JP2014077613A - 乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置をコンパクトに構成しつつも、処理物を効率良く乾燥することができる乾燥機を提供する。
【解決手段】このロータリドライヤ1は、内筒3と、この内筒3を囲繞する外筒2とを有する二重管構造のケーシング4を備える。そして、内筒3に処理物Sとともに加熱流路6から熱風を送り込んで内筒3内で初期乾燥し、内筒3の出口に粉砕用のケージミル8を配置して、このケージミル8で初期乾燥後の処理物Sを粉砕して更に細かくし、粉砕した処理物Sを外筒2の内側面と内筒3の外側面との間の空間に折り返して外筒2の尾端から外筒2の先端に導いて仕上げ乾燥して排出口9から排出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、乾燥機に係り、特に泥状、塊状又は粉粒体が凝集した処理物を乾燥させる用途に好適な乾燥機に関する。
水分を含む泥状や、塊状、粉粒体状の処理物を乾燥する設備において、通常、円筒形のロータリドライヤが使用されている。一般的なロータリドライヤは、円筒状のケーシングの内側に掻き揚げ用に板状の羽根を配置し、ケーシング内の処理物をケーシングに沿って誘導しつつ、処理物の撹拌と自由落下による衝撃により、泥状、塊状又は粉粒体が凝集した処理物を熱風等によりその表面から乾燥させ、乾燥した表面を徐々に剥離させながら所定の水分量まで乾燥する装置である。
特開2004−3826号公報
しかしながら、この種のロータリドライヤは、ケーシング内において撹拌と自由落下のみにより処理物を誘導するものであり、熱風が板状の羽根の板の面によって遮られるため、乾燥のための熱風に対する処理物を接触乾燥させる断面積が、装置全体の30%程度しか有効に活用されていない。そのため、乾燥効率が低くなる傾向にある。
また、ロータリドライヤのケーシング内の自由落下による衝撃だけでは塊状の処理物が充分に解砕(粉砕)されない。そのため、処理物の表面のみが乾燥し、処理物の内部に水分が残留した状態で排出されることがある。このため、乾燥能力を向上させるためには、装置を大型化(ケーシングを長くしたり、ケーシングの径を大きくしたり)しなければならないという問題がある。このように、泥状、塊状又は粉粒体が凝集した処理物を所定の水分量に乾燥させるために、従来の一般的なロータリドライヤでは、ケーシングを長くしたり、ケーシングの径を大きくしたりする等の大型化が必要である。
ここで、乾燥時間を確保するために、二重管構造のケーシングを有するロータリドライヤも製品化されている(例えば特許文献1参照)。しかし、二重管構造のケーシングを有するロータリドライヤにおいても上記同様の問題がある。例えば、特許文献1に開示されるロータリドライヤは、内筒と、この内筒を囲繞する外筒とを有する二重管構造のケーシングと、そのケーシングに対して外筒から熱源を供給する構成を有し、内筒内に処理物を導いた後に外筒へと折り返して乾燥させるものである。しかし、同文献記載の技術は、ケーシングに対する熱源の供給が外筒からとされており、内筒内の処理物への熱源供給は、外筒からの伝熱によるものなので、特に含水率の高い処理物に関しては、ある程度の予備乾燥を先行する内筒側で行うことが好ましいところ、処理物を効率良く乾燥する上で不十分である。
一方、泥状、塊状又は粉粒体が凝集した処理物の乾燥効率を上げるために、通常のロータリドライヤの後段に、更に別置きの粉砕(解砕)機を配置し、この別置きの粉砕機によって処理物を粉砕した後に、仕上げ乾燥するシステムもある。しかし、このようなシステムを構築することは、システムが複雑になるとともに設置面積も大きくなる。そのため、設備費及び維持管理費等の問題を抱えることから未だ改良の余地がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、装置をコンパクトに構成しつつも、処理物を効率良く乾燥することができる乾燥機を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る乾燥機は、内筒と、該内筒を囲繞する外筒とを有する二重管構造のケーシングを備える乾燥機であって、前記ケーシングに対して熱風を供給可能な熱風供給構造と、前記内筒の先端から前記内筒内に処理物を誘導する誘導筒と、前記内筒の尾端に対向して配設されて前記処理物を前記内筒の尾端の位置で粉砕する回転式の粉砕機とを備え、前記ケーシングは、前記熱風供給構造により供給された熱により前記内筒の先端から前記内筒内に導入された前記処理物を初期乾燥しつつ、前記粉砕機により粉砕後の前記処理物を外筒内側面と内筒外側面との間の空間に折り返し前記外筒の尾端から前記外筒の先端に向けて導きつつ仕上げ乾燥して前記外筒の先端側から排出することを特徴とする。
本発明の一態様に係る乾燥機によれば、内筒と、この内筒を囲繞する外筒とを有する二重管構造のケーシングを備え、内筒の先端から導入された処理物を内筒の尾端の位置で折り返し外筒の尾端から外筒の先端に導いて外筒の先端側から排出するので、装置をコンパクトに構成することができる。特に、回転式の粉砕機がケーシングと一体型として構成されているので、装置をコンパクトに構成し得て、設備費的にも維持管理費的にもメリットは大きい。
ここで、泥状、塊状又は粉粒体が凝集した処理物は、表面のみが乾燥しやすく、内部が未乾燥のままで排出される可能性がある。そのため、乾燥効率を上げるために、処理物の比表面積を大きくすべく、粉砕(解砕)工程を乾燥の過程で設けることが有効な手段となる。この点に対し、本発明の一態様に係る乾燥機によれば、ケーシングに対して熱風を供給可能な熱風供給構造を有するとともに、回転式の粉砕機が内筒の尾端に対向して配設されており、この粉砕機により処理物を粉砕後に処理物を外筒内側面と内筒外側面との間の空間に折り返すので、ケーシング内に導入された処理物を内筒内で初期乾燥させ、その後、粉砕機により粉砕後に外筒内側面と内筒外側面との間の空間に折り返された処理物に対して、初期乾燥後の処理物を更に細かくした状態で仕上げ乾燥に移行させることができる。よって、装置をコンパクトに構成しつつも、例えば泥状、塊状又は粉粒体が凝集した処理物を効率良く乾燥することができる。
ここで、本発明の一態様に係る乾燥機において、前記内筒は、その内周面に、複数のロッドが短列又は複数列の螺旋状に離隔して配置されていることは好ましい。このような構成であれば、内筒の内周面に複数のロッドが短列又は複数列の螺旋状に離隔して配置されているので、複数のロッドが内筒における処理物の運搬機構となり、内筒の先端から尾端まで処理物を効率よく移行させることができる。そして、複数のロッドが離隔して配置されているので、通気性と撹挫効果を確保することができる。そのため、内筒内での処理物の乾燥を促進させる上でより好適である。
つまり、例えば従来の板状の羽根であると、熱風が板状の羽根の板の面によって遮られるため、内筒の断面積に対する熱風の通過面積が極端に少なくなってしまう。これに対し、本発明の一態様に係る乾燥機は、複数のロッドを螺旋状に配置して内筒断面での通気性を確保するとともに、ロッド形状にすることで、単に運搬だけではなく処理物との接触面積の増加と撹枠効果を併せ持たせることが可能となる。
また、本発明の一態様に係る乾燥機において、前記熱風供給構造は、前記誘導筒に沿って配設されて前記内筒の先端から前記内筒内に熱風を送り込む加熱流路であることは好ましい。このような構成であれば、二重管構造としたケーシングの内筒に直接熱風を供給するので、内筒内の処理物を直接的に加熱することができる。そのため、例えば特許文献1に開示される技術のように、内筒外壁からの伝熱による乾燥方式に比べて、特に含水率の高い処理物に関して、乾燥効率を大幅に改善することができる。
上述のように、本発明によれば、装置をコンパクトに構成しつつも、処理物を効率良く乾燥することができる。
本発明の一態様に係る乾燥機の一実施形態であるロータリドライヤの説明図であり、同図(a)は、軸線を含む断面図を示し、同図(b)はケーシングの横断面図(同図(a)でのX−X断面)を示している。 図1のケーシングの内筒を説明する図であり、同図(a)は軸線を含む断面図を示し、同図(b)は内筒の横断面図(同図(a)でのY−Y断面)を示している。 図1のケーシングの尾端部分を説明する図であり、同図(a)は図1の要部拡大図であり、同図(b)は同図(a)でのZ−Z断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。本発明の一態様に係る乾燥機の一実施形態であるロータリドライヤを図1乃至図3に示す。
図1に示すように、このロータリドライヤ1は、円筒状の内筒3と、この内筒3を囲繞するように配設されて内筒3よりも大径の円筒状の外筒2とを同軸に有する二重管構造のケーシング4を備える。外筒2と内筒3とは、相互の軸方向の適所に設けた複数の連結部材7によって連結されている。外筒2は、その外側面2sが、回転自在な支持ローラ12を介してフレーム20に水平に支持されている。支持ローラ12は、外筒2の軸方向に複数(同図の例では3箇所)配置されており、同図の例では3箇所のうち中央の支持ローラ12が、モータM1により歯車などの伝達手段15を介して回転駆動可能とされている。これにより、ケーシング4は、モータM1を駆動することで支持ローラ12とともに回転駆動され、外筒2と内筒3とが一体に回転するようになっている。
ケーシング4には、誘導筒5と、加熱流路6とが付設されている。誘導筒5は、上部に開口する投入口5tと、内筒3と同軸に内筒3の先端3aまで軸方向に沿って設けられてモータM2により回転駆動されるスクリューフィーダ5aとを有する。これにより、誘導筒5は、投入口5tから投入された処理物Sを、スクリューフィーダ5aによりケーシング4の内筒3の先端3a内に誘導可能とされている。
加熱流路6は、誘導筒5を囲繞して設けられるとともに、自身下部には、高温ガスを不図示の燃焼室から導入する導入口6kが形成されている。そして、加熱流路6は、導入口6kから導入された高温ガスをケーシング4の内筒3内に内筒3の先端3aに向けて流通可能に付設されている。これにより、加熱流路6は、熱風となる高温ガスを内筒3の先端3a内に送り出し、ケーシング4を内筒3の内部から加熱して、ケーシング4内に投入される処理物Sを加熱処理可能になっている。
また、加熱流路6とケーシング4の先端部4aとを繋ぐ部分には、外筒2の内側面2nと内筒3の外側面3sとの間の空間の開口端部および加熱流路6を囲むように排出筒11が設けられている。排出筒11は、ケーシング4側の側面が、外筒2の内側面2nと内筒3の外側面3sとの間の空間に連通しており、下部が処理物Sの排出口9とされるとともに、上部が排ガスの排気口10とされている。
ここで、図2に示すように、内筒3の内側面3nには、処理物Sを送る運搬機構として、棒状の羽根11が内筒3の先端3aから尾端3bに亘って螺旋状に設けられている。つまり、図1および図2に示すように、内筒3の内側面3nには、先端3aから尾端3bに向かって処理物Sを送るロッド状の複数の羽根13が、内筒3の軸方向に沿って螺旋状に設けられている。なお、本実施形態は、2列の螺旋状に複数の羽根13が配置されている例であるが、複数の羽根13による螺旋状の配置を短列としてもよい。
複数の羽根13は、内筒3と一体に回転し、内筒3の内部空間において、内筒3及び羽根13の回転による周方向の移動力を、内筒3の他端3bへ向かう軸方向の移動力に変え、内筒3内部に供給された処理物Sを内筒3の先端3aから尾端3bに向かって移送可能とされている。これにより、誘導筒5から内筒3の先端3a内に誘導された処理物Sが、ケーシング4の回転によって内筒3内部を通過して、内筒3の先端3aから内筒3の尾端3bの位置に加熱されつつ移動する。
さらに、図3に示すように、ケーシング4には、内筒3の尾端3bの位置に、回転式の粉砕機としてケージミル8が一体に配置されている。このケージミル8は、内筒3の尾端3bに対向して配置された2列のケージ8n、8sを有する。2列のケージ8n、8sは、径方向が外筒2の内側面2nと内筒3の外側面3sとの間の空間に位置して内筒3と同軸に配置されている。
各ケージ8n、8sには、異なる直径の同心円上に軸方向に沿って設けられた複数のピンが周方向に離間して配置されている。各ケージ8n、8sの基端部は側壁8bに固定され、側壁8bの中心部が駆動軸8aに連結されている。また、各ケージ8n、8sの先端部は円環状の側壁8cによりそれぞれ支持されている。
ケージミル8は、2列のケージ8n、8sがモータM3の駆動により駆動軸8aを介して回転駆動され、内筒3を経た処理物Sは、まず、内周側のケージ8s内に導かれ、次いで、内外の2列のケージ8n、8s相互のピンに交互に衝突されることで粉砕されるようになっている。なお、ケーシング4の回転方向とケージミル8の回転方向とは逆方向に設定されている。ケージミル8により粉砕された処理物Sは、外筒2の他端2b側から、外筒2の内側面2nと内筒3の外側面3sとの間の空間に供給される。
また、外筒2の内側面2nには、図3(b)に示すように、周方向に離間して等配された複数のリフタ14が、外筒2の内側面2nと内筒3の外側面3sとの間の空間に位置するように放射状に配置されている。複数のリフタ14は、図1および図3に示すように、外筒2の他端2bから一端2aに処理物Sを送れるように外筒2の全長に亘って設けられている。これにより、複数のリフタ14は、外筒2と一体に回転して、外筒2の内側面2nと内筒3の外側面3sとの間の空間において、処理物Sを掻き揚げながら、図1の矢印hに示すように外筒2の他端2bから一端2aに向かって処理物Sを送るようになっている。
次に、上述したロータリドライヤ1の動作および作用効果について説明する。
このロータリドライヤ1による一連の粉砕乾燥処理において、水分を含んだ処理物Sは、まず、加熱流路6に沿って形成された誘導筒5を介して内筒3に供給される。また、乾燥の熱源となる熱風は、誘導筒5の外周に設けられた加熱流路6から同じく内筒3内に供給される。
次いで、誘導筒5から内筒3の先端3aに供給された処理物Sは、内筒3内の空間を、内筒3及び羽根13の回転とともに、図1の矢印fに示すように通過し、加熱流路6からの加熱を受けながら内筒3の他端3bまで移送され、これにより、熱源に比較的近い内筒3の内部を通過して初期乾燥がなされる。
次いで、内筒3を経て、ある程度の初期乾燥が進んだ処理物Sは、図1の矢印gに示すように、内筒3の尾端3b出口からケージミル8内に導かれ、内外の2列のケージ8n、8s相互のピンに交互に衝突されることで粉砕される。その後に、処理物Sは、外筒2の他端2b側から、外筒2の内側面2nと内筒3の外側面3sとの間の空間に供給される。
次いで、外筒2の他端2b側に供給された処理物Sは、外筒2の回転とともに、図1の矢印hに示すように、外筒2の他端2bから一端2aに向かって送られ、この際、内筒3の外壁面からの放射熱を受けながら更に仕上げ乾燥される。このようにして、粉砕および乾燥された処理物Sは、外筒2内側面と内筒3外側面との間の空間を経て外筒2の先端2a側まで移送され、図1の矢印jに示すように、排出筒11の下部の排出口9から排出される。また、排ガスは、排出筒11の上部の排気口10から外部に排出される。
以上のように、このロータリドライヤ1によれば、処理物Sは、温度の比較的高い部分である内筒3内にて初期乾燥された後、ケージミル8により粉砕され、その後に、外筒2内へ供給されるので、初期乾燥後の処理物Sを更に細かくした状態で外筒2で仕上げ乾燥に移行させることができる。このように、二重管構造からなるケーシング4内を処理物Sが往復して加熱処理を経るので、このロータリドライヤ1は、短くコンパクトなものとなる。特に、ケージミル8がケーシング4と一体型として構成されているので、装置をコンパクトに構成し得て、設備費的にも維持管理費的にもメリットは大きい。
特に、このロータリドライヤ1によれば、ケーシング4内に導入された処理物Sを内筒3内で初期乾燥させ、その後ケージミル8により粉砕(解砕)後に、外筒2内側面と内筒3外側面との間の空間に折り返された処理物Sに対して、初期乾燥後の処理物Sを更に細かくした状態で仕上げ乾燥に移行させる。これにより、処理物Sが細粒化されることで熱風との接触面積が増加する。細粒化した処理物Sは、外筒2の内周に設置された複数のリフタ14により掻き揚げと落下とを繰り返しながら、外筒2の他端2bから一端2aに向かって移動する。この間、熱風との接触乾燥と一部は内筒3の外周に接触することで仕上げ乾燥が行われる。そのため、装置をコンパクトに構成しつつも、例えば泥状、塊状又は粉粒体が凝集した処理物を効率良く乾燥することができる。
また、このロータリドライヤ1によれば、内筒3は、その内周面3nに、複数のロッド13が複数列(または単列)の螺旋状に離隔して配置されているので、複数のロッド13が内筒3における処理物の運搬機構となり、処理物Sは、内筒3内で螺旋状に配置された複数のロッド状の羽根13により、撹拌を受けながら内筒3の先端3aから尾端3bへと移動する。そのため、内筒3の先端3aから尾端3bまで処理物Sを効率よく移行させることができる。
そして、このロータリドライヤ1によれば、螺旋状に配置された複数の羽根13がロッド状に形成され、複数のロッド13が離隔して配置されているので、通気性と撹挫効果を確保することができる。そのため、内筒3の断面全域(処理物Sの占有面を除く)で熱風を通過させることができ、内筒3内での処理物Sの乾燥を促進させる上で好適である。
また、このロータリドライヤ1によれば、二重管構造としたケーシング4の内筒3に熱風を直接供給するので、内筒3内の処理物Sを直接的に加熱することができる。そのため、例えば特許文献1に開示される技術のように、内筒外壁からの伝熱による乾燥方式に比べて、特に含水率の高い処理物に関して、乾燥効率を大幅に改善することができる。
つまり、特に含水率の高い処理物に関しては、ある程度の予備乾燥を行ってから粉砕(解砕)することが必要となるところ、このロータリドライヤ1のような構成であれば、含水率の高い処理物に関して前段の乾燥工程となる内筒3での処理物Sの乾燥を促進する上で好適であり、ケージミル8により粉砕後に、後段の乾燥工程となる外筒2の内側面と内筒3の外側面との間の空間に折り返された処理物Sに対しても、内筒3の外周面から放射される熱によって仕上げ乾燥を効率良く行うことができるからである。
以上説明したように、このロータリドライヤ1によれば、装置をコンパクトに構成しつつも、処理物を効率良く乾燥することができる。なお、本発明に係る乾燥機は、上記実施形態のロータリドライヤに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
1 ロータリドライヤ(乾燥機)
2 外筒
3 内筒
4 ケーシング
5 誘導筒
6 加熱流路
7 連結部材
8 ケージミル(回転式の粉砕機)
9 排出口
10 排気口
11 排出筒
12 支持ローラ
13 羽根
14 リフタ
15 伝達手段
20 フレーム
M1,M2,M3 モータ
S 処理物

Claims (3)

  1. 内筒と、該内筒を囲繞する外筒とを有する二重管構造のケーシングを備える乾燥機であって、
    前記ケーシングに対して熱風を供給可能な熱風供給構造と、前記内筒の先端から前記内筒内に処理物を誘導する誘導筒と、前記内筒の尾端に対向して配設されて前記処理物を前記内筒の尾端の位置で粉砕する回転式の粉砕機とを備え、
    前記ケーシングは、前記熱風供給構造により供給された熱により前記内筒の先端から前記内筒内に導入された前記処理物を初期乾燥しつつ、前記粉砕機により粉砕後の前記処理物を外筒内側面と内筒外側面との間の空間に折り返し前記外筒の尾端から前記外筒の先端に向けて導きつつ仕上げ乾燥して前記外筒の先端側から排出することを特徴とする乾燥機。
  2. 前記内筒は、その内周面に、複数のロッドが短列又は複数列の螺旋状に離隔して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乾燥機。
  3. 前記熱風供給構造は、前記誘導筒に沿って配設されて前記内筒の先端から前記内筒内に熱風を送り込む加熱流路であることを特徴とする請求項1または2に記載の乾燥機。
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