JP5336879B2 - 光学素子および発光装置ならびに道路灯 - Google Patents

光学素子および発光装置ならびに道路灯 Download PDF

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Description

本発明は、光学素子および発光装置ならびに道路灯に関する。
道路の路面を照明する道路灯は、道路わきに漏れ出す漏れ光が生じやすく、光のロスが生じ易い。そこで、特許文献1には、道路灯の照射効率を良くするため、以下のような道路灯が提案されている。すなわち、光源装置の光を路面に照射して照明する道路灯において、複数のLED(Light Emitting Diode)が配列されてなる複数のLEDモジュールを取付台に複数取り付けて光源装置を構成する。そして、取付台に階段状の複数の段部を設け、照射方向を調整するために取付角度を調整した各段部にLEDモジュールを配設する。そして、LEDモジュールには広角LEDが配列されたものと、狭角LEDが配列されたものがあり、広角LEDが配列されたLEDモジュールが道路灯の直下近傍を照明する(特許文献1参照)。
特開2007−242258号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている照明装置は、照射方向を調整するために取付角度を調整した各段部にLEDモジュールを配設する等、その構造が複雑であり、製造が困難である。
そこで、本発明の目的は、製造がしやすく、照射効率の良い光学素子および発光装置ならびに道路灯を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の光学素子は、入射した光を出射する出射面を有する導光部を備える光学素子において、入射した光は、出射面で全反射されプリズム部または上記反射板に向かい、その後、プリズム部または反射板で方向転換され、出射面に向かい、その出射面を通過して出射し、出射面は、複数の領域に分けられ、領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布が線対称となる。
上記目的を達成するため、本発明の光学素子は、入射した光を出射する出射面を有する導光部を備える光学素子において、出射面に対向するプリズム部または反射板を有し、入射した光は、出射面で全反射されプリズム部または反射板に向かい、その後、プリズム部または反射板で方向転換され、出射面に向かい、その出射面を通過して出射し、出射面は、複数の領域に分けられ、領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布が異なる。
ここで、導光部には、光を多重散乱させ出射面を通過して出射する光を発生させる光散乱粒子が含有されていることが好ましい。
また、出射面またはその出射面と対向する面は、外径が四角形であり、四角形の2本の対角線によって仕切られる4つの領域を有し、一方の対向する2つの領域から出射する光の光度分布は、線対称となる第1の光度分布であり、他方の対向する2つの領域から出射する光の光度分布は、第1の光度分布とは異なる第2の光度分布である。プリズム部により、出射面で全反射された光に対する全反射角を異ならせることで、一方の対向する2つの領域から出射する光の光度分布を、線対称となる第1の光度分布とし、他方の対向する2つの領域から出射する光の光度分布を、第1の光度分布とは異なる第2の光度分布とすることが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の発光装置は、発光部材と、その発光部材からの光を入射する入射部およびその入射した光を出射する出射面を有する導光部と、を備える発光装置において、出射面に対向するプリズム部または反射板を有し、入射した光は、出射面で全反射されプリズム部または反射板に向かい、その後、プリズム部または反射板で方向転換され、出射面に向かい、その出射面を通過して出射し、出射面は、複数の領域に分けられ、領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布が線対称となる。
上記目的を達成するため、本発明の発光装置は、発光部材と、その発光部材からの光を入射する入射部およびその入射した光を出射する出射面を有する導光部と、を備える発光装置において、出射面に対向するプリズム部または反射板を有し、入射した光は、出射面で全反射されプリズム部または反射板に向かい、その後、プリズム部または反射板で方向転換され、出射面に向かい、その出射面を通過して出射し、出射面は、複数の領域に分けられ、領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布が異なる。
ここで、複数の発光部材を有し、複数の導光部のそれぞれが、複数の発光部材の1つにそれぞれ対応して配置され、出射面を同一平面上にして並べられていることが好ましい。
上記目的を達成するため、本発明の道路灯は、発光部材と、その発光部材からの光を入射する入射部およびその入射した光を出射する出射面を有する導光部と、を有する発光装置を備える道路灯であって、出射面は、複数の領域に分けられ、領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、一の領域から出射する光の光度分布が他の一の領域から出射する光の光度分布とは異なる。
上記目的を達成するため、本発明の道路灯は、発光部材と、その発光部材からの光を入射する入射部およびその入射した光を出射する出射面を有する導光部と、を有する発光装置を備える道路灯であって、出射面は、複数の領域に分けられ、領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、出射する光の光度が同じとなる照射域は、光が照射される道路の幅方向には狭く、道路の長さ方向には広くなる。
ここで、発光部材を囲むように複数の領域を設け、道路の歩道側を照らす領域の照射域を狭く、道路の車道側を照らす領域の照射域を広くしたことが好ましい。
また、出射面を少なくとも4つの領域に分け、最も大きい領域を歩道側に配置し、その照射域を他の領域の照射域より狭くし、他の領域から出射する光によって交差点の中央領域を照射することが好ましい。
本発明では、製造がしやすく、照射効率の良い光学素子および発光装置ならびに道路灯を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る光学素子を示す平面図、正面図および底面図である。 図1の平面図のA−A断面図である。 図1に示す光学素子中の光散乱粒子による散乱状態を示す図で、光散乱粒子(単一真球粒子)による散乱光強度の角度分布(α、θ)を示すグラフである。 図1に示す光学素子の構成部分であるプリズム部の第1の領域の断面形状を示す図である。 図1に示す光学素子の構成部分であるプリズム部の第2の領域の断面形状を示す図である。 図1に示す光学素子の構成部分であるプリズム部の第3の領域および第4の領域の断面形状を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る発光装置の側面を示す図である。 図7の縦断面図であり、光の経路を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発光装置を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発光装置の照度分布のシミュレーション結果を示す照度等高線分布図である。 本発明の第2の実施の形態に係る発光装置の配光分布を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発光装置の照度分布のシミュレーション結果を示す照度等高線分布図である。 本発明の第3の実施の形態に係る発光装置の配光分布を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る道路灯を道路の路面に対向する方向から見た図であって、道路灯が道幅の道路脇に設置されている状態を示す図である。 図14に示す第1の実施の形態に係る道路灯の側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る道路灯を道路の長さ方向30m間隔に設置し照明した場合の照度分布のシミュレーション結果を示す照度等高線分布図である。 図16に示す道路の中央車線上の照度分布グラフである。 板厚が10mmのPMMA板に粒径7.3μmの光散乱粒子を含有させる濃度を変化させた場合の光の拡散角と光の透過率の関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光学素子の変形例の構成を示す図である。 図19に示した光学素子を用いた発光装置の照度等高線分布図である。 図19に示した光学素子を用いた道路灯を交差点に設置した場合の照射範囲を示す図である。 本発明の実施の形態に係る発光装置の変形例である発光装置の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る光学素子、発光装置および道路灯の構成について、図面を参照しながら説明する。
(光学素子の構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る光学素子である透光部材1の構成を示す平面図、正面図および底面図である。
図1に示すように、透光部材1は、外形が80mm四方の正方形であって、光散乱粒子として粒子径が数μmの球状かつ透光性のシリコーン粒子(図示省略)が含有された透明のポリメチルメタクリレート(以下、「PMMA」と略記する。)樹脂成形体である。なお、以下では、図1の平面図で表される面を透光部材1の上面といい、底面図で表される面を透光部材1の下面という。
図1に示すように、透光部材1の中央部の下面側にリング状のLED保持部2が配置されている。また、LED保持部2内の上面側にはLED保持部2よりも径の小さな底面の円錐状の凹部3が形成されている。そして、凹部3の円錐底面と同一面となる平面部4が、凹部3を囲むように形成されている。透光部材1は、光の入射部5とは反対側の上面側に配置される反射面6を有している。入射部5は、LED保持部2の後述する内周面と、凹部3と、平面部4からなる。反射面6は、入射部5から入射してきた光を反射し透光部材1の外周側に導く部分である。LED保持部2および反射面6を有する透光部材1の中央導光部7と中央導光部7の周囲に配置される周縁導光部8とは、透光部材1の上面側用の金型、および下面の各領域それぞれのための4つの下面側用の金型の合計5つの金型を用いて2材成形により1部品として形成されている。
図1に示す透光部材1の上面は、中央導光部7に隣接する部分が外形が四角い環状の平面11となっている。そして、平面11よりも外側の周縁導光部8の部分は、透光部材1の上面から下面へと向かう斜面12となっている。この斜面12は、4角錐台の側面形状をしている。そのため、斜面12は、それぞれが台形形状の4つの斜面12a,12b,12c,12dの領域に分けられている。
図2は、図1中の平面図のA−A断面図である。LED保持部2は、下面側に突出した円筒状の形状をしている。LED保持部2の内周面2aは、平面部4に対し垂直に下面側に延びている。一方、LED保持部2の外周面2bは、内周面2aに対し、鋭角の角度αを持つように形成される。これは、後述する光源からの光がこのLED保持部2に入射した場合、その入射光を反射させ中央導光部7および周縁導光部8に導くようにするためである。反射面6の凹部形状は、入射部5に対して逆円錐状体で、その円錐状体の側面は透光部材1の上面側に膨らんでいる。反射面6の凹部形状の頂点部分は、丸みを帯びている。また、空間が円錐形状である凹部3の円錐頂点部分(以下「凹部3の頂点」という。)も同様に丸みを帯びている。
中央導光部7および周縁導光部8は、光散乱粒子13を含有している。この光散乱粒子13は、数μmの粒径のシリコーン粒子となっている。また、光散乱粒子13の含有程度は、周縁導光部8よりも中央導光部7が高密度とされている。具体的には、中央導光部7の光散乱粒子13の含有率は0.1重量%であり、周縁導光部8の光散乱粒子13の含有率は0.06重量%である。ただし、光散乱粒子13の含有程度は、中央導光部7よりも周縁導光部8が高密度となるようにしても良いし、光散乱粒子13の含有率を中央導光部7と周縁導光部8とで等しくしても良い。なお、中央導光部7に含まれる光散乱粒子13は、散乱パラメータをτ、中央導光部7の厚みをTとしたとき、τとTの積が0.1以上50以下の範囲内とされている。
なお、この実施の形態では、LED保持部2にも光散乱粒子13が入っており、その含有量は中央導光部7と同じとなっている。しかし、LED保持部2には、光散乱粒子13を入れないようにしたり周縁導光部8と同じ含有率としてもよい。また、光散乱粒子13は透光部材1中に分散配置されている。
以下、光散乱粒子13について説明する。この光散乱粒子13は、体積的に一様な散乱能が与えられた導光体であり、散乱微粒子としての球形粒子を多数含んでいる。中央導光部7または周縁導光部8の内部に光が入射すると、その光は散乱微粒子によって散乱することになる。
ここで、光散乱粒子13の理論的な基礎を与えるMie散乱理論について説明する。Mie散乱理論は、一様な屈折率を有する媒体(マトリックス)中に該媒体と異なる屈折率を有する球形粒子(散乱微粒子)が存在するケースについてマックスウェルの電磁方程式の解を求めたものである。光散乱粒子13に相当する散乱微粒子によって散乱した散乱光の角度に依存した強度分布I(Α、Θ)は下記(1)式で表される。Αは、散乱微粒子の光学的大きさを示すサイズパラメータであり、マトリックス中での光の波長λで規格化された球形粒子(散乱微粒子)の半径rに相当する量である。角度Θは散乱角で、入射光の進行方向と同一方向をΘ=180°にとる。
また、(1)式中のi、iは(4)式で表される。そして、(2)〜(4)式中の下添字ν付のaおよびbは(5)式で表される。上添字1および下添字νを付したP(cosΘ)は、Legendreの多項式、下添字ν付のa、bは1次、2次のRecatti−Bessel関数Ψ、ζ(ただし、「*」は下添字νを意味する。)とその導関数とからなる。mはマトリックスを基準にした散乱微粒子の相対屈折率で、m=nscatter/nmatrixである。
Figure 0005336879
図3は、上記(1)〜(5)式に基づいて、単一真球粒子による強度分布I(Α、Θ)を示すグラフである。この図3では、原点Gの位置に散乱微粒子としての真球粒子があり、下方から入射光が入射した場合の散乱光強度の角度分布I(Α、Θ)を示している。そして、原点Gから各曲線S1〜S3までの距離が、それぞれの散乱角方向の散乱光強度である。曲線S1はΑが1.7であるときの散乱光強度、曲線S2はΑが11.5であるときの散乱光強度、曲線S3はΑが69.2であるときの散乱光強度を示している。なお、図3においては、散乱光強度を対数目盛で示している。このため、図3では僅かな強度差として見える部分が、実際には非常に大きな差となる。
この図3に示すように、サイズパラメータΑが大きくなればなるほど(ある波長λで考えた場合は真球粒子の粒径が大きくなればなるほど)、上方(照射方向の前方)に対して指向性高く光が散乱されていることがわかる。また、実際のところ、散乱光強度の角度分布I(Α、Θ)は、入射光波長λを固定すれば、散乱子の半径rと、媒体および散乱微粒子の相対屈折率mとをパラメータとして制御することができる。
このような、単一真球粒子がN個含まれる光散乱導光体に光を入射させると、光は真球粒子により散乱される。散乱光は光散乱導光体中を進み、他の真球粒子により再度散乱される。ある程度以上の体積濃度で真球粒子を添加した場合には、このような散乱が逐次的に複数回行われた後、光が光散乱導光体から出射する。このように、散乱光がさらに散乱されるような現象を多重散乱現象と呼ぶ。このような多重散乱においては、透明ポリマーでの光線追跡法による解析は容易ではない。しかし、モンテカルロ法により光の挙動を追跡し、その特性を解析することはできる。それによると、入射光が無偏光の場合、散乱角の累積分布関数F(Θ)は下記の(6)式で表される。
Figure 0005336879
ここで(6)式中のI(Θ)は、(1)式で表されるサイズパラメータΑの真球粒子の散乱強度である。強度Ioの光が光散乱導光体に入射し、距離yを透過した後、光の強度が散乱によりIに減衰したとすると、これらの関係は下記の(7)式で表される。
Figure 0005336879
この(7)式中のτは濁度と呼ばれ(上述の散乱パラメータと同義)、媒体の散乱係数に相当するものであり、下記の(8)式のように粒子数Nに比例する。なお、(8)式中、σは散乱断面積である。
Figure 0005336879
(7)式から長さLの光散乱導光体を散乱せずに透過する確率P(L)は下記の(9)式で表される。
Figure 0005336879
反対に光路長Lまでに散乱される確率P(L)は下記の(10)式で表される。
Figure 0005336879
これらの式からわかるように、濁度τを変えることにより、光散乱導光体内での多重散乱の度合いを制御することができる。
以上の関係式により、散乱微粒子のサイズパラメータΑと濁度τとの少なくとも1つをパラメータとして、光散乱導光体内での多重散乱を制御可能であり、出射面における出射光強度と散乱角も適正に設定可能である。
以上により、光散乱粒子13についての説明を終わる。次に、周縁導光部8の下面に設けられているプリズム部14について説明する。
プリズム部14は、周縁導光部8の下面に4つの領域に分けられて形成されている(図1の正面図、底面図および図2参照)。なお、LED保持部2とプリズム部14との間には、平面部4の面と平行となる面を有する平面部15が形成されている。プリズム部14は、透光部材1の外形の正方形の対角線に沿った線によって4つの領域に仕切られている。各領域は、第1の領域14a、第1の領域14aと向かい合う位置に設けられる第2の領域14b、第1の領域14aおよび第2の領域14bと隣接する位置に設けられる第3の領域14c、第3の領域14cと向かい合う位置に設けられる第4の領域14dである。各領域は、断面鋸歯形状の複数のプリズムを有している。
図4は、プリズム部14の第1の領域14aの断面形状を示す図である。鋸歯の頂点16aを結ぶ一点鎖線K1に対する鋸歯の外周側の斜面角度θ1は50度、中心側の斜面角度θ2は90度である。図5は、プリズム部14の第2の領域14bの断面形状を示す図である。鋸歯の頂点16bを結ぶ一点鎖線K2に対する鋸歯の外周側の斜面角度θ3(θ1に相当する部分の角度)は25度、中心側の斜面角度θ4(θ2に相当する部分の角度)は90度である。図6は、プリズム部14の第3の領域14cおよび第4の領域14dの断面形状を示す図である。鋸歯の頂点16c,16dを結ぶ一点鎖線K3に対する鋸歯の外周側の斜面角度θ5(θ1に相当する部分の角度)は90度、中心側の斜面角度θ6(θ2に相当する部分の角度)は10度である。
(第1の実施の形態に係る発光装置の構成)
図7は、図1、図2に示す透光部材1に、発光部材であるチップ形のLED21を装着した本発明の第1の実施の形態に係る発光装置31の構成を示す図である。透光部材1のLED保持部2内にはLED21が配置されている。LED21は、その中心22が凹部3の頂点と対向するように配置され固定部材(図示省略)によって固定されている。
(第1の実施の形態に係る発光装置の光の進行状況)
図8は、LED21の中心22から発せられた光が入射部5に入射し透光部材1内に入り、反射面6およびLED保持部2の外周面2bで反射して周縁導光部8へと導光される経路(光路L1〜L4)を示す図である。なお、図8は図7の縦断面図である。
ここで、光路L1は、光源となるLED21の中心22から出射した光がLED保持部材2の内周面2aを通過し、外周面2bで全反射し、その後、反射面6で全反射して周縁導光部8へと導光される光路である。また、光路L2は、LED21の中心22から出射した光が平面部4を通過し、その後、反射面6で全反射して周縁導光部8へと導光される光路である。また、光路L3は、LED21の中心22から出射した光が凹部3の周面を通過し、その後、反射面6で全反射して周縁導光部8へと導光される光路である。また、光路L4は、LED21の中心22から出射した光が平面部4を通過し、その後、光散乱粒子13にて多重散乱され反射面6を通過して透光部材1の上面側へと出射される光路である。
周縁導光部8へと導光される光路L1〜L3の光は、その後、図4、図5および図6に示す矢印付きの直線の光路をとる。すなわち、周縁導光部8へと導光される光は、斜面12で全反射してプリズム部14に向かい、その後、プリズム部14で方向転換され、斜面12に向かい、その斜面12を通過して透光部材1の上面側へと出射される。光が出射するとき、斜面12は光の出射面となる。
図4には、プリズム部14のうち、第1の領域14aにて光が方向転換される場合の光路を矢印付きの直線で示している。第1の領域14aのプリズムは、斜面角度θ1の角度が大きく、光は鋸歯の外周側のプリズム面17に対し全反射臨界角(41.84°)より小さい入射角度で照射されるため、光はプリズム面17を通過する。その通過の際には、徐々にプリズム面17に対して全反射臨界角に近づくように光が屈折する。そして、より外周側のプリズム面17に光が照射される際には、プリズム面17に対しての光の入射角が全反射臨界角以上となり、光が全反射して斜面12aに向かい、斜面12aから出射する。その際の出射角は、透光部材1の上面に対して直角に近い角度となる。なお。図4では、斜面12aを通過する光が透光部材1の中央部に向く方向に光が出射しているが、斜面12aを通過する光が透光部材1の真上や外側に向く方向に出射する光もある。
図6には、プリズム部14のうち、第3の領域14cおよび第4の領域14dにて光が方向転換される場合の光路を矢印付きの直線で示している。第3の領域14cおよび第4の領域14dのプリズム部14は、斜面角度θ6の角度が小さいため、鋸歯の中心側のプリズム面18にて光が全反射して斜面12c,12d側に向かう。そして、その光は斜面12c,12dを通過し出射する。その際の出射方向は、第2の領域14bの場合に比べ、より透光部材1の外側に向く方向となる。その理由は、斜面角度θ6の角度が斜面角度θ3よりも小さく、かつ第2の領域14bのプリズム面17とは逆側に傾いているプリズム面18であり、斜面12c,12dへ入射する光が傾くためである。
図5には、プリズム部14のうち、第2の領域14bにて光が方向転換される場合の光路を矢印付きの直線で示している。第2の領域14bのプリズムは、斜面角度θ3の角度が小さいため、最初に光が照射されるプリズム面17にて光が全反射して斜面12b側に向かう。そして、その光は斜面12bを通過し出射する。その際の出射方向は、透光部材1の外側に向く方向となる。すなわち、透光部材1のプリズム部14の各領域のうち、一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なっている。
また、透光部材1および発光装置31の光度分布は、第3の領域14cおよび第4の領域14dの光の経路が同一であるため、第1の領域14aが出射する光の照射範囲の中心と、第2の領域14bが出射する光の照射範囲の中心を結ぶ直線を対称軸とする線対称となる。すなわち、透光部材1および発光装置31の光度分布は、図1に示すA−A線を対象軸とした線対称となる。また、透光部材1のプリズム部14の各領域のうち、一の領域にて反射して出射する光の出射方向と、他の一の領域にて反射して出射する光の光度分布が異なる。さらに、一方の対向する2つの領域(第1の領域14aおよび第2の領域14b)にて反射して出射する光の光度分布は、図1に示すA−A線を対象軸として線対称となると共にそのA−A線に直交する線に対しては線対称とはならない第1の光度分布である。また、他方の対向する2つの領域(第3の領域14cおよび第4の領域14d)にて反射し出射する光の光度分布は、図1に示すA−A線を対称軸となると共にそのA−A線に直交する線を対象軸として線対称となるものであり、第1の光度分布とは異なる第2の光度分布である。
(第2および第3の実施の形態に係る発光装置の構成およびその光照射の状況)
図9は、第1の実施の形態に係る発光装置31の透光部材1が光散乱粒子13を含んでいない発光装置31Aを縦2列横3列の計6つ、斜面12を略同一平面上にして並べて固定一体化した第2の実施の形態に係る発光装置32を示す図である。発光装置32の各発光装置31Aは、第1の領域14a、第2の領域14b、第3の領域14c、および第4の領域14dの配置方向がすべて揃っている。
図10は、発光装置32から4.5m離れた面(X−Y平面)を発光装置32が照射したときの照度分布のシミュレーション結果を示す照度等高線分布図である。この図10は、図9に示す配置の発光装置32が紙面奥側を照射したときの状況を示すものである。
X−Y平面上に描かれた各線は、等照度(光度)線である。発光装置32の光度分布は、X=0となる直線を対称軸とする線対称となる。また、X−Y平面上には、照度が高い場所と低い場所が複雑に混在しており、均斉度はあまり高くない。図11は、発光装置32の配光分布を示す図である。図11によれば、左右方向と前方向で強度が強い(ピーク)が2箇所存在している。
透光部材1に光散乱粒子13が含有されている発光装置31を用いる以外は、図9に示す発光装置32と同じ構成の第3の実施の形態に係る発光装置33について説明する。図12は、発光装置33から4.5m離れた面(X−Y平面)を発光装置33が照射したときの照度分布のシミュレーション結果を示す照度等高線分布図である。X−Y平面上に描かれた各線は、等照度(光度)線である。発光装置33の光度分布は、X=0となる直線を対称軸とする線対称となる。また、照度分布は、照射範囲の中心から周辺に向かって略均等な等高分布になっている。また、X−Y平面上においては、照度の均斉度は高い。図12の下側のグラフは、Y軸0mmの位置でのX軸方向の照度グラフである。照射範囲の中心となる位置の照度(この照度が最も高くなる)の半分の照度になる照射範囲は、左右5mで計10m程度の範囲になっている。図12の右側のグラフは、X軸0mmの位置でのY軸方向の照度グラフである。最も高い照度の半分の照度になる範囲は、Y軸の正方向が3.5m程度、Y軸の負の方向が1m程度になっている。図13によれば、発光装置33の配光分布を示す図である。図13より、強度の強いピークは存在せず、なめらかな広がりとなっている。
(第1および第2の実施の形態に係る道路灯の構成および光照射の状況)
図14および図15は、発光装置31を用いた第1の実施の形態に係る道路灯41が道幅Mの道路42脇に設置されている状態を示す図である。図14は、道路灯41を道路42の路面上方から見た平面図であり、図15は、道路灯41の側面図である。図14では、図15に示す反射部材43の図示を省略している。
道路灯41は、地面に埋め込み固定され地面から垂直に伸びる棒状の支柱44を有する。そして、道路灯41は、道路42と対向する位置であって透光部材1の上面が道路42の路面と平行になるように、支柱44の先端に固定される発光装置31を有している。そして、発光装置31を構成する透光部材1の下面側を覆うように発光装置31に固定され、内面が鏡面状のお椀形の反射部材43を有している。なお、反射部材43は、透光部材1の下面側(図15では上方側)から漏れようとする光を透光部材1内へと戻す役割をする。この実施形態では、発光装置31と道路42の路面との距離は4.5mとされている。また、道幅Mは7mとされている。
図14に示すように、発光装置31は、矢印方向Aに第1の領域14aが、矢印方向Bに第2の領域14bが、矢印方向Cに第3の領域14cが、矢印方向Dに第4の領域14dが位置するように配置されている。
図15に示す一点鎖線N1,N2の間は、道路灯41が光を照射する範囲を示している。道路灯41は、道路42の道幅Mの範囲を完全にカバーするように光照射し、その他の領域には、殆ど光を照射していないことがわかる。
図16は、発光装置33を用いた第2の実施の形態に係る道路灯51を示す図で、道路灯51を幅7mの道路52の長さ方向に30m間隔に設置し照明した場合の照度分布のシミュレーション結果を示す照度等高線分布図である。なお、分布図中、道路52を外れる等高線はは省略している。
ここで、道路灯51は、支柱によって道路52の路面(X−Y平面)から高さ10mの位置に設置されている。また、道路灯51は、道路52と対向する位置であって透光部材1の上面が道路52の路面と平行になるように、支柱の先端に固定される発光装置33を有している。そして、発光装置33は、図16に示すように、矢印方向Aに第1の領域14aが、矢印方向Bに第2の領域14bが、矢印方向Cに第3の領域14cが、矢印方向Dに第4の領域14dが位置するように配置されている。
図16に示す道路52全体の平均照度は10ルクスであり、最小照度は6ルクスである。これより、総合均斉度(U0)=0.6となる。図17は、図16に示す道路52の幅中央上の照度分布グラフである。幅中央上の最大照度は、12.5ルクスであり、最小照度は8ルクスである。これより、道路52の幅中央上の均斉度(U1)=0.64となる。
(本発明の実施の形態によって得られる主な効果)
本発明の実施の形態に係る光学素子となる透光部材1、発光装置31,31A,32,33および道路灯41,51は、入射した光を出射する出射面となる斜面12を有する導光部を備え、出射面(斜面12)は、複数の領域に分けられ、その領域のうち一の領域(ここでは斜面12a)が出射する光の出射方向と、他の一の領域(ここでは出射面12b)が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布ががA−A線を対称軸として線対称となり、さらには両領域の光の光度分布が異なる。ここで、透光部材1は、金型を用いた2材成形のような簡易な手法により形成しているため、透光部材1、発光装置31,31A,32,33および道路灯41,51の製造の困難性を少なくすることが可能である。また、光の出射方向を用途等に応じて適宜調整できるため、照射効率の良い透光部材1、発光装置31,31A,32,33および道路灯41,51を提供できる。
透光部材1には、光を多重散乱させ出射面を通過して出射する光を発生させる光散乱粒子13が含有されている。そのため、出射される光の照度分布を照射範囲の中心から周辺に向かって略均等な等高分布とする透光部材1、発光装置31,33および道路灯41,51を提供できる。
また、出射面となる斜面12は、外径が四角形であり、四角形の2本の対角線によって仕切られる4つの領域を有し、一方の対向する2つの領域(第1の領域14aおよび第2の領域14b)から出射する光の光度分布は、A−A線を対象軸とした線対称となる第1の光度分布であり、他方の対向する2つの領域(第3の領域14cおよび第4の領域14d)から出射する光の光度分布は、第1の光度分布とは異なる第2の光度分布である。そのため、道路灯41,51のように、道路の幅方向には第1の光度分布を適用し、道路の長さ方向には第2の光度分布を適用する等して、光を照射する対象の形状に応じた光度分布とすることができる。
また、発光装置32,33および道路灯51は、複数の発光部材となるLED21を有し、複数の導光部(透光部材1)のそれぞれが、複数のLED21の1つにそれぞれ対応して配置され、出射面となる斜面12を略同一平面上にして並べられている。そのため、LED21の出力が小さい場合でも、光量の多い発光装置32,33および道路灯51を提供できる。
道路灯41,51は、出射する光の光度が同じとなる照射域が、道路の幅方向には狭く、道路の長さ方向には広くなる。そのため、道路の幅を大きく超えた領域への光の照射を抑制すると共に、道路灯41,51の設置間隔を広くすることができ、光の照射が高効率となる道路灯41,51を提供できる。たとえば、道路の脇に住宅または店舗がある場合には、住宅または店舗に道路灯41,51からの光が照射されないことが望まれるところ、道路灯41,51は、照射範囲を予め設定でき、不必要な光を照射しないようにすることができる。また、道路の長さ方向には広く照射域を設定することで、道路灯41,51の設置間隔を長くすることができ、道路灯41,51の数を減らすことができる。
また、透光部材1、発光装置31,31A,32,33および道路灯41,51は、図8に示す光路L4等のように、反射面6を通過する光がある。よって、斜面12ばかりでなく、透光部材1の上面全体から略均一な出射光量を得ることができ、照射ムラを抑制できる。道路灯41,51の場合に照射ムラがあると、路面に局所的に暗い箇所または明るい箇所が生じやすく、照射面が不自然な見え方となってしまう場合がある。
また、透光部材1、発光装置31,31A,32,33および道路灯41,51は、LED21の光を直接出射せずに透光部材1の上面の面積にまで光の出射面積を広げている。そのため、光源グレア(眩しさ)を少なくすることができる。
なお、図18には、板厚が10mmのPMMA板に粒径7.3μmの光散乱粒子13を含有させる濃度を変化させた場合の光の拡散角と光の透過率の関係を示している。ここで、拡散角とは、散乱されて拡がった光が、その中心照度の半値になる角度を全角表示で表した角度である。この図18を利用して透光部材1の明るさや出射方向を種々設定できる。
また、光散乱粒子13は、散乱パラメータをτ(1/τは平均自由行程でその単位はcm)、中央導光部7の厚みをT(単位はcm)としたとき、τとTの積が0.1以上50以下の範囲内とされている。τとTの積が0.1未満になると、光線の平均自由行程が長くなり板厚Tの距離内で散乱される光線量が少なくなり、中央導光部7の出射面となる斜面12から適切な光線を外部に出射させることができなくなる。一方、τとTの積が50を超えると、光線の平均自由行程が短くなり、板厚Tの距離内で多重散乱される光量が多くなり、後方散乱が大きくなり前方への光の透過率が下がってしまう。
また、光散乱粒子13の濃度は、周縁導光部8よりも中央導光部7の方の濃度を高くしている。すると、中央導光部7の光の散乱が生じやすく中央導光部7に入射した光が反射面6を透過し易くなり、透光部材1全体の光照射分布を調整できる。なお、多重散乱の程度は、散乱パラメータτにより制御できるため、反射面6を通過する光と周縁導光部8の上面から出射する光の輝度を調整することができる。
(他の形態)
以上、本発明の実施の形態における透光部材1、発光装置31,31A,32,33および道路灯41,51について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更実施可能である。
本発明の実施の形態における透光部材1、発光装置31,31A,32,33および道路灯41,51は、入射した光を出射する出射面(斜面12)を有し、斜面12
は、複数の領域に分けられ、領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布が異なり、その出射する光の光度分布が線対称となる。しかし、各領域が出射する光の光度分布は、同一としても良い。また、一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の光度分布が線対称とならなくても良い。また、出射面を複数の領域に分けるのではなく、出射面に入射する光を反射するプリズム部14を複数の領域に分けるのみとしても良い。
また、透光部材1には、光を多重散乱させ出射面(斜面12)を通過して出射する光を発生させる光散乱粒子13が含有されているが、光散乱粒子13は、必須の構成要素ではないため、省略することができる。また、透光部材1は、中央導光部7の光散乱粒子13の含有率を0.1重量%とし、周縁導光部8の光散乱粒子13の含有率を0.06重量%としているが、他の含有率とすることができる。
また、出射面となる斜面12に対向するプリズム部14は、外径が四角形であり、四角形の2本の対角線によって仕切られる4つの領域を有し、一方の対向する2つの領域(第1の領域14aおよび第2の領域14b)から出射する光の光度分布は、線対称となる第1の光度分布であり、他方の対向する2つの領域(第3の領域14cおよび第4の領域14d)から出射する光の光度分布は、第1の光度分布とは異なる第2の光度分布である。しかし、このような構成は必須の要件ではないため採用しないこととしても良い。
また、出射面となる斜面12は、外径が四角形であり、四角形の2本の対角線によって仕切られる4つの領域(斜面12a,12b,12c,12d)を有し、一方の対向する2つの領域(斜面12aおよび斜面12b)から出射する光の光度分布は、線対称となる第1の光度分布であり、他方の対向する2つの領域(斜面12cおよび斜面12d)から出射する光の光度分布は、第1の光度分布とは異なる第2の光度分布である。しかし、このような構成は必須の要件ではないため採用しないこととしても良い。
また、出射面となる斜面12は、4角錐台の側面形状とされているが、それ以外の形状とされていても良い。たとえば、円錐台の側面形状等である。この場合は、出射面がプリズム部14の各領域によって複数の領域に分けられることとなる。さらに、出射面は、斜面12のように透光部材1の上面から下面に向かって傾斜するのではなく、出射面を平面状とし、プリズム部14を透光部材1の下面から上面に向かって傾斜させる構成を採用しても良い。
図19は、本実施の形態に係る光学素子(透光部材)の変形例の構成を示す図である。この図では、図1の底面図に相当する図を示している。この透光部材61は、外形が円形である。透光部材1のプリズム部14と同様の役割をするプリズム部62は、第1の領域62a、第2の領域62b、第3の領域62c、および第4の領域62d、に区分けされている。第1の領域62aは、図19における透光部材61の上半分を占める半円環形状をしている。第2の領域62bは、図19における右下部分を占める扇形状をしている。第3の領域62cは、図19における中央下側部分を占める扇形状をしている。第4の領域62dは、図19における左下部分を占める扇形状をしている。たとえば、本実施の形態に係る発光素子(透光部材)は、このような構成を採用し、光度分布を設定することとしても良い。
なお、 第1の領域62aのプリズムの図4における斜面角度θ1に相当する角度は45°、斜面角度θ2に相当する角度は90°、第2の領域62bおよび第4の領域62dのプリズムの図4における斜面角度θ1に相当する角度は0°、斜面角度θ2に相当する角度は0°、第3の領域62cのプリズムの図4における斜面角度θ1に相当する角度は10°、斜面角度θ2に相当する角度は90°である。この透光部材61を用いた発光装置63の光照射面を道路の路面と対向させ、道路の幅方向であってその発光装置63から遠い側に第3の領域62cを、道路の幅方向であって発光装置63に近い側に第1の領域62aを位置させ、路面との距離を10mにして光を照射したときの照射面(X−Y平面)の照度等高線分布図を図20に示す。道路の幅方向であって発光装置63から遠い側には広く照射され、道路の幅方向であって発光装置63に近い側には狭く照射されている。照射エリアの形状は、三角形または台形形状となっている。
また、発光装置32,33および道路灯51は、複数の発光部材となるLED21を有し、複数の導光部(透光部材1)のそれぞれが、複数のLED21の1つにそれぞれ対応して配置され、出射面となる斜面12を略同一平面上にして並べられている。しかし、このような構成は必須の要件ではないため、発光装置31,31Aおよび道路灯41のように採用しないこととしても良い。また、発光装置32,33および道路灯51は、透光部材1を図9に示すように横方向に3つ、縦方向に2つ並べているが、横方向に2つ、縦方向に2つとしても良いし、横方向に3つ、縦方向に3つ等としても良い。
道路灯41,51は、LED21と、そのLED21からの光を入射する入射部5およびその入射した光を出射する斜面12を有する透光部材1と、を有する発光装置31,31A,33を備える道路灯であって、斜面12またはその斜面12に対向するプリズム部14は、複数の領域に分けられ、領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、出射する光の光度が同じとなる照射域は、光が照射される道路の幅方向には狭く、道路の長さ方向には広くなる。しかし、このような構成は必須の要件ではないため、採用しないこととしても良い。たとえば、出射する光の光度が同じとなる照射域は、光が照射される道路の幅方向には広く、道路の長さ方向には狭くするようにしても良い。
また、道路灯41,51は、車道を照射することを前提としているが、歩道のみ、または歩道と車道を含めた道路に対して用いることができる。そして、道路灯41,51は、LED21を囲むように複数の領域を設け、道路の歩道側を照らす領域の照射域を狭く、道路の車道側を照らす領域の照射域を広くする等できる。
さらに、道路灯41,51は、交差点を有する場所に設置することができる。たとえば、道路灯41,51は、斜面12を少なくとも4つの領域に分け、最も大きい領域を歩道側にに配置し、その照射域を他の領域の照射域より狭くし、他の領域から出射する光によって交差点の中央領域を照射することができる。図21は、交差点71に設置される道路灯72の照射範囲73を示す図である。各道路灯72は、交差点71の交差部分の付け根の歩道74に設置されている。各道路灯72は、発光装置63を用いている。発光装置63の第3の領域62cが交差点の中心75側に配置され、第1の領域62aが歩道74側に配置されている。各道路灯72のうち、図の右上の道路灯72の照射範囲73(破線の範囲)は、歩道74、横断歩道76、交差点の中心75付近となる。そのため、この交差点71の図の右上の道路灯72が設置されている位置から斜め方向に対向する交差点71の交差部分の付け根位置(図の左下)にもう一つ道路灯72を設置すると、交差点71の全体を照射範囲とし、効率的に光を照射することができる。もちろん、交差点71の交差部分の付け根位置の全て(4つ)に道路灯72を設置すること等としても良い。
また、透光部材1、発光装置31,31A,32,33および道路灯41,51は、プリズム部14の作用により光を方向転換している。しかし、プリズム部14は、必須の構成要素ではないため、省略することができる。たとえば、プリズム部14に変えてミラー等の反射部材を用いることができる。
図22は、本発明の実施の形態に係る発光装置の変形例である、発光装置81の構成を示す図である。発光装置81は、プリズム部14および平面11を省略した以外は透光部材1と同じ構成の透光部材82を備えている。透光部材82には、銅等の金属からなる基板表面にミラーシートが貼付された反射板84が透光部材82の下面に対向するように配置されている。透光部材82は、反射板84に設けられた穴またはボス等によって位置決めされ固定される。そして、発光装置31と同様の位置にLED83が配置されている。LED83からの光は、発光装置31と同様の光路(図3に矢印で表示)をとる。その際には、透光部材82の下面に到達する光は、反射板84によって反射されて透光部材82の上面から出射する。
この反射板82の基板は、銅からなるため、LED83から発生する熱を空気中または別の熱伝導部材等に容易に逃がすことができる。反射板82の基板は、そのような放熱性を有するものに限定されないが、放熱性が高い基板を用いることが好ましい。また、その基板は、銅ではなくステンレス、アルミニウム等の他の金属またはセラミック等の金属以外の他の材料からなるものとしても良い。さらに、その基板は、必須の構成要素ではないため省略できる。また、反射板82は、ミラーシートによって光を反射させているが、光を反射させる部材としては、基板面に高反射性レジストを塗布したもの、基板面に白色のインク等の高反射材料をスクリーン印刷したもの、基板面にアルミニウムまたは銀等を蒸着したもの等を採用しても良い。さらに、透光部材82と反射板84との固定方法は、接着剤等を用いる方法等としても良い。
また、本実施の形態に係るプリズム部14は、そのプリズム形状を決定する上述の斜面角度θ1、θ2、θ3、θ4、θ5、およびθ6は、適宜変更できる。たとえば、斜面角度θ1は45°〜55°、斜面角度θ2は80°〜90°、斜面角度θ3は0°〜55°、斜面角度θ4は80°〜90°、斜面角度θ5は80°〜90°、斜面角度θ6は0°〜20°の範囲で設定することができる。
また、本実施の形態に係る凹部3は、必須の構成要素ではないため、省略することができる。しかし、凹部3の存在によってLED21の中心から発せられる光を屈折させ、反射面6の中心部分(面となっていない部分)ではなく、反射面6に光の多くを照射することができる。
また、透光部材1は、透光部材1の上面側用の金型、および下面の各領域それぞれのための4つの金型の合計5つの金型を用いて2材成形している。しかし、各領域で金型を分ける必要はなく、たとえば、透光部材1の下面側用の金型を一つの金型とすること等できる。また、2材成形ではなく、透光部材1を1つの材料にて成形するようにしても良い。また、中央導光部7と周縁導光部8とは2材成形によって一体化させているが、当初から中央導光部7と周縁導光部8とを一体成形して透光部材1を得ることとしても良い。
また、本発明の実施の形態に係る透光部材1は透光性樹脂であり、光散乱粒子13は、その粒径が数μmの透光性のシリコーン粒子とされている。しかし、光散乱粒子13は、透光部材1内の光を多重散乱するものであれば、その材質、形状、粒子径等を問わず、種々のものを用いることができる。ただし、光散乱粒子13は、光を光の進行経路に沿わせつつも適度に他の方向へと光を散乱させる意味で、粒径が1〜10μmの透光性のシリコーン粒子を用いることが好ましい。詳述すると、シリコーン粒子の粒径を1μm以上とすることで、角度分布の広がりを抑え、後方散乱成分を少なくできる。すると、前方への光強度が小さくなって周縁導光部8に導光される光量が過度に低下するのをおさえることができ、中央導光部7の反射面6を透過する光量が過度に多くなるのを抑制し易くなる。一方、シリコーン粒子の粒径を10μm以下とすることで、角度分布が狭くなり過ぎるのを抑制でき、中央導光部7の反射面6を透過する光量を十分に確保できる。
また、本発明の実施の形態に係る光学素子(透光部材1)、発光装置31,33および道路灯41,51は、における光散乱粒子21は、散乱パラメータをτ、中央導光部7の厚みをTとしたとき、τとTの積が0.1以上50以下の範囲内とされている。しかし、τとTの積は、それ以外の範囲、たとえば0.01、0.05、60、70、80等としても良い。
また、透光部材1には、PMMA製のものを用いているが、その他のアクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルの重合体で、透明性の高い非晶質の合成樹脂であるアクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート等の他の透光性樹脂やガラス等を材質としたものを用いることができる。
また、入射部5は、透光部材1の一部として一体に形成されているが、入射部5を透光部材1と別体に設けても良い。
また、発光部材はLED21に限定されず、有機エレクトロルミネッセンス(Organic
Electro-Luminescence、OEL、有機EL)、無機エレクトロルミネッセンス(Inorganic Electro-Luminescence、IEL、無機EL)、レーザー光等の他の発光部材を用いることができる。さらに、LED21にはチップ型のものを用いているが、レンズ付きのLEDを用いることができる。また、発光部材としては、光を直接入射部5に入射させる光源でなく、光源の光を導く導光体や光源の光を反射する反射部材としても良い。
1,61 透光部材(光学素子)
5 入射部
12 斜面(出射面)
12a,12b,12c,12d 斜面(領域)
13 光散乱粒子
14 プリズム部
21 LED(発光部材)
31,31’,32,33,63,81 発光装置
41,51,72 道路灯

Claims (10)

  1. 入射した光を出射する出射面を有する導光部を備える光学素子において、
    上記出射面に対向するプリズム部または反射板を有し、
    上記入射した光は、上記出射面で全反射され上記プリズム部または上記反射板に向かい、その後、上記プリズム部または上記反射板で方向転換され、上記出射面に向かい、その出射面を通過して出射し、
    上記出射面は、複数の領域に分けられ、上記領域のうち一の領域が出射する光の出射方
    向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布が線対称となることを特徴とする光学素子。
  2. 入射した光を出射する出射面を有する導光部を備える光学素子において、
    上記出射面に対向するプリズム部または反射板を有し、
    上記入射した光は、上記出射面で全反射され上記プリズム部または上記反射板に向かい、その後、上記プリズム部または上記反射板で方向転換され、上記出射面に向かい、その出射面を通過して出射し、
    上記出射面は、複数の領域に分けられ、上記領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布が異なることを特徴とする光学素子。
  3. 請求項1また2記載の光学素子において、前記導光部には、前記光を多重散乱させ前記出射面を通過して出射する光を発生させる光散乱粒子が含有されていることを特徴とする光学素子。
  4. 請求項1、2または3記載の光学素子において、前記出射面またはその出射面と対向する前記プリズム部または反射板は、外径が四角形であり、上記四角形の2本の対角線によって仕切られる4つの前記領域を有し、一方の対向する2つの領域から出射する光の光度分布は、線対称となる第1の光度分布であり、他方の対向する2つの領域から出射する光の光度分布は、上記第1の光度分布とは異なる第2の光度分布であることを特徴とする光学素子。
  5. 請求項4に記載の光学素子において、
    前記プリズム部により、前記出射面で全反射された光に対する全反射角を異ならせることで、前記一方の対向する2つの領域から出射する光の光度分布を、前記線対称となる第1の光度分布とし、前記他方の対向する2つの領域から出射する光の光度分布を、前記第1の光度分布とは異なる前記第2の光度分布とすることを特徴とする光学素子。
  6. 発光部材と、その発光部材からの光を入射する入射部およびその入射した光を出射する出射面を有する導光部と、を備える発光装置において、
    上記出射面に対向するプリズム部または反射板を有し、
    上記入射した光は、上記出射面で全反射され上記プリズム部または上記反射板に向かい、その後、上記プリズム部または上記反射板で方向転換され、上記出射面に向かい、その出射面を通過して出射し、
    上記出射面は、複数の領域に分けられ、上記領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布が線対称となることを特徴とする発光装置。
  7. 発光部材と、その発光部材からの光を入射する入射部およびその入射した光を出射する出射面を有する導光部と、を備える発光装置において、
    上記出射面に対向するプリズム部または反射板を有し、
    上記入射した光は、上記出射面で全反射され上記プリズム部または上記反射板に向かい、その後、上記プリズム部または上記反射板で方向転換され、上記出射面に向かい、その出射面を通過して出射し、
    上記出射面は、複数の領域に分けられ、上記領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、その出射する光の光度分布が異なることを特徴とする発光装置。
  8. 請求項4から7のいずれか1項に記載の発光装置において、複数の前記発光部材を有し、複数の前記導光部のそれぞれが、上記複数の発光部材の1つにそれぞれ対応して配置され、前記出射面を同一平面上にして並べられていることを特徴とする発光装置。
  9. 発光部材と、その発光部材からの光を入射する入射部およびその入射した光を出射する出射面を有する導光部と、を有する発光装置を備える道路灯であって、
    上記出射面は、少なくとも4つの複数の領域に分けられ、上記領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、
    上記一の領域から出射する光の光度分布が上記他の一の領域から出射する光の光度分布とは異なり、
    前記複数の領域に分けられた出射面のうち、最も大きい領域を歩道側に配置し、その照射域を他の領域の照射域より狭くし、上記他の領域から出射する光によって交差点の中央領域を照射することを特徴とする道路灯。
  10. 発光部材と、その発光部材からの光を入射する入射部およびその入射した光を出射する出射面を有する導光部と、を有する発光装置を備える道路灯であって、
    上記出射面は、少なくとも4つの複数の領域に分けられ、上記領域のうち一の領域が出射する光の出射方向と、他の一の領域が出射する光の出射方向とが異なり、
    上記出射する光の光度が同じとなる照射域は、光が照射される道路の幅方向には狭く、道路の長さ方向には広くなり、
    前記複数の領域に分けられた出射面のうち、最も大きい領域を歩道側に配置し、その照射域を他の領域の照射域より狭くし、上記他の領域から出射する光によって交差点の中央領域を照射することを特徴とする道路灯。
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