JP6058199B1 - 造花用壁面構造体 - Google Patents
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Abstract
Description
の壁面緑化には、実際の植物を用いる場合のみではなく、装飾用の造花を用いる場合もあ
る。造花を用いるメリットとしては、軽量であり、水やりなど管理維持に手間を要さず、
そのため、メンテナンスコストを低減できるなどが挙げられる。
、例えば、茎部に設けられたキーが挿入係止される受キーを用い、造花を壁面に簡易に固
定して、かつ、迅速に取り外すことができる装飾・展示装置が開示されている(例えば、
特許文献1参照)。
設けた造花用の花立て具も開示されている(例えば、特許文献2参照)。
を有している。しかしながら、従来、このような大小様々な造花に茎径に関係なく、造花
を壁面に飾ることができる造花用構造体がないという問題がある。そして、その結果、壁
面に飾ることができる造花の種類が限定され、デザイン性が劣ったり、微妙なデザイン変
更が困難になるという問題もある。
花を購入する必要があり、汎用性が低いうえにコストを要するという問題がある。
ることで作業性を良くする必要性もある。
を、その茎径に関係なく壁面に飾ることができ、その結果、デザイン性を向上し、且つ作
業性の極めて優れた造花用壁面構造体を提供することを目的とする。
記支持部と嵌合するための凸部が、その円周方向に沿って複数形成され、前記アタッチメ
ントの前記周壁の底面側には、隣り合う前記凸部の間に、底面から上方に向かって延びた
複数のスリット部が形成されることが好ましい。
を底面側から着脱可能に嵌合させるために、複数の立設壁が上面視で円形状に配置された
ものであり、当該立設壁には、前記アタッチメントの前記凸部を嵌め込むための開口部が
形成されることが好ましい。
するための複数の挟持爪が、前記立設壁の外周に、上面視で円状に立設配置されることが
好ましい。
部が形成されていることが好ましい。
させる円孔のあるアタッチメントと、アタッチメントを底面側から嵌合するための複数の
支持部が形成されたプレートとを備える。このアタッチメントの円孔には、造花の茎部を
弾性力により把持するために、上面から下方に向かって所定長さで延出し、且つ円孔の円
周方向に沿って複数で配置された複数の把持爪が一体形成され、当該把持爪は、周壁の中
心軸側に向かって傾斜している。この構成により、本願発明に係る造花用壁面構造体では
、大小様々な茎径を有する多種の造花を、その茎径に関係なく壁面に飾ることができ、そ
の結果、デザイン性を向上し、且つ作業性の優れたものとなる。
花用壁面構造体は、建物の室内や外壁、構築物の壁面などに沿って装飾用の造花を設置(
壁面緑化)するために用いられ、デザイン性の向上やリラックス効果などが期待されてい
る。
うに、造花用壁面構造体1は、アタッチメント2とプレート3とを備え、造花の茎部を保
持させたアタッチメント2を、壁面などに取り付けられたプレート3に取り付けることで
造花を壁面に設置するものである。
、図2に示すように、ABS樹脂などの合成樹脂で成形され、上面20に造花の茎部を挿
入させる円孔21を有して、その周壁22が略円筒形状を有している。円孔21は、大小
様々な茎径の造花を挿入できるよう、市販されている造花の茎部の径より大きな直径を有
し、本実施の形態においては例えば直径8mmで形成されている。
性力により把持するために、アタッチメント2の上面20から下方に向かって所定長さ(
例えば30mm程度)で延出し、且つ円孔21の円周方向に沿って複数で配置された把持
爪23が一体形成されている。この把持爪23は、また、図2(d)に示すように、水平
断面が円弧状で形成されており、さらに、図2(e)に示すように、周壁22の中心軸2
A側に向かって傾斜している。なお、本実施の形態では、2対4本の把持爪23が、円孔
21の円周方向に沿って90度の等間隔で配置されている。この構造により、円孔21に
挿入された造花は、その茎径の大小に関係なく、把持爪23から受ける適度な弾性力によ
って確実に押圧・把持される。
が形成される。この構造により、円孔21に挿入される造花の茎径が大小様々であったと
しても、その茎部を、鉤状に形成された段差部24で、より確実に把持・係止することが
可能となる。なお、この段差部24は必須の構成ではない。
部と嵌合するための凸部25が、その円周方向に沿って複数形成される。また、アタッチ
メント2の周壁22の底面側には、隣り合う凸部25の間に、底面から上方に向かって延
びた複数のスリット部26が形成されている。この構造により、アタッチメント2の底面
側の周壁22が、内側方向に撓ることができ、アタッチメント2の取り付け・取り外し時
における作業性を向上できる。なお、本実施の形態に係るアタッチメント2は、例えば、
高さ50mm、直径18mm程度の大きさであり、周壁22の厚さは例えば2mmである
。
などの合成樹脂で形成され、例えば図3(a)に示すような略板形状を有し、複数の支持
部31が一面側に形成される。
から着脱可能に嵌合させるために、複数の立設壁31aが上面視で円形状になるように配
置されて構成される。そして、この立設壁31aには、アタッチメント2の凸部25を嵌
め込むための開口部31bが形成されている。また、隣り合う立設壁31aの間にはスリ
ット状の隔壁32が形成されている。なお、本実施の形態では、2対4本の立設壁31a
が、円周方向に沿って90度の等間隔となるようにプレート3に一体形成されている。
方向に撓ることが可能となり、作業性が良いものとなる。また、図4に示すように、造花
を把持したアタッチメント2の凸部25をプレート3の開口部31bに嵌合することで、
アタッチメント2をプレート3に確実に固定できる。なお、立設壁31a間に形成される
スリット状の隔壁32に対しても、アタッチメント2の凸部25を挿通することができる
構成となっている。
挟持爪33が、立設壁31aの外周に、上面視で円状に立設配置される。この挟持爪33
には、図5に示すように、例えばシダなど登攀性植物の造花の茎部が嵌め込まれ、この結
果、プレート3の表面全体を造花で覆うことができ、ディスプレイ性の更なる向上を図る
ことができる。
の大きさとなり、複数のプレート3を組み合わせることにより、様々な形状の壁面に造花
用壁面構造体1を連続貼りすることができる。また、プレート3は軽量であるため、両面
シール、接着剤やシリコンを用いて、壁面の所望位置に貼り付けることができ、また、ネ
ジ穴34も形成されているため、壁面に直接ネジ止めすることもできる。
の形態の説明において造花とは、例えば、植物を模した合成樹脂製のものであり、ペパー
ミント、ビカクシダ、ドラセナブッシュ、ユーカリ、アイビー、ペパーミント、ポトス、
カラジウム、フィロデンドロンなどが挙げられる。また、造花用壁面構造体1に用いるこ
とができる造花4の茎径4a〜4dは、図6に示すように大小様々であり、例えば、茎径
7mm程度までの全ての造花を壁面に装飾することが可能となる。
円孔21の把持爪23に造花の茎部を嵌入させる工程を行う。そして、アタッチメント2
を壁面に取り付けられたプレート3の支持部31の好みの箇所に嵌合させる工程を行う。
また、必要であれば、プレート3の挟持爪33にも植物の茎部を挟持させる工程も含む場
合がある。これらの工程により、造花用壁面構造体1では、造花を簡単に壁面などに飾り
付けることが可能となり、その作業性が極めて優れたものとなる。なお、プレート3を壁
面に設置する前に造花を把持したアタッチメント2を予め嵌合させておき、このプレート
3を壁面に貼り付けても良い。
2を有し、上面20に造花の茎部を挿入させる円孔21のあるアタッチメント2と、アタ
ッチメント2を底面側から嵌合するための複数の支持部31が形成されたプレート3とを
備える。アタッチメント2の円孔21には、造花の茎部を弾性力により把持するために、
上面20から下方に向かって所定長さで延出し、且つ円孔21の円周方向に沿って複数で
配置された複数の把持爪23が一体形成され、把持爪23は、周壁22の中心軸2A側に
向かって傾斜している。
の造花を、その茎径に関係なく壁面に飾ることができ、その結果、デザイン性を向上し、
且つ作業性の優れたものとなる。
作業効率が良い。さらに、アタッチメント2の凸部25をプレート3の開口部31bに嵌
合することで、アタッチメント2が容易に抜けなくなる。さらにまた、アタッチメント2
の周壁22にスリット部26、プレート3の支持部31にはスリット状の隔壁32が設け
られているために、アタッチメント2の着脱時においてアタッチメント2の周壁22及び
プレート3の支持部31が内外方向に撓るため取り外しが容易となる。
軽量であるために、壁面のあらゆる場所に造花を飾ることができ、造花であるために植物
の交換も頻繁にする必要がなく、メンテナンスに手間を要しない。この結果、造花用壁面
構造体1では、多種多様な造花を、その茎径に関係なく自由に、簡単に、確実に取り付け
ることができ、従来の造花を用いた壁面装飾とは全くレベルの違う、極めてデザイン性の
高い作品作りが可能となる。
々の変形が可能である。例えばアタッチメント2の形状は、略円筒形状に限定されるもの
ではなく、角筒形状など他の形状でもよい。また、造花用壁面構造体1は、壁面のみでな
く床面や、軽量であるために天井面にも設置できることは言うまでもない。
2 アタッチメント
2A 中心軸
3 プレート
20 上面
21 円孔
22 周壁
23 把持爪
24 段差部
25 凸部
26 スリット部
31 支持部
31a 立設壁
31b 開口部
32 隔壁
33 挟持爪
34 ネジ穴
Claims (5)
- 装飾用の造花を壁面に設置するための造花用壁面構造体であって、
略円筒形状の周壁を有し、上面に造花の茎部を挿入させる円孔のあるアタッチメントと、
前記アタッチメントを底面側から嵌合するための複数の支持部が形成されたプレートと、を備え、
前記アタッチメントの円孔には、造花の茎部を弾性力により把持するために、前記上面から下方に向かって所定長さで延出し、且つ前記円孔の円周方向に沿って複数で配置された複数の把持爪が一体形成され、当該把持爪は、前記周壁の中心軸側に向かって傾斜し、
前記把持爪は、前記円孔の円周方向に沿って90度の等間隔で配置される、ことを特徴とする造花用壁面構造体。 - 前記アタッチメントの外周面の底面側には、前記支持部と嵌合するための凸部が、その円周方向に沿って複数形成され、
前記アタッチメントの前記周壁の底面側には、隣り合う前記凸部の間に、底面から上方に向かって延びた複数のスリット部が形成される、ことを特徴とする請求項1記載の造花用壁面構造体。 - 前記プレートの支持部は、前記アタッチメントを底面側から着脱可能に嵌合させるために、複数の立設壁が上面視で円形状に配置されたものであり、
当該立設壁には、前記アタッチメントの前記凸部を嵌め込むための開口部が形成される、ことを特徴とする請求項2記載の造花用壁面構造体。 - 前記プレートには、さらに、造花の茎部を挟持するための複数の挟持爪が、前記立設壁の外周に、上面視で円状に立設配置される、ことを特徴とする請求項3記載の造花用壁面構造体。
- 前記把持爪の造花の把持面側には、複数の段差部が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の造花用壁面構造体。
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-
2016
- 2016-09-23 JP JP2016185941A patent/JP6058199B1/ja active Active
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