JP6059473B2 - 間接加熱型回転乾燥機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば石炭のように乾燥前後で体積や安息角が大きく変化する処理物や大量の処理物を乾燥するのに好適な間接加熱型回転乾燥機に関するものである。
このような間接加熱型回転乾燥機としては、一端から他端に向かうに従い僅かに下方に向かうように横向きに延びる中心軸線回りに回転可能とされた円筒状の乾燥機本体を備えて、この乾燥機本体の内周部に、上記中心軸線方向に延びる加熱管が周方向に複数本配列されたものが知られており、加熱管は、乾燥機本体の内周面から突出したチューブサポートによって支持されている。このような間接加熱型回転乾燥機では、乾燥機本体の一端側から供給された処理物を、乾燥機本体を回転させつつ他端側に送り出しながら乾燥させて排出する。
ここで、例えば特許文献1には、このような間接加熱型回転乾燥機において、乾燥機本体の回転、自重、および加熱管からの熱の作用による変形によってチューブサポートの付け根部分に応力集中が発生して破損が生じるのを防ぐため、チューブサポートの取り付け位置またはその近傍を通るように補強リングを乾燥機本体の内周面全体に亙って設けることが提案されている。また、特許文献2には、特にチューブサポートが乾燥機本体の内周面に環状に連続する環状支持板である場合に、チューブサポートの一端側(上流側)に処理物が滞留して過度に乾燥されるのを防ぐため、チューブサポートに処理物が通り抜ける通過孔を設けることが提案されている。
特開2006−57880号公報 特開2001−355965号公報
ところで、このような間接加熱型回転乾燥機によって火力発電所用の石炭やコークス炉用石炭等の乾燥を行う場合には、処理量が多くなる一方で、特に褐炭のような水分が多い石炭では乾燥機本体の一端側の供給部での処理物の搬送性が損なわれるおそれがある。このため、大量の処理物に対して十分な搬送性を確保するためには、乾燥機本体の回転数を速めたり、一端から他端へ向けての乾燥機本体の下向きの傾斜を大きくしたりしなければならない。
しかしながら、乾燥機本体の回転数を速めるのは所要動力が増大して経済的ではない。一方、乾燥機本体の傾斜を大きくすると中心軸線方向のスラスト荷重が大きくなって、乾燥機本体を回転可能に支持する支持ローラーへの負担も大きくなるため、大きな支持ローラーが必要となる。さらに、乾燥機本体の傾斜を大きくすると、処理物の供給部の高さが高くなるため、より高い位置から処理物を供給しなければならなくなり、やはりいずれも経済的ではない。
また、例えば石炭のように乾燥前と乾燥後とで体積や安息角等が大きく異なる処理物を間接加熱型回転乾燥機によって乾燥する場合には、処理物の供給部となる乾燥機本体の一端側で充填率が大きく、排出部となる他端側では充填率が小さくなる。間接加熱型回転乾燥機においては、その中心軸線方向の全長に亙って均一に30%前後の充填率とされるのが好適とされているが、供給部において充填率がこれよりも大きくなりすぎると処理物が十分に撹拌されなくなり、また排出部において充填率がこれよりも小さくなりすぎると処理物と加熱管との接触面積が低下して、いずれの場合も乾燥効率が損なわれてしまう。
この点、特許文献1、2に記載されているような乾燥機本体の内周面全体に亙って延びる補強リングや環状支持板を、例えば乾燥機本体の他端側に設けた場合には、この他端側における処理物の充填率をある程度は大きくすることができるが、処理物を堰き止めることになるため、内周面からの突出高さがあまり大きなリングや支持板を設けることはできず、充填率を高めるにも限度がある。しかも、リングや支持板によって比較的粒径の大きな処理物が残されてしまい、このような粒径の大きな処理物は加熱管との接触面積が小さいため、やはり乾燥効率が低下することが避けられない。
本発明は、このような背景の下になされたもので、特に処理物の排出部となる乾燥機本体の他端側で処理物の充填率を大きくすることができて、石炭の乾燥のように処理量が多くなる場合であっても乾燥機本体の全体で比較的均一な充填率を得ることが可能な間接加熱型回転乾燥機を提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明は、横向きに延びる中心軸線回りに回転可能とされた円筒状の乾燥機本体を備え、この乾燥機本体の内周部には上記中心軸線方向に延びる加熱管が周方向に複数本配列されていて、上記乾燥機本体の一端側から供給された処理物を、上記乾燥機本体を回転させつつ該乾燥機本体の他端側に搬送しながら乾燥させ、この乾燥機本体の他端において排出口から排出する間接加熱型回転乾燥機であって、上記加熱管は上記乾燥機本体の内周面から突出した複数のチューブサポートによって支持されており、これら複数のチューブサポートは、1または複数本の上記加熱管ごとに上記中心軸線方向に複数の箇所で間隔をあけて配設されるとともに、周方向に隣接するチューブサポート同士でも上記中心軸線方向に間隔をあけて配設されていて、このうち上記乾燥機本体の他端側における上記チューブサポートは、上記乾燥機本体の他端に向かうに従い該乾燥機本体の回転方向に向かうように配列されていることを特徴とする。
このように構成された間接加熱型回転乾燥機において、乾燥機本体の一端側から供給された処理物は、乾燥機本体の回転に伴い他端側に搬送されながら、乾燥機本体内周面から突出した複数のチューブサポートによって支持された複数の加熱管と接触して乾燥させられるが、これら複数のチューブサポートは、乾燥機本体の周方向に隣接するもの同士が中心軸線方向に間隔をあけているので、処理物が堰き止められることはない。そして、乾燥機本体の他端側においては、これら複数のチューブサポートが乾燥機本体の他端に向かうに従い該乾燥機本体の回転方向に向かうように螺旋状に配列されているので、処理物は他端側に搬送されつつも、チューブサポートの配列がなす螺旋によって一端側に押し戻されようとする力を受けることになる。
従って、この乾燥機本体の他端部側においては、こうして処理物を一端側に押し戻そうとする力が作用することによって処理物の搬送速度を小さく抑えて充填率を増大させることができ、処理物を加熱管と十分に接触させて乾燥効率を向上させることができる。すなわち、上記構成の間接加熱型回転乾燥機によれば、乾燥機本体全体としての充填率の均一化を促すことができて、石炭のように乾燥前後で体積や安息角等が大きく異なり、また特に褐炭のように水分が多い処理物を多量に処理する場合でも、効率的な乾燥処理を図ることができる。
なお、チューブサポートは通常、例えば特許文献2に記載されているように1または複数本の上記加熱管が挿通される貫通孔が形成された板状をなしているが、このようなチューブサポートのうち、上記乾燥機本体の他端側におけるチューブサポートの上記回転方向を向く側部に、乾燥機本体の他端側に向かうに従い回転方向に向かうように傾斜した傾斜部を設ければ、この他端側のチューブサポートの上記螺旋状配列に加えて、チューブサポート自体の傾斜部によっても一端側を押し戻す力を処理物に作用させることができ、他端側における充填率をさらに増大させることが可能となる。
また、乾燥機本体からの処理物の排出部となる他端側以外の部分においては、チューブサポートの配列は一般的な千鳥状であってもよいが、乾燥機本体の一端側における複数のチューブサポートは、他端側とは逆に乾燥機本体の他端に向かうに従い上記回転方向とは反対側に向かうように配列すれば、処理物はチューブサポートの配列がなす螺旋によって他端側に押し出されるような力を受ける。このため、乾燥機本体の回転数を速めたり傾斜を大きくしたりせずとも、処理物の供給部となる一端側での搬送速度を高めて充填率を低下させることができ、乾燥機本体全体としての処理物の充填率を一層均一化することが可能となる。
なお、これら乾燥機本体の一端側におけるチューブサポートの上記回転方向を向く側部にも、他端側のチューブサポートとは逆に乾燥機本体の他端側に向かうに従い回転方向とは反対側に向かうように傾斜した傾斜部を設ければ、一端側での処理物の搬送速度を高めて充填率の低減を図ることができる。この場合に、一端側の複数のチューブサポートは、上述のように螺旋状に配列されていてもよいが、一般的な千鳥状の配列とされていてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、処理物の排出部となる乾燥機本体の他端側において充填率を大きくして乾燥効率の向上を図ることができ、乾燥機本体全体としての充填率を均一化を促して、石炭のような処理物を多量でも効率的に乾燥処理することが可能となる。
本発明の間接加熱型回転乾燥機の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す実施形態におけるチューブサポートを示す(A)正面図、(B)図(A)における矢線AA方向視図である。 図1に示す実施形態におけるチューブサポートの配列を示す乾燥機本体の展開図である。 本発明の第2の実施形態におけるチューブサポートの配列を示す乾燥機本体の展開図である。 本発明の実施例に対する比較例におけるチューブサポートの配列を示す乾燥機本体の展開図である。
図1ないし図3は、本発明の第1の実施形態を示すものである。本実施形態の間接加熱型回転乾燥機は、その乾燥機本体11が中心軸線Oを中心とした長尺の円筒状に形成されており、この乾燥機本体11外周の両端側には中心軸線Oを中心とした環状をなす2つのリング12が突設されるととともに、これらのリング12の間の上記中心軸線O方向一端側(図1において左奥側)の外周には、やはり中心軸線Oを中心とした環状のギア13が設けられている。
このような乾燥機本体11は、上記リング12がそれぞれ一対のローラ14上に載置されて、上記中心軸線Oが乾燥機本体11の一端側から他端側(図1において右手前側)に向かうに従い僅かに下向きとなるように傾斜させられた状態で横置きとされて、中心軸線O回りに回転自在に支持される。さらに、上記ギア13が電動機等の回転駆動手段15のギア15Aに噛合させられることによって、中心軸線O回りに一定の回転方向Tに向けて回転可能とされる。
また、乾燥機本体11の一端側の開口部には、円環板状の図示されない端板が設けられているとともに、この端板中央の開口部には、乾燥機本体11内に処理物Wを供給するためのスクリュウフィーダ16が一端側から中心軸線Oに沿うようにして挿入されている。このスクリュウフィーダ16は、中心軸線Oと同軸に上記端板の中央開口部に挿入された円筒状のケーシング16A内に、外周部に螺旋状のスクリュウ羽根16Bが配設されたスクリュウ軸16Cが中心軸線Oに沿って挿通されたものであり、このスクリュウ軸16Cが電動機等の回転駆動手段16Dによって回転されることにより、乾燥機本体11の一端から突き出たケーシング16Aの上部の供給口16Eに供給された処理物Wが送り出されて乾燥機本体11内に投入されるようになされている。従って、乾燥機本体11の一端部は処理物Wの供給部とされる。
なお、スクリュウフィーダ16の供給口16Eからは、乾燥機本体11内で乾燥させられた処理物Wから蒸発した蒸気を伴って排出するためのキャリアガスGも供給(吸引)される。また、端板の中央開口部とスクリュウフィーダ16のケーシング16Aとの間は、乾燥機本体11と一体に回転する端板の回転を許容した状態でシールされている。
さらに、乾燥機本体11の他端部には、この乾燥機本体11の他端外周部を覆うようにボックス状の出口チャンバー17が配設されていて、乾燥機本体11の他端はその回転が許容された状態でシールされてこの出口チャンバー17内を貫通させられている。また、この出口チャンバー17内において乾燥機本体11には複数の排出シュート11Aが開口させられるとともに、出口チャンバー17の上部には上記キャリアガスGの排気口17Aが、下部には乾燥した処理物Wの排出口17Bが設けられている。従って、乾燥機本体11の他端部は乾燥処理された処理物Wの排出部とされ、供給部とされる上記一端部からこの排出部とされる他端部に向かう方向が処理物Wの搬送方向Fとされる。
さらにまた、乾燥機本体11の内周部には、その内周面側に内周面と間隔をあけて、中心軸線O方向に延びる複数(多数)の加熱管18が配設されている。これらの加熱管18は、中心軸線Oに平行に延びて、この中心軸線Oに対する径方向と該中心軸線Oを中心とした周方向とにそれぞれ複数の列をなすように同心円状に、乾燥機本体11の全周に亙って配設されている。また、これらの加熱管18の他端部は、出口チャンバー17を貫通した乾燥機本体11の他端部に一体に回転可能に設けられたマニホールド19に接続されるとともに、このマニホールド19の中央部には蒸気等の加熱媒体の供給管19Aが連結されている。
一方、これらの加熱管18の一端部は、上記端板を貫通して乾燥機本体11の一端から突出するようにされており、加熱管18の端板への貫通部はやはりシールされている。さらに、乾燥機本体11の一端部外周には、加熱管18内に残存する空気を排出するためのヘッダー管20が上記中心軸線Oを中心として環状に取り付けられて配設されており、このヘッダー管20と、端板から突出した各加熱管18の一端部とは連結管21を介して互いに連通するように接続されている。
このような加熱管18は、乾燥機本体11の内周面から内周側に突出するように設けられた図3に示すようなチューブサポート22により、乾燥機本体11内に支持されて取り付けられる。本実施形態のチューブサポート22は、中心軸線O方向から見て図2(A)に示すような扇形をなす板状の部材とされており、この板状のチューブサポート22が中心軸線O方向に垂直とされて、上記扇形の長い円弧をなす側面が乾燥機本体11の内周面に溶接等によって接合されることにより取り付けられる。
チューブサポート22には、加熱管18が挿通されて接合される断面円形の貫通孔22Aが、板状のチューブサポート22をその厚さ方向に貫通するように形成されている。本実施形態では、上述のように径方向と周方向に複数の列をなす複数の加熱管18のうち一部の複数本の加熱管18を1つのチューブサポート22によって支持可能なように、複数(図2(A)では6つ)の貫通孔22Aが中心軸線Oに対する径方向と周方向に並ぶように形成されている。
このようなチューブサポート22は、支持される加熱管18ごとに中心軸線O方向に例えば数メートル程度の大きな間隔をあけて複数のチューブサポート22が乾燥機本体11内周面に取り付けられるようにされ、また周方向に隣接するチューブサポート22同士でも中心軸線O方向に上記間隔よりも小さな間隙をあけて取り付けられている。図3は、乾燥機本体11の内周面を展開したときの複数のチューブサポート22の配置を示す展開図であるが、この図3に示すように、第1の実施形態では、供給部となる乾燥機本体11一端側(図3において左側)の上記小さな間隙をあけたチューブサポート22は、周方向に隣接するもの同士が中心軸線O方向一端側と他端側とに交互に千鳥状に配列され、このようなチューブサポート22が上記大きな間隔をあけて2列配設されている。
そして、このような一端側のチューブサポート22に対して、処理物Wの排出部となる乾燥機本体11他端側(図3において右側)のチューブサポート22は、周方向に隣接する上記小さな間隙をあけたチューブサポート22が、この他端に向かうに従い、すなわち処理物Wの搬送方向Fに向かうに従い乾燥機本体11の回転方向Tに向かうように螺旋状に配列されている。本実施形態では、この他端側のチューブサポート22の列がなす螺旋のリードは一定とされており、上記一部の複数本の加熱管18を、このリード上において中心軸線O方向に上記大きな間隔をあけた複数のチューブサポート22が支持するようにされている。
さらに、こうして螺旋状に配列された他端側のチューブサポート22には、板状をなすチューブサポート22の回転方向Tを向く側部に、図2(B)に示したように断面三角形状の柱状をなす傾斜部材22Bが溶接等によって接合されて取り付けられており、これによって上記側部には、チューブサポート22の厚さ方向と中心軸線Oに対する径方向の全体に亙って、乾燥機本体11の一端側を向く側面に連なり、他端に向かうに従い上記回転方向Tに向かうように傾斜した傾斜部22Cが設けられる。なお、千鳥状に配列された乾燥機本体11一端側のチューブサポート22には、このような傾斜部22Cは設けられず、回転方向Tを向く側部は中心軸線Oに平行な平面状とされている。
このように構成された間接加熱型回転乾燥機において、石炭等の処理物Wは上述のように乾燥機本体11一端側のスクリュウフィーダ16の供給口16Eから投入されて乾燥機本体11内に供給され、この乾燥機本体11の回転と傾斜によって乾燥機本体11内底部を他端側に送り出されて搬送されつつ加熱管18と接触し、加熱管18内を流れる蒸気等の加熱媒体により間接加熱されて乾燥せられる。こうして乾燥させられた処理物Wは、乾燥機本体11他端において下向きに開口した排出シュート11Aから出口チャンバー17の排出口17Bを経て排出され、また乾燥によって処理物Wから生じた水蒸気等はキャリアガスGとともに排気口17Aから排気される。
そして、処理物Wは乾燥機本体11の他端側に搬送される際に、加熱管18を支持する複数のチューブサポート22にも接触するが、これら複数のチューブサポート22のうち乾燥機本体11の排出部とされる他端側のチューブサポート22は、乾燥機本体11の他端に向かうに従い回転方向Tに向かうように螺旋状に配設されており、周方向に隣接するチューブサポート22のうち回転方向T側に位置するチューブサポート22に接触した処理物Wが、乾燥機本体11の回転によって回転方向T後方側のチューブサポート22に接触する際に、処理物Wを乾燥機本体11の一端側に押し戻そうとする力が該処理物Wに作用することになる。
勿論、これら周方向に隣接するチューブサポート22同士は中心軸線O方向に間隔をあけており、またチューブサポート22の乾燥機本体11内周側は開放されているので、処理物Wのすべてが一端側に押し戻されたり堰き止められたりすることはなく、処理物Wは全体的には他端側に搬送されながらも、その搬送速度が一端側よりも小さく抑えられることになる。従って、乾燥後に体積や安息角が著しく小さくなる石炭のような処理物Wを多量に乾燥する場合でも、排出部とされる乾燥機本体11他端側で処理物Wの充填率を大きくして一端側との均一化を図ることができるので、処理物Wと加熱管18とを長時間接触させて乾燥効率を向上させることができ、たとえ褐炭のような水分の多い処理物Wに対しても十分な乾燥処理を促すことが可能となる。
また、本実施形態では、この乾燥機本体11他端側の螺旋状に配列されたチューブサポート22において、その回転方向Tを向く側部に傾斜部材22Bが取り付けられて乾燥機本体11の他端に向かうに従い回転方向Tに向かうように傾斜した傾斜部22Cが設けられている。このため、個々のチューブサポート22においても、この傾斜部22Cに接触することによって処理物Wに乾燥機本体11の一端側に押し戻そうとする力を作用させることができるので、本実施形態によれば、乾燥機本体11他端側における充填率をさらに増大させて乾燥機本体11全体としての一層の均一化を図り、乾燥効率をより向上させることができる。
ただし、乾燥機本体11他端側のチューブサポート22の螺旋状配列だけで十分な充填率の増大が可能であれば、このような傾斜部22Cは設けられていなくてもよい。なお、本実施形態では上述のように、乾燥機本体11他端側のチューブサポート22の側部に傾斜部材22Bを取り付けて、チューブサポート22の厚さ方向と中心軸線Oに対する径方向の全体に亙って傾斜部22Cを設けているが、傾斜部22Cが設けられていれば、傾斜部材22Bはチューブサポート22の板厚より大きくても、逆に小さくてもよく、また中心軸線Oに対する径方向の一部に設けられていてもよい。さらに、こうして傾斜部材22Bを取り付けるのに代えて、チューブサポート22の回転方向Tを向く側部に一体に傾斜部22Cを形成してもよい。
一方、上記第1の実施形態では、乾燥機本体11の供給部となる一端側のチューブサポート22は、図3に示したように中心軸線O方向に上記小さな間隙をあけたチューブサポート22が一端側と他端側とに交互に千鳥状に配列されているが、この供給部では処理物Wは湿潤状態であって特に石炭の場合には体積や安息角が大きく、搬送性が悪くて充填率は大きくなる。従って、この乾燥機本体11の一端側における充填率を抑えるには、上述のように乾燥機本体11の回転数を速めたり傾斜大きくしたりしなければならないが、いずれの場合も経済的ではないのは勿論、乾燥機本体11の他端側でも充填率が低くなって上記効果が損なわれてしまう。
そこで、このような場合に、排出部となる乾燥機本体11他端側の充填率は低下させずに供給部となる一端側の充填率を抑えるには、図3と同じ符号を用いて図4に展開図を示す本発明の第2の実施形態のように、他端側のチューブサポート22の配列は、第1の実施形態と同様に他端に向かうに従い回転方向Tに向かう螺旋状としたまま、一端側の複数のチューブサポート22は、他端側とは逆に他端に向かうに従い回転方向Tとは反対側に向かう螺旋状に配列するのが望ましい。なお、この第2の実施形態において、一端側と他端側との間の中心軸線O方向における乾燥機本体11中央部のチューブサポート22は、第1の実施形態の一端側のチューブサポート22と同じく千鳥状に配列されている。
従って、このような第2の実施形態の間接加熱型回転乾燥機によれば、乾燥機本体11の他端側においては第1の実施形態と同様に処理物Wの充填率を増加させることができる一方、一端側では他端側とは逆に、チューブサポート22に接触した処理物Wが他端側すなわち搬送方向F側に押し出されるような力を受けるので、搬送性の悪い湿潤状態の処理物Wでも滞留するのを防いで速やかに搬送することができ、充填率を抑制することが可能となる。このため、乾燥機本体11の中心軸線O方向全体に亙って処理物Wの充填率の均一化を図ることができ、加熱管18に処理物Wを均等に接触させてより一層効率的な乾燥処理を図ることが可能となる。
なお、この第2の実施形態における乾燥機本体11一端側のチューブサポート22は、第1の実施形態の一端側のチューブサポート22と同じく、乾燥機本体11の周方向を向く側部(両側面)が中心軸線Oに平行、すなわちこの中心軸線O方向を向く扇形面に垂直とされていてもよいが、例えば回転方向Tを向く側部に、第1の実施形態の他端側のチューブサポート22の傾斜部22Cとは逆に乾燥機本体11の他端側に向かうに従い回転方向Tとは反対側に向かうように傾斜する傾斜部を設けてもよい。このような傾斜部を設けることにより、乾燥機本体11の一端側に供給された処理物Wにさらに大きな押し出し力を作用させることができ、充填率を一層低減することができる。
ただし、このような乾燥機本体11一端側のチューブサポート22の傾斜部は、第2の実施形態のように一端側の複数のチューブサポート22が乾燥機本体11の他端に向かうに従い回転方向Tとは反対側に向かうように螺旋状に配列されていなくても適用可能であり、すなわち第1の実施形態において千鳥状に配列された乾燥機本体11一端側のチューブサポート22に、このような他端側に向かうに従い回転方向Tとは反対側に向かうように傾斜する傾斜部を設けてもよい。
以下、本発明の実施例を挙げて、その効果について実証する。本実施例では、内径965mm、長さ8000mmの乾燥機本体11を有する間接加熱型回転乾燥機において、図3に示した展開図に基づいて複数のチューブサポート22を配列したものと、図4に示した展開図に基づいて複数のチューブサポート22を配列したものとを製造した。これらを順に実施例1、2とする。ただし、これら実施例1、2では一端側、他端側ともにチューブサポート22に傾斜部22Cは設けられていない。そこで、さらに図4に示した展開図に基づいて複数のチューブサポート22を配列したものの他端側のチューブサポート22に第1の実施形態で説明した傾斜部22Cを、また一端側のチューブサポート22には第2の実施形態で説明したように傾斜部22Cと逆の傾斜の傾斜部を設けたものを実施例3として製造した。
また、これら実施例1〜3に対する比較例として、実施例1〜3と同じ大きさの乾燥機本体11に図5に示す展開図に基づいて、傾斜部を備えないチューブサポートを配列したものも製造した。すなわち、この比較例の間接加熱型回転乾燥機では、千鳥状に配列されたチューブサポートが乾燥機本体11の中心軸線O方向に大きな間隔をあけて4列設けられている。なお、この図5においても、図3および図4と共通する要素には同一の符号を配してある。また、その他の仕様は実施例1〜3と比較例とで同様である。
そして、これら実施例1〜3および比較例の間接加熱型回転乾燥機により、平均粒径1mm、水分含有量35mass%の石炭を供給して、水分含有量が25mass%になるまで乾燥させる条件で乾燥処理を行い、このときの乾燥機本体11の一端から2000mm毎の位置における処理物Wの充填高さを点検窓から測定して充填率を算出した。その結果、比較例では充填率は、一端側から順に35%、25%、12%であったのに対し、実施例1では36%、30%、28%、実施例2では32%、30%、28%、実施例3では30%、30%、30%と、実施例1〜3の順に充填率の均一化が図られていることが確認された。
11 乾燥機本体
15 回転駆動手段
16 スクリュウフィーダ
17 出口チャンバー
18 加熱管
22 チューブサポート
22C 傾斜部
W 処理物
O 乾燥機本体11の中心軸線
T 乾燥機本体11の回転方向
F 処理物Wの搬送方向

Claims (4)

  1. 横向きに延びる中心軸線回りに回転可能とされた円筒状の乾燥機本体を備え、この乾燥機本体の内周部には上記中心軸線方向に延びる加熱管が周方向に複数本配列されていて、上記乾燥機本体の一端側から供給された処理物を、上記乾燥機本体を回転させつつ該乾燥機本体の他端側に搬送しながら乾燥させ、この乾燥機本体の他端において排出口から排出する間接加熱型回転乾燥機であって、上記加熱管は上記乾燥機本体の内周面から突出した複数のチューブサポートによって支持されており、これら複数のチューブサポートは、1または複数本の上記加熱管ごとに上記中心軸線方向に複数の箇所で間隔をあけて配設されるとともに、周方向に隣接するチューブサポート同士でも上記中心軸線方向に間隔をあけて配設されていて、このうち上記乾燥機本体の他端側における上記チューブサポートは、上記乾燥機本体の他端に向かうに従い該乾燥機本体の回転方向に向かうように配列されていることを特徴とする間接加熱型回転乾燥機。
  2. 上記乾燥機本体の他端側における上記チューブサポートの上記回転方向を向く側部には、上記乾燥機本体の他端側に向かうに従い上記回転方向に向かうように傾斜した傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の間接加熱型回転乾燥機。
  3. 上記乾燥機本体の一端側における上記チューブサポートは、上記乾燥機本体の他端に向かうに従い上記回転方向とは反対側に向かうように配列されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の間接加熱型回転乾燥機。
  4. 上記乾燥機本体の一端側における上記チューブサポートの上記回転方向を向く側部には、上記乾燥機本体の他端側に向かうに従い上記回転方向とは反対側に向かうように傾斜した傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の間接加熱型回転乾燥機。
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