JP6061224B2 - 電線被覆ストリッパ - Google Patents

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Description

本発明は、電線の被覆を剥離して、内部の芯線を露出させる作業を行うときに、使用される電線被覆ストリッパに関する。
一対の把持部を握って回動操作し、連動する切断刃によって、電線の被覆を剥離し、さらに把持部を強く握ることにより被覆の剥離箇所から先の部分を除去して内部の芯線を露出させるストリッパは種々知られている。
例えば、特許文献1には、可動挟持片と固定受け部とで電線を挟み、第一切断刃と第二切断刃とで電線の被覆を剥離し、可動挟持片と第二切断刃を離れるようにして剥離した電線被覆の先の部分を除去するストリッパが開示されている。
実公平7−36418
しかしながら、先行特許文献1に記載のストリッパでは、可動挟持片と固定受け部とにより電線を下方向で挟持するものの、力を入れて電線の被覆を剥離するときに、二つの切断刃の位置関係が左右方向にずれることがあった。
そのため、電線の被覆が完全に剥離できず、一部で繋がったままであるため、再度剥離しなければならず作業効率が悪くなる、または、内皮、芯線にキズが付くことがあった。
そして、使用を重ねると、少なくとも一つの切断刃に蓄積された負荷によりその負荷がかかった切断刃にずれや傾きが生じ、被覆電線の被覆を残さない、又は切断しすぎないという過不足なく適切に剥離するためには、変位した切断刃の位置調整を精密に行う必要があるため、熟練した技術を要し、そして、メーカーなどに修理に出す必要があるため、修理に多大な時間及び多額な費用を要していた。
そのため、本発明において、電線の被覆を剥離するときに、二つの切断刃の位置関係が左右方向にずれないようにし、一度の操作で被覆を確実に剥離することができ、さらには使用を重ねても少なくとも一つの切断刃のずれや傾きについての調整を行う必要のないメンテナンスフリーであり、そして、使用により摩耗した切断刃の交換をその切断刃の費用のみという安価にそして容易に行うことができるため熟練した技術を要せず、メーカーなどでの修理の時間も要さない電線被覆ストリッパを提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、枢軸(3)を挿通された一対の第一把持部(11)及び第二把持部(21)の操作により、互いに離れて揺動可能である対向する第一作用腕(12)及び第二作用腕(22)と、前記第一作用腕に固設された第一切断刃(17)と、前記第一切断刃とで電線の被覆を剥離する第二切断刃(16)と、前記第一切断刃を前記第一作用腕に固設する第一支持板(13)とを具備する電線被覆ストリッパであって、前記第一支持板に一体又は別体として突設された規制片(18)と、前記第一切断刃に凹設又は穿設され、前記規制片と嵌合可能な規制片第一切断刃嵌合部(172)とを有することを特徴とする電線被覆ストリッパである。
そして、請求項2に記載の発明は、枢軸を挿通された一対の第一把持部(11)及び第二把持部(21)の操作により、互いに離れて揺動可能である対向する第一作用腕(12)及び第二作用腕(22)と、前記第一作用腕に固設された第一切断刃(17)と、前記第一切断刃とで電線の被覆を剥離する第二切断刃(16)と、前記第一切断刃を前記第一作用腕とで固設する第一支持板(13)とを具備する電線被覆ストリッパであって、前記第一切断刃に一体又は別体として突設された規制片(18)と、前記第一支持板に凹設又は穿設され、前記規制片と嵌合可能な規制片第一支持板嵌合部とを有することを特徴とする電線被覆ストリッパである。
そして、請求項3に記載の発明は、枢軸を挿通された一対の第一把持部(11)及び第二把持部(21)の操作により、互いに離れて揺動可能である対向する第一作用腕(12)及び第二作用腕(22)と、前記第一作用腕に固設された第一切断刃(17)と、前記第一切断刃とで電線の被覆を剥離する第二切断刃(16)と、前記第二切断刃を前記第二作用腕とで固設する第一支持板とを具備する電線被覆ストリッパであって、前記第二切断刃に一体又は別体として突設された規制片(18)と、前記第一支持板に凹設又は穿設され、前記規制片と嵌合可能な規制片第一支持板嵌合部とを有することを特徴とする電線被覆ストリッパである。
そして、請求項4に記載の発明は、前記規制片が略楕円形に突設されており、前記規制片第一切断刃嵌合部が略楕円形に穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の電線被覆ストリッパである。
そして、請求項5に記載の発明は、前記第二切断刃との噛合方向に長い長孔(174)が前記第一切断刃に穿設され、前記長孔に第一固定螺子(15)が挿通され前記第一切断刃が固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4のいずれかに記載の電線被覆ストリッパである。
そして、請求項6に記載の発明は、前記第一切断刃の長手方向に突設された第一切断刃突出部(171)を有することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4のいずれかに記載の電線被覆ストリッパである。
そして、請求項7に記載の発明は、前記第一切断刃及び前記第二切断刃の対向する刃先にそれぞれ大小2種類の半円状の第一切断刃の第一切断刃切欠(173)及び第二切断刃の第二切断刃切欠(163)が凹設されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の電線被覆ストリッパである。
請求項1から請求項4のいずれかに記載の電線被覆ストリッパによれば、電線の被覆を剥離するときに、二つの切断刃の位置関係が左右方向にずれないようにし、一度の操作で被覆を確実に剥離することができ、さらには使用を重ねても少なくとも一つの切断刃のずれや傾きについての調整を行う必要のないメンテナンスフリーであり、そして、使用により摩耗した切断刃の交換をその切断刃の費用のみという安価にそして容易に行うことができるため熟練した技術を要せず、メーカーなどでの修理の時間も要さない。
また、請求項5に記載の電線被覆ストリッパによれば、さらに、第一切断刃を第二切断刃の噛合方向に動かすことができ、太さの異なる電線に対しても一度の操作で被覆を確実に剥離することができる。そして、メーカーによって被覆の厚みが異なる被覆電線であっても、第一切断刃と第二切断刃との間隔を調整することにより、過不足なく被覆を剥離することができる。
また、請求項6に記載の電線被覆ストリッパによれば、さらに、簡単に第一切断刃を第二切断刃の噛合方向に動かすときに、指を怪我することなく、また、少しの移動距離でも操作しやすくすることができる。
また、請求項7に記載の電線被覆ストリッパによれば、さらに、電線が2層の被覆で形成されているとき、大きい方の切欠で外皮を剥離し、小さい方の切欠で内皮を剥離することができるので、一つの電線被覆ストリッパで作業ができるので作業効率を向上させることができる。
本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの正面側から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの背面側から見た斜視図である。 本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの正面図である。 本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの右側面図である。 本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの左側面図である。 本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの第一切断刃及び第二切断刃近傍の拡大斜視図である。 (a)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの第一切断刃及び第二切断刃近傍の拡大正面図である。(b)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの第一切断刃及び第二切断刃近傍の拡大右側面図である。 本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの第一切断刃を上に移動させた状態での第一切断刃及び第二切断刃近傍の拡大斜視図である。 (a)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの第一切断刃を上に移動させた状態での第一切断刃及び第二切断刃近傍の拡大正面図である。(b)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの第一切断刃を上に移動させた状態での第一切断刃及び第二切断刃近傍の拡大右側面図である。 (a)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパに電線を載置させた状態での正面図である。(b)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパに電線を載置させた状態での右側面図である。(c)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパに電線を載置させた状態での正面側から見た斜視図である。 (a)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の外皮を剥離した状態での正面図である。(b)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の外皮を剥離した状態での右側面図である。(c)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の外皮を剥離した状態での正面側から見た斜視図である。 (a)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパに外皮を剥離した電線を載置させた状態での正面図である。(b)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパに外皮を剥離した電線を載置させた状態での右側面図である。(c)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパに外皮を剥離した電線を載置させた状態での正面側から見た斜視図である。 (a)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の内皮を剥離した状態での正面図である。(b)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の内皮を剥離した状態での右側面図である。(c)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の内皮を剥離した状態での正面側から見た斜視図である。 (a)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの第一切断刃及び第二切断刃の右側面図である。(b)本発明の第一実施形態における電線被覆ストリッパの第一切断刃及び第二切断刃の左側面図である。 本発明の第二実施形態における電線被覆ストリッパの正面側から見た斜視図である。 本発明の第二実施形態における電線被覆ストリッパの正面図である。 本発明の第二実施形態における電線被覆ストリッパの右側面図である。 本発明の第二実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の外皮を剥離した状態での正面図である。 本発明の第二実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の外皮を剥離した状態での右側面図である。 本発明の第三実施形態における電線被覆ストリッパの正面側から見た斜視図である。 本発明の第三実施形態における電線被覆ストリッパの正面図である。 本発明の第三実施形態における電線被覆ストリッパの右側面図である。 本発明の第三実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の外皮を剥離した状態での正面図である。 本発明の第三実施形態における電線被覆ストリッパにおいて電線の外皮を剥離した状態での右側面図である。
以下、本発明に係る電線被覆ストリッパに関する実施の形態について、添付の図面に基づいて詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨が明記されていない限り、この形態に限定されるものではない。
本件出願において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」は、原則としてそれぞれ第一実施形態においては図4、第二実施形態においては図16、第三実施形態においては図21における「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」を示し、「前」は紙面から手前側、「後」は紙面から向こう側を意味する。
<第一実施形態>
図1〜図14は、本発明の第一実施形態を示すものであり、斜視図、正面図、側面図及びそれらの部分拡大図等である。図1〜図5に示されているものが、電線被覆ストリッパ1の外観であり、図6〜図9に、その第二切断刃16及び第一切断刃17近傍を拡大した各図、図10〜図13に、電線被覆ストリッパの使用方法を示す説明に関する各図、図14に第一切断刃17及び第二切断刃16の左右側面図を示している。
電線被覆ストリッパ1は、一対の第一把持部11及び第二把持部21をそれら一端部において同軸上に重ね合わせ、これに共通の枢軸3を挿入し、さらに、第一作用腕12が、第一把持部11に第一リンク部14介して連動し、第二作用腕22が第二把持部21に第二リンク部24を介して連動することにより、第一作用腕12及び第二作用腕22が、それぞれ互いに離れて揺動可能な概略構造となっている。また、第一把持部11及び第二把持部21は、互いに離れる方向に付勢される付勢手段であるバネ4が上部に嵌着されている。そのため、第一把持部11及び第二把持部21を握らない状態では、第一作用腕12及び第二作用腕22は、互いに対接した状態にある。
第一把持部11は、略7字状の形状をしており、多角形の下端に段差を設け延設された形状の腹板6と背板7とに覆われる一端部において穿孔(図示しない)を有し、その穿孔に腹板6と背板7とを挿通する枢軸3が挿通される。また、第一把持部11の上部では、第一リンク部14と回動可能に着設されている。第一把持部11の上部付近から他端部にかけて、使用者が持ち易いように高分子材料により覆われている。
第二把持部21は、第一把持部11と鏡像となる略7字状の形状をしており、多角形の下端が延設された形状の腹板6と背板7とに覆われる一端部において穿孔(図示しない)を有し、その穿孔に腹板6と背板7とを挿通する枢軸3が挿通される。また、第二把持部21の上部では、第二リンク部24と回動可能に着接されている。第二把持部21の上部付近から他端部にかけて、使用者が持ち易いように高分子材料により覆われている。
第一作用腕12は、略F字状の形状をしており、その開口部が左方向に位置するように、腹板6と背板7の上部から出るように設けられており、その下部が、腹板6と背板7に覆われるように設けられている。
第二作用腕22は、第一作用腕12と鏡像となる略F字状の形状をしており、その開口部が左方向に位置するように、腹板6と背板7の上部から出るように設けられており、その下部が、腹板6と背板7に覆われるように設けられている。また、第二作用腕22には、開口部の下方に前後幅が広く、凹凸形状を有する固定受け部221が設けられている。この固定受け部221により、可動挟持片26と協働して電線8をしっかりと挟持することができる。
第二切断刃16は、略L字状の形状をしており、第一作用腕12に摺動可能に付設し、刃先 には半円状に切り欠かれた規制片第二切断刃嵌合部162と、規制片第二切断刃嵌合部162を挟んで大小2種類の半円状に切り欠かれた第二切断刃切欠163を有する。本実施形態では、大きい第二切断刃切欠163が3つ、小さい第二切断刃切欠163が3つ存在するが、大小2種類に限らず、1種類又は3種類以上の大きさの切欠でもよく、切欠の数はこれに限定されるものではない。また、また、下端部には、突起状の第二切断刃突出部161が左方向に突出しており、第一リンク部14と係止している。
第一切断刃17は、略矩形をしており、第一作用腕12に付設し、刃先にはU字状に切り欠かれた規制片第一切断刃嵌合部172と、凹設された規制片固定刃嵌合部172を挟んで大小2種類の半円状に切り欠かれた第一切断刃切欠173を有する。第二切断刃切欠163と第一切断刃切欠173が合わさることにより、大小2種類の略円形の隙間ができ、この隙間に電線8を載置させて電線8の外皮81、又は、内皮82を剥離することができる。本実施形態では、大きい第一切断刃切欠173が3つ、小さい第一切断刃切欠173が3つ存在するが、大小2種類に限らず、第二切断刃切欠163に対応する限りにおいて1種類又は3種類以上の大きさの切欠でもよく、切欠の数はこれに限定されるものではない。また、第一切断刃17の下部には、上下方向、すなわち、第二切断刃16の摺動方向に長い長孔174が穿設されている。この長孔174により、第一切断刃17を、上下方向に動かすことができ、太さの異なる電線8に対しても一度の剥離で外皮81を確実に剥離することができる。本実施形態において、長孔174の数が2つであるが、3つ以上でもよく特に限定されない。図6及び図7(a)(b)には、第一切断刃17が最も下の位置にあるときの状態を示しており、0.1〜0.5mmの隙間が空いていることが好ましく、0.2〜0.4mmの隙間が空いていることがさらに好ましい。また、図8及び図9(a)(b)には、第一切断刃17が最も上の位置にあるときの状態を示しており、第二切断刃16と当接する、又はほとんど隙間がない状態である。なお、本実施形態における規制片第一切断刃嵌合部172の形状は、凹設された形状、すなわちU字状に切り欠かれた形状に限定されるものではなく、他の実施形態において、他の規制片と嵌合する限りにおいて刃に穿設された円形孔、略楕円形孔、角形孔などでも良い。そして、さらなる他の実施形態において、第一切断刃17に規制片を突設し、その規制片と嵌合可能な規制片第一支持板嵌合部を第一支持板に設けて、第一切断刃と第二切断刃との位置関係が左右方向にずれないようにすることもできる。
また、長孔174よりも下部に、第一切断刃17の長手方向、すなわち、図4における左方向に突設された第一切断刃突出部171を有する。第一切断刃突出部171により、簡単に第一切断刃17を第二切断刃16の摺動方向に動かすときに、指を怪我することなく、また、少しの移動距離でも操作しやすくすることができる。本実施形態では、第一切断刃突出部171の形状は、略矩形として突出しているが、半円形、円形、三角形、台形、その他の多角形など特に限定されない。
可動挟持片26は、略L字状の形状をしており、固定受け部221と対向する部分は平面形状を有し、第二作用腕22に摺動可能に付設し、その平面形状部分には複数の微小突起を有している。この可動挟持片26により、固定受け部221と協働して電線8をしっかりと挟持することができる。また、下端部には、突起状の可動挟持片突出部261が左方向に突出しており、第二リンク部24と係止している。
第一支持板13は、略F字状の形状をしており、その開口部が左方向に位置するように、第二切断刃16及び第一切断刃17を第一作用腕12とで挟むように位置し、第一切断刃17の長孔174を挿通して第一作用腕12に螺着される第一固定螺子15によって固定されている。また、第一支持板13には、規制片第一切断刃嵌合部172と嵌合可能に突起している略楕円柱形状の規制片18を有しており、この規制片18により、電線8の外皮81又は内皮82を剥離するときに第一切断刃17に負荷が掛かっても上下方向にも左右方向にもずれないようにすることができ、一度の剥離で電線の外皮81又は内皮82を確実に剥離することができる。そして、規制片18が第一切断刃17の規制片第一切断刃嵌合部172と嵌合しうることにより、使用を重ねても第一切断刃の位置調整や修理を行う必要のないメンテナンスフリーとすることができる。また、規制片18は、第一支持板13に一体として設けることもできるし、別体として設けることができる。なお、規制片18を第一支持板13とは別体として設ける場合、第一作用腕12の開口部に設けることができる。なお、本実施形態における規制片18の形状は、略楕円柱形状に限定されるものではなく、他の実施形態において、他の円形孔、角形孔などの穿孔である規制片第一切断刃嵌合部と嵌合する限りにおいて、突設された円柱形状、略楕円形孔、角柱形状などの形状でも良い。そして、さらなる他の実施形態において、第二切断刃を第二作用腕とで固設する第一支持板に設けられ円柱形状、略楕円柱形状、角柱形状などの形状を有する規制片を、第二切断刃16に突設し、その規制片と嵌合可能な規制片第一切断刃嵌合部を第一切断刃に設けて、第一切断刃と第二切断刃との位置関係が左右方向にずれないようにすることもできる。その他、規制片を別の部材として、その規制片を規制片第一切断刃嵌合部と規制片第一支持板嵌合部とで固定して、第一切断刃と第二切断刃との位置関係が左右方向にずれないようにすることもできる。
第二支持板23は、第一支持板13とおおよそ鏡像となる略F字状の形状をしており、その開口部が左方向に位置するように、可動挟持片26を第二作用腕22とで挟むように位置し、第二作用腕22に螺着される第二固定螺子25によって固定されている。
第一リンク部14は、細長い略楕円形状であり、両端部に穿孔(図示しない)があり、一端にある穿孔が第一把持部11の上部と回動可能に着設されており、他端にある穿孔が第二切断刃突出部161と係止している。この第一リンク部14により、第一把持部11を握ると、第二切断刃16が下方、すなわち、第一切断刃17に近づく方向に動くことができる。
第二リンク部24は、細長い略楕円形状であり、両端部に穿孔(図示しない)があり、一端にある穿孔が第二把持部21の上部と回動可能に着設されており、他端にある穿孔が可動挟持片突出部261と係止している。この第二リンク部24により、第二把持部21を握ると、可動挟持片26が下方、すなわち、固定受け部221に近づく方向に動くことができる。
枢軸3は、螺子として背板7の中央部から挿入し、第一把持部11の一端部における穿孔(図示しない)、第二把持部21の一端部における穿孔(図示しない)に挿通され、腹板6の中央部から突出し円筒状のバネ留5に螺着される。本実施形態で、枢軸3は螺子として示されているが、螺子を有さない円柱状、角柱状の棒状のものであってもよく、電線被覆ストリッパ1を固定できる手段を有していればよい。
次に、本発明の電線被覆ストリッパの使用方法を説明する。
図10(a)(b)(c)に示すように、電線8を固定受け部221に載置する。そして、第一把持部11及び第二把持部21を握ることにより、第一リンク部14及び第二リンク部24を介して第一把持部11及び第二把持部21と連動する第二切断刃16及び可動挟持片26が電線8を挟持するように移動する。電線8は、固定受け部221と可動挟持片26とにしっかりとされた状態で、大きい第二切断刃切欠163と第一切断刃切欠173とで、外皮81が剥離される。
そして、図11(a)(b)(c)に示すように、第一把持部11及び第二把持部21をさらに強く握ることにより、互いに対接していた第一作用腕12及び第二作用腕22が互いに離れて揺動するとともに、剥離された外皮81が、第二切断刃16及び第一切断刃17にしごかれて電線8より取り外される。
そして、図12(a)(b)(c)に示すように、外皮81を除去した電線8を固定受け部221に載置する。そして、第一把持部11及び第二把持部21を握ることにより、第一リンク部14及び第二リンク部24を介して第一把持部11及び第二把持部21と連動する第二切断刃16及び可動挟持片26が電線8を挟持するように移動する。外皮81を除去した電線8は、固定受け部221と可動挟持片26とにしっかりとされた状態で、小さい第二切断刃切欠163と第一切断刃切欠173とで、内皮82が剥離される。
そして、図13(a)(b)(c)に示すように、第一把持部11及び第二把持部21をさらに強く握ることにより、互いに対接していた第一作用腕12及び第二作用腕22が互いに離れて揺動するとともに、剥離された内皮82が、第二切断刃16及び第一切断刃17にしごかれて電線8より取り外され、芯線83が露出する。
<第二実施形態>
図15〜図17は、本発明の第二実施形態を示すものであり、電線被覆ストリッパ1の外観をあらわす斜視図、正面図、側面図である。
電線被覆ストリッパ1は、一対の第一把持部11及び第二把持部21を重ね合わせ、これらに貫通する枢軸3を挿入し、さらに、第一作用腕12が、第一把持部11と一体として設けられ、第二作用腕22が第二把持部21に第二リンク部24を介して連動することにより、第一作用腕12及び第二作用腕22が、それぞれ互いに離れて揺動可能な概略構造となっている。
第一把持部11は、第一作用腕12と一体として成形されているため電線被覆ストリッパ1において最も大きい部材であり、第一作用腕12と一体として平面視において略L字状の形状を有している。また、第一把持部11は第二把持部21の端部と当接する箇所に枢軸3が挿通される。
第二把持部21は、略ヘの字状の形状をしており、第一把持部11と当接する端部において枢軸3が挿通される。また、第二把持部21の中間部分に、略コの字状の第二リンク部24が枢着されている。
第一作用腕12は、平面視において第一把持部11と一体として略L字状の形状をしており、第一作用腕12だけでは略L字状の短い辺に相当する。第一作用腕12には溝が設けられており、その溝に第一切断刃17及び第一支持板13が第一固定螺子15によって固定されている。
第二作用腕22は、平面視において略L字状の形状をしており、その一端部において第二リンク部24の端部と枢着し、他端部において第二切断刃16が第二固定螺子25により固設されている。
第二切断刃16は、平板状の略矩形をしており、第二作用腕22の他端部に第二固定螺子25により固設され、刃先には半円状に切り欠かれた規制片第二切断刃嵌合部162と、規制片第二切断刃嵌合部162を挟んで大小2種類の半円状に切り欠かれた第二切断刃切欠163を有する。本実施形態では、大きい第二切断刃切欠163が3つ、小さい第二切断刃切欠163が3つ存在するが、大小2種類に限らず、1種類又は3種類以上の大きさの切欠でもよく、切欠の数はこれに限定されるものではない。
第一切断刃17は、平板状の略矩形をしており、第一作用腕12の他端部に第一固定螺子15により固設され、刃先にはU字状に切り欠かれた規制片第一切断刃嵌合部172と、凹設された規制片第一切断刃嵌合部172を挟んで大小2種類の半円状に切り欠かれた第一切断刃切欠173を有する。第二断刃切欠163と第一切断刃切欠173が合わさることにより、大小2種類の略円形の隙間ができ、この隙間に電線8を載置させて電線8の外皮81、又は、内皮82を剥離することができる。本実施形態では、大きい第一切断刃切欠173が3つ、小さい第一切断刃切欠173が3つ存在するが、大小2種類に限らず、第二切断刃切欠163に対応する限りにおいて1種類又は3種類以上の大きさの切欠でもよく、切欠の数はこれに限定されるものではない。本実施形態において図示しないが、第1実施形態の長孔174と同様の長孔が2つ設けられている。本実施形態においても、第1実施形態の図6及び図8と同様に、第一切断刃17が上下することができ、第二切断刃16との間隔を調整することができる。なお、本実施形態における規制片第一切断刃嵌合部172の形状は、凹設された形状、すなわちU字状に切り欠かれた形状に限定されるものではなく、他の実施形態において、他の規制片と嵌合する限りにおいて刃に穿設された円形孔、略楕円形孔、角形孔などでも良い。そして、さらなる他の実施形態において、第二切断刃17に規制片を突設し、その規制片と嵌合可能な規制片第一支持板嵌合部を第一支持板に設けて、第一切断刃と第二切断刃との位置関係が左右方向にずれないようにすることもできる。
また、図示しない長孔よりも下部に、第一切断刃17の長手方向、すなわち、図16における右方向に突設された第一切断刃突出部171を有する。第一切断刃突出部171により、簡単に第一切断刃17を第二切断刃16との噛合方向に動かすときに、指を怪我することなく、また、少しの移動距離でも操作しやすくすることができる。本実施形態では、第一切断刃突出部171の形状は、略矩形として突出しているが、半円形、円形、三角形、台形、その他の多角形など特に限定されない。
可動挟持片26は、平面視において略L字状の形状をしており、中間部においては枢軸3が貫通しており、第一作用腕22と対向する部分は平面形状を有し、その平面形状部分より立設する立設部において複数の微小突起を有している。この可動挟持片26により、第一作用腕22と協働して電線8をしっかりと挟持することができる。また、平面形状を有する部分とは反対の端部には、第二リンク部24と枢着軸を介して係止している。
第一支持板13は、平面視において略T字状の形状をしており、第一作用腕12に螺着される第一固定螺子15によって固定されている。また、第一支持板13には、規制片第一切断刃嵌合部172と嵌合可能に突起している略楕円柱形状の規制片18を有しており、この規制片18により、電線8の外皮81又は内皮82を剥離するときに第一切断刃17に負荷が掛かっても図16における上下方向にも左右方向にもずれないようにすることができ、一度の剥離で電線の外皮81又は内皮82を確実に剥離することができる。そして、規制片18が第一切断刃17の規制片第一切断刃嵌合部172と嵌合しうることにより、使用を重ねても第一切断刃又は第二切断刃の位置調整や修理を行う必要のないメンテナンスフリーとすることができる。また、規制片18は、第一支持板13に一体として設けることもできるし、別体として設けることができる。なお、規制片18を第一支持板13とは別体として設ける場合、第一作用腕12の開口部に設けることができる。なお、本実施形態における規制片18の形状は、略楕円柱形状に限定されるものではなく、他の実施形態において、他の円形孔、角形孔などの穿孔である規制片第一切断刃嵌合部と嵌合する限りにおいて、突設された円柱形状、略楕円形孔、角柱形状などの形状でも良い。そして、さらなる他の実施形態において、第二切断刃を第二作用腕とで固設する第一支持板に設けられ円柱形状、略楕円柱形状、角柱形状などの形状を有する規制片を、第二切断刃16に突設し、その規制片と嵌合可能な規制片第一切断刃嵌合部を第一切断刃に設けて、第一切断刃と第二切断刃との位置関係が左右方向にずれないようにすることもできる。その他、規制片を別の部材として、その規制片を規制片第一切断刃嵌合部と規制片第一支持板嵌合部とで固定して、第一切断刃と第二切断刃との位置関係が左右方向にずれないようにすることもできる。
第二リンク部24は、略コの字状の形状であり、両端部に穿孔(図示しない)があり、一端にある穿孔が第二把持部21と回動可能に着設されており、他端にある穿孔が、第二作用腕22と枢着軸により枢着し可動挟持片26と枢着軸を介して係止している。この第二リンク部24により、第二把持部21を握ると、第二作用腕22が第一切断刃17に近づく方向に動き、第二把持部21をさらに強く握ると、第一切断刃17から遠ざかる方向、すなわち、図17における右方向に動くことができる。
枢軸3は、ピンとして第一把持部11における穿孔(図示しない)、第二把持部21の一端部における穿孔(図示しない)に挿通され、枢着される。
次に、本発明の電線被覆ストリッパの使用方法を説明する。
図18、図19に示すように、電線8を第一切断刃17と第二切断刃16とで挟持し、第一把持部11及び第二把持部21を握ることにより、第二リンク部24を介して第二把持部21に連動する第二切断刃16の大きい第二切断刃切欠163と第一切断刃17の第一切断刃切欠173とで電線8の外皮81を切断し、さらに、第一把持部11及び第二把持部21を強く握ることにより、第二作用腕22が第一切断刃17から遠ざかる方向に動くので切断された外皮81の短い方は電線8より剥離される。
そして、第一実施形態の図12及び図13と同様に、電線8の内皮82を剥離し、芯線83を露出させることができる。
<第三実施形態>
図20〜図22は、本発明の第二実施形態を示すものであり、電線被覆ストリッパ1の外観をあらわす斜視図、正面図、側面図である。
電線被覆ストリッパ1は、一対の第一把持部11及び第二把持部21を重ね合わせ、これらに貫通する枢軸3を挿入し、さらに、第一作用腕12及び第二作用腕22が第二把持部21に第二リンク部24を介して連動することにより、第一作用腕12及び第二作用腕22が、それぞれ互いに離れて揺動可能な概略構造となっている。
第一把持部11は、第二把持部21とともに使用者が握る部分であり、平面視において略I字状の形状を有している。また、第一把持部11は第二把持部21の端部と当接する箇所に枢軸3が挿通される。
第二把持部21は、略ヘの字状の形状をしており、第一把持部11と当接する端部において枢軸3が挿通される。また、第二把持部21の中間部分に、略コの字状の第二リンク部24が枢着されている。
第一作用腕12は、平面視において略L字状の形状をしており、中間部においては枢軸3が貫通しており、その一端部において第二リンク部24の端部と係止し、他端部において第一切断刃17及び第一支持板13が第一固定螺子15によって固設されている。
第二作用腕22は、平面視において略L字状の形状をしており、その一端部において第二リンク部24の端部と枢着し、他端部において第二切断刃16が第二固定螺子25により固設されている。
第二切断刃16は、平板状の略矩形をしており、第二作用腕22の他端部に第二固定螺子25により固設され、刃先には半円状に切り欠かれた規制片第二切断刃嵌合部162と、規制片第二切断刃嵌合部162を挟んで大小2種類の半円状に切り欠かれた第二切断刃切欠163を有する。本実施形態では、大きい第二切断刃切欠163が3つ、小さい第二切断刃切欠163が3つ存在するが、大小2種類に限らず、1種類又は3種類以上の大きさの切欠でもよく、切欠の数はこれに限定されるものではない。
第一切断刃17は、平板状の略矩形をしており、第一作用腕12の他端部に第一固定螺子15により固設され、刃先にはU字状に切り欠かれた規制片第一切断刃嵌合部172と、凹設された規制片第一切断刃嵌合部172を挟んで大小2種類の半円状に切り欠かれた第一切断刃切欠173を有する。第二断刃切欠163と第一切断刃切欠173が合わさることにより、大小2種類の略円形の隙間ができ、この隙間に電線8を載置させて電線8の外皮81、又は、内皮82を剥離することができる。本実施形態では、大きい第一切断刃切欠173が3つ、小さい第一切断刃切欠173が3つ存在するが、大小2種類に限らず、第二切断刃切欠163に対応する限りにおいて1種類又は3種類以上の大きさの切欠でもよく、切欠の数はこれに限定されるものではない。本実施形態において図示しないが、第1実施形態の長孔174と同様の長孔が2つ設けられている。本実施形態においても、第1実施形態の図6及び図8と同様に、第一切断刃17が上下することができ、第二切断刃16との間隔を調整することができる。なお、本実施形態における規制片第一切断刃嵌合部172の形状は、凹設された形状、すなわちU字状に切り欠かれた形状に限定されるものではなく、他の実施形態において、他の規制片と嵌合する限りにおいて刃に穿設された円形孔、略楕円形孔、角形孔などでも良い。そして、さらなる他の実施形態において、第二切断刃17に規制片を突設し、その規制片と嵌合可能な規制片第一支持板嵌合部を第一支持板に設けて、第一切断刃と第二切断刃との位置関係が左右方向にずれないようにすることもできる。
また、図示しない長孔よりも下部に、第一切断刃17の長手方向、すなわち、図21における右方向に突設された第一切断刃突出部171を有する。第一切断刃突出部171により、簡単に第一切断刃17を第二切断刃16との噛合方向に動かすときに、指を怪我することなく、また、少しの移動距離でも操作しやすくすることができる。本実施形態では、第一切断刃突出部171の形状は、略矩形として突出しているが、半円形、円形、三角形、台形、その他の多角形など特に限定されない。
第一支持板13は、平面視において略矩形をしており、第一作用腕12に螺着される第一固定螺子15によって固定されている。また、第一支持板13には、規制片第一切断刃嵌合部172と嵌合可能に突起している略楕円柱形状の規制片18を有しており、この規制片18により、電線8の外皮81又は内皮82を剥離するときに第一切断刃17に負荷が掛かっても図21における上下方向にも左右方向にもずれないようにすることができ、一度の剥離で電線の外皮81又は内皮82を確実に剥離することができる。そして、規制片18が第一切断刃17の規制片第一切断刃嵌合部172と嵌合しうることにより、使用を重ねても第一切断刃又は第二切断刃の位置調整や修理を行う必要のないメンテナンスフリーとすることができる。また、規制片18は、第一支持板13に一体として設けることもできるし、別体として設けることができる。なお、規制片18を第一支持板13とは別体として設ける場合、第一作用腕12の開口部に設けることができる。なお、本実施形態における規制片18の形状は、略楕円柱形状に限定されるものではなく、他の実施形態において、他の円形孔、角形孔などの穿孔である規制片第一切断刃嵌合部と嵌合する限りにおいて、突設された円柱形状、略楕円形孔、角柱形状などの形状でも良い。そして、さらなる他の実施形態において、第二切断刃を第二作用腕とで固設する第一支持板に設けられ円柱形状、略楕円柱形状、角柱形状などの形状を有する規制片を、第二切断刃16に突設し、その規制片と嵌合可能な規制片第一切断刃嵌合部を第一切断刃に設けて、第一切断刃と第二切断刃との位置関係が左右方向にずれないようにすることもできる。その他、規制片を別の部材として、その規制片を規制片第一切断刃嵌合部と規制片第一支持板嵌合部とで固定して、第一切断刃と第二切断刃との位置関係が左右方向にずれないようにすることもできる。
第二リンク部24は、略コの字状の形状であり、両端部に穿孔(図示しない)があり、一端にある穿孔が第二把持部21と回動可能に着設されており、他端にある穿孔が、第二作用腕22と枢着軸により枢着し第一作用腕12と枢着軸を介して係止している。この第二リンク部24により、第二把持部21を握ると、第二作用腕22が第一切断刃17に近づく方向に動き、第二把持部21をさらに強く握ると、第一切断刃17を備える第一作用腕12とともに第一把持部11及び第二把持部21の方向に、すなわち、図17における右方向に動くことができる。
枢軸3は、ピンとして第一把持部11における穿孔(図示しない)、第二把持部21の一端部における穿孔(図示しない)に挿通され、枢着される。
次に、本発明の電線被覆ストリッパの使用方法を説明する。
図23、図24に示すように、電線8を第一切断刃17と第二切断刃16とで挟持し、第一把持部11及び第二把持部21を握ることにより、第二リンク部24を介して第二把持部21に連動する第二切断刃16の大きい第二切断刃切欠163と第一切断刃17の第一切断刃切欠173とで電線8の外皮81を切断し、さらに、第一把持部11及び第二把持部21を強く握ることにより、第二作用腕22が第一切断刃17を備える第一作用腕12とともに第一把持部11及び第二把持部21の方向に動くので切断された外皮81の短い方は電線8より剥離される。
そして、第一実施形態の図12及び図13と同様に、電線8の内皮82を剥離し、芯線83を露出させることができる。
1・・・電線被覆ストリッパ
11・・第一把持部
12・・第一作用腕
13・・第一支持板
14・・第一リンク部
15・・第一固定螺子
16・・第二切断刃
161・第二切断刃突出部
162・規制片第二切断刃嵌合部
163・第二切断刃切欠
17・・第一切断刃
171・第一切断刃突出部
172・規制片第一切断刃嵌合部
173・第一切断刃切欠
174・長孔
18・・規制片
21・・第二把持部
22・・第二作用腕
221・固定受け部
23・・第二支持板
24・・第二リンク部
25・・第二固定螺子
26・・可動挟持片
261・可動挟持片突出部
3・・・枢軸
4・・・バネ
5・・・バネ留
6・・・腹板
7・・・背板
8・・・電線
81・・外皮
82・・内皮
83・・芯線

Claims (7)

  1. 枢軸(3)を挿通された一対の第一把持部(11)及び第二把持部(21)の操作により、互いに離れて揺動可能である対向する第一作用腕(12)及び第二作用腕(22)と、
    前記第一作用腕に固設された第一切断刃(17)と、
    前記第一切断刃とで電線の被覆を剥離する第二切断刃(16)と、
    前記第一切断刃を前記第一作用腕に固設する第一支持板(13)と
    を具備する電線被覆ストリッパであって、
    前記第一支持板に一体又は別体として突設された規制片(18)と、
    前記第一切断刃に凹設又は穿設され、前記規制片と嵌合可能な規制片第一切断刃嵌合部(172)とを
    有することを特徴とする電線被覆ストリッパ。
  2. 枢軸を挿通された一対の第一把持部(11)及び第二把持部(21)の操作により、互いに離れて揺動可能である対向する第一作用腕(12)及び第二作用腕(22)と、
    前記第一作用腕に固設された第一切断刃(17)と、
    前記第一切断刃とで電線の被覆を剥離する第二切断刃(16)と、
    前記第一切断刃を前記第一作用腕とで固設する第一支持板(13)と
    を具備する電線被覆ストリッパであって、
    前記第一切断刃に一体又は別体として突設された規制片(18)と、
    前記第一支持板に凹設又は穿設され、前記規制片と嵌合可能な規制片第一支持板嵌合部とを
    有することを特徴とする電線被覆ストリッパ。
  3. 枢軸を挿通された一対の第一把持部(11)及び第二把持部(21)の操作により、互いに離れて揺動可能である対向する第一作用腕(12)及び第二作用腕(22)と、
    前記第一作用腕に固設された第一切断刃(17)と、
    前記第一切断刃とで電線の被覆を剥離する第二切断刃(16)と、
    前記第二切断刃を前記第二作用腕とで固設する第一支持板と
    を具備する電線被覆ストリッパであって、
    前記第二切断刃に一体又は別体として突設された規制片(18)と、
    前記第一支持板に凹設又は穿設され、前記規制片と嵌合可能な規制片第一支持板嵌合部とを
    有することを特徴とする電線被覆ストリッパ。
  4. 前記規制片が略楕円形に突設されており、前記規制片第一切断刃嵌合部が略楕円形に穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の電線被覆ストリッパ。
  5. 前記第二切断刃との噛合方向に長い長孔(174)が前記第一切断刃に穿設され、前記長孔に第一固定螺子(15)が挿通され前記第一切断刃が固定されていることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4のいずれかに記載の電線被覆ストリッパ。
  6. 前記第一切断刃の長手方向に突設された第一切断刃突出部(171)を有することを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4のいずれかに記載の電線被覆ストリッパ。
  7. 前記第一切断刃及び前記第二切断刃の対向する刃先にそれぞれ大小2種類の半円状の第一切断刃の第一切断刃切欠(173)及び第二切断刃の第二切断刃切欠(163)が凹設されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の電線被覆ストリッパ。
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