JP6059553B2 - 保守点検用リモコンシステムとそれを備えた機械式駐車設備及び保守点検用リモコン制御方法 - Google Patents

保守点検用リモコンシステムとそれを備えた機械式駐車設備及び保守点検用リモコン制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、機械式駐車設備の保守作業時に利用する保守点検用リモコンシステム(この明細書及び特許請求の範囲の書類では、「リモートコントロール」を「リモコン」と略す)と、それを備えた機械式駐車設備及び保守点検用リモコン制御方法に関する。
従来、マンション、ビジネス街、ショッピング街等において、複数の車両を駐車させる機械式駐車設備がスペースの有効利用を図るために設置されている。この機械式駐車設備は、例えば、箱型循環式、水平循環式、平面往復式、縦横移動パズル式、エレベータ式、垂直循環式、多段式、及び平面駐車移動式等、種々の形式の駐車設備が設置条件等に応じて設置されている。
そして、このような機械式駐車設備は、定期的に保守点検を行うことで正常な状態を保つように運用されている。機械式駐車設備における保守点検としては、例えば、駆動チェーンの清掃・調整、可動部分の点検、塗装の補修、各部スイッチ類の交換などが行われる。この保守点検は、例えば、車両を搭載するパレットを有する形式の機械式駐車設備においては、作業者が保守点検作業を行う箇所にパレットを移動させて、動作機構の作動確認や位置関係などの点検を行うことがある。通常、このような保守点検は、複数の箇所で行われる。
また、機械式駐車設備の場合、パレットを移動させると他の機械構造物も移動する。しかも、パレットの移動は、昇降路を昇降するのみではなく、上部において旋回する形式や、水平方向に移動する形式も存在する。また、機械式駐車設備における保守点検は、機械式駐車設備を運転操作する運転盤が設けられた箇所(通常、乗入れ部)から離れた複数の箇所で行われる。
そのため、機械式駐車設備における保守点検は、各保守点検箇所において作業をする作業者(この明細書及び特許請求の範囲の書類中では、設備内の作業者を「作業者」と称す)と、機械式駐車設備の運転盤を操作するために待機したオペレータ(この明細書及び特許請求の範囲の書類中では、運転盤付近での作業者を「オペレータ」と称す)とが連絡を取り合いながら行っている。
例えば、作業者が所定の箇所で保守点検を行うときには、予め保守用タラップ(はしご)などを使って所定の箇所に行く。そして、パレットの動作確認を行う準備が整えば、作業者がトランシーバ等を用いてオペレータに対して機械式駐車設備の電源を入れてパレットを移動させる指示をする。なお、ここでいう電源の入切は、運転盤を操作して行うパレット呼び出しなどの操作を有効または無効にする操作を指す。この操作は、運転盤操作を受け付けるかどうかを制御上で切替える方法の他、制御電源や動力電源を接続または遮断する方法であっても構わない。
このように、機械式駐車設備の保守点検時には、作業者が機械式駐車設備の運転可否をオペレータに対して指示する連絡を行い、オペレータが、保守点検作業時には機械式駐車設備の電源を切って運転機能を遮断し、移動時には機械式駐車設備の電源を入れ運転機能を回復させて保守点検箇所を移動させる作業を繰り返し行っている。そのため、機械式駐車設備の保守点検時には、両者が保守点検箇所と運転盤付近の箇所において、意思疎通を図りながら作業を進める必要がある。
この種の先行技術として、エレベータシステムの制御盤に電力を供給又は遮断する遠隔操作用スイッチと、この遠隔操作用スイッチを遠隔操作する遠隔操作部とを備え、保守点検時に作業者自らがかご室上において遠隔操作用スイッチを操作することで制御盤の電力を供給又は遮断して保守点検作業効率を向上させようとしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このエレベータシステムは、遠隔操作スイッチでかご室を昇降させる巻上機を制御するエレベータ制御部への電力供給を遮断するものであり、大電力を遮断できる大容量の構成が必要となる。しかも、昇降路で昇降させるかご室の上部において作業をする場合には適用できるが、機械式駐車設備のように複数のパレットや機械構造物が移動する設備で、作業者とオペレータとの間で連絡を取りながら作業を行うような構成には適用できない。
特開2006−225090号公報
ところで、機械式駐車設備のように、オペレータが目視で確認できない箇所で作業を行っている場合、保守点検作業中、意思の疎通、指示ミスなどにより、停止させておくべき設備を誤って動作させてしまうおそれがある。
つまり、上記したように、機械式駐車設備における保守点検では作業者の指示により運転盤付近のオペレータが機械式駐車設備の電源を入れて運転を行うため、機械式駐車設備の運転可否はオペレータにゆだねられており、作業者の指示ミスや意思の疎通などによってオペレータが機械式駐車設備を誤操作するおそれがある。
そして、このような誤操作をした場合、作業者の予期していない部位が不意に動作するなど、安定した作業を損なうおそれがある。
そこで、本発明は、保守点検中、作業者が機械式駐車設備の運転可否を制御できるようにすることで誤操作を抑止できる保守点検用リモコンシステムとそれを備えた機械式駐車設備及び保守点検用リモコン制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る保守点検用リモコンシステムは、入出庫口近傍の運転盤を操作するオペレータと運転盤から離れた位置で作業を行う作業者により行なわれる機械式駐車設備の保守点検中に使用する保守点検用リモコンシステムであって、前記機械式駐車設備の制御回路に接続して使用する接続部と、前記接続部を接続又は遮断するリレー部を有する制御部と、前記制御部に設けた受信器と、を有して前記運転盤とは別体で構成された受信ユニットと、前記作業者が保守点検中に携帯し、前記受信ユニットの前記受信器に信号を送信する無線式リモコン送信器と、を備え、前記無線式リモコン送信器は、前記受信器に対して前記リレー部を制御する信号を送信する操作部を有し、前記受信ユニットの前記制御部は、前記リレー部が前記接続部を接続して前記運転盤の操作を有効にした状態のときに、前記作業者が前記無線式リモコン送信器の操作部を操作した信号を前記受信器が受信すると前記リレー部を制御して前記接続部を遮断して前記運転盤の操作を無効にするように構成されている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「機械式駐車設備の制御回路」は、機械式駐車設備の制御盤及び運転盤における制御回路を含む。また、「接続部を接続又は遮断」は、接続部において回路を接続又は遮断することをいう。
この構成により、運転盤とは別体で構成された受信ユニットの接続部を機械式駐車設備の制御回路に接続して運転盤の操作を無効にし、その状態で作業者が保守点検作業を行うことができる。この保守点検作業中、作業者が無線式リモコン送信器を携帯する。作業者がオペレータに対してパレットなどを移動させるように指示することで、オペレータが運転盤を操作して機械式駐車設備を運転させてパレットなどを移動させることができる。そして、作業者が必要に応じて無線式リモコン送信器の操作部を操作して信号を受信器に送信することにより、制御部がリレー部を制御して運転盤の操作を無効にすることができる。このように、運転盤から離れた位置で作業を行う作業者が、運転盤の操作を無効にする無線式リモコン送信器を持つことにより、保守点検を行う作業者の意思によって運転盤の操作を無効にする主導権を持つようにでき、オペレータの誤操作によって駐車設備が動いて作業者の安定した作業を損なうようなことがないようにできる。
また、前記無線式リモコン送信器の操作部は、少なくとも2つのスイッチを有し、前記制御部は、前記無線式リモコン送信器の少なくとも2つのスイッチが同時に押されることで前記リレー部が前記運転盤の操作を有効にするように構成されていてもよい。
このように構成すれば、無線式リモコン送信器に備えられたスイッチの少なくとも2つのスイッチを同時に押さなければ運転盤の操作を有効にすることができない。従って、作業者の誤操作などによって1つのスイッチが押されたとしても運転盤の操作を有効にできないので、作業者の誤操作によって運転盤の操作が可能となることを防止できる。
また、リレー部が前記運転盤の操作を有効にした状態のときに、作業者が無線式リモコン送信器の操作部を操作することによってリレー部が接続部を遮断して運転盤の操作を無効にできるので、作業者が機械式駐車設備内で作業中、意思疎通ミス、指示ミス、オペレータの勘違いなどにより、停止させておくべき駐車設備を誤動作させてしまった場合でも、作業者が駐車設備を瞬時に停止させることができる。
また、前記接続部は、前記運転盤と前記機械式駐車設備の制御盤とを接続する配線に接続する中継ケーブルと、前記中継ケーブルに設けたジャックと、前記ジャックに挿入して該ジャックで引き出した配線を前記リレー部に導くプラグと、を有し、前記プラグは、前記ジャックに挿入することで前記中継ケーブルを接続した配線を遮断して前記運転盤の操作を無効にするように構成されていてもよい。
このように構成すれば、運転盤の電源スイッチ回路と機械式駐車設備の制御盤とを接続する配線に接続部を容易に接続することができ、接続時には必ず運転盤の操作を無効にすることができるので、フェールセーフシステムとして構成することができる。
また、前記中継ケーブルは、前記機械式駐車設備の制御盤から前記運転盤に導く配線に接続する中継コネクタを有していてもよい。
このように構成すれば、機械式駐車設備の既存のコネクタへの中継コネクタの着脱で中継ケーブルを接続することができ、より容易に接続部を配線に接続することができる。
また、前記接続部は、前記機械式駐車設備の制御盤における回路で前記運転盤の電源スイッチによる操作を有効又は無効にするように構成されていてもよい。
このように構成すれば、接続部を機械式駐車設備の制御回路に接続して、例えば、運転盤の電源スイッチによる操作が行われたとしても、制御盤でその操作を有効又は無効にするように構成すれば、運転盤の電源スイッチ操作を有効又は無効にすることができる。
また、前記受信ユニットを内部に配置して持ち運ぶ携帯容器を有し、前記携帯容器は、前記無線式リモコン送信器を収容する収容部を有していてもよい。
このように構成すれば、保守点検用リモコンシステムに係る受信ユニットを携帯容器の内部に収容して、持ち運び可能で携帯性に優れた構成とすることができる。従って、保守点検を行う駐車設備に携帯して容易に保守点検作業を実施できる保守点検用リモコンシステムを構成することができる。
一方、本発明に係る機械式駐車設備は、前記運転盤の操作を有効にする前記機械式駐車設備の制御盤から導く配線が、前記中継ケーブルの中継コネクタを接続するコネクタを有している。この構成により、前記機械式駐車設備の制御盤から導く配線に備えられたコネクタに前記接続部の中継ケーブルに備えられた中継コネクタを接続すれば、保守点検用リモコンシステムを機械式駐車設備に容易に接続することができ、保守点検時にジャックにプラグを挿入することで運転盤の電源を遮断することができるので、保守点検前に保守点検用リモコンシステムを機械式駐車設備に短時間で接続して迅速な保守点検作業を行うことができる。
一方、本発明に係る保守点検用リモコン制御方法は、入出庫口近傍の運転盤を操作するオペレータと運転盤から離れた位置で作業を行う作業者により行なわれる機械式駐車設備の保守点検中に使用する保守点検用リモコン制御方法であって、前記機械式駐車設備の制御回路に接続して使用する接続部と、前記接続部を接続又は遮断するリレー部を有する制御部と、前記制御部に設けた受信器と、を有して前記運転盤とは別体で構成された受信ユニットと、前記作業者が保守点検中に携帯し、前記受信ユニットの前記受信器に信号を送信する無線式リモコン送信器と、を備え、前記無線式リモコン送信器は、前記受信器に対して前記リレー部を制御する信号を送信する操作部を有し、前記受信ユニットの前記制御部は、前記リレー部が前記接続部を接続して前記運転盤の操作を有効にした状態のときに、前記作業者が前記無線式リモコン送信器の操作部を操作した信号を前記受信器が受信すると前記リレー部を制御して前記接続部を遮断して前記運転盤の操作を無効にするように構成されている。この構成により、運転盤とは別体で構成された受信ユニットの接続部を機械式駐車設備の制御回路に接続して運転盤の操作を無効にし、その状態で作業者が保守点検作業を行うことができる。この保守点検作業中、作業者が無線式リモコン送信器を携帯する。作業者がオペレータに対してパレットを移動させるように指示することで、オペレータが運転盤を操作して機械式駐車設備を運転させてパレットを移動させることができる。そして、作業者が必要に応じて無線式リモコン送信器の操作部を操作して信号を受信器に送信することにより、制御部がリレー部を制御して運転盤の操作を無効にすることができる。このように、運転盤から離れた位置で作業を行う作業者が、運転盤の操作を無効にする無線式リモコン送信器を持つことにより、保守点検を行う作業者の意思によって運転盤の操作を無効にする主導権を持つようにでき、オペレータの誤操作によって駐車設備が動いて作業者の安定した作業を損なうようなことがないようにできる。
本発明によれば、保守点検用リモコンシステムの接続部を機械式駐車設備の制御回路に接続することで運転盤の操作を無効にでき、作業者が必要に応じて無線式リモコン送信器で運転盤の電源入操作を有効にすることができる。これにより、作業者の保守点検中に誤操作で機械式駐車設備が運転されることを防止し、作業者は安定して保守点検作業を行うことが可能となる。
図1は本発明に係る保守点検用リモコンシステムを備えた機械式駐車設備の一例である垂直循環式駐車設備の内部を示す全体概略正面図である。 図2は図1に示すII−II矢視の断面図である。 図3は本発明に係る保守点検用リモコンシステムの構成を内部に配置した携帯容器を示す正面図である。 図4は図3に示す携帯容器を開放して保守点検用リモコンシステムを示す平面図である。 図5は図4に示す保守点検用リモコンシステムの無線式リモコン送信器を示す正面図である。 図6は図4に示す保守点検用リモコンシステムの回路図である。 図7は図1に示す垂直循環式駐車設備の制御盤と運転盤との間の配線部分を示す回路図である。 図8は図7に示す制御盤と運転盤との間の配線に接続する中継ケーブルを示す正面図である。 図9(a) 〜(d) は、図5に示す無線式リモコン送信器に設けられた2つのスイッチが同時に押されたときの保守点検用リモコンシステムの回路図である。 図10(a) 〜(d) は、図9に示す状態から無線式リモコン送信器に設けられた1つのスイッチが押されたときの保守点検用リモコンシステムの回路図である。 図11(a) 〜(d) は、図9に示す状態から無線式リモコン送信器に設けられた他のスイッチが押されたときの保守点検用リモコンシステムの回路図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、機械式駐車設備の一例として垂直循環式駐車設備を例に説明する。また、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後左右方向の概念は、図1に示す垂直循環式駐車設備1に向かった状態における前後左右方向の概念と一致するものとする。
図1,2に示すように、この実施形態の垂直循環式駐車設備1は、鉄骨構造体の駐車塔2を有し、この駐車塔2の外面には外装板3が設けられ、外部から閉鎖されている。駐車塔2の内部には、上下に離間した位置に前後一対の上スプロケット4と下スプロケット5が設けられている。これら前後一対の上スプロケット4と下スプロケット5の間には、無端状の主務チェーン6が巻き掛けられている。主務チェーン6には、所定ピッチごとにT字形のアタッチメントリンク7が設けられ、これらのアタッチメントリンク7に車両Mを搭載する複数のケージ8が吊下げられている。各ケージ8は、車両搭載用のパレット9を有している。このパレット9は、の前側(入口側)と後側(奥側)とに設けられた門形の前・後ケージ枠10と、この前・後ケージ枠10の上方中央部間の前後方向を連結して支持する連結軸11と、この連結軸11に同心状(偏心状の場合もある)に設けられて前・後ケージ枠10の外方に突設された懸吊軸12とを備えている。この懸吊軸12の前・後先端部が、上記アタッチメントリンク7の外方に突出した先端部に吊下げられている。このアタッチメントリンク7による吊下げ部は、保守点検部分でもある。
そして、駐車塔2の中間架台13に設けられた駆動モータ14によって上記上スプロケット4を回転させることにより、上記主務チェーン6が回転させられて複数のケージ8が循環経路Rで示すように駐車塔2の上下方向に循環移動させられる。ケージ8の循環移動は、駐車塔2の上下方向中間の鉛直位置では直線軌道を描き、上下部では反転軌道を描きながら循環移動する。ケージ8は、駐車塔2の最下部に位置する入出庫階15に停止させ、入出庫口16からそのケージ8のパレット9へ車両Mの乗込み又は乗出しが行われる。
この入出庫階15には、垂直循環式駐車設備1の運転盤17が設けられている。また、入出庫階15には、上方の保守点検を行う所定の箇所に行くための保守用タラップ(はしご)27が設けられている。
このような垂直循環式駐車設備1においては、駐車塔2内でケージ8の姿勢(パレット9の水平状態)を保持した状態で循環させるために、ケージ8の振れ止めを行う案内装置が設けられている。この案内装置として、ケージ8側には、後側(奥側)の上部左右位置に第1ガイドローラ20(以下、「肩ローラ」という)が設けられ、下部左右位置の前後に第2ガイドローラ21(以下、「下ローラ」という)が設けられている。また、駐車塔2側には、上記ケージ8の左右位置に設けた肩ローラ20を案内する円弧状反転ガイドレール22と、上記下ローラ21を案内する4本の内ガイドレール23と4本の外ガイドレール24とが備えられている。
これにより、ケージ8の循環時における駐車塔2の上下方向中間部の鉛直直線軌道においては、上記下ローラ21が上記内・外ガイドレール23,24に係合してケージ8の下部を振れ止めしながら案内され、また、駐車塔2の上・下部での反転軌道においては、上記左・右肩ローラ20が上記円弧状反転ガイドレール22に係合してケージ8の上部を振れ止めしながら案内される。
アタッチメントリンク7は、駐車塔2の中間架台13から左右方向に突設された複数のチェーンガイド25の支持具26に案内されている。支持具26は、上記主務チェーン6の回転軌道に沿って設けられている。この支持具26に沿って、主務チェーン6がケージ8を循環経路Rで示すように循環移動させられる。
このように、機械式駐車設備の場合、可動部分が多い。そして、上記垂直循環式駐車設備1の場合、パレット9を有するケージ8が駐車塔2の内部で循環移動させられるので、運転時には、オペレータが目視で確認できない箇所で機械構造物が循環移動する。なお、他のエレベータ式駐車設備などの機械式駐車設備においても、運転時にはオペレータが目視で確認できない箇所でパレットなどの機械構造物が移動する。
そして、上記したような垂直循環式駐車設備1における保守点検としては、例えば、上部に設けられた駆動モータ14の状態の点検、アタッチメントリンク7による吊下げ状態の点検、主務チェーン6の点検、上下スプロケット4,5、各ローラ20,21などの可動部分の点検、塗装の補修、各部スイッチ類の交換などが行われる。
次に、上記垂直循環式駐車設備1などの保守点検時に利用する保守点検用リモコンシステム80を説明する。
図3に示すように、この実施形態における保守点検用リモコンシステム80は、携帯容器31の内部に受信ユニット30の各構成が配置されたものとなっている。この実施形態の携帯容器31は、収容部32と蓋部33とからなり、蓋部33を閉じれば作業者が取手34を持って保守点検を行う駐車設備へ携帯しやすいようになっている。
図4に示すように、携帯容器31の蓋部33は、上方へ開放することができるようになっている。この実施形態の携帯容器31の収容部32の内部には、図示する右側から、スイッチングレギュレータ35、端子台36、リレー部37、受信器38の順で配置されている。この実施形態のリレー部37には、Sリレー40、Tリレー41、STリレー42、ONリレー43及びOFFリレー44の、合計5個が設けられている。各リレーの詳細は後述する。また、各構成間は配線で接続されているが、詳細な配線の図示は省略する。
この携帯容器31の内部には、作業者が使用する無線式リモコン送信器50が収容されている。この実施形態では、無線式リモコン送信器50を収容部32の空スペースに入れているが、無線式リモコン送信器50を収容するリモコン収容部を設けてもよい。
この受信器38及びリレー部37が、無線式リモコン送信器50からの信号を受信して運転盤17の電源スイッチ回路61(図7)を接続(「ON」ともいう)又は遮断(「OFF」ともいう)する制御部39である。
さらに、上記端子台36には、駐車設備1から電源を取るコンセント(プラグ受け)に差込む電源プラグ45と、駐車設備1に設けられた運転盤17の電源スイッチ回路61に設けられたジャック(フォンジャック)66(図7)に挿入するプラグ(フォンプラグ)46が設けられた配線47とが設けられている。配線47は、運転盤17の電源スイッチ回路61に設けられたジャック66まで延ばして挿入できる長さを有している。
このように、上記受信ユニット30には、無線式リモコン送信器50と、この無線式リモコン送信器50で駐車設備1の電源を開閉するための制御部39が設けられている。
図5に示すように、上記無線式リモコン送信器50は、縦長の本体51の前面に2つのスイッチを操作するボタン52,53が上下に配設されている。この実施形態では、上部がSボタン52、下部がTボタン53となっており、これらのボタン52,53で本体51の内部に設けられた2つのスイッチを操作するようになっている。2つのスイッチは、上記受信器38に信号を送信するようになっている。また、本体51の上部にはアンテナ54が設けられており、使用時には伸ばすことで無線通信可能範囲を広げることができるようになっている。
無線式リモコン送信器50の本体51は、作業者が片手で持って操作できる大きさに形成されている。この無線式リモコン送信器50は、作業者が手に持ち、上下位置に配設されたSボタン52、Tボタン53を片手で同時に操作できるようになっている。
なお、上記2つのボタン52,53を押したことを確認できるようにコールバック機能(例えば、ボタンの横にランプを設けて点灯させる)を備えさせてもよい。
次に、図6に基づいて、この実施形態の保守点検用リモコンシステム80における受信ユニット30の回路を説明する。この回路は一例であり、同様の機能を有するように構成された回路であれば異なる回路であってもよい。また、この回路図においては、上記リレー部37に設けられた各リレー40〜44のコイルを図示して説明する。
図示する回路の上部には、駐車設備1に設けられた電源に接続した電源プラグ45(図4)からの入力電力から所望の出力電力を得るスイッチングレギュレータ35と、このスイッチングレギュレータ35からの電力で動作する受信器38とが図示されている。受信器38には、無線式リモコン送信器50に設けられたSボタン52とTボタン53が押されたときに接続(ON)される、Sリレー40のコイルとTリレー41のコイルとが接続されている。
また、図示する回路の下部には、上記Sリレー40及びTリレー41のコイルが接続されたときに接続される各接点が図示されている。回路内には、初期状態で接続されていない接点と、接続されている接点とがある。
この回路には、Sリレー40のコイルが接続されたときに他方に接続される接点S1及び接続される接点S2、Tリレー41のコイルが接続されたときに他方に接続される接点T1及び接続される接点T2が設けられている。また、STリレー42のコイルが接続されたときに接続される接点ST1及び接点ST2、ONリレー43のコイルが接続されたときに接続される接点ON1及び接点ON2、OFFリレー44のコイルが接続されたときに遮断される接点OFF1及び接続される接点OFF2、が設けられている。上記接点ST2は、プラグ46の回路を接続又は遮断する接点である。各接点には上記記号を付記している。
そして、このような回路を有する保守点検用リモコンシステム80の受信ユニット30によれば、上記プラグ46を運転盤17の電源スイッチ回路61に設けたジャック66に挿入した状態では、上記無線式リモコン送信器50に設けられた2つのボタン52,53を同時に押さなければ、上記プラグ46の回路が接続されないようになっており、運転盤17の電源スイッチ回路61が接続されることはない。つまり、無線式リモコン送信器50の2つのボタン52,53を作業者が同時に押さなければ、オペレータが運転盤17で駐車設備1の電源入操作を行っても電源が入らないようになっている。この詳細は、後述する各リレー40〜44のコイルが接続又は遮断されたときの動作によって説明する。
一方、図7に示すように、駐車設備1の制御回路には、駐車設備1の制御盤回路60から運転盤17の電源スイッチ67が設けられた電源スイッチ回路61に延びる配線62に、中継ケーブル64が接続されている。この電源スイッチ回路61は、接続することで運転盤17の電源スイッチ67により駐車設備1の運転を可能とし、遮断することで駐車設備1の運転が停止するような制御回路となっている。
図8に示すように、上記中継ケーブル64は、両端部に、上記配線62に設けられた電源コネクタ63に接続するコネクタ65が設けられている。そして、コネクタ65が設けられた2線の内の一方の配線にジャック66が設けられている。これらは、運転盤17の電源スイッチ回路61に接続する接続部である。
図7に示すように、この実施形態では、制御盤回路60から運転盤17の電源スイッチ回路61に延びる配線62に電源コネクタ63が設けられている。そのため、この運転盤17の場合、電源コネクタ63を外し、その間に中継ケーブル64の中継コネクタ65を接続している。
この中継ケーブル64は、中継コネクタ65を電源コネクタ63の間に接続した状態で、ジャック66は接続された状態となっている。そのため、この中継ケーブル64を電源コネクタ63の間に設けたとしても、配線62は中継ケーブル64が無い状態と同様の接続状態となる。
従って、この中継ケーブル64に設けられたジャック66を、予め保守点検用リモコンシステム80を用いる駐車設備1の制御盤回路60から運転盤17に延びる配線62に接続しておけば、保守点検時に保守点検用リモコンシステム80のプラグ46(図4)をジャック66に挿入することで、迅速に保守点検作業を開始することができる。
なお、この保守点検用リモコンシステム80では、プラグ46をジャック66に挿入した時は、必ず運転盤17の電源スイッチ回路61がOFFになるようになっている。所謂、フェールセーフとなるようにしている。
次に、図9(a) 〜(d) 、図10(a) 〜(d) 、図11(a) 〜(d) に基づいて、上記無線式リモコン送信器50を操作したときの制御部39の動作を説明する。以下の説明では、電気の流れを破線矢印で示す。また、上記図6に示す初期状態から各接点が他方に接続されることを「ON」、接続された接点が遮断されることを「OFF」ともいう。
図9(a) 〜(d) は、上記運転盤17の電源スイッチ回路61が遮断(プラグ46の回路が遮断(OFF)。以下同様)された状態で、無線式リモコン送信器50の2つのボタン52,53が同時に押されたときに、上記図6に示す回路が変化する流れを示す図面である。
運転盤17の電源スイッチ回路61がOFFの状態で、無線式リモコン送信器50のSボタン52及びTボタン53(図5)を同時に押した場合、受信器38がSリレー40及びTリレー41をONにする(図6)。これにより、図9(a) に示すように、接点S1が他方に接続(ON)されるとともに接点T2が接続(ON)される。また、接点T1も他方に接続(ON)される。これにより、矢印70のように電気が流れ、ONリレー43がONになる。そして、図9(b) に示すように、接点ON1と接点ON2がそれぞれONになり自己保持される。これにより、矢印71のように電気が流れる。
ここで、無線式リモコン送信器50のSボタン及びTボタンから指が離されると、受信器38がSリレー40及びTリレー41をOFFにする(図6)。そして、図9(c) に示すように、接点S1は元の一方に接続されるとともに接点T2がOFFになり、接点T1が元の一方に接続される。これにより、矢印72のように電気が流れる。
そして、図9(d) に示すように、STリレー42がONになり、接点ST1及び接点ST2がONになり、矢印73のように電気が流れる。また、プラグ46に電流を流す接点ST2がONになるので、プラグ46でジャック66が接続され、運転盤17の電源スイッチ回路61(図7)をON(プラグ46の回路を接続)にできるようになる。
このように、作業者が無線式リモコン送信器50のSボタン52及びTボタン53を同時に2つ押し、その後、両方のボタン52,53から指を離すことにより、携帯容器31内のSリレー40及びTリレー41(駐車設備電源ON移信用)のON、及びSTリレー42のONにより、プラグ46を通じて運転盤17の電源スイッチ回路61が接続され、駐車設備1の運転が可能となる(図7)。
また、この実施形態では、作業者が2つのSボタン52及びTボタン53を押した後、両方のボタン52,53から指を離すことにより電源スイッチ回路61が接続されるようにしているので、パレットの上部などで無線式リモコン送信器50を操作する作業者は、ボタン52,53の操作後は手を自由に使うことができる。
図10(a) 〜(d) は、上記運転盤17の電源スイッチ回路61が接続(プラグ46の回路が接続(ON)。以下同様)された状態で、無線式リモコン送信器50のSボタン52(図5)が押されたときに回路が変化する流れを示した図面である。
運転盤17の電源スイッチ回路61が接続された状態でSボタンが押された場合、受信器がSリレー40をONにし、図10(a) に示すように、接点S1が他方に接続(ON)されるとともに接点S2が接続(ON)される。これにより、矢印74のように電気が流れ、OFFリレー44がONになる。そして、図10(b) に示すように、接点OFF1がOFFになって、接点OFF2がONになる。これにより、矢印75のように電気が流れる。
また、ONリレー43がOFFになり、図10(c) に示すように、接点ON1及び接点ON2がOFFになる。そして、STリレー42がOFFになり、図10(d) に示すように、接点ST1及び接点ST2がOFFになり、プラグ46の接続が遮断される。また、OFFリレー44がOFFになり、接点OFF1がONになって接点OFF2がOFFになる。
従って、運転盤17の電源スイッチ回路61が接続された状態で、無線式リモコン送信器50のSボタン52が押されると、運転盤17の電源スイッチ回路61が遮断されて駐車設備1の運転が不可能な状態となる。
図11(a) 〜(d) は、上記運転盤17の電源スイッチ回路61が接続された状態で、無線式リモコン送信器50のTボタン53が押されたときに回路が変化する流れを示した図面である。
運転盤17の電源スイッチ回路61が接続された状態でTボタンが押された場合、受信器がTリレー41をONにし、図11(a) に示すように、接点T1が他方に接続(ON)されるとともに接点T2が接続(ON)される。これにより、矢印76のように電気が流れる。そして、OFFリレー44がONになり、図11(b) に示すように、接点OFF1がOFFになって、接点OFF2がONになる。
これにより、ONリレー43がOFFになり、図11(c) に示すように、接点ON1及び接点ON2がOFFになる。そして、STリレー42がOFFになり、図11(d) に示すように、接点ST1及び接点ST2がOFFになり、プラグ46の接続が遮断される。また、OFFリレー44がOFFになり、接点OFF1がONになって接点OFF2がOFFになる。
従って、運転盤17の電源スイッチ回路61が接続された状態で、無線式リモコン送信器50のTボタン53が押されると、運転盤17の電源スイッチ回路61が遮断されて駐車設備1の運転が不可能な状態となる。
このように、運転盤17の電源スイッチ回路61が接続された状態で、作業者が無線式リモコン送信器50のSボタン52又はTボタン53のいずれかのボタンを押すと、携帯容器31内のSTリレー42がOFFとなり、プラグ46を接続させる接点ST2がOFFとなって、運転盤17の電源スイッチ回路61が遮断されて駐車設備1の運転が不可能となる。
しかも、この運転盤17の操作を無効にする操作は、作業者がSボタン52又はTボタン53のいずれかを押すことで迅速に行われるので、駐車設備1を迅速に停止させることができる。
以上のように構成された保守点検用リモコンシステム80は、以下に説明するように使用される。無線式リモコン送信器50は塔内作業者が保持し、受信器38及び制御部39を含む受信ユニット30が収容された携帯容器31は、駐車設備1の運転盤17の付近に設置される。また、プラグ46が、駐車設備1に設けられた運転盤17の電源スイッチ回路61に設けられたジャック66に挿入される。
そして、まず作業者が無線式リモコン送信器50のSボタン52、Tボタン53を同時に押し、いずれのボタンもOFFとなった時点で、携帯容器31内のSTリレー42がONとなる。これにより、プラグ46を通じて駐車設備1の電源スイッチ回路61が接続された状態となって、運転盤17の操作が可能となる。
この状態で、保守点検箇所に居る作業者がオペレータに無線などで指示をして、点検内容に沿ってパレットを移動または停止させる。
この運転盤17の電源スイッチ回路61が接続された状態で、無線式リモコン送信器50のSボタン52又はTボタン53のいずれかを押すと、携帯容器31内のSTリレー42がOFFになってプラグ46を接続させる接点ST2が遮断される。これにより、駐車設備1の電源スイッチ回路61が遮断されて、駐車設備1の運転が不可能な状態となる。
この状態で保守点検作業を行えば、仮に、オペレータが誤った判断で運転盤17の電源スイッチ回路61を入れようとしても、保守点検用リモコンシステム80によって運転盤17の電源スイッチ回路61が遮断されて状態で運転盤17の操作が無効となっているため、電源を入れることができない。つまり、オペレータの操作によって、駐車設備1の運転が可能なように運転盤17の電源を入れることができない。
以上のように、上記保守点検用リモコンシステム80を備えた駐車設備1によれば、駐車設備1内で保守点検作業を行う作業者が駐車設備1の運転を可能にする無線式リモコン送信器50を携帯し、必要に応じて運転盤17の操作を可能とする電源スイッチ回路61をON/OFFすることができるので、駐車設備1内の保守点検箇所において、作業者の意思により運転盤17の電源スイッチ回路61のON/OFFをコントロールすることが可能となる。
すなわち、上記保守点検用リモコンシステム80によれば、作業者本人が駐車設備1の運転を行う運転盤17の操作を有効又は無効にすることの主導権を持つことになり、作業者は安定して作業を行うことができる環境を確保することが可能となる。
しかも、作業者本人に運転盤17の電源スイッチ回路61をON/OFFする主導権を持たせることで、誤った指示を出した場合等には、瞬時に運転盤の操作を無効にして駐車設備1を停止させることもできる。
なお、上記実施形態では、接続部である中継ケーブル64を駐車設備1の制御回路に接続する例として、運転盤17の電源スイッチ回路61の配線62に接続し、この配線62を接続又は遮断することで運転盤17の操作を有効又は無効にする例を説明したが、他の構成であっても、運転盤17の電源スイッチ回路61を接続又は遮断したのと同じ状態にするような構成であればよく、例えば、制御盤回路60の内部回路で模擬的に運転盤17の操作を有効又は無効にするようにしてもよい。
また、上記実施形態では、無線式リモコン送信器50に設けられた2つのボタン52,53を押すことで運転盤17の電源スイッチ回路61を接続しているが、無線式リモコン送信器50のボタン52,53が押されて運転盤17の電源スイッチ回路61が接続されたことによって、駐車設備1内に設けられたランプを点灯させたり、ブザーが鳴るようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では2つのボタン52,53を設けた無線式リモコン送信器50を例に説明したが、無線式リモコン送信器50に備えさせるボタンは2つ以上であってもよく、上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、機械式駐車設備の一例として垂直循環式駐車設備1を例に説明したが、他のエレベータ式駐車設備や水平循環方式などでも同様に機械構造物が移動するが、作業者本人が駐車設備1の運転の主導権を持つことになり、作業者は安定して作業を行うことができる環境を確保することが可能となる。
さらに、上述した実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明に係る保守点検用リモコンシステムは、機械式駐車設備の運転盤を操作するオペレータと作業者とが離れて作業する場合に、作業者側で運転盤の電源入操作を許可するようにしたい場合に利用できる。
1 垂直循環式駐車設備
2 駐車塔
3 外装板
4 上スプロケット
5 下スプロケット
6 主務チェーン
7 アタッチメントリンク
8 ケージ
9 パレット
14 駆動モータ
15 入出庫階
16 入出庫口
17 運転盤
20 第1ガイドローラ(肩ローラ)
21 第2ガイドローラ(下ローラ)
27 保守用タラップ(はしご)
30 受信ユニット
31 携帯容器
32 収容部
33 蓋部
34 取手
35 スイッチングレギュレータ
36 端子台
37 リレー部
38 受信器
39 制御部
40 Sリレー
41 Tリレー
42 STリレー
43 ONリレー
44 OFFリレー
45 電源プラグ
46 プラグ(フォンプラグ)
47 配線
50 無線式リモコン送信器
51 本体
52 Sボタン(スイッチ)
53 Tボタン(スイッチ)
54 アンテナ
60 制御盤回路
61 電源スイッチ回路
62 配線
63 電源コネクタ
64 中継ケーブル
65 中継コネクタ
66 ジャック(フォンジャック)
80 保守点検用リモコンシステム
S1,S2 接点
T1,T2 接点
ST1,ST2 接点
ON1,ON2 接点
OFF1,OFF2 接点
R 循環経路

Claims (8)

  1. 入出庫口近傍の運転盤を操作するオペレータと運転盤から離れた位置で作業を行う作業者により行なわれる機械式駐車設備の保守点検中に使用する保守点検用リモコンシステムであって、
    前記機械式駐車設備の制御回路に接続して使用する接続部と、前記接続部を接続又は遮断するリレー部を有する制御部と、前記制御部に設けた受信器と、を有して前記運転盤とは別体で構成された受信ユニットと、
    前記作業者が保守点検中に携帯し、前記受信ユニットの前記受信器に信号を送信する無線式リモコン送信器と、を備え、
    前記無線式リモコン送信器は、前記受信器に対して前記リレー部を制御する信号を送信する操作部を有し、
    前記受信ユニットの前記制御部は、前記リレー部が前記接続部を接続して前記運転盤の操作を有効にした状態のときに、前記作業者が前記無線式リモコン送信器の前記操作部を操作した信号を前記受信器が受信すると前記リレー部を制御して前記接続部を遮断して前記運転盤の操作を無効にするように構成されていることを特徴とする保守点検用リモコンシステム。
  2. 前記無線式リモコン送信器の操作部は、少なくとも2つのスイッチを有し、
    前記制御部は、前記無線式リモコン送信器の少なくとも2つのスイッチが同時に押されることで前記リレー部が前記運転盤の操作を有効にするように構成されている請求項1に記載の保守点検用リモコンシステム。
  3. 前記接続部は、前記運転盤と前記機械式駐車設備の制御盤とを接続する配線に接続する中継ケーブルと、前記中継ケーブルに設けたジャックと、前記ジャックに挿入して該ジャックで引き出した配線を前記リレー部に導くプラグと、を有し、
    前記プラグは、前記ジャックに挿入することで前記中継ケーブルを接続した配線を遮断して前記運転盤の操作を無効にするように構成されている請求項1又は2に記載の保守点検用リモコンシステム。
  4. 前記中継ケーブルは、前記機械式駐車設備の制御盤から前記運転盤に導く配線に接続する中継コネクタを有している請求項に記載の保守点検用リモコンシステム。
  5. 前記接続部は、前記機械式駐車設備の制御盤における回路で前記運転盤の電源スイッチによる操作を有効又は無効にするように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の保守点検用リモコンシステム。
  6. 前記受信ユニットを内部に配置して持ち運ぶ携帯容器を有し、
    前記携帯容器は、前記無線式リモコン送信器を収容する収容部を有している請求項1〜のいずれか1項に記載の保守点検用リモコンシステム。
  7. 請求項に記載の保守点検用リモコンシステムを接続する機械式駐車設備であって、
    前記運転盤の操作を有効にする前記機械式駐車設備の制御盤から導く配線が、前記中継ケーブルの中継コネクタを接続するコネクタを有していることを特徴とする機械式駐車設備。
  8. 入出庫口近傍の運転盤を操作するオペレータと運転盤から離れた位置で作業を行う作業者により行なわれる機械式駐車設備の保守点検中に使用する保守点検用リモコン制御方法であって、
    前記機械式駐車設備の制御回路に接続して使用する接続部と、前記接続部を接続又は遮断するリレー部を有する制御部と、前記制御部に設けた受信器と、を有して前記運転盤とは別体で構成された受信ユニットと、
    前記作業者が保守点検中に携帯し、前記受信ユニットの前記受信器に信号を送信する無線式リモコン送信器と、を備え、
    前記無線式リモコン送信器は、前記受信器に対して前記リレー部を制御する信号を送信する操作部を有し、
    前記受信ユニットの前記制御部は、前記リレー部が前記接続部を接続して前記運転盤の操作を有効にした状態のときに、前記作業者が前記無線式リモコン送信器の前記操作部を操作した信号を前記受信器が受信すると前記リレー部を制御して前記接続部を遮断して前記運転盤の操作を無効にするように構成されていることを特徴とする保守点検用リモコン制御方法
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