することとなる。
なお、車両制御装置10との通信の切断については、センター30と車両制御装置10との間で必要なデータの送受信が完了した場合にセンター30が自動的に通信を切断する。
また、上記実施の形態では、駐車開始情報をイグニッションのオフ情報とし、イグニッションのオフ時に駐車開始と判断して位置情報をセンターに送信するようにしたが、駐車開始の判断はこれに限定されるものではなく、駐車開始を判断できる情報であれば他の車両情報を用いてもよい。例えば、原動機がエンジンの場合、エンジン回転数によりエンジンが停止したことをもって駐車開始と判断してもよく、またキーレスエントリー装置を備える場合、キーレスエントリー装置によりドアがロックされたことをもって駐車開始と判断してもよい。要は、駐車開始を判断して位置情報を送信すればよい。
また、上記実施の形態では、センター30からの制御情報として、アプリのログイン情報を車両制御装置10に送信し、車両制御装置10はこれを受けてより精度の高い方の位置情報をセンター30に送信するするようにしたが、これに限るものではない。例えば、車両制御装置10はセンター30からの制御情報として始動要求を受信したときに、制御部11がスリープ状態から起動状態に移行し精度の高い方の位置情報をセンター30に送信するようにしてもよい。かかる変形例は他の実施形態についても同様に当てはまる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、駐車開始時の位置情報とログイン時の位置情報とを取得して比較し、精度の高い方の位置情報をセンター30に送信する構成としていたが、ログイン時の位置情報は取得せず、ログイン情報を受信した際には、記憶部14に記憶されている位置情報をセンター30に送信する構成としてもよい。ログイン時に取得した位置情報は精度が低い可能性が高いため、取得処理及び比較処理を省略し、予め記憶部14に記憶されている位置情報を送信することで、処理の効率化を図ることができると共に、より精度の高いと思われる位置情報を送信することが可能となる。このため、第2の実施の形態では、ログイン時には、その時点の位置情報を取得することなく、記憶されている位置情報を送信する構成について説明する。
<2−1.システムの概要>
第2の実施の形態に係る車両制御システムは、図1に示す車両制御システムの概要と同様の構成である。また、第2の実施の形態に係る携帯端末及びセンターの構成についても第1の実施の形態と同様である。第2の実施の形態では、車両制御装置の構成と、車両制御装置およびセンターの処理の一部が第1の実施の形態と異なる。このため、以下では、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明する。
<2−2.車両制御装置の構成>
まず、第2の実施の形態に係る車両制御装置15の構成について説明する。車両制御装置15は、第1の実施の形態に係る車両制御装置10と基本的な構成は同じである。すなわち、車両制御装置15は、制御部11と、位置情報取得部12と、通信部13と、記憶部14とを備えている。これらのうち、位置情報取得部12と、通信部13と、記憶部14とは第1の実施の形態と同様の構成であるものの、制御部11の構成が若干相違する。
具体的には、第2の実施の形態に係る制御部11は、第1の実施の形態の制御部11が備えていた送信判断部11fを備えておらず、この点が相違する。これは、車両制御装置15は、ログイン時には、新たな位置情報を取得せずに記憶部14に記憶されていた位置情報をセンター30に送信する構成であるため、位置情報の精度を比較して送信する位置情報を判断する処理は実行しないためである。なお、それ以外の各構成11a〜11eは、第1の実施の形態と同様に備えており、同様の処理を実行する。
<2−3.車両制御装置の処理>
次に、車両制御装置15の処理について説明する。第2の実施の形態における車両制御装置15の処理についても、第1の実施の形態における車両制御装置10の処理と基本的には同様である。このため、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明する。
まず、車両制御装置15は、ステップS501〜ステップS506と同様の処理を実行する。そして、第2の実施の形態では、ログイン情報の受信時には新たな位置情報は取得しないため、ステップS507の処理は実行せず、ステップS601の位置情報を送信する処理を実行する。
なお、この際に送信される位置情報は、イグニッションのオフ中にステップS502〜S504で繰り返し実行され記憶部14に記憶されている駐車開始時の位置情報である。これは、制御部11がスリープ状態から起動した直後は、位置情報取得部12も起動した直後であり、動作が不安定であることが多い。そのような場合に取得した位置情報は精度が低く信頼性が高くない。このため、第2の実施の形態では、起動直後の位置情報の取得及び精度の比較を行うことなく、それまでに取得したより信頼性の高い位置情報を送信することとしている。
そして、車両制御装置15は、ステップS602〜ステップS606と同様の処理を実行し、処理を終了する。このように、本実施の形態においては、制御部11が起動した後の不安定な状態では、あえて位置情報を取得せず、記憶されている位置情報を送信することにより、車両制御装置15の処理負荷を軽減しつつ、信頼性の高い位置情報を送信することができる。
<2−4.センターの処理>
次に、センター30の処理について説明する。第2の実施の形態におけるセンター30の処理についても、第1の実施の形態におけるセンター30の処理と基本的には同様である。このため、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明する。
センター30は、ステップS1001〜ステップS1007の処理を実行した後に、ステップS1101〜ステップS1103の処理を実行する。ただし、第2の実施の形態では、ステップS1007の処理において受信する位置情報は、車両制御装置15がログイン時に新たに取得した位置情報ではなく、記憶部14に記憶されている位置情報であるため、ステップS1102での始動処理の内容が若干相違する。
そこで、第2の実施の形態における始動処理(ステップS1102)について説明する。センター30は、まずステップS1201と同様の処理を実行した後に、ステップS1301〜ステップS1308と同様の処理を実行する。すなわち、センター30は、ステップS1202〜ステップS1206の処理は実行しない。これは、第2の実施の形態では、駐車開始時の位置情報とログイン時の位置情報とが同じであるため、これら各位置情報の異同を判断する意味がないからである。
このように、本実施の形態では、センター30は、ログイン時に位置情報を取得することがないため、制限条件に基づいた始動の可否を判断することなく、始動処理を実行することとなる。
なお、イグニッションがオフされてから制御部11がスリープ状態に移行するまでの間に位置情報を取得する処理において、取得した位置情報の精度と記憶部14に記憶されている位置情報の精度とを比較して良い方を記憶部14に記憶する構成について説明したが、これ以外でも可能である。
例えば、イグニッションがオフにされると同時に位置情報を取得して記憶部14に記憶し、それを駐車開始時の位置情報とする構成でもよい。また、制御部11がスリープ状態に移行するまでの間に取得した位置情報を全て記憶しておいて、制御部11がスリープ状態に移行する直前に各位置情報の精度を比較して最も良いものを記憶する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、車両制御システムとして、遠隔始動アプリを例にとり説明したが、車両位置表示アプリ等他のシステムにも適用可能であり、車両制御装置10における位置情報の取得処理、センター30への送信処理は共通する。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。また、上記実施の形態で説明した各処理は適宜に組み合わせ可能である。
10・15 車両制御装置
11・21・31 制御部
12・22 位置情報取得部
13・23・32 通信部
14・24・33 記憶部
20 携帯端末
30 センター

Claims (6)

  1. 車両に搭載され、該車両の制御を行う車両制御装置であって、
    前記車両の外部に設けられた情報処理装置と情報の送受信を行う通信部と、
    前記情報処理装置から送信された制御情報に基づいて車両制御装置を制御する制御部と、
    位置情報を取得する位置情報取得部と、を備え、
    前記位置情報取得部は、前記車両が駐車を開始すると駐車開始時の位置情報を取得し、
    前記制御部がスリープ状態のときに前記情報処理装置から制御情報を受信するとその時点の位置情報を取得し、
    前記通信部は、前記位置情報取得部が前記制御情報受信時の位置情報を取得すると、前記駐車開始時の位置情報及び制御情報受信時の位置情報のうち、精度の高い位置情報を情報処理装置に送信することを特徴とする車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置において、
    前記位置情報取得部は、前記車両が駐車を開始してから所定時間が経過するまでの間、定期的に位置情報を取得することを特徴とする車両制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両制御装置において、
    前記定期的に取得した複数の位置情報のうち、最も高精度の位置情報を駐車開始時の位置情報とすることを特徴とする車両制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両制御装置において、
    前記位置情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、今回取得した位置情報と前回取得した位置情報との精度を比較して、高精度の位置情報を駐車開始時の位置情報として記憶部に記憶することを特徴とする車両制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両制御装置において、
    前記制御部は、前記制御情報を受信すると、前記記憶部に記憶されている駐車開始時の位置情報の精度と、制御情報受信時の位置情報の精度とを比較することを特徴とする車両制御装置。
  6. 車両の制御を行う車両制御方法であって、
    (a)前記車両が駐車を開始すると駐車開始時の位置情報を取得する工程と、
    (b)自装置がスリープ状態のときに前記車両の外部に設けられた情報処理装置から制御情報を受信すると、その時点の位置情報を取得する工程と、
    (c)前記制御情報受信時の位置情報を取得すると、前記駐車開始時の位置情報及び制御情報受信時の位置情報のうち、精度の高い位置情報を情報処理装置に送信する工程と、
    を含むことを特徴とする車両制御方法。
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