JP6063683B2 - ウインドウシェード装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウインドウを覆って遮蔽するウインドウシェード装置に関する。
ウインドウシェード装置は、各種のウインドウを遮蔽するときに使用されており、ウインドウを備えた車両(自動車等)にも搭載されている。車両用のウインドウシェード装置では、例えば、巻取シャフトがウインドウの下部に沿って配置され、ウインドウを覆うシェードが巻取シャフトに巻き取られた状態で収納されている。このシェードを巻取シャフトから引き出して、ウインドウをシェードにより遮蔽する。
また、ウインドウシェード装置では、1つのシェードにより1つのウインドウの全体を遮蔽するのが一般的であり、シェードにより、車両の乗員が日よけされる。ところが、日よけのためにウインドウを遮蔽すると、シェードにより景色が遮られるため、ウインドウを通して景色をみることができない。そのため、乗員が景色をみたいときには、シェードの操作によりウインドウの全体を開放する必要があり、乗員が日光にさらされる。このように、ウインドウシェード装置に関しては、日よけしながら景色をみることができないため、利便性の観点から、改良の余地がある。
これに対し、従来、ウインドウを遮蔽する2つのブラインド(シェード)を備えた窓ブラインド(ウインドウシェード装置)が知られている(特許文献1参照)。
この従来のウインドウシェード装置では、一方のシェードを引き出すことで、ウインドウの一部が遮蔽される。
しかしながら、特許文献1に記載されたウインドウシェード装置では、2つのシェードが互いに独立しており、2つのシェードを別々にしか操作できない。そのため、2つのシェードによりウインドウを遮蔽する際には、例えば、2つのシェードを順に操作するか、或いは、両手で2つのシェードを操作する。ウインドウを開放する際にも、遮蔽時と同様の操作が必要である。従って、ウインドウの遮蔽と開放を簡便に行えず、ウインドウシェード装置の操作性が低い。
特開平2−16284号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、2つのシェードによりウインドウを遮蔽するウインドウシェード装置の操作性を向上するとともに、遮蔽するウインドウにおいて、日よけしながら景色がみえるようにすることである。
本発明は、ウインドウを遮蔽可能なウインドウシェード装置であって、第1シェードと、第1シェードの先端に取り付けられた第1ステイと、第1シェードの基端に取り付けられ、第1シェードを巻き取る方向に付勢された第1巻取シャフトと、第1巻取シャフトを回転可能に支持し、第1シェードを引き出し又は収納可能な第1シェード装置と、第2シェードと、第2シェードの先端に取り付けられた第2ステイと、第2シェードの基端に取り付けられ、第2シェードを巻き取る方向に付勢された第2巻取シャフトと、第1シェード装置の長手方向に沿って配置され、第2巻取シャフトを回転可能に支持し、第2シェードを引き出し又は収納可能な第2シェード装置と、第1及び第2ステイが取り付けられ、第1及び第2シェードを各シェード装置から引き出し又は各シェード装置に収納する操作ステイと、を備え、操作ステイが、第1ステイが取り付けられた第1操作部と、第2ステイが取り付けられた第2操作部と、第1及び第2操作部を連結するとともに連結を解除可能な連結手段と、を有し、連結手段が、第1及び第2操作部の一方に設けられた変位可能なフックからなる連結部材と、第1及び第2操作部の他方に形成されて第1及び第2操作部の一方から突出する連結部材が挿入される連結孔と、第1及び第2操作部の他方に設けられて連結孔に挿入された連結部材に係止される係止部と、を有し、連結部材が、第1及び第2操作部の一方から突出する位置に向けて常時付勢され、第1及び第2操作部の一方を移動して第1及び第2操作部を連結するときに、第1及び第2操作部の他方に押されて第1及び第2操作部の一方に向かって変位した後、突出する位置への付勢により変位して連結孔に挿入されるウインドウシェード装置である。
本発明によれば、2つのシェードによりウインドウを遮蔽するウインドウシェード装置の操作性を向上できるとともに、遮蔽するウインドウにおいて、日よけしながら景色をみることができる。
本実施形態のウインドウを遮蔽するウインドウシェード装置を示す斜視図である。 本実施形態のウインドウシェード装置の正面図である。 本実施形態のウインドウシェード装置の正面図である。 本実施形態のウインドウシェード装置の正面図である。 同時に操作される第1及び第2シェードを示す斜視図である。 図5の矢印X1方向からみた操作ステイの斜視図である。 図5の矢印X2−X2線でみたウインドウシェード装置の断面図である。 第1操作部と操作ハンドルを示す図である。 図5の矢印X4方向からみたウインドウシェード装置の側面図である。 独立して操作される第1シェード装置を示す斜視図である。 操作途中の第1シェード装置を示す正面図である。 ウインドウを遮蔽した第1シェード装置を示す正面図である。 独立して操作される第2シェード装置を示す斜視図である。 連結手段による第1及び第2操作部の連結過程を示す断面図である。 第1案内機構を備えた第1シェード装置を示す図である。 第1シェードの引き出し後の第1シェード装置を示す図である。 第1シェード装置の一部を示す斜視図である。 第2案内機構を備えた第2シェード装置を示す図である。
本発明のウインドウシェード装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のウインドウシェード装置は、ウインドウの少なくとも一部を遮蔽可能な車両用のウインドウシェード装置であり、車両に搭載される。ウインドウは、車両の開口部であり、ウインドウシェード装置は、車両内において、シェードにより、車両のウインドウ(開口部)を遮蔽及び開放可能に覆う。
図1は、本実施形態のウインドウ1を遮蔽するウインドウシェード装置10を示す斜視図であり、車内からみたウインドウシェード装置10と車両の一部を示している。
ウインドウ1は、図示のように、車両のドア2に形成された開口部からなる。ウインドウシェード装置10は、ドア2に搭載され、シェード11、12により、ドア2のウインドウ1を覆って遮蔽する。
図2〜図4は、車内からみた本実施形態のウインドウシェード装置10の正面図であり、車両のウインドウ1を鎖線で示している。また、図2は、ウインドウ1を遮蔽する前のウインドウシェード装置10を示す図、図3は、ウインドウ1を遮蔽する途中のウインドウシェード装置10を示す図、図4は、ウインドウ1を遮蔽したウインドウシェード装置10を示す図である。
ウインドウ1は、図示のように、通常の矩形状のウインドウとは異なる形状に形成された異形のウインドウであり、下部1Aから上部1Bに向かって広がる形状に形成されている。また、ウインドウ1の対向する二辺(下部1A、上部1B)が異なる長さに形成され、直線状の上部1Bが直線状の下部1Aよりも長くなっている。ウインドウ1の一方の側部1Cは、下部1Aから上部1Bに向かって傾斜するように形成され、ウインドウ1の他方の側部1Dは、下部1Aから上部1Bに向かって傾斜及び屈曲するように形成されている。下部1A、上部1B、及び、側部1C、1Dの外側には、車両の部材(トリム等)が設けられており、それらにより区画される開口部がウインドウ1になっている。
ウインドウシェード装置10は、ウインドウ1の周辺部に設置されて、ウインドウ1の全体又は一部を覆って遮蔽する。ここでは、ウインドウシェード装置10は、ウインドウ1の対向する二辺のうちの長さが短い辺(下部1A)に配置されており、下部1Aに沿って車両に搭載されている。車両は、ウインドウシェード装置10の収納部(図示せず)を備えており、ウインドウシェード装置10は、一部を露出させた状態で、車両の収納部内に収納される。
ウインドウシェード装置10は、ウインドウ1を遮蔽する2つのシェード(第1シェード11、第2シェード12)と、第1シェード11を引き出し又は収納可能な第1シェード装置20と、第2シェード12を引き出し又は収納可能な第2シェード装置30と、操作ステイ40を備えている。第1及び第2シェード装置20、30が、操作ステイ40により連結されて、ウインドウシェード装置10を構成している。このウインドウシェード装置10では、第1及び第2シェード11、12が、それぞれウインドウ1の所定範囲を覆って遮蔽する。
第1シェード装置20は、上記した第1シェード11と、第1シェード11の先端11Aの全体に取り付けられた第1ステイ21と、第1シェード11の基端11B(図4参照)に取り付けられた第1巻取シャフト22を有する。第1ステイ21は、第1シェード11の先端11Aを操作ステイ40に連結し、第1シェード11を支える。第1巻取シャフト22は、第1シェード装置20により回転可能に支持されるとともに、第1シェード11を巻き取る方向に付勢されている。第1シェード11は、第1巻取シャフト22に巻き取られて、第1シェード装置20に収納される。
第2シェード装置30は、上記した第2シェード12と、第2シェード12の先端12Aの全体に取り付けられた第2ステイ31と、第2シェード12の基端12B(図4参照)に取り付けられた第2巻取シャフト32を有する。第2ステイ31は、第2シェード12の先端12Aを操作ステイ40に連結し、第2シェード12を支える。第2巻取シャフト32は、第2シェード装置30により回転可能に支持されるとともに、第2シェード12を巻き取る方向に付勢されている。第2シェード12は、第2巻取シャフト32に巻き取られて、第2シェード装置30に収納される。また、第2シェード装置30は、第1シェード装置20の長手方向に沿って配置されている。
第1及び第2シェード11、12は、それぞれ第1及び第2シェード装置20、30から引き出し方向Pに引き出されて、ウインドウ1に沿って展開する。第1及び第2シェード11、12の引き出し方向Pは、ウインドウ1の下部1Aから上部1Bに向かう方向であり、第1及び第2シェード11、12は、下部1Aから上部1Bに向かって引き出される。また、第1及び第2シェード11、12は、それぞれ第1及び第2巻取シャフト22、32に巻き取られて、巻き戻し方向Rに巻き戻される。第1及び第2シェード11、12の巻き戻し方向Rは、引き出し方向Pの反対方向であり、巻き戻しにより、第1及び第2シェード11、12は、それぞれ第1及び第2シェード装置20、30に収納される。
第1及び第2シェード11、12は、ウインドウ1を覆って遮蔽するスクリーンであり、シート状の部材からなる。また、第1及び第2シェード11、12は、互いの隣接する部分11C、12Cが重なる状態に配置されて、1つのウインドウ1の異なる範囲を覆って遮蔽する。第1及び第2シェード11、12の隣接する部分11C、12C(図3、図4参照)は、常時重なった状態に配置され、この互いに組み合わされた状態で、第1及び第2シェード11、12は、ウインドウ1を遮蔽する。第1及び第2シェード11、12の重なる部分(隣接する部分11C、12C)は、ウインドウシェード装置10の中央側に位置する第1及び第2シェード11、12の端部11D、12D近傍であり、常時対向してウインドウ1を隙間なく遮蔽する。第1及び第2シェード11、12の展開中及び展開後においても、端部11D、12Dの間に隙間が生じないように、第1及び第2シェード11、12は、その一部が重なった状態(対向した状態)に維持される。
第1及び第2シェード11、12は、例えば、シート材(メッシュ状の布、樹脂シート等)を裁断及び縫製することで、ウインドウ1を覆う大きさ及び形状に形成される。この第1及び第2シェード11、12では、中央側の端部11D、12Dは、引き出し方向Pに直線状に形成され、側方に位置する端部11E、12Eは、ウインドウ1の側部1C、1Dの形状に対応する形状に形成されている。
第1及び第2シェード11、12の先端11A、12A側の幅は、第1及び第2シェード11、12の基端11B、12B側の幅よりも広くなっている。第1及び第2シェード11、12の幅は、引き出し方向Pに直交する方向における第1及び第2シェード11、12の全体の寸法であり、第1及び第2シェードを組み合わせた状態で測定される。また、第1及び第2シェード11、12の先端11A、12Aは、第1及び第2シェード11、12の引き出し方向Pの前端部であり、ウインドウ1の上部1Bに合わせて、直線状に形成されている。第1及び第2シェード11、12の基端11B、12Bは、第1及び第2シェード11、12の引き出し方向Pの後端部であり、ウインドウ1の下部1Aに合わせて、直線状に形成されている。
第1及び第2シェード装置20、30は、ウインドウシェード装置10の長手方向に沿って配置され、操作ステイ40により同時に操作される。操作ステイ40には、第1及び第2シェード11、12の第1及び第2ステイ21、31が取り付けられており、操作ステイ40により、第1及び第2シェード11、12が同時に操作される。
第1及び第2シェード11、12を第1及び第2シェード装置20、30に収納すると(図2参照)、操作ステイ40の少なくとも一部が車内に露出する。その状態から、操作ステイ40を引き出し方向Pに移動することで、第1及び第2シェード11、12が、ウインドウ1に沿って引き出されるとともに、後述する案内機構により、引違戸のように広がる方向(幅方向の外側)に移動する(図3、図4参照)。これにより、第1及び第2シェード11、12の重なる幅Wが狭くなり、第1及び第2シェードの幅が拡張する。また、第1及び第2シェード11、12は、引き出しに伴い、ウインドウ1を次第に覆うように展開し、ウインドウ1は、展開した第1及び第2シェード11、12により覆われる。
第1及び第2シェード11、12によりウインドウ1を遮蔽した状態で、操作ステイ40は、取付部13に取り外し可能に取り付けられる。取付部13は、ウインドウ1の周辺部に設けられたフックからなり、操作ステイ40は、第1及び第2シェード11、12の引き出し後に、取付部13に引っ掛けられる。ここでは、2つの取付部13が、ウインドウ1の上部1Bにおいて車両(ドア2)に固定されており、操作ステイ40の2つの挿入孔41に挿入される。これにより、操作ステイ40が取付部13に保持され、第1及び第2シェード11、12がウインドウ1を遮蔽した状態(展開状態)に維持される。
展開した第1及び第2シェード11、12を収納するときには、操作ステイ40を取付部13から取り外して巻き戻し方向Rに移動する。これに伴い、第1及び第2シェード11、12が、巻き戻されるとともに、案内機構により、狭まる方向(幅方向の内側)に移動する。第1及び第2シェード11、12の重なる幅Wは広くなり、第1及び第2シェードの幅は縮小する。第1及び第2シェード11、12は、次第に第1及び第2巻取シャフト22、32に巻き取られて、第1及び第2シェード装置20、30に収納される。
このように、操作ステイ40により、第1及び第2シェード11、12が、同時に、各シェード装置20、30から引き出され、又は、各シェード装置20、30に収納される。操作ステイ40の中央部には、1つの操作ハンドル42が取り付けられている。乗員は、片手で握った操作ハンドル42により、操作ステイ40を移動して、ウインドウシェード装置10を操作する。その際、第1及び第2ステイ21、31の少なくとも一方が操作ステイ40の長手方向に移動(摺動)して、第1及び第2シェード11、12の幅が拡張又は縮小する。即ち、操作ステイ40に対して、第1及び第2ステイ21、31の少なくとも一方が、操作ステイ40の長手方向に移動(摺動)可能に取り付けられている。
ここでは、第1及び第2ステイ21、31の両方が操作ステイ40に摺動可能に取り付けられている。第1及び第2シェード11、12の引き出し及び収納に合わせて、第1及び第2ステイ21、31が互いに反対方向に摺動し、第1及び第2シェード11、12の幅が変化する。また、操作ステイ40は、分離可能な2つの操作部材(操作部)からなり、第1及び第2シェード装置20、30(第1及び第2シェード11、12)は、同時に又は別々に操作される。
図5は、操作ステイ40により同時に操作される第1及び第2シェード11、12を示す斜視図であり、引き出し中の第1及び第2シェード11、12の一部と操作ステイ40を模式的に示している。
操作ステイ40は、図示のように、細長い板状の部材からなり、車両の取付部13に向かって移動する。第1及び第2ステイ21、31は、細長い板状の部材からなり、第1及び第2シェード11、12に、任意の固定手段(鋲、接着等)により固定される。また、第1ステイ21は、操作ステイ40の一方の面(車内側のガイド面)に取り付けられて、一方の面を摺動する。第2ステイ31は、操作ステイ40の他方の面(車外側のガイド面)に取り付けられて、他方の面を摺動する。操作ステイ40は、矩形状の挿入孔41に挿入された取付部13に取り付けられる。
図6は、図5の矢印X1方向からみた操作ステイ40の斜視図であり、操作ステイ40の一部を示している。図7は、図5の矢印X2−X2線でみたウインドウシェード装置10の断面図であり、操作ステイ40の構造を示している。
操作ステイ40は、図示のように、第1ステイ21が取り付けられた第1操作部43と、第2ステイ31が取り付けられた第2操作部44と、第1及び第2操作部43、44を連結する連結手段45を有する。
第1及び第2操作部43、44は、細長い板状の部材からなり、重なる状態に配置される。第1及び第2ステイ21、31は、操作ステイ40の長手方向に摺動可能に各操作部43、44に取り付けられる。その際、例えば、第1及び第2ステイ21、31が、第1及び第2操作部43、44に設けられたガイド部(図示せず)に摺動可能に装着されて、第1及び第2操作部43、44に保持される。挿入孔41は、第1操作部43に形成されており、操作ステイ40は、第1操作部43に、取付部13に装着される装着部43Aを有する。装着部43Aは、取付部13に取り付けられる被取付部(引っ掛け部)であり、第1操作部43の挿入孔41の周辺部からなる。
連結手段45は、第1及び第2操作部43、44の連結を解除可能な連結機構からなり、2つの挿入孔41の位置に設けられている。この連結手段45は、第1及び第2操作部43、44の一方に設けられた連結部材46と、第1及び第2操作部43、44の他方に設けられた係止部47を有する。連結部材46は、第1操作部43に取り付けられたフックからなり、第2操作部44に向かって突出する。係止部47は、第2操作部44に形成され、連結部材46に係止される。
連結部材46の一端部46Aは、ヒンジ(図示せず)により、第1操作部43に取り付けられ、連結部材46は、一端部46Aを中心に回転するように変位する。その際、連結部材46は、第1操作部43から突出する位置(図6、図7に示す位置)と、第1操作部43の凹部43B内の位置との間で変位する。また、連結部材46は、付勢部材(バネ等)(図示せず)により、突出する位置に向けて常時付勢されて、第2操作部44に形成された矩形状の連結孔44Aに挿入される。第1操作部43を引き出し方向Pに移動することで、連結孔44Aの上方に位置する係止部47が連結部材46に引っ掛けられる。これにより、係止部47が連結部材46に係止されて、第1及び第2操作部43、44が連結される。
第1操作部43には、操作ハンドル42が取り付けられており(図5参照)、操作ハンドル42により、第1操作部43と操作ステイ40が操作される。
図8は、第1操作部43と操作ハンドル42を示す図であり、図8Aは、図5に示す操作ハンドル42の拡大図である。図8Bは、図8Aの矢印X3方向からみた第1操作部43と操作ハンドル42の断面図であり、操作ハンドル42の動きを模式的に示している。
操作ハンドル42は、図示のように、ヒンジ42Aにより第1操作部43の上部に取り付けられ、ヒンジ42Aを中心に回転するように変位する。この操作ハンドル42は、使用時に起こされて、操作ステイ40又は第1操作部43の移動に使用される。また、使用後の操作ハンドル42は、邪魔にならないように倒される。
図9は、図5の矢印X4方向からみたウインドウシェード装置10の側面図であり、ドア2の断面も示している。
ウインドウシェード装置10は、図示のように、トリム3の内側に形成された空間(収納部4)に収納される。トリム3の上部には、細長い通過口5(スリット)が形成されており、第1及び第2シェード11、12は、通過口5を通って引き出し又は収納される。操作ステイ40は、通過口5に設けられたストッパー(図示せず)により通過口5内で停止する(図9A参照)。
操作ハンドル42により、第1及び第2操作部43、44が連結手段45により連結された状態で一体に移動し、第1及び第2シェード11、12が引き出し方向Pに引き出される(図9B参照)。続いて、第1操作部43を取付部13に引っ掛けることで、第1及び第2操作部43、44(操作ステイ40)が取付部13に取り付けられる。この引き出し時には、第1及び第2シェード11、12の広がる方向の移動に対応して、第1及び第2ステイ21、31は、ウインドウ1の側方に向かって、第1及び第2操作部43、44を摺動する。第1及び第2シェード11、12は、ウインドウ1の窓ガラス1Aに沿って配置される。
第1及び第2シェード11、12の収納時には、操作ハンドル42により、第1及び第2操作部43、44が一体に移動して、第1及び第2シェード11、12が巻き戻し方向Rに巻き戻される。この巻き戻し時には、第1及び第2シェード11、12の狭まる方向の移動に対応して、第1及び第2ステイ21、31は、ウインドウシェード装置10の中央側に向かって、第1及び第2操作部43、44を摺動する。
これに対し、係止部47を連結部材46から外すことで(図6、図7参照)、第1及び第2操作部43、44の連結が解除される。その後、第1及び第2操作部43、44が互いに独立して移動可能になり、第1及び第2操作部43、44により、それぞれ第1及び第2シェード装置20、30が別々に操作される。即ち、第1ステイ21が取り付けられた第1操作部43により、第1シェード装置20及び第1シェード11が操作される。また、第2ステイ31が取り付けられた第2操作部44により、第2シェード装置30及び第2シェード12が操作される。
図10は、独立して操作される第1シェード装置20を示す斜視図であり、操作前と操作途中の第1シェード装置20を図5に対応させて模式的に示している。図11は、操作途中の第1シェード装置20を示す正面図であり、図11では、第2シェード12と第2操作部44を省略する。図12は、ウインドウ1を遮蔽した第1シェード装置20を示す正面図である。
第1操作部43は、図示のように、第1シェード11を第1シェード装置20に収納する位置S1と、第1シェード11を第1シェード装置20から引き出した位置S2との間で移動する。また、第1操作部43は、中間位置S3を経由して、位置S1又は位置S2に移動する。
第1操作部43のみを移動することで、第2シェード12を第2シェード装置30に収納した状態で、第1シェード11が引き出し又は収納される。その際、第1シェード11が第1操作部43の長手方向に移動し、同時に、第1ステイ21が第1操作部43の長手方向に摺動する。また、取付部13を第1操作部43の挿入孔41に挿入することで、第1シェード11によりウインドウ1の一部を遮蔽した状態で、第1操作部43が取付部13に取り外し可能に取り付けられる。
図13は、独立して操作される第2シェード装置30を示す斜視図であり、第2シェード装置30の操作過程を図5に対応させて模式的に示している。
第2操作部44は、図示のように、第2シェード12を第2シェード装置30に収納する位置T1と、第2シェード12を第2シェード装置30から引き出した位置T2との間で移動する。また、第2操作部44は、中間位置T3を経由して、位置T1又は位置T2に移動する。
第2操作部44のみを移動することで、第1シェード11を第1シェード装置20に収納した状態で、第2シェード12が引き出し又は収納される。その際、第2シェード12が第2操作部44の長手方向に移動し、同時に、第2ステイ31が第2操作部44の長手方向に摺動する。また、取付部13を第2操作部44の連結孔44Aに挿入することで、第2シェード12によりウインドウ1の一部を遮蔽した状態で、第2操作部44が取付部13に取り外し可能に取り付けられる。第1又は第2シェード11、12を操作した後、係止部47を連結部材46に係止することで、第1及び第2操作部43、44が再び連結される。
図14は、連結手段45による第1及び第2操作部43、44の連結過程を示す断面図であり、第1シェード11の操作後における連結過程を示している。
第1シェード11の操作時に、第2操作部44は、収納部4に残されて通過口5内に配置される(図14A参照)。その状態で、第1操作部43により第1シェード11が操作され、第1操作部43の収納部4への移動により、第1シェード11が巻き戻される。
第1操作部43を通過口5に挿入するときに(図14B参照)、連結手段45の連結部材46が、第2操作部44に押されて、第1操作部43に向かって変位する。その後(図14C参照)、連結部材46が、上記した付勢により、係止部47を係止する位置に変位し、第1操作部43が通過口5で停止する。第1及び第2操作部43、44は、連結手段45により連結されて、操作ステイ40として合体する。操作ハンドル42は、操作ステイ40を移動するときの状態から倒されて、トリム3に接触するように配置される。
ここで、収納部4内で、第1及び第2シェード装置20、30は、第1及び第2シェード11、12の引き出し方向Pに並べて配置される。また、第1及び第2巻取シャフト22、32の各シェード11、12の引き出し位置が、各巻取シャフト22、32の同じ側に配置される。第1及び第2シェード11、12は、第1及び第2巻取シャフト22、32の同じ側で、引き出し又は巻き取られる。このようにすることで、第1及び第2シェード11、12を常時接近した状態に維持し、第1及び第2シェード11、12の間隔を狭くしている。
上記したように、第1及び第2シェード11、12を各シェード装置20、30から引き出すときは(図2〜図4参照)、第1及び第2シェード11、12の幅が拡張する。また、第1及び第2シェード11、12を各シェード装置20、30に収納するときは、第1及び第2シェード11、12の幅が縮小する。その際、第1及び第2シェード11、12が、以下説明するウインドウシェード装置10が備える案内機構により案内されて、相対的に移動する。即ち、案内機構により、第1及び第2シェード11、12の少なくとも一方(ここでは両方)が、各シェード装置20、30の長手方向に移動(摺動)可能になっている。
案内機構により、第1及び第2シェード11、12は、引き出し時の第1及び第2シェード11、12の幅が拡張し、かつ、収納時の第1及び第2シェード11、12の幅が縮小するように摺動する。また、案内機構により、拡張及び縮小のいずれの段階においても、第1及び第2シェード11、12の隣接する部分11C、12Cが常時重なった状態に維持される。本実施形態では、第1シェード装置20の第1案内機構と第2シェード装置30の第2案内機構が互いに異なる機構からなり、第1及び第2シェード11、12が異なる機構により摺動する。
図15は、第1案内機構23を備えた第1シェード装置20を示す図であり、第1シェード11を除いた第1シェード装置20を示している。また、図15Aは、第1シェード装置20の平面図であり、図15Bは、図15Aの矢印X5方向からみた第1シェード装置20の断面図である。
第1シェード装置20は、図示のように、車体に固定された支持枠14に取り付けられている。また、第1シェード装置20は、第1巻取シャフト22内に挿入された2つの軸受24、25と、第1巻取シャフト22の一端部内に挿入された支持シャフト26と、第1巻取シャフト22の他端部内に挿入されたネジ付きシャフト27と、第1巻取シャフト22の内部に固定された固定部材28と、第1巻取シャフト22内に配置されたコイルバネ29を有する。
第1巻取シャフト22は、金属製の筒状部材からなり、内周部に、長手方向に形成された複数の突条(図示せず)を有する。軸受24、25は、外周面に形成された複数の溝(スプライン)(図示せず)を有する。軸受24、25を第1巻取シャフト22内に挿入したときに、軸受24、25の複数の溝は、第1巻取シャフト22の複数の突条に嵌合する。その状態で、一方の軸受24は、第1巻取シャフト22の一端部に固定され、他方の軸受(ネジ付き軸受)25は、第1巻取シャフト22の他端部に固定される。第1巻取シャフト22の一端部は、支持シャフト26により、軸受24を介して回転可能に支持され、第1巻取シャフト22の他端部は、ネジ付きシャフト27により、ネジ付き軸受25を介して回転可能に支持されている。
支持シャフト26は、合成樹脂により円筒状に形成され、軸受24は、支持シャフト26の外周面に回転可能に装着される。また、支持シャフト26は、支持枠14に取り付けられたシャフト支持部26Aを有する。支持シャフト26の外周面は、平滑なガイド面であり、第1巻取シャフト22の軸受24は、支持シャフト26の外周面を摺動する。
ネジ付き軸受25の内周面は、ネジ付きシャフト27のネジに組み合わされるネジ溝を有する雌ネジ部である。ネジ付きシャフト27は、合成樹脂により円筒状に形成され、支持枠14に取り付けられたシャフト支持部27Aを有する。ネジ付きシャフト27の外周面は、雄ネジ部であり、ネジ付き軸受25は、ネジ付きシャフト27の外周面に回転可能に装着される。
第1巻取シャフト22が回転すると、ネジ付き軸受25が、ネジ付きシャフト27の周りで回転して、ネジ作用により、ネジ付きシャフト27(第1巻取シャフト22)の長手方向に移動する。これに伴い、第1巻取シャフト22が、ネジ付き軸受25とともに移動して、支持シャフト26の外周面を第1シェード装置20の長手方向に摺動する。この第1シェード装置20では、第1案内機構23は、軸受24、ネジ付き軸受25、支持シャフト26、及び、ネジ付きシャフト27からなる。
第1案内機構23は、第1巻取シャフト22の摺動機構であり、第1シェード装置20内で、第1巻取シャフト22を第1シェード装置20の長手方向に摺動する。第1巻取シャフト22の摺動に伴い、第1シェード11が、第1巻取シャフト22とともに摺動して、第1シェード装置20の長手方向に移動する。このように、第1巻取シャフト22と第1シェード11は、第1案内機構23により第1シェード装置20の長手方向に案内される。ネジ付きシャフト27の雄ネジ部は、第1巻取シャフト22と第1シェード11の移動(摺動)距離に対応した長さに形成される。
固定部材28は、第1巻取シャフト22内で、支持シャフト26とネジ付きシャフト27の間の中間位置に固定され、第1巻取シャフト22とともに回転する。コイルバネ29は、固定部材28と支持シャフト26の間に配置され、コイルバネ29の端部は、固定部材28と支持シャフト26に固定されている。第1巻取シャフト22及び固定部材28が回転すると、コイルバネ29が、固定部材28と支持シャフト26の間で捻られて、次第に縮小する。捻られたコイルバネ29の復元力により、第1巻取シャフト22が、第1シェード11を巻き取る方向に付勢されて、第1シェード11を巻き取る。
第1シェード装置20において、第1シェード11が操作ステイ40又は第1操作部43により引き出されると、第1巻取シャフト22がコイルバネ29を捻りながら回転する。これに伴い、第1巻取シャフト22が、第1案内機構23により、第1シェード11とともにウインドウ1の側方に向かって摺動(移動)する。第1シェード11は、第2シェード12とともにウインドウ1の遮蔽部分(遮蔽対象部分)の全体を遮蔽し、或いは、単独でウインドウ1の遮蔽部分の一部を遮蔽する。
図16は、第1シェード11の引き出し後の第1シェード装置20を示す図であり、第1シェード装置20を図15と同様に示す。図17は、第1シェード装置20の一部を示す斜視図である。
図示のように、第1シェード11の引き出しにより、第1巻取シャフト22は、支持シャフト26のシャフト支持部26A側の端部まで移動する。
第1シェード11の収納時には、コイルバネ29の復元に伴い、第1巻取シャフト22が回転して、第1シェード11が第1巻取シャフト22に巻き取られる。同時に、第1巻取シャフト22が、引き出し時の移動方向の反対方向に移動して、元の状態に復帰する。第1及び第2シェード11、12を同時に操作するときには、第2シェード12が第2シェード装置30の第2案内機構により移動して、第1及び第2シェード11、12がウインドウ1の遮蔽部分を開放する。
図18は、第2案内機構33を備えた第2シェード装置30を示す図であり、第2シェード12を除いた第2シェード装置30を示している。また、図18Aは、第2シェード装置30の正面図であり、図18Bは、図18Aの矢印X6方向からみた第2シェード装置30の平面図であり、図18Cは、図18BのY部を拡大した図である。図18B、図18Cでは、第2シェード装置30の一部を断面で示している。
支持枠14は、図示のように、第2シェード装置30のガイド面14Aと、ガイド面14Aの長手方向に形成されたガイド溝14Bを有する。第2シェード装置30は、ガイド面14Aに摺動可能に配置され、第2案内機構33により、ガイド面14Aに沿って摺動する。また、第2シェード装置30は、ガイド面14Aを摺動する摺動部材34と、第2巻取シャフト32の一端部内に挿入された支持シャフト35と、第2巻取シャフト32の他端部に配置された移動機構50と、第2巻取シャフト32の内部に装着された装着部材36と、第2巻取シャフト32内に配置されたコイルバネ37を有する。
第2巻取シャフト32は、金属製の筒状部材からなり、内周部に、長手方向に形成された複数の突条(図示せず)を有する。摺動部材34は、側面視L字状をなし、第2巻取シャフト32よりも長く形成されている。案内部34Aが、摺動部材34から突出するように形成され、ガイド溝14Bに挿入されている。摺動部材34がガイド面14Aを摺動する際には、案内部34Aがガイド溝14Bの長手方向に移動することで、摺動部材34の摺動が案内される。
支持シャフト35は、合成樹脂により円柱状に形成され、第2巻取シャフト32の一端部を回転可能に支持する。また、支持シャフト35は、摺動部材34に固定されたシャフト支持部35Aを有し、摺動部材34とともに移動する。装着部材36は、複数の溝(スプライン)(図示せず)を有し、第2巻取シャフト32内で、支持シャフト35と移動機構50の間の中間位置に配置される。装着部材36の複数の溝は、第2巻取シャフト32の長手方向に形成され、装着部材36を第2巻取シャフト32内に挿入したときに、第2巻取シャフト32の複数の突条に嵌合する。これにより、装着部材36が、第2巻取シャフト32とともに回転する。
コイルバネ37は、装着部材36と支持シャフト35の間に配置され、コイルバネ37の端部は、装着部材36と支持シャフト35に固定されている。第2巻取シャフト32及び装着部材36が回転すると、コイルバネ37が、装着部材36と支持シャフト35の間で捻られる。捻られたコイルバネ37の復元力により、第2巻取シャフト32が、第2シェード12を巻き取る方向に付勢されて、第2シェード12を巻き取る。
移動機構50は、支持枠14に固定されたラック51と、第2巻取シャフト32の端部に固定されたカラー52と、第1傘歯車53と、第1傘歯車53に噛み合う第2傘歯車54と、ラック51に噛み合うピニオン55と、摺動部材34に固定された支持部材56を有する。ラック51は、ガイド溝14Bに沿って、かつ、第2巻取シャフト32に平行に配置されている。第1傘歯車53は、カラー52に固定された軸部53Aを有し、カラー52及び第2巻取シャフト32とともに回転する。第2傘歯車54とピニオン55は、回転軸を一致させた状態で一体に形成され、同時に回転する。支持部材56は、第1及び第2傘歯車53、54を回転可能に支持する。
第2巻取シャフト32の一端部は、摺動部材34の一端部に取り付けられた支持シャフト35により回転可能に支持され、第2巻取シャフト32の他端部は、摺動部材34の他端部に取り付けられた支持部材56により回転可能に支持されている。移動機構50は、第2巻取シャフト32の回転に連動して、支持部材56により摺動部材34を押し、摺動部材34を第2シェード装置30の長手方向に移動する。摺動部材34の移動により、第2巻取シャフト32が支持シャフト35及び支持部材56とともに移動し、第2シェード装置30がガイド面14Aに沿って移動する。このように、移動機構50により、摺動部材34及び第2シェード装置30が、第2シェード装置30の長手方向に移動(摺動)する。
具体的には、第2巻取シャフト32が回転すると、第1傘歯車53が回転して、第2傘歯車54及びピニオン55が回転する。また、回転するピニオン55がラック51の上を移動することで、摺動部材34及び第2シェード装置30がガイド面14Aを摺動する。従って、第2シェード装置30の第2案内機構33は、摺動部材34と移動機構50からなる。
第2案内機構33は、第2シェード装置30の摺動機構であり、ウインドウシェード装置10内で、第2シェード装置30を第2シェード装置30の長手方向に摺動する。第2シェード装置30の摺動に伴い、第2シェード12が、第2シェード装置30とともに摺動して、第2シェード装置30の長手方向に移動する。このように、第2シェード装置30と第2シェード12は、第2案内機構33により第2シェード装置30の長手方向に案内される。ラック51は、第2シェード装置30と第2シェード12の移動(摺動)距離に対応した長さに形成される。
第2シェード装置30において、第2シェード12が操作ステイ40又は第2操作部44により引き出されると、第2巻取シャフト32が、コイルバネ37を捻りながら回転する。これに伴い、第2シェード装置30が、第2案内機構33により、第2シェード12とともにウインドウ1の側方に向かって摺動(移動)する。第2シェード12は、第1シェード11とともにウインドウ1の遮蔽部分の全体を遮蔽し、或いは、単独でウインドウ1の遮蔽部分の一部を遮蔽する。第2シェード12の収納時には、コイルバネ37の復元に伴い、第2巻取シャフト32が回転して、第2シェード12が第2巻取シャフト32に巻き取られる。同時に、移動機構50により、第2シェード装置30が、引き出し時の移動方向の反対方向に移動して、元の状態に復帰する。
以上説明したように、本実施形態のウインドウシェード装置10では、操作ステイ40により、第1及び第2シェード11、12を同時に操作できるため、ウインドウ1の遮蔽部分の全体を容易に遮蔽できる。また、連結を解除された第1操作部43と第2操作部44により、第1シェード11と第2シェード12を別々にも操作できるため、ウインドウ1の遮蔽部分の一部を容易に遮蔽できる。このように、同時に操作される第1及び第2シェード11、12を別々にも操作できるため、ウインドウ1の遮蔽部分の全体及び一部を簡便に遮蔽できる。ウインドウ1の開放時にも、遮蔽時と同様に第1及び第2シェード11、12を操作することで、ウインドウ1の遮蔽部分を簡便に開放できる。従って、ウインドウシェード装置10の操作性を向上することができる。
第1及び第2シェード11、12のいずれか一方でウインドウ1を遮蔽することで、ウインドウ1の部分的な遮蔽と開放を両立することができる。これにより、1つのウインドウ1において、日よけしながら、ウインドウ1の開放された部分を通して景色をみることができる。そのため、ウインドウシェード装置10の利便性を向上することができる。
このウインドウシェード装置10では、引き出しに伴い幅が拡張する第1及び第2シェード11、12により、第1及び第2シェード11、12の間に隙間を生じさせることなく、ウインドウ1を遮蔽できる。また、第1及び第2シェード11、12をウインドウ1の形状に対応する形状に形成することで、任意の形状のウインドウ1を遮蔽できる。特に、対向する二辺の長さが異なるウインドウ1であっても、第1及び第2シェード11、12のみにより隙間なく遮蔽できる。
第1及び第2シェード11、12の幅が収納時に縮小するため、第1及び第2シェード11、12の収納に要するスペースを小さくすることができる。また、第1及び第2シェード11、12をウインドウ1の短い辺に合わせてコンパクトに収納できるため、スペースが限定された場所にも、ウインドウシェード装置10を設置できる。
なお、本実施形態のウインドウシェード装置10は、互いに構造が異なる第1及び第2シェード装置20、30からなる。これに対し、ウインドウシェード装置10は、2つの第1シェード装置20を組み合わせた構造にしてもよく、或いは、2つの第2シェード装置30を組み合わせた構造にしてもよい。第1及び第2シェード11、12は、2つの第1シェード装置20、又は、2つの第2シェード装置30から引き出されて、ウインドウ1を遮蔽する。
また、ウインドウ1の形状や遮蔽部分によっては、第1及び第2シェード11、12の一方が摺動するようにしてもよい。即ち、第1及び第2シェード11、12が相対的に移動して、第1及び第2シェード11、12の幅が変化すればよい。この場合には、摺動しないシェードでは、シェード装置は案内機構を有さず、ステイは操作部に摺動不能に取り付けられる。
このウインドウシェード装置10を使用することで、ドア2以外の箇所に設けられた車両のウインドウ1を遮蔽することができる。また、ウインドウシェード装置10により、種々の形状(矩形状、正方形状、円形状等)のウインドウを遮蔽することができる。例えば、矩形状のウインドウを遮蔽する場合には、第1及び第2シェード11、12を摺動させる必要はなく、矩形状の第1及び第2シェード11、12によりウインドウを遮蔽する。第1及び第2シェード11、12が摺動しない場合には、第1及び第2シェード装置20、30は案内機構を有さず、第1及び第2ステイ21、31は第1及び第2操作部43、44に摺動不能に取り付けられる。以上、車両用のウインドウシェード装置10について説明したが、本発明は、車両のウインドウ以外のウインドウを遮蔽する種々のウインドウシェード装置に適用することもできる。
1・・・ウインドウ、2・・・ドア、3・・・トリム、4・・・収納部、5・・・通過口、10・・・ウインドウシェード装置、11・・・第1シェード、12・・・第2シェード、13・・・取付部、14・・・支持枠、20・・・第1シェード装置、21・・・第1ステイ、22・・・第1巻取シャフト、23・・・第1案内機構、24・・・軸受、25・・・ネジ付き軸受、26・・・支持シャフト、27・・・ネジ付きシャフト、28・・・固定部材、29・・・コイルバネ、30・・・第2シェード装置、31・・・第2ステイ、32・・・第2巻取シャフト、33・・・第2案内機構、34・・・摺動部材、35・・・支持シャフト、36・・・装着部材、37・・・コイルバネ、40・・・操作ステイ、41・・・挿入孔、42・・・操作ハンドル、43・・・第1操作部、44・・・第2操作部、45・・・連結手段、46・・・連結部材、47・・・係止部、50・・・移動機構、51・・・ラック、52・・・カラー、53・・・第1傘歯車、54・・・第2傘歯車、55・・・ピニオン、56・・・支持部材。

Claims (4)

  1. ウインドウを遮蔽可能なウインドウシェード装置であって、
    第1シェードと、
    第1シェードの先端に取り付けられた第1ステイと、
    第1シェードの基端に取り付けられ、第1シェードを巻き取る方向に付勢された第1巻取シャフトと、
    第1巻取シャフトを回転可能に支持し、第1シェードを引き出し又は収納可能な第1シェード装置と、
    第2シェードと、
    第2シェードの先端に取り付けられた第2ステイと、
    第2シェードの基端に取り付けられ、第2シェードを巻き取る方向に付勢された第2巻取シャフトと、
    第1シェード装置の長手方向に沿って配置され、第2巻取シャフトを回転可能に支持し、第2シェードを引き出し又は収納可能な第2シェード装置と、
    第1及び第2ステイが取り付けられ、第1及び第2シェードを各シェード装置から引き出し又は各シェード装置に収納する操作ステイと、を備え、
    操作ステイが、第1ステイが取り付けられた第1操作部と、第2ステイが取り付けられた第2操作部と、第1及び第2操作部を連結するとともに連結を解除可能な連結手段と、を有し、
    連結手段が、第1及び第2操作部の一方に設けられた変位可能なフックからなる連結部材と、第1及び第2操作部の他方に形成されて第1及び第2操作部の一方から突出する連結部材が挿入される連結孔と、第1及び第2操作部の他方に設けられて連結孔に挿入された連結部材に係止される係止部と、を有し、
    連結部材が、第1及び第2操作部の一方から突出する位置に向けて常時付勢され、第1及び第2操作部の一方を移動して第1及び第2操作部を連結するときに、第1及び第2操作部の他方に押されて第1及び第2操作部の一方に向かって変位した後、突出する位置への付勢により変位して連結孔に挿入されるウインドウシェード装置。
  2. 請求項1に記載されたウインドウシェード装置において、
    第1及び第2シェードが、互いの隣接する部分が重なる状態に配置されて、ウインドウの異なる範囲を覆うウインドウシェード装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたウインドウシェード装置において、
    第1及び第2シェードによりウインドウを遮蔽した状態で、操作ステイが取り外し可能に取り付けられる取付部を備えたウインドウシェード装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたウインドウシェード装置において、
    操作ステイに取り付けられた操作ハンドルを備えたウインドウシェード装置。
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