JP6065418B2 - 有機el発光体 - Google Patents

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本発明は、たとえば、照明光源、誘導灯、電飾、表示器、液晶用バックライト等に用いられる有機EL発光体に関し、特に配線等を隠蔽する層を配置することによる意匠性の向上に関する。
有機EL(エレクトロルミネセンス)発光体は、薄く、円盤状や楕円形状等の自由形状とすることができるため、意匠性の高いインテリア照明として用いられることが期待されてきている。
しかし、有機EL発光体は、一般的にはガラス基材に透明性の電極を形成し、さらに正孔輸送層、発光層、裏面金属電極を積層してなり、特に透明性の電極としてITOが持ちられることが多くあるが、その導電性は十分に高くはないため、ITOの周辺等に金属電極を配置することにより、その導電性の低い点を補っている。
図10は、従来の有機EL発光体の一例を示している。この有機EL発光体10は、透光性基材102の一方の表面に透明性の陽極(透明導電層)122を形成し、さらにその上に正孔輸送層126、発光層128、陰極(金属導電層)124を順次積層した積層部を有するとともに、その積層部の周辺に、陽極122に接続される陽極配線112、および、陰極124に接続される陰極配線114を有して構成される。
このような構成において、発光層128から射出された光12は、透光性基材102を透過して外部へ拡散される。なお、図10において、E1は非発光部を示し、E2は発光部を示している。
しかしながら、従来の有機EL発光体は、上記したように、陽極122となるITO等の透明導電層の導通を上げたるため等に金属電極を配置することにより、その導電性の低い点を補っている。
そのため、従来の有機EL発光体は、配線パターン等が発光部E2の周辺などに配置されるため、意匠性を損なってしまっている。また、発光部E2の周辺に非発光部E1ができ、複数の有機EL発光体を並べて配置した際にも、隣の発光体との間に発光しない隙間ができてしまうため、意匠性の妨げとなっている。
なお、有機発光層の表面側に透明電極を備えるとともに、有機発光層の裏面側に金属電極を備えてなる有機EL発光体を形成し、この有機EL発光体を含む有機EL装置において、透明電極を透明基板の裏面側に形成するとともに、この透明基板の表面側に光拡散性を有する拡散板を設けた構成とすることで、有機EL発光体が発光していないとき(非発光時)、外部から照射された光の一部が拡散板の表面あるいはその内部で拡散的に反射し、残りの光が拡散板を透過し、この拡散板を透過した光が金属電極で反射し、再び拡散板に入射して拡散された結果、金属電極の鏡面を外部から視認させないようにすることが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
国際公開第96/34514号パンフレット
本発明が解決しようとする課題は、有機EL発光体の最前面に配線パターン等を隠蔽する隠蔽性拡散層を配置して、発光部の周辺などに配置される配線等を隠蔽することにより、高い意匠性を得ることができ、インテリア照明等に用いた際の価値を向上させることができる有機EL発光体を提供することである。
本発明の有機EL発光体は、透光性基材の一方の面に少なくとも透明導電層、有機発光層、金属導電層を積層した積層部を有するとともに、その積層部の周辺に前記透明導電層に接続される配線を有し、かつ、前記透光性基材の他方の面に前記配線を隠蔽するための拡散粒子が添加されてなる厚さDvの隠蔽性拡散層を有し、前記配線と前記透光性基材との間での反射率Rmが、前記隠蔽性拡散層の全光線透過率をTp、全光線反射率をRpとすると、0.9<Tp/(1−Rp・Rm)を満たし、かつ、前記隠蔽性拡散層の拡散粒子の散乱断面積Spと、粒子体積Vp、体積密度ρよりLp=1/(ρ・Sp/Vp))で求められる前記隠蔽性拡散層に入射した光の平均自由程Lpが、10・Lp<Dv<30・Lpを満たすことを特徴とする。
本発明の有機EL発光体によれば、有機EL発光体の最前面に配線パターン等を隠蔽する隠蔽性拡散層を配置して、発光部の周辺などに配置される配線等を隠蔽することにより、高い意匠性を得ることができ、インテリア照明等に用いた際の価値を向上させることができる有機EL発光体を提供できる。
本発明の実施形態に係る有機EL発光体の構成を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態に係る有機EL発光体の他の構成を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態に係る有機EL発光体のさらに他の構成を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態に係る有機EL発光体をタイリングした例を模式的に示す説明図。 本発明の実施形態に係る有機EL発光体をタイリングした他の例を模式的に示す説明図。 本発明の実施形態に係る有機EL発光体の利用形態の一例を模式的に示す説明図。 本発明の実施形態に係る裏側に金属板を有する有機EL発光体の例を模式的に示す断面図。 本発明の実施形態に係る裏側に金属板を有する有機EL発光体の他の例を模式的に示す説明図。 本発明の実施形態に係る裏側に金属板を有する有機EL発光体の利用形態の一例を模式的に示す説明図。 従来の有機EL発光体の構成を模式的に示す断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る有機EL発光体の構成を模式的に示すものである。なお、図10に示した従来の有機EL発光体と同一部分には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分について説明する。
図1において、本実施形態に係る有機EL発光体10は、透光性基材102の他方の表面側に、陽極配線112等を隠蔽するための拡散粒子が添加されてなる厚さDvの隠蔽性拡散層92が設けられている。隠蔽性拡散層92は、樹脂基材96上に形成されていて、この樹脂基材96の隠蔽性拡散層92とは反対側の面が透光性拡散粘着層94を介して透光性基材102の他方の面上に貼合されている。
このように構成された有機EL発光体10において、発光層128から射出された光12は、拡散粒子が入っている隠蔽性拡散層92で拡散され拡散光14となる。
従来では、前述したように、陽極となるITO等の透明電極の導通を上げたるため等に金属電極を配置することにより、その導電性の低い点を補っている。そのため、パネルの周辺に非発光部ができてしまう。一方、発光層128で発光した光は、全部の光が外部に出るわけではなく、最表面で全反射してしまう光は、ガラス基板内部を導波してしまう。また、この導波してしまう光を外部に出してしまう光を低減させるために拡散性を有したフィルムをパネルの最表面に配置することができる。この際にも、全部の光が外部にでるわけではなく、反射し導波する光がある。
有機ELの拡散隠蔽層を配置しても、パネルが射出され光の内、直接拡散隠蔽層に入射した光のうち、外部に出てくる光よりも、内部に反射する光の方が多くなってしまう。この最表面から内部に反射した光は再度パネルの反射面で反射され、一部は再度外部へ放出される光となる。そのため、その反射率を極力高くすることにより光の利用率を上げることができる。
この際、フィルムの透過率が高いと拡散性を十分に持たせることによりそのエッジをぼかすことが可能である。しかし、そのエッジをぼかすようにしてしまうと、その拡散フィルムの透過率は一般的に低下してしまい、光の取出し効率を低下させてしまう。
そこで、本発明では、発光部の周辺の反射層を有するものである。この外延部の幅とガラスの厚みに比率が狭ければ、十分に隙間を埋めることができる。しかし、その外縁部は、光を取出す効果も発現しているため、ある程度の広がりが必要である。この幅は、光が拡散層で拡散されるため、光が染み出すような効果がある。この幅は、略、ガラスの厚みの1〜2倍程度であることが望ましい。この幅より狭い場合には、エッジから染み出した光が十分に再利用されずに、パネルに再度入射してしまうため、十分な効率が得られない。また、2倍より広い幅としてしまうと、そのエッジ部で十分な光が取り出せなくなってしまうため、そのエッジ部分が暗く継ぎ目として視認される。
そこで、拡散光14により非発光部E1からも発光部E2からの射出光12が射出されるため、使用者側からは、非発光部E1が隠蔽される。
そのため、従来では、有機EL発光体は、配線パターン等が発光部E2の周辺などに配置されるため、意匠性を損なってしまっているが、本発明によれば、そのような部分を隠蔽することができるため高い意匠性が得られる。
このような隠蔽性拡散層92を樹脂基材96上に形成するには、共押出により透明な層とシリコーン等からなる粒子を添加し白濁した樹脂をシート状に成形することにより得ることができる。このとき透明層は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂を用い、同種の樹脂にシリコーン樹脂等を混練し作成することができる。
なお、このような隠蔽性を有したシートを作製する他の方法としては、紫外線硬化性のアクリレート樹脂等に同様にシリコーン粒子を混練し、ポリエチレンテレフタレート等からなる基材に塗工することでも得ることができる。
この際、あまり隠蔽性拡散層92が厚いと透過率が落ちてしまうため、90μmよりも薄いものが好ましい。このときの全光線透過率としては、60%以上であることが望ましい。
しかし、発光部E2の外側の非発光部E1には、陽極配線112があり、その透光性基材102側では鏡面状の反射面S1となり、隠蔽性拡散層92で反射された光16を再度反射し、隠蔽性拡散層92に光を再入射させる。その再入射分を含めた非発光部E1での外部への光は、もとの発光部E2の光量を「1」とすると下記の式で与えられる。
DL=Tp/(1−(1−Tp)・Rm)
ここで、Tpは隠蔽性拡散層92の透過率、Rmは反射面S1の反射率である。この式に基づき様々なパネルにて実験を行った結果が下記表1、表2、表3である。なお、表1、表2、表3において、「隠蔽層」とは隠蔽性拡散層92を略称したものである。
Figure 0006065418
Figure 0006065418
Figure 0006065418
表1、表2、表3の評価からわかるように、上記式で与えらえるDLが0.9よりも高い場合には、非発光部E1でも発光部E2と同様の輝度が得られ、配線部での光のロスを抑制できる。0.9以下の場合には、光のロスが生じてしまい、十分な効率を得ることができない。
また、隠蔽性拡散層92に添加されている拡散粒子の平均自由程Lpがその層厚に対して十分短くすることにより、非発光部E1と発光部E2との境界線も隠蔽することができる。そのための平均自由程Lpは、隠蔽性拡散層92の厚みDvの1/0よりも大きい場合は、隠蔽性拡散層92の拡散性は十分でないため、境界線が見えてしまう。また、平均自由行程Lpは、隠蔽性拡散層92の厚みDvの1/0よりも小さい場合には、十分な隠蔽性は得られるが、後方散乱による反射が高くなってしまい、効率を落としてしまう。
この隠蔽性拡散層92は、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂、またはこれらの共重合体等の樹脂中にシリコーン粒子、アクリル・ポリスチレン粒子、メラミン粒子またはこれら中空粒子の酸化アルミニウム、酸化チタン等の酸化金属粒子等を分散することにより形成することができ、これにより0.05から0.6の屈折率差が得られるため、十分に光を拡散することができる。
これらの粒子直径としては、0.1μmから8μmのものが好ましく用いられ、より好ましくは、0.5μmから4μmのものが好ましく用いられる。
樹脂基材96としては、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリオレフィン樹脂等を用いることができる。樹脂基材96の厚みは、75μm以上のものを用いることができる。75μm未満では、樹脂基材96が通常の使用環境下でも破損してしまう。また、樹脂基材96の厚みが1000μmを超えてしまうと、貼り合せが困難となるため好ましくない。
また、透光性基板102が光を散乱しないグロス状のものであれば、さらに光を端部まで導波させやすく望ましい。
また、図2に示すように、透光性基材102と陽極配線112との間に酸化金属およびまたは金属からなる反射層(光を反射するフィルム等)111を貼着してもよい。
さらに、図3に示すように、透光性基材102上の陽極配線112の部分に、陽極配線112を囲繞するように絶縁層116を形成してもよい。この絶縁層116は、たとえば、透明樹脂を部分的に塗付したもので、ポリイミドのような耐熱性の高いものが好ましい。
絶縁層116の透過率としては、波長が550nmにおける吸収率は5%以上、30%以下のものが好ましく、30%よりも吸収率が高いものでは光のロスが生じてしまう。なお、5%よりも吸収率が少ないものでは、耐熱性の高いものが得られない。
また、有機EL発光体の端部まで光がいきわたれば、有機EL発光体を並べた際に繋ぎ目が目立たないため、より望ましい。また、上述のような有機EL発光体を繋ぎ合わせることにより、擬似的な曲面を作ることができる。
図4は、上記のように構成された有機EL発光体10をタイリングした具体例を示していて、(a)図は有機EL発光体10の裏側(陰極124側)から見た平面図を示し、(b)図は有機EL発光体10の表面側(隠蔽性拡散層92側)から見た平面図を示している。この例は、たとえば、四角形状の有機EL発光体10を3個タイリングした場合を示している。
図5は、上記のように構成された有機EL発光体10をタイリングした他の具体例を示していて、(a)図は有機EL発光体10の裏側(陰極124側)から見た平面図を示し、(b)図は有機EL発光体10の表面側(隠蔽性拡散層92側)から見た平面図を示している。この例は、たとえば、細長い長方形状の有機EL発光体10を3個タイリングした場合を示している。
図6は、たとえば、図5に示した有機EL発光体10の利用形態の一例を示している。この例は、階段51に設置することで、誘導灯として用いた場合を示している。
図7は、有機EL発光体10の他の実施形態を示している。この例は、有機EL発光体10の裏側に、あらかじめプレス成形された金属板106を封止層・接着層104を介して貼り合せることにより、複数(この例では2個)の有機EL発光体10が連なった照明体としている。
なお、図7の例では、隠蔽性拡散層92、樹脂基材96および透光性拡散粘着層94は、2個の有機EL発光体10に対し共通に設けられている。
このような照明体は、複数の有機EL発光体10をタイルのように敷き詰めることにより、擬似的に任意の形状とすることができ、平面的な有機EL発光体を曲面的な金属板に貼り合せることにより、擬似的ではあるが曲面的な照明器具とすることができる。この際にも、隠蔽性拡散層92により陽極配線112および非発光部E1を隠蔽し、擬似的な発光層とすることができ、インテリア照明として用いられるよう意匠性の高い発光体を得ることができる。
金属板106は、加工が自由にできる特徴があるため、その形状に沿うように有機EL発光体を配置することにより一体化し、自由な擬似曲面を有する照明器具を得ることができる。この金属板106の材質としては、一般に用いられるアルミ板、アルミ合金板や、真鍮版、ステンレス板を用いることができる。特に、重量の点からアルミ合金板を用いることが好ましい。隠蔽性拡散層92の厚みとしては、0.5mmtから1.5mmtのものが好ましく用いられる。0.5mmtよりも薄いと通常の使用環境でも破損しやすく、1.5mmtよりも厚いと加工性が落ちてしまう。
この際、金属板106の表面へ素手で接触することが想定されるため、表面温度としては、44度以上になると低温火傷の可能性がでてくるため、43度以下にするのが望ましい。
このため、放熱性を損なわない程度で、伝熱性を抑える層を金属板106の外装に設置してもよい。このような材料としては、メタクリル樹脂のようなもので多い熱線だけ逃がしてもよい。
また、隠蔽性拡散層92は厚みがでてしまうため、曲げたときに割れてしまうことがある。その厚い隠蔽性拡散層92を形成することを行った。たとえば、隠蔽性拡散層92にアクリル樹脂のスチレンフィラーを添加し形成した。隠蔽性拡散層92は、60μm以上の厚みが必要となり、フィラーの添加量も20%添加した。しかし、そのようなシートでは曲げた際に割れが生じてしまう。そのため、厚みを40μm程度とし、粒子の添加量を40%程度にした。その際には、割れは生じなかったが、高温高湿下において、隠蔽性拡散層92と透光性基板102との密着性が低下してしまい、隠蔽性拡散層92が透光性基板102から浮いてしまうという現象が起きる。
そこで、拡散粒子として、ゴム状の粒子を用いることを検討した。一般的な床材等で使用されているゴム粒子を添加することにより、このような割れを防げることがわかった。しかし、透過率が低く、輝度の低下が大きくなる。
このため、シリコーンゴムを用いて実験を行った。このとき、シリコーンゴムのサイズとして、約10μmのものを用いた。それにより、透過率が82%程度のものが得られ、輝度の低下もほとんど見られなかった。しかし、一部の黒点は目視できてしまう。そこで、シリコーンゴムの粒径の3μmのものを用いて実験を行った。その結果、十分に黒点を隠蔽することができた。
また、10μmのものでは、一部密着性が低いところもあったが、粒径を3μmにしたところ、密着性についても十分なものが得られた。また、粒子の添加量については、10重量部では、十分な柔軟性が得られない。
なお、バインダー中粒子を分散し、十分な隠蔽性を得るためには、その粒子の散乱断面積と、その添加量から計算される平均自由程が膜厚の1/10以下となることが望ましい。また、シリコーンゴムの粒子を添加量としては10重量部から45重量部が好ましい。
図8は、裏側に金属板106を有する有機EL発光体10をタイリングした他の具体例を示していて、(a)図は有機EL発光体10の裏側(陰極124側)から見た平面図を示し、(b)図は有機EL発光体10の表面側(隠蔽性拡散層92側)から見た平面図を示している。この例は、たとえば、細長い長方形状の有機EL発光体10を3個タイリングした場合を示している。
なお、図8の例では、隠蔽性拡散層92、樹脂基材96および透光性拡散粘着層94は、3個の有機EL発光体10に対し共通に設けられている。
図9は、たとえば、図8に示した裏側に金属板106を有する有機EL発光体10の利用形態の一例を示している。この例は、階段52に設置することで、誘導灯として用いた場合を示している。
10…有機EL発光体、91…拡散粒子、92…隠蔽性拡散層、94…粘着層、96…樹脂基材、102…透光性基材、104…封止層・接着層、106…金属板、122…陽極、124…陰極、126…正孔輸送層、128…発光層、111…反射層、112…陽極配線、114…陰極配線、116…絶縁層、E1…非発光部、E2…発光部。

Claims (4)

  1. 透光性基材の一方の面に少なくとも透明導電層、有機発光層、金属導電層を積層した積層部を有するとともに、その積層部の周辺に前記透明導電層に接続される配線を有し、かつ、前記透光性基材の他方の面に前記配線を隠蔽するための拡散粒子が添加されてなる厚さDvの隠蔽性拡散層を有し、
    前記配線と前記透光性基材との間での反射率Rmが、前記隠蔽性拡散層の全光線透過率をTp、全光線反射率をRpとすると、
    0.9<Tp/(1−Rp・Rm)
    を満たし、かつ、前記隠蔽性拡散層の拡散粒子の散乱断面積Spと、粒子体積Vp、体積密度ρより
    Lp=1/(ρ・Sp/Vp))
    で求められる前記隠蔽性拡散層に入射した光の平均自由程Lpが、
    10・Lp<Dv<30・Lp
    を満たすことを特徴とする有機EL発光体。
  2. 前記隠蔽性拡散層が透光性拡散粘着層を介して前記透光性基材の他方の面上に配置されていることを特徴とする請求項1記載の有機EL発光体。
  3. 前記隠蔽性拡散層は樹脂基材上に形成され、この樹脂基材の隠蔽性拡散層とは反対側の面が粘着層を介して前記透光性基材に貼合してなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の有機EL発光体。
  4. 前記配線と前記透光性基材との間に酸化金属およびまたは金属からなる反射層を配置してなることを特徴とする請求項2または請求項3記載の有機EL発光体。
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