JP6065705B2 - カートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、感光体カートリッジと、感光体カートリッジに対して着脱可能な現像剤カートリッジとを備えるカートリッジに関する。
従来、画像形成装置に備えられるカートリッジには、感光体を有する感光体カートリッジと、現像剤を収容する現像剤カートリッジとを備え、感光体カートリッジと現像剤カートリッジを別々に交換可能に構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている現像剤カートリッジは、画像形成装置本体からの駆動力の入力によって不可逆的に回転する検知ギヤを有している。そして、この検知ギヤに設けられている当接突起が画像形成装置本体のアクチュエータに当接することで、現像カートリッジの新品検知などを行うことが可能となっている。
特開2011−203493号公報
ところで、上述した技術のように、感光体カートリッジと現像剤カートリッジとが個別に交換可能である場合、感光体カートリッジについても新品検知を行う機構を設けることが望ましい。しかしながら、現像剤カートリッジの新品検知のために設けられているアクチュエータなどに加えて、さらに感光体カートリッジの新品検知のためのアクチュエータなどを設けると、部品点数が増加するという問題がある。
そこで、本発明は、感光体カートリッジと現像剤カートリッジとを備える構成において、部品点数を抑えて感光体カートリッジと現像剤カートリッジそれぞれの新品検知を行うことができるカートリッジを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明のカートリッジは、感光体を有する感光体カートリッジと、内部に現像剤を収容するように構成され、感光体カートリッジに対して着脱可能な現像剤カートリッジと、を備えている。
現像剤カートリッジは、現像剤カートリッジに回転可能に支持される第1回転体であって、外部に設けられる検知手段により検知可能な少なくとも1つの被検知部を有する第1回転体と、現像剤カートリッジに回転可能に支持され、外部から入力された駆動力を第1回転体に伝達可能な第2回転体とを有している。
第1回転体は、第2回転体と対向したときに第2回転体から駆動力が伝達されることで第1回転体を回転させる伝達部と、第2回転体と対向したときに第2回転体からの駆動力を伝達不能とする非伝達部と、を有している。この第1回転体は、伝達部が第2回転体と対向する第1位置と、第1位置から所定量回転した状態であり、非伝達部が第2回転体と対向する第2位置と、をとるように回転可能に構成されている。また、第1回転体は、被当接部を有している。
感光体カートリッジは、被当接部に当接可能な第3位置と、被当接部に当接不能な第4位置とに移動可能な移動部材を有している。
そして、移動部材は、第3位置に位置するとき、第2位置に位置する第1回転体の被当接部に当接して、当該第1回転体を第1位置に回転させた後、第1回転体の回転に連動して第4位置に移動するように構成されている。
このように構成されたカートリッジによれば、感光体カートリッジに設けた移動部材が、現像剤カートリッジに設けられた第1回転体に作用するので、この第1回転体を検知する検知手段を利用して、現像剤カートリッジの新品検知と感光体カートリッジの新品検知をすることができる。これにより、感光体カートリッジと現像剤カートリッジのそれぞれに対応して新品検知のための機構を個別に設ける場合に比べ、部品点数を削減することができる。
そして、前記したカートリッジにおいて、第1回転体は、現像剤カートリッジが新品のとき、第1位置に位置し、移動部材は、感光体カートリッジが新品のとき、第3位置に位置するように構成することができる。
また、前記したカートリッジにおいて、第1回転体は、移動部材によって第2位置から第1位置へ回転した後、再び第2位置へ回転するまでの間に、移動部材に当接して移動部材を第3位置から第4位置へ移動させる当接部を有していることが望ましい。
このように構成されたカートリッジによれば、移動部材の第3位置から第4位置への移動を第1回転体の回転に連動させるための構成を簡単にすることができる。
そして、前記した当接部は、現像剤カートリッジが新品のとき、第3位置に位置する移動部材よりも第1回転体の回転方向における下流側に配置され、被当接部は、現像剤カートリッジが新品のとき、第3位置に位置する移動部材よりも回転方向における上流側に配置されていることが望ましい。
これによれば、第1回転体が第1位置から第2位置に移動するまでの間に、当接部が移動部材に当接して、移動部材が第3位置から第4位置に移動するのを抑制することができる。
また、前記した当接部は、被検知部であることが望ましい。
これによれば、当接部と被検知部を別個にする場合に比べて、構成が簡単になる。
そして、前記した被当接部は、被検知部であることが望ましい。
これによれば、被当接部と被検知部を別個にする場合に比べて、構成が簡単になる。
そして、前記した第1回転体が当接部を有するカートリッジにおいて、被検知部が、第1被検知部と第2被検知部を有している場合、当接部は、第1被検知部であり、被当接部は、第2被検知部であってもよい。
また、前記した第1被検知部および第2被検知部は、第1回転体から回転軸線方向に突出する突起であってもよい。
この場合、移動部材は、第3位置に位置するとき、一部が第1被検知部および第2被検知部の移動軌跡上に配置されており、第4位置に位置するとき、全体が第1被検知部および第2被検知部の移動軌跡から外れた位置に配置されている構成とすることができる。
そして、この場合、移動部材は、第1回転体が第1位置から第2位置へ向かう際に第2被検知部が回転方向上流側から当接したときには、第3位置から外れた後、第3位置へ戻るように構成されていることが望ましい。
このように構成されたカートリッジによれば、第1被検知部が移動部材に当接する前に、第2被検知部が移動部材を第4位置へ移動させないので、誤検知を抑制することができる。また、第2被検知部が移動部材に引っ掛かったりしないので、第1回転体をスムーズに回転させることができる。
また、前記した移動部材は、第3位置へ向けて付勢されていることが望ましい。
これによれば、移動部材を確実に第3位置に戻すことができる。
そして、前記したカートリッジにおいて、感光体カートリッジは、移動部材が第3位置から第4位置へ移動したときに、移動部材を第4位置にロックするロック機構を有していることが望ましい。
このように構成されたカートリッジによれば、第4位置へ移動した移動部材が誤って第3位置に戻ってしまうのを抑制することができる。
また、前記したカートリッジにおいて、第1被検知部は、第2被検知部よりも第1回転体の径方向外側に突出していることが望ましい。
このように構成されたカートリッジによれば、第1被検知部が移動部材に当接したときには、確実に移動部材を第4位置へ移動させることができる。
そして、前記したカートリッジにおいて、移動部材は、感光体カートリッジの筐体に回動可能に支持され、回動することで、第3位置から第4位置に移動するように構成されていてもよい。
また、前記したカートリッジにおいて、感光体カートリッジは、放電ワイヤを有する帯電器と、放電ワイヤを清掃するのに使用され、移動可能なワイヤクリーナを備えていてもよい。
この場合、移動部材は、第1移動部材と、第1移動部材とともに移動可能な第2移動部材とを有し、第2移動部材は、第1移動部材が第3位置から第4位置に移動したときに、第3位置に位置し、第3位置から第4位置へ移動した後、ワイヤクリーナの移動に連動して第4位置から第3位置に移動するように構成されていることが望ましい。
このように構成されたカートリッジによれば、第1回転体に作用する移動部材が、ワイヤクリーナの移動に連動するので、現像剤カートリッジに対して設けられた機構を利用して、ワイヤクリーナが動作したか否かも検知することができる。これにより、ワイヤクリーナに対してその動作を検知するための機構を個別に設ける場合に比べ、部品点数を削減することができる。
本発明によれば、現像剤カートリッジの新品を検知する機構を利用して、感光体カートリッジの新品検知もできるので、部品点数を削減することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロセスカートリッジを備えるレーザプリンタの概略構成を示す図である。 プロセスカートリッジを示す斜視図(a)と、(a)の検知ギヤ周辺を示す拡大図(b)である。 回動部材を裏側から見た斜視図である。 現像カートリッジおよびドラムカートリッジが新品状態である場合の検知ギヤおよび回動部材の動作を説明する図であって、検知ギヤが非伝達位置から伝達位置に移動するまでを示す図である。 現像カートリッジおよびドラムカートリッジが新品状態である場合の検知ギヤおよび回動部材の動作を説明する図であって、図4に示した状態の後から検知ギヤが停止するまでを示す図である。 現像カートリッジおよびドラムカートリッジが新品状態である場合に光センサから制御装置へ出力される信号を示す図である。 現像カートリッジが使用状態、ドラムカートリッジが新品状態である場合の検知ギヤおよび回動部材の動作を説明する図であって、第1被当接部と当接用アームの当接が解除されるまでを示す図である。 現像カートリッジが使用状態、ドラムカートリッジが新品状態である場合の検知ギヤおよび回動部材の動作を説明する図であって、図7に示した状態の後から検知ギヤが停止するまでを示す図である。 現像カートリッジが使用状態、ドラムカートリッジが新品状態である場合に光センサから制御装置へ出力される信号を示す図である。 現像カートリッジが新品状態、ドラムカートリッジが使用状態である場合の検知ギヤおよび回動部材の動作を説明する図である。 現像カートリッジが新品状態、ドラムカートリッジが使用状態である場合に光センサから制御装置へ出力される信号を示す図である。 現像カートリッジおよびドラムカートリッジが使用状態である場合の検知ギヤおよび回動部材の動作を説明する図(a)と、光センサから制御装置へ出力される信号を示す図(b)である。 第1実施形態の変形例における押上部材を示す図である。 第2実施形態に係るプロセスカートリッジの左側の側面を示す斜視図である。 現像カートリッジおよびドラムカートリッジが新品状態である場合の検知ギヤおよび移動部材の動作を説明する図であって、第1アームが当接不能位置に移動するまでを示す図である。 現像カートリッジおよびドラムカートリッジが新品状態である場合の検知ギヤおよび移動部材の動作を説明する図であって、図15に示した状態の後から検知ギヤが停止するまでを示す図である。 現像カートリッジおよびドラムカートリッジが新品状態である場合に光センサから制御装置へ出力される信号を示す図である。 ワイヤクリーナ動作後の検知ギヤおよび移動部材を示す図(a)と、ワイヤクリーナ動作後に光センサから制御装置へ出力される信号を示す図(b)である。 現像カートリッジが使用状態、ドラムカートリッジが新品状態である場合に光センサから制御装置へ出力される信号を示す図である。 現像カートリッジが新品状態、ドラムカートリッジが使用状態である場合の検知ギヤおよび移動部材の動作を説明する図(a),(b)と、光センサから制御装置へ出力される信号を示す図(c)である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、実施形態に係るカートリッジの一例としてのプロセスカートリッジ5を備えたレーザプリンタ1の概略構成について説明した後、本発明の特徴部分について説明する。
また、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2と、用紙Sを供給する給紙部3と、露光装置4と、用紙S上にトナー像を転写するプロセスカートリッジ5と、用紙S上のトナー像を熱定着する定着装置8とを主に備えている。
給紙部3は、本体ケーシング2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によってプロセスカートリッジ5(感光ドラム11と転写ローラ13との間)に向けて供給される。
露光装置4は、本体ケーシング2内の上部に配置され、図示されないレーザ発光部やポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。この露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光ドラム11の表面で高速走査されることで、感光ドラム11の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置4の下方に配置され、本体ケーシング2に設けられたフロントカバー2Aを開いたときにできる開口から本体ケーシング2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、感光体カートリッジの一例としてのドラムカートリッジ6と、現像剤カートリッジの一例としての現像カートリッジ7とから構成されている。
ドラムカートリッジ6は、感光体の一例としての感光ドラム11と、帯電器12と、転写ローラ13とを主に備えている。
帯電器12は、放電ワイヤ12Aとグリッド電極12Bとを備えるスコロトロン帯電器であり、感光ドラム11に対向して配置されている。この帯電器12は、図示しない電力供給部により電力を供給されることで、コロナ放電を発生させ、感光ドラム11を一様に帯電させるように構成されている。
現像カートリッジ7は、ドラムカートリッジ6に対して着脱可能となっており、ドラムカートリッジ6に装着された状態、すなわち、プロセスカートリッジ5として本体ケーシング2に対し着脱可能に装着されるように構成されている。この現像カートリッジ7は、現像ローラ18と、供給ローラ19と、層厚規制ブレード14と、現像剤の一例としてのトナーを収容するように構成されたトナー収容部15と、アジテータ16とを主に備えている。
プロセスカートリッジ5では、感光ドラム11の表面が、帯電器12により一様に帯電された後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光ドラム11上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部15内のトナーは、アジテータ16によって撹拌されながら、まず供給ローラ19に供給され、次いで供給ローラ19から現像ローラ18に供給される。そして、現像ローラ18の回転に伴って、現像ローラ18と層厚規制ブレード14の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ18上に担持される。
現像ローラ18上に担持されたトナーは、現像ローラ18から感光ドラム11上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光ドラム11上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム11と転写ローラ13の間を用紙Sが搬送されることで感光ドラム11上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置8は、プロセスカートリッジ5の後方に配置され、加熱ローラ81と、この加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えている。この定着装置8では、用紙S上に転写されたトナー像を、用紙Sが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過する間に熱定着させている。トナー像が熱定着された用紙Sは、排紙ローラ23によって排紙トレイ22上に排出される。
<プロセスカートリッジの詳細構成>
次に、プロセスカートリッジ5の構成について詳しく説明する。なお、以下の説明においては、新品として出荷されるときの状態を新品状態、本体ケーシング2に装着して1回でも使用した後の状態を使用状態という。
図2(a)に示すように、プロセスカートリッジ5は、ドラムカートリッジ6や現像カートリッジ7が新品か否かを検知するために利用される第1回転体の一例としての検知ギヤ100と、回動部材200とを備えている。具体的には、検知ギヤ100は現像カートリッジ7に設けられ、回動部材200は、ドラムカートリッジ6に設けられている。
現像カートリッジ7は、現像ローラ18等を支持する現像フレーム70を備えている。そして、現像フレーム70の左側の側壁には、検知ギヤ100と、入力ギヤ71を含む図示しない複数のギヤとが回転可能に設けられている。そして、現像フレーム70には、カバー72がこれらの複数のギヤを覆うように取り付けられている。カバー72は、入力ギヤ71と検知ギヤ100に対応する位置に符号を省略して示す開口を有している。そして、入力ギヤ71と検知ギヤ100の左側の側面は、このカバー72の開口から露出している。
ドラムカートリッジ6は、感光ドラム11等を支持する筐体の一例としてのドラムフレーム60を備え、このドラムフレーム60の左側の側壁61に、回動部材200が回動可能に設けられている。
図2(b)に示すように、検知ギヤ100は、現像フレーム70に回転可能に支持される円盤状の本体部110と、後述する検知手段300により検知可能な被検知部の一例としての第1被検知部120および第2被検知部130とを有している。
第1被検知部120は、当接部の一例であり、本体部110のカバー72から露出した面から回転軸線方向、すなわち、左右方向外側へ突出するリブ状の突起である。第1被検知部120は、本体部110の回転中心から径方向外側へ向けて延びている。
第2被検知部130は、被当接部の一例であり、本体部110のカバー72から露出した面から左右方向外側へ突出するリブ状の突起である。第2被検知部130は、本体部110の回転中心から第1被検知部120とは反対側へ向けて延びている。また、第2被検知部130の先端部は、円弧形状を有している。
そして、第1被検知部120は、第2被検知部130よりも本体部110の径方向外側に突出している。つまり、第1被検知部120の先端部は、第2被検知部130の先端部よりも本体部110の回転中心から離れた位置に配置されている。
回動部材200は、検知ギヤ100の下側に配置されている。回動部材200は、ドラムフレーム60の側壁61に回動可能に支持される軸部210と、この軸部210から延びる第1アーム220および第2アーム230を有し、略L字状に形成されている。
第1アーム220は、軸部210から前斜め上方へ向けて延びている。この第1アーム220は、移動部材の一例であり、回動部材200がドラムフレーム60に対して回動することで、第2被検知部130に当接可能な第3位置の一例としての当接可能位置(図2(b)の位置)と、第2被検知部130に当接不能な第4位置の一例としての当接不能位置(図5(c)の位置)とに移動可能となっている。
より詳細には、第1アーム220は、当接可能位置に位置するとき、先端が検知ギヤ100の回転方向の下流側を向き、当該先端が第1被検知部120および第2被検知部130の移動軌跡上に配置されている。また、第1アーム220は、当接不能位置に位置するとき、当接可能位置から図2における時計回りの方向に回動して、全体が第1被検知部120および第2被検知部130の移動軌跡から外れた位置に配置されている(図5(c)参照)。
第2アーム230は、当接可能位置のとき、軸部210から後方へ向けて延びている。第2アーム230は、第1アーム220が当接可能位置に位置するとき、ドラムフレーム60の側壁61から突出するボス63に、上方から当接可能な位置に設けられている。
そして、回動部材200は、第1アーム220に、当該第1アーム220が当接可能位置から当接不能位置へ向かう方向へ突出する係合部240を有している。
図3に示すように、係合部240の先端には、ドラムフレーム60の側壁61側、すなわち、左右方向内側へ突出する係合突起241が形成されている。そして、ドラムフレーム60には、第1アーム220が当接不能位置に位置したときに、係合突起241が係合可能な係合孔62が形成されている。つまり、回動部材200の係合突起241と、ドラムフレーム60の係合孔62とが、回動部材200が当接可能位置から当接不能位置へ移動したときに、回動部材200を当接不能位置にロックするロック機構を構成している。
そして、このように構成された回動部材200は、ねじりコイルばね250によって、図3における時計回りの方向に向けて付勢されている。つまり、第1アーム220は、ねじりコイルばね250によって、当接可能位置へ向けて付勢されている。
具体的には、ねじりコイルばね250は、コイル部251が回動部材200の軸部210(図3においては図示省略)に軸を同じにして支持されている。そして、ねじりコイルばね250は、一方のアーム252が第1アーム220の左右方向内側の面から突出する突起221に当接し、他方のアーム253がドラムフレーム60の側壁61から突出するリブ64に当接している。このねじりコイルばね250は、回動部材200を図3における時計回りに付勢している。また、第2アーム230がボス63に当接することにより、回動部材200の回動が規制されるようになっている。
このように構成された回動部材200は、ドラムカートリッジ6が新品状態のとき、第1アーム220が当接可能位置に位置するような姿勢になっている。
図4(a)に示すように、現像フレーム70には、アジテータ16と一体に回転する第2回転体の一例としてのアジテータギヤ73が回転可能に設けられている。このアジテータギヤ73は、入力ギヤ71に連結されており、入力ギヤ71に駆動力が入力されたときに、回転するように構成されている。
検知ギヤ100は、本体部110の周面がアジテータギヤ73の周面と対向するように配設されている。そして、検知ギヤ100は、本体部110の周面に、伝達部の一例としてのギヤ歯部111と、非伝達部の一例としての欠け歯部112とを有している。
ギヤ歯部111は、アジテータギヤ73と噛合可能なギヤ歯が設けられており、アジテータギヤ73と対向したときに、アジテータギヤ73から駆動力が伝達されることで検知ギヤ100を回転させるように構成されている。欠け歯部112は、ギヤ歯が設けられておらず、アジテータギヤ73と対向したときに、アジテータギヤ73からの駆動力を伝達不能とするように構成されている。この欠け歯部112は、検知ギヤ100の回転方向において、第1被検知部120より下流側、かつ、第2被検知部130より上流側に配置されている。
そして、検知ギヤ100は、ギヤ歯部111がアジテータギヤ73と対向する第1位置の一例としての伝達位置(例えば、図4(a)の位置)と、この伝達位置から所定量回転した状態であり、欠け歯部112がアジテータギヤ73と対向する第2位置の一例としての非伝達位置(例えば、図4(c)の位置)とをとるように回転可能に構成されている。
このように構成された検知ギヤ100は、現像カートリッジ7が新品状態のとき、伝達位置に位置している。また、この新品状態において、第1被検知部120は、当接可能位置に位置する回動部材200の第1アーム220よりも、検知ギヤ100の回転方向における下流側に配置されている。また、第2被検知部130は、当接可能位置に位置する回動部材200の第1アーム220よりも回転方向における上流側に配置されている。このように第1被検知部120と第2被検知部130とが第1アーム220に対して配置されることにより、検知ギヤ100が伝達位置から非伝達位置に移動するまでの間に、第1アーム220が第1被検知部120に当接して当接可能位置から当接不能位置に移動しないようになっている。
また、第2被検知部130は、後述する検知手段300の当接用アーム323に当接可能な位置に配置されている。
<プロセスカートリッジの検知に関するレーザプリンタの構成>
次に、プロセスカートリッジ5の検知に関するレーザプリンタ1の構成について説明する。
レーザプリンタ1は、本体ケーシング2に装着されたプロセスカートリッジ5の入力ギヤ71に駆動力を入力可能に構成された図示しない公知の駆動機構と、図4(a)に示すような検知手段300と、制御装置10とをさらに備えている。
検知手段300は、第1被検知部120や第2被検知部130を検知するように構成されている。この検知手段300は、光センサ310と、検知用アーム320とを主に備えている。
光センサ310は、互いに対向して配置される図示しない発光部および受光部を備えている。そして、光センサ310は、発光部と受光部の間に遮るものがない場合、ON信号を制御装置10に出力するようになっている。
検知用アーム320は、本体ケーシング2に回転可能に支持される筒状部321と、筒状部321から径方向外側へ延びる遮光用アーム322および当接用アーム323とを備えており、筒状部321を中心にして揺動可能に構成されている。
また、検知用アーム320の遮光用アーム322の適所には図示しないコイルばねが取り付けられており、これにより検知用アーム320がコイルばねによって、常時、非検知姿勢(図4(b)の姿勢)に付勢されている。
そして、この非検知姿勢において、遮光用アーム322の先端部は、光センサ310の発光部と受光部との間に配置されている。また、非検知姿勢において、当接用アーム323の先端部は、本体ケーシング2に装着されるプロセスカートリッジ5の外面から突出する第1被検知部120や第2被検知部130と当接可能な位置に配置されている。そして、プロセスカートリッジ5が本体ケーシング2に装着されて第1被検知部120や第2被検知部130が当接用アーム323の先端に当接すると、遮光用アーム322が時計回りに揺動して検知姿勢(図4(a)の姿勢)になり、遮光用アーム322の先端部が、光センサ310の発光部と受光部の間から退避するようになっている。
制御装置10は、レーザプリンタ1を制御するための装置であり、本実施形態では、本体ケーシング2にプロセスカートリッジ5が装着されたとき(例えば、フロントカバー2Aの開閉を検知するセンサからフロントカバー2Aが閉じられた旨の信号が入力されたときなど)に、現像ローラ18や供給ローラ19、アジテータ16などを予備的に回転駆動させる動作(以下、「ガラ回し動作」という。)を実行する。そして、詳細については後述するが、制御装置10は、ガラ回し動作の実行中に、光センサ310からの信号の状態に基づいて、ドラムカートリッジ6や現像カートリッジ7が新品であるか否かを判定するように構成されている。
<プロセスカートリッジを検知するときの動作>
次に、プロセスカートリッジ5を検知するときの動作について説明する。
[ドラムカートリッジと現像カートリッジが新品状態の場合]
まず、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに新品状態である場合について説明する。
ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに新品状態のとき、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に装着すると、図4(a)に示すように、検知ギヤ100の第2被検知部130が検知手段300の当接用アーム323に当接する。これにより、検知用アーム320の遮光用アーム322が非検知姿勢から検知姿勢となり、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
そして、本体ケーシング2にプロセスカートリッジ5が装着されると、制御装置10は、ガラ回し動作を実行し、図示しない駆動機構を制御して、プロセスカートリッジ5の入力ギヤ71に駆動力を入力する。駆動力が入力されると、この駆動力がアジテータギヤ73から検知ギヤ100のギヤ歯部111に伝達され、検知ギヤ100が回転し始める。
本体ケーシング2からの駆動力の入力により検知ギヤ100が回転すると、第2被検知部130が、図4(b)に示すように、図示反時計回りに変位し、第2被検知部130と当接用アーム323の当接が解除される。これにより、検知用アーム320の遮光用アーム322が非検知姿勢となり、光センサ310から制御装置10への信号の出力が停止される。
そして、さらに検知ギヤ100が回転すると、図4(c)に示すように、検知ギヤ100の欠け歯部112がアジテータギヤ73に対向する。このように、検知ギヤ100が伝達位置から非伝達位置に切り替わると、検知ギヤ100の回転が停止する。このとき、第1被検知部120が検知手段300の当接用アーム323に当接する。これにより、検知用アーム320の遮光用アーム322が揺動して検知姿勢となり、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
また、このとき、第2被検知部130が検知ギヤ100の回転方向上流側から回動部材200の第1アーム220に当接する。これにより、回動部材200が回動し、第1アーム220が、当接可能位置から当接不能位置側へ移動して、当接可能位置から外れる。これにより、第2被検知部130が第1アーム220に引っ掛からないので、検知ギヤ100がスムーズに動くことができる。
そして、第1アーム220が第2被検知部130に押されたときには、係合部240の係合突起241が、係合孔62よりも手前で止まり、係合突起241が係合孔62に係合しない。これにより、図4(d)に示すように、第1アーム220は、ねじりコイルばね250の付勢力により、当接可能位置へ戻る。これにより、第2被検知部130が第1アーム220によって検知ギヤ100の回転方向に向けて押され、検知ギヤ100が少し回転し、再びギヤ歯部111がアジテータギヤ73に対向する。つまり、第1アーム220は、当接可能位置に位置するとき、非伝達位置に位置する検知ギヤ100の第2被検知部130を押して、検知ギヤ100を伝達位置に回転させる。
検知ギヤ100が再び回転しはじめると、図5(a)に示すように、第1被検知部120が、図示反時計回りに変位し、第1被検知部120と当接用アーム323の当接が解除される。これにより、検知用アーム320の遮光用アーム322が非検知姿勢となり、光センサ310から制御装置10への信号の出力が停止される。
そして、さらに検知ギヤ100が回転すると、図5(b)に示すように、第2被検知部130が当接用アーム323に当接し、検知用アーム320の遮光用アーム322が検知姿勢になる。これにより、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
このとき、第1被検知部120は、回動部材200の第1アーム220に当接する。これにより、第1アーム220が第1被検知部120に押されて、当接不能位置へ向けて移動する。本実施形態では、第1被検知部120の先端は、第2被検知部130の先端よりも検知ギヤ100の中心から離れた位置に設けられているので、第1被検知部120に押された第1アーム220は、第2被検知部130に押されたときよりも、大きく回動し、当接不能位置まで移動する。これにより、回動部材200の係合部240に設けられた係合突起241がドラムフレーム60の係合孔62に係合し、第1アーム220が当接不能位置にロックされる。つまり、回動部材200の第1アーム220は、検知ギヤ100が第1アーム220によって非伝達位置から伝達位置へ回転した後、再び非伝達位置へ回転するまでの間に、検知ギヤ100の回転に連動して、当接不能位置に移動する。
なお、上述したように、当接不能位置に移動した第1アーム220は、その位置にロックされるので、誤って当接可能位置に戻るのを抑制することができる。
さらに検知ギヤ100が回転すると、図5(c)に示すように、第2被検知部130が、図示反時計回りに変位し、第2被検知部130と当接用アーム323の当接が解除される。これにより、検知用アーム320の遮光用アーム322が非検知姿勢になり、光センサ310から制御装置10への信号の出力が停止される。
そして、図5(d)に示すように、検知ギヤ100が伝達位置から非伝達位置に切り替わると、検知ギヤ100が停止する。このとき、第1被検知部120が当接用アーム323に当接し、検知用アーム320の遮光用アーム322が検知姿勢になる。これにより、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
以上のように、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7が新品状態のとき、図6に示すように、ガラ回し動作の開始時(時間ゼロ)から予め設定された所定時間t1(例えば、検知ギヤ100が約2回転するのにかかる時間)までの間に、光センサ310からの信号の出力が3回停止される(OFF状態になる)。そして、制御装置10は、この信号から、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに新品状態であると判定する。
[ドラムカートリッジが新品状態、現像カートリッジが使用状態の場合]
次に、ドラムカートリッジ6が新品状態であり、現像カートリッジ7が使用状態である場合について説明する。
現像カートリッジ7が使用状態である場合、上述したような検知動作が既に行われているため、図7(a)に示すように、検知ギヤ100は非伝達位置に位置している。また、第1被検知部120は、検知手段300の当接用アーム323に当接可能な位置に配置され、第2被検知部130は、当接可能位置に位置する回動部材200の第1アーム220に当接可能な位置に配置されている。
この現像カートリッジ7を新品状態のドラムカートリッジ6に装着すると、第2被検知部130が第1アーム220に当接する。これにより、第1アーム220は、当接可能位置から当接不能位置へ向けて回動するが、図7(b)に示すように、ねじりコイルばね250の付勢力により、当接可能位置へ戻る。このとき、第2被検知部130が第1アーム220によって検知ギヤ100の回転方向へ向けて押され、検知ギヤ100が少し回転し、ギヤ歯部111がアジテータギヤ73に対向する。
そして、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に装着すると、図7(c)に示すように、第1被検知部120が、検知手段300の当接用アーム323に当接し、遮光用アーム322が検知姿勢になる。これにより、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
そして、ガラ回し動作が始まって、アジテータギヤ73が回転し始めると、検知ギヤ100も回転し始める。これにより、図7(d)に示すように、第1被検知部120が図示反時計回りに変位し、第1被検知部120と当接用アーム323の当接が解除される。これにより、検知用アーム320の遮光用アーム322が非検知姿勢になり、光センサ310から制御装置10への信号の出力が停止される。
さらに検知ギヤ100が回転すると、図8(a)に示すように、第2被検知部130が当接用アーム323に当接し、検知用アーム320の遮光用アーム322が検知姿勢になる。これにより、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
このとき、第1被検知部120は、回動部材200の第1アーム220に当接する。これにより、第1アーム220が第1被検知部120に押されて、当接不能位置へ向けて移動する。そして、第1アーム220は、係合部240の係合突起241が係合孔62に係合することにより、当接不能位置にロックされる。
さらに検知ギヤ100が回転すると、図8(b)に示すように、第2被検知部130が、図示反時計回りに変位して、第2被検知部130と当接用アーム323の当接が解除される。これにより、検知用アーム320の遮光用アーム322が非検知姿勢になり、光センサ310から制御装置10への信号の出力が停止される。
そして、図8(c)に示すように、検知ギヤ100が伝達位置から非伝達位置に切り替わると、検知ギヤ100が停止する。このとき、第1被検知部120が当接用アーム323に当接し、検知用アーム320の遮光用アーム322が検知姿勢になる。これにより、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
以上のように、ドラムカートリッジ6が新品状態であり、現像カートリッジ7が使用状態であるとき、図9に示すように、ガラ回し動作の開始時から所定時間t1までの間に、光センサ310からの信号の出力が2回停止される(OFF状態になる)。そして、制御装置10は、この信号から、ドラムカートリッジ6が新品状態であり、現像カートリッジ7が使用状態であると判定する。
[ドラムカートリッジが使用状態、現像カートリッジが新品状態の場合]
次に、ドラムカートリッジ6が使用状態であり、現像カートリッジ7が新品状態である場合について説明する。
図10(a)に示すように、ドラムカートリッジ6が使用状態のとき、回動部材200の第1アーム220は、当接不能位置に位置している。
プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に装着すると、第2被検知部130が当接用アーム323に当接し、検知用アーム320の遮光用アーム322が検知姿勢になる。これにより、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
ガラ回し動作が始まって検知ギヤ100が回転すると、図10(b)に示すように、第2被検知部130が、図示反時計回りに変位して、第2被検知部130と当接用アーム323の当接が解除される。これにより、検知用アーム320の遮光用アーム322が非検知姿勢になり、光センサ310から制御装置10への信号の出力が停止される。
そして、図10(c)に示すように、検知ギヤ100が伝達位置から非伝達位置に切り替わると、検知ギヤ100が停止する。このとき、第1被検知部120が当接用アーム323に当接し、検知用アーム320の遮光用アーム322が検知姿勢になる。これにより、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
以上のように、ドラムカートリッジ6が使用状態であり、現像カートリッジ7が新品状態であるとき、図11に示すように、ガラ回し動作の開始時から所定時間t1までの間に、光センサ310からの信号の出力が1回停止される(OFF状態になる)。そして、制御装置10は、この信号から、ドラムカートリッジ6が使用状態であり、現像カートリッジ7が新品状態であると判定する。
[ドラムカートリッジと現像カートリッジが使用状態の場合]
次に、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに使用状態である場合について説明する。
図12(a)に示すように、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に装着すると、第1被検知部120が当接用アーム323に当接し、検知用アーム320の遮光用アーム322が検知姿勢になる。これにより、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
そして、検知ギヤ100が、非伝達位置に位置するとともに、回動部材200の第1アーム220が当接不能位置に位置しているため、ガラ回し動作が始まっても、検知ギヤ100は回転しない。
以上のように、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに使用状態であるとき、図12(b)に示すように、ガラ回し動作の開始時から所定時間t1までの間に、光センサ310から信号が出力されつづける(OFF状態がなく、ON状態のままである)。そして、制御装置10は、この信号から、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7が使用状態であると判定する。
以上説明した第1実施形態におけるプロセスカートリッジ5によれば、以下の効果を得ることができる。
現像カートリッジ7の新品状態を検知する機構(検知ギヤ100および検知手段300)を利用して、ドラムカートリッジ6の新品状態も検知できるので、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7のそれぞれに対応して検知手段を個別に設ける場合に比べ、部品点数を削減することができる。
そして、検知ギヤ100が回転するときに、検知ギヤ100に設けられた第1被検知部120によって、当接可能位置に位置する回動部材200の第1アーム220が、当接不能位置へ移動するように構成されているので、第1アーム220の当接可能位置から当接不能位置への移動を検知ギヤ100の回転に連動させるための構成を簡単にすることができる。
また、検知手段300によって検知される検知ギヤ100の第1被検知部120を、第1アーム220に当接したときに、第1アーム220を当接可能位置から当接不能位置に移動可能に構成することにより、第1アーム220を移動させる部材を第1被検知部120と別個に設ける場合に比べて、構成が簡単になる。
そして、当接可能位置に位置する第1アーム220が、検知手段300によって検知される検知ギヤ100の第2被検知部130に当接することで、検知ギヤ100を非伝達位置から伝達位置へ回転させるように構成することにより、第1アーム220によって押される部材を第2被検知部130と別個に設ける場合に比べて、構成が簡単になる。
前記した第1実施形態では、移動部材の一例としての回動部材200の第1アーム220が、ドラムフレーム60に対して回動可能に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図13に示すように、移動部材の一例としての押上部材500は、ドラムフレーム60に対して直線的に移動可能に設けられていてもよい。
具体的には、押上部材500は、ドラムフレーム60に形成された押上部材収容部65内を上下動可能に設けられている。そして、押上部材500は、押上部材収容部65に対して上下動することで、上端が第1被検知部120や第2被検知部130の移動軌跡上に配置される当接可能位置と、当接可能位置よりも下方に位置し、第1被検知部120や第2被検知部130の移動軌跡から外れた当接不能位置とに移動可能に構成されている。
そして、押上部材500は、圧縮ばね67により、当接不能位置から当接可能位置に向けて付勢されており、当接不能位置に位置するときに押上部材500をロックする図示しないストッパが設けられている。
このように構成されたプロセスカートリッジ5においても、前記した第1実施形態におけるプロセスカートリッジ5と同様の効果を得ることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。第2実施形態においては、現像カートリッジ7の新品状態を検知する機構を利用して、帯電器12の放電ワイヤ12Aをクリーニングしたか否かも検知可能となっている。なお、本実施形態では、前記した第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
<プロセスカートリッジの構成>
図14に示すように、ドラムカートリッジ6は、帯電器12の放電ワイヤ12Aを清掃するのに使用されるワイヤクリーナ12Cと、左側の側壁61に設けられた移動部材600およびリンク部材90とを備えている。
ワイヤクリーナ12Cは、ドラムフレーム60の後端部において、ドラムフレーム60に対して左右方向にスライド移動可能に設けられている。このワイヤクリーナ12Cは、左右方向に往復移動させることにより、放電ワイヤ12A(図1参照)を清掃可能に構成されている。
移動部材600は、ドラムフレーム60に回動可能に支持された軸部610から延びる第1移動部材の一例としての第1アーム620と、第2移動部材の一例としての第2アーム630とを有し、略V字状に形成されている。第2アーム630は、第1アーム620とともに移動可能であり、第1アーム620に対し、後側に配置されている。
移動部材600は、ドラムフレーム60に対して回動することにより、第1アーム620や第2アーム630が、それぞれ、先端部が検知ギヤ100の第1被検知部120や第2被検知部130の移動軌跡上に配置される当接可能位置と、当接可能位置よりも図14における時計回りに回動し、全体が当該移動軌跡から外れた当接不能位置とに移動可能に構成されている。
具体的には、第2アーム630は、第1アーム620が当接可能位置に位置するとき、第1アーム620に対して当接可能位置から当接不能位置への回動方向上流側に配置され、第1アーム620が当接不能位置に位置するとき、当接可能位置に配置されるように構成されている。
つまり、移動部材600は、回動することで、第1アーム620が当接可能位置に位置する第1姿勢と、第1アーム620が当接不能位置に位置するとともに、第2アーム630が当接可能位置に位置する第2姿勢と、第1アーム620と第2アーム630が当接不能位置に位置する第3姿勢とをとることが可能になっている。なお、ドラムカートリッジ6が新品状態のとき、移動部材600は、第1姿勢となっている。
このように構成された移動部材600は、図示しないねじりコイルばね等によって、第1姿勢に向けて付勢されている。
そして、移動部材600は、第1アーム620に、当接可能位置から当接不能位置への移動方向下流側へ突出する係合部640が設けられている。この係合部640は、ドラムフレーム60の側壁61側の面に、図示しない係合突起が形成されている。
また、ドラムフレーム60には、移動部材600の軸部610の前側に、係合部640の係合突起と係合可能な第1係合孔62Aが形成されている。
リンク部材90は、前後方向に長い板状の部材であり、ドラムフレーム60の左側の側壁61に沿って設けられている。
リンク部材90の後端部91は、ワイヤクリーナ12Cの左側に配置されている。また、リンク部材90の前端部92は、第1係合孔62Aの下側に配置されている。そして、リンク部材90の前端部92には、係合部640の係合突起に係合可能な第2係合孔92Aが形成されている。
リンク部材90は、前後方向における略中間部分に、例えば、ピボット支持部93を有しており、このピボット支持部93がドラムフレーム60に係合している。これにより、リンク部材90は、ピボット支持部93を支点に、後端部91と前端部92が左右方向に揺動可能となっている。具体的には、リンク部材90の後端部91がワイヤクリーナ12Cによってドラムフレーム60の側壁61から離れる方向へ押された場合、リンク部材90がピボット支持部93を支点に揺動し、前端部92がドラムフレーム60の側壁61に近づく方向へ移動することが可能となっている。
<プロセスカートリッジを検知するときの動作>
次に、上記のように構成されたプロセスカートリッジ5を検知するときの動作について説明する。
[ドラムカートリッジと現像カートリッジが新品状態の場合]
まず、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに新品状態である場合について説明する。
ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに新品状態のとき、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に装着すると、図15(a)に示すように、検知ギヤ100の第2被検知部130が検知手段300の当接用アーム323に当接する。これにより、検知用アーム320の遮光用アーム322が検知姿勢となり、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
ガラ回し動作の開始により検知ギヤ100が回転すると、図15(b)に示すように、検知ギヤ100が伝達位置から非伝達位置に切り替わり、検知ギヤ100の回転が停止する。このとき、第2被検知部130が検知ギヤ100の回転方向上流側から移動部材600の第1アーム620に当接する。これにより、移動部材600が回動して、第1アーム620が、当接可能位置から当接不能位置側へ移動し、当接可能位置から外れる。
そして、第1アーム620が第2被検知部130に押されたときには、図15(c)に示すように、ねじりコイルばねの付勢力により、移動部材600が回動し、第1アーム620が当接可能位置へ戻る。これにより、第2被検知部130が第1アーム620によって検知ギヤ100の回転方向に向けて押され、検知ギヤ100が少し回転し、再びギヤ歯部111がアジテータギヤ73に対向する。
検知ギヤ100が再び回転しはじめると、図15(d)に示すように、第1被検知部120が、移動部材600の第1アーム620に当接する。これにより、第1アーム620が第1被検知部120に押されて、当接不能位置へ向けて移動する。つまり、移動部材600が第1姿勢から第2姿勢へ変位する。そして、移動部材600の係合部640に設けられた係合突起がドラムフレーム60の第1係合孔62Aに係合し、移動部材600が第2姿勢にロックされる。これにより、第2アーム630は、当接可能位置に移動する。
さらに検知ギヤ100が回転すると、図16(a)に示すように、検知ギヤ100が伝達位置から非伝達位置に切り替わり、検知ギヤ100の回転が停止する。このとき、第2被検知部130が検知ギヤ100の回転方向上流側から移動部材600の第2アーム630に当接する。これにより、移動部材600が回動して、第2アーム630が、当接可能位置から当接不能位置側へ移動し、当接可能位置から外れる。
そして、第2アーム630が第2被検知部130に押されたときには、図16(b)に示すように、ねじりコイルばねの付勢力により、第2アーム630が当接可能位置へ戻る。これにより、第2被検知部130が第2アーム630によって検知ギヤ100の回転方向に向けて押され、検知ギヤ100が少し回転し、再びギヤ歯部111がアジテータギヤ73に対向する。
検知ギヤ100が再び回転しはじめると、図16(c)に示すように、第1被検知部120が、移動部材600の第2アーム630に当接する。これにより、第2アーム630が第1被検知部120に押されて、当接不能位置へ向けて移動する。つまり、移動部材600が第2姿勢から第3姿勢へ変位する。そして、移動部材600の係合部640に設けられた係合突起がリンク部材90の第2係合孔92Aに係合し、移動部材600が第3姿勢にロックされる。
さらに検知ギヤ100が回転すると、図16(d)に示すように、検知ギヤ100が伝達位置から非伝達位置に切り替わり、検知ギヤ100が停止する。このとき、第1被検知部120が当接用アーム323に当接する。
以上のように、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7が新品のとき、図17に示すように、ガラ回し動作の開始時(時間ゼロ)から予め設定された所定時間t2(例えば、検知ギヤ100が約2回転半するのにかかる時間)までの間に、光センサ310からの信号の出力が5回停止される(OFF状態になる)。そして、制御装置10は、この信号から、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに新品状態であると判定する。
[ワイヤクリーナで放電ワイヤの清掃をした場合]
次に、使用状態のドラムカートリッジ6において、ワイヤクリーナ12Cによって帯電器12の放電ワイヤ12Aの清掃をした場合について説明する。なお、現像カートリッジ7は新品状態とする。
使用状態のドラムカートリッジ6においては、図16(d)に示すように、移動部材600の係合部640に設けられている係合突起が、リンク部材90の第2係合孔92Aに係合している。そして、ワイヤクリーナ12Cを作動させると、リンク部材90の前端部92がドラムフレーム60の側壁61へ近づく方向へ移動する。これにより、第2係合孔92Aに係合していた移動部材600の係合突起が外れ、移動部材600が、ねじりコイルばねの付勢力によって、第3姿勢から反時計回りに回動する。このとき、移動部材600の係合部640に設けられた係合突起は、ドラムフレーム60の側壁61を伝って移動し、第1係合孔62Aの位置に来たときに、この第1係合孔62Aに入る。つまり、図18(a)に示すように、移動部材600の係合突起が、ドラムフレーム60の第1係合孔62Aに係合する。これにより、ワイヤクリーナ12Cの移動に連動して、移動部材600が第2姿勢にロックされ、第2アーム630が、当接不能位置から当接可能位置に配置される。
このような状態になったプロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に装着すると、前記したドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに新品状態の場合の、第2アーム630が、当接可能位置に移動した後(図15(d)の状態の後)と同様の動作が行われる。
以上のように、ワイヤクリーナ12Cによって放電ワイヤ12Aを清掃した場合は、図18(b)に示すように、ガラ回し動作の開始から所定時間t2までの間に、光センサ310からの信号の出力が3回停止される(OFF状態になる)。そして、制御装置10は、この信号から、放電ワイヤ12Aが清掃されたと判定する。
[ドラムカートリッジが新品状態、現像カートリッジが使用状態の場合]
次に、ドラムカートリッジ6が新品状態であり、現像カートリッジ7が使用状態である場合について説明する。
現像カートリッジ7が使用状態である場合、現像カートリッジ7をドラムカートリッジ6に装着すると、第1実施形態と同様に、検知ギヤ100が非伝達位置から伝達位置に移動する。そして、この状態でプロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に装着すると、前記したドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに新品状態の場合の、検知ギヤ100が移動部材600の第1アーム620によって非伝達位置から伝達位置へ移動した後(図15(c)の状態の後)と同様の動作が行われる。
以上のように、ドラムカートリッジ6が新品状態であり、現像カートリッジ7が使用状態であるとき、図19に示すように、ガラ回し動作の開始時から所定時間t2までの間に、光センサ310からの信号の出力が4回停止される(OFF状態になる)。そして、制御装置10は、この信号から、ドラムカートリッジ6が新品状態であり、現像カートリッジ7が使用状態であると判定する。
[ドラムカートリッジが使用状態、現像カートリッジが新品状態の場合]
次に、ドラムカートリッジ6が使用状態であり、現像カートリッジ7が新品状態のときの動作について説明する。
図20(a)に示すように、ドラムカートリッジ6が使用状態のとき、移動部材600が第3姿勢となっており、第1アーム620と第2アーム630が、検知ギヤ100の第1被検知部120と第2被検知部130の移動軌跡から外れた位置に配置されている。
プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に装着すると、第2被検知部130が当接用アーム323に当接し、検知用アーム320の遮光用アーム322が検知姿勢になる。これにより、光センサ310から制御装置10へ信号が出力される。
ガラ回し動作が始まって検知ギヤ100が回転すると、図20(b)に示すように、検知ギヤ100が伝達位置から非伝達位置に切り替わり、検知ギヤ100が停止する。
以上のように、ドラムカートリッジ6が使用状態であり、現像カートリッジ7が新品状態であるとき、図20(c)に示すように、ガラ回し動作の開始時から所定時間t2までの間に、光センサ310からの信号の出力が1回停止される(OFF状態になる)。そして、制御装置10は、この信号から、ドラムカートリッジ6が使用状態であり、現像カートリッジ7が新品状態であると判定する。
[ドラムカートリッジと現像カートリッジが使用状態の場合]
ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに使用状態であった場合は、第1実施形態と同様に、ガラ回し動作が始まっても、検知ギヤ100は回転しない。したがって、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7がともに使用状態であるとき、ガラ回し動作の開始時から所定時間t2までの間に、光センサ310から信号が出力されつづける(OFF状態がなく、ON状態のままである)。そして、制御装置10は、この信号から、ドラムカートリッジ6と現像カートリッジ7が使用状態であると判定する。
以上説明した第2実施形態におけるプロセスカートリッジ5によれば、現像カートリッジ7の新品状態を検知する機構(検知ギヤ100および検知手段300)を利用して、ドラムカートリッジ6の新品状態を検知が可能であり、さらに、帯電器12の放電ワイヤ12Aの清掃を検知することも可能である。これにより、放電ワイヤ12Aの清掃を検知する検知手段を現像カートリッジ7の新品状態を検知する機構と別個に設ける場合に比べ、部品点数を削減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、検知ギヤ100に設けられる当接部として第1被検知部120を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、当接部として、第1被検知部120と別個に設けられた突起を採用してもよい。
また、前記実施形態では、検知ギヤ100に設けられる被当接部として第2被検知部130を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、被当接部として、第2被検知部130と別個に設けられた突起を採用してもよい。
前記実施形態では、第1回転体の伝達部として、ギヤ歯が設けられたギヤ歯部111を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1回転体の周面の一部にゴムベルトを付け、このゴムベルトを付けた部分を伝達部としてもよい。この第1回転体は、伝達部が第2回転体と対向したときに、第2回転体との摩擦により駆動力が伝達される。
前記実施形態では、現像剤カートリッジの一例として現像ローラ18を備える現像カートリッジ7を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、現像剤カートリッジは、現像ローラを備えていなくてもよい。
前記実施形態では、被検知部が、第1被検知部120と第2被検知部130から構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、被検知部は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
5 プロセスカートリッジ
6 ドラムカートリッジ
7 現像カートリッジ
11 感光ドラム
12 帯電器
12A 放電ワイヤ
12C ワイヤクリーナ
60 ドラムフレーム
62 係合孔
70 現像フレーム
73 アジテータギヤ
100 検知ギヤ
111 ギヤ歯部
112 欠け歯部
120 第1被検知部
130 第2被検知部
220 第1アーム
241 係合突起
300 検知手段

Claims (14)

  1. 感光体を有する感光体カートリッジと、
    内部に現像剤を収容するように構成され、前記感光体カートリッジに対して着脱可能な現像剤カートリッジと、を備え、
    前記現像剤カートリッジは、
    前記現像剤カートリッジに回転可能に支持される第1回転体であって、外部に設けられる検知手段により検知可能な少なくとも1つの被検知部を有する第1回転体と、
    前記現像剤カートリッジに回転可能に支持され、外部から入力された駆動力を前記第1回転体に伝達可能な第2回転体とを有し、
    前記第1回転体は、
    前記第2回転体と対向したときに前記第2回転体から駆動力が伝達されることで前記第1回転体を回転させる伝達部と、
    前記第2回転体と対向したときに前記第2回転体からの駆動力を伝達不能とする非伝達部と、を有し、
    前記第1回転体は、
    前記伝達部が前記第2回転体と対向する第1位置と、
    前記第1位置から所定量回転した状態であり、前記非伝達部が前記第2回転体と対向する第2位置と、をとるように回転可能に構成され、
    前記第1回転体は、被当接部を有し、
    前記感光体カートリッジは、前記被当接部に当接可能な第3位置と、前記被当接部に当接不能な第4位置とに移動可能な移動部材を有し、
    前記移動部材は、前記第3位置に位置するとき、前記第2位置に位置する前記第1回転体の前記被当接部に当接して、当該第1回転体を前記第1位置に回転させた後、前記第1回転体の回転に連動して前記第4位置に移動するように構成されていることを特徴とするカートリッジ。
  2. 前記第1回転体は、前記現像剤カートリッジが新品のとき、前記第1位置に位置し、
    前記移動部材は、前記感光体カートリッジが新品のとき、前記第3位置に位置することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
  3. 前記第1回転体は、前記移動部材によって前記第2位置から前記第1位置へ回転した後、再び前記第2位置へ回転するまでの間に、前記移動部材に当接して前記移動部材を前記第3位置から前記第4位置へ移動させる当接部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカートリッジ。
  4. 前記当接部は、前記現像剤カートリッジが新品のとき、前記第3位置に位置する前記移動部材よりも前記第1回転体の回転方向における下流側に配置され、
    前記被当接部は、前記現像剤カートリッジが新品のとき、前記第3位置に位置する前記移動部材よりも前記回転方向における上流側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のカートリッジ。
  5. 前記当接部は、前記被検知部であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のカートリッジ。
  6. 前記被当接部は、前記被検知部であることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  7. 前記被検知部は、第1被検知部と第2被検知部を有し、
    前記当接部は、前記第1被検知部であり、
    前記被当接部は、前記第2被検知部であることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  8. 前記第1被検知部および前記第2被検知部は、前記第1回転体から回転軸線方向に突出する突起であり、
    前記移動部材は、前記第3位置に位置するとき、一部が前記第1被検知部および前記第2被検知部の移動軌跡上に配置されており、前記第4位置に位置するとき、全体が前記第1被検知部および前記第2被検知部の移動軌跡から外れた位置に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のカートリッジ。
  9. 前記移動部材は、前記第1回転体が前記第1位置から前記第2位置へ向かう際に前記第2被検知部が回転方向上流側から当接したときには、前記第3位置から外れた後、前記第3位置へ戻るように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のカートリッジ。
  10. 前記移動部材は、前記第3位置へ向けて付勢されていることを特徴とする請求項9に記載のカートリッジ。
  11. 前記感光体カートリッジは、前記移動部材が前記第3位置から前記第4位置へ移動したときに、前記移動部材を前記第4位置にロックするロック機構を有していることを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  12. 前記第1被検知部は、前記第2被検知部よりも前記第1回転体の径方向外側に突出していることを特徴とする請求項8から請求項11のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  13. 前記移動部材は、前記感光体カートリッジの筐体に回動可能に支持され、回動することで、前記第3位置から前記第4位置に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  14. 前記感光体カートリッジは、放電ワイヤを有する帯電器と、前記放電ワイヤを清掃するのに使用され、移動可能なワイヤクリーナを備え、
    前記移動部材は、第1移動部材と、前記第1移動部材とともに移動可能な第2移動部材とを有し、
    前記第2移動部材は、前記第1移動部材が前記第3位置から前記第4位置に移動したときに、前記第3位置に位置し、前記第3位置から前記第4位置へ移動した後、前記ワイヤクリーナの移動に連動して前記第4位置から前記第3位置に移動するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のカートリッジ。
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