JP2015200833A - 発光装置及び窓板 - Google Patents
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Abstract
【課題】室内空間からの眺望景観を確保しつつ、窓を発光させることにより、ビルの外観に表示を行うことを可能にし得る発光装置を提供する。【解決手段】発光装置10は、透光板13と、発光部14と、隠蔽層16とを備える。透光板13は、第1の主面13aと、光出射面を構成している第2の主面13bとを有する。発光部14は、第1の主面13aの一部分の上に設けられている。隠蔽層16は、発光部14を覆っている。【選択図】図1
Description
本発明は、発光装置及びそれを備える窓板に関する。
従来、室内空間からの眺望景観を確保しつつ、室外からののぞき見を防止する窓板として、ハーフミラー層が設けられた窓板が用いられている。例えば、特許文献1には、ガラス板と、ガラス板の側壁に向けて光を出射する光源と、ガラス板の内側の主面の上に配されたハーフミラーと、ガラス板の外側の主面の上に配された拡散層とを備える窓構造ユニットが記載さている。
ところで、室内空間からの眺望景観を確保しつつ、窓を発光させることにより、ビルの外観に文字や図形等の表示を行いたいという要望がある。
本発明の主な目的は、室内空間からの眺望景観を確保しつつ、窓を発光させることにより、ビルの外観に表示を行うことを可能にする発光装置を提供することにある。
本発明に係る発光装置は、透光板と、発光部と、隠蔽層とを備える。透光板は、第1の主面と、光出射面を構成している第2の主面とを有する。発光部は、第1の主面の一部分の上に設けられている。隠蔽層は、発光部を覆っている。
本発明に係る発光装置では、隠蔽層は、透光板と反対側の表面が黒色であることが好ましい。
本発明に係る発光装置では、隠蔽層は、透光板と反対側の表面の表面粗さがJIS B0601−2001で規定される算術平均粗さ(Ra)で50nm以上であることが好ましい。
本発明に係る発光装置は、透光板の側面に対して光を出射する光源をさらに備えていてもよい。その場合、発光部は、光源からの光を乱反射させるものであってもよい。
本発明に係る発光装置は、発光部が、マトリクスと、マトリクス中に分散し、マトリクスと異なる屈折率を有する粒子とを含んでいてもよい。
本発明に係る発光装置は、発光部が、光源からの光を波長変換する波長変換材を含んでいてもよい。
本発明に係る発光装置は、発光部が自発光体により構成されていてもよい。
本発明に係る発光装置は、第2の主面の上に配された反射防止膜をさらに備えていてもよい。
本発明に係る発光装置は、第1の主面の少なくとも発光部が配されていない部分を覆う反射防止膜をさらに備えていてもよい。
本発明に係る発光装置は、透光板が、導光体により構成されていてもよい。
本発明に係る窓板は、上記発光装置を備える。
本発明によれば、室内空間からの眺望景観を確保しつつ、窓を発光させることにより、ビルの外観に文字や図形等の表示を行うことを可能にし得る発光装置を提供することができる。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
また、実施形態等において参照する各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照することとする。また、実施形態等において参照する図面は、模式的に記載されたものである。図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。具体的な物体の寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る窓板の模式的断面図である。図1に示すように、窓板1は、板状の発光装置10を備えている。本実施形態では、発光装置10は、ガラス板により構成された窓板本体11に対して接着層12により接着されている。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、発光装置10のみにより窓板が構成されていてもよい。窓板本体11は、通常の窓板ガラスが使用できるが、軽量化を図る場合は、厚みが0.7mm以下、0.5mm以下、0.3mm以下、0.2mm以下、さらには0.1mm以下の板ガラスにより窓板本体11を構成することが好ましい。
図1は、第1の実施形態に係る窓板の模式的断面図である。図1に示すように、窓板1は、板状の発光装置10を備えている。本実施形態では、発光装置10は、ガラス板により構成された窓板本体11に対して接着層12により接着されている。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、発光装置10のみにより窓板が構成されていてもよい。窓板本体11は、通常の窓板ガラスが使用できるが、軽量化を図る場合は、厚みが0.7mm以下、0.5mm以下、0.3mm以下、0.2mm以下、さらには0.1mm以下の板ガラスにより窓板本体11を構成することが好ましい。
発光装置10は、透光板13を有する。透光板13は、第1の主面13aと、第2の主面13bとを有する。本実施形態では、透光板13は、導光板により構成されている。具体的には、透光板13は、例えば、アクリル樹脂等からなる樹脂板により構成することができる。
透光板13は、第1の主面13aが室内側に位置しており、第2の主面13bが室外側を向いている。
透光板13の第1の主面13aの一部分の上には、発光部14が設けられている。第1の主面13aは、発光部14により覆われていない部分を有する。本実施形態では、複数の発光部14が、相互に間隔を置いて設けられている。例えば、発光部14は、複数のドット状、複数の線状であってもよい。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、発光部は、網状に連続した一つの発光部としてもよい。
透光板13の側方には、光源15が配されている。光源15は、透光板13の側面に対して光を出射する。光源15は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、レーザー光源等により構成することができる。光源15から出射された光の一部は、透光板13内を反射しながら通り、発光部14に入射する。発光部14は、その発光部14からの光を乱反射させる。乱反射した光は、光出射面を構成している第2の主面13bから出射する。このため、光源15を駆動させることにより、窓板1を発光させることができ、窓板1が配されたビル等の外観に文字や図形等の表示を行うことができる。
本実施形態では、上述のように、発光部14は、光を乱反射させる部材である。このように、本発明においては、発光部は、自発光する部材に限定されず、他の光源からの光を乱反射させるものであってもよい。
具体的には、本実施形態では、発光部14は、マトリクスと、マトリクス中に分散し、マトリクスと異なる屈折率を有する粒子とを含む光散乱体により構成されていてもよい。マトリクスは、例えば、樹脂やガラス等により構成することができる。粒子は、例えば、酸化チタン等の無機酸化物粒子等により構成することができる。
本実施形態では、発光部14は、光を乱反射する部材である。このため、例えば、発光部14が室内側に露出していると、光源15を駆動させていなくても、発光部14が位置する部分の輝度が高く視認される。その結果、眺望景観が悪くなる場合がある。例えば、室内の観者の視点が発光部14に焦点し、眺望景観が視認されにくくなる。また、眺望景観のコントラストが低くなる場合がある。
それに対して、本実施形態では、発光部14が隠蔽層16により覆われている。このため、窓板1では、光源15を駆動させているいないにかかわらず、発光部14が位置する部分の輝度が高く視認されにくい。また、室内の観者の視点が発光部14に焦点しにくい。このため、眺望される景観のコントラストが低くなりにくい。従って、窓板1では、優れた眺望景観を得ることができる。
また、窓板1では、ハーフミラー層は必ずしも必要ではない。従って、眺望される景観のコントラストの低下をより効果的に抑制し得る。従って、窓板1では、より優れた眺望景観を得ることが可能となる。
より優れた眺望景観を得る観点からは、隠蔽層16は、透光板13と反対側の表面における可視波長域の光の光反射率が低いことが好ましい。具体的には、隠蔽層16は、透光板13と反対側の表面が黒色であることが好ましい。また、隠蔽層16は、透光板13と反対側の表面の表面粗さがJIS B0601−2001で規定される算術平均粗さ(Ra)で50nm以上であることが好ましく、80nm以上であることがより好ましい。ここで、「黒色」とは、波長380nm〜800nmにおける光反射率が5%以下であることをいう。
隠蔽層16は、例えば、炭素、酸化鉄及び酸化銅の群から選択される少なくとも一種を含有することが好ましい。
隠蔽層16は、発光部14の少なくとも一部を覆っていればよいが、発光部14の実質的に全体を覆っていることが好ましい。そうすることにより、発光部14が室内の観者に視認されることをより効果的に抑制することができる。従って、さらに優れた眺望景観を実現することができる。
発光装置10では、透光板13の第2の主面13bの上に、反射防止膜17が設けられている。このため、発光部14からの光が第2の主面13bにおいて室内側に反射することが抑制されている。従って、さらに優れた眺望景観を実現することができる。
なお、本発明において、「反射防止膜」とは、反射防止膜が存在しない場合よりも反射率を低減できる膜をいう。
なお、本実施形態では、発光部14が、マトリクス中に屈折率の異なる粒子が分散した部材により構成されている例について説明したが、本発明は、この構成に限定されない。発光部14は、例えば、光源15からの光を波長変換する波長変換材を含んでいてもよい。波長変換材は、例えば、光源15からの光が入射したときに、蛍光を出射する蛍光材により構成されていてもよい。発光部14は、マトリクス中に波長変換材のみが分散した部材により構成されていてもよいし、マトリクス中に波長変換材と、マトリクスとは異なる屈折率を有する、蛍光を発しない粒子とを含む部材により構成されていてもよい。
本実施形態の窓板1は、窓板本体11が発光装置10の透光板13の第一の主面13a側(室内側)に接着層12により接着されている。また、透光板13の第2の主面13b側(室外側)に図示しないガラス板からなる透光保護板が形成されていてもよい。
以下、本発明の好ましい実施形態の他の例について説明する。以下の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係る窓板の模式的断面図である。図2に示されるように、第2の実施形態の窓板では、第2の主面13b上の反射防止膜17に加え、第1の主面13aの少なくとも発光部14が配されていない部分を覆う反射防止膜18がさらに設けられている。このため、室外から入射した光が第1及び第2の主面13a、13bにおいて反射することが抑制されている。従って、眺望される景観のコントラストの低下がより効果的に抑制される。
図2は、第2の実施形態に係る窓板の模式的断面図である。図2に示されるように、第2の実施形態の窓板では、第2の主面13b上の反射防止膜17に加え、第1の主面13aの少なくとも発光部14が配されていない部分を覆う反射防止膜18がさらに設けられている。このため、室外から入射した光が第1及び第2の主面13a、13bにおいて反射することが抑制されている。従って、眺望される景観のコントラストの低下がより効果的に抑制される。
(第3の実施形態)
図3は、第3の実施形態に係る窓板の模式的断面図である。図3に示される窓板では、発光部14が、LED(Light Emitting Diode)、エレクトロルミネッセンス素子等の自発光体により構成されている。本実施形態においても、発光部14が隠蔽層16により覆われているため、発光部14が室内から視認されにくい。従って、優れた眺望景観を実現することができる。
図3は、第3の実施形態に係る窓板の模式的断面図である。図3に示される窓板では、発光部14が、LED(Light Emitting Diode)、エレクトロルミネッセンス素子等の自発光体により構成されている。本実施形態においても、発光部14が隠蔽層16により覆われているため、発光部14が室内から視認されにくい。従って、優れた眺望景観を実現することができる。
本実施形態の窓板では、発光部14の数量、配置密度を増やすことにより、窓板1から室外に向けて発せられる光の強度を向上することが可能である。
1 窓板
10 発光装置
11 窓板本体
12 接着層
13 透光板
13a 第1の主面
13b 第2の主面
14 発光部
15 光源
16 隠蔽層
17,18 反射防止膜
10 発光装置
11 窓板本体
12 接着層
13 透光板
13a 第1の主面
13b 第2の主面
14 発光部
15 光源
16 隠蔽層
17,18 反射防止膜
Claims (11)
- 第1の主面と、光出射面を構成している第2の主面とを有する透光板と、
前記第1の主面の一部分の上に設けられた発光部と、
前記発光部を覆う隠蔽層と、
を備える、発光装置。 - 前記隠蔽層は、前記透光板と反対側の表面が黒色である、請求項1に記載の発光装置。
- 前記隠蔽層は、前記透光板と反対側の表面の表面粗さがJIS B0601−2001で規定される算術平均粗さ(Ra)で50nm以上である、請求項2に記載の発光装置。
- 前記透光板の側面に対して光を出射する光源をさらに備え、
前記発光部は、前記光源からの光を乱反射させる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光装置。 - 前記発光部は、
マトリクスと、
前記マトリクス中に分散し、前記マトリクスと異なる屈折率を有する粒子と、
を含む、請求項4に記載の発光装置。 - 前記透光板の側面に対して光を出射する光源をさらに備え、
前記発光部は、前記光源からの光を波長変換する波長変換材を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発光装置。 - 前記発光部は、自発光体により構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光装置。
- 前記第2の主面の上に配された反射防止膜をさらに備える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発光装置。
- 前記第1の主面の少なくとも前記発光部が配されていない部分を覆う反射防止膜をさらに備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載の発光装置。
- 前記透光板は、導光体により構成されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の発光装置。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載の発光装置を備える、窓板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014080605A JP2015200833A (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | 発光装置及び窓板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014080605A JP2015200833A (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | 発光装置及び窓板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=54552110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014080605A Pending JP2015200833A (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | 発光装置及び窓板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015200833A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016190073A1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-01 | Necライティング株式会社 | 有機elパネル |
WO2017195437A1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | Necライティング株式会社 | 有機el装置 |
-
2014
- 2014-04-09 JP JP2014080605A patent/JP2015200833A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016190073A1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-01 | Necライティング株式会社 | 有機elパネル |
US10403856B2 (en) | 2015-05-25 | 2019-09-03 | Nec Lighting, Ltd. | Organic EL panel having substrate comprising light incident section and light guide section |
WO2017195437A1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | Necライティング株式会社 | 有機el装置 |
JPWO2017195437A1 (ja) * | 2016-05-12 | 2019-03-07 | Necライティング株式会社 | 有機el装置 |
US10458606B2 (en) | 2016-05-12 | 2019-10-29 | Nec Lighting, Ltd. | Organic EL device |
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