JP6062397B2 - 洗濯挟み用ストッパー、ストッパー付き洗濯挟み、洗濯物用棒状部材、及び洗濯物用ハンガー - Google Patents

洗濯挟み用ストッパー、ストッパー付き洗濯挟み、洗濯物用棒状部材、及び洗濯物用ハンガー Download PDF

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Description

本発明は、洗濯挟み用ストッパーに関し、特に、一対の挟持片が物干し竿又は洗濯物用ハンガーにおける横竿部材等の洗濯物用棒状部材を挟持して該洗濯物用棒状部材に洗濯物を止着する洗濯挟みをより強固に係止させるための洗濯挟み用ストッパーに関する。また、本発明は、該洗濯挟み用ストッパーを備えたストッパー付き洗濯挟み、該ストッパー付き洗濯挟みを係止させるための洗濯物用棒状部材、及び該ストッパー付き洗濯挟みを複数備えた洗濯物用ハンガーに関する。
従来、洗濯物用棒状部材を挟持して該洗濯物用棒状部材に洗濯物を止着する洗濯挟みが提案されているところであり、該洗濯物用棒状部材を挟持するための複数の挟持部を備えた洗濯挟みが提案されている。例えば、物干し竿の外径に合わせた比較的大きな弧状の竿挟持部と物干しロープの外径に合わせた比較的小さな弧状のロープ挟持部とを備える洗濯挟み(例えば、特許文献1参照。)、物干し竿に密に嵌合する小径環状部と該物干し竿に摺動自在に遊嵌する大径環状部とを備えるピンチの吊下げ具(例えば、特許文献2参照。)、及び物干し竿の外径よりも小さい内径を有する第一の竿挿通部と物干し竿の外径よりも大きい内径を有し物干し竿を遊動可能な状態で挿通する第二の竿挿通部とを有する竿ピンチ(例えば、特許文献3参照)等が提案されている。
また、複数の洗濯挟みを横棹部材に備えた洗濯物用ハンガーも提案されているところである。このような洗濯物用ハンガーにあっては、例えば、横棹部材に山部と谷部とを交互に形成した洗濯物用ハンガー(例えば、特許文献4参照)、及び孔部を設けた洗濯挟みに連結紐を挿通させて連結した洗濯挟み一斉開放式ハンガー(例えば、特許文献5参照)等が提案されている。
実開昭56−162192号公報 実開昭62−204589号公報 特開2011−250968号公報 実開平6−75388号公報 特開2013−141594号公報
まず、上記の従来技術に係る洗濯物用棒状部材を挟持して該洗濯物用棒状部材に洗濯物を止着する洗濯挟みは、使用者が該洗濯挟みを構成する一対の挟持片の一端に設けられている把持部を指で摘んで洗濯物を止着する該挟持片の他端を開放することによって、該洗濯物用棒状部材に対する該洗濯挟みの着脱を行うものである。そうすると、該洗濯挟みを使用するに際して使用者は握力や腕力と比較すると非力な指で摘む摘力を利用しなければならないため、該洗濯挟みは使用者の手に負担がかかるものとなっており、特に、老人、子供、及び手に障害を有する者等の摘力の弱い者の手には負担がかかるものとなっていた。
そこで、本発明が解決しようとする第一の課題は、一対の挟持片が洗濯物用棒状部材を挟持して該洗濯物用棒状部材に洗濯物を止着する洗濯挟みに関し、使用者が該洗濯物用棒状部材に対する該洗濯挟みの着脱を行う際に、指で摘む摘力と比較すると強力な握力や腕力を利用できるようにして、使用者の手にかかる負担を軽減した洗濯挟みを提供することにある。
次に、本発明に係る洗濯挟みは、これを単独で用いることももちろん可能であるが、これを洗濯物用棒状部材に複数取り付けて使用することも可能である。そうすると、複数の該洗濯挟みを該洗濯物用棒状部材に挟持させた際に、強風が吹く等すると該洗濯物用棒状部材の長手方向に滑ってしまうことによって、該洗濯挟みを使用して該洗濯物用棒状部材に止着していた洗濯物が風下に吹き寄せられる等してしまい、該洗濯物について乾燥し難くなったり皺が生じたりしてしまう。同時に、該洗濯挟みが該洗濯物用棒状部材において相互に近接する状態になると、使用者が該洗濯挟みを取り外すことが困難になる。
そこで、本発明が解決しようとする第二の課題は、本発明に係る洗濯挟みについて、該洗濯挟みが挟持している洗濯物用棒状部材の長手方向に滑らないようにするとともに、該洗濯物用棒状部材において一定の間隔を保つことができる洗濯物用棒状部材を提供することにある。
更に、上記の従来技術に係る洗濯挟みは、洗濯物用棒状部材を挟持している際に、使用者が何かのはずみで手を触れてしまう等して、使用者の意図することなく洗濯物を止着している止着部が開放されてしまうことによって、洗濯物が落下してしまうことがあった。
そこで、本発明が解決しようとする第三の課題は、本発明に係る洗濯挟みについて、洗濯物用棒状部材を挟持した際に、使用者の意図することなく止着部が開放されてしまうことを防止する洗濯挟み用ストッパーを提供することにある。
最後に、本発明に係る一対の洗濯挟み及び洗濯挟み用ストッパーは、これを単独で用いることももちろん可能であるが、これを洗濯物用ハンガーに複数取り付けて提供することも可能である。このような洗濯物用ハンガーを提供するに際しては、使用者が本発明に係る洗濯挟み用ストッパーを逐一操作して、該洗濯挟みに対するロック状態を逐一解除して、該洗濯挟みの止着部を逐一開放していかなければならないものとすれば、使用者にとって極めて煩雑である。
そこで、本発明が解決しようとする第四の課題は、本発明に係る洗濯挟み及び洗濯挟み用ストッパーを複数備えた洗濯物用ハンガーに関し、使用者が該洗濯挟み用ストッパーによる該洗濯挟みに対するロック状態を一斉に解除するとともに、該洗濯挟みの止着部を一斉に開放することができる手段を備えた洗濯物用ハンガーを提供することにある。
本発明は、上記の各課題を解決するために提案されたものであり、以下の構成を有するものである。以下では、本発明の構成を理解することを補助するために、本願に添付した図面に表示した番号及び符号をあわせて記載する。
本発明の第三の課題を解決するため、請求項1に記載した洗濯挟み用ストッパー(3)は、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に係止させるために用いる洗濯挟み用ストッパーであって、洗濯挟み(1)は、一対の挟持片(11,12)が洗濯物用棒状部材(X)を挟持して洗濯物用棒状部材(X)に洗濯物を止着する洗濯挟みであって、第一の挟持片(11)と、第二の挟持片(12)と、回動軸(13)と、スプリング(14)とからなる。第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とは、基部(11a,12a)において回動軸(13)によって連結されていて止着部(11e,12e)側が開閉自在に構成されており、基部(11a,12a)から止着部(11e,12e)に向って、洗濯物用棒状部材(X)を挟持するための挟持部(11b,12b)と、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱する際に使用者が洗濯物用棒状部材(X)に対して傾斜させて摺動させる案内部(11c,12c)と、洗濯物を止着するための止着部(11e,12e)とをそれぞれに有する。挟持部(11b,12b)と案内部(11c,12c)とは、頸部(11d,12d)を介して連接されている。第一の挟持片(11)又は第二の挟持片(12)には、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱する際に、使用者が第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とを開閉させる操作を行うために把持する把持部(11h)が基部(11a)から延設されている。スプリング(14)は、第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とをその挟持方向に付勢して止着部(11e,12e)を常時閉鎖するための復元力を付与するための部材であって、その一端が第一の挟持片(11)に取り付けられているとともに、その他端が第二の挟持片(12)に取り付けられている。洗濯挟み用ストッパー(3)は、フック部(31)と、回動部(32)と、把持部(33)と、スプリング(34)とからなる。フック部(31)は、嵌合部(31a)と開口部(31b)とを有しており、洗濯物用棒状部材(X)を挟持するための部位であって、回動部(32)から二股に延設されている。回動部(32)は、洗濯挟み(1)における回動軸(13)の端部に取り付けて、回動軸(13)を軸心として洗濯挟み用ストッパー(3)を回動させるための部位である。把持部(33)は、洗濯挟み(1)及び洗濯挟み用ストッパー(3)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱する際に使用者が把持するための部位であって、回動部(32)から延設されている。スプリング(34)は把持部(33)と洗濯挟み(1)における把持部(11h)とを反対方向に付勢して洗濯物用棒状部材(X)を嵌合部(31a)に嵌合させるための復元力を付与するための部材であって、その一端が把持部(33)に取り付けられているとともに、その他端が洗濯挟み(1)における把持部(11h)に取り付けられている
本発明の第一の課題を解決するため、請求項2に記載したストッパー付き洗濯挟みは、請求項1に記載した洗濯挟み用ストッパー(3)を備えたストッパー付き洗濯挟みであって、洗濯挟み(1)は、一対の挟持片(11,12)が洗濯物用棒状部材(X)を挟持して洗濯物用棒状部材(X)に洗濯物を止着する洗濯挟みであって、第一の挟持片(11)と、第二の挟持片(12)と、回動軸(13)と、スプリング(14)とからなる。第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とは、基部(11a,12a)において回動軸(13)によって連結されていて止着部(11e,12e)側が開閉自在に構成されており、基部(11a,12a)から止着部(11e,12e)に向って、洗濯物用棒状部材(X)を挟持するための挟持部(11b,12b)と、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱する際に使用者が洗濯物用棒状部材(X)に対して傾斜させて摺動させる案内部(11c,12c)と、洗濯物を止着するための止着部(11e,12e)とをそれぞれに有する。挟持部(11b,12b)と案内部(11c,12c)とは、頸部(11d,12d)を介して連接されている。第一の挟持片(11)又は第二の挟持片(12)には、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱する際に、使用者が第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とを開閉させる操作を行うために把持する把持部(11h)が基部(11a)から延設されている。スプリング(14)は、第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とをその挟持方向に付勢して止着部(11e,12e)を常時閉鎖するための復元力を付与するための部材であって、その一端が第一の挟持片(11)に取り付けられているとともに、その他端が第二の挟持片(12)に取り付けられていることを特徴とするストッパー付き洗濯挟みである。
本発明の第二の課題を解決するため、請求項に記載した洗濯物用棒状部材(2)は、請求項に記載したストッパー付き洗濯挟みを複数取り付けるための洗濯物用棒状部材であって、棒状本体(21)の長手方向に沿って上面には、洗濯挟み(1)内に挟み込まれる台状の挟込凸部(21)と、洗濯挟み(1)の取付けを阻害するための台状の阻害凸部(22)と、洗濯挟み(1)を構成する挟持部(11b,12b)を嵌合するための谷状の嵌合凹部(24)が挟込凸部(22)と阻害凸部(23)との間に形成されており、嵌合凹部(24)の側面が上方に向かって拡がるように傾斜面を形成している。
本発明の第四の課題を解決するため、請求項4に記載した洗濯物用ハンガー(4)は、請求項2に記載したストッパー付き洗濯挟みを横棹部材(41)に設置する洗濯物用ハンガーであって、ストッパー解除体(43)が備えられている。ストッパー解除体(43)は、連結棒(43a)と、腕部(43b)とからなる。連結棒(43a)は、洗濯挟み用ストッパー(3)に係る把持部(33)と洗濯挟み(1)に係る把持部(11h)とを連結するひも部材(35)を引き上げるための部材であって、ひも部材(35)の下部を挿通している。腕部(43b)は、連結棒(43a)を引き上げるための部材であって、洗濯物用ハンガー(1)を構成するハンガー枠体(42)に回動可能に軸支されている。
本発明の第四の課題を解決するため、請求項5に記載した洗濯物用ハンガー(4)は、請求項4に記載した洗濯物用ハンガーであって、洗濯物用ハンガー(4)を洗濯物用棒状部材(X)に吊り下げるための吊下部材(44)とハンガー枠体(42)とを連結するための長尺部材である連結部材(45)が複数備えられており、その内の少なくとも一つの連結部材(45)は、長尺部材(45a)の吊下部材(44)側の一端にフック(45b)が取り付けられており、吊下部材(44)に対して着脱自在に構成されている。
まず、本発明に係る請求項に記載したストッパー付き洗濯挟みは、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
即ち、洗濯挟み(1)は、上記のように、挟持部(11b,12b)が棒状部材(X)を挟持するとともに、スプリング(14) が第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とをその挟持方向に付勢していることで止着部(11e,12e)を閉鎖することによって第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とが洗濯物用棒状部材(X)を挟持して洗濯物用棒状部材(X)に洗濯物を止着している。
また、洗濯挟み(1)は、上記のように、使用者が把持部(11h)を手で掴んでその握力ないし腕力を利用して、止着部(11e,12e)を開放させながら、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に対して傾斜させ、案内部(11c,12c)に滑り込ませるように洗濯物用棒状部材(X)に沿って摺動させることによって、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱することができる。
従って、請求項に記載したストッパー付き洗濯挟みは、一対の挟持片が洗濯物用棒状部材を挟持して該洗濯物用棒状部材に洗濯物を止着する洗濯挟みに関し、使用者が該洗濯物用棒状部材に対する該洗濯挟みの着脱を行う際に、指で摘む摘力と比較すると強力な握力や腕力を利用できるようにして、使用者の手にかかる負担を軽減した洗濯挟みを提供するという本発明の第一の課題を解決することができる。
次に、本発明に係る請求項に記載した洗濯物用棒状部材(2)は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
即ち、洗濯物用棒状部材(2)は、洗濯挟み(1)内に挟込凸部(22)を挟み込んで、洗濯挟み(1)を構成する挟持部(11b,12b)を嵌合凹部(24)に嵌合させ棒状本体(21)を挟持させることによって、洗濯挟み(1)が洗濯物用棒状部材(2)の長手方向に滑らないように、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(2)に取り付けることができる。また、阻害凸部(23)では挟持部(11b,12b)を棒状本体(21)に挟持させることができず、洗濯挟み(1)を取り付けることができないため、複数の洗濯挟み(1)に一定の間隔を保たせながら、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(2)に取り付けることができる。
従って、請求項に記載した洗濯物用棒状部材は、本発明に係る洗濯挟みについて、該洗濯挟みが挟持している該洗濯物用棒状部材の長手方向に滑らないようにするとともに、該洗濯物用棒状部材において一定の間隔を保つことができる洗濯物用棒状部材を提供するという本発明の第二の課題を解決することができる。
次に、本発明に係る請求項に記載した洗濯挟み用ストッパー(3)は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
即ち、洗濯挟み用ストッパー(3)は、上記のように、フック部(31)が洗濯物用棒状部材(X)を嵌合部(31a)に嵌合させて挟持するとともに、回動部(32)が洗濯挟み(1)における回動軸(13)の端部に取り付けられて、スプリング(34) が把持部(33)と洗濯挟み(1)における把持部(11h)とを反対方向に付勢していることで洗濯物用棒状部材(X)を嵌合部(31a)内に嵌合させることによって、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に強固に係止している。
また、洗濯挟み用ストッパー(3)は、上記のように、使用者が把持部(33)と洗濯挟み(1)における把持部(11h)とを手で掴んで、洗濯挟み(1)における回動軸(13)を軸心として洗濯挟み用ストッパー(3)を回動させて、開口部(31b)から洗濯物用棒状部材(X)を進入させあるいは脱出させることによって、洗濯挟み用ストッパー(3)を洗濯挟み(1)とともに洗濯物用棒状部材(X)に着脱することができる。
従って、請求項に記載した洗濯挟み用ストッパーは、本発明に係る洗濯挟みについて、洗濯物用棒状部材を挟持した際に、使用者の意図することなく止着部が開放されてしまうことを防止する洗濯挟み用ストッパーを提供するという本発明の第三の課題を解決することができる。
最後に、本発明に係る請求項4及び5に記載した洗濯物用ハンガー(4)は、上記の通りの構成であるから、以下のような効果を奏することができる。
即ち、請求項4に記載した洗濯物用ハンガー(4)は、ストッパー解除体(43)を備えているため、使用者が連結棒(43a)を引き上げると、ひも部材(35)が引き上げられることによって、把持部(33)の回動に伴って洗濯挟み用ストッパー(3)が回動し、開口部(31b)から横棹部材(41)を脱出させることによって、複数の洗濯挟み用ストッパー(3)を横棹部材(41)から一斉に取り外すことができる。
また、請求項5に記載した洗濯物用ハンガー(4)は、使用者がフック(45b)を吊下部材(44)から取り外して、ハンガー枠体(42)を一方に傾斜させる。そうすると、洗濯挟み(1)が止着している洗濯物の重み等によって横棹部材(41)に対して傾斜し、頸部(11d,12d)を介して案内部(11c,12c)内へと横棹部材(41)が滑り込むようにして摺動することによって、複数の洗濯挟み(1)を横棹部材(41)から一斉に取り外すことができる。
従って、請求項4及び5に記載した洗濯物用ハンガーは、本発明に係る洗濯挟み及び洗濯挟み用ストッパーを複数備えた洗濯物用ハンガーに関し、使用者が該洗濯挟み用ストッパーによる該洗濯挟みに対するロック状態を一斉に解除するとともに、該洗濯挟みの止着部を一斉に開放することができる手段を備えた洗濯物用ハンガーを提供するという本発明の第四の課題を解決することができる。
本発明の一実施形態に係る洗濯挟みを示した正面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟みを示した左側面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟みを示した右側面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟みを洗濯物用棒状部材に取り付ける状態についての図1におけるA−A線切断部を示した図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟みを洗濯物用棒状部材に挟持させた状態についての図1におけるA−A線切断部を示した図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟みを洗濯物用棒状部材から取り外す状態についての図1におけるA−A線切断部を示した図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟みについて、案内部及び頸部を正面にのみ設けた洗濯挟みを示した背面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯物用棒状部材を示した側面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟みを本発明の一実施形態に係る洗濯物用棒状部材に取り付ける状態についての図1におけるA−A線切断部を示した図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟みを本発明の一実施形態に係る洗濯物用棒状部材に挟持させた状態についての図1におけるA−A線切断部を示した図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟みを本発明の一実施形態に係る洗濯物用棒状部材から取り外す状態について図1におけるA−A線切断部を示した図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟み用ストッパーを示した正面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟み用ストッパーを本発明の一実施形態に係る洗濯挟みに取り付けた状態を示した正面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟み用ストッパーを本発明の一実施形態に係る洗濯挟みに取り付けた状態を示した平面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯挟み用ストッパーを本発明の一実施形態に係る洗濯挟みに取り付けた状態を示した右側面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯物用ハンガーを示した正面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯物用ハンガーにおけるストッパー解除体を示した正面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯物用ハンガーを示した一部拡大平面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯物用ハンガーを示した一部拡大正面図である。 本発明の一実施形態に係る洗濯物用ハンガーにおいて洗濯挟み用ストッパーを解除する状態を示した一部拡大正面図である。
最初に、本発明の一実施形態に係る洗濯挟みの構造及び使用態様について添付図面に基づいて説明する。まず、本発明の一実施形態に係る洗濯挟みの構造について添付図面に基づいて説明する。
洗濯挟み(1)は、図1から3までに図示するように、一対の挟持片(11,12)が洗濯物用棒状部材(X)を挟持して洗濯物用棒状部材(X)に洗濯物を止着する洗濯挟みであって、第一の挟持片(11)と、第二の挟持片(12)と、回動軸(13)と、スプリング(14)とからなる。
第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とは、基部(11a,12a)において円柱状の回動軸(13)によって連結されており止着部(11e,12e)側が開閉自在に構成されている。第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)のそれぞれには、基部(11a,12a)から正面視下方に向って、挟持部(11b,12b)と、案内部(11c,12c)と、止着部(11e,12e)とが設けられている。
挟持部(11b,12b)と案内部(11c,12c)とは、頸部(11d,12d)を介して連接されている。挟持部(11b,12b)は、洗濯物用棒状部材(X)を挟持するための切欠き部であり、図では正面視下部を切り欠いた半円形状の切欠き部となっているが、洗濯物用棒状部材(X)を挟持することができれば、特にその形状は限定されない。案内部(11c,12c)は、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱する際に使用者が洗濯物用棒状部材(X)に対して傾斜させて摺動させるための切欠き部であり、図では正面視上部を切り欠いた半円形状の切欠き部となっているが、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱する際に洗濯物用棒状部材(X)を滑り込ませることができれば、特にその形状は限定されない。止着部(11e,12e)は、洗濯物を止着するための部位であって、V字形の凹凸が複数設けられている。
図1から6では、案内部(11c,12c)及び頸部(11d,12d)は、洗濯挟み(1)の正面と背面の両面に設けられているが、必ずしもその必要はなく、洗濯挟み(1)の正面又は背面のいずれかにのみ設ければ十分である。その場合、案内部(11c,12c)及び頸部(11d,12d)を設けない洗濯挟み(1)の背面に設けられる挟持部(11b,12b)は、図7に図示するように、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に対して傾斜させた際に、洗濯挟み(1)の正面に設けられる案内部(11c,12c)内に洗濯物用棒状部材(X)を滑り込ませることができるように、細長の半円形状の切欠き部とするのが好適である。
把持部(11h)は、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱する際に、使用者が第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とを開閉させる操作を行うために把持する部位であって、基部(11a)から正面視左斜め上方へと延設されている。図では、把持部(11h)は、第一の挟持片(11)側に設けられているが、第二の挟持片(12)側に設けることももちろん可能である。
スプリング(14) は、第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とをその挟持方向に付勢して止着部(11e,12e)を常時閉鎖するための復元力を付与するための部材であって、略逆U字形の弾性金属線部材である。スプリング(14) は、基部(11a,12a)の上部を跨ぐようにして、第一の挟持片(11)側の端部がスプリング挿通孔(11f)を挿通してスプリング取付け凹部(11g)に係止されているとともに、第二の挟持片(12)側の端部がスプリング挿通孔(12f)を挿通してスプリング取付け凹部(12g)に係止されている。
以上が、本発明の一実施形態に係る洗濯挟みの構造についての説明である。次に、本発明の一実施形態に係る洗濯挟みの使用態様について添付図面に基づいて説明する。
使用者は、図4に図示するように、把持部(11h)を手で掴んでその握力ないし腕力を利用して、止着部(11e,12e)を開放させながら、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に対して傾斜させ、案内部(11c,12c)から頸部(11d,12d)を介して挟持部(11b,12b)内へと洗濯物用棒状部材(X)を滑り込ませるように、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に沿って矢印方向に摺動させることによって、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に取り付けることができる。
洗濯挟み(1)は、図5に図示するように、挟持部(11b,12b)が洗濯物用棒状部材(X)を挟持するとともに、スプリング(14) が第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とをその挟持方向に付勢していることで止着部(11e,12e)を閉鎖することによって、止着部(11e,12e)に洗濯物を挟持しながら、第一の挟持片(11)と第二の挟持片(12)とが洗濯物用棒状部材(X)を挟持して洗濯物用棒状部材(X)に洗濯物を止着している。
使用者は、図6に図示するように、把持部(11h)を手で掴んでその握力ないし腕力を利用して、止着部(11e,12e)を開放させながら、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に対して傾斜させ、挟持部(11b,12b)から頸部(11d,12d)を介して案内部(11c,12c)へと洗濯物用棒状部材(X)を滑り込ませるように、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に沿って矢印方向に摺動させることによって、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)から取り外すことができる。
以上が、本発明の一実施形態に係る洗濯挟みの構造及び使用態様についての説明である。次に、本発明の一実施形態に係る洗濯物用棒状部材の構造及び使用態様について説明する。まず、本発明の一実施形態に係る洗濯物用棒状部材の構造について添付図面に基づいて説明する。
洗濯物用棒状部材(2)は、図8に図示するように、洗濯挟み(1)を複数取り付けるための洗濯物用棒状部材であって、棒状本体(21)の長手方向に沿って上面に、挟込凸部(22)と、阻害凸部(23)と、嵌合凹部(24)とが設けられている。
棒状本体(21)は、例えば円柱状の金属製の棒状部材を用いることができるが、特にこれに限定されるものではない。挟込凸部(22)は洗濯挟み(1)内に挟み込まれる台状の部位であり、阻害凸部(23)は洗濯挟み(1)の洗濯物用棒状部材(2)への取付けを阻害するための台状の部位であり、挟込凸部(22)と阻害凸部(23)とは交互に設けられている。嵌合凹部(24)は洗濯挟み(1)を構成する挟持部(11b,12b)を嵌合するための谷状の部位であり、挟込凸部(22)と阻害凸部(23)との間に形成されており、嵌合凹部(24)の側面は上方に向かって拡がるように傾斜面を形成している。
以上が、本発明の一実施形態に係る洗濯物用棒状部材の構造についての説明である。次に、本発明の一実施形態に係る洗濯物用棒状部材の使用態様について添付図面に基づいて説明する。
使用者は、図9に図示するように、把持部(11h)を手で掴んでその握力ないし腕力を利用して、止着部(11e,12e)を開放させながら、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(2)に対して傾斜させ、案内部(11c,12c)から頸部(11d,12d)を介して挟持部(11b,12b)内へと洗濯物用棒状部材(2)を滑り込ませるように、挟持部(11b,12b)を嵌合凹部(24)に形成された傾斜面上を滑り下ろすようにして洗濯挟み(1)を矢印方向に摺動させることによって、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(2)に取り付けることができる。
そうすると、図10に図示するように、洗濯物用棒状部材(2)は、洗濯挟み(1)内に挟込凸部(22)を挟み込んで、洗濯挟み(1)を構成する挟持部(11b,12b)を嵌合凹部(24)に嵌合させ棒状本体(21)を挟持させることによって、洗濯挟み(1)が洗濯物用棒状部材(2)の長手方向に滑らないように、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(2)に取り付けることができる。また、阻害凸部(23)では挟持部(11b,12b)を棒状本体(21)に挟持させることができず、洗濯物用棒状部材(2)に洗濯挟み(1)を取り付けることができないため、複数の洗濯挟み(1)に一定の間隔を保たせながら、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(2)に取り付けることができる。
使用者は、図11に図示するように、把持部(11h)を手で掴んでその握力ないし腕力を利用して、止着部(11e,12e)を開放させながら、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(2)に対して傾斜させ、挟持部(11b,12b)から頸部(11d,12d)を介して案内部(11c,12c)へと洗濯物用棒状部材(2)を滑り込ませるように、挟持部(11b,12b)を嵌合凹部(24)に形成された傾斜面上を滑り上げるようにして洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(2)に沿って矢印方向に摺動させることによって、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(2)から取り外すことができる。
以上が、本発明の一実施形態に係る洗濯物用棒状部材の構造及び使用態様についての説明である。次に、本発明の一実施形態に係る洗濯挟み用ストッパーの構造及び使用態様について説明する。まず、本発明の一実施形態に係る洗濯挟み用ストッパーの構造について添付図面に基づいて説明する。
洗濯挟み用ストッパー(3)は、図12から15までに図示するように、請求項1に記載した洗濯挟み(1)に用いる洗濯挟み用ストッパーであって、フック部(31)と、回動部(32)と、把持部(33)と、スプリング(34)とからなる。
フック部(31)は、回動部(32)の下部から二股に延設されている正面視腕状の部位であって、平板状の部材であり、嵌合部(31a)と開口部(31b)とを有している。嵌合部(31a)は、洗濯物用棒状部材(X)を嵌合させて挟持するための部位である。開口部(31b)は、洗濯物用棒状部材(X)を嵌合部(31a)内に出し入れする部位である。
回動部(32)は、洗濯挟み(1)における回動軸(13)に取り付けて回動軸(13)を軸心として洗濯挟み用ストッパー(3)を回動させるための部位であって、回動軸(13)の端部を嵌合するための嵌合孔(32a)が穿設されている。回動部(32)は、洗濯挟み(1)を第二の挟持片(12)側から囲うような平面視コの字形の部材である。
把持部(33)は、洗濯挟み(1)及び洗濯挟み用ストッパー(3)を洗濯物用棒状部材(X)に着脱する際に、洗濯挟み(1)に係る把持部(11h)とともに使用者が把持するための部位であって、回動部(32)から正面視右斜め上方へと延設されている。
スプリング(34)は、把持部(33)と洗濯挟み(1)における把持部(11h)とを反対方向に付勢して洗濯物用棒状部材(X)を嵌合部(31a)に嵌合させるための復元力を付与するための部材であって、その一端が把持部(33)に取り付けられているとともに、その他端が洗濯挟み(1)における把持部(11h)に取り付けられている。スプリング(34)には、例えばねじりコイルばねを用いることができる。
以上が、本発明の一実施形態に係る洗濯挟み用ストッパーの構造についての説明である。次に、本発明の一実施形態に係る洗濯挟み用ストッパーの使用態様について添付図面に基づいて説明する。
使用者は、洗濯挟み(1)における回動軸(13)の端部を嵌合孔(32a)に嵌合させて洗濯挟み用ストッパー(3)を洗濯挟み(1)に取り付けた上で、把持部(33)と洗濯挟み(1)における把持部(11h)とを手で掴んで、洗濯挟み(1)における回動軸(13)を軸心として洗濯挟み用ストッパー(3)を回動させて、開口部(31b)から嵌合部(31a)内へと洗濯物用棒状部材(X)を進入させることによって、洗濯挟み用ストッパー(3)を洗濯挟み(1)とともに洗濯物用棒状部材(X)に取り付けることができる。
洗濯挟み用ストッパー(3)は、上記のようにして洗濯物用棒状部材(X)に取り付けることによって、フック部(31)が洗濯物用棒状部材(X)を嵌合部(31a)に嵌合させて挟持するとともに、回動部(32)が洗濯挟み(1)における回動軸(13)の端部に取り付けられて、スプリング(34) が把持部(33)と洗濯挟み(1)における把持部(11h)とを反対方向に付勢していることで、洗濯挟み(1)を洗濯物用棒状部材(X)に強固に係止している。
使用者は、把持部(33)と洗濯挟み(1)における把持部(11h)とを手で掴んで、洗濯挟み(1)における回動軸(13)を軸心として洗濯挟み用ストッパー(3)を回動させて、開口部(31b)から洗濯物用棒状部材(X)を脱出させることによって、洗濯挟み用ストッパー(3)を洗濯挟み(1)とともに洗濯物用棒状部材(X)から取り外すことができる。
以上が、本発明の一実施形態に係る洗濯挟み用ストッパーの構造及び使用態様についての説明である。最後に、本発明の一実施形態に係る洗濯物用ハンガーの構造及び使用態様について説明する。まず、本発明の一実施形態に係る洗濯物用ハンガーの構造について添付図面に基づいて説明する。
洗濯物用ハンガー(4)は、図16から20までに図示するように、複数の洗濯挟み(1)及び洗濯挟み用ストッパー(3)を横棹部材(41)に取り付ける洗濯物用ハンガーであって、横棹部材(41)と、ハンガー枠体(42)と、ストッパー解除体(43)と、吊下部材(44)と、連結部材(45)とからなる。
横棹部材(41)は、洗濯挟み(1)及び洗濯挟み用ストッパー(3)を設置して洗濯物を止着する部位であって、例えば円柱状の金属製の棒状部材を用いることができるが、特にこれに限定されるものではない。また、本発明に係る洗濯物用棒状部材(2)を横棹部材(41)として用いることも可能である。横棹部材(41)は、単数でも複数でも設けることができ、その数は特に限定されない。
ハンガー枠体(42)は、横棹部材(41)及びストッパー解除体(43)を固定するための部材であって、例えば平面視四角形状の枠体を用いることができるが、特にその形状は限定されない。
ストッパー解除体(43)は、連結棒(43a)と、腕部(43b)と、連動棒(43c)とからなる。連結棒(43a)と腕部(43b)とは、図では個別的に形成されているが、一体的に形成することももちろん可能である。
連結棒(43a)は、洗濯挟み用ストッパー(3)に係る把持部(33)と洗濯挟み(1)に係る把持部(11h)とを連結するひも部材(35)を押し上げるための部材であって、横棹部材(41)の上方にこれに平行して設置される。連結棒(43a)は、直線状の棒状部材であって、その両端部は腕部(43b)にそれぞれ取り付けられており、ひも部材(35)の下部を挿通している。
腕部(43b)は、連結棒(43a)を引き上げるための部材であって、平面視L字形の棒状部材である。腕部(43b)は、ハンガー枠体(42)において相対する二箇所に回動可能に軸支されている。尚、例えば、ハンガー枠体(42)に設けられた孔部に腕部(43b)の端部を挿し入れる構造にする等して、ストッパー解除体(43)をハンガー枠体(42)に対して着脱自在な構造とすることもできる。このような構造にすることによって、横棹部材(41)に設置する洗濯挟み(1)及び洗濯挟み用ストッパー(3)の個数を適宜調節することができる。
また、ストッパー解除体(43)は、横棹部材(41)の数に合わせて適宜設置することができる。特に、図示するように、複数のストッパー解除体(43)を設ける場合には、それぞれのストッパー解除体(43)を構成する連結棒(43a)又は腕部(43b)を連動棒(43c)によって連結すると、洗濯挟み用ストッパー(3)による洗濯挟み(1)に対するロック状態を一斉に解除するのに好適である。即ち、連動棒(43c)は、直線状の棒状部材であって、連結棒(43a)又は腕部(43b)に対して回動可能なように取り付けられている。
吊下部材(44)は、洗濯物用ハンガー(4)を洗濯物用棒状部材(X)に吊り下げるための部材であって、フック部(44a)と、第一の掛け輪(44b)と、第二の掛け輪(44c)とからなる。フック部(44a)は、洗濯物用棒状部材(X)に取り付くための鉤状の部位であり、第一の掛け輪(44b)及び第二の掛け輪(44c)は連結部材(45)を係止するためのリング状の部位である。
連結部材(45)は、吊下部材(44)とハンガー枠体(42)とを連結するための長尺部材であって、例えば各種のひも部材やチェーン部材を用いることができ、複数備えられている。横棹部材(41)の上方にこれに平行して備えられている連結部材(45)は、長尺部材(45a)の吊下部材(44)側の一端にフック(45b)が取り付けられており、第一の掛け輪(44b)及び第二の掛け輪(44c)に対して着脱自在に構成されている。
以上が、本発明の一実施形態に係る洗濯物用ハンガーの構造についての説明である。次に、本発明の一実施形態に係る洗濯物用ハンガーの使用態様について添付図面に基づいて説明する。
図20に図示するように、使用者が連結棒(43a)を引き上げると、ひも部材(35)が引き上げられることによって、把持部(33)が回動して洗濯挟み用ストッパー(3)が回動し、開口部(31b)から横棹部材(41)を脱出させることによって、複数の洗濯挟み用ストッパー(3)を横棹部材(41)から一斉に取り外すことができる。
そして、使用者は、フック(45b)を第一の掛け輪(44b)から取り外して第二の掛け輪(44c)に取り付けて、ハンガー枠体(42)を一方に傾斜させる。そうすると、洗濯挟み(1)が止着している洗濯物の重み等によって横棹部材(41)に対して傾斜し、頸部(11d,12d)を介して案内部(11c,12c)内へと横棹部材(41)が滑り込むように摺動することによって、複数の洗濯挟み(1)を横棹部材(41)から一斉に取り外すことができる。
1 洗濯挟み
11 第一の挟持片
11a 基部
11b 挟持部
11c 案内部
11d 頸部
11e 止着部
11f スプリング挿通孔
11g スプリング取付け凹部
11h 把持部
12 第二の挟持片
12a 基部
12b 挟持部
12c 案内部
12d 頸部
12e 止着部
12f スプリング挿通孔
12g スプリング取付け凹部
13 回動軸
14 スプリング
2 洗濯物用棒状部材
21 棒状本体
22 挟込凸部
23 阻害凸部
24 嵌合凹部
3 洗濯挟み用ストッパー
31 フック部
31a 嵌合部
31b 開口部
32 回動部
32a 嵌合孔
33 把持部
34 スプリング
35 ひも部材
4 洗濯物用ハンガー
41 横棹部材
42 ハンガー枠体
43 ストッパー解除体
43a 連結棒
43b 腕部
43c 連動棒
44 吊下部材
44a フック部
44b 第一の掛け輪
44c 第二の掛け輪
45 連結部材
45a 長尺部材
45b フック
X 洗濯物用棒状部材

Claims (5)

  1. 一対の挟持片が洗濯物用棒状部材を挟持して該洗濯物用棒状部材に洗濯物を止着する洗濯挟みを該洗濯物用棒状部材に係止させるために用いる洗濯挟み用ストッパーであって、該洗濯挟みは、第一の挟持片と、第二の挟持片と、回動軸と、スプリングとからなり、該第一の挟持片と該第二の挟持片とは、基部において該回動軸によって連結されていて止着部側が開閉自在に構成されており、該基部から該止着部に向って、該洗濯物用棒状部材を挟持するための挟持部と、該洗濯挟みを該洗濯物用棒状部材に着脱する際に使用者が該洗濯物用棒状部材に対して傾斜させて摺動させる案内部と、洗濯物を止着するための該止着部とをそれぞれに有しており、該挟持部と該案内部とは頸部を介して連接されており、該第一の挟持片又は該第二の挟持片には、該洗濯挟みを該洗濯物用棒状部材に着脱する際に、使用者が該第一の挟持片と該第二の挟持片とを開閉させる操作を行うために把持する把持部が該基部から延設されており、該スプリングは、該第一の挟持片と該第二の挟持片とをその挟持方向に付勢して該止着部を常時閉鎖するための復元力を付与するための部材であって、その一端が該第一の挟持片に取り付けられているとともに、その他端が該第二の挟持片に取り付けられている洗濯挟みであって、該洗濯挟み用ストッパーは、フック部と、回動部と、把持部と、スプリングとからなり、該フック部は、嵌合部と開口部とを有しており、該洗濯物用棒状部材を挟持するための部位であって、該回動部から二股に延設されており、該回動部は、該洗濯挟みにおける回動軸の端部に取り付けて、該回動軸を軸心として該洗濯挟み用ストッパーを回動させるための部位であり、該把持部は、該洗濯挟み及び該洗濯挟み用ストッパーを該洗濯物用棒状部材に着脱する際に使用者が把持するための部位であって、該回動部から延設されており、該スプリングは該把持部と該洗濯挟みにおける把持部とを反対方向に付勢して該洗濯物用棒状部材を該嵌合部に嵌合させるための復元力を付与するための部材であって、その一端が該把持部に取り付けられているとともに、その他端が該洗濯挟みにおける把持部に取り付けられていることを特徴とする洗濯挟み用ストッパー
  2. 請求項1に記載した洗濯挟み用ストッパーを備えているストッパー付き洗濯挟みであって、該洗濯挟みは、第一の挟持片と、第二の挟持片と、回動軸と、スプリングとからなり、該第一の挟持片と該第二の挟持片とは、基部において該回動軸によって連結されていて止着部側が開閉自在に構成されており、該基部から該止着部に向って、該洗濯物用棒状部材を挟持するための挟持部と、該洗濯挟みを該洗濯物用棒状部材に着脱する際に使用者が該洗濯物用棒状部材に対して傾斜させて摺動させる案内部と、洗濯物を止着するための該止着部とをそれぞれに有しており、該挟持部と該案内部とは頸部を介して連接されており、該第一の挟持片又は該第二の挟持片には、該洗濯挟みを該洗濯物用棒状部材に着脱する際に、使用者が該第一の挟持片と該第二の挟持片とを開閉させる操作を行うために把持する把持部が該基部から延設されており、該スプリングは、該第一の挟持片と該第二の挟持片とをその挟持方向に付勢して該止着部を常時閉鎖するための復元力を付与するための部材であって、その一端が該第一の挟持片に取り付けられているとともに、その他端が該第二の挟持片に取り付けられていることを特徴とするストッパー付き洗濯挟み
  3. 請求項に記載したストッパー付き洗濯挟みを複数取り付けるための洗濯物用棒状部材であって、棒状本体の長手方向に沿って上面には、前記洗濯挟み内に挟み込まれる台状の挟込凸部と、前記洗濯挟みの取付けを阻害するための台状の阻害凸部と、前記洗濯挟みを構成する挟持部を嵌合するための谷状の嵌合凹部が該挟込凸部と該阻害凸部との間に形成されており、該嵌合凹部の側面が上方に向かって拡がるように傾斜面を形成していることを特徴とする洗濯物用棒状部材。
  4. 請求項2に記載したストッパー付き洗濯挟みを横棹部材に設置する洗濯物用ハンガーであって、ストッパー解除体が備えられており、該ストッパー解除体は、連結棒と、腕部とからなり、該連結棒は、前記洗濯挟み用ストッパーに係る把持部と前記洗濯挟みに係る把持部とを連結するひも部材を引き上げるための部材であって、該ひも部材の下部を挿通しており、該腕部は、連結棒を引き上げるための部材であって、該洗濯物用ハンガーを構成するハンガー枠体に回動可能に軸支されていることを特徴とする洗濯物用ハンガー。
  5. 請求項4に記載した洗濯物用ハンガーであって、前記洗濯物用ハンガーを洗濯物用棒状部材に吊り下げるための吊下部材と前記ハンガー枠体とを連結するための長尺部材である連結部材が複数備えられており、その内の少なくとも一つの連結部材は、長尺部材の該吊下部材側の一端にフックが取り付けられており、該吊下部材に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする洗濯物用ハンガー。
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